JP2001172381A - 熱板加熱溶着用樹脂、溶着方法および溶着製品 - Google Patents

熱板加熱溶着用樹脂、溶着方法および溶着製品

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JP2001172381A JP36201999A JP36201999A JP2001172381A JP 2001172381 A JP2001172381 A JP 2001172381A JP 36201999 A JP36201999 A JP 36201999A JP 36201999 A JP36201999 A JP 36201999A JP 2001172381 A JP2001172381 A JP 2001172381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐衝撃性にすぐれたポリカーボネー
ト系樹脂を用い、熱板加熱の際の糸引き現象が改善され
た、透明性を生かしてレンズ部材としても使用可能な熱
板加熱溶着用樹脂の提供。 【課題を解決するための手段】 分岐ポリカーボネート
系樹脂を含むことを特徴とする熱板加熱溶着用樹脂。熱
板加熱溶着される樹脂成形品の少なくとも一方の成形品
として、分岐ポリカーボネート系樹脂を含む成形品を用
い、該成形品の溶着面を熱板で接触加熱することにより
溶融させ、ついで、熱板と引き離し他方の成形品と溶着
する溶着方法と溶着製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ランプな
ど、樹脂成形品同士の熱板加熱溶着接合による一体化に
用いられる溶着性にすぐれ、透明化も可能な熱板加熱溶
着用樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の各種ランプは、ガラス製のレ
ンズと鋼板製、アルミニウム合金製などの金属製のハウ
ジングが用いられていたが、自動車の軽量化、耐衝撃
性、耐腐食性、生産性などの要請から、合成樹脂製に代
替されてきている。すなわち、ポリメチルメタクリレー
ト樹脂、ポリカーボネート樹脂などの透明樹脂からなる
レンズ部材とポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ゴム変
性ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂あるいはこ
れらの複数からなる樹脂組成物などからなるハウジング
部材が一体化されてランプとするものである。
【0003】従来、これらの接合方法としては、ホット
メルト接着剤が用いられてきたが、接着剤を用いないで
生産性を向上する方法として、熱板を用いた加熱溶着法
が採用されてきている。この熱板加熱溶着法は、一般に
樹脂製のレンズの周縁端部とハウジングの周縁端部の少
なくとも一方を熱板に押し当て、加熱溶融し、次いで、
熱板を取り去り、互いに押圧することにより接合一体化
するものである。
【0004】この溶着方法では、レンズ用の樹脂とハウ
ジング用の樹脂との熱溶着性が良好であることが必要で
ある。さらに、重要なことは、レンズ部材またはハウジ
ング部材の周縁端部が熱板に押し当てられ加熱溶融され
たあと、熱板を取り去る際に、熱板に溶融樹脂が付着し
ないことである。この付着は、一部であっても、熱板を
取り去る際に、糸を引く現象が起こり、次の互いに押圧
する溶着工程がスムースに進行しないばかりか、溶着面
の溶着不良、外観不良の原因となる。
【0005】したがって、この熱板加熱の際の糸引きの
ない樹脂が求められている。この糸引き現象を改良する
ための各種提案がなされている。(1)特開平10−3
10676号公報には、架橋アクリルゴム、ポリオルガ
ノシロキサン系から選ばれたゴム質重合体の存在下に、
シアン化ビニル単量体、芳香属単量体、(メタ)アクリ
ル酸エステル単量体から選ばれた単量体をグラフト重合
して得られるグラフト重合体を必須とする熱板溶着用熱
可塑性樹脂組成物が開示されている。また、同公報に
は、前記グラフト重合体10〜80重量部とポリカーボ
ネート樹脂20〜90重量部からなる熱板溶着用熱可塑
性樹脂組成物も具体的に開示されている。
【0006】また、(2)特開平11−199729号
公報には、(A)α−メチルスチレン系共重合体40〜
90重量%、(B)ゴム状重合体5〜80重量%、α−
メチルスチレン単量体以外の芳香属ビニル単量体20〜
95重量%からなるスチレン系グラフト共重合体10〜
60重量%を有効成分とする熱板溶着用熱可塑性樹脂組
成物が開示されている。
【0007】さらに、(3)特開平11−256044
号公報には、熱可塑性樹脂100重量部に対して、0.
05〜5.0重量部のテトラフルオロエチレン誘導体類
の重合体を配合した組成物であって、該テトラフルオロ
エチレン誘導体類の重合体は、芳香属ビニル単量体及び
シアン化ビニル単量体を含む重合体によって完全又は部
分的に包含されていることを特徴とする熱板溶着用熱可
塑性樹脂組成物が開示されている。さらに、熱可塑性樹
脂がゴム含有スチレン系樹脂とポリカーボネート樹脂と
の混合物である組成物も開示されている。
【0008】しかしながら、上記提案の熱板溶着用熱可
塑性樹脂組成物は、ゴム状重合体を含有したり、特殊な
テトラフルオロエチレン誘導体類の重合体を配合する熱
可塑性樹脂組成物により、目的を達成しようとするもの
である。また、ポリカーボネート樹脂についても具体的
に提案されているものの、何れの提案も、ゴム状重合体
や特殊なテトラフルオロエチレン誘導体類の重合体の配
合及びゴム含有スチレン系樹脂を含有するものである。
【0009】すなわち、ポリカーボネート樹脂に限って
は、すべてゴム含有熱可塑性樹脂を用いて、熱板加熱に
おいて、熱板を引き離す際の糸引き現象を解消しようと
するものである。このため、これらの熱板溶着用熱可塑
性樹脂組成物は、すべて透明性に劣るか、不透明の樹脂
であり、レンズ部材には適用が困難である。したがっ
て、実質的にはランプハウジング部材用の樹脂としてし
か使用ができないものである。したがって、これらの熱
板加熱溶着用熱可塑性樹脂組成物は、自動車用のランプ
として最も主要なヘッドランプ(前照灯)ではなく、温
度、透明性の点からその要求特性の低い、ウインカーや
テールランプへの適用が開示されているのみである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状の
下、透明性、耐熱性、耐衝撃性にすぐれたポリカーボネ
ート系樹脂を用い、熱板加熱溶着の際の糸引き現象の改
善された、透明性を生かしてレンズ部材としても使用可
能な熱板加熱溶着用樹脂の提供を目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、本発明者等は、ポリカーボネート系樹脂の熱板加
熱溶着の際の溶着性、作業性について、鋭意検討を行っ
た。その結果、特定のポリカーボネート系樹脂を選択す
ることにより、糸引き性が改善されることを見出し、本
発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、 (1) 分岐ポリカーボネート系樹脂を含むことを特徴
とする熱板加熱溶着用樹脂。 (2) 熱板加熱溶着される樹脂成形品の少なくとも一
方の成形品として、分岐ポリカーボネート系樹脂を含む
成形品を用い、該成形品の溶着面を熱板で接触加熱する
ことにより溶融させ、ついで、熱板と引き離し他方の成
形品と溶着する溶着方法。 (3) (2)記載の溶着方法で得られた溶着製品。 (4) 溶着製品の少なくとも一方が分岐ポリカーボネ
ート系樹脂を含む透明成形体である(3)記載の溶着製
品 (5) 溶着製品がレンズとランプハウジングからなる
自動車用ランプである(3)または(4)に記載の溶着
製品に関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の熱板加熱溶着用樹脂は、分岐ポリカーボ
ネート系樹脂を含むことを特徴とするものである。この
分岐ポリカーボネート系樹脂は、一般の直鎖状のポリカ
ーボネート系樹脂に比較して、スウェル、溶融張力が高
いなどの溶融流動特性に特徴を有し、ブロー成形による
中空構造成形品などの特殊成形方法の分野に使用される
ものであり、ポリカーボネート系樹脂の一般的な成形方
法である射出成形品としての使用は一般的ではないもの
である。
【0014】本発明の熱板加熱溶着用樹脂としての、分
岐ポリカーボネート系樹脂としては、特に制限はなく種
々のものが挙げられる。通常、2価フェノールとカーボ
ネート前駆体との反応により製造される芳香族ポリカー
ボネートにおいて、少量の分岐剤を用いることにより得
られるものである。すなわち、2価フェノールとカーボ
ネート前駆体とを溶液法あるいは溶融法、すなわち、2
価フェノールとホスゲンの反応、2価フェノールとジフ
ェニルカーボネートなどとのエステル交換法により反応
させて製造するに際し、分岐剤存在下に得られるものを
使用することができる。
【0015】2価フェノールとしては、様々なものが挙
げられるが、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン〔ビスフェノールA〕、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキ
シド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ケトンなど、あるいはこれらのハロゲン置換体など
が挙げられる。
【0016】特に好ましい2価フェノールとしては、ビ
ス(ヒドロキシフェニル)アルカン系、特にビスフェノ
ールAを主原料としたものである。また、カーボネート
前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエス
テル、またはハロホルメートなどであり、具体的にはホ
スゲン、2価フェノールのジハロホーメート、ジフェニ
ルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカー
ボネートなどである。この他、2価フェノールとして
は、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール等が挙げ
られる。これらの2価フェノールは、それぞれ単独で用
いてもよいし、2種以上を混合して用いたものでもよ
い。
【0017】また、本発明に用いる分岐ポリカーボネー
ト系樹脂としては、ポリカーボネート部とポリオルガノ
シロキサン部を有するランダム共重合体、ブロック共重
合体、あるいはこの共重合体を含有するポリカーボネー
ト樹脂であってもよい。また、テレフタル酸などの2官
能性カルボン酸、またはそのエステル形成誘導体などの
エステル前駆体の存在下でポリカーボネートの重合を行
うことによって得られるポリエステル−ポリカーボネー
ト樹脂であってもよい。すなわち、本発明の分岐ポリカ
ーボネート系樹脂としては、分岐構造を有する芳香属ポ
リカーボネート樹脂を主要部とする樹脂や共重合樹脂で
ある。
【0018】本発明において用いられる、分岐ポリカー
ボネート系樹脂は、機械的強度および成形性の点から、
フェノール、p−t−ブチルフェノール、p−t−オク
チルフェノール、p−クミルフェノール、p−ドデシル
フェノールなどの分子量調節剤を用いて分子量を制御す
ることができる。この粘度平均分子量としては、好まし
くは10,000〜100,000、より好ましくは1
5,000〜40,000、特に好ましくは20,00
0〜30,000のものである。
【0019】本発明に用いる、分岐ポリカーボネート系
樹脂の分岐構造形成のために用いられる分岐剤として
は、3個以上の官能基を有する化合物、例えば、水酸
基、カルボキシル基、アミノ基、イミノ基、ホルミル
基、酸ハライド基、ハロホーメート基を有する化合物で
ある。具体的には、フロログリシン、トリメリット酸、
トリメリット酸クロリド、無水トリメリット酸、没食子
酸、イサチンビス(o−クレゾール)、1,1,1−ト
リス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,1−
トリス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
エタン、1,3,5−トリ−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)−ベンゼン、α,α’,α”−トリス(4−ヒドロ
キシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ン、1−〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(4’’−ヒド
ロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、1−〔α−メチル
−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕−3−
〔α’,α’−ビス(4’’−ヒドロキシフェニル)エ
チル〕ベンゼンなどが挙げられる。中でも、フロログリ
シン、トリメリット酸、1,1,1−トリス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1,1−トリス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、イサチ
ンビス(o−クレゾール)などが好ましく用いられる。
【0020】本発明で用いられる分岐ポリカーボネート
系樹脂の分岐の程度は、この分岐剤の使用量によりその
特性が決まるものであるが、熱板加熱溶着に用いられる
成形品の分子量、成形品の形状、大きさ、接合端面、他
の樹脂や添加剤などの配合成分、相手先の成形品、熱板
表面状態などにより適宜選択できる。しかしながら、好
ましくは、ポリカーボネート系樹脂を構成する2価フェ
ノールに対して、好ましくは0.01〜2.0モル%、
より好ましくは、0.1〜1モル%程度の範囲から選択
される。
【0021】分岐ポリカーボネート系樹脂は、分岐剤の
使用量により、一般的には、使用量が少ない場合には、
分岐鎖が長くなり、多い場合には、分岐鎖が短くなる。
したがって、本発明に用いる分岐ポリカーボネート系樹
脂としては、これら、分岐剤による分岐構造の異なる分
岐ポリカーボネート系樹脂を任意に混合して用いること
もできる。もちろん、分岐ポリカーボネート系樹脂とし
ては、各種分岐ポリカーボネート系樹脂と直鎖のポリカ
ーボネート系樹脂との混合物として用いることもでき
る。
【0022】本発明に用いられる分岐ポリカーボネート
系樹脂は分岐構造によって特殊な溶融流動性を有するも
のである。したがって、分岐ポリカーボネート系樹脂
は、その分子量によっても異なるものであるが、例えば
スウェル比が、直鎖のポリカーボネート樹脂が1.2程
度であるのに対して、好ましくは、1.30〜1.4
6、より好ましくは、1.32〜1.44の範囲であ
る。ここで、スウェル比は、温度=280℃で、オリフ
ィス(長さ=20mm、径=1mm)を剪断速度=24
3sec-1の条件でストランドを押出した際の、ストラ
ンドの径とオリフィスの径の比として測定されるもので
ある。
【0023】また、分岐ポリカーボネート系樹脂には、
ポリカーボネート樹脂に常用されている添加剤を添加す
ることもできる。これら添加剤としては、トリフェニル
ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト、トリメチルホスフェート、トリス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ホスファイトなどの熱安定剤、2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、オクタデ
シル−3−(3’−5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネートなどの酸化防止剤、ベ
ンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾエート系、
ベンゾフェノン系などの紫外線吸収剤、ヒンダードアミ
ン系、フェニルベンゾエート系などの光安定剤、リン酸
エステル、ハロゲン化合物などの難燃剤、帯電防止剤、
滑剤、着色剤などがある。
【0024】また、本発明の熱板加熱溶着用樹脂がレン
ズ部材などの透明部材の場合には、透明性、ないし透光
性が必要であるが、ランプハウジングなどの場合には、
成形性、耐衝撃性、メッキ性などの特性を改良するため
に、他の樹脂やエラストマーを本発明の目的が損なわれ
ない程度の範囲で配合することもできる。ここで他の樹
脂としては、ポリスチレン樹脂、ゴム変性ポリスチレン
樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ポリメタクリレート樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、
ポリアリーレンスルフィド樹脂あるいはこれらの混合樹
脂などが挙げられる。
【0025】また、エラストマーとしては、スチレン−
ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、アクリル
系ゴム、ポリエステル系ゴム、ポリアミド系ゴム、ポリ
オルガノシロキサンゴム、MBS(メタクリル酸メチル
−スチレン−ブタジエンゴム)、MAS(メタクリル酸
メチル−アクリロニトリル−スチレンゴム)などが挙げ
られる。さらに、これらのゴムの存在下にスチレン、ア
クリロニトリルなどのビニルモノマーをグラフト重合し
てなる共重合体を用いることもできる。
【0026】また、本発明の分岐ポリカーボネート樹脂
には、無機充填剤を、成形品の剛性、耐熱性、難燃性の
向上のために含有させることができる。ここで、無機充
填剤としては、タルク、マイカ、カオリン、珪藻土、炭
酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ガラス
繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維などをあげるこ
とができる。なかでも、板状であるタルク、マイカなど
や、繊維状の充填剤が好ましい。タルクなどの無機充填
剤の平均粒径は0.1〜50μm、好ましくは、0.2
〜20μmである。
【0027】本発明の分岐ポリカーボネート系樹脂を含
む熱板加熱溶着用樹脂は、基本的には、分岐ポリカーボ
ネート系樹脂単独で用いることができる。しかしなが
ら、熱板加熱溶着用樹脂成形品の用途、使用目的、要求
性状などによっては、分岐ポリカーボネート系樹脂と直
鎖のポリカーボネート系樹脂との混合樹脂、さらに必要
により、他の樹脂、エラストマーや各種添加剤を配合
し、溶融混練することにより得られる。このときの配合
および混練は、通常用いられている機器、例えばリボン
ブレンダー、ドラムタンブラーなどで予備混合して、ヘ
ンシェルミキサー、バンバリーミキサー、単軸スクリュ
ー押出機、二軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出
機、コニーダ等を用いる方法で行うことができる。混練
の際の加熱温度は、通常240〜300℃の範囲で適宜
選択される。
【0028】本発明の分岐ポリカーボネート系樹脂を含
む熱板加熱溶着用樹脂は、重合で得られた分岐ポリカー
ボネート系樹脂の粉粒体などを必要により、各種添加剤
成分、他の樹脂、充填剤成分と配合して上記の溶融混練
押出成形機でペレットとして、射出成形法、射出圧縮成
形法、押出成形法など各種成形法によって、熱板加熱溶
着用各種樹脂成形品を製造する。
【0029】ここで、熱板加熱溶着用樹脂成形品として
は、熱溶着される一組の成形品の少なくとも一方の成形
品として、分岐ポリカーボネート系樹脂を含むものであ
る。すなわち、熱板加熱溶着用樹脂成形品としては、熱
板と密着されることで加熱される方の成形品として、本
発明の分岐ポリカーボネート系樹脂を含む樹脂を用いる
ことにより、本発明の目的が達成されるからである。
【0030】しかしながら、本発明の熱板加熱溶着用樹
脂は、透明性、耐衝撃性、耐熱性にすぐれたものであ
り、従来提案されている、他のゴム類などを添加するポ
リカーボネート系樹脂とは、その発明思想を異にするも
のである。したがって、透明性が必須である、ランプに
おける、レンズ部材として用いることが可能となる。こ
の場合において、溶融接着温度の高いポリカーボネート
系樹脂の成形品側を熱板加熱することが可能となるの
で、他の樹脂、他の樹脂組成物との溶着性が著しく向上
することになる。すなわち、従来のゴム含有ビニル系樹
脂組成物のハウジングを用いる場合には、このハウジン
グの溶着面の熱板加熱では、その耐熱性の点から、熱板
温度には限界があり、ポリカーボネート樹脂製のレンズ
部材との溶着温度まで加熱困難な場合があり、結果とし
て、溶着性が低下する場合がある。
【0031】したがって、本発明の熱板加熱溶着方法に
あっては、本発明に用いられる分岐ポリカーボネート系
樹脂を含む成形品、これに他の樹脂や添加剤、充填剤を
配合した成形品、さらには、他の熱板加熱溶着用樹脂組
成物で成形された、従来提案されている成形品からなる
ランプハウジングとの組み合わせなど、その樹脂の組み
合わせの範囲が著しく広くなる特長がある。
【0032】本発明の溶着樹脂製品としては、たとえ
ば、自動車用のランプを具体的に例示することができ
る。自動車用のランプとしては、各種ランプがあり、透
明性、耐衝撃性、耐熱性、耐候性が必要で比較的大型の
ランプはヘッドランプ(前照灯)である。自動車用とし
ては、他にも、テールランプ、ブレーキランプ、ウイン
カーランプ、フォグランプなどがある。これらのランプ
はランプを固定するハウジング部材と透光性のレンズ部
材からなり、この両部材が接合一体化される。本発明の
分岐ポリカーボネート系樹脂を含有する熱板加熱溶着用
樹脂は、これらの両部材の少なくとも一方の主成分とし
て用いられる。特に、ポリカーボネート系樹脂単独での
使用が可能であるので、耐熱性の要求される、ヘッドラ
ンプ(前照灯)レンズへの適用が可能になる。
【0033】
【実施例】本発明について実施例および比較例を示して
より具体的に説明するが、本発明はこれらに、何ら制限
されるものではない。
【0034】実施例1 分岐ポリカーボネート樹脂〔粘度平均分子量=26,0
00、分岐構造として、分岐剤(1,1,1−トリス
(4−ヒドロキシフエニル)エタン)の残基をビスフエ
ノールAに対して、0.3モル%含有するビスフェノー
ルA分岐ポリカーボネート樹脂、スウェル比=1.3
9〕を用いて、射出成形方法により、30mm×60m
m×15mm(高さ)で、肉厚が3mmの箱状の成形品
を得た。
【0035】この箱の開口周縁端部を300℃に加熱さ
れた金属製熱板に押し当て、15秒間保持した。つい
で、成形品を金属製熱板から引き離し、別途同一形状、
同一樹脂の箱状成形品の開口周縁端部に押圧保持し溶着
した。金属製熱板からの引き離しの際に、成形品の加熱
部、熱板に糸引きや毛羽立ちは見られず、作業性は良好
であった。また、溶着部は外観良好であり、良好に溶着
されていた。
【0036】実施例2 実施例1の分岐ポリカーボネート樹脂を用いて、射出成
形方法により、30mm×60mm×15mm(高さ)
で、肉厚が3mmの箱状の成形品を得た。
【0037】この箱の開口周縁端部を300℃に加熱さ
れた金属製熱板に押し当て、15秒間保持した。つい
で、成形品を金属製熱板から引き離し、別途成形され
た、ポリメチルメタクリレート樹脂〔アクリペットMD
(三菱レイヨン社製)〕からなる同一形状の箱状成形品
の開口周縁端部に押圧保持し溶着した。金属製熱板から
の引き離しの際に、成形品の加熱部に糸引きや毛羽立ち
は見られず、作業性は良好であった。また、溶着部は外
観良好であり、良好に溶着されていた。
【0038】実施例3 実施例1の分岐ポリカーボネート樹脂を用いて、射出成
形方法により、30mm×60mm×15mm(高さ)
で、肉厚が3mmの箱状の成形品を得た。
【0039】この箱の開口周縁端部を300℃に加熱さ
れた金属製熱板に押し当て、15秒間保持した。つい
で、成形品を金属製熱板から引き離し、別途成形され
た、ABS樹脂〔ダイヤペットABS 1002(三菱
レイヨン社製)〕からなる同一形状の箱状成形品の開口
周縁端部に押圧保持し溶着した。金属製熱板からの引き
離しの際に、成形品の加熱部に糸引きや毛羽立ちは見ら
れず、作業性は良好であった。また、溶着部は外観良好
であり、良好に溶着されていた。
【0040】実施例4 実施例1の分岐ポリカーボネート樹脂を用いて、射出成
形方法により、30mm×60mm×15mm(高さ)
で、肉厚が3mmの箱状の成形品を得た。
【0041】この箱を二つ、開口周縁端部を300℃に
加熱された金属製熱板を間に押し当て、15秒間保持し
た。ついで、成形品を金属製熱板から引き離し、二つの
箱の開口周縁端部を押圧保持し溶着した。金属製熱板か
らの引き離しの際に、成形品の加熱部に糸引きや毛羽立
ちは見られず、作業性は良好であった。また、溶着部は
外観良好であり、良好に溶着されていた。この例より、
被溶着部の両面を共に熱板で加熱することが可能とな
り、溶着をより確実に行うことができる。
【0042】実施例5 実施例4において、他方の箱状成形品として、分岐ポリ
カーボネート樹脂〔粘度平均分子量=22,300、分
岐構造として、分岐剤(1,1,1−トリス(4−ヒド
ロキシフエニル)エタン)の残基をビスフエノールAに
対して、0.7モル%含有するビスフェノールA分岐ポ
リカーボネート樹脂、スウェル比=1.41〕50質量
%とABS樹脂〔ダイヤペットABS 1002(三菱
レイヨン社製)〕50質量%とからなる樹脂組成物製の
箱状成形品を用いた以外は、実施例4に準じて溶着し、
一方が透明な溶着成形品を得た。金属製熱板からの引き
離しの際に、成形品の加熱部、熱板に糸引きや毛羽立ち
は見られず、作業性は良好であった。また、溶着部は外
観良好であり、良好に溶着されていた。
【0043】比較例1 直鎖ポリカーボネート樹脂〔粘度平均分子量=26,2
00、ビスフエノールAポリカーボネート樹脂〕を用い
て、射出成形方法により、30mm×60mm×15m
m(高さ)で、肉厚が3mmの箱状の成形品を得た。
【0044】この箱の開口周縁端部を300℃に加熱さ
れた金属製熱板に押し当て、15秒間保持した。つい
で、成形品を金属熱板から引き離し、別途同一形状、同
一樹脂の箱状成形品の開口周縁端部に押圧保持し溶着し
た。金属熱板からの引き離しの際に、成形品の加熱部に
糸引きや毛羽立ちが見られ、作業性が悪く、溶着部の外
観も不良であった。
【0045】
【発明の効果】本発明の分岐ポリカーボネート樹脂を含
む熱板加熱溶着用樹脂は、ポリカーボネート系樹脂の透
明性、耐衝撃性、耐熱性を何ら損なうことなく、熱板加
熱後の引き離しの際の糸引き、毛羽立ち現象を無くし、
または抑制できる。したがって、自動車用ランプなどの
製造において、従来は、ランプハウジング側のみの熱板
加熱で行われていたのに対して、レンズ側との両面加熱
も可能となる。すなわち、溶融温度の高いポリカーボネ
ート系樹脂側の加熱が可能となり、熱溶着する両樹脂の
熱特性に応じて、最適加熱条件の設定が可能になる。し
たがって、溶着強度が向上するとともに、作業性、生産
性の向上、溶着部の外観も良好になる。したがって、ヘ
ッドランプ、テールランプ、ストップランプ、ウインカ
ーランプ、シグナルランプ、フォグランプなどの自動車
用ランプをはじめ、各種熱融着製品分野への応用展開が
可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA50 AH07 CA08 CD02 4F211 AA21 AA28 AD05 AH17 TA01 TC14 TC15 TD07 TH18 TN07 4J029 AA09 AB01 AB07 AC02 AD10 AE01 BB04A BB05A BB09A BB12A BB13A BB13B BD09A BE05A BF14A BG06X BG07X BH02 DB10 DB13 FA07 FC32 FC33 FC35 FC36 FC44 HA01 HB01 HB05 HB06 HC01 HC04A HC05A 4J040 EL021 JB01 LA06 LA08 MA05 MA10 NA16 PA30 PB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐ポリカーボネート系樹脂を含むこと
    を特徴とする熱板加熱溶着用樹脂。
  2. 【請求項2】 熱板加熱溶着される樹脂成形品の少なく
    とも一方の成形品として、分岐ポリカーボネート系樹脂
    を含む成形品を用い、該成形品の溶着面を熱板で接触加
    熱することにより溶融させ、ついで、熱板と引き離し他
    方の成形品と溶着する溶着方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の溶着方法で得られた溶着
    製品。
  4. 【請求項4】 溶着製品の少なくとも一方が分岐ポリカ
    ーボネート系樹脂を含む透明成形体である請求項3記載
    の溶着製品。
  5. 【請求項5】 溶着製品がレンズとランプハウジングか
    らなる自動車用ランプである請求項3または4に記載の
    溶着製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007198483A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Kyocera Corp メッキ付樹脂部材の固定構造、電子機器及びメッキ付樹脂部材の固定方法

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