JP2001173321A - 窓板材用のガスケット - Google Patents

窓板材用のガスケット

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JP2001173321A
JP2001173321A JP35561899A JP35561899A JP2001173321A JP 2001173321 A JP2001173321 A JP 2001173321A JP 35561899 A JP35561899 A JP 35561899A JP 35561899 A JP35561899 A JP 35561899A JP 2001173321 A JP2001173321 A JP 2001173321A
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JP
Japan
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gasket
window plate
window
base
lip
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JP35561899A
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English (en)
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Toru Otsuka
徹 大塚
Hiroshi Ikeda
寛史 池田
Kazuyo Yoshimura
多代 吉村
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Takechi Kogyo Gomu Co Ltd
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Takechi Kogyo Gomu Co Ltd
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手方向への伸縮を防止して、シール性の向
上を図り得る窓板材用のガスケットを提供する。 【解決手段】 基部30と、該基部30から突出し窓板
材1の側面に接触する突条からなる複数条のリップ31
〜33と、窓枠2に装着されてガスケット3を固定する
ための保持部36とを備えた窓板材用のガスケット3に
おいて、非伸縮性の線状材37が該ガスケット3の長手
方向に沿って該ガスケット3に一体に埋設され、前記ガ
スケット3を窓板材1の周縁に配設した際に、該ガスケ
ット3の横断面における図心よりも内周側の前記基部3
0または前記保持部36の部分に、前記線状材37が配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓板材用のガスケッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、窓板材を窓枠に固定すると共
にシールするために窓板材用のガスケットが用いられて
いる。図6(a)に示すように、該ガスケットは、たと
えば、ガラス板などからなる窓板材1と窓枠2との間に
配設される。施工時に、ガスケット300は、窓板材1
の周縁の両側面と窓枠2との間に該ガスケット300を
押し込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ガスケット300
は、シール性や施工性などの観点から伸縮性の高い、エ
ラストマーで構成されている。そのため、ガスケット3
00を窓板材1と窓枠2との間に押し込む際には、長手
方向に該ガスケット300が伸びるのは避けられない。
したがって、窓板材1の全周に渡ってガスケット300
を配設し、ガスケット300の両端部301,301を
互いに密着させて配設しても、ゴム材の持つ復元力で経
時的にガスケット300が縮むので、図6(b)に示す
ように、縮み代W分の長さの隙間が生じる。該隙間部分
において、窓板材1と窓枠2とのシール性が著しく低下
するので、部屋の密閉性が損なわれ、たとえば、冷暖房
のランニングコストがアップする。
【0004】本発明は、前記従来の問題を解決するため
になされたもので、その目的は、長手方向への伸縮を防
止して、窓板材と窓枠とのシール性の向上を図り得る窓
板材用のガスケットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、基部と、該基部から突出し窓板材の側面
に接触する突条からなる複数条のリップと、窓枠に装着
されてガスケットを固定するための保持部とを備えた窓
板材用のガスケットにおいて、非伸縮性の線状材が前記
ガスケットの長手方向に沿って該ガスケットに一体に埋
設され、前記ガスケットを窓板材の周縁に配設した際
に、該ガスケットの横断面における図心よりも内周側の
前記基部または前記保持部の部分に、前記線状材が配置
されていることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、非伸縮性の線状材がガス
ケットの長手方向に沿って該ガスケットに一体に埋設さ
れているので、ガスケットが長手方向に伸縮するのを防
止することができる。
【0007】本発明のガスケット本体を構成するエラス
トマーの材質としては、耐環境性の点からリサイクルが
可能なオレフィン系(たとえばEPDMとポリエチレン
のブレンドなど)のTPE(熱可塑性エラストマー)が
好ましいが、BRとポリスチレンのブレンドなど他のT
PEやゴムなどを用いることができる。また、本発明に
おいて、非伸縮性の線状材とは、窓枠にガスケットを装
着する程度の外力を受けても殆ど伸びの認められない材
料をいい、たとえば、ポリアリレート繊維、アラミド繊
維、ポリビニルアルコール繊維、ガラス繊維、炭素繊維
および金属線などを単独または組合せて用いることがで
きる。本発明において、「図心」とは、ガスケットの横
断面の平面図形の重心をいう。当該「図心」を通る軸に
関する断面1次モーメントは0になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1および図2は第1実施形態
を示す。図1は窓板材1と窓枠2との間にガスケット3
を配設した状態の横断面図を示す。図1に示すように、
窓板材1の周縁の両側面と窓枠2との間には、一対のガ
スケット3,3が押し込まれている。ガスケット3は、
基部30と、窓板材1の側面に接触するリップ31〜3
3と、窓枠2に装着されてガスケット3を固定するため
の保持部36とを備えている。
【0009】図2はガスケット3の横断面図を示す。図
2(a)に示すように、前記リップ31〜33は、基部
30から突出して設けられており、ガスケット3を窓板
材1(図1)の周縁に配設した際の最も内周側から第1
リップ31、第2リップ32、第3リップ3の3条の突
条から構成されている。各リップ31〜33は、ガスケ
ット3を窓板材1の周縁に配設した際に、窓板材1の側
面に接触して、図1に示すように変形し、窓板材1に密
着する。
【0010】前記保持部36は、リップ31〜33の突
出方向とは反対方向に基部30から突出して設けられて
いる。該保持部36は、基部30から突出して設けられ
た当接部34と矢印状の嵌入部35とからなる。窓枠2
には、嵌合溝20が設けられていると共に、該嵌合溝2
0の上部に突部21が形成されている。したがって、嵌
入部35が該嵌合溝20内に嵌まると共に、当接部34
が突部21に当接することで、ガスケット3が窓枠2に
固定される。
【0011】図2(a)に示す第1リップ31の付け根
部31aから、該第1リップ31に隣接した第2リップ
32の付け根部32aまでの基部30の部分には、非伸
縮性の線状材37が埋設されている。該線状材37は当
接部34の近傍の前記基部30に埋設されている。該線
状材37は、たとえば、アラミド繊維からなり、ガスケ
ット3の長手方向に沿って該ガスケット3に一体に埋設
されている。線状材37は、ガスケット3の横断面にお
ける図2(a)の図心Oよりも内周側の基部30の部分
に配置されている。
【0012】つぎに、本ガスケットの用い方について説
明する。図1に示す窓板材1と窓枠2との間にガスケッ
ト3を押し込むと、リップ31〜33が窓板材1に当接
して変形し、窓板材1に密着する。一方、嵌入部35が
窓枠2の嵌合溝20に嵌まると共に、当接部34が窓枠
2の突部21に当接し、ガスケット3が窓枠2に固定さ
れる。かかる要領で、ガスケット3を長手方向に沿って
窓板材1の周縁部の全周に渡って押し込み、窓板材1の
周縁部を1周させ、該ガスケット3の長手方向の端部同
士を密着させる。なお、ガスケット3の窓板材1の角に
相当する部分の外周側には、窓板材1に沿ってガスケッ
ト3が曲がるように切込を入れる。
【0013】前記構成においては、非伸縮性の線状材3
7がガスケット3の長手方向に沿って該ガスケット3に
一体に埋設されているので、ガスケット3を押し込む際
に長手方向に力が加わっても、ガスケット3が長手方向
に伸びるのを防止することができる。したがって、ガス
ケット3が経時的に縮むこともないので、窓板材1と窓
枠2とのシール性が低下するのを防止することができ
る。
【0014】ところで、ガスケット3の横断面における
図2(a)の図心Oよりも外周側の部分に線状材37を
設けることも考えられる。しかし、前記外周側の部分に
線状材37を設けると、窓板材1の角に沿って枠状に折
り曲げた際にガスケット3の内周側の部分が縮んで皺が
生じ、窓板材1の側面とリップ31〜33との間に隙間
が生じてシール性が低下する。これに対し、本実施形態
では、ガスケット3の横断面における図心Oよりも外周
側の部分には線状材37を設けずに、図心Oよりも内周
側の部分のみに線状材37を設けているから、枠状に折
り曲げてもガスケット3の内周側に皺が生じないから、
窓板材1とリップ31〜33との間に隙間が生じるおそ
れがない。
【0015】図2(b)は第2実施形態を示す。図2
(b)に示すように、ガスケット3Aには、保持部36
に線状材37が埋設されている。該線状材37は、当該
ガスケット3Aの図心Oよりも内周側であって、かつ、
当接部34の近傍に埋設されている。その他の構成は、
第1実施形態と同様であり、同一部分または相当部分に
同一符号を付して、その詳しい説明および図示を省略す
る。
【0016】図3および図4は第3実施形態を示す。図
3に示す横断面図のように、窓板材1の周縁の両側面と
窓枠2との間には、一対の窓板材用のガスケット3B,
3Bが配設されている。
【0017】図4はガスケット3Bの横断面図を示す。
図4に示すガスケット3は、以下に説明するように、窓
板材1(図3)の厚みに応じてガスケット3Bの厚みを
変更できるようになっている。ガスケット3Bには、基
部30から突出して設けられた3条の突条からなる第1
〜第3リップ31〜33の先端にリップ基部40が連設
されている。リップ基部40には、第4〜第6リップ4
1〜43が設けられている。該第4〜第6リップ41〜
43は3条の突条からなり、図3のガスケット3Bを窓
板材1の周縁に配設した際に、窓板材1の側面に接触
し、当該窓板材1に密着する。一方、窓板材1の厚みが
厚い場合には、図4の破線で示すC−C線上でリップ基
部40および第4〜第6リップ41〜43を切除し、ガ
スケット3Bの厚みを薄くして窓板材1および窓枠2へ
の配設を行う。かかる場合には、第1〜第3リップ31
〜33が窓板材1に密着する。その他の構成は、第1実
施形態と同様であり、同一部分または相当部分に同一符
号を付して、その詳しい説明および図示を省略する。
【0018】なお、図5に示すように、左右対象に配置
したガスケットをブリッジ部39を介して一体に形成し
たガスケット3Cについても本発明を適用することがで
きる。また、前記実施形態では、リップ31〜33,4
1〜43を3条としたが、リップは複数条であればよ
い。さらに、保持部は窓枠に装着されて窓板材用のガス
ケットを固定し得る機能を有していればよく、前述の各
実施形態に示した形状以外の形状であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非伸縮性の線状材がガスケットの長手方向に沿って該ガ
スケットに一体に埋設されているので、ガスケットを押
し込む際に長手方向に引張力が加わっても、ガスケット
が長手方向に伸びるのを防止することができる。したが
って、長手方向に伸張して配設されたガスケットが経時
的に縮むことがないから、部屋の密閉性が損なわれるな
どの不具合を防止することができる。また、前記線状材
は、ガスケットを窓板材の周縁に配設した際に、該ガス
ケットの横断面における図心よりも内周側の部分に配置
されており、当該図心よりも外周側には配置されていな
い。そのため、ガスケットを枠状に折り曲げてもガスケ
ットの内周側に皺が生じないから、窓板材とガスケット
との間に隙間が生じてシール性が損なわれるおそれもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる窓板材用のガス
ケットを窓板材および窓枠に配設した状態を示す横断面
図である。
【図2】(a)は同ガスケットを示す横断面図、(b)
は第2実施形態のガスケットを示す横断面図である。
【図3】第3実施形態にかかる窓板材用のガスケットを
窓板材および窓枠に配設した状態を示す横断面図であ
る。
【図4】同ガスケットを示す横断面図である。
【図5】窓板材用のガスケットの変形例を示す横断面図
である。
【図6】ジッパーガスケットの従来例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1:窓板材1 2:窓枠 3:窓板材用のガスケット 30:基部 31:第1リップ 31a:付け根部 32:第2リップ 32a:付け根部 33:第3リップ 34:当接部 36:保持部 37:線状材 41:第4リップ 42:第5リップ 43:第6リップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 多代 愛媛県伊予市上吾川甲1231番地 タケチ工 業ゴム株式会社伊予工場内 Fターム(参考) 2E016 AA01 BA02 CA01 CB01 CC01 DA06 DB08 DC02 DD09 DE04 3J040 BA07 EA02 EA16 FA05 HA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、該基部から突出し窓板材の側面
    に接触する突条からなる複数条のリップと、窓枠に装着
    されてガスケットを固定するための保持部とを備えた窓
    板材用のガスケットにおいて、 非伸縮性の線状材が前記ガスケットの長手方向に沿って
    該ガスケットに一体に埋設され、 前記ガスケットを窓板材の周縁に配設した際に、該ガス
    ケットの横断面における図心よりも内周側の前記基部ま
    たは前記保持部の部分に、前記線状材が配置されている
    ことを特徴とする窓板材用のガスケット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ガスケットの横断面における図心よりも外周側の部
    分には、非伸縮性の線状材が設けられていないことを特
    徴とする窓板材用のガスケット。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 最も内周側の第1リップの付け根部から、該第1リップ
    に近接した第2リップの付け根部までの基部の部分に前
    記線状材が埋設されている窓板材用のガスケット。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記ガスケットを窓板材の周縁に配設した際に内周側と
    なる部分に、前記基部から前記リップの突出方向とは反
    対方向に突出して前記窓枠に当接する当接部の近傍に前
    記線状材が埋設されている窓板材用のガスケット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035364A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Hokusei Rubber Kogyo Kk ガスケット
KR100682508B1 (ko) 2005-11-11 2007-02-15 주식회사 금상엔지니어링 창문 가스켓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035364A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Hokusei Rubber Kogyo Kk ガスケット
KR100682508B1 (ko) 2005-11-11 2007-02-15 주식회사 금상엔지니어링 창문 가스켓

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