JP2001173151A - ユニットルームの収納パネル - Google Patents
ユニットルームの収納パネルInfo
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- JP2001173151A JP2001173151A JP34109199A JP34109199A JP2001173151A JP 2001173151 A JP2001173151 A JP 2001173151A JP 34109199 A JP34109199 A JP 34109199A JP 34109199 A JP34109199 A JP 34109199A JP 2001173151 A JP2001173151 A JP 2001173151A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- storage panel
- surface material
- unit room
- resin sheet
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたもの
であり、作業環境にすぐれ、生産時の不良率の発生が少
なく、さらに耐用年数が長い収納パネルを提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】透明樹脂シートからなる表面材と、当該表
面材の裏側に形成した加飾層と、前記表面材の加飾層側
に加熱溶融した熱可塑性樹脂を射出しかつこれを前記表
面材に接触しつつ圧縮成形した外面材と、からなること
を特徴とするユニットルームの収納パネル。1‥PET
系樹脂シート(表面材)、1a‥加飾層、10‥表面
材、20‥外面材、21‥突条。
であり、作業環境にすぐれ、生産時の不良率の発生が少
なく、さらに耐用年数が長い収納パネルを提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】透明樹脂シートからなる表面材と、当該表
面材の裏側に形成した加飾層と、前記表面材の加飾層側
に加熱溶融した熱可塑性樹脂を射出しかつこれを前記表
面材に接触しつつ圧縮成形した外面材と、からなること
を特徴とするユニットルームの収納パネル。1‥PET
系樹脂シート(表面材)、1a‥加飾層、10‥表面
材、20‥外面材、21‥突条。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニットルームの
収納パネルに関するものである。
収納パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスルームにて代表されるユニ
ットルームの収納パネルは、従来より鋼板、合成樹脂製
パネルが用いられている。鋼板の場合、その表面に塩化
ビニル層を形成する等の表面処理を行っている。しかし
ながら、鋼板であるために重量が重いことは避けられ
ず、施工時(組立時)にその取扱いは難しく、しかも表
面にコーティングされている樹脂が剥れた際にはこれが
直接錆の発生に繋がり、商品価値を大きく低下させる原
因となっている。
ットルームの収納パネルは、従来より鋼板、合成樹脂製
パネルが用いられている。鋼板の場合、その表面に塩化
ビニル層を形成する等の表面処理を行っている。しかし
ながら、鋼板であるために重量が重いことは避けられ
ず、施工時(組立時)にその取扱いは難しく、しかも表
面にコーティングされている樹脂が剥れた際にはこれが
直接錆の発生に繋がり、商品価値を大きく低下させる原
因となっている。
【0003】一方、合成樹脂製の収納パネルにあって
は、主としてガラス繊維強化プラスチック(FRP)製
のものが用いられ、場合によっては表面材となるアクリ
ル樹脂シートに、裏張りの補強材としてFRP樹脂が採
用され、これらはスプレーガンで吹き付け、またはハン
ドレイアップ法によってかかるFRPの層を形成し、こ
のFRP層を脱泡させながら平滑にし、その後硬化させ
ることにより製造されている。
は、主としてガラス繊維強化プラスチック(FRP)製
のものが用いられ、場合によっては表面材となるアクリ
ル樹脂シートに、裏張りの補強材としてFRP樹脂が採
用され、これらはスプレーガンで吹き付け、またはハン
ドレイアップ法によってかかるFRPの層を形成し、こ
のFRP層を脱泡させながら平滑にし、その後硬化させ
ることにより製造されている。
【0004】しかしながら、後者の収納パネルの製造の
際には、作業者によってFRPの吹き付けやハンドレイ
アップ作業、さらには平滑作業などが行なわれるため、
生産効率が悪く、また作業者の衣服にガラス繊維が付着
するのみならず、ガラス繊維が皮膚に付着したり、作業
者が飛散したガラス繊維を吸収し障害を引き起こすとい
う問題があった。
際には、作業者によってFRPの吹き付けやハンドレイ
アップ作業、さらには平滑作業などが行なわれるため、
生産効率が悪く、また作業者の衣服にガラス繊維が付着
するのみならず、ガラス繊維が皮膚に付着したり、作業
者が飛散したガラス繊維を吸収し障害を引き起こすとい
う問題があった。
【0005】また、アクリル樹脂シートが用いられた場
合では、これとFRPとの熱膨張係数の差が大きいの
で、長期間使用しているうちに温度変化によってアクリ
ル樹脂シートに歪みを生じて劣化するため、耐用年数が
短いという問題があった。
合では、これとFRPとの熱膨張係数の差が大きいの
で、長期間使用しているうちに温度変化によってアクリ
ル樹脂シートに歪みを生じて劣化するため、耐用年数が
短いという問題があった。
【0006】さらに、合成樹脂製の収納パネルは従来か
らかびなどの汚れが付着することが問題になっており、
汚れの付着しにくいか若しくは汚れが付着しても容易に
取ることができるものが求められている。さらに言え
ば、アクリル樹脂シート成形体を金型にセットし、裏面
から加熱溶融した合成樹脂を射出成形して補強すること
も考えられるが、この場合には成形歪が残りやすく、長
期間の使用によって反りが発生する等の問題が生じてい
た。さらにまた、両者の層間での接着が不十分で剥離を
生じたり、成形時に金型内に合成樹脂が完全に行きわた
らないというケースもある。
らかびなどの汚れが付着することが問題になっており、
汚れの付着しにくいか若しくは汚れが付着しても容易に
取ることができるものが求められている。さらに言え
ば、アクリル樹脂シート成形体を金型にセットし、裏面
から加熱溶融した合成樹脂を射出成形して補強すること
も考えられるが、この場合には成形歪が残りやすく、長
期間の使用によって反りが発生する等の問題が生じてい
た。さらにまた、両者の層間での接着が不十分で剥離を
生じたり、成形時に金型内に合成樹脂が完全に行きわた
らないというケースもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、加飾性に優れ、かつ見
栄えの良い、更には作業環境にすぐれ、生産時の不良率
の発生が少なく、また汚れが付着しにくくかつこれが取
れ易く、さらに耐用年数が長い収納パネルを提供するこ
とを目的とするものである。
術に鑑みてなされたものであり、加飾性に優れ、かつ見
栄えの良い、更には作業環境にすぐれ、生産時の不良率
の発生が少なく、また汚れが付着しにくくかつこれが取
れ易く、さらに耐用年数が長い収納パネルを提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明樹脂シー
トからなる表面材と、当該表面材の裏側に形成した加飾
層と、前記表面材の加飾層側に加熱溶融した熱可塑性樹
脂を射出しかつこれを前記表面材に接触しつつ圧縮成形
した外面材と、からなることを特徴とするユニットルー
ムの収納パネルにかかるもので、好ましくは、前記表面
材が収納パネルの表面形状に例えば真空成形等によって
賦形され、更には、前記外面材の周囲及び表面に格子状
の突条を形成してこれを補強したもので、好ましくは、
表面材となる透明樹脂シートが撥水性を示すものが良
い。
トからなる表面材と、当該表面材の裏側に形成した加飾
層と、前記表面材の加飾層側に加熱溶融した熱可塑性樹
脂を射出しかつこれを前記表面材に接触しつつ圧縮成形
した外面材と、からなることを特徴とするユニットルー
ムの収納パネルにかかるもので、好ましくは、前記表面
材が収納パネルの表面形状に例えば真空成形等によって
賦形され、更には、前記外面材の周囲及び表面に格子状
の突条を形成してこれを補強したもので、好ましくは、
表面材となる透明樹脂シートが撥水性を示すものが良
い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は透明樹脂シートを表面材
としたもので、これに加飾層を付加して見栄えを良好に
したもので、例えば耐熱インキを用いたグラビア印刷に
て印刷層を形成することも好ましい形態の一つである。
そして、この収納パネルの表面となる透明樹脂シートに
対し、射出・圧縮成形によって前記透明樹脂シートを外
側より補強し、かつ透明樹脂シートとの間の接着性を高
めて接着不良や樹脂間の剥離を防止したものであり、成
形時の生産効率にすぐれ、かつ熱可塑性樹脂を用いるこ
とで環境にも易しく、さらに低圧成形法であるため成形
歪が生じにくく、経年変化も少ないという特徴を備えた
ものである。特に、外面材の周囲及び表面に格子状の突
条を形成したものにあっては、収納パネルの強度を付加
し、あるいはユニット枠材との取り付け部位を構成する
ものである。
としたもので、これに加飾層を付加して見栄えを良好に
したもので、例えば耐熱インキを用いたグラビア印刷に
て印刷層を形成することも好ましい形態の一つである。
そして、この収納パネルの表面となる透明樹脂シートに
対し、射出・圧縮成形によって前記透明樹脂シートを外
側より補強し、かつ透明樹脂シートとの間の接着性を高
めて接着不良や樹脂間の剥離を防止したものであり、成
形時の生産効率にすぐれ、かつ熱可塑性樹脂を用いるこ
とで環境にも易しく、さらに低圧成形法であるため成形
歪が生じにくく、経年変化も少ないという特徴を備えた
ものである。特に、外面材の周囲及び表面に格子状の突
条を形成したものにあっては、収納パネルの強度を付加
し、あるいはユニット枠材との取り付け部位を構成する
ものである。
【0010】製造工程上から見ると、作業者の手作業に
よる製造工程がほとんどなく、主として金型内で成形作
業が行なわれるため、作業環境面、安全衛生面にすぐ
れ、しかも表面材側の熱可塑性樹脂シートと射出圧縮成
形樹脂側(外面材側)の熱可塑性樹脂との間での接着不
良や剥離の発生もなく、生産効率にもすぐれたものであ
り、得られた収納パネルにあっても、表面材と外面材と
の接着を確実なものとし、かつ熱膨張係数の差が小さい
ので、温度変化によって表面材のプレートに歪みを生じ
て劣化することが少なくなるため耐用年数が長くなるも
のである。
よる製造工程がほとんどなく、主として金型内で成形作
業が行なわれるため、作業環境面、安全衛生面にすぐ
れ、しかも表面材側の熱可塑性樹脂シートと射出圧縮成
形樹脂側(外面材側)の熱可塑性樹脂との間での接着不
良や剥離の発生もなく、生産効率にもすぐれたものであ
り、得られた収納パネルにあっても、表面材と外面材と
の接着を確実なものとし、かつ熱膨張係数の差が小さい
ので、温度変化によって表面材のプレートに歪みを生じ
て劣化することが少なくなるため耐用年数が長くなるも
のである。
【0011】本発明で用いられる表面材としての透明樹
脂シートにあっては、例えばアクリル樹脂、PET樹
脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、AB
S樹脂、PS樹脂から選択されたシートが用いられる
が、中でもアクリル樹脂シートあるいはPET樹脂シー
トが好適に用いられる。
脂シートにあっては、例えばアクリル樹脂、PET樹
脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、AB
S樹脂、PS樹脂から選択されたシートが用いられる
が、中でもアクリル樹脂シートあるいはPET樹脂シー
トが好適に用いられる。
【0012】アクリル樹脂シートは、光沢でソフト感の
ある材料であって、汚れにくく、傷が付きにくいという
特徴などがあり、また修理の点でもメリットがあり、表
面材としてはすぐれたものである。なお、透明感のある
ままで用いることも可能であるが、必要に応じて選択さ
れる顔料などの着色剤あるいは無機質鉱物などが配合さ
れたものであってもよい。
ある材料であって、汚れにくく、傷が付きにくいという
特徴などがあり、また修理の点でもメリットがあり、表
面材としてはすぐれたものである。なお、透明感のある
ままで用いることも可能であるが、必要に応じて選択さ
れる顔料などの着色剤あるいは無機質鉱物などが配合さ
れたものであってもよい。
【0013】このアクリル樹脂シートは、例えばポリメ
チルメタクリレートのアクリル系樹脂製のキャストシー
トなどであり、これは未架橋のままでも用いられるが、
部分架橋のアクリル樹脂シートは表面硬度や耐薬品性に
すぐれ、また成形時にすぐれた特性を持つもので本発明
に好んで使用される。
チルメタクリレートのアクリル系樹脂製のキャストシー
トなどであり、これは未架橋のままでも用いられるが、
部分架橋のアクリル樹脂シートは表面硬度や耐薬品性に
すぐれ、また成形時にすぐれた特性を持つもので本発明
に好んで使用される。
【0014】表面材の裏側に形成した加飾層としては特
に限定されることはないが、例えば、表面材としてのア
クリル樹脂シートの裏側に、アクリル系塗料で模様を付
してデザイン性を向上させたり、耐熱インキを用いたグ
ラビア印刷、シルク印刷等に加飾層を形成することも好
ましい形態の一つである。
に限定されることはないが、例えば、表面材としてのア
クリル樹脂シートの裏側に、アクリル系塗料で模様を付
してデザイン性を向上させたり、耐熱インキを用いたグ
ラビア印刷、シルク印刷等に加飾層を形成することも好
ましい形態の一つである。
【0015】また、表面材としてはPET樹脂シートも
好んで用いられ、これはテレフタル酸ジメチルとエチレ
ングリコールを縮重合させたものであり、機械的強度に
優れ、耐摩耗性にも優れた樹脂シートである。勿論、例
えば耐熱インキを用いたグラビア印刷にて印刷層を形成
することができることは言うまでもない。尚、表面材は
真空成形を施すことによって得ようとする収納パネルの
表面材として賦形を施したものであってもよい。
好んで用いられ、これはテレフタル酸ジメチルとエチレ
ングリコールを縮重合させたものであり、機械的強度に
優れ、耐摩耗性にも優れた樹脂シートである。勿論、例
えば耐熱インキを用いたグラビア印刷にて印刷層を形成
することができることは言うまでもない。尚、表面材は
真空成形を施すことによって得ようとする収納パネルの
表面材として賦形を施したものであってもよい。
【0016】なお、表面材を構成する透明樹脂シートの
厚さは夫々適宜選択されるものであり、プレート状、シ
ート状、フィルム状のものがあるが、本発明ではこれら
を総称して単にシートと称する。本発明の表面材の厚さ
は特に限定がないが2μm〜20mm程度、好ましくは
5μm〜500μm、更に好ましくは10μm〜250
μmのものが使われる。なお、表面材としての樹脂シー
トは平板状のものを使用することができるが、予め真空
成形機(図示せず)にセットし、これを加熱軟化させ、
その後真空引きすることにより賦形させたものであって
もよい。
厚さは夫々適宜選択されるものであり、プレート状、シ
ート状、フィルム状のものがあるが、本発明ではこれら
を総称して単にシートと称する。本発明の表面材の厚さ
は特に限定がないが2μm〜20mm程度、好ましくは
5μm〜500μm、更に好ましくは10μm〜250
μmのものが使われる。なお、表面材としての樹脂シー
トは平板状のものを使用することができるが、予め真空
成形機(図示せず)にセットし、これを加熱軟化させ、
その後真空引きすることにより賦形させたものであって
もよい。
【0017】本発明において、透明樹脂シ−トからなる
表面材の最表面が撥水性を示すことが汚れの付着を防止
し、また汚れを取れ易くするという意味で好ましい。撥
水性としては水の接触角が90°以上であることが好ま
しい。かかる透明樹脂シ−トの表面に撥水性を発現させ
る手段としては、透明樹脂シ−トの表面にシリコ−ン系
化合物を塗布するか、またはシリコ−ン系化合物が配合
された撥水性樹脂シ−トをさらにラミネ−トするか、ま
たは透明樹脂シ−トの表面にフッ素系化合物を塗布する
かまたはフッ素系化合物からなるまたは配合された撥水
性樹脂シ−トをさらにラミネ−トすることにより達成さ
れる。
表面材の最表面が撥水性を示すことが汚れの付着を防止
し、また汚れを取れ易くするという意味で好ましい。撥
水性としては水の接触角が90°以上であることが好ま
しい。かかる透明樹脂シ−トの表面に撥水性を発現させ
る手段としては、透明樹脂シ−トの表面にシリコ−ン系
化合物を塗布するか、またはシリコ−ン系化合物が配合
された撥水性樹脂シ−トをさらにラミネ−トするか、ま
たは透明樹脂シ−トの表面にフッ素系化合物を塗布する
かまたはフッ素系化合物からなるまたは配合された撥水
性樹脂シ−トをさらにラミネ−トすることにより達成さ
れる。
【0018】透明性樹脂シ−トの表面を撥水性にするた
めの具体的手段としては、シリコ−ン系化合物、例え
ば、ポリジメチルシロキサン、ポリフェニルメチルシロ
キサン、ポリジフェニルシロキサンのようなポリオルガ
ノシロキサンを主鎖とするものが用いられる。PETや
アクリル樹脂の透明樹脂表面にシリコ−ン系化合物を塗
布する方法としては、熱縮合型または熱付加型のシリコ
−ン系化合物のエマルジョンまたは溶剤溶液をバ−コ−
ト法、ドクタ−ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法、フロ−コ
−ト法などで塗布し、熱風オ−ブンの中で乾燥架橋させ
るか、若しくは、放射線または紫外線硬化型反応性ポリ
オルガノシロキサンのエマルジョンまたは溶剤溶液をバ
−コ−ト法、ドクタ−ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法、フ
ロ−コ−ト法などで塗布し放射線または紫外線を照射し
て、ポリオルガノシロキサンを架橋硬化する。熱縮合型
としては、両末端シラノ−ル官能性ジメチルポリシロキ
サンとメチルハイドロジェンポリシロキサンあるいはメ
チルメトキシシロキサンとを有機錫系触媒の存在下で反
応させたものが挙げられる。また熱付加反応型としては
分子両末端あるいは両末端及び側鎖にビニル基を有する
メチルビニルポリシロキサンと、メチルハイドロジェン
ポリシロキサンとを白金系触媒の存在下で反応させたも
のが挙げられる。紫外線硬化型はアルケニル基とメルカ
プト基を含有するポリオルガノシロキサンに光重合剤を
加えたもの、(メタ)アクリル基を含有するポリオルガ
ノシロキサンに光重合剤を加えたもの、エポキシ基を含
有するポリオルガノシロキサンにオニウム塩光開始剤を
添加したものなどが例示され、電子線硬化型はラジカル
重合性基含有ポリオルガノシロキサンが例示される。
めの具体的手段としては、シリコ−ン系化合物、例え
ば、ポリジメチルシロキサン、ポリフェニルメチルシロ
キサン、ポリジフェニルシロキサンのようなポリオルガ
ノシロキサンを主鎖とするものが用いられる。PETや
アクリル樹脂の透明樹脂表面にシリコ−ン系化合物を塗
布する方法としては、熱縮合型または熱付加型のシリコ
−ン系化合物のエマルジョンまたは溶剤溶液をバ−コ−
ト法、ドクタ−ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法、フロ−コ
−ト法などで塗布し、熱風オ−ブンの中で乾燥架橋させ
るか、若しくは、放射線または紫外線硬化型反応性ポリ
オルガノシロキサンのエマルジョンまたは溶剤溶液をバ
−コ−ト法、ドクタ−ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法、フ
ロ−コ−ト法などで塗布し放射線または紫外線を照射し
て、ポリオルガノシロキサンを架橋硬化する。熱縮合型
としては、両末端シラノ−ル官能性ジメチルポリシロキ
サンとメチルハイドロジェンポリシロキサンあるいはメ
チルメトキシシロキサンとを有機錫系触媒の存在下で反
応させたものが挙げられる。また熱付加反応型としては
分子両末端あるいは両末端及び側鎖にビニル基を有する
メチルビニルポリシロキサンと、メチルハイドロジェン
ポリシロキサンとを白金系触媒の存在下で反応させたも
のが挙げられる。紫外線硬化型はアルケニル基とメルカ
プト基を含有するポリオルガノシロキサンに光重合剤を
加えたもの、(メタ)アクリル基を含有するポリオルガ
ノシロキサンに光重合剤を加えたもの、エポキシ基を含
有するポリオルガノシロキサンにオニウム塩光開始剤を
添加したものなどが例示され、電子線硬化型はラジカル
重合性基含有ポリオルガノシロキサンが例示される。
【0019】PETやアクリル樹脂の透明樹脂表面にシ
リコ−ン系化合物が配合された撥水性樹脂シ−トをさら
にラミネ−トする方法としてはアクリル樹脂、PET樹
脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、AB
S樹脂などの熱可塑性樹脂にアクリロイル基、メタクリ
ロイル基、ビニル基、メルカプト基などを片末端または
両末端、あるいは側鎖に有する重合性のあるポリオルガ
ノシロキサン、あるいはこれに必要に応じた多官能性化
合物を添加した撥水性フィルムまたはアクリルシリコ−
ン共重合体などのそれ自身で撥水性を示すシリコ−ン系
樹脂からなるフィルムを熱融着、または接着剤や接着用
フィルムを介して押し出しラミネ−ト法、共押し出し
法、ドライラミネ−ション法などでラミネ−トする。必
要があれば電子線などの放射線照射または紫外線照射に
よって固定化する。
リコ−ン系化合物が配合された撥水性樹脂シ−トをさら
にラミネ−トする方法としてはアクリル樹脂、PET樹
脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、AB
S樹脂などの熱可塑性樹脂にアクリロイル基、メタクリ
ロイル基、ビニル基、メルカプト基などを片末端または
両末端、あるいは側鎖に有する重合性のあるポリオルガ
ノシロキサン、あるいはこれに必要に応じた多官能性化
合物を添加した撥水性フィルムまたはアクリルシリコ−
ン共重合体などのそれ自身で撥水性を示すシリコ−ン系
樹脂からなるフィルムを熱融着、または接着剤や接着用
フィルムを介して押し出しラミネ−ト法、共押し出し
法、ドライラミネ−ション法などでラミネ−トする。必
要があれば電子線などの放射線照射または紫外線照射に
よって固定化する。
【0020】透明樹脂シ−トの表面をフッ素系化合物で
撥水性にするためにはフルオロアルキルアクリレ−トや
フルオロアルキル基含有のポリオルガノシロキサンなど
のフッ素化合物で透明樹脂シ−ト表面を処理するか、エ
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフル
オロエチレン−パ−フルオロアルキルビニルエ−テル共
重合体、PTFE、FEP、PCTFE、ECTFE、
PVdF、PVFなどのフッ素系化合物からなる撥水性
樹脂シ−トを透明樹脂シ−トに熱融着や接着剤または接
着用フィルムを介して押し出しラミネ−ト法、共押し出
し法、ドライラミネ−ション法などでラミネ−トする。
必要があれば電子線などの放射線照射または紫外線照射
によって固定化する。
撥水性にするためにはフルオロアルキルアクリレ−トや
フルオロアルキル基含有のポリオルガノシロキサンなど
のフッ素化合物で透明樹脂シ−ト表面を処理するか、エ
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフル
オロエチレン−パ−フルオロアルキルビニルエ−テル共
重合体、PTFE、FEP、PCTFE、ECTFE、
PVdF、PVFなどのフッ素系化合物からなる撥水性
樹脂シ−トを透明樹脂シ−トに熱融着や接着剤または接
着用フィルムを介して押し出しラミネ−ト法、共押し出
し法、ドライラミネ−ション法などでラミネ−トする。
必要があれば電子線などの放射線照射または紫外線照射
によって固定化する。
【0021】射出圧縮に用いられる熱可塑性樹脂として
は、前記表面材と融着させることができるものであれば
特に限定されないが、かかる熱可塑性樹脂の代表例とし
ては、例えば、アクリル樹脂、PET樹脂、AS樹脂、
PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、ABS樹脂、PS樹
脂などから選択される。なお、表面材を構成する透明樹
脂シートと同一の樹脂であることが好ましく、両者の熱
溶着が可能となり、異種材料であれば、接着剤等を介在
させることも行われる。
は、前記表面材と融着させることができるものであれば
特に限定されないが、かかる熱可塑性樹脂の代表例とし
ては、例えば、アクリル樹脂、PET樹脂、AS樹脂、
PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、ABS樹脂、PS樹
脂などから選択される。なお、表面材を構成する透明樹
脂シートと同一の樹脂であることが好ましく、両者の熱
溶着が可能となり、異種材料であれば、接着剤等を介在
させることも行われる。
【0022】なかでも、耐衝撃性にすぐれ、高温域で高
い剛性を有するABS樹脂は特に好ましいものである。
かかる熱可塑性樹脂には各種添加剤を添加することがで
きることは言うまでもなく、ガラス繊維、タルク、マイ
カなどの無機系充填剤、難燃剤、着色剤、銀錯体系抗菌
剤などの抗菌・防黴剤、アゾジカルボンアミンなどの発
泡剤などがある。発泡剤を配合した場合にはかかる熱可
塑性樹脂層(外面材)が多孔質となり断熱性に優れたも
のとなる。また、ガラス繊維を添加した場合には剛性に
すぐれたものとなるので好ましい。この場合、ガラス繊
維長や配合量は任意に選択されるが、通常は1〜6mm
程度で、5〜30重量%程度となるように調整される。
い剛性を有するABS樹脂は特に好ましいものである。
かかる熱可塑性樹脂には各種添加剤を添加することがで
きることは言うまでもなく、ガラス繊維、タルク、マイ
カなどの無機系充填剤、難燃剤、着色剤、銀錯体系抗菌
剤などの抗菌・防黴剤、アゾジカルボンアミンなどの発
泡剤などがある。発泡剤を配合した場合にはかかる熱可
塑性樹脂層(外面材)が多孔質となり断熱性に優れたも
のとなる。また、ガラス繊維を添加した場合には剛性に
すぐれたものとなるので好ましい。この場合、ガラス繊
維長や配合量は任意に選択されるが、通常は1〜6mm
程度で、5〜30重量%程度となるように調整される。
【0023】かかる熱可塑性樹脂は比較的大型の金型内
にあって射出工程と圧縮工程を経るため、メルトフロー
レートは重要なファクターであり、メルトフローレート
が2以上、好ましくは5以上、更に好ましくは15以上
のものがよい。
にあって射出工程と圧縮工程を経るため、メルトフロー
レートは重要なファクターであり、メルトフローレート
が2以上、好ましくは5以上、更に好ましくは15以上
のものがよい。
【0024】上記の熱可塑性樹脂はあらかじめ加熱溶融
されるものであり、金型内に射出させた後圧縮させる際
の圧力は、金型の投影面積が大きいこと、および表面材
が破損するのを避けるため、できるだけ低い圧力で圧縮
成形することが好ましく、50〜150kg/cm2 程
度である。
されるものであり、金型内に射出させた後圧縮させる際
の圧力は、金型の投影面積が大きいこと、および表面材
が破損するのを避けるため、できるだけ低い圧力で圧縮
成形することが好ましく、50〜150kg/cm2 程
度である。
【0025】かかる金型内に加熱溶融された熱可塑性樹
脂が射出され、次いで(あるいは同時に)圧縮を開始す
るが、表面材をセットされた状態の金型をもってかかる
樹脂を圧縮するものであり、これによって金型の隅々に
まで樹脂を行きわたらせ、かつセットされている表面材
と完全に接触させ、ここに両者を加飾層を挟んで一体化
するものである。なお、用いられる射出成形機は縦型あ
るいは横形のいずれでもよいが、縦型すなわち金型が相
対的に縦方向に解放され、また閉じられる構造のものが
好んで用いられる。
脂が射出され、次いで(あるいは同時に)圧縮を開始す
るが、表面材をセットされた状態の金型をもってかかる
樹脂を圧縮するものであり、これによって金型の隅々に
まで樹脂を行きわたらせ、かつセットされている表面材
と完全に接触させ、ここに両者を加飾層を挟んで一体化
するものである。なお、用いられる射出成形機は縦型あ
るいは横形のいずれでもよいが、縦型すなわち金型が相
対的に縦方向に解放され、また閉じられる構造のものが
好んで用いられる。
【0026】なお、両者の接着効果を更に増すため、適
宜接着剤が使用されることは当然であり、接着剤の1例
を示せば、2液性のウレタン系接着剤を塗布する方法が
あるが、両者の樹脂の性状によって接着剤は適宜選択さ
れる。
宜接着剤が使用されることは当然であり、接着剤の1例
を示せば、2液性のウレタン系接着剤を塗布する方法が
あるが、両者の樹脂の性状によって接着剤は適宜選択さ
れる。
【0027】外面材の表面(収納パネルとしては裏側)
に場合によっては外補強材が適用されてもよく、表面材
及び基盤材の形状を維持し、その保形を司るもので、例
えばガラス繊維が配合されたポリエステル樹脂で形成さ
れ、ハンドレイアップ法やスプレーアップ法が採用され
る。
に場合によっては外補強材が適用されてもよく、表面材
及び基盤材の形状を維持し、その保形を司るもので、例
えばガラス繊維が配合されたポリエステル樹脂で形成さ
れ、ハンドレイアップ法やスプレーアップ法が採用され
る。
【0028】本発明のユニットルームの収納パネルの製
法について言えば、透明樹脂シートを表面材とし、これ
にグラビア印刷を施し、次いでこの透明樹脂シートを射
出圧縮成形機の金型にセットし、このグラビア印刷側に
加熱溶融した熱可塑性樹脂を射出し、次いで前記表面材
をセットした状態で射出された熱可塑性樹脂を圧縮し、
前記透明樹脂シートと当該熱可塑性樹脂を接着して外面
材を成形する方法で、前記射出成形機が縦型または横型
である製法である。
法について言えば、透明樹脂シートを表面材とし、これ
にグラビア印刷を施し、次いでこの透明樹脂シートを射
出圧縮成形機の金型にセットし、このグラビア印刷側に
加熱溶融した熱可塑性樹脂を射出し、次いで前記表面材
をセットした状態で射出された熱可塑性樹脂を圧縮し、
前記透明樹脂シートと当該熱可塑性樹脂を接着して外面
材を成形する方法で、前記射出成形機が縦型または横型
である製法である。
【0029】ここで射出圧縮成形法とは対向する複数の
金型にて成形されるキャビテイ内にゲートを通じて溶融
樹脂が供給され、型移動を行って充填し、加圧、冷却す
ることによって成形体を得る方法である。充填時の樹脂
の剪断応力が低いことと、充填後にほぼ均等な圧力をも
って冷却できるため、残留歪は小さく変形も少ないとい
う特徴をもっている。一方、通常の射出成形によれば樹
脂の剪断速度が速くなるため成形時の残留歪が大きく、
成形後における変形はそれだけ大きくなる。
金型にて成形されるキャビテイ内にゲートを通じて溶融
樹脂が供給され、型移動を行って充填し、加圧、冷却す
ることによって成形体を得る方法である。充填時の樹脂
の剪断応力が低いことと、充填後にほぼ均等な圧力をも
って冷却できるため、残留歪は小さく変形も少ないとい
う特徴をもっている。一方、通常の射出成形によれば樹
脂の剪断速度が速くなるため成形時の残留歪が大きく、
成形後における変形はそれだけ大きくなる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明する。図1は
かかる工程の概念図であり、表面材10としてのPET
樹脂シート1は厚み100μmのものを用いた。尚、P
ET樹脂シート1の片面(最終製品表面)のみ撥水性を
付与したものであり、両末端シラノ−ル官能性ジメチル
ポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサン
を有機錫系触媒の存在下で反応させたもののMEK溶液
をロ−ルコ−ト法で塗布し乾燥した。
かかる工程の概念図であり、表面材10としてのPET
樹脂シート1は厚み100μmのものを用いた。尚、P
ET樹脂シート1の片面(最終製品表面)のみ撥水性を
付与したものであり、両末端シラノ−ル官能性ジメチル
ポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサン
を有機錫系触媒の存在下で反応させたもののMEK溶液
をロ−ルコ−ト法で塗布し乾燥した。
【0031】かかるPET樹脂シート1を図示しない真
空成形機内に入れ、所望の収納パネルの内表面に賦形さ
れた表面材10を得た。次いで、縦型の射出圧縮成形機
(3000トンプレス)の雄側金型3に前記の表面材1
0をセットし、両金型3、5を閉じたのち、予め加熱溶
融された熱可塑性樹脂(ここではABS樹脂)4をゲー
ト6から表面材1と固定側金型5とで囲まれた金型内へ
射出する。すなわち、250℃に加熱溶融されたABS
樹脂4を金型内に射出させるが、この際の圧力は、表面
材1が破損するのを防止することなどから、できるだけ
低い圧力で射出成形することが好ましく、ここでは10
0kg/cm2 であった。また、メルトフローレートは
48であった。
空成形機内に入れ、所望の収納パネルの内表面に賦形さ
れた表面材10を得た。次いで、縦型の射出圧縮成形機
(3000トンプレス)の雄側金型3に前記の表面材1
0をセットし、両金型3、5を閉じたのち、予め加熱溶
融された熱可塑性樹脂(ここではABS樹脂)4をゲー
ト6から表面材1と固定側金型5とで囲まれた金型内へ
射出する。すなわち、250℃に加熱溶融されたABS
樹脂4を金型内に射出させるが、この際の圧力は、表面
材1が破損するのを防止することなどから、できるだけ
低い圧力で射出成形することが好ましく、ここでは10
0kg/cm2 であった。また、メルトフローレートは
48であった。
【0032】ABS樹脂4を金型内に溶融射出後、表面
材10をセットしたままの雄側金型3にてかかるABS
樹脂4を圧縮し、これを冷却して表面材10としてのP
ET樹脂シート1と外面材20としてのABS樹脂4を
一体化して収納パネル30を得た。この収納パネルには
外面材20の周囲に前記ABS樹脂4製の突条(高さ2
5mm、幅3mm)が形成されたものである。収納パネ
ル30としては、全体構造が幅700mm、高さ200
0mm、厚さ5mmであり、表側に等間隔に3つの突条
31(高さ110mmの収納部)、裏側に高さ2.5m
mのリブ32を形成した。得られた浴槽表面の水の接触
角は110〓であり、十分な撥水性を示し、またマジッ
クインクの拭き取り性は良好で優れた防汚性を示した。
材10をセットしたままの雄側金型3にてかかるABS
樹脂4を圧縮し、これを冷却して表面材10としてのP
ET樹脂シート1と外面材20としてのABS樹脂4を
一体化して収納パネル30を得た。この収納パネルには
外面材20の周囲に前記ABS樹脂4製の突条(高さ2
5mm、幅3mm)が形成されたものである。収納パネ
ル30としては、全体構造が幅700mm、高さ200
0mm、厚さ5mmであり、表側に等間隔に3つの突条
31(高さ110mmの収納部)、裏側に高さ2.5m
mのリブ32を形成した。得られた浴槽表面の水の接触
角は110〓であり、十分な撥水性を示し、またマジッ
クインクの拭き取り性は良好で優れた防汚性を示した。
【0033】
【発明の効果】本発明の収納パネルによれば、生産工程
での不良の発生も少なく、かつ従来のようにFRPの吹
き付けなどの作業環境をなくし、しかも煩雑である作業
を要しない。そして、表面材として透明樹脂シートを用
い、これに一体化した熱可塑性樹脂に着色を施したもの
で、表面材を通して外面材としての熱可塑性樹脂の色彩
がそのまま見通せることができる。勿論防汚性に優れて
いる製品が得られることは言うまでもない。
での不良の発生も少なく、かつ従来のようにFRPの吹
き付けなどの作業環境をなくし、しかも煩雑である作業
を要しない。そして、表面材として透明樹脂シートを用
い、これに一体化した熱可塑性樹脂に着色を施したもの
で、表面材を通して外面材としての熱可塑性樹脂の色彩
がそのまま見通せることができる。勿論防汚性に優れて
いる製品が得られることは言うまでもない。
【図1】図1は本発明のユニットルームの収納パネルの
製法を示す工程図である。
製法を示す工程図である。
1‥PET樹脂プレート(表面材)、 3‥射出圧縮成形機の雄側金型(移動金型)、 4‥熱可塑性樹脂(外面材)、 5‥射出圧縮成形機の雌側金型(固定金型)、 6‥射出圧縮成形機のゲート、 10‥表面材、 20‥外面材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 33/00 B32B 33/00 E04C 2/52 E04C 2/52 V // B29K 105:04 B29K 105:04 105:32 105:32 B29L 9:00 B29L 9:00 31:10 31:10 Fターム(参考) 2E162 CD09 CE08 EA00 EA11 4D075 CA36 DA04 DB31 DB37 DB38 DB43 EA17 EB16 EB22 EB35 EB42 EC03 EC22 4F100 AG00C AH06A AH06D AK01A AK01C AK04A AK04C AK07A AK07C AK12A AK12C AK15A AK15C AK25A AK25C AK26A AK27C AK42A AK42C AK74A AK74C AL01A AL01C BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D CA23 CA30 DC11C DC16C DD04C DG01C GB08 GB09 HB00B HB00C HB31B JA06C JB06A JB16C JL02 JL06 JL10B JL10C JN01A JN01D 4F206 AA04 AA11 AA13 AA15 AA21 AA24 AH48 JA03 JB12 JB23 JB24 JF05 JW15
Claims (13)
- 【請求項1】 透明樹脂シートからなる表面材と、当該
表面材の裏側に形成した加飾層と、前記表面材の加飾層
側に加熱溶融した熱可塑性樹脂を射出しかつこれを前記
表面材に接触しつつ圧縮成形した外面材と、からなるこ
とを特徴とするユニットルームの収納パネル。 - 【請求項2】 加飾層が表面材に印刷されたものである
請求項1記載のユニットルームの収納パネル。 - 【請求項3】 外面材の周囲及び表面に格子状の突条を
形成した請求項1記載のユニットルームの収納パネル。 - 【請求項4】 透明樹脂シートが、アクリル樹脂、PE
T樹脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、
ABS樹脂、PS樹脂から選択されたシートである請求
項1記載のユニットルームの収納パネル。 - 【請求項5】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が、アク
リル樹脂、PET樹脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹
脂、PE樹脂、ABS樹脂、PS樹脂から選択された樹
脂である請求項1記載のユニットルームの収納パネル。 - 【請求項6】 外面材を形成する熱可塑性樹脂のメルト
フローレートが、2以上である請求項1又は5記載のユ
ニットルームの収納パネル。 - 【請求項7】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が無機質
フィラーにて着色加飾された請求項1又は5記載のユニ
ットルームの収納パネル。 - 【請求項8】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が多孔構
造をなしている請求項1又は5記載のユニットルームの
収納パネル。 - 【請求項9】 外面材を形成する熱可塑性樹脂がガラス
繊維にて強化されている請求項1又は5記載のユニット
ルームの収納パネル。 - 【請求項10】 透明樹脂シートと熱可塑性樹脂の間に
接着剤層を介在させた請求項1記載のユニットルームの
収納パネル。 - 【請求項11】 透明樹脂シ−トの表面が撥水性を示す
請求項1記載のユニットルームの収納パネル。 - 【請求項12】 撥水性を示す透明樹脂シ−トが表面に
シリコ−ン系化合物が塗布されているかまたはシリコ−
ン系化合物が配合された透明樹脂シ−トがさらにラミネ
−トされているものである請求項11記載のユニットル
ームの収納パネル。 - 【請求項13】 撥水性を示す透明樹脂シ−トが表面に
フッ素系化合物が塗布されているかまたはフッ素系化合
物が配合された透明樹脂シ−トがさらにラミネ−トされ
ているものである請求項11記載のユニットルームの収
納パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34109199A JP2001173151A (ja) | 1999-10-08 | 1999-11-30 | ユニットルームの収納パネル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-288722 | 1999-10-08 | ||
JP28872299 | 1999-10-08 | ||
JP34109199A JP2001173151A (ja) | 1999-10-08 | 1999-11-30 | ユニットルームの収納パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001173151A true JP2001173151A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=26557298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34109199A Pending JP2001173151A (ja) | 1999-10-08 | 1999-11-30 | ユニットルームの収納パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001173151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010100006A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 車両用ミリ波レーダ用カバーの成形方法と成形用金型 |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34109199A patent/JP2001173151A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010100006A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 車両用ミリ波レーダ用カバーの成形方法と成形用金型 |
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