JP2021010204A - 電力供給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率の向上を図ることができる電力供給システムを提供する。【解決手段】太陽光発電部10と、系統電源Sからの電力及び太陽光発電部10からの電力を充放電可能な蓄電池20と、蓄電池20の充放電を制御する制御部30と、を具備し、制御部30は、非常時における電力を確保するために設定される残容量レベルまで蓄電池20の残量が低下すると、蓄電池20からの放電を不可能とし、現在以降の太陽光発電部10の発電量及び住宅H(負荷)による電力需要の予測結果に基づいて、現在以降の前記残容量レベルを制御する。【選択図】図2
Description
本発明は、電力を充放電可能な蓄電池を具備する電力供給システムの技術に関する。
従来、電力を充放電可能な蓄電池を具備する電力供給システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、太陽光を利用して発電する太陽電池と、電力を充放電可能な蓄電池を具備する電力供給システムが記載されている。このような電力供給システムの蓄電池においては、非常時に使用可能な電力を確保しておくため、予め残容量レベル(残量の下限値)が設定されている。そして、蓄電池の残量が残容量レベルまで低下すると、蓄電池からの放電が不可能となる。
しかしながら、設定された残容量レベルが高すぎると、通常時(非常時以外)に使用できる電力が少なくなり、蓄電池に蓄電された電力を十分に活用することができない。このため、電力の自給率(太陽電池の発電電力の自家消費率)の向上を十分に図ることができないという問題があった。一方、設定された残容量レベルが低すぎると、電力の自給率の向上を図ることはできるが、非常時に電力が足りなくなるリスクが高まるという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率の向上を図ることができる電力供給システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、負荷に電力を供給する電力供給システムであって、自然エネルギーを利用して発電可能な発電部と、系統電源からの電力及び前記発電部からの電力を充放電可能な蓄電池と、前記蓄電池の充放電を制御する制御部と、を具備し、前記制御部は、非常時における電力を確保するために設定される残容量レベルまで前記蓄電池の残量が低下すると、前記蓄電池からの放電を不可能とし、現在以降の前記発電部の発電量及び前記負荷による電力需要の予測結果に基づいて、現在以降の前記残容量レベルを制御するものである。
請求項2においては、前記制御部は、前記予測結果に基づいて、前記発電部の発電量のうち前記電力需要に対して余剰する余剰電力量を予測し、現在以降の所定期間における前記余剰電力量の合計を示す総余剰電力量に基づいて、前記残容量レベルの下限値を決定し、前記所定期間中の所定時刻における前記残容量レベルが前記下限値となるように前記残容量レベルを制御するものである。
請求項3においては、前記制御部は、前記残容量レベルの前記下限値における蓄電量と前記総余剰電力量との合計が、前記蓄電池の最大容量以上となるように、かつ、設定可能な値のうちできるだけ小さい値となるように、前記下限値を決定するものである。
請求項4においては、前記制御部は、前記所定期間の中で、前記発電部の発電量が非常時の電力需要に対して余剰する最初の時刻を予測し、当該最初の時刻を前記所定時刻とするものである。
請求項5においては、前記制御部は、現在の前記残容量レベルよりも小さい所定の残容量レベルにおける蓄電量によって、現在から前記所定時刻までの前記非常時の電力需要の合計である非常時総電力量を賄えるか否かを判断し、賄えると判断した場合、前記残容量レベルを前記所定の残容量レベルまで下げ、賄えないと判断した場合、前記残容量レベルを維持するものである。
請求項6においては、前記制御部は、前記非常時総電力量を賄えるか否かの判断を、前記所定時刻までに複数回行うものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率の向上を図ることができる。
請求項2においては、蓄電池の残量が所定時刻前に残容量レベルの下限値まで減少するのを防止することができ、ひいては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができる。
請求項3においては、電力の自給率の向上を図ることができるとともに、所定時刻以降において蓄電池を満充電とすることができる。
請求項4においては、所定時刻(発電部の発電量が非常時の電力需要に対して余剰する最初の時刻)以降は蓄電池への充電が期待できるため、蓄電池の残量が所定時刻に残容量レベルの下限値まで減少したとしても、非常時に使用可能な電力を確保することができる。
請求項5においては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができ、かつ、電力の自給率をより向上させることができる。
請求項6においては、非常時総電力量は、所定時刻に近づくにつれて小さくなるため、時間の経過とともに(所定時刻に近づくにつれて)「賄える」と判断され易くなり、ひいては残容量レベルを段階的に下げていくことができる。これにより、蓄電池の残量が急激に減少するのを防止することができ、ひいては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができる。
以下では、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る電力供給システム1について説明する。
電力供給システム1は、住宅Hに電力を供給するものである。住宅Hは、配電線Lによって系統電源Sと接続される。住宅Hには、配電線Lを介して系統電源Sからの電力が供給される。電力供給システム1は、太陽光発電部10、蓄電池20及び制御部30を具備する。
太陽光発電部10は、太陽光を利用して発電する装置である。太陽光発電部10は、太陽電池パネル等により構成される。太陽光発電部10は、例えば、住宅Hの屋根の上等の日当たりの良い場所に設置される。太陽光発電部10は、後述する蓄電池20と配電線Lとを結ぶ電路の中途部に設けられる。
蓄電池20は、電力を充放電可能に構成されるものである。蓄電池20は、例えば、リチウムイオン電池により構成される。蓄電池20は、前記電路を介して配電線Lの中途部に接続される。蓄電池20には、残容量レベルが設定されている。ここで、「残容量レベル」とは、停電等の非常時における電力を確保するために設定されるものであり、常に確保される最低限の蓄電量を示すものである。本明細書において、「残容量レベル」は、蓄電池20の蓄電容量(最大容量)に対する割合(例えば30%)で表される。
本実施形態において、残容量レベルは、蓄電池20の蓄電容量(最大容量)の0〜50%の間で10%刻みで設定可能とする。また、蓄電池20の蓄電容量(最大容量)は、5.4[kWh]であるとする。また、蓄電池20の最大充電電力(1時間当りに充電可能な電力量の上限値)及び最大放電電力(1時間当りに放電可能な電力量の上限値)は、2000[W]とする。
制御部30は、蓄電池20の充放電を制御するものである。制御部30は、設定された残容量レベルまで蓄電池20の蓄電量(残量)が低下すると、蓄電池20からの放電を不可能とする。これにより、蓄電池20は、最低限の蓄電量として、残容量レベル(における蓄電量)が常に確保される。ここで、「残容量レベルにおける蓄電量」とは、蓄電池20の蓄電容量(最大容量)に残容量レベルを掛け合わせて算出されるものである。例えば、残容量レベルが30%である場合、残容量レベルにおける蓄電量は、蓄電容量5.4[kWh]×0.3=1.62[kWh]である。
なお、制御部30は、蓄電池20の内部に組み込まれているものであってもよく、或いは蓄電池20とは別に設けられ、蓄電池20を外部から制御するものであってもよい。
以下では、前述の如く構成された電力供給システム1における電力の供給態様について、簡単に説明する。
蓄電池20は、配電線L上において太陽光発電部10及び蓄電池20よりも上流側(系統電源S側)に設けられたセンサ(不図示)の検出結果に基づいて、負荷追従運転による充放電を行う。
具体的には、蓄電池20は、前記センサが住宅H側へ流れる電力を検出した場合に、当該検出結果に基づいて放電を行う。また、蓄電池20は、前記センサが系統電源S側へ流れる電力を検出した場合に、当該検出結果に基づいて充電を行う。なお、蓄電池20は、前記センサが住宅H側及び系統電源S側へ流れる電力を検出しなかった場合には、充放電を行わない(待機する)。
こうして、前記センサが住宅H側へ流れる電力を検出した場合には、当該検出結果に基づいて、蓄電池20から放電された電力が配電線Lへと流される。この場合、太陽光発電部10で発電された電力(発電電力)があれば、当該発電電力も配電線Lへと流されている。こうして、配電線Lへ流された電力は住宅H側へ流れる。
また、前記センサが系統電源S側へ流れる電力を検出した場合には、当該検出結果に基づいて、太陽光発電部10で発電された電力が蓄電池20に充電される。なお、太陽光発電部10で発電された電力のうち、蓄電池20で充電しきれなかった電力は、配電線Lへと流され、系統電源S側へ流れる。
また、前記センサが住宅H側及び系統電源S側へ流れる電力を検出しなかった場合には、配電線Lへと流された太陽光発電部10で発電された電力のみが住宅H側へ流れている。この場合、蓄電池20は充放電を行わない。
このようにして、太陽光発電部10で発電された電力は、まず住宅Hに供給され、余剰した電力が蓄電池20に充電され、それでもなお余剰した電力は系統電源Sへと逆潮流される。
以下、図2から図7を用いて、残容量レベル設定処理について説明する。残容量レベル設定処理は、翌日の太陽光発電部10の発電量及び住宅Hの負荷(以下、負荷Hということもある)による電力需要の予測結果に基づいて、翌日の残容量レベルを制御するものである。なお、制御部30は、残容量レベル設定処理を行う前に、残容量レベルを最大値(50%)に設定しておくものとする。
図2に示すステップS10において、制御部30は、残容量レベル下限値決定処理を行う。具体的には、残容量レベル下限値決定処理は、図3に示すフローで行われる。
図3に示すステップS20において、翌日の電力需要量及び翌日のPV発電量を予測する。ここで、「電力需要量」とは、負荷Hによる電力需要量を示すものである。また、「PV発電量」とは、太陽光発電部10によって発電される電力量を示すものである。制御部30は、負荷Hの過去の電力需要量のデータ等に基づいて、翌日の電力需要量を予測する。制御部30は、太陽光発電部10の過去の発電電力量のデータ、及び翌日の天気予報等に基づいて、翌日のPV発電量を予測する。
図6は、翌日の電力需要量及びPV発電量の予測結果を示している。図6に示すように、制御部30は、翌日の各時刻における電力需要量及びPV発電量を予測する。制御部30は、当該ステップS20の処理を行った後、ステップS21に移行する。
図3に示すステップS21において、制御部30は、翌日の総余剰電力量を算出する。この処理において、制御部30は、各時刻(1時間ごと)のPV発電量が、各時刻(1時間ごと)の電力需要量を上回っている時刻を確認する。そして、当該時刻において、PV発電量から電力需要量を差し引くことにより、余剰電力量(1時間当りの余剰電力量)を算出する。すなわち、余剰電力量は、太陽光発電部10の発電量のうち負荷Hの電力需要量に対して余剰する電力量を示すものである。余剰電力量は、図6においては、ハッチングで示される部分である。そして、制御部30は、各時刻における(1時間当りの)余剰電力量を合計することにより、総余剰電力量を算出する。制御部30は、当該ステップS21の処理を行った後、ステップS22に移行する。
図3に示すステップS22において、制御部30は、残容量レベル下限値を決定する。ここで、「残容量レベル下限値」とは、図2に示す残容量レベル設定処理において制御される残容量レベルの下限値を示すものである。具体的には、残容量レベル下限値の決定処理は、図4に示すフローで行われる。
図4に示すステップS30において、制御部30は、総余剰電力量>4860[Wh](蓄電容量の90%)であるか否かを判断する。「総余剰電力量」は、図3に示すステップS21で算出されたものである。制御部30は、総余剰電力量>4860[Wh](蓄電容量の90%)であると判定した場合(ステップS30で「YES」)、ステップS31に移行する。一方、制御部30は、総余剰電力量>4860[Wh](蓄電容量の90%)でないと判定した場合(ステップS30で「NO」)、ステップS32に移行する。
ステップS31において、制御部30は、残容量レベル下限値を(蓄電容量の)10%に決定する。制御部30は、当該ステップS31の処理を行った後、図4に示す制御フローを終了する。
ステップS32において、制御部30は、総余剰電力量>4320[Wh](蓄電容量の80%)であるか否かを判断する。制御部30は、総余剰電力量>4320[Wh](蓄電容量の80%)であると判定した場合(ステップS32で「YES」)、ステップS33に移行する。一方、制御部30は、総余剰電力量>4320[Wh](蓄電容量の80%)でないと判定した場合(ステップS32で「NO」)、ステップS34に移行する。
ステップS33において、制御部30は、残容量レベル下限値を(蓄電容量の)20%に決定する。制御部30は、当該ステップS33の処理を行った後、図4に示す制御フローを終了する。
ステップS34において、制御部30は、総余剰電力量>3780[Wh](蓄電容量の70%)であるか否かを判断する。制御部30は、総余剰電力量>3780[Wh](蓄電容量の70%)であると判定した場合(ステップS34で「YES」)、ステップS35に移行する。一方、制御部30は、総余剰電力量>3780[Wh](蓄電容量の70%)でないと判定した場合(ステップS34で「NO」)、ステップS36に移行する。
ステップS35において、制御部30は、残容量レベル下限値を(蓄電容量の)30%に決定する。制御部30は、当該ステップS35の処理を行った後、図4に示す制御フローを終了する。
ステップS36において、制御部30は、総余剰電力量>3240[Wh](蓄電容量の60%)であるか否かを判断する。制御部30は、総余剰電力量>3240[Wh](蓄電容量の60%)であると判定した場合(ステップS36で「YES」)、ステップS37に移行する。一方、制御部30は、総余剰電力量>3240[Wh](蓄電容量の60%)でないと判定した場合(ステップS36で「NO」)、ステップS38に移行する。
ステップS37において、制御部30は、残容量レベル下限値を(蓄電容量の)40%に決定する。制御部30は、当該ステップS37の処理を行った後、図4に示す制御フローを終了する。
ステップS38において、制御部30は、残容量レベル下限値を(蓄電容量の)50%に決定する。制御部30は、当該ステップS38の処理を行った後、図4に示す制御フローを終了するとともに、図3に示す制御フローを終了する。これにより、図2に示すステップS10の処理が完了する。制御部30は、当該ステップS10の処理を行った後、ステップS11に移行する。
このような制御により、残容量レベル下限値は、ステップS21で算出した総余剰電力量と、当該残容量レベル下限値における蓄電量との合計が、蓄電池20の蓄電容量(最大容量)以上であって、かつ、設定可能な値のうちできるだけ小さい値となるように決定される。
図2に示すステップS11において、制御部30は、非常時の使用電力量の設定処理、及び翌日の充電開始時刻tsの設定処理を行う。非常時の使用電力量の設定処理、及び翌日の充電開始時刻tsの設定処理は、図5に示すフローで行われる。
図5に示すステップS40において、制御部30は、翌日のPV発電量を予測する。制御部30は、ステップS20と同様に、太陽光発電部10の過去の発電電力量のデータ、及び翌日の天気予報等に基づいて、翌日のPV発電量を予測する。なお、当該ステップS40においては、必ずしも翌日のPV発電量を改めて予測する必要はなく、ステップS20の処理で得られたデータを用いることとしてもよい。制御部30は、当該ステップS40の処理を行った後、ステップS41に移行する。
ステップS41において、制御部30は、非常時使用電力量の設定処理を行う。ここで、「非常時使用電力量」とは、非常時に必要とされる単位時間当たりの電力量を示すものであり、住宅Hの住人が非常時にどれくらいの電力を確保したいかによって決定することができる。非常時使用電力量は、蓄電池特定回路(非常時の専用回路)に繋ぐ機器の消費電力量に基づいて、決定可能である。非常時使用電力量は、0〜2000[Wh](1時間当りの最大放電量)の間の任意の値に設定可能である。制御部30は、当該ステップS41の処理を行った後、ステップS42に移行する。図7に示すように、本実施形態においては、非常時使用電力量は、300[Wh]に設定されるものとする。制御部30は、当該ステップS41の処理を行った後、ステップS42に移行する。
ステップS42において、制御部30は、翌日の充電開始時刻tsの決定処理を行う。ここで、「充電開始時刻」とは、翌日において蓄電池20が最初に充電を開始すると予測される時刻である。この処理において、制御部30は、PV発電量(ステップS40で設定された値)のうち非常時使用電力量(ステップS41で設定された値)に対して余剰する電力量(非常時余剰電力量)が発生する最初の時刻を、充電開始時刻tsとする。本実施形態においては、充電開始時刻tsは8:00に設定される(図7参照)。制御部30は、当該ステップS42の処理を行った後、図5に示す制御フローを終了する。これにより、図2に示すステップS11の処理が完了する。制御部30は、当該ステップS11の処理を行った後、ステップS12に移行する。
以下のステップS12からステップS17までの処理は、現時刻tが充電開始時刻tsとなるまで、1時間ごとに行われる。
図2に示すステップS12において、制御部30は、現時刻tから翌日の充電開始時刻tsまでに必要な非常時総電力量Aを算出する。図7に示す例においては、非常時総電力量Aは、現時刻t(ステップS12の処理時点)から、充電開始時刻tsである8:00までの各時刻の非常時使用電力量(ステップS41参照)を足し合わせることにより、算出される。制御部30は、当該ステップS12の処理を行った後、ステップS13に移行する。
ステップS13において、制御部30は、非常時総電力量A<現在の残容量レベル(における蓄電量)であるか否かを判定する。制御部30は、非常時総電力量A<現在の残容量レベルであると判定した場合(ステップS13で「YES」)、ステップS14に移行する。一方、制御部30は、非常時総電力量A<現在の残容量レベルでないと判定した場合(ステップS13で「NO」)、ステップS17に移行する。
なお、ステップS13で「YES」の場合とは、現在(現時刻t)の残容量レベルで、非常時総電力量Aを賄えることを示している。一方、ステップS13で「NO」の場合とは、現在の残容量レベルでは、非常時総電力量Aを賄えないことを示している。
ステップS17において、制御部30は、残容量レベルを変更しない。制御部30は、例えば現在の残容量レベルが30%である場合、残容量レベルを30%で維持する。制御部30は、当該ステップS17の処理を行った後、次の時刻tになるまで待機する。
一方、ステップS14において、制御部30は、非常時総電力量A<一段階下の残容量レベル(における蓄電量)であるか否かを判定する。ここで、「一段階下の残容量レベル」とは、仮に現在の残容量レベルから一段階下げた場合に設定される残容量レベルである。制御部30は、非常時総電力量A<一段階下の残容量レベルであると判定した場合(ステップS14で「YES」)、ステップS15に移行する。一方、制御部30は、非常時総電力量A<一段階下の残容量レベルでないと判定した場合(ステップS14で「NO」)、ステップS17に移行し、現在の残容量レベルのまま次の時刻tまで待機する。
なお、ステップS14で「YES」の場合とは、一段階下の残容量レベルで、非常時総電力量Aを賄えることを示している。一方、ステップS14で「NO」の場合とは、一段階下の残容量レベルでは、非常時総電力量Aを賄えないことを示している。
ステップS15において、制御部30は、残容量レベル下限値<一段階下の残容量レベルであるか否かを判定する。制御部30は、残容量レベル下限値<一段階下の残容量レベルであると判定した場合(ステップS15で「YES」)、ステップS16に移行する。一方、制御部30は、残容量レベル下限値<一段階下の残容量レベルでないと判定した場合(ステップS15で「NO」)、ステップS17に移行し、現在の残容量レベルのまま次の時刻tまで待機する。
ステップS16において、制御部30は、残容量レベルを一段階下げる処理を行う。この処理において、制御部30は、例えば現在の残容量レベルが30%である場合、残容量レベルを20%に変更する(下げる)。制御部30は、当該ステップS16の処理を行った後、次の時刻tになるまで待機する。
制御部30は、現時刻tが充電開始時刻tsとなると、図2に示す制御フローを終了する。
このような制御を行うことにより、本実施形態に係る電力供給システム1においては、翌日の太陽光発電部10の発電量及び翌日の電力需要の予測結果に基づいて、蓄電池20の残容量レベルを自動で最適制御することができる。
より詳細には、図2に示す残容量レベル設定処理においては、「非常時総電力量A<現在の残容量レベル」である場合(ステップS13で「YES」)、すなわち、現在(現時刻t)の残容量レベルで非常時総電力量Aを賄える場合(かつ、ステップS14及びステップS15でYESの場合)、残容量レベルを一段階下げる(ステップS16)。これにより、蓄電池20に蓄電される電力のうち使用可能な電力を拡大することができ、蓄電池20の電力を十分に活用することが可能となる。このため、電力の自給率の向上を図ることができる。
また、図2に示す残容量レベル設定処理において制御部30は、ステップS13でYESと判定した場合、さらに、現在の残容量レベルよりも小さい所定の残容量レベル(本実施形態においては、一段階下の残容量レベル)で非常時総電力量Aを賄えるか否かを判定する(ステップS14)。そして制御部30は、賄えると判定した場合(かつ、ステップS15でYESの場合)、残容量レベルを前記所定の残容量レベルまで(一段階)下げる(ステップS16)。これにより、変更後の残容量レベルによって、十分に非常時の電力の確保を図ることができる。
一方、「非常時総電力量A<現在の残容量レベル」でない場合(ステップS13で「NO」)、すなわち、現在(現時刻t)の残容量レベルで非常時総電力量Aを賄えない場合、又は、「非常時総電力量A<現在の残容量レベルよりも小さい所定の残容量レベル(一段階下の残容量レベル)」でない場合(ステップS14で「NO」)、すなわち、前記所定の残容量レベル(一段階下の残容量レベル)で非常時総電力量Aを賄えない場合、残容量レベルは下げられることなく維持される(ステップS17)。これにより、非常時の電力の確保を図ることができる。
このように、現在の残容量レベル及び一段階下の残容量レベルと、現在から所定時刻(充電開始時刻ts)までに必要な非常時の電力量とを比較して、残容量レベルを下げるか下げないかを決定することにより、非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係る電力供給システム1においては、余剰電力(太陽光発電部10の発電電力のうち負荷Hの電力需要に対して余剰する電力)が発生する最初の時刻(充電開始時刻ts)まで、図2に示すステップS12からステップS17までの処理を繰り返す。ステップS12で算出される非常時総電力量Aは、現時刻tが充電開始時刻tsに近づくにつれて小さくなる。このため、時間の経過とともに(充電開始時刻tsに近づくにつれて)、現在の残容量レベル又は一段階下の残容量レベルによって非常時総電力量Aを「賄える」と判断され易くなる(ステップS13又はステップS14でYESと判断され易くなる)。したがって、時間の経過とともに、残容量レベルを段階的に下げていくことができる。これにより、蓄電池20の残量が、充電開始時刻tsの前に急激に減少してしまう(残容量レベル下限値まで減少してしまう)のを防止することができる。よって、充電開始時刻tsの前に停電となった場合であっても、必要な電力を確保しておくことができる。
また、残容量レベルは、残容量レベル下限値未満には設定されない(ステップS15参照)。ここで、残容量レベル下限値は、当該残容量レベル下限値と総余剰電力量との合計が、蓄電池20の蓄電容量(最大容量)以上となるように設定される(図4参照)。したがって、充電開始時刻ts以降において蓄電池20が満充電となることが期待される。これにより、系統電源Sからできるだけ買電することなく、住宅Hに電力を供給することができる。また、残容量レベル下限値は、当該残容量レベル下限値と総余剰電力量との合計が、前記条件を満たし、かつ、設定可能な値のうちできるだけ小さい値となるように設定される(図4参照)。これにより、太陽光発電部10の発電電力のうち蓄電池20に充電できない電力を減らすことができ、ひいては太陽光発電部10の発電電力の自家消費率を向上させることができる。
以下、図8及び図9を用いて、本実施形態に係る制御イメージを説明する。
例えば、図8に示すように、翌日が晴天日と予測される場合、太陽光発電部10の発電量が十分に見込めるため、余剰電力量も多くなると考えられる。よって、余剰電力が発生する最初の時刻(充電開始時刻ts)までに、蓄電池20の蓄電量(残量)が少なくなっていたとしても、当該時刻(充電開始時刻ts)以降に余剰電力を充電することにより、蓄電池20の蓄電量の増加が期待できる。したがって、余剰電力が発生する最初の時刻(充電開始時刻ts)の残容量レベルを比較的低い値(10%)まで下げても、非常時に電力が足りなくなる可能性が小さくなる。そして、残容量レベルを比較的低い値(10%)まで下げることで、蓄電池20の蓄電電力を最大限活用することができ、ひいては電力の自給率の向上を図ることができる。
一方、図9に示すように、翌日が曇天日と予測される場合、太陽光発電部10の発電量が十分に見込めないため、余剰電力量は少なくなると考えられる。よって、余剰電力が発生する最初の時刻(充電開始時刻ts)までに、蓄電池20の残量が少なくなっていた場合、蓄電池20の蓄電量の増加が余り期待できない。したがって、余剰電力が発生する最初の時刻(充電開始時刻ts)の残容量レベルを比較的高い値(40%)とすることにより、非常時のための電力を確保することができる。
このように、本実施形態に係る電力供給システム1においては、非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率(太陽光発電部10の発電電力の自家消費率)の向上を図ることができる。また、昨今、太陽光発電部10の発電電力の売電単価は低下する傾向にあり、このような状況において太陽光発電部10の発電電力の自家消費率を向上させることにより、光熱費の削減を図ることができる。
以上の如く、本実施形態に係る電力供給システム1は、住宅H(負荷)に電力を供給する電力供給システム1であって、自然エネルギーを利用して発電可能な太陽光発電部10(発電部)と、系統電源Sからの電力及び前記太陽光発電部10からの電力を充放電可能な蓄電池20と、前記蓄電池20の充放電を制御する制御部30と、を具備し、前記制御部30は、非常時における電力を確保するために設定される残容量レベルまで前記蓄電池20の残量が低下すると、前記蓄電池20からの放電を不可能とし、現在以降の前記太陽光発電部10の発電量及び前記住宅H(負荷)による電力需要の予測結果に基づいて、現在以降の前記残容量レベルを制御するものである。
このように構成されることにより、非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率の向上を図ることができる。
このように構成されることにより、非常時に電力が足りなくなるリスクを回避しつつ、電力の自給率の向上を図ることができる。
また、前記制御部30は、前記予測結果に基づいて、前記太陽光発電部10の発電量のうち前記電力需要に対して余剰する余剰電力量を予測し、翌日(現在以降の所定期間)における前記余剰電力量の合計を示す総余剰電力量に基づいて、残容量レベル下限値(前記残容量レベルの下限値)を決定し、前記翌日の充電開始時刻ts(所定時刻)における前記残容量レベルが前記残容量レベル下限値となるように前記残容量レベルを制御するものである。
このように構成されることにより、蓄電池20の残量が充電開始時刻ts(所定時刻)前に残容量レベルの下限値まで減少するのを防止することができ、ひいては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができる。
このように構成されることにより、蓄電池20の残量が充電開始時刻ts(所定時刻)前に残容量レベルの下限値まで減少するのを防止することができ、ひいては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができる。
また、前記制御部30は、前記残容量レベル下限値における蓄電量と前記総余剰電力量との合計が、前記蓄電池20の最大容量以上となるように、かつ、設定可能な値のうちできるだけ小さい値となるように、前記残容量レベル下限値を決定するものである。
このように構成されることにより、電力の自給率の向上を図ることができるとともに、充電開始時刻ts(所定時刻)以降において蓄電池20を満充電とすることができる。
このように構成されることにより、電力の自給率の向上を図ることができるとともに、充電開始時刻ts(所定時刻)以降において蓄電池20を満充電とすることができる。
また、前記制御部30は、翌日(前記所定期間)の中で、前記太陽光発電部10の発電量が非常時使用電力量(非常時の電力需要)に対して余剰する最初の時刻を予測し、当該最初の時刻を前記充電開始時刻ts(所定時刻)とするものである。
このように構成されることにより、充電開始時刻ts(太陽光発電部10の発電量が非常時使用電力量に対して余剰する最初の時刻)以降は蓄電池20への充電が期待できるため、蓄電池20の残量が充電開始時刻tsに残容量レベル下限値まで減少したとしても、非常時に使用可能な電力を確保することができる。
このように構成されることにより、充電開始時刻ts(太陽光発電部10の発電量が非常時使用電力量に対して余剰する最初の時刻)以降は蓄電池20への充電が期待できるため、蓄電池20の残量が充電開始時刻tsに残容量レベル下限値まで減少したとしても、非常時に使用可能な電力を確保することができる。
また、前記制御部30は、現在の前記残容量レベルよりも小さい所定の残容量レベル(一段階下の残容量レベル)における蓄電量によって、現在から前記充電開始時刻tsまでの前記非常時使用電力量の合計である非常時総電力量Aを賄えるか否かを判断し、賄えると判断した場合(図2に示すステップS14で「YES」)、前記残容量レベルを前記所定の残容量レベルまで下げ(ステップS16)、賄えないと判断した場合(ステップS14で「NO」)、前記残容量レベルを維持する(ステップS17)ものである。
このように構成されることにより、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができ、かつ、電力の自給率をより向上させることができる。
このように構成されることにより、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができ、かつ、電力の自給率をより向上させることができる。
また、前記制御部30は、前記制御部30は、前記非常時総電力量Aを賄えるか否かの判断(ステップS13)を、前記充電開始時刻tsまでに複数回行うものである。
このように構成されることにより、非常時総電力量Aは、充電開始時刻tsに近づくにつれて小さくなるため、時間の経過とともに(充電開始時刻tsに近づくにつれて)「賄える」と判断され易くなり、ひいては残容量レベルを段階的に下げていくことができる。これにより、蓄電池20の残量が急激に減少するのを防止することができ、ひいては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができる。
このように構成されることにより、非常時総電力量Aは、充電開始時刻tsに近づくにつれて小さくなるため、時間の経過とともに(充電開始時刻tsに近づくにつれて)「賄える」と判断され易くなり、ひいては残容量レベルを段階的に下げていくことができる。これにより、蓄電池20の残量が急激に減少するのを防止することができ、ひいては、非常時に電力が足りなくなるリスクをより回避し易くすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、電力供給システム1は住宅Hに電力を供給するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、オフィス等に電力を供給するものであってもよい。
また、本実施形態において発電部は、太陽光を利用して発電する太陽光発電部10であるものとしたが、燃料電池であってもよく、また他の自然エネルギー(例えば、水力や風力)を利用して発電するものであってもよい。
また、本実施形態においては、残容量レベルを10%刻みで下げるものとしたが(図2に示すステップS16)、残容量レベルの下げ幅は、蓄電池20の仕様に応じて任意の値とすることができる。
また、本実施形態においては、非常時総電力量Aは、現時刻tから充電開始時刻tsまでの各時刻の非常時使用電力量を足し合わせることにより算出される(ステップS12)ものとしたが、非常時に使用可能な電力に余裕を持たせるために、現時刻tから充電開始時刻tsまでの各時刻の非常時使用電力量の合計に、所定の電力量を足し合わせたものとしてもよい。
また、本実施形態においては、翌日のPV発電量及び翌日の電力需要量の予測結果に基づいて翌日の残容量レベルを制御するものとしたが、予測結果及び制御される残容量レベルは、翌日のものに限定されず、現在以降の任意の期間のものとすることができる。
また、本実施形態において制御部30は、残容量レベルを一段階下げる処理(ステップS16)を行った後、次の時刻tになるまで待機するものとしたが、ステップS16の処理を行った後、ステップS13に処理を戻すこととしてもよい。すなわち、残容量レベルを一段階下げる処理を行った後、さらに残容量レベルを下げることが可能かを判断し、可能であればさらに残容量レベルを下げることとしてもよい。これにより、非常時の使用電力を賄うことができる最低限の電力を確保しつつ、蓄電池20に蓄電される電力のうち使用可能な電力をさらに拡大することができる。
また、本実施形態において制御部30は、現在の残容量レベルで非常時総電力量Aを賄えると判定した場合(ステップS13で「YES」)、一段階下の残容量レベルで非常時総電力量Aを賄えるか否かを判定し(ステップS14)、賄えると判定した場合に残容量レベルを一段階下げるものとしたが、ステップS13の処理は必ずしも行う必要はない。
また、図10に示すように、制御部30は、現在の残容量レベルで非常時総電力量Aを賄えると判定した場合(ステップS13で「YES」)、残容量レベルを一段階下げる(変更する)処理を行い(ステップS16)、その後、変更後の残容量レベルで非常時総電力量Aを賄えるか否かの判定(ステップS14)、及び変更後の残容量レベルが残容量レベル下限値を超えているかの判定(ステップS15)を行うこととしてもよい。図10に示すフローにおいては、ステップS14又はステップS15を経てステップS17に移行した場合、ステップS16において変更された(一段階下げた)残容量レベルに設定されるが、現在の残容量レベル(ステップS16において変更する前の残容量レベル)に戻すこととしてもよい。
1 電力供給システム
10 太陽光発電部
20 蓄電池
30 制御部
10 太陽光発電部
20 蓄電池
30 制御部
Claims (6)
- 負荷に電力を供給する電力供給システムであって、
自然エネルギーを利用して発電可能な発電部と、
系統電源からの電力及び前記発電部からの電力を充放電可能な蓄電池と、
前記蓄電池の充放電を制御する制御部と、
を具備し、
前記制御部は、
非常時における電力を確保するために設定される残容量レベルまで前記蓄電池の残量が低下すると、前記蓄電池からの放電を不可能とし、
現在以降の前記発電部の発電量及び前記負荷による電力需要の予測結果に基づいて、現在以降の前記残容量レベルを制御する、
電力供給システム。 - 前記制御部は、
前記予測結果に基づいて、前記発電部の発電量のうち前記電力需要に対して余剰する余剰電力量を予測し、
現在以降の所定期間における前記余剰電力量の合計を示す総余剰電力量に基づいて、前記残容量レベルの下限値を決定し、
前記所定期間中の所定時刻における前記残容量レベルが前記下限値となるように前記残容量レベルを制御する、
請求項1に記載の電力供給システム。 - 前記制御部は、
前記残容量レベルの前記下限値における蓄電量と前記総余剰電力量との合計が、前記蓄電池の最大容量以上となるように、かつ、設定可能な値のうちできるだけ小さい値となるように、前記下限値を決定する、
請求項2に記載の電力供給システム。 - 前記制御部は、
前記所定期間の中で、前記発電部の発電量が非常時の電力需要に対して余剰する最初の時刻を予測し、当該最初の時刻を前記所定時刻とする、
請求項2又は請求項3に記載の電力供給システム。 - 前記制御部は、
現在の前記残容量レベルよりも小さい所定の残容量レベルにおける蓄電量によって、現在から前記所定時刻までの前記非常時の電力需要の合計である非常時総電力量を賄えるか否かを判断し、賄えると判断した場合、前記残容量レベルを前記所定の残容量レベルまで下げ、賄えないと判断した場合、前記残容量レベルを維持する、
請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の電力供給システム。 - 前記制御部は、
前記非常時総電力量を賄えるか否かの判断を、前記所定時刻までに複数回行う、
請求項5に記載の電力供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019121703A JP2021010204A (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 電力供給システム |
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JP2019121703A JP2021010204A (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 電力供給システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023238711A1 (ja) * | 2022-06-06 | 2023-12-14 | エナジーウィズ株式会社 | 再生可能エネルギー発電システム及び蓄電装置の充電方法 |
JP7463856B2 (ja) | 2020-06-04 | 2024-04-09 | 中国電力株式会社 | 売電システム |
-
2019
- 2019-06-28 JP JP2019121703A patent/JP2021010204A/ja active Pending
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WO2023238711A1 (ja) * | 2022-06-06 | 2023-12-14 | エナジーウィズ株式会社 | 再生可能エネルギー発電システム及び蓄電装置の充電方法 |
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