JP2001172339A - 光散乱性膜形成用組成物および光散乱性膜 - Google Patents

光散乱性膜形成用組成物および光散乱性膜

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JP2001172339A
JP2001172339A JP35712399A JP35712399A JP2001172339A JP 2001172339 A JP2001172339 A JP 2001172339A JP 35712399 A JP35712399 A JP 35712399A JP 35712399 A JP35712399 A JP 35712399A JP 2001172339 A JP2001172339 A JP 2001172339A
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ether
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Masashige Takatori
正重 高鳥
Masayuki Endo
昌之 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半透過型または反射型液晶ディス
プレイにおける反射光を効率よく散乱し、均一で正面輝
度の高い面照明を実現し、保護膜としての諸物性にも優
れる光散乱性膜形成用硬化性組成物、およびそれから得
られる光散乱性膜を提供する。 【解決手段】 硬化性組成物は、[A](a1)
重合性不飽和カルボン酸および/または重合性不飽和カ
ルボン酸無水物、(a2)エポキシ基含有重合性不飽和
化合物、および(a3)前記(a1)および(a2)以
外の重合性不飽和化合物の共重合体、[B](メタ)ア
クリレート基を有する特定の重合性化合物、[C]重合
開始剤、並びに[D]光散乱性物質、を含有する。光散
乱性膜は、上記感光性組成物より形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
等に用いる光散乱性膜用硬化性組成物、およびそれから
形成された光散乱性膜に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイは、均一で正面輝度が
高い面照明が必要なために、従来、バックライトユニッ
トを具備したものが主流であった。しかし近年、携帯用
端末の普及などの影響で、省電力の観点から半透過型お
よび反射型の液晶ディスプレイの採用が増加してきた。
半透過型および反射型液晶ディスプレイは、液晶パネル
下側にアルミニウム板等の反射板を設置し、パネル上部
からの光を反射させることにより輝度を得ている。しか
しこの方法によると、反射板が平面であるため、パネル
上部からの入射光の入射方向が斜めであった場合、反射
光の方向はパネル正面方向からずれ、十分な正面輝度が
得られない。
【0003】反射型液晶ディスプレイにおける上記のよ
うな欠点を改良するため、いわゆる光拡散板を用いる技
術が提案されている。この方法は、反射板表面に細かい
凸凹形状を付することにより、反射光の方向を拡散し、
正面輝度を得るものである。しかしこの方法は、光拡散
板の形状を複雑化する必要があるため、工程が煩雑とな
り、プロセス上、コスト上不利である。
【0004】上記の問題を解決するため、特開平7−2
61164号公報、特開平7−98452号公報等で
は、光散乱性膜を用いる技術が提案されている。これら
公報には、フッ化カルシウム、酸化チタン、ポリテトラ
フルオロエチレン等の光散乱性物質を分散させた組成物
から得られる膜をカラーフィルタの上部に設置すること
により、入射光および反射光を散乱せしめ、それにより
高い表面輝度を実現できる旨開示されている。しかし上
記の組成物から得られる膜では、保護膜として本来具備
するべき機能、すなわち平坦化性、耐熱性、耐薬品性、
透明電極(ITO膜)との密着性等の物性が、光散乱性
物質の存在により損なわれており、実用できる水準には
未だ到達していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情を鑑みてなされたもので、その目的は、半透過型
または反射型液晶ディスプレイにおいて、反射光を効率
よく散乱し、均一で正面輝度の高い面照明を実現し、か
つ平坦化性、耐熱性および耐薬品性に優れ、ITO膜と
の密着性が高い光散乱性膜を形成するための硬化性組成
物を提供することにある。さらに本発明の別の目的は、
前記の硬化性組成物から形成された光散乱性膜を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の目的は第一に、[A](a1)重合性不飽和カルボン
酸および/または重合性不飽和カルボン酸無水物、(a
2)エポキシ基含有重合性不飽和化合物、および(a
3)前記(a1)および(a2)以外の重合性不飽和化
合物の共重合体、[B]下記式(1)で表される重合性
化合物、および/または下記式(1)で表される化合物
と酸無水物との反応物(ただし、下記式(1)で表され
る化合物と酸無水物との反応物のときは、R1およびR2
がともに式(2)で表される基の場合を除く。)。
【0007】
【化3】
【0008】ここで、R1およびR2は、互いに独立に、
下記式
【0009】
【化4】
【0010】で表される基であり、そしてR3、R4は、
互いに独立に、水素原子、炭素数1〜5の炭化水素基ま
たはハロゲン原子であり、R5は水素原子またはメチル
基である。[C]重合開始剤、並びに[D]光散乱性物
質を含有することを特徴とする光散乱性膜形成用組成物
によって達成される。また、本発明の上記目的は第二
に、上記の光散乱性膜形成用組成物より形成される光散
乱性膜によって達成される。以下、本発明の光散乱性膜
形成用組成物について詳述する。
【0011】共重合体[A] 共重合体[A]は、化合物(a1)、化合物(a2)、
および化合物(a3)を溶媒中で、重合開始剤の存在下
にラジカル重合することによって合成することができ
る。
【0012】本発明で用いられる共重合体[A]は、重
合性不飽和基を有する化合物(a1)から誘導される構
成単位を、好ましくは5〜40重量%、特に好ましくは
10〜30重量%含有している。この構成単位が5重量
%未満である共重合体を用いると、得られる光散乱性膜
の耐熱性、耐薬品性、表面硬度が低下する傾向にあり、
一方40重量%を超える場合は、光散乱性膜形成用組成
物の保存安定性が低下する。重合性不飽和基を有する化
合物(a1)としては、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸などの不飽和モノカルボン酸;マレイン
酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸
などの不飽和ジカルボン酸;およびこれら不飽和ジカル
ボン酸の無水物が挙げられる。これらのうち、アクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸などが共重合反応
性、アルカリ水溶液に対する溶解性および入手が容易で
ある点から好ましく用いられる。これらは、単独である
いは組み合わせて用いられる。
【0013】本発明で用いられる共重合体[A]は、エ
ポキシ化合物(a2)から誘導される構成単位を、好ま
しくは10〜70重量%、特に好ましくは20〜60重
量%含有している。この構成単位が10重量%未満の場
合は得られる光散乱性膜膜の耐熱性、表面硬度が低下す
る傾向にあり、一方70重量%を超える場合は光散乱性
膜形成用組成物の保存安定性が低下する傾向にある。
【0014】重合性不飽和基を有するエポキシ化合物
(a2)としては、例えばアクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル、アクリル酸−β−メチルグリシジ
ル、メタクリル酸−β−メチルグリシジル、α−エチル
アクリル酸グリシジル、α−n−プロピルアクリル酸グ
リシジル、α−n−ブチルアクリル酸グリシジル、アク
リル酸−3,4−エポキシブチル、メタクリル酸−3,4
−エポキシブチル、アクリル酸−6,7−エポキシヘプ
チル、メタクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、α−
エチルアクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、o−ビ
ニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジル
グリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエ
ーテルなどが挙げられる。これらのうち、メタクリル酸
グリシジル、メタクリル酸−6,7−エポキシヘプチ
ル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグ
リシジルエーテルなどが共重合反応性および得られる光
散乱性膜の耐熱性、硬度を高める点から好ましく用いら
れる。これらは、単独であるいは組み合わせて用いられ
る。
【0015】本発明で用いられる共重合体[A]は、重
合性不飽和基を有する化合物(a3)から誘導される構
成単位を、好ましくは10〜70重量%、特に好ましく
は20〜50重量%含有している。この構成単位が10
重量%未満の場合は、光散乱性膜形成用組成物の保存安
定性が低下する傾向にあり、一方70重量%を超える場
合は得られる光散乱性膜の耐熱性、表面硬度が低下す
る。
【0016】重合性不飽和基を有する化合物(a3)と
しては、例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメ
タクリレート、t−ブチルメタクリレートなどのメタク
リル酸アルキルエステル;メチルアクリレート、イソプ
ロピルアクリレートなどのアクリル酸アルキルエステ
ル;シクロヘキシルメタクリレート、2−メチルシクロ
ヘキシルメタクリレート、トリシクロ[5.2.1.0
2,6]デカン−8−イルメタクリレート(当該技術分野
で慣用名としてジシクロペンタニルメタクリレートとい
われている)、ジシクロペンタニルオキシエチルメタク
リレート、イソボロニルメタクリレートなどのメタクリ
ル酸環状アルキルエステル;シクロヘキシルアクリレー
ト、2−メチルシクロヘキシルアクリレート、トリシク
ロ[5.2.1.02,6]デカン−8−イルアクリレー
ト(当該技術分野で慣用名としてジシクロペンタニルア
クリレートといわれている)、ジシクロペンタオキシエ
チルアクリレート、イソボロニルアクリレートなどのア
クリル酸環状アルキルエステル;フェニルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレートなどのメタクリル酸アリー
ルエステル;フェニルアクリレート、ベンジルアクリレ
ートなどのアクリル酸アリールエステル;マレイン酸ジ
エチル、フマル酸ジエチル、イタコン酸ジエチルなどの
ジカルボン酸ジアルキルエステル;2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ートなどのメタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;
およびスチレン、α−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、アクリルアミド、メタクリルアミド、酢
酸ビニル、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジ
メチル−1,3−ブタジエンなどが挙げられる。
【0017】これらのうち、スチレン、t−ブチルメタ
クリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、p−
メトキシスチレン、2−メチルシクロヘキシルアクリレ
ート、1,3−ブタジエンなどが共重合反応性および耐
熱性の点から好ましい。これらは、単独であるいは組み
合わせて用いられる。
【0018】上記のように本発明で用いられる共重合体
[A]は、カルボキシル基および/またはカルボン酸無
水物基、ならびにエポキシ基とを有しており、特別な硬
化剤を併用しなくとも加熱により容易に硬化させること
ができる。
【0019】共重合体[A]の合成に用いられる溶媒と
しては、具体的には、例えばメタノール、エタノールな
どのアルコール類;テトラヒドロフランなどのエーテル
類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエーテ
ル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ
アセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテル
アセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチ
ルエーテルなどのジエチレングリコール類;プロピレン
グリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチ
ルエーテル、プロピレングリコールプロピルエーテル、
プロピレングリコールブチルエーテルなどのプロピレン
グリコールモノアルキルエーテル類;プロピレングリコ
ールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
エチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロ
ピルエーテルアセテート、プロピレングリコールブチル
エーテルアセテートなどのプロピレングリコールアルキ
ルエーテルアセテート類;プロピレングリコールメチル
エーテルプロピオネート、プロピレングリコールエチル
エーテルプロピオネート、プロピレングリコールプロピ
ルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールブチ
ルエーテルプロピオネートなどのプロピレングリコール
アルキルエーテルプロピオネート類;トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペン
タノン、メチルイソアミルケトンなどのケトン類;およ
び酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシ−
2−メチルプロピオン酸エチル、ヒドロキシ酢酸メチ
ル、ヒドロキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸ブチル、乳
酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチル、3
−ヒドロキシプロピオン酸メチル、3−ヒドロキシプロ
ピオン酸エチル、3−ヒドロキシプロピオン酸プロピ
ル、3−ヒドロキシプロピオン酸ブチル、2−ヒドロキ
シ−3−メチルブタン酸メチル、メトキシ酢酸メチル、
メトキシ酢酸エチル、メトキシ酢酸プロピル、メトキシ
酢酸ブチル、エトキシ酢酸メチル、エトキシ酢酸エチ
ル、エトキシ酢酸プロピル、エトキシ酢酸ブチル、プロ
ポキシ酢酸メチル、プロポキシ酢酸エチル、プロポキシ
酢酸プロピル、プロポキシ酢酸ブチル、ブトキシ酢酸メ
チル、ブトキシ酢酸エチル、ブトキシ酢酸プロピル、ブ
トキシ酢酸ブチル、2−メトキシプロピオン酸メチル、
2−メトキシプロピオン酸エチル、2−メトキシプロピ
オン酸プロピル、2−メトキシプロピオン酸ブチル、2
−エトキシプロピオン酸メチル、2−エトキシプロピオ
ン酸エチル、2−エトキシプロピオン酸プロピル、2−
エトキシプロピオン酸ブチル、2−ブトキシプロピオン
酸メチル、2−ブトキシプロピオン酸エチル、2−ブト
キシプロピオン酸プロピル、2−ブトキシプロピオン酸
ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキ
シプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸プロ
ピル、3−メトキシプロピオン酸ブチル、3−エトキシ
プロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチ
ル、3−エトキシプロピオン酸プロピル、3−エトキシ
プロピオン酸ブチル、3−プロポキシプロピオン酸メチ
ル、3−プロポキシプロピオン酸エチル、3−プロポキ
シプロピオン酸プロピル、3−プロポキシプロピオン酸
ブチル、3−ブトキシプロピオン酸メチル、3−ブトキ
シプロピオン酸エチル、3−ブトキシプロピオン酸プロ
ピル、3−ブトキシプロピオン酸ブチルなどのエステル
類が挙げられる。
【0020】共重合体[A]の製造に用いられる重合開
始剤としては、一般的にラジカル重合開始剤として知ら
れているものが使用でき、例えば2,2'−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2'−アゾビス−(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス−(4−メトキ
シ−2,4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾ化合
物;ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシ
ド、t−ブチルペルオキシピバレート、1,1'−ビス−
(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンなどの有機過
酸化物;および過酸化水素が挙げられる。ラジカル重合
開始剤として過酸化物を用いる場合には、過酸化物を還
元剤とともに用いてレドックス型開始剤としてもよい。
【0021】重合性化合物[B] 本発明で用いられる重合性化合物[B]は下記式(1)
で表される重合性化合物、および/または下記式(1)
で表される化合物と酸無水物との反応物(ただし、下記
式(1)で表される化合物と酸無水物との反応物のとき
は、R1およびR2がともに式(2)で表される基の場合
を除く。)である。
【0022】
【化5】
【0023】ここで、R1およびR2は、互いに独立に、
下記式
【0024】
【化6】
【0025】で表される基であり、そしてR3およびR4
は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜5の炭化水素
基またはハロゲン原子であり、R5は互いに独立に水素
原子またはメチル基である。その具体例としては、下記
式で示される化合物[B−1]〜[B−12]、および
化合物[B−5]〜[B−12]で表される化合物と酸
無水物との反応物を例示することができる。
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】化合物[B−5]〜[B−12]で表され
る化合物との反応に用いられる酸無水物としては、無水
マレイン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、無水フタ
ル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフ
タル酸、無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、無水クロレンド酸、メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、酸二無水物としては、無水ピロメリット酸、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物、ビフェニルエーテルテトラカルボ
ン酸二無水物の芳香族多価カルボン酸無水物等があげら
れる。
【0029】本発明の光散乱性膜形成用組成物は、共重
合体[A]100重量部に対して、重合性化合物[B]
を、好ましくは40〜200重量部、より好ましくは6
0〜150重量部の割合で含有している。重合性化合物
[B]が40重量部未満の場合は得られる光散乱性膜膜
の耐熱性の低下を生じやすく、200重量部を超える場
合は得られる光散乱性膜膜の密着性が低下しやすい。
【0030】重合開始剤[C] 本発明で用いられる重合開始剤[C]としては、感放射
線ラジカル重合開始剤、感熱ラジカル重合開始剤などを
使用することができる。なお、本発明における「放射
線」の語は、可視光線、紫外線、遠紫外線、電子線、X
線等を含むものを意味する。
【0031】感放射線ラジカル重合開始剤としては、例
えばベンジル、ジアセチルなどのα−ジケトン類;ベン
ゾインなどのアシロイン類;ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテルなどのアシロインエーテル類;チオキサント
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、チオキサントン
−4−スルホン酸、ベンゾフェノン、4,4’−ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどのベンゾフェノ
ン類;アセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェ
ノン、α,α’−ジメトキシアセトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、p−メトキシアセトフェノン、2−メチル[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プ
ロパノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−
(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンなど
のアセトフェノン類;アントラキノン、1,4−ナフト
キノンなどのキノン類;フェナシルクロライド、トリブ
ロモメチルフェニルスルホン、トリス(トリクロロメチ
ル)−S−トリアジンなどのハロゲン化合物;2,4,6
-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイ
ドなどのアシルホスフィンオキサイド;およびジ−t−
ブチルパーオキサイドなどの過酸化物が挙げられる。
【0032】この感放射線ラジカル重合開始剤の市販品
としては、たとえばIRGACURE−184、同36
9、同500、同651、同819、同907、同17
00、Darocur−1173、同1116、同29
59、同1664、同4043(チバ−ガイギー社
製)、KAYACURE−DETX 、同 MBP、同
DMBI 、同 EPA、同 OA (日本化薬(株)
製)、VICURE−10、同55(STAUFFER
Co.LTD 製)、TRIGONALP1(AKZ
O Co.LTD 製)、SANDORAY 1000
(SANDOZCo.LTD 製)、DEAP(AP
JOHN Co.LTD 製)、QUANTACURE
−PDO、同 ITX、同 EPD(WARD BLE
KINSOP Co.LTD 製)等が挙げられる。ま
た、これら感放射線ラジカル重合開始剤を感放射線増感
剤と併用することによって酸素による失活の少ない、高
感度の光散乱性膜形成用組成物を得ることも可能であ
る。
【0033】上記感熱ラジカル重合開始剤の具体例とし
ては、2,2‘−アゾビス(4−メトキシー2,4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2‘−アゾビス(4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2‘−アゾビス(2−メ
チルプロピオニトリル)、2,2‘−アゾビス(2−メ
チルブチロニトリル)、1,1‘−アゾビス(シクロヘ
キサンー1−カルボニトリル)、4,4‘−アゾビス
(4−シアノバレリックアシッド)、1,1‘−アゾビ
ス(1−アセトキシー1−フェニルエタン)等のアゾ系
化合物を挙げることができる。これらのアゾ系化合物の
うち、特に2,2‘−アゾビス(4−メトキシー2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2‘−アゾビス(4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2‘−アゾビス(2
−メチルプロピオニトリル)、2,2‘−アゾビス(2
−メチルブチロニトリル)、1,1‘−アゾビス(シク
ロヘキサンー1−カルボニトリル)等が好ましく使用で
きる。
【0034】重合開始剤[C]の使用量は、共重合体
[A]100重量部当たり、0.1〜50重量部、好ま
しくは3〜40重量部である。この範囲の使用におい
て、耐熱性、硬度等の物性とITO膜に対する密着性と
のバランスに優れた光散乱性膜を得ることができる。
【0035】光散乱性物質[D] 光散乱性物質[D]としては、たとえば、シリカ、チタ
ニア、アルミナ等の金属酸化物粒子;ベンゾグアナミ
ン、スチレン/ジビニルベンゼン共重合体等の有機系微
粒子;雲母等の鉱物類;アルミニウム、錫、金等の金属
粉等が挙げられるが、このうちでも屈折率が共重合体
[A]と大きく異なり、光散乱効果が大きい点から金属
酸化物粒子が好ましく、シリカがとくに好ましく用いら
れる。光散乱性物質[D]の形状は、光散乱性がある限
りいづれでも使用できるが、球形および略球形が好まし
い。粒径としては、0.01〜20μmが好ましく、と
くに好ましくは、0.3〜10μmである。このような
形状、サイズの光散乱性物質を使用することでパネル正
面輝度を有効に向上させることができる。
【0036】このような光散乱性物質[D]の市販品と
しては、シリカ等の金属酸化物粒子としては、ニプシー
ルSS−10、同SS−15、同SS−10A、同SS
−20、同SS―30、同SS−30、同SS−30
P、同SS−30A、同SS−40、同SS−50、同
SS−70、同SS−72F、同SS−115、同SS
―170X、同E−75、同E−150、同E−200
A、同E−220A、同K−300(以上、日本シリカ
工業(株)製)、サイリシア250、同250N、同2
56、同256N、同310、同320、同350、同
358、同430、同431、同440、同450、同
470、同435、同445、同436、同446、同
456、同530、同540、同550、同730、同
740、同770(以上、富士シリシア化学(株)
製)、ミクロパール(積水化学(株)製)、トスパール
105、同120、同130、同145、同3120、
同240(以上、東芝シリコン(株)製)、 AERO
SIL130、同200、同200V、同200CF、
同200FAD、同300、同300CF、同380、
同R972、同R974、同RX200、同RY20
0、同R202、同R805、同R812、同OX5
0、同TT600、同MOX170、同COK84(以
上、日本アエロジル(株)製);グアナミン系有機粒子
としては、エポカラー、EPシリーズ、MAシリーズ、
エポスターL15,同MS,同M30,同S12,同S
6,同S、エポスターMA1001,同1002,同1
004,同1006,同1010,同1013、エポス
ターGP−Hシリーズ、シーホスターKE−Eシリー
ズ,同KE−P(以上、日本触媒(株)製);雲母等の
鉱物類としては、天然雲母及び合成マイカパール顔料、
アルテミカSA−100、同SB−100、同YB−1
00、同BB−100(以上、日本光研工業(株)製)
等が挙げられる。
【0037】光散乱性物質[D]の添加量は、共重合体
[A]100重量部あたり、通常1〜80重量部であ
り、好ましくは3〜60重量部である。この範囲の使用
で、透明性と光散乱性のバランスに優れた光散乱板を与
えることができる。
【0038】また、光散乱性物質[D]を共重合体
[A]中に有効に分散せしめるために、分散剤を併用す
ることができる。このような分散剤としては、シランカ
ップリング剤、ウレタン系分散剤、ポリエチレンイミン
系分散剤、ポリオキシエチレンのエーテル類、ポリエチ
レングリコールのエステル類等が挙げられるが、このう
ちでもシランカップリング剤、ウレタン系分散剤が好ま
しく用いられる。
【0039】上記シランカップリング剤としては、例え
ばカルボキシル基、メタクリロイル基、イソシアネート
基、エポキシ基などの反応性置換基を有するシランカッ
プリング剤が挙げられ、具体的にはトリメトキシシリル
安息香酸、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリス(2
−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチ
ル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−イソシ
アナートプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙
げられる。
【0040】ウレタン系分散剤としては、芳香族ジイソ
シアナート類と片末端に水酸基を有するポリラクトン類
および/または両末端に水酸基を有するポリラクトン類
との反応生成物が好ましく、特に、トリレンジイソシア
ナート類と片末端に水酸基を有するポリカプロラクトン
および/または両末端に水酸基を有するポリカプロラク
トンとの反応生成物が好ましい。これらウレタン系分散
剤の具体例としては、商品名で、EFKA(エフカーケ
ミカルズビーブイ(EFKA)社製)、Disperbyk(ビッ
クケミー(BYK)社製)、ディスパロン(楠本化成
(株)製)等を挙げることができる。
【0041】上記分散剤を使用する場合の使用量は、光
散乱性物質[D]100重量部に対して、通常100重
量部以下、好ましくは5〜70重量部である。この範囲
の使用量において、光散乱性物質[D]を[A]成分中
に有効に分散せしめ、しかも形成後の光散乱性膜の透明
性、耐熱性、平坦化性等の物性を損なうことがない。
【0042】その他の成分 本発明の光散乱性膜形成用組成物は、本発明の目的を損
なわない範囲で、必要に応じて上記以外に他の成分を含
有していてもよい。
【0043】ここで、他の成分としては、塗布性を向上
するための界面活性剤を挙げることができる。その市販
品としては、例えばBM−1000、BM−1100
(BMCHEMIE社製)、メガファックF142D、
同F172、同F173、同F183(大日本インキ化
学工業(株)製)、フロラードFC−135、同FC−1
70C、同FC−430、同FC−431(住友スリー
エム(株)製)、サーフロンS−112、同S−113、
同S−131、同S−141、同S−145、同S−3
82、同SC−101、同SC−102、同SC−10
3、同SC−104、同SC−105、同SC−106
(旭硝子(株)製)、エフトップEF301、同303、
同352(新秋田化成(株)製)、SH−28PA、S
H−190、SH−193、SZ−6032、SF−8
428、DC−57、DC−190(東レシリコーン
(株)製)などフッ素およびシリコーン系界面活性剤が
挙げられる。
【0044】その他にも、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルエーテルなどのポリオキシエ
チレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテルなどのポリオキシエチレンアリールエーテル
類、ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチ
レンジステアレートなどのポリオキシエチレンジアルキ
ルエステル類などのノニオン系界面活性剤、オルガノシ
ロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)
製)、(メタ)アクリル酸系共重合体ポリフローNo.
57、95(共栄社油脂化学工業(株)製)などが挙げ
られる。
【0045】これらの界面活性剤は、共重合体[A]1
00重量部に対して、好ましくは5重量部以下、より好
ましくは2重量部以下で用いられる。界面活性剤の量が
5重量部を超える場合は、塗布時の膜あれが生じ易くな
る。
【0046】また基体との接着性を向上させるために接
着助剤を使用することもできる。このような接着助剤と
しては、官能性シランカップリング剤が好ましく使用さ
れ、例えばカルボキシル基、メタクリロイル基、イソシ
アネート基、エポキシ基などの反応性置換基を有するシ
ランカップリング剤が挙げられ、具体的にはトリメトキ
シシリル安息香酸、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシランなどが挙げられる。このような接
着助剤は、共重合体[A]100重量部に対して、好ま
しくは20重量部以下、より好ましくは10重量部以下
の量で用いられる。接着助剤の量が20重量部を超える
場合は、耐熱性が低下し易い。
【0047】光散乱性膜形成用組成物の調製 本発明の光散乱性膜形成用組成物は、上記の共重合体
[A]、エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物
[B]、重合開始剤[C]、および光散乱性物質
[D]、並びに任意的に配合されるその他の成分を均一
に混合することによって調製される。通常、本発明の光
散乱性膜形成用組成物は、適当な溶媒に均一に分散され
た状態で用いられる。例えば共重合体[A]、エチレン
性不飽和結合を有する重合性化合物[B]、重合開始剤
[C]および、光散乱性物質[D]並びに任意的に配合
されるその他の成分を、所定の割合で混合することによ
り、均一分散状態の光散乱性膜形成用組成物を調製する
ことができる。
【0048】本発明の光散乱性膜形成用組成物の調製に
用いられる溶媒としては、共重合体[A]、エチレン性
不飽和結合を有する重合性化合物[B]、重合開始剤
[C]および光散乱性物質[D]、並びに任意的に配合
されるその他の成分を均一に混合し、各成分と反応しな
いものが用いられる。
【0049】具体的には、例えばメタノール、エタノー
ルなどのアルコール類;テトラヒドロフランなどのエー
テル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエ
ーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ
ルブアセテートなどのエチレングリコールアルキルエー
テルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルなどのジエチレン
グリコール類;プロピレングリコールメチルエーテル、
プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリ
コールプロピルエーテル、プロピレングリコールブチル
エーテルなどのプロピレングリコールモノアルキルエー
テル類;プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、
プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールブチルエーテルアセテートなどのプ
ロピレングリコールアルキルエーテルアセテート類;プ
ロピレングリコールメチルエーテルプロピオネート、プ
ロピレングリコールエチルエーテルプロピオネート、プ
ロピレングリコールプロピルエーテルプロピオネート、
プロピレングリコールブチルエーテルプロピオネートな
どのプロピレングリコールアルキルエーテルプロピオネ
ート類;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、4−ヒドロキ
シ−4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソアミルケ
トンなどのケトン類;および酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチル、2−ヒドロキシプロピオン
酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸メ
チル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチ
ル、ヒドロキシ酢酸メチル、ヒドロキシ酢酸エチル、ヒ
ドロキシ酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プ
ロピル、乳酸ブチル、3−ヒドロキシプロピオン酸メチ
ル、3−ヒドロキシプロピオン酸エチル、3−ヒドロキ
シプロピオン酸プロピル、3−ヒドロキシプロピオン酸
ブチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、
メトキシ酢酸メチル、メトキシ酢酸エチル、メトキシ酢
酸プロピル、メトキシ酢酸ブチル、エトキシ酢酸メチ
ル、エトキシ酢酸エチル、エトキシ酢酸プロピル、エト
キシ酢酸ブチル、プロポキシ酢酸メチル、プロポキシ酢
酸エチル、プロポキシ酢酸プロピル、プロポキシ酢酸ブ
チル、ブトキシ酢酸メチル、ブトキシ酢酸エチル、ブト
キシ酢酸プロピル、ブトキシ酢酸ブチル、2−メトキシ
プロピオン酸メチル、2−メトキシプロピオン酸エチ
ル、2−メトキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシ
プロピオン酸ブチル、2−エトキシプロピオン酸メチ
ル、2−エトキシプロピオン酸エチル、2−エトキシプ
ロピオン酸プロピル、2−エトキシプロピオン酸ブチ
ル、2−ブトキシプロピオン酸メチル、2−ブトキシプ
ロピオン酸エチル、2−ブトキシプロピオン酸プロピ
ル、2−ブトキシプロピオン酸ブチル、3−メトキシプ
ロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、
3−メトキシプロピオン酸プロピル、3−メトキシプロ
ピオン酸ブチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3
−エトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオ
ン酸プロピル、3−エトキシプロピオン酸ブチル、3−
プロポキシプロピオン酸メチル、3−プロポキシプロピ
オン酸エチル、3−プロポキシプロピオン酸プロピル、
3−プロポキシプロピオン酸ブチル、3−ブトキシプロ
ピオン酸メチル、3−ブトキシプロピオン酸エチル、3
−ブトキシプロピオン酸プロピル、3−ブトキシプロピ
オン酸ブチルなどのエステル類が挙げられる。
【0050】これらの溶剤の中で、溶解性、各成分との
反応性および塗膜の形成のし易さから、グリコールエー
テル類、エチレングリコールアルキルエーテルアセテー
ト類、エステル類およびジエチレングリコール類が好ま
しく用いられる。
【0051】さらに前記溶媒とともに高沸点溶媒を併用
することもできる。併用できる高沸点溶媒としては、例
えばN−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルアセト
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエチルエー
テル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセトン、イソ
ホロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、
1−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、
安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチ
ル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレ
ン、フェニルセロソルブアセテートなどが挙げられる。
また上記のように調製された組成物は、孔径5〜20μ
m程度のポリフロン製フィルターなどを用いて濾過した
後、使用に供することもできる。
【0052】光散乱性膜膜の形成 次に、本発明の光散乱性膜形成用組成物を使用して本発
明の光散乱性膜を形成する方法について述べる。本発明
の光散乱性膜は、基体上に形成された平坦化膜上に、第
2膜として形成しても良いし、平坦化膜形成用組成物に
本発明の光散乱性膜形成用組成物を用い、平坦化膜に光
散乱機能を具備させても良い。本発明の光散乱性膜形成
用組成物は、下地基板表面に塗布し、プレベークにより
溶媒を除去することによって塗膜とすることができる。
塗布方法として、例えばスプレー法、ロールコート法、
回転塗布法などの各種の方法を採用することができる。
また、プレベークの条件は、各成分の種類、配合割合な
どによっても異なるが、通常70〜90℃で1〜15分
間程度である。こうして得た塗膜をホットプレート、オ
ーブンなどの加熱装置により、所定温度、例えば150
〜250℃で、所定時間、例えばホットプレート上なら
5〜30分間、オーブン中では30〜90分間加熱処理
をすることにより、目的とする光散乱性膜を得ることが
できる。
【0053】また、必要に応じて、プレベーク後の塗膜
に所定パターンマスクを介して紫外線などの放射線を照
射し、さらに現像液により現像し、不要な部分を除去し
て所定パターンを形成しても良い。現像方法は液盛り
法、ディッピング法、シャワー法などのいずれでも良
く、現像時間は通常30〜180秒間である。
【0054】上記現像液としては、アルカリ水溶液、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモ
ニアなどの無機アルカリ類;エチルアミン、n−プロピ
ルアミンなどの1級アミン類;ジエチルアミン、ジ−n
−プロピルアミンなどの2級アミン類;トリメチルアミ
ン、メチルジエチルアミン、ジメチルエチルアミン、ト
リエチルアミンなどの3級アミン類;ジメチルエタノー
ルアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノール
アミンなどの3級アミン類;ピロール、ピペリジン、N
−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5
−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネンなどの環状
3級アミン類;ピリジン、コリジン、ルチジン、キノリ
ンなどの芳香族3級アミン類;テトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ドなどの4級アンモニウム塩の水溶液を使用することが
できる。また上記アルカリ水溶液に、メタノール、エタ
ノールなどの水溶性有機溶媒および/または界面活性剤
を適当量添加した水溶液を現像液として使用することも
できる。
【0055】現像後、流水洗浄を30〜90秒間行い、
不要な部分を除去し、さらに圧縮空気や圧縮窒素で風乾
させることによって、パターンが形成される。その後こ
のパターンを、ホットプレート、オーブンなどの加熱装
置により、所定温度、例えば150〜250℃で、所定
時間、例えばホットプレート上なら5〜30分間、オー
ブン中では30〜90分間加熱処理をすることにより目
的とする光散乱性膜を得ることができる。
【0056】本発明の光散乱性膜形成用組成物は、上記
のように、簡単な工程で光散乱性膜を形成することがで
きる。また、本発明の光散乱性膜は、以下の実施例から
明らかなように、透明性が高く、しかも効率よく光を散
乱する性質を具備しており、しかも平坦化膜または保護
膜としても各種の物性に優れたものである。
【0057】
【実施例】以下に合成例、実施例を示して、本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定
されるものではない。
【0058】合成例1 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)5重量部および
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル200重量
部を仕込んだ。引き続きスチレン25重量部、メタクリ
ル酸20重量部、メタクリル酸グリシジル45重量部お
よびジシクロペンタニルメタクリレート10重量部を仕
込み窒素置換した後、ゆるやかに攪拌を始めた。溶液の
温度を70℃に上昇させ、この温度を5時間保持し共重
合体[A−1]を含む重合体溶液を得た。得られた重合
体溶液の固形分濃度は33.0%、重合体のMwの値は
28,000であった。
【0059】合成例2 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)5重量部および
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル150重量
部、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート5
0重量部を仕込んだ。引き続きスチレン20重量部、メ
タクリル酸20重量部、メタクリル酸グリシジル30重
量部およびp−ビニルベンジルグリシジルエーテル30
重量部を仕込み窒素置換した後、ゆるやかに攪拌を始め
た。溶液の温度を70℃に上昇させ、この温度を5時間
保持し共重合体[A−2]を含む重合体溶液を得た。得
られた重合体溶液の固形分濃度は33.1%、重合体の
Mwの値は25,000であった。
【0060】実施例1光散乱性膜形成用組成物の調製 合成例1で得られた共重合体[A−1]を含む溶液(共重
合体[A−1] 100重量部(固形分)に相当)と、
重合性化合物[B―1] 80重量部と、光散乱性物質
[D]としてトスパール120(東芝シリコン(株)
製)20重量部、重合開始剤[C]として2,4,6-ト
リメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
(Irgacure819;CIBA−GEIGY社
製)15重量部、シランカップリング剤としてγ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン10重量部、およ
び界面活性剤としてSH−28PA(東レシリコーン
(株)製)0.1重量部を混合分散し、固形分濃度が30
重量%になるようにプロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテートに混合させた後、孔径10μmのポリ
フロン製フィルターで濾過して光散乱性膜形成用組成物
(S−1)を調製した。
【0061】光散乱膜の形成 SiO2ディップガラス基板上にスピンナーを用いて、
上記組成物(S−1)を塗布した後、80℃で5分間ホ
ットプレート上でプレベークして塗膜を形成した。
【0062】上記で得られた塗膜に、365nmでの光
強度が10mW/cm2である紫外線を30秒間照射し
た。この際の紫外線照射は酸素雰囲気下(空気中)で行
った後、クリーンオーブン中で220℃で60分間加熱
し、硬化させ膜厚5.5μmの光散乱性膜を形成した。
【0063】光散乱性膜の評価 密着性 JIS K−5400(1900)8.5の付着性試験
のうち、8.5・2の碁盤目テープ法にしたがって、上
記で形成した光散乱性膜に100個の碁盤目をカッター
ナイフで形成して付着性試験を行った。その際、残った
碁盤目の数を表1に示す。
【0064】透明性およびヘイズ測定 上記で形成した光散乱性膜について、Haze gard plas装
置<型番Cat.No4725>(BYK Gardner(株)
製)にて透明性(積算透過率)とHazeを測定した。
結果を表1に示す。
【0065】平坦化性 上記で形成した光散乱性膜について、接触式膜厚測定装
置α-ステップ(テンコールジャパン(株)製)にて表
面平滑性を測定した。測定長さ2mmで膜厚を測定した
際の、最大値と最小値の差を表1に示す。
【0066】耐熱性 上記で形成した光散乱性膜について、接触式膜厚測定装
置α-ステップ(テンコールジャパン(株)製)にて膜
厚測定後、クリーンオーブンにて250℃、60分の追
加ベークを実施した。追加ベーク後、再度膜厚を測定し
て、追加ベーク前後の残膜率を計算した。結果を表1に
示す。
【0067】ITO膜の形成 前記と同様に形成した光散乱性膜上に、スパッタリング
装置により、約3,000ÅのITO膜を成膜した。
(このようにして形成した、ガラス基板上に光散乱性膜
を有し、さらにその上にITO膜を有する基板を、以
後、ITOスパッタ基板という。)
【0068】ITO膜の薬品耐性評価 耐アルカリ性 上記のように形成したITOスパッタ基板を5%NaO
H水溶液中に、60℃30分浸漬し、浸漬後の基板につ
いてITO膜の密着性を、前記の光散乱性膜の密着性試
験に準じて評価した。結果を表1に示す。
【0069】耐酸性 前記のように形成したITOスパッタ基板にJSR
(株)製ポジレジストPFR−3650を塗布し、90
℃、3分ホットプレート上でベークし膜厚2ミクロンの
塗膜を得た。所定のマスクを介し露光量100mJ/c
2(i線)で露光を行った後、2.38%TMAH水
溶液に浸漬し60秒現像を行い、ついで超純水で60秒
リンスを行った。基板を風乾した後、120℃、5分ホ
ットプレート上でベークを行いストライプ幅150ミク
ロン、スペース幅30ミクロンのレジストパターンをI
TOスパッタ基板上に形成した。得られたレジストパタ
ーン付きITOスパッタ基板をHCl/FeCl3・6H
2O/H2O=2:1:1(重量比)中に45℃15分浸
漬しITOのエッチングを行った。水洗、乾燥後、さら
にジメチルスルホオキシド中に40℃、5分浸漬しレジ
ストを剥離した。得られたITOパターニング基板を光
学顕微鏡で観察しパターニングされたITOに剥がれや
浮きなどの異常がない場合を○、剥がれや浮きが見られ
た場合を×として評価した。結果を表1に示す。
【0070】耐N−メチルピロリドン(NMP)性 前記のように形成したITOスパッタ基板をN−メチル
ピロリドン(NMP)中、40℃30分浸漬し、浸漬後
の基板についてITO膜の密着性を、前記の光散乱性膜
の密着性試験に準じて評価した。結果を表1に示す。
【0071】耐湿性 前記のように形成したITOスパッタ基板を60℃、湿
度90%の恒温恒湿槽中に24時間放置し、放置後の基
板についてITO膜の密着性を、前記の光散乱性膜の密
着性試験に準じて評価した。結果を表1に示す。
【0072】実施例2 実施例1において、重合開始剤[C]2,4,6-トリメ
チルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(Ir
gacure819;CIBA−GEIGY社製)15
重量部の代わりに1,1’−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)(熱ラジカル発生剤、和光純薬
(株)製)2重量部を用いた他は、実施例1と同様にし
て組成物(S−2)を調製し評価した。なお、光散乱性
膜の形成時に紫外線照射および現像工程は行わなかっ
た。結果を表1に示す。
【0073】実施例3 実施例2において、重合性化合物[B−1]の代わりに
[B−5]を使用した他は、実施例1と同様にして組成
物(S−3)を調製し評価した。結果を表1に示す。結
果を表1に示す。
【0074】実施例4 実施例2において、重合性化合物[B−1]100重量
部の代わりに重合性化合物[B−1]50重量部とKA
YARAD DPHAを50重量部用いた他は、実施例
1と同様にして組成物(S−4)を調製し、評価した。
【0075】実施例5 実施例2において、重合性化合物[B−1]の代わりに
[B−5]と無水テトラヒドロフタル酸無水物の1:2
(モル比)反応物を使用した他は、実施例1と同様にし
て組成物(S−5)を調製し評価した。結果を表1に示
す。
【0076】実施例6 実施例2において、共重合体[A−1]の代わりに共重合
体[A−2]を使用した他は、実施例1と同様にして組成
物(S−6)を調製し評価した。結果を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、半透過型または反射型
液晶ディスプレイにおける反射光を効率よく散乱し、均
一で正面輝度の高い面照明を実現し、かつ平坦化性、耐
熱性および耐薬品性に優れ、ITO膜との密着性にも優
れた光散乱性膜を形成しうる硬化性組成物が提供され
る。また、上記組成物から効率の良い光散乱性膜が形成
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 151/00 C09D 151/00 4J038 163/00 163/00 G02B 5/02 G02B 5/02 A G02F 1/1335 G02F 1/1335 Fターム(参考) 2H042 BA02 BA13 BA20 2H091 FA31X FA31Z FB02 FB12 LA02 LA03 LA04 LA18 4F071 AA12 AA22 AA22X AA24 AA32 AA32X AA33X AA34 AA35 AA36 AA36X AA42 AC15 AE06 AE19 AE22 AF29 AH16 BA02 BB02 BC01 4J011 AA05 PA07 PA13 PA43 PA65 PA69 PB40 QA12 RA03 RA10 SA01 SA21 SA31 SA63 SA64 SA76 SA78 SA83 SA84 UA01 WA02 WA10 4J026 AA17 AA20 AA24 AA25 AA38 AA43 AA45 AA48 AA49 AA50 AA53 AA54 AA55 AA67 AA68 AA69 BA30 DB12 DB36 GA07 4J038 CG011 CG031 CG061 CG071 CG141 CG142 CH122 CH142 CH171 DB221 HA216 HA446 KA03 KA20 MA02 PB08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 [A](a1)重合性不飽和カルボン酸
    および/または重合性不飽和カルボン酸無水物、(a
    2)エポキシ基含有重合性不飽和化合物、および(a
    3)前記(a1)および(a2)以外の重合性不飽和化
    合物の共重合体、[B]下記式(1)で表される重合性
    化合物、および/または下記式(1)で表される化合物
    と酸無水物との反応物(ただし、下記式(1)で表され
    る化合物と酸無水物との反応物のときは、R1およびR2
    がともに式(2)で表される基の場合を除く。)。 【化1】 ここで、R1およびR2は、互いに独立に、下記式 【化2】 で表される基であり、そしてR3およびR4は、互いに独
    立に、水素原子、炭素数1〜5の炭化水素基またはハロ
    ゲン原子であり、R5は水素原子またはメチル基であ
    る。[C]重合開始剤、並びに[D]光散乱性物質を含
    有することを特徴とする光散乱性膜形成用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光散乱性膜形成用組成
    物より形成される光散乱性膜。
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