JP2003244840A - 負荷平準化装置 - Google Patents

負荷平準化装置

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JP2003244840A
JP2003244840A JP2002354798A JP2002354798A JP2003244840A JP 2003244840 A JP2003244840 A JP 2003244840A JP 2002354798 A JP2002354798 A JP 2002354798A JP 2002354798 A JP2002354798 A JP 2002354798A JP 2003244840 A JP2003244840 A JP 2003244840A
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JP2002354798A
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Hideto Nakamura
秀人 中村
Toshiyuki Sato
敏幸 佐藤
Yoshinori Matsunaga
義則 松永
Toshiaki Yabumoto
俊昭 藪本
Tsutomu Arai
努 新井
Hiroshi Takano
高野  博
Katsuro Oishi
勝朗 大石
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/28Arrangements for balancing of the load in a network by storage of energy
    • H02J3/32Arrangements for balancing of the load in a network by storage of energy using batteries with converting means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力貯蔵装置の寿命の短縮を防止し、安価な
システムで効率良くピークカット運転を行うこと。 【解決手段】 商用電源1に交流電源ライン2を介し
て、負荷3とインバータ4が接続されている。インバー
タ4にはシステムコントローラ6からの信号で開閉動作
を行うスイッチ7を介して蓄電池等の電力貯蔵装置5か
らの直流出力電力が入力され、これを交流電力に変換し
て商用電源ライン2に供給する。システムコントローラ
6は電力モニタ8から送られてくる、デマンド開始信号
及び商用系統から供給される電力、すなわち使用電力の
情報をもとにデマンド時限開始から現在までの使用電力
の平均値を算出し、上記平均値が第1の所定値を越えた
とき、スイッチ7を閉じてピークカット運転を開始さ
せ、上記平均値が第2の所定値より小さくなったとき、
スイッチ7を開いてピークカット運転を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、需要家の使用する
電力に電力ピークが発生したときに電力ピークを削減す
るいわゆる電力ピークカットを行う負荷平準化装置に関
し、太陽電池、蓄電池、インバータで構成される太陽光
発電システム等に適用することができる負荷平準化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電力ピークを削減する方法は、商
用系統から供給される電力が所定値以上になった場合、
蓄電池等の電力貯蔵装置から電力供給を行い電力ピーク
のカットを行う方法が用いられていた。また、例えば需
要家が使用する電力のパターンを測定もしくは推定し、
その電力ピークが発生する時間帯にあわせて負荷平準化
装置の電力貯蔵装置から一定電力を一定時間、需要家負
荷側に供給することで電力ピークを削減する方法が採ら
れていた。さらに、効率良くピークカット運転を行う方
法として、その出力の総和がピークカットに必要なイン
バータ出力と同じになるように出力の小さいインバータ
ユニットを複数台並列運転し、使用電力が所定値を超過
した場合にその超過量に応じてインバータユニットの運
転台数を制御し、所定値を超過した超過分にほぼ近い値
を負荷平準化装置の電力貯蔵装置から放電するように制
御を行う方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来に
おいては、商用系統から供給される電力が所定値以上に
なった場合に、蓄電池等の電力貯蔵装置から電力供給を
行い電力ピークのカットを行っていたが、実際の電力ピ
ークの求め方は、電力会社が定めた時間間隔であるデマ
ンド時限内の平均電力であるデマンド値によって決定さ
れ、商用系統から供給される電力が、一時的に所定値以
上になってもデマンド値を求めた場合、所定値を越えな
い場合がある。また、上記デマンド値が所定値を越えな
い場合でも、商用系統から供給される電力が一時的に所
定値以上になったとき、ピークカット運転を行ってお
り、ピークカツト運転が必要ないにもかかわらずピーク
カット運転を行うことがあった。この結果、蓄電池等の
電力貯蔵装置の放電回数が必要以上に多くなり、蓄電池
の劣化が予想以上に早くなることや、実際にピークカツ
ト運転が必要となつたときに蓄電池の残存容量が足りな
くなり良好な電力ピークのカットが出来ない、もしく
は、蓄電池の放電深度が深くなりすぎて蓄電池が劣化し
てしまう等の問題があった。
【0004】また、前記した従来方法のように一定電力
で一定時間負荷平準化装置の電力貯蔵装置から電力供給
する場合、図15に示すように需要家の使用電力ピーク
を確実に削減できる反面、需要家の使用電力のピーク部
分よりも電力貯蔵装置から供給する電力の方が多くな
り、必用となる電力貯蔵装置の大きさが大きくなり、コ
ストが高くなるという問題があった。また、効率良くピ
ークカット運転を行う方法として、前記したようにその
出力の総和がピークカットに必要なインバータ出力と同
じになるように出力の小さいインバータユニットを複数
台並列運転し、使用電力が所定値を超過した場合にその
超過量に応じてインバータユニットの運転台数を制御
し、所定値を超過した超過分にほぼ近い値を負荷平準化
装置の電力貯蔵装置から放電するように制御を行う方法
が採られていたが、このような制御方法はインバータの
改良に非常にコストがかかり、経済的で無いという問題
もあった。本発明は上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたものであって、本発明の第1の目的は、ピ
ークカツト運転が必要ない場合にピークカット運転を行
うことによる蓄電池等の電力貯蔵装置の寿命の短縮を防
止することができ、また、実際にピークカツト運転が必
要となつたときに良好な電力ピークのカットを行うこと
ができ、さらに、電力貯蔵装置が劣化してしまう等の問
題が生ずることがない負荷平準化装置を提供することで
ある。本発明の第2の目的は、ピークカット電力量を考
慮してピークカット運転を行うことにより、商用系統か
ら供給される電力が所定値より僅かに大きい場合でも、
効率よくピークカット運転を行うことができ、また、頻
繁のピークカット運転の開始/停止が繰り返されるのを
防止して、インバータの劣化やスイッチの劣化を回避す
ることができる負荷平準化装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、デマンド時限開始からある程度
時間が経過した後に、使用電力が急増した場合でも、効
率良くピークカット運転をおこなうことができ、電力貯
蔵装置の容量を小さくすることができる負荷平準化装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、以下
のようにして前記課題を解決する。請求項1の発明にお
いては、デマンド時限毎にシステムの制御を行い、デマ
ンド時限開始から現在までの商用系統から供給される電
力の平均値をもとにピークカット運転を行う/行わない
の判断を行う。また、インバータと電力貯蔵装置間のス
イッチの開閉時間を調整することで、商用系統から供給
される電力が所定値を超過した超過分にあわせて電力貯
蔵装置から放電する電力を調整する。すなわち、使用電
力を電力会社が定めたデマンド値を求める時間単位であ
るデマンド時限内におけるデマンド時限開始から現在ま
での平均電力に変換し、前記平均電力が第1の所定値以
上になった場合に、上記スイッチを閉じて負荷平準化装
置から電力供給を行うことで電力ピークカットを開始
し、同一デマンド時限内において前記平均電力が第2の
所定値よりも低くなった場合に、上記スイッチを開放す
ることで負荷平準化装置からの電力供給を停止して電力
ピークカットを停止する。請求項1の発明においては、
上記のようにデマンド時限内の商用系統から供給される
電力の平均値の時間変化とともにピークカット運転を行
う/ 行わないの判断及び制御をしているので、商用系統
から供給される電力のデマンド値が所定値以上にならな
い場合には、商用系統から供給される電力が一時的に所
定値以上の値となった場合でも判断を誤って、ピークカ
ット運転を行うことがない。すなわち、ピークカット運
転が必要でないときにピークカット運転を行うことがな
く、従来のように電力貯蔵装置の寿命を縮める事がな
い。また、スイッチの開閉時間を調整することで電力貯
蔵装置から放電する電力を調整するので、安価なシステ
ムで効率良くピークカットを行う事が出来る。請求項
2、請求項3の発明は、請求項1発明と同様、デマンド
時限毎にシステムの制御を行い、デマンド時限開始から
現在までの商用系統から供給される電力の平均値をもと
にピークカット運転を行う/行わないの判断を行う。ま
た、インバータと電力貯蔵装置間のスイッチの開閉時間
を調整することで、商用系統から供給される電力が所定
値を超過した超過分にあわせて電力貯蔵装置から放電す
る電力を調整する。そして、ピークカット運転開始後に
ピークカット運転を停止する際、負荷平準化装置からの
出力電力いわゆるピークカット電力量を考慮してピーク
カット運転を続行するか/停止するかの判定を行う。す
なわち、使用電力を電力会社が定めたデマンド値を求め
る時間単位であるデマンド時限内におけるデマンド時限
開始から現在までの平均電力に変換し、前記平均電力が
第1の所定値以上になった場合に、前記スイッチを閉じ
て負荷平準化装置から電力供給を行うことで電力ピーク
カットを開始する。また、第2の所定値を前記の式
(1)または式(2)で規定し、同一デマンド時限内で
第2の所定値が第1の所定値よりも低い値となったとき
に、前記スイッチを開放することで負荷平準化装置から
の電力供給を停止して電力ピークカットを停止する。請
求項2,3の発明においては、ピークカット運転開始後
にピークカット運転を停止する場合において、その判定
をピークカット電力量を考慮して行っているので、商用
系統から供給される電力が所定値よりも僅かだけ超過し
ているときにも効率良くピークカット運転を行うことが
出来る。請求項4、請求項5、請求項6の発明は上記請
求項2〜3の発明において、需要家の使用電力が急激に
増加するようなパターンである場合、前記ピークカット
運転を開始する第1の所定値を需要家の使用電力の増加
量とピークカット電力量の関係から設定したり、上記第
1の所定値を時間経過と共に所定値を変化させる。すな
わち、請求項4の発明においては、増加電力の値に応じ
て、前記第1の所定値を定める。また、請求項5の発明
においては、第1の所定値を経過時間と共に変化させ
る。さらに請求項6の発明においては、第1の所定値を
経過時間と共にその値を増加させる。請求項4、請求項
5、請求項6の発明においては、上記のように、需要家
の使用電力が急激に増加するような場合においてもその
急激に増加する電力量とピークカット電力量の関係から
ピークカット運転を開始する第1の所定値を決定し、ま
たその値を変化させているので、需要家が使用する電力
が急峻に増加した場合でも、効率よくピークカット運転
を行うことができる。請求項7の発明は、請求項1〜6
の発明において、電力ピークカットが必用な時間帯より
も遅い時間帯となっても電力貯蔵装置に貯蔵されている
電力が所定の値以上の場合、使用電力が電力貯蔵装置か
ら需要家負荷側に電力供給しても商用電源系統に逆潮流
しない値であれば、平均電力が所定値を超えていなくて
も電力貯蔵装置に貯蔵されている電力が所定の値となる
まで負荷平準化装置から需要家負荷側に電力供給を行
う。請求項7の発明においては、上記のように電力ピー
クカットが必要な時間帯よりも遅い時間帯となっても電
力貯蔵装置に貯蔵されている電力が所定の値以上の場
合、電力貯蔵装置に貯蔵されている電力が所定の値とな
るまで負荷平準化装置から需要家負荷側に電力供給を行
うようにしているので、例えば昼間の使用電力料金と、
夜間の使用電力料金に格差がある場合等において、経済
性を高く運用することができる。請求項8の発明は、上
記請求項1〜7の電力貯蔵装置を、太陽電池と蓄電池蓄
電池から構成したものである。請求項8の発明において
は、前記と同様、ピークカット運転が必要でないときに
ピークカツト運転を行うことがなく、従来のように、蓄
電池の寿命を縮めることがない。また、安価なシステム
で効率よくピークカットを行うことが出来る。さらに、
前記したように、ピークカット運転開始後にピークカッ
ト運転を停止する場合において、その判定をピークカッ
ト量を考慮して行っているので、商用系統から供給され
る電力が所定値よりも僅かだけ超過しているときにも効
率よくピークカット運転を行うことが出来る。このた
め、太陽光発電システムを効率的に運用することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例の負荷平準
化装置の構成を示す図である。図1において、商用電源
1に商用電源ライン2を通して、負荷3とインバータ4
が接続されている。インバータ4はシステムコントロー
ラ6からの信号で開閉動作を行うスイッチ7を通して電
力貯蔵装置(例えば蓄電池)5の直流出力電力が入力さ
れ、これを交流電力に変換して商用電源ライン2に供給
する。一方、システムコントローラ6は電力モニタ8か
ら送られてくる、デマンド開始信号及び商用系統から供
給される電力、すなわち使用電力の情報をもとにデマン
ド時限開始から現在までの使用電力の平均値を算出し、
その平均値をもとにシステムの制御を行う。すなわち、
システムコントローラ6は使用電力の平均値を算出する
手段と、予め設定されたピークカット運転を開始する第
1の所定値およびピークカット運転を停止する第2の所
定値と上記平均電力を比較し、上記平均値が第1の所定
値を越えたとき、スイッチ7を閉じる命令を出力してピ
ークカット運転を開始させ、また、上記平均値が第2の
所定値よりも小さくなったとき、スイッチ7を開く指令
を出力して、ピークカット運転を停止させる。
【0007】次にシステムの動作について図2を使用し
て説明する。図2は、あるデマンド時限における、ある
使用電力の推移においてピークカット運転を行った場合
のデマンド開始から現在までの使用電力の平均値を表す
図である。同図の横軸は、デマンド時限開始からの経過
時間(分) を表し、縦軸は使用電力(kW)を表してお
り、ピークカット運転を開始する第1の所定値を300
kW(同図実線)、ピークカット運転開始後にピークカ
ット運転を停止する第2の所定値を298W(同図点
線)に設定している。同図において、デマンド時限開始
から現在までの使用電力の平均値が第1の所定値を超え
ない点Aよりも前の領域では、システムコントローラ6
はピークカット運転をする必要がないと判断し、スイッ
チ7に対し、スイッチを開放する信号を送り、負荷平準
化装置から電力供給を行わないように制御する。次にA
点のようにデマンド時限開始から現在までの使用電力の
平均値が第1の所定値を越えるとシステムコントローラ
6はピークカット運転が必要であると判断し、スイッチ
7に対しスイッチを閉じるように信号を送る。スイッチ
7が閉じられると電力貯蔵装置5の電力が供給可能とな
り、インバータ4を介して商用電源ライン2に供給され
る。
【0008】次にピークカット運転の効果による使用電
力の減少などでB点のようにデマンド時限開始から現在
までの使用電力の平均値が第2の所定値よりも低くなる
と、システムコントローラ6はピークカット運転が必要
でなくなったと判断し、スイッチ7に対し、スイッチを
開放するように信号を送り、スイッチ7を開放して電力
貯蔵装置5 からの電力供給を停止する。以下同様に、使
用電力の平均値が第1の所定値を越えるとスイッチ7 を
閉じ、使用電力の平均値が第2の所定値よりも低くなる
とスイッチ7を開放する。以上のように、本実地例にお
いては、ピークカット運転が必要なときには、スイッチ
7の開閉時間を調整してデマンド時限開始から現在まで
の使用電力の平均値が第1の所定値と第2の所定値の間
に入るように制御を行い、効率良くピークカット運転を
行っている。
【0009】図3は、最初の15分間270kWの電力
を使用し、後の15分間310kWの電力を使用した場
合の電力の時間推移を表すグラフである。電力会社が定
めたデマンド値はデマンド時限である30分間の電力の
平均値で決定されるが、図3の場合、30分間の平均値
は290kWとなる。ここで、目標電力とするデマンド
値および第1の所定値を300kWとした場合、図3の
場合には、ピークカット運転を行う必要はない。しか
し、従来の方法では、デマンド時限開始から15分後に
第1の所定値を超過しているのでピークカット運転に入
ることになる。これに対し、本発明のピークカット運転
では、システムコントローラ6が電力の平均値の時間変
化を元にピークカット運転を行う/行わないの判断及び
制御をしており、図3の場合には、途中、デマンド開始
から各時刻までの電力の平均値が同図の点線に示すよう
に第1の所定値を越えることがないので、システムコン
トローラ6はスイッチ7を閉じず、ピークカット運転を
行わない。
【0010】すなわち、本実施例においては、一時的に
使用電力が第1の所定値以上になっただけではピークカ
ット運転が必要といった誤った判断をせず、誤動作する
事がないことが判る。なお、本実施例では電力貯蔵装置
5とインバータ4間に新たにスイッチ7を設けて電力貯
蔵装置を接続しているが、太陽光発電システムなどで使
用されるインバータのうち、自立運転機能を有したイン
バータには電力貯蔵装置5の出力をインバータに供給す
るためのスイッチがインバータに内蔵されているものも
あり、その場合、インバータ内のスイッチを利用しても
良い。
【0011】上述した実施例では、デマンド時限開始か
ら現在までの使用電力の平均値が、第2の所定値よりも
低くなるとピークカット運転を停止しているが、この場
合には以下に説明するように、デマンド時限開始直後ス
イッチのON/OFF動作を短時間で繰り返し、インバ
ータヘの負担が大きくなったり、スイッチ部が劣化して
しまうことがある。図4は、ピークカット運転を行わな
い場合の使用電力がデマンド開始から終了まで420k
Wと一定の場合において、第1の所定値を400kW、
第2の所定値を399kWとしてピークカット運転を行
った場合の使用電力の平均値の推移、スイッチ開閉動作
を表す図である。同図において、デマンド時限開始直後
はピークカット運転を行う/行わないを繰り返している
のが判る。これは、使用電力が第1の所定値に近い値な
ので、ピークカット運転を行うと使用電力の平均値が第
2の所定値よりも低くなり、ピークカット運転を停止す
るとまた使用電力の平均値が第1の所定値以上になって
しまうからである。
【0012】このようなスイッチのON/OFF動作を
短時間で繰り返し行うとインバータヘの負担が大きくな
り、インバータの故障の原因になりかねない。またスイ
ッチ部が劣化してしまう可能性もある。この問題を解決
する方法としては第2の所定値をさらに小さい値にする
ことが考えられるが、第2の所定値を下げるとピークカ
ットに必要な電力量が多くなるので、必要となる電力貯
蔵装置(蓄電池)容量が大きくなり、システムのコスト
アップに繋がってしまうため、第2の所定値を第1の所
定値と比較してあまり小さな値にするのは望ましくな
い。
【0013】上記問題を解決する方法について図5、図
6を用いて説明する。図5はピークカット量が40kW
で、図4と同様にピークカット運転の行わない場合の使
用電力がデマンド時限開始から終了まで420kWと一
定の場合において、第1の所定値を400kW、第2の
所定値t1を以下の式(1)により定め、使用電力の平
均値が第1の所定値を越えた場合にピークカット運転に
入り、ピークカット運転開始後は第2の所定値が第1の
所定値よりも低くなった場合、ピークカット運転を停止
させる場合の動作を表す図である。ここで、ピークカッ
ト量pcとは、ピークカット運転を行わない場合の最大
デマンド値とピークカット運転を行った場合の最大デマ
ンド値の差、すなわち負荷平準化装置から供給可能な最
大電力量である。また、piはある時刻の使用電力、N
はデマンド開始から現在までのデータ数であり、例えば
単位時間を分とし、デマンド開始から10分経過してい
る場合、データ数は10となり、また、デマンド時限を
30分とすると、デマンド時限終了時のデータ数は30
となる。
【0014】
【数3】
【0015】図5は、第2の所定値t1を上記式(1)
で定めた値とし、ピークカット運転を行ったときの使用
電力の平均値の推移、スイッチ開閉動作を示した図であ
り、使用電力を四角印、第2の所定値を三角印で示して
いる。式(1)は、現在時点までの使用電力にピークカ
ット量pcを加え、現時点までのデータ数Nで割ったも
のであり、第2の所定値t1を上記のように定めれば、
使用電力の平均値が第1の所定値より(ピークカット量
pc)/Nだけ低下したときピークカット運転を停止さ
せ、使用電力の平均値が第1の所定値に達したときピー
クカット運転を開始させることができるので、使用電力
が第1の所定値に近い値であっても、短時間でスイッチ
のON/OFF動作が繰り返されることがない。このよ
うにピークカット運転開始後は、ピークカット量を考慮
した平均値である前記式(1)により求めた第2の所定
値が第1の所定値よりも低くなるまでピークカット運転
を停止しないようにすれば、ピークカット運転停止後す
ぐに使用電力の平均値が第1の所定値以上となることが
なく、効率良くピークカット運転を行うことが出来る。
なお、図5においては第2の所定値をデマンド時限開始
から現在までの使用電力の総和にピークカット量を足し
あわせ、その値から求めた平均値を使用しているが、ピ
ークカット量がインバータの最大電力よりも小さい値で
ある場合、例えばインバータ最大出力電力が100kW
で、ピークカット量が80kWの場合、第2の所定値を
デマンド時限開始から現在までの使用電力総和にインバ
ータの最大出力電力を足しあわせ、その値から求めた平
均値を使用しても良い。
【0016】図6は、上記第2の所定値t2を以下の式
(2)により定め、図5と同様にピークカット運転を行
ったときの使用電力の推移、スイッチの開閉動作を示す
図である。以下の式(2)において、ピークカット量p
cとは、式(1)と同様、ピークカット運転を行わない
場合の最大デマンド値とピークカット運転を行った場合
の最大デマンド値の差、すなわち負荷平準化装置から供
給可能な最大電力量である。また、piはある時刻の使
用電力(商用系統から供給される電力)、Nはデマンド
開始から現在までのデータ数であり、Sはデマンド時限
内の総データ数(デマンド時間/分)であり、デマンド
時間を30分とするとSは30である。なお、以下で
は、上記piとpcの和、すなわち、ピークカット時に
負荷に供給される電力pi+pcを実際の使用電力とい
う。
【0017】
【数4】
【0018】ここで、上記式(2)は以下のようにして
求めたものである。ピークカット量を50kWとし、実
際の使用電力(pi+pc)が520kW(ピークカッ
ト中に商用系統から供給される電力Piは470kW)
のとき、デマンド時限終了時のピークカット量を考慮し
た平均電力To(デマンド値)を500kWに収めると
した場合、ピークカット運転が必要な時間(データ数
N)は、〔(ピークカット中の使用電力pi)×N+
(実際の使用電力pi+pc)×(S−N)〕/S=5
00kWとなる。この式にpi=470kW、pc=5
0kWを代入し、S=30とするとN=12となる。す
なわち、この場合には、単位時間を1分とすると12分
だけピークカット運転すればよい。この式を前記記号を
用いて表記すると、f(N)={pi×N+(pi+p
c)×(S−N)}/Sとなり、f(N)=Toとなる
ような時間(データ数N)だけピークカット運転を行え
ばよい。したがって、デマント時限内の実際の使用電力
(pi+pc)が一定と仮定した場合、上記f(N)=
{pi×N+(pi+pc)×(S−N)}/Sが上記
Toになるまでピークカット運転を行えば、以後、ピー
クカット運転を行わなくても、デマンド時限終了時の平
均電力は、上記To内に納まることになる。
【0019】すなわち、f(N)={pi×N+(pi
+pc)×(S−N)}/Sは、デマント時限内の実際
の使用電力(pi+pc)が一定と仮定した場合のデマ
ンド時限終了時におけるピークカット運転を含む平均電
力使用量の予測値である。したがって、実際の使用電力
(pi+pc)が一定と仮定した場合、デマンド時限の
始めからピークカット運転を行い、上記f(N)が前記
デマンド時限終了時のピークカット量を考慮した平均電
力To(例えば500kW)になるときにピークカット
運転を停止すれば、上記平均電力Toをほぼ要求された
値にすることができる。すなわち、この場合は、前記第
2の所定値t2を上記f(N)とすればよい。ここで、
f(N)=pi+pc(S−N)/S(=t2)と変形
することができ、ピークカット中は、piは以下の式
(3)で表されるので、第2の所定値は前記式(2)と
なる。
【0020】
【数5】
【0021】前記図6は、上記のようにデマント時限内
の実際の使用電力(pi+pc)が一定とした場合のデ
マンド時限開始から現在までの使用電力(pi)の平均
値Tの推移と、上記式で求めた第2の所定値t2を示す
図であり、この場合の第1の所定値は、400kWであ
る。この場合には、同図に示すように、デマンド時限終
了時点で上記平均値Toは、第1の所定値にほぼ等しく
なっている。図7は、デマント時限内の実際の使用電力
(pi+pc)が一定ではなく、途中で急増した場合の
使用電力(pi)の平均値Tの推移と、第2の所定値t
2を示す図である。この場合には、途中で、実際の使用
電力(pi+pc)が急増しているで、再び、ピークカ
ット運転が開始されるが、最終的にデマンド時限終了時
点で上記平均値Toは、第1の所定値にほぼ等しくなっ
ている。上記のように第2の所定値を式(2)により定
め、ピークカット運転開始後は、式(2)により求めた
第2の所定値が第1の所定値よりも低くなるまでピーク
カット運転を停止しないようにすれば、実際の使用電力
に大きな変動がなければ、スイッチの開閉動作回数を、
前記式(1)を用いて場合に比べ、一層少なくすること
ができ、一層効率良くピークカット運転を行うことがで
き、また、ピークカット運転の開始/停止が頻繁に繰り
返されるのを防止して、インバータの劣化やスイッチの
劣化を回避することができる。
【0022】図8は、デマント時限内の実際の使用電力
(pi+pc)が一定ではなく、途中で急減した場合の
上記使用電力(pi)の平均値Tの推移と、第2の所定
値t2を示す図である。この場合には、途中で、実際の
使用電力(pi+pc)が急減しているで、最終的にデ
マンド時限終了時点で上記平均値Toは、第1の所定値
に達しない。すなわち、実際の使用電力が急減する前の
平均使用電力でピークカット運転時間を定めてピークカ
ット運転を行っているので、ピークカット運転が終わっ
た後に、使用電力が急減しても対応することはできな
い。しかし、デマンド時限終了時における上記平均値T
oはデマンド値内に納まるので、問題は生じない。以上
のように、前記式(2)で求まる、デマント時限内の実
際の使用電力(pi+pc)が一定と仮定した場合のデ
マンド時限終了時におけるピークカット運転を含む平均
電力使用量の予測値を第2の所定値として、ピークカッ
ト運転開始後は、第2の所定値が第1の所定値よりも低
くなったらピークカット運転を停止するようにすれば、
ピークカット運転の開始/停止が頻繁に繰り返されるこ
となく、効率良くピークカット運転を行うことが出来
る。このため、インバータへの負担を小さくし、またス
イッチ部の劣化を防ぐことができる。
【0023】次に需要家が使用する電力が急峻に増加す
る場合の制御方法について述べる。上述した実施例で
は、需要家が使用する電力の増加分がピークカット量よ
りも少ないときには効率良くピークカット運転を行うこ
とが出来るが、需要家の使用電力が急峻に増加し、その
値がピークカット量よりも大きな値となった場合には、
効率良くピークカット運転を行うことが出来なくなって
しまう場合が生ずる。図9は使用電力がデマンド時限開
始から最初の15分間は390kWの一定で推移し、1
5分以降デマンド時限終了まで450kWで推移した場
合に、ピークカット量40kWとし、前記図5(第2の
所定値として式(1)を用いた場合)の制御方法で制御
を行った場合の使用電力pi、第2の所定値t1の変化
を示す図である。なお、図5、図9ともにピークカット
運転を行わない場合のデマンド時限終了時の平均電力
は、420kWである。図9から判るように需要家が使
用する電力の30分間の平均値が同じ値であっても、増
加する電力がピークカット量よりも大きく増加するよう
な場合では、効率良くピークカット運転が行えない場合
がある。この場合には、増加電力がピークカット量より
大きいため、使用電力が増加する前に、ピークカット運
転に入る必要がある。すなわち、第1の所定値を下げ
て、早めにピークカット運転を開始する必要がある。
【0024】この問題を解決する方法について以下説明
を行う。図5と図9を比較すると図5ではピークカット
運転を15.5分間行っているのに対し、図9では12
分間しか行っていない。したがって、図9ではさらに
3.5分間分ピークカット運転を行う必要があり、その
ためには第1の所定値を目標デマンド値である400k
Wよりも低い値に設定する必要がある。図10は、図5
の制御方法において使用電力の急峻な増加の値とピーク
カット量の関係から第1の所定値を決定した、第1の所
定値の設定例であり、この図における第1の所定値は、
使用電力の急峻な増加量(増加電力)とピークカット量
の関係から実験的に求めた値である。図11は、図10
の設定方法と図5に示した制御方法(第2の所定値とし
て式(1)を用いた場合)を使用して、図9と同様に、
需要家の使用電力のパターンをデマンド時限開始から最
初の15分間は390kWの一定で推移し、15分以降
デマンド時限終了まで450kWで推移した場合の制御
例を示す図である。ここで、需要家の使用電力が増加す
る増加電力がピークカット量40kWの1.5倍である
60kWであるので、図10に基づき第1の所定値を目
標デマンド値400kWの0.96倍の384kWに設
定している。図11から明らかなように、使用電力が急
峻に増加することを予想し、増加電力とピークカット量
の関係から第1の所定値を設定することで良好にピーク
カット運転を行えることが判る。なお、需要家の増加電
力は、需要家が使用する負荷の特性から推測しても良い
し、使用電力を常時監視し、その最大値から決定しても
良い。
【0025】ここで、需要家の使用電力の推移は、時々
刻々と変化し、図9のように突然使用電力が増加する場
合もあれば、図5のように一定で推移する場合もある。
言い換えれば、第1の所定値を図11のように設定した
場合、使用電力の増加電力がピークカット量よりも大き
く増加する場合は効率良くピークカット運転を行うこと
が可能であるが、使用電力の増加電力がピークカット量
よりも小さい場合は、第1の所定値を目標電力よりも低
い値に設定しているため、必要以上にピークカット運転
を行うことになるので、電力貯蔵装置の容量が実際に必
要な容量よりも大きなものが必要となり、コストが高く
なってしまう問題が発生する。上記問題は、デマンド時
限開始から所定時間経過毎に(例えば10分経過毎
に)、第1の所定値を例えば、目標電力×0.96、目
標電力×0.97、目標電力×0.98と緩和(増加)
させることで解決することができる。すなわち、デマン
ド時限の終了時間に近くなる程、使用電力の急増に対す
るデマンド時限終了時における平均使用電力の増加割合
は小さくなるので、第1の所定値を上記のように増加さ
せても、デマンド時限終了時の平均使用電力の目標電力
からのずれは小さくなる。したがって、第1の所定値を
上記のように増加させれば、必要以上にピークカット運
転を行うことなく、デマンド時限終了時の平均使用電力
の目標電力に近づけることができ、より効率的にピーク
カット運転を行うことができるものと考えられる。図1
2は、上記のように第1の所定値を10分毎に変化させ
た場合の、デマンド時限開始から現在までの使用電力、
第2の所定値の推移を示す図てある。このように制御す
れば、同図に示すように必要以上にピークカット運転が
行われることがなく、デマンド時限終了時の平均電力を
目標電力にほぼ一致させることができた。
【0026】なお、第1の所定値を変化させる時間間隔
は、上記説明に限定されるものではなく、本発明の負荷
平準化装置を適用する需要家の使用電力事情によって、
最適な所定値、時間間隔を設定することが可能であるこ
とは言うまでもない。また、上記のように、第1の所定
値の値を適宜設定できるようにすれば、例えば、図13
に示すように、最初はピークカット運転が行われないよ
うに、第1の所定値を上げておき、次いで時間とともに
下げて、最後の近いところでは、再び大きくするように
することもできる。以上のように、第1の所定値の変化
パターンを、予め想定される使用電力パターンに応じて
適切に設定すれば、電力貯蔵部から供給される電力を小
さくすることができ、より効率的にピークカット運転を
行うことが可能となる。
【0027】次に深夜電力を使用する場合の有効な制御
方法について説明を行う。深夜電力を使用して電力貯蔵
装置を充電する場合、昼間の使用電力料金と夜間の使用
電力料金の格差から、電力貯蔵装置に充電されている電
力をできるだけ昼間の間に放電した方が、経済性が良
い。そこで、ピークカット運転が必用な時間帯を過ぎ、
ピークカット運転を必要としない時間帯となっても電力
貯蔵装置に所定以上の電力が残っている場合、使用電力
の値がピークカット運転を行っても商用系統に逆潮流し
ない値であれば、電力貯蔵装置の残存電力が所定値とな
るまでピークカット運転を行うことで、より高い経済効
果が得られる。
【0028】次に、本発明を太陽光発電システムに適用
した場合について説明する。図14は、本発明を太陽光
発電システムに適用した場合の構成を示す図である。商
用電源1に交流電源ライン2を介して、負荷3とインバ
ータ4が接続されている。インバータ4は太陽電池9お
よびシステムコントローラ6からの信号で開閉動作を行
うスイッチ7を介して蓄電池10の直流出力電力が入力
され、これを交流電力に変換して商用電源ライン2に供
給する。一方、システムコントローラ7は電力モニタ8
から送られてくる、デマンド開始信号及び商用系統から
供給される電力、すなわち使用電力の情報をもとにデマ
ンド時限開始から現在までの使用電力の平均値を算出
し、その平均値をもとにシステムの制御を行う。すなわ
ち、システムコントローラ6は使用電力の平均値を算出
する手段と、予め設定されたピークカット運転を開始す
る第1の所定値およびピークカット運転を停止する第2
の所定値と上記平均値を比較し、上記平均値が第1の所
定値を越えたとき、スイッチ7を閉じる指令を出力して
ピークカット運転を開始させ、また、上記平均値が第2
の所定値より小さくなったとき、スイッチ7を開く指令
を出力して、ピークカット運転を停止させる。
【0029】本実施例のシステムの動作は、前記図2に
示したものと同じであり、前記したように、デマンド時
限開始から現在までの使用電力の平均値が第1の所定値
を越えない点Aよりも前の領域では、システムコントロ
ーラ6はピークカット運転をする必要がないと判断し、
スイッチ7に対し、スイッチを開放する信号を送り、い
わゆる通常の運転動作である太陽電池9の発電電力のみ
をインバータ4を介して商用電源ライン2に供給してい
る。次に、A点のようにデマンド時限開始から現在まで
の使用電力の平均値が第1の所定値を越えるとシステム
コントローラ6はピークカツト運転が必要であると判断
し、スイッチ8に対しスイッチを閉じるように信号を送
る。スイッチ7が閉じられると太陽電池9だけでなく蓄
電池10からも電力供給が可能となり、太陽電池9の発
電電力で不足する分を蓄電池が補う形で双方の出力がイ
ンバータ4を介して商用電源ライン2に供給される。次
にピークカット運転の効果による使用電力の減少などで
B点のようにデマンド時限開始から現在までの使用電力
の平均値が第2の所定値よりも低くなると、システムコ
ントローラ6はピークカット運転が必要でなくなったと
判断し、スイッチ7に対し、スイッチを開放するように
信号を送り、スイッチ7を開放して蓄電池10からの電
力供給を停止する。以下同様に、使用電力の平均値が第
1の所定値を越えると、スイッチ7を閉じ、使用電力の
平均値が第2の所定値よりも低くなると、スイッチ7を
開放する。
【0030】以上のように、本実施例においては、ピー
クカット運転が必要なときには、スイッチ7の開放時間
を調整してデマンド時限開始から現在までの使用電力の
平均値が第1の所定値と第2の所定値の間に入るように
制御を行い、効率よくピークカット運転を行つている。
本実施例においても、前記図3に示したように、システ
ムコントローラ6が、電力の平均値の時間変化をもとに
ピークカット運転を行う/行わないの判断及び制御をし
ており、途中、デマンド開始から各時刻までの電力の平
均値が同図の点線に示すように第1の所定値を越えるこ
とがないので、システムコントローラ7はスイッチ8を
閉じず、ピークカット運転を行わない。すなわち、本実
施例においては、一時的に使用電力が第1の所定値以上
になっただけでは、ピークカット運転が必要といった誤
った判断をせず、誤動作することがないことが判る。な
お、本実施例では太陽電池9とインバータ4間に新たに
スイッチ7を設けて蓄電池を接続しているが、自立運転
機能を有したインバータには、蓄電池の出力をインバー
タに供給するためのスイッチがインバータに内蔵されて
いるものもあり、その場合、インバータ内のスイッチを
利用しても良い。
【0031】上述した実施例では、前記図4に示したよ
うに、デマンド時限開始直後、スイッチのON/OFF
動作を短時間で繰り返し、インバータへの負担が大きく
なったり、スイッチ部が劣化してしまうことがある。こ
のようなスイッチのON/OFF動作を短時間で繰り返
し行うとインバータへの負担が大きくなり、インバータ
の故障の原因になりかねない。またスイッチ部が劣化し
てしまう可能性もある。そこで、第2の所定値を前記式
(1)で定めた値とし、使用電力の平均値が第1の所定
値を超えた場合にピークカット運転に入り、ピークカッ
ト運転開始後は第2の所定値が第1の所定値よりも低く
なった場合、ピークカット運転を停止するようにすれ
ば、前記図5に示したように、ピークカット運転停止後
すぐに使用電力の平均値が第1の所定値以上となること
がなく、効率よくピーク間と運転を行うことが出来る。
【0032】また、上記第2の所定値を前記式(2)で
定めた値とし、使用電力の平均値が第1の所定値を超え
た場合にピークカット運転に入り、ピークカット運転開
始後は第2の所定値が第1の所定値よりも低くなった場
合、ピークカット運転を停止するようにすれば、前記図
6等に示したように、ピークカット運転の開始/停止が
頻繁にくりかえされることを防止することができる。さ
らに、前記したように、増加電力の値に応じて前記第1
の所定値を定めたり、第1の所定値を経過時間と共に変
化させたり、第1の所定値を経過時間と共にその値を増
加させるようにしたもよい。これにより、需要家の使用
電力が急激に増加するような場合においても効率よくピ
ークカット運転を行うことができる。また、前記したよ
うに、深夜電力を使用して蓄電池を充電する場合、ピー
クカット運転が必用な時間帯を過ぎ、ピークカット運転
を必要としない時間帯となっても蓄電池に所定以上の電
力が残っている場合、使用電力の値がピークカット運転
を行っても商用系統に逆潮流しない値であれば、蓄電池
の残存電力が所定値となるまでピークカット運転を行う
ようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
以下の効果を得ることができる。 (1)デマンド値は所定値を越えないが、一時的に使用
電力が増加し、所定値を越えるような場合に、誤ってピ
ークカット運転制御を行うことが無く、電力貯蔵装置の
放電深度が深くなり、劣化してしまうことを防止するこ
とが出来る。 (2)スイッチの開閉時間を調整することで蓄電池から
放電する電力を調整しているので、安価なシステムで効
率良くピークカット運転を行うことが可能である。 (3)ピークカット運転開始後にピークかと運転を停止
する場合において、前記式(1)により定まる第2の所
定値を用い、ピークカット運転開始後は、第2の所定値
が第1の所定値よりも低くなったらピークカット運転を
停止するようにしているので、ピークカット量を考慮し
てピークカット運転を行うことかでき、商用系統から供
給される電力が所定値よりも僅かだけ超過している場合
でも効率良くピークカットを行うことが出来る。 (4)前記式(2)で定まる、デマント時限内の実際の
使用電力が一定と仮定した場合のデマンド時限終了時に
おけるピークカット運転を含む平均電力使用量の予測値
を第2の所定値として、ピークカット運転開始後は、第
2の所定値が第1の所定値よりも低くなったらピークカ
ット運転を停止するようにしているので、ピークカット
運転の開始/停止が頻繁に繰り返されることなく、効率
良くピークカット運転を行うことが出来る。このため、
インバータへの負担を小さくし、またスイッチ部の劣化
を防ぐことができる。 (5)需要家の使用電力の増加電力をもとに第1の所定
値である設定電力を決定してピークカット運転制御を行
っているので、使用電力が急峻に増加した場合でも確実
にデマンド時限終了時の平均電力を目標電力以下に抑え
ることが可能である。また、デマンド時限開始からの現
在までの経過時間によって上記設定電力を増加して制御
を行えば、デマンド時限開始からある程度時間が経過し
た後に使用電力が急峻に増加した場合等において、余計
なピークカット運転を省くことができ、蓄電池等の電力
貯蔵装置を小さくすることが可能となり、ひいてはシス
テム全体の低コスト化が図れる。さらに、第1の所定値
の変化パターンを、予め想定される使用電力パターンに
応じて適切に設定すれば、電力貯蔵部から供給される電
力を小さくすることができ、より効率的にピークカット
運転を行うことが可能となる。 (6)深夜電力を使用して電力貯蔵装置を充電する場
合、ピークカット運転が必用な時間帯を過ぎ、ピークカ
ット運転を必要としない時間帯となっても電力貯蔵装置
に所定以上の電力が残っている場合、使用電力の値がピ
ークカット運転を行っても商用系統に逆潮流しない値で
あれば、電力貯蔵装置の残存電力が所定値となるまでピ
ークカット運転を行うようにすれば、負荷平準化装置の
経済性を向上させることができる。 (7)本発明の負荷平準化装置を太陽光発電システムに
適用することにより、蓄電池の劣化を防止することが出
来るととともに、効率的にピークカット運転を行うこと
ができ、また、システム全体の低コスト化が図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負荷平準化装置の構成を示す図であ
る。
【図2】あるデマンド時限における、ある使用電力の推
移においてピークカット運転を行った場合のデマンド開
始から現在までの使用電力の平均値を表す図である。
【図3】あるデマンド時限における、ピークカット運転
を行う必要がない場合の使用電力の推移を表す図であ
る。
【図4】需要家の使用電力がデマンド開始から終了まで
420kWと一定の場合において、第1の所定値を40
0kW、第2の所定値399kWとしてピークカット運
転を行った場合の使用電力の平均値の推移、スイッチ開
閉動作を表す図である。
【図5】式(1)で定まる第2の所定値を用いた場合の
第2の所定値とデマンド開始から現在までの使用電力の
平均値との推移を示す図である。
【図6】式(2)で定まる第2の所定値を用いた場合の
第2の所定値とデマンド開始から現在までの使用電力の
平均値との推移を示す図である。
【図7】式(2)で定まる第2の所定値を用いた場合に
おいて、使用電力が急増した場合のデマンド開始から現
在までの使用電力の平均値との推移を示す図である。
【図8】式(2)で定まる第2の所定値を用いた場合に
おいて、使用電力が急減した場合のデマンド開始から現
在までの使用電力の平均値との推移を示す図である。
【図9】使用電力が急峻に増加する場合に式(1)で定
まる第2の所定値を用いて制御した場合の、デマンド開
始から現在までの使用電力の平均値との推移を示す図で
ある。
【図10】増加電力と第1の所定値の関係の一例を示す
図である。
【図11】使用電力が急峻に増加する場合に、図10に
基づき第1の所定値を定めて制御した場合のデマンド開
始から現在までの使用電力の平均値との推移を示す図で
ある。
【図12】図11において第1の所定値を増加させた場
合のデマンド開始から現在までの使用電力の平均値との
推移を示す図である。
【図13】図11において第1の所定値を所定のパター
ンで変化させた場合のデマンド開始から現在までの使用
電力の平均値との推移を示す図である。
【図14】本発明が適用される太陽光発電システムの構
成を示す図である。
【図15】従来の負荷平準化装置によるピークカツト運
転の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 交流電源ライン 3 負荷 4 インバータ 5 電力貯蔵装置 6 システムコントローラ 7 スイッチ 8 電力モニタ 9 太陽電池 10 蓄電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 義則 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 藪本 俊昭 栃木県今市市針貝字茅場1066−22 古河電 池株式会社技術開発部今市開発センター内 (72)発明者 新井 努 栃木県今市市針貝字茅場1066−22 古河電 池株式会社技術開発部今市開発センター内 (72)発明者 高野 博 東京都太田区羽田4−3−1 古河総合設 備株式会社内 (72)発明者 大石 勝朗 東京都太田区羽田4−3−1 古河総合設 備株式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA06 HB08 JA07 JB03 KA01 KA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電力系統の受電点から需要家側にイ
    ンバータ、電力貯蔵装置、インバータと電力貯蔵装置を
    接続するためのスイッチからなる負荷平準化装置を接続
    し、 需要家が使用する電力を常時監視して、使用電力が第1
    の所定値を超えたときに前記インバータと電力貯蔵装置
    を接続するためのスイッチを閉じて電力貯蔵装置に貯蔵
    された電力を需要家側の負荷に供給することで電力ピー
    クカットを行って、需要家が商用系統から供給を受ける
    電力を減少させ、需要家の使用電力のピークを所定値以
    下に削減する負荷平準化装置であって、 上記スイッチの開閉を行う制御手段を設け、 上記制御手段は、前記使用電力を電力会社が定めたデマ
    ンド値を求める時間単位であるデマンド時限内における
    デマンド時限開始から現在までの平均電力に変換し、前
    記平均電力が第1の所定値以上になった場合に、前記ス
    イッチを閉じて負荷平準化装置から電力供給を行うこと
    で電力ピークカットを開始し、 同一デマンド時限内において前記平均電力が第2の所定
    値よりも低くなった場合に、前記スイッチを開放するこ
    とで負荷平準化装置からの電力供給を停止して電力ピー
    クカットを停止することを特徴とする負荷平準化装置。
  2. 【請求項2】 商用電力系統の受電点から需要家側にイ
    ンバータ、電力貯蔵装置、インバータと電力貯蔵装置を
    接続するためのスイッチからなる負荷平準化装置を接続
    し、 需要家が使用する電力を常時監視して、使用電力が第1
    の所定値を超えたときに前記インバータと電力貯蔵装置
    を接続するためのスイッチを閉じて電力貯蔵装置に貯蔵
    された電力を需要家側の負荷に供給することで電力ピー
    クカットを行い、需要家が商用系統から供給を受ける電
    力を減少させ、需要家の使用電力のピークを所定値以下
    に削減する負荷平準化装置であって、 上記スイッチの開閉を行う制御手段を設け、 上記制御手段は、前記使用電力を電力会社が定めたデマ
    ンド値を求める時間単位であるデマンド時限内における
    デマンド時限開始から現在までの平均電力に変換し、前
    記平均電力が第1の所定値以上になった場合に、前記ス
    イッチを閉じて負荷平準化装置から電力供給を行うこと
    で電力ピークカットを開始し、 第2の所定値を以下の式(1)で規定し、同一デマンド
    時限内で第2の所定値が第1の所定値よりも低い値とな
    ったときに場合に、前記スイッチを開放することで負荷
    平準化装置からの電力供給を停止して電力ピークカット
    を停止することを特徴とする負荷平準化装置。 【数1】
  3. 【請求項3】 商用電力系統の受電点から需要家側にイ
    ンバータ、電力貯蔵装置、インバータと電力貯蔵装置を
    接続するためのスイッチからなる負荷平準化装置を接続
    し、 需要家が使用する電力を常時監視して、使用電力が第1
    の所定値を超えたときに前記インバータと電力貯蔵装置
    を接続するためのスイッチを閉じて電力貯蔵装置に貯蔵
    された電力を需要家側の負荷に供給することで電力ピー
    クカットを行い、需要家が商用系統から供給を受ける電
    力を減少させ、需要家の使用電力のピークを所定値以下
    に削減する負荷平準化装置であって、 上記スイッチの開閉を行う制御手段を設け、 上記制御手段は、前記使用電力を電力会社が定めたデマ
    ンド値を求める時間単位であるデマンド時限内における
    デマンド時限開始から現在までの平均電力に変換し、前
    記平均電力が第1の所定値以上になった場合に、前記ス
    イッチを閉じて負荷平準化装置から電力供給を行うこと
    で電力ピークカットを開始し、 第2の所定値を以下の式(2)で規定し、同一デマンド
    時限内で第2の所定値が第1の所定値よりも低い値とな
    った場合に、前記スイッチを開放することで負荷平準化
    装置からの電力供給を停止して電力ピークカットを停止
    することを特徴とする負荷平準化装置。 【数2】
  4. 【請求項4】 第1の所定値は、時々刻々と変化する需
    要家の使用電力推移の中から最大増加量を増加電力と規
    定し、増加電力の値に応じて、前記第1の所定値を定め
    ることを特徴とする請求項2または請求項3の負荷平準
    化装置。
  5. 【請求項5】 第1の所定値を経過時間と共に変化させ
    ることを特徴とする請求項4記載の負荷平準化装置。
  6. 【請求項6】 第1の所定値を経過時間と共にその値を
    増加させることを特徴とする請求項4の負荷平準化装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、電力ピークカットが必
    用な時間帯よりも遅い時間帯となっても電力貯蔵装置に
    貯蔵されている電力が所定の値以上の場合、使用電力が
    電力貯蔵装置から需要家負荷側に電力供給しても商用電
    源系統に逆潮流しない値であれば、平均電力が所定値を
    超えていなくても電力貯蔵装置に貯蔵されている電力が
    所定の値となるまで負荷平準化装置から需要家負荷側に
    電力供給を行うことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5または請求項6の負荷平準化装置。
  8. 【請求項8】 上記電力貯蔵装置を、蓄電池と太陽電池
    から構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6または請求項7の負荷平準化装置。
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