JP2001164697A - ユニットルームの収納パネル - Google Patents

ユニットルームの収納パネル

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JP2001164697A
JP2001164697A JP34109599A JP34109599A JP2001164697A JP 2001164697 A JP2001164697 A JP 2001164697A JP 34109599 A JP34109599 A JP 34109599A JP 34109599 A JP34109599 A JP 34109599A JP 2001164697 A JP2001164697 A JP 2001164697A
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Yuichi Ishino
裕一 石野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は加飾性に優れたユニットルームの収納
パネルを提供する。 【解決手段】透明樹脂シートからなる表面材と、当該表
面材の裏側に加飾された加熱溶融熱可塑性樹脂を射出
し、かつこれを前記表面材に接触しつつ圧縮成形した外
面材と、からなることを特徴とするユニットルームの収
納パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニットルーム等
の収納パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスルームにて代表されるユニ
ットルームの収納パネルは、従来より鋼板、合成樹脂製
パネルが用いられている。鋼板の場合、その表面に塩化
ビニル層を形成する等の表面処理を行っている。しかし
ながら、鋼板であるために重量が重いことは避けられ
ず、施工時(組立時)にその取扱いは難しく、しかも表
面にコーティングされている樹脂が剥れた際にはこれが
直接錆の発生に繋がり、商品価値を大きく低下させる原
因となっている。
【0003】一方、合成樹脂製の収納パネルにあって
は、主としてガラス繊維強化プラスチック(FRP)製
のものが用いられ、場合によっては表面材となるアクリ
ル樹脂シートに、裏張りの補強材としてFRP樹脂が採
用され、これらはスプレーガンで吹き付け、またはハン
ドレイアップ法によってかかるFRPの層を形成し、こ
のFRP層を脱泡させながら平滑にし、その後硬化させ
ることにより製造されている。
【0004】しかしながら、後者の収納パネルの製造の
際には、作業者によってFRPの吹き付けやハンドレイ
アップ作業、さらには平滑作業などが行なわれるため、
生産効率が悪く、また作業者の衣服にガラス繊維が付着
するのみならず、ガラス繊維が皮膚に付着したり、作業
者が飛散したガラス繊維を吸収し障害を引き起こすとい
う問題があった。
【0005】また、アクリル樹脂シートが用いられた場
合では、これとFRPとの熱膨張係数の差が大きいの
で、長期間使用しているうちに温度変化によってアクリ
ル樹脂シートに歪みを生じて劣化するため、耐用年数が
短いという問題があった。
【0006】さらに、アクリル樹脂シート成形体を金型
にセットし、裏面から加熱溶融した合成樹脂を射出成形
して補強することも考えられるが、この場合には成形歪
が残りやすく、長期間の使用によって反りが発生する等
の問題が生じていた。さらにまた、両者の層間での接着
が不十分で剥離を生じたり、成形時に金型内に合成樹脂
が完全に行きわたらないというケースもある。
【0007】一方で、合成樹脂製の収納パネルは従来か
らかびなどの汚れが付着することが問題になっており、
汚れの付着しにくいか若しくは汚れが付着しても容易に
取ることができる物が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、作業環境にすぐれ、生
産時の不良率の発生が少なく、汚れが付着しにくくかつ
取れ易く、さらに耐用年数が長い収納パネルを提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明樹脂シー
トからなる表面材と、当該表面材の裏側に加飾された加
熱溶融熱可塑性樹脂を射出し、かつこれを前記表面材に
接触しつつ圧縮成形した外面材と、からなることを特徴
とするユニットルームの収納パネルであり、好ましく
は、前記表面材が収納パネルの表面形状に例えば真空成
形等によって賦形され、更には、前記外面材の周囲及び
表面に格子状の突条を形成してこれを補強したものであ
る。なお、表面材は撥水性を示す透明樹脂シートが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は透明樹脂シートを表面材
としたもので、収納パネルの表面となる透明樹脂シート
に対し、射出・圧縮成形によって前記透明樹脂シートを
外側より補強し、しかもこの熱可塑性樹脂に任意の加飾
例えば着色材の添加や無機フィラーの添加を施したもの
であって見栄えも良く、更に透明樹脂シートとの間の接
着性を高めて接着不良や樹脂間の剥離を防止したもので
ある。このため、美観にすぐれるばかりでなく成形時の
生産効率にもすぐれ、かつ熱可塑性樹脂を用いることで
環境にも易しく、さらに低圧成形法であるため成形歪が
生じにくく、経年変化も少ないという特徴を備えたもの
である。特に、外面材の周囲及び表面に格子状の突条を
形成したものにあっては、収納パネルの強度を付加し、
あるいはユニット枠材との取り付け部位を構成するもの
である。
【0011】本発明の収納パネルは、作業者の手作業に
よる製造工程がほとんどなく、主として金型内で成形作
業が行なわれるため、作業環境面、安全衛生面にすぐ
れ、しかも表面材側の熱可塑性樹脂シートと射出圧縮成
形樹脂側(外面材側)の熱可塑性樹脂との間での接着不
良や剥離の発生もなく、生産効率にもすぐれたものであ
り、得られた側壁パネルにあっても、表面材と外面材と
の接着を確実なものとし、かつ熱膨張係数の差が小さい
ので、温度変化によって内表面のプレートに歪みを生じ
て劣化することが少なくなるため耐用年数が長くなるも
のである。
【0012】本発明で用いられる表面材としての透明樹
脂シートにあっては、例えばアクリル樹脂、PET樹
脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、AB
S樹脂、PS樹脂から選択されたシートが用いられる
が、中でもアクリル樹脂シートあるいはPET樹脂シー
トが好適に用いられる。
【0013】アクリル樹脂シートは、光沢でソフト感の
ある材料であって、汚れにくく、傷が付きにくいという
特徴などがあり、また修理の点でもメリットがあり、表
面材としてはすぐれたものである。なお、透明感のある
ままで用いることも可能であるが、必要に応じて選択さ
れる顔料などの着色剤あるいは無機質鉱物などが配合さ
れたものであってもよい。
【0014】このアクリル樹脂シートは、例えばポリメ
チルメタクリレートのアクリル系樹脂製のキャストシー
トなどであり、これは未架橋のままでも用いられるが、
部分架橋のアクリル樹脂シートは表面硬度や耐薬品性に
すぐれ、また成形時にすぐれた特性を持つもので本発明
に好んで使用される。
【0015】また、表面材としてはPET樹脂シートも
好んで用いられ、これはテレフタル酸ジメチルとエチレ
ングリコールを縮重合させたものであり、機械的強度に
優れ、耐摩耗性にも優れた樹脂シートである。
【0016】なお、表面材を構成する透明樹脂シートの
厚さは夫々適宜選択されるものであり、プレート状、シ
ート状、フィルム状のものがあるが、本発明ではこれら
を総称して単にシートと称する。本発明の表面材の厚さ
は特に限定がないが2μm〜20mm程度、好ましくは
5μm〜500μm、更に好ましくは10μm〜250
μmのものが使われる。なお、表面材としての樹脂シー
トは平板状のものを使用することができるが、予め真空
成形機(図示せず)にセットし、これを加熱軟化させ、
その後真空引きすることにより賦形させたものが一般的
である。
【0017】本発明において、透明樹脂シ−トからなる
表面材の面が撥水性を示すことが汚れの付着を防止し、
また汚れを取れ易くするという意味で好ましい。撥水性
としては水の接触角が90°以上であることが好まし
い。透明樹脂シ−トの表面に撥水性を発現させる手段と
しては、透明樹脂シ−トの表面にシリコ−ン系化合物を
塗布するか、またはシリコ−ン系化合物が配合された撥
水性樹脂シ−トをさらにラミネ−トするか、または透明
樹脂シ−トの表面にフッ素系化合物を塗布するかまたは
フッ素系化合物からなるまたは配合された撥水性樹脂シ
−トをさらにラミネ−トすることにより達成される。
【0018】透明樹脂シ−トの表面を撥水性にするため
にはシリコ−ン系化合物、例えば、ポリジメチルシロキ
サン、ポリフェニルメチルシロキサン、ポリジフェニル
シロキサンのようなポリオルガノシロキサンを主鎖とす
るものが用いられる。PETやアクリル樹脂の透明樹脂
シートの表面にシリコ−ン系化合物を塗布する方法とし
ては、熱縮合型または熱付加型のシリコ−ン系化合物の
エマルジョンまたは溶剤溶液をバ−コ−ト法、ドクタ−
ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法、フロ−コ−ト法などで塗
布し、熱風オ−ブンの中で乾燥架橋させるか、若しく
は、放射線または紫外線硬化型反応性ポリオルガノシロ
キサンのエマルジョンまたは溶剤溶液をバ−コ−ト法、
ドクタ−ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法、フロ−コ−ト法
などで塗布し放射線または紫外線を照射して、ポリオル
ガノシロキサンを架橋硬化する。熱縮合型としては、両
末端シラノ−ル官能性ジメチルポリシロキサンとメチル
ハイドロジェンポリシロキサンあるいはメチルメトキシ
シロキサンとを有機錫系触媒の存在下で反応させたもの
が挙げられる。また熱付加反応型としては分子両末端あ
るいは両末端及び側鎖にビニル基を有するメチルビニル
ポリシロキサンと、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ンとを白金系触媒の存在下で反応させたものが挙げられ
る。紫外線硬化型はアルケニル基とメルカプト基を含有
するポリオルガノシロキサンに光重合剤を加えたもの、
(メタ)アクリル基を含有するポリオルガノシロキサン
に光重合剤を加えたもの、エポキシ基を含有するポリオ
ルガノシロキサンにオニウム塩光開始剤を添加したもの
などが例示され、電子線硬化型はラジカル重合性基含有
ポリオルガノシロキサンが例示される。
【0019】PETやアクリル樹脂の透明樹脂シート表
面にシリコ−ン系化合物が配合された撥水性樹脂シ−ト
をさらにラミネ−トする方法としてはアクリル樹脂、P
ET樹脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹
脂、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂にアクリロイル基、
メタクリロイル基、ビニル基、メルカプト基などを片末
端または両末端、あるいは側鎖に有する重合性のあるポ
リオルガノシロキサン、あるいはこれに必要に応じた多
官能性化合物を添加した撥水性フィルムまたはアクリル
シリコ−ン共重合体などのそれ自身で撥水性を示すシリ
コ−ン系樹脂からなるフィルムを熱融着、または接着剤
や接着用フィルムを介して押し出しラミネ−ト法、共押
し出し法、ドライラミネ−ション法などでラミネ−トす
る。必要があれば電子線などの放射線照射または紫外線
照射によって固定化する。
【0020】透明樹脂シ−トの表面をフッ素系化合物で
撥水性にするためにはフルオロアルキルアクリレ−トや
フルオロアルキル基含有のポリオルガノシロキサンなど
のフッ素化合物で透明樹脂シ−ト表面を処理するか、エ
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフル
オロエチレン−パ−フルオロアルキルビニルエ−テル共
重合体、PTFE、FEP、PCTFE、ECTFE、
PVdF、PVFなどのフッ素系化合物からなる撥水性
樹脂シ−トを透明樹脂シ−トに熱融着や接着剤または接
着用フィルムを介して押し出しラミネ−ト法、共押し出
し法、ドライラミネ−ション法などでラミネ−トする。
必要があれば電子線などの放射線照射または紫外線照射
によって固定化する。
【0021】射出圧縮に用いられる熱可塑性樹脂として
は、前記表面材と融着させることができるものであれば
特に限定されないが、かかる熱可塑性樹脂の代表例とし
ては、例えば、アクリル樹脂、PET樹脂、AS樹脂、
PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、ABS樹脂、PS樹
脂などから選択される。なお、表面材を構成する熱可塑
性樹脂シートと同一の樹脂であることが好ましく、両者
の熱溶着が可能となり、異種材料であれば、接着剤等を
介在させることも行われる。
【0022】なかでも、耐衝撃性にすぐれ、高温域で高
い剛性を有するABS樹脂は特に好ましいものである。
かかる熱可塑性樹脂には前記した加飾を施す着色剤等以
外に各種添加剤を添加することができることは言うまで
もなく、ガラス繊維、タルク、マイカなどの無機系充填
剤、難燃剤、銀錯体系抗菌剤などの抗菌・防黴剤、アゾ
ジカルボンアミンなどの発泡剤などがある。発泡剤を配
合した場合にはかかる熱可塑性樹脂層(外面材)が多孔
質となり断熱性に優れたものとなる。また、ガラス繊維
を添加した場合には剛性にすぐれたものとなるので好ま
しい。この場合、ガラス繊維長や配合量は任意に選択さ
れるが、通常は1〜6mm程度で、5〜30重量%程度
となるように調整される。
【0023】かかる熱可塑性樹脂は比較的大型の金型内
にあって射出工程と圧縮工程を経るため、メルトフロー
レートは重要なファクターであり、メルトフローレート
が2以上、好ましくは5以上、更に好ましくは15以上
のものがよい。
【0024】上記の熱可塑性樹脂はあらかじめ加熱溶融
されるものであり、金型内に射出させた後、圧縮する際
の圧力は、金型の投影面積が大きいこと、および表面材
が破損するのを避けるため、できるだけ低い圧力で射出
成形することが好ましく、50〜150kg/cm2
度である。
【0025】このように、金型内に加熱溶融された熱可
塑性樹脂が射出され、次いで(あるいは同時に)圧縮を
開始するが、表面材をセットされた状態の金型をもって
かかる樹脂を圧縮するものであり、これによって金型の
隅々にまで樹脂を行きわたらせ、かつセットされている
表面材と完全に接触させ、ここに両者を一体化するもの
である。なお、用いられる射出成形機は縦型あるいは横
形のいずれでもよいが、縦型すなわち金型が相対的に縦
方向に解放され、また閉じられる構造のものが好んで用
いられる。
【0026】なお、両者の接着効果を更に増すため、適
宜接着剤が使用されることは当然であり、接着剤の1例
を示せば、2液性のウレタン系接着剤を塗布する方法が
あるが、両者の樹脂の性状によって接着剤は適宜選択さ
れる。
【0027】本発明のユニットルームの収納パネルの製
法について言えば、透明樹脂シートを表面材とし、この
透明樹脂シートを射出圧縮成形機の金型にセットし、加
熱溶融した熱可塑性樹脂を射出し、次いで前記表面材を
セットした状態で射出された熱可塑性樹脂を圧縮し、前
記透明樹脂シートと当該熱可塑性樹脂を接着して外面材
を成形する方法で、前記射出成形機が縦型または横型で
ある製法である。
【0028】ここで射出圧縮成形法とは対向する複数の
金型にて成形されるキャビテイ内にゲートを通じて溶融
樹脂が供給され、型移動を行って充填し、加圧、冷却す
ることによって成形体を得る方法である。充填時の樹脂
の剪断応力が低いことと、充填後にほぼ均等な圧力をも
って冷却できるため、残留歪は小さく変形も少ないとい
う特徴をもっている。一方、従来の方法によれば樹脂の
剪断速度が速くなるため成形時の残留歪が大きく、成形
後における変形はそれだけ大きくなる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明する。図1は
かかる工程の概念図であり、表面材10としてのPET
樹脂シート1は厚み100μmのものを用いた。尚、P
ET樹脂シート1の片面(最終製品表面)に撥水性を付
与するため、両末端シラノ−ル官能性ジメチルポリシロ
キサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンを有機錫
系触媒の存在下で反応させたもののMEK溶液をロ−ル
コ−ト法で塗布し乾燥した物を用いた。
【0030】そして、かかるPET樹脂シート1を図示
しない真空成形機内に入れ、所望の収納パネルの内表面
に賦形された表面材10を得た。次いで、縦型の射出圧
縮成形機(3000トンプレス)の雄側金型3に前記の
表面材10をセットし、両金型3、5を閉じたのち、予
め加熱溶融された熱可塑性樹脂(ここではABS樹脂)
4をゲート6から表面材1と固定側金型5とで囲まれた
金型内へ射出する。すなわち、250℃に加熱溶融され
たABS樹脂4を金型内に射出させるが、この際の圧力
は、表面材1が破損するのを防止することなどから、で
きるだけ低い圧力で射出成形することが好ましく、ここ
では100kg/cm2 であった。また、メルトフロー
レートは48であった。
【0031】ABS樹脂4を金型内に溶融射出後、表面
材10をセットしたままの雄側金型3にてかかるABS
樹脂4を圧縮し、これを冷却して表面材10としてのP
ET樹脂シート1と外面材20としてのABS樹脂4を
一体化して収納パネル30を得た。この収納パネルには
外面材20の周囲に前記ABS樹脂4製の突条(高さ2
5mm、幅3mm)が形成されたものである。ABS樹
脂4には酸化チタンを配合して白色となし、黒色に着色
した酸化アルミナ(径1〜2mm)を配合して御影石状
の模様を現出した。
【0032】収納パネルとしては、全体構造が幅700
mm、高さ2000mm、厚さ5mmであり、表側に等
間隔に3つの突条(高さ110mmの収納部)、裏側に
高さ2.5mmのリブを形成した。撥水性を付与した外
面層材の表面の水の接触角は110〓であり、十分な撥
水性を示し、またマジックインクの拭き取り性は良好で
十分な防汚性を示した。
【0033】
【発明の効果】本発明の収納パネルによれば、生産工程
での不良の発生も少なく、かつ従来のようにFRPの吹
き付けなどの作業環境をなくし、しかも煩雑である作業
を要しない。そして、表面材として透明樹脂シートを用
い、これに一体化した熱可塑性樹脂に着色を施したもの
で、表面材を通して外面材としての熱可塑性樹脂の色彩
がそのまま見通せることができる。尚、透明樹脂シート
には防汚性を付与することによって更にその価値が高ま
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のユニットルームの収納パネルの
製法を示す工程図である。
【符号の説明】
1‥PET樹脂プレート(表面材)、 3‥射出圧縮成形機の雄側金型(移動金型)、 4‥熱可塑性樹脂(外面材)、 5‥射出圧縮成形機の雌側金型(固定金型)、 6‥射出圧縮成形機のゲート、 10‥表面材、 20‥外面材。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 7/12 B32B 7/12 27/20 27/20 A 33/00 33/00 E04C 2/20 E04C 2/20 E // B29K 105:04 B29K 105:04 B29L 9:00 B29L 9:00 31:10 31:10 Fターム(参考) 2E162 CD04 CD09 4D075 CB21 DB31 DC02 DC31 EA17 EA35 EB16 EB42 4F100 AA01B AA01H AA19 AA19H AA21 AA21H AG00B AH06C AK01A AK01B AK04A AK04B AK07A AK07B AK12A AK12B AK12J AK15A AK15B AK25A AK25B AK27A AK27B AK27J AK42 AK42A AK42B AK52 AK52C AK74 AK74A AK74B AL01A AL01B BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C BA15 CA13 CA23B CB00 DD04B DH02B DJ10B EH36B EH46 EH46C GB08 HB00 HB00B JA06B JB06C JB16B JL02 JN01A YY00B 4F206 AA04 AA11 AA13 AA15 AA21 AA24 AB12 AD05 AF09 AG03 AH48 JA03 JB13 JB24 JE06 JL02 JM04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂シートからなる表面材と、当該
    表面材の裏側に加飾された加熱溶融熱可塑性樹脂を射出
    し、かつこれを前記表面材に接触しつつ圧縮成形した外
    面材と、からなることを特徴とするユニットルームの収
    納パネル。
  2. 【請求項2】 表面材が収納パネルの表面形状に賦形さ
    れた請求項1記載のユニットルームの収納パネル。
  3. 【請求項3】 外面材の周囲及び表面に格子状の突条を
    形成した請求項2記載のユニットルームの収納パネル。
  4. 【請求項4】 透明樹脂シートが、アクリル樹脂、PE
    T樹脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、
    ABS樹脂、PS樹脂から選択されたシートである請求
    項1記載のユニットルームの収納パネル。
  5. 【請求項5】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が、アク
    リル樹脂、PET樹脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹
    脂、PE樹脂、ABS樹脂、PS樹脂から選択された樹
    脂である請求項1記載のユニットルームの収納パネル。
  6. 【請求項6】 外面材を形成する熱可塑性樹脂のメルト
    フローレートが、2以上である請求項1又は5記載のユ
    ニットルームの収納パネル。
  7. 【請求項7】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が加飾さ
    れた請求項1又は6記載のユニットルームの収納パネ
    ル。
  8. 【請求項8】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が無機質
    フィラーにて着色加飾された請求項7記載のユニットル
    ームの収納パネル。
  9. 【請求項9】 外面材を形成する熱可塑性樹脂が多孔構
    造をなしている請求項1又は5記載のユニットルームの
    収納パネル。
  10. 【請求項10】 外面材を形成する熱可塑性樹脂がガラ
    ス繊維にて強化されている請求項1又は5記載のユニッ
    トルームの収納パネル。
  11. 【請求項11】 透明樹脂シートと熱可塑性樹脂の間に
    接着剤層を介在させた請求項1記載のユニットルームの
    収納パネル。
  12. 【請求項12】 透明樹脂シ−トの表面が撥水性を示す
    請求項1記載のユニットルームの収納パネル。
  13. 【請求項13】 撥水性を示す透明樹脂シ−トが表面に
    シリコ−ン系化合物が塗布されるかまたはシリコ−ン系
    化合物が配合された透明樹脂シ−トがさらにラミネ−ト
    されたものである請求項12記載のユニットルームの収
    納パネル。
  14. 【請求項14】 撥水性を示す透明樹脂シ−トが表面に
    フッ素系化合物が塗布されているかまたはフッ素系化合
    物が配合された透明樹脂シ−トが表面にラミネ−トされ
    たものである請求項12記載のユニットルームの収納パ
    ネル。
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