JPS6314281Y2 - - Google Patents

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JPS6314281Y2
JPS6314281Y2 JP1982006081U JP608182U JPS6314281Y2 JP S6314281 Y2 JPS6314281 Y2 JP S6314281Y2 JP 1982006081 U JP1982006081 U JP 1982006081U JP 608182 U JP608182 U JP 608182U JP S6314281 Y2 JPS6314281 Y2 JP S6314281Y2
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heat pump
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time
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D17/00Domestic hot-water supply systems
    • F24D17/02Domestic hot-water supply systems using heat pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D19/00Details
    • F24D19/10Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24D19/1006Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems
    • F24D19/1051Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems for domestic hot water
    • F24D19/1054Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems for domestic hot water the system uses a heat pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H15/00Control of fluid heaters
    • F24H15/30Control of fluid heaters characterised by control outputs; characterised by the components to be controlled
    • F24H15/355Control of heat-generating means in heaters
    • F24H15/37Control of heat-generating means in heaters of electric heaters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H15/00Control of fluid heaters
    • F24H15/30Control of fluid heaters characterised by control outputs; characterised by the components to be controlled
    • F24H15/375Control of heat pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は深夜電力利用形など制限された時間帯
内で所定温度の湯を貯溜せしめておく給湯機に係
り、特にエネルギー有効比(EER)の高いヒー
トポンプ運転を電気ヒータの運転に優先させなが
ら加熱ロスの低減をはからせるようにした高効率
形ヒートポンプ給湯機に関する。
ヒートポンプ冷凍装置と電気ヒータとを貯湯槽
内の水を加熱する加熱装置に有すると共に、制限
された時間帯(例えば深夜電力時間帯)内で加熱
運転が主として行われる形態のヒートポンプ給湯
機が最近になつて汎く利用される傾向にある。
この種の深夜電力利用形給湯機において、従来
のものとしては例えば実公昭48−26006号公報に
開示された如き構造のものがあるが、これは第5
図に示すように、蓄熱槽1′内の水を加熱するた
めの主たる熱源が夜間用電気ヒータ3′あるいは
昼間用電気ヒータ3であつて、空気熱源ヒート
ポンプ冷凍装置2′で発生する温熱は加熱の補助
として用いられるに過ぎなく、給湯を主体として
考えた場合には加熱効率、コストの各面について
は何等考慮を払つておらなくて冷房運転時期にお
いてヒートポンプ冷凍装置2′の排熱が温水加熱
用として精々利用されているに過ぎない。
さらに、この従来の装置を深夜電力利用形とし
て適用した場合を考えると、深夜電力供給開始時
刻になればヒートポンプ冷凍装置2′と電気ヒー
タ3′とが共に能力一杯で運転を開始し、ヒート
ポンプ冷凍装置2′ではこれ以上昇温できない限
界温度に達した時点で電気ヒータ3′の単独運転
に切り換えて、後は水温を設定温度に維持するた
めに電気ヒータ3′の自動発停制御を行うのが一
般的である。
従つて、沸き上つてしまうと早い時間でも加熱
運転は停止して後は保温運転に切り換るので、温
水を使用するまでの長い時間における熱損失が大
きくなりコスト増をもたらす問題があつた。
また、深夜電力供給開始時刻になると、多くの
給湯機が一斉にフル稼動するので需要電力がピー
クに達することとなり、送電側でも送電効率の低
下、送電コストの増大など不利な面が多かつた。
このように、従来のヒートポンプ給湯機が実用
面特に運転経済面での不利を有している点に対処
して本考案は電気ヒータの加熱容量を増減制御可
能となすと共に、この電気ヒータおよび優先運転
するヒートポンプ冷凍装置の運転を司る制御回路
に特別の工夫を凝らすことによつて、イニシヤル
コストを上昇することなく、しかも保温時間の短
縮による熱損失の軽減をはかりながら総合エネル
ギー有効比EERの改善を確実にはからせるに至
つたものである。
しかして本考案は上述の目的を達成せしめるべ
く下記の構成となしたことを特徴とするものであ
る。
即ち本考案は定格能力及びそれよりも低値の制
限能力とに容量制御可能な電気ヒータ3と、ヒー
トポンプ冷凍装置2とを貯湯槽1内の水を加熱す
る加熱装置に有し、所定電力値を超えない条件の
下での加熱運転が深夜時間等の規定時間帯内で成
されることにより、所定温度TSに達した所定貯
水量Gの湯を貯湯槽1内に貯溜可能としたヒート
ポンプ給湯機であつて、 前記所定温度TSを設定する湯温設定器39、
貯湯槽1内の水温を検知する水温センサ40、外
気温度Tを検知する外気温センサ41、 前記ヒートポンプ冷凍装置2の加熱運転で昇温
可能な限界温度TL前記所定温度TS、前記所定貯
水量G及び電気ヒータ3の定格能力下での単位時
間当たりの定格加熱量Q1から電気ヒータ定格運
転時間TRを算定する第1演算手段51、 外気温センサ41が検知した外気温度Tからヒ
ートポンプ冷凍装置2の単位時間当たりのヒート
ポンプ加熱量Q3を算定する第2演算手段52、 限界温度TL、所定貯水量G、水温センサ40
が加熱運転前に検知した平均初期温度TM及び前
記ヒートポンプ加熱量Q3からヒートポンプ冷凍
装置運転時間THを算定する第3演算手段53、 前記電気ヒータ定格運転時間TRと前記ヒート
ポンプ冷凍装置運転時間THの和と、前記規定運
転時間帯の所定延べ時間とを比較して、前者が大
であれば第1信号を、小であれば第2信号を夫々
発信する比較手段54、 前記比較手段54が第1信号を発信することに
より電気ヒータ定格運転時間TR、ヒートポンプ
冷凍装置運転時間TH、前記所定延べ時間、ヒー
トポンプ加熱量Q3及び電気ヒータ3の制限能力
下での単位時間当たりの制限加熱量Q2から電気
ヒータ制限運転時間TCを算定する第4演算手段
55、 前記比較手段54が第1信号を発信することに
よつて前記規定運転時間帯の到来と同時にヒート
ポンプ冷凍装置運転時間を発信すると共に、規定
運転時間帯の終期から逆算して前記両運転時間
TH、TCの和に相当する時間手前になると電気ヒ
ータ制限運転信号を発信し、比較手段54が第2
信号を発信することによつて、規定運転時間帯の
終期から逆算して前記両運転時間TH,TRの和に
相当する時間手前になると前記ヒートポンプ冷凍
装置運転信号を発信し、一方、前記規定運転時間
帯の終期から逆算して前記電気ヒータ定格運転時
間TR手前になるとヒートポンプ冷凍装置停止信
号及び電気ヒータ定格運転信号を発信するタイマ
ー38、 前記ヒートポンプ冷凍装置2を前記ヒートポン
プ冷凍装置運転信号により運転させ、前記ヒート
ポンプ冷凍装置停止信号により停止せしめるヒー
トポンプ冷凍装置制御手段56、 前記電気ヒータ3を前記電気ヒータ制限運転信
号により制限能力で運転させ、前記電気ヒータ定
格運転信号により定格能力で運転せしめる電気ヒ
ータ制御信号57を備えてなる構成としたもので
あり、エネルギー有効比が高いヒートポンプ冷凍
装置2を優先的に運転させながら、規定運転時間
帯の終期に合わせて、要求される所定温度TS
び所定貯水量Gの湯を貯湯槽1内に確保させるこ
とが可能である。
本考案の具体的内容について添付図面に示す例
を参照しながら以下詳述する。
第1図において1は断熱壁によつて密閉容器に
形成した貯湯槽で、給湯管5、湯取出管6および
排水管7を有している。
この貯湯槽1には電気ヒータ3を槽内下部に収
せしめていると共に、ヒートポンプ冷凍装置2を
付属して配設せしめている。
前記電気ヒータ3は槽内水と直接的に接して加
熱作用を行うものであつて、シーズヒータ等が好
適なものであり、図示例は2個のヒータ3A,3
Bからなつている。一方、ヒートポンプ冷凍装置
2は、圧縮機8、切換弁9、利用側熱交換器1
0、減圧器11および熱源側熱交換器12からな
る可逆冷凍サイクルとフアン13とを備えた公知
の冷凍機から形成されている。
上記ヒートポンプ冷凍装置2における利用側熱
交換器10は対水形熱交換器であつて、水側をポ
ンプ15が介設された配管14と配管16とによ
り、前記貯湯槽1内と接続して、水循環回路を形
成している。
かゝる構造となした給湯機は、ヒートポンプ冷
凍装置2と電気ヒータ3とが貯湯槽1内の水を加
熱する加熱装置となつていて、例えば深夜電力の
供給を受けて加熱運転が成される。
それ等ヒートポンプ冷凍装置2、電気ヒータ3
を運転制御するための電気回路を第2図に例示し
ているが、接触子18-1、およびコイル18cか
らなる第1電磁接触器18、接触子19-1,19
-2およびコイル19cからなる第2電磁接触器1
9、接触子20-1,20-2およびコイル20cか
らなる第3電磁接触器20、制御ユニツト21、
ヒートポンプ冷凍装置2の加熱運転によつて昇温
可能な限界温度点TLを設定するため貯湯槽1に
付設したサーモスタツト22、切換接点23-1
よびコイル23cを備えたデアイサ23、両切形
漏電ブレーカ24、過電流リレー25、高圧制御
器26、過負荷リレー27、常開接点29-1,2
-2、常閉接点29-3およびコイル29cからな
る第1リレー29、常開接点30-1およびコイル
30cからなる第2リレー30、運転スイツチ3
1、接点32-1および駆動コイル32cを備えて
約10秒までの時限設定が可能なタイマー32なら
びに異常表示ランプ33を制御部材として備えて
おり、圧縮機用モータ8M、切換弁ソレノイド9
S、電気ヒータ3A,3B、フアン用モータ13
Mを制御対象機器として備えている。
第1電磁接触器18は圧縮機用モータ8M、切
換弁ソレノイド9Sおよびフアンモータ13Mの
運転を制御するための所謂ヒートポンプ冷凍装置
2を運転する制御器であり、一方、第2・第3電
磁接触器19,20は電気ヒータ3A,3Bを
夫々運転するためのものである。
しかして、第1電磁接触器18のコイル18c
は前記第1リレー29の常開接点29-2を直列に
介して前記制御ユニツト21の第1出力接点部に
接続せしめている。
一方、第2電磁接触器19のコイル19cと第
3電磁接触器20のコイル20cとは制御ユニツ
ト21の第2出力接点部36と第3出力接点部3
7とに対して夫々接続させていて、第1電磁接触
器18は貯湯槽1内水温が前記限界温度TL以下
である場合に電源の供給があつて閉成する第1出
力接点部35の作動により付勢し、第2電磁接触
器19および第3電磁接触器20は貯湯槽1内水
温が設定温度TSより低く、かつ限界温度TLより
高い場合で電源の供給があつて閉成する第2出力
接点部36および第3出力接点部37の各作動に
より付勢し、さらに第2電磁接触器19は前記水
温が限定温度TLより低い場合で、かつある条件
が備わつていて電源の供給があつて閉成する第2
出力接点部36の作動により付勢するようになつ
ている。
次に、前記第1リレー29は過電流リレー2
5、高圧制御器26、過負荷リレー27と組み合
わせることによつてヒートポンプ冷凍装置2を保
護するための安全装置が形成されるものであつ
て、ヒートポンプ冷凍装置2が正常状態であると
きには、第1リレー29が励磁しており、この作
動状態が安全装置が作動していない状態に相応す
るものであり、一方、ヒートポンプ冷凍装置2が
異常状態であるときには過電流リレー25等が作
動して第1リレー29の励磁を解いており、この
作動状態が安全装置が作動している状態に相応す
るものである。
第2リレー30とタイマー32とは、ヒートポ
ンプ冷凍装置2を起動させるための起動指令を出
すためのものであり、第2リレー30の常開接点
30-1がタイマー32の設定時限の間だけ閉成す
ることによつて、第1リレー29を励磁し、第1
電磁接触器18を付勢させるように作動するもの
である。
本考案に係る第2図々示回路は上述した通りで
あるが、第2図において、デアイサ23は第1電
磁接触器18が励磁している間作動して、熱源側
熱交換器12の霜付き状態を検出しデフロストが
必要となつた際に切換接点23-1を図示状態から
切換えて切換弁9のソレノイド9Sを励磁させ冷
凍回路をデフロスト(冷房)サイクルに切換える
と共に、フアン13を停止し、ホツトガスによる
除霜を行うよう作動するものである。
さらに、第2図においてブロツクで示した制御
ユニツト21の構成は第3図に示される通りであ
つて、サーモスタツト22、貯湯槽1内の水温を
検知する水温センサ40、外気温度を検知する外
気温センサ41、貯湯槽1内の貯溜水の所定温度
TSを調節するための湯温設定器39を入力端子
に接続して有するコントロール部34は、電気ヒ
ータ定格運転時間TRを算定する第1演算手段5
1と、ヒートポンプ冷凍装置2の単位時間当たり
のヒートポンプ加熱量Q3を算出する第2演算手
段52と、ヒートポンプ冷凍装置運転時間TH
算定する第3演算手段53と、比較手段54と、
電気ヒータ制限運転時間TCを算定する第4演算
手段55と、第1出力接点部35を有するヒート
ポンプ冷凍装置制御手段56と、第2出力接点部
36及び第3出力接点部37を有する電気ヒータ
制御手段57と、所定時間になると制御信号を発
するタイマー38とからなつている。
前記コントロール部34は第1出力接点部35
乃至第3出力接点部37を選択的に経時作動せし
めるものであつて、各演算手段51,52,5
3,55の演算、各手段54,56,57の作動
については、第4図に運転フロー線図で示した通
りの作動を行うようになつており、湯温設定器3
9で設定した設定温度TS、例えば夏期で65℃、
冬期で85℃、サーモスタツト22が作動したとき
の温度すなわちヒートポンプ冷凍装置2の加熱運
転で昇温可能な限界温度TL例えば55℃、電気ヒ
ータ3が各ヒータ3A,3Bを共に作動せしめる
ことにより定格能力の下で加熱運転を行つている
ときの単位時間当りの定格加熱量Q1、電気ヒー
タ3がヒータ3Aのみ作動せしめることにより制
限能力の下で加熱運転を行つているときの単位時
間当りの制限加熱量Q2、貯湯槽1の貯水量Gの
5つの値を定数の信号入力として持つと共に、水
温センサ40で検出した深夜電力供給開始時点に
おける貯湯槽1内の水の平均初期温度TM、ヒー
トポンプ冷凍装置2の加熱能力を算出する上で必
要な外気温センサ41で実測して得られた外気温
度の2つの値を変数の信号入力として持つてい
る。
なお、電気ヒータ3におけるヒータ3Aの容量
を選定する場合には、前記限界温度TL以下の温
度状態下でヒートポンプ冷凍装置2との併行運転
を行つたときに所定電力値を超えることがないよ
うに、実際には契約深夜電力からヒートポンプ冷
凍装置2の入力を差引いた値以下の容量とするこ
とが必要である。
次に前記コントロール部34の作動順序を第4
図によつて説明すれば、深夜電力17が供給開始
される午後11時までに沸上りの設定温度TSを冬
では85℃に夏では65℃に設定イしておいて、午後
11時になつたところで自動あるいは手動で電源投
入ロを行うと、貯湯槽1内の平均初期温度TM
外気温度Tとの検出が成されるハ。
次いで第2演算手段52によつて外気温度Tか
らヒートポンプ冷凍装置2の単位時間当りのヒー
トポンプ加熱量Q3を算出すると共に、電気ヒー
タ3を定格能力で運転する時間(TR、電気ヒー
タ定格運転時間)とヒートポンプ冷凍装置2を能
力一杯の下で運転する時間(TH、ヒートポンプ
冷凍装置運転時間)とを第1演算手段51と第3
演算手段53とにより算出するニ。
電気ヒータ定格運転時間TRの算出は下記要領
で行う。すなわち、設定温度TSから限界温度TL
を差引いた値に貯水量Gを乗じて得た高温域所要
加熱量Q4を前記定格加熱量Q1で除すことにより
簡単に求まる。
一方、ヒートポンプ冷凍装置運転時間THは、
限界温度TLから平均初期温度TMを差引いた値に
貯水量Gを乗じて得た低温域所要加熱量Q5を既
に求めているヒートポンプ加熱量Q3で除すこと
により得られる。
次に比較手段54によつて前記両運転時間TR
THの和(TR+TH)と午後11時から翌午前7時ま
での規定運転時間帯の延べ時間(この場合8時
間)とを比較してホTR+TH≦8であれば運転時
間帯の終期すなわち翌午前7時から逆算してTR
+THに相当する時間手前でヒートポンプ冷凍装
置2の加熱運転を開始させるヘ。
その後、前記運転時間THの経過により水温が
限界温度TLに達した時点で、ヒートポンプ冷凍
装置2の加熱運転を停止すると共に電気ヒータ3
の定格能力による加熱運転を開始させるト。
なお、ステツプヘの作動及びステツプトのヒー
トポンプ冷凍装置2停止作動がヒートポンプ冷凍
装置制御手段56の作動に相当し、一方、ステツ
プトにおける電気ヒータ3の加熱運転開始が電気
ヒータ制御手段57の作動に相当する。
このようにして加熱運転を行うことにより、深
夜電力17の供給が断たれる翌午前7時になつて
加熱運転が全停止した時点では貯湯槽1内の水温
は設定温度TSに達している。
一方、TR+TH>8であると、第4演算手段5
5によつて直ちに電気ヒータ制限運転時間TC
計算を行うリと共に、ヒートポンプ冷凍装置制御
手段56によりヒートポンプ冷凍装置2の加熱運
転を開始させるヌ。
この場合の電気ヒータ制限運転時間TSの計算
は次のようにして行う。
すなわち(TR+TH−8)にヒートポンプ加熱
量Q3を乗じて得た値(不足熱量分に相当する)
を電気ヒータ3の制限加熱量Q2で除すことによ
り簡単に求められる。
そして、翌午前7時から逆算してTR+TCに相
当する時間手前で電気ヒータ3の一部3Aによる
制限能力加熱運転を併行させル、その後、時間
TCが経過し水温が限界温度TLに達した時点でヒ
ートポンプ冷凍装置2の加熱運転を停止すると共
に、電気ヒータ3の一部3Bの追加による定格能
力加熱運転を行わせるヲ。
なお、ステツプト,チ,ル,ヲにおける電気ヒ
ータ3の発停制御が電気ヒータ制御手段57の作
動に相当するものである。
この場合も深夜電力17の供給が断たれる翌午
前7時になり加熱運転が全停止した時点では貯湯
槽1内の水温は設定温度TSに達している。
第1図、第2図に示した例の運転態様を概要説
明すると、漏電ブレーカ24を投入しておくこと
により、午後11時乃至翌午前7時の間は深夜電力
17の給電が成されるので、第2リレー30の付
勢で該接点30-1が閉成するため、第1リレー29
が付勢し、該付勢は接点29-1によつて自己保持
される。
従つてタイマー32が作動し、該限時接点32
-1が開放して、前記第2リレー30が消勢して
も、第1リレー29の付勢は保持される。
第1リレー29の付勢に相前後して、前記制御
ユニツト21が起動時間の自動設定を行つて、所
定の時刻になると第1出力接点部35が作動し、
ヒートポンプ冷凍装置2の運転が開始される。
そして、当初の水温が高いときは貯湯槽1内の
水温が上昇し55℃に達するとサーモスタツト22
あるいは制御ユニツト21のタイマー38のいず
れか早い方の作動によつて第1出力接点部35が
不作動になり、第2出力接点部36および第3出
力接点部37が作動する結果、電気ヒータ3は、
3A,3Bが共に通電されることによつて、定格
能力の下での加熱運転に切り換り、ヒートポンプ
冷凍装置2は停止する。
このようにして加熱運転は電気ヒータ3の単独
運転に切り換えられて漸次水温が上昇してきて85
℃(冬期)に達した時点では湯温設定器39の作
動によつて第2,3出力接点部36,37を不作
動となし加熱運転を完了せしめる。
このときには翌朝7時近くになつており、深夜
電力17は貯湯槽1内水温が所定温度に達した直
後に自動的に給電が断たれるのである。
一方、当初の水温が低いときは水温が55℃に達
するまでに第2出力接点部36が動して電気ヒー
タ3Aによる制限能力下での加熱運転が併行され
ることとなり、そして水温が55℃に達して第1出
力接点部35が不作動、第3出力接点部37が作
動にに転じる結果、定格能力下での加熱運転に切
り換りヒートポンプ冷凍装置2は停止する。
次にヒートポンプ冷凍装置2の入力が2.2KW、
電気ヒータ3が2.2KW+2.2KWのヒートポンプ
給湯機について夏期と冬期の運転事例を示すと次
の通りである。但し、貯水量Gは350、限界温
度TLは55℃、沸上り設定温度TSは冬期85℃、夏
期65℃であるとする。
◎ 冬期(外気温約5℃) 平均初期水温は10℃となり、ヒートポンプ冷凍
装置2の加熱能力は4000Kcal/H(ヒートポンプ
入力、2.2KW)となることから、 (1) ヒータ4.4KWによる運転時間TR、 (85−55)×350/4.4×860≒2.77時間 (2) ヒートポンプ冷凍装置による運転時間TH、 (55−10)×350/4000=3.94時間 2.77+3.94=6.71<8であるから、 翌午前0時17分にヒートポンプ冷凍装置2を作
動させ、3時間56分後の午前4時13分にヒートポ
ンプ冷凍装置2を不作動、電気ヒータ3を作動に
切り換えれば、2時間47分後の午前7時には85℃
の水温で貯溜されていることとなる。
◎ 冬期(外気温約−2℃) 平均初期水温は5℃となり、ヒートポンプ冷凍
装置2の加熱能力は2900Kcal/H(ヒートポンプ
入力2.0KW)に低下することから、 (1) TR=(85−55)×350/4.4×860≒2.77時間 (2) TH=(55−5)×350/2900≒6.03時間 2.77(2時間47分)+6.03(6時間18分)>8で
あるから、TCの計算を行つて、 (2.77+6.03−8)×2900/2.2×860≒1.23時間 午後11時になると同時にヒートポンプ冷凍装置
2を作動させ、翌午前7時から2.77+1.23=4時
間手前の翌午前3時に電気ヒータ3の一部
(2.2KW)を作動させた後、1時間13分(1.23時
間)経過した時点(午前4時13分)で電気ヒータ
3の残り(2.2KW)を追加作動させれば2時間
47分後の午前7時には85℃の水温が確保されるこ
ととなる。
◎ 夏期(外気温約25℃) 平均初期水温は20℃、ヒートポンプ冷凍装置2
の加熱能力は5500Kcal/H(2.2KW)となること
から、 (1) TR=(65−55)×350/4.4×860≒0.925時間 (2) TH=(55−20)×350/5500≒2.23時間 0.925+2.23=3.155<8であるから、 翌午前3時51分にヒートポンプ冷凍装置2を作
動させ、2時間14分後の午前6時5分にヒートポ
ンプ冷凍装置2を不作動、電気ヒータ3を作動に
切り換えれば、55分後の午前7時には65℃の水温
が確保されることとなる。
上記結果から明らかなようにヒートポンプ冷凍
装置2による加熱運転時間を可及的に長くさせる
ことによりEERを向上させ、しかも制限された
給電時間帯内で保温運転を殆ど要しない加熱運転
のみを行わせるようにしているので熱損失は最低
限度に抑えられる。
つづいて本考案の効果を挙げると下記の通りで
ある。
(イ) ヒートポンプ冷凍装置2で昇温可能な限界温
度TLから設定温度TSまで加熱する運転は電気
ヒータ3によつて行わせ、しかもこの加熱運転
は規定された運転時間帯の終期からさかのぼつ
て連続的に行わせるようにしており、さらに前
記限界温度TLに昇温するまでの加熱運転はヒ
ートポンプ冷凍装置2を優先させるようにして
いるので、ヒートポンプ冷凍装置2の運転時間
を可及的に長くするようにした加熱運転が可能
となり、その結果EERが向上して効率の高い
加熱運転を行うことができる。
さらに保温時間が短くなるため熱損失を大巾に
低減し得る。
また、ヒートポンプ冷凍装置2と電気ヒータ3
の併行運転をできるだけ無くすることができるの
でピークを抑え得ると共に消費電力の平均化を果
し得る。
さらにヒートポンプ冷凍装置2を必要以上に大
型化することなく適正な容量に選ぶことができる
ので装置コストも低廉におさまる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案給湯機の例の略示構造図、第2
図は同じく電気回路展開図、第3図は第2図にお
ける制御ユニツトのブロツク線図、第4図は前記
制御ユニツトのフロー線図、第5図は従来の空調
給湯装置の回路図である。 1……貯湯槽、2……ヒートポンプ冷凍装置、
3……電気ヒータ、38……タイマー、39……
湯温設定器,40……水温センサ、42……外気
温センサ、51……第1演算手段、52……第2
演算手段、53……第3演算手段、54……比較
手段、55……第4演算手段、56……ヒートポ
ンプ冷凍装置制御手段、57……電気ヒータ制御
手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 定格能力及びそれよりも低値の制限能力とに容
    量制御可能な電気ヒータ3と、ヒートポンプ冷凍
    装置2とを貯湯槽1内の水を加熱する加熱装置に
    有し、所定電力値を超えない条件の下での加熱運
    転が深夜時間帯等の規定時間帯内で成されること
    により、所定温度TSに達した所定貯水量Gの湯
    を貯湯槽1内に貯溜可能としたヒートポンプ給湯
    機であつて、 前記所定温度TSを設定する湯温設定器39、
    貯湯槽1内の水温を検知する水温センサ40、外
    気温度Tを検知する外気温センサ41、 前記ヒートポンプ冷凍装置2の加熱運転で昇温
    可能な限界温度TL前記所定温度TS、前記所定貯
    水量G及び電気ヒータ3の定格能力下での単位時
    間当たりの定格加熱量Q1から電気ヒータ定格運
    転時間TRを算定する第1演算手段51、 外気温センサ41が検知した外気温度Tからヒ
    ートポンプ冷凍装置2の単位時間当たりのヒート
    ポンプ加熱量Q3を算定する第2演算手段52、 限界温度TL、所定貯水量G、水温センサ40
    が加熱運転前に検知した平均初期温度TM及び前
    記ヒートポンプ加熱量Q3からヒートポンプ冷凍
    装置運転時間THを算定する第3演算手段53、 前記電気ヒータ定格運転時間TRと前記ヒート
    ポンプ冷凍装置運転時間THの和と、前記規定運
    転時間帯の所定延べ時間とを比較して、前者が大
    であれば第1信号を、小であれば第2信号を夫々
    発信する比較手段54、 前記比較手段54が第1信号を発信することに
    より電気ヒータ定格運転時間TR、ヒートポンプ
    冷凍装置運転時間TH、前記所定延べ時間、ヒー
    トポンプ加熱量Q3及び電気ヒータ3の制限能力
    下での単位時間当たりの制限加熱量Q2から電気
    ヒータ制限運転時間TCを算定する第4演算手段
    55、 前記比較手段54が第1信号を発信することに
    よつて、前記規定運転時間帯の到来と同時にヒー
    トポンプ冷凍装置運転信号を発信すると共に、規
    定運転時間帯の終期から逆算して前記両運転時間
    TH、TCの和に相当する時間手前になると電気ヒ
    ータ制限運転信号を発信し、比較手段54が第2
    信号を発信することによつて、規定運転時間帯の
    終期から逆算して前記両運転時間TH,TRの和に
    相当する時間手前になると前記ヒートポンプ冷凍
    装置運転信号を発信し、一方、前記規定運転時間
    帯の終期から逆算して前記電気ヒータ定格運転時
    間TR手前になるとヒートポンプ冷凍装置停止信
    号及び電気ヒータ定格運転信号を発信するタイマ
    ー38、 前記ヒートポンプ冷凍装置2を前記ヒートポン
    プ冷凍装置運転信号により運転させ、前記ヒート
    ポンプ冷凍装置停止信号により停止せしめるヒー
    トポンプ冷凍装置制御手段56、 前記電気ヒータ3を前記電気ヒータ制限運転信
    号により制限能力で運転させ、前記電気ヒータ定
    格運転信号により定格能力で運転せしめる電気ヒ
    ータ制御信号57を備えてなることを特徴とする
    ヒートポンプ給湯機。
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