JP2001172192A - 治療食 - Google Patents

治療食

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JP2001172192A
JP2001172192A JP36231999A JP36231999A JP2001172192A JP 2001172192 A JP2001172192 A JP 2001172192A JP 36231999 A JP36231999 A JP 36231999A JP 36231999 A JP36231999 A JP 36231999A JP 2001172192 A JP2001172192 A JP 2001172192A
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Yasuhiko Fujisaki
康彦 藤崎
Shigeji Sato
成志 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガン、肝疾患、内分泌および代謝疾患、腎臓
疾患を根治するための治療食を提供すること。 【解決手段】 玄米または2〜3分精米した玄米に、必
要に応じて、大豆、黒豆、小豆などの豆類、大麦、ハト
麦、丸麦、小麦などの麦類、キビ、アワおよびヒエの群
から選ばれた少なくとも1種の穀類を加え、さらに葉緑
素、必要に応じて、酵素や胚芽を混ぜた治療食。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガン、肝疾患、内
分泌および代謝疾患、腎臓疾患に有効な治療食に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガンの治療は、手術、放射線の照射、抗
ガン剤の投与に大きく大別される。初期のガンに対する
手術などのこの三大療法は、かなり効果をあげてきてい
る。しかし、肉眼的には認められてなくても、未だ存在
するかもしれないガンに対して、退院後の治療は抗ガン
剤や少しでも免疫力をあげるためのBRMの投与だけで
は、その効果は微々たるものしかない。BRM療法は
「腫瘍に対する宿主の生物学的反応を修飾することによ
り、結果として治療効果を得ようとする試み」と定義さ
れ、免疫反応の一部を活用する療法であるが、大きな効
果は確認されていない。そのため、再発ガンが多発す
る。
【0003】ところで、再発ガンや転移ガンの場合に
は、ガンの広がりが大きくかつ複雑である。その場合に
は、手術ですべてのガン細胞を取り除くことが不可能な
場合が多い。放射線や抗ガン剤は、効果や副作用の観点
からその使用には限度がある。このようにして、治療不
可能と言われる末期ガンが存在し、尊い人命が失われる
場合が数多い。初発ガンと再発ガンの間を中間期と定義
すると、この時期の治療方法がないのが現状である。
【0004】また、肝臓、胆嚢の疾患には、ウイルス性
肝炎、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝などがあ
り、治療薬と食事療法などで治療する。脂肪肝の場合に
は、アルコールの制限や低カロリー食で治療する。肝臓
病の食事療法、特に急性肝炎や慢性肝炎の場合には、高
たんぱく、高カロリーが必要な場合が多い。肝臓病は治
りにくい病気で、特に肝硬変は不治の病とされている。
さらに、内分泌、代謝疾患には、肥満、糖尿病などがあ
り、これらも、治療薬と食事療法などで治療する。腎臓
疾患の急性あるいは慢性腎炎も、同様に治療薬と食事療
法などで治療する。
【0005】上記の肝疾患、内分泌、代謝疾患、腎臓疾
患には、治療薬は存在する。これらの治療薬は、対処療
法としての効果はあるが、根治療法としての効果はな
い。それらの治療薬のみで治療する場合には、一生涯そ
の薬を飲まなければならない。根治させるには、食事療
法との併用が不可欠である。ガン以外のこれらの疾患を
複数有している場合、例えば、肝臓病と糖尿病あるいは
肝臓病と腎臓病の複数疾患の場合には、肝臓病治療のた
めに高たんぱく、高カロリー食を指導され、糖尿病の治
療のために低カロリー食、腎臓病治療のために低たんぱ
く食を指導される。このように複数疾患を有する人たち
への食事療法は、一貫した食事療法が存在しないのであ
る。
【0006】さらに説明すると、肝臓には、高たんぱ
く、高カロリーが必要であると言われる。現代食では、
この条件が満たされている。たんぱく質を肉類や牛乳や
卵で構成しているのが、現代食の特徴である。そうする
と、必然的に肉類や卵などのコレステロールや脂肪も同
時に摂取してしまい、糖尿病の治療には逆効果になって
しまう。たんぱく質を植物性のたんぱく質、例えば大豆
で置き換えると、高脂質の同時摂取の問題はほぼ解消さ
れる。しかし、肝臓病の治療のための高カロリーと糖尿
病などの治療のための低カロリーは、やはり矛盾として
残ってしまう。肝臓病治療のために高たんぱく食と腎臓
病治療のための低たんぱく食は明らかな矛盾である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ガ
ン、肝疾患、内分泌および代謝疾患、腎臓疾患を根治す
るための治療食を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、玄米または2
〜3分精米した玄米に、葉緑素を混ぜた治療食に関す
る。また、本発明は、玄米または2〜3分精米した玄米
に、葉緑素ならびに酵素および/または胚芽を混ぜた治
療食に関する。さらに、本発明は、玄米または2〜3分
精米した玄米に、豆類、麦類、キビ、アワおよびヒエの
群から選ばれた少なくとも1種の穀類(以下「穀類」と
もいう)を加え、さらに葉緑素を混ぜた治療食に関す
る。さらに、本発明は、玄米または2〜3分精米した玄
米に、豆類、麦類、キビ、アワおよびヒエの群から選ば
れた少なくとも1種の穀類を加え、さらに葉緑素ならび
に酵素および/または胚芽を混ぜた治療食に関する。
【0009】まず、ガンに対する手段を述べる。Gonzal
ez氏は1993年、アメリカ合衆国のnational cancer inst
itute(NCI)の治療法評価委員会の求めに応じて、第2期
から4期のすい臓ガン患者で手術ができない人たちに食
事療法のみで治療して、その効果を「nutrition and ca
ncer」という学会誌 に報告した(Nicholas James Gon
zalez, Linda Lee Isaacs: Evaluation of Pancreatic
Proteolytic Enzyme Treatment of Adenocarcinoma oft
he Pancreas, with Nutrion and Detoxification Suppo
rt; nutrition and cancer, 33(2), 117-124, 1999
)。彼の手法は、次のとおりである。すなわち、食事
は、新鮮な果物、生野菜、野菜ジュースを重要視し、植
物性のたんぱく質を摂取することを勧めている。治療の
中心は、消化酵素(すい臓酵素)を毎日25〜40gと
ることである。消化酵素には、タンパク分解酵素と脂肪
分解酵素が含まれている。また、コーヒー浣腸による解
毒が行われた。それは、肝臓の機能を強化することによ
り、毒素の排泄が行われる。その結果、9 人は一年間生
存し、5人は2年間生存し、4 人は3年間生存した。こ
のように、すい臓ガンによるアメリカでの平均的な生存
期間をはるかに上回る結果が報告された。この結果か
ら、積極的な栄養療法、膵臓酵素、解毒効果でステージ
2から4の膵臓ガンでもその縮小が起こることを示して
いる。
【0010】本発明は、人体の生体防御機能を高めるこ
とによって、ガンを退化、消滅させることを目的として
いる。生体防御機能とは、免疫システムに病原菌や異物
に対する初期防御システムを加えたものである。生体防
御機構のバランスは、生体防御機構を支える因子の強弱
だけではなく、生体防御機構の監視対象となる毒素、毒
素が複合的に多数結合した堆積物などの異物の量にも依
存していると考えられる。すなわち、生体防御機構のバ
ランスは、生体防御機構の強さと異物の比としてとらえ
ることができる。血液や組織に大量の毒素が蓄積されて
いると、免疫システムの働きはそれによってかなり鈍く
なってしまっている。したがって、異物の量をできるだ
け少なくすることが、非常に重要である。すなわち、組
織中の毒素の排泄を刺激し、末梢血液中に溶け出させ、
肝臓、腎臓、大腸で解毒することが一つの目的となる。
【0011】もう一つは、生体防御機構を強くすること
である。食品による生体防御は、感染防除、代謝異常、
アレルギー、ホルモン系および神経系の制御と深い関係
がある。第一には、食物と接する腸管の生体防御能力を
高めることである。その理由は、さまざまな異物(食品
を含む)が最も大量に体内に侵入しようとする場所は腸
管であり、腸管免疫系は人体の中で最も大きな免疫器官
であるためである。第二には、免疫システムに必要なビ
タミン、ミネラルを十分に供給し、免疫系が十分に機能
するように誘導することである。免疫機能の悪化は、免
役システムに必須なビタミンやミネラルの不十分な摂取
による。第三には、食品中のBPM(Biological Respon
se Modifier)によって、免疫系のNK細胞、キラーT細
胞、マクロファージなどの活性化を主軸とする免疫系の
活性化である。
【0012】しかし、生体防御機構を高める前に、体内
にさらに毒素や発ガン物質を体外から持ち込まないとい
う前提条件が達成されなければならない。その毒素は、
主として、動物性食品が腸内で腐敗菌によって毒素が生
成されることによってもたらされるものである。これが
第三番目の目標である。以上の三つの目標を同時に行う
ことが、本発明である。さらに詳しく、この三つの内容
を説明する。
【0013】まず、「現状を悪化させないための食事制
限」である。「現状を悪化させないための食事制限」
は、二つの要素からなる。「動物性たんぱく質の摂取防
止」と「精製した穀類、精製した糖類の摂取防止」であ
る。
【0014】1.動物性たんぱく質の摂取防止 人の腸内には、100兆個、100種類の細菌が生息
し、腸内フローラを構成している。腸内菌は、腸内でさ
まざまな代謝を行う各種の酵素を持ち、その結果、宿主
にとって有用あるいは有毒な物質を生成する。動物性た
んぱく質の摂取によって、便の量は減少し、腸内腐敗菌
の増殖が進む。その結果、アミン、アンモニア、フェノ
ール、硫化水素、インドール、スカトールなどの腐敗物
質の量が増える。それらの一部は、直接、血液中に取り
込まれる。残ったものは、腐敗菌によって発ガン性物
質、変異原性物質やガンの増殖作用を持つ物質に変換さ
れる。これらの物質は、体外に排出されない場合、組
織、器官や体全体の通常の働きを阻害し、細胞や組織の
炎症をひきおこす。これらの物質は、組織細胞を絶えず
刺激し、長い時間をかけて正常細胞はガン細胞に変わる
と考えられる。それに加えて、腐敗菌の作用によって、
尿酸、硫酸、リン酸、塩酸などの強酸類が作り出され、
血液中に吸収される。アシドーシスになるのである。そ
の酸毒類を中和するために、体内のアルカリ物質(ミネ
ラル)はどんどん消費される。そのため、体内の各組織
細胞に必要な栄養素、特に微量栄養素とミネラルを十分
に供給できないのである。ここで、動物性たんぱく質と
は、肉や鳥肉、卵、牛乳である。肉とは、赤身の肉、薫
製にした肉、内臓の肉などである。
【0015】2.精製した穀類、精製した糖類の摂取防
止 精白食品は、もとの未精白段階にあった微量栄養素、ミ
ネラル、各種酵素、食物繊維が精白の段階で精製されて
しまっている。さらには、精白食品は、消化が良すぎ
て、食後すぐに血糖値が急増する。このため、インシュ
リンが多量に膵臓から分泌されて血糖値を押さえようと
する。ホルモンであるエストロゲンとインスリンが相互
に作用しては乳ガンは進行する。内臓の脂肪組織の量と
大腸ガンは、関連がある。さらに、内臓の脂肪組織の量
は、インスリン過剰症と関連がある。インシュリンは、
食事中の糖分に応答して生成されるのであるから、ガン
患者はインシュリンの不必要な上昇を引き起こすような
精製された糖分や精製された食品は摂取禁止となる。未
精白の穀類は、消化がかなりゆっくりである。そのた
め、血糖値の上昇もかなり穏やかで、インシュリンの不
必要な急激な上昇は起こらない。
【0016】次に、「血液および組織細胞の解毒」であ
る。「血液および組織細胞の解毒」は、二つの要素から
なる。「食餌による腸内フローラの制御」と「組織細胞
中の毒素、複合毒素の解毒」である。
【0017】1.食餌による腸内フローラの制御 上述したように、腐敗菌(Clostridium 菌など)を減ら
し、ビフィズス菌などの有用菌を増やすことが、解毒に
は最も肝心なことである。腸内フローラの理想的なバラ
ンスの維持は、食餌によって可能である。つまり、未精
白穀物中の食物繊維と野菜を中心にした食餌に切り替え
ることである。しかし、ガンにかかっている人は、腸内
細菌の性状の悪質化と長い間の毒素の影響が引き続きお
こり、固定化されてしまっている。それらの改善を思い
切って行う必要がある。つまり、発酵食品や酵素を補足
することである。酵素は、有用菌を増やす効果をもつ。
腸内フローラが改善されていくと、アシドーシスは徐々
に解消されていき、赤血球の働きも正常に戻るようにな
る。
【0018】2.組織細胞中の毒素、複合毒素の解毒 毒性がある物質は、単純な構造をしているもののみなら
ず、いろいろな毒素が結合した複合毒素がある。この療
法では、複合毒素を単純構造の毒素に溶毒し、末梢血液
中に溶出するように刺激し、肝臓や腎臓、腸で解毒させ
ることを重要視している。肝臓は、毒素を無毒化し、血
液は老廃物を腎臓に運ぶ。肝臓は、また老廃物を腸の中
に胆汁として捨てている。腸は、多量の老廃物を排泄し
ているのである。本発明では、解毒のために葉緑素を用
いる。葉緑素は、解毒効果、消炎作用、優れた造血効果
をもつ。造血効果は、ガン患者に多く見られる貧血状態
を解消することに役立つ。さらに、組織呼吸を健全にす
る作用にも優れ、本発明には欠かせない要素である。
【0019】三番目は、「生体防御機能の活性化」であ
る。本発明は、解毒をしながら生体防御システムを高め
る。これが、本発明の特徴である。免疫システムは、上
述したように、蓄積された毒素が最小限である人体に限
りよく機能する。「生体防御機能の活性化」は、二つの
要素からなる。「ビタミンとミネラルの摂取による免疫
応答能力の向上」および「食品中の生物的免疫賦活剤に
よる免疫システムの活性化」である。
【0020】1 .ビタミンとミネラルの摂取による免疫
応答能力の向上 免疫システムが最適な機能を発揮するためには、精密な
細胞と細胞の緊密な連係が必要である。細胞間の連絡に
ダメージが生じると、免疫応答能力が十分に機能を果た
さなくなってしまう。免疫システムの一部である食細胞
は、感染に対する生体防御反応として活性酸素を生成す
るため、細胞の酸化による損傷は免疫システムには特に
害が大きい。活性酸素を無毒化する適正な量の酸化防止
剤は、免疫細胞それ自身のダメージを防ぐために必要で
ある。ビタミンCとEは、免疫細胞のダメージを防ぐた
めに必要である。ビタミンAの欠乏は、免疫システムの
抑制を引き起こす。適正な量のビタミンAは、腸管免疫
システムの正常な機能とT細胞とマクロファージの適正
な成長に必要である。ビタミンEは、最も優れた酸化防
止剤としての効果をもつ。ビタミンEは、活性酸素によ
る細胞膜とDNAの損傷を防ぐ働きを持つ。セレニウム
は、グルタチオンパーオキシダーゼの構成要素である。
その酵素は、活性酸素の害から免疫システムを守ってい
る。酸化防止剤としてのセレニウムは、セレノシステイ
ンという形であるが、細胞の変性や細胞の硬化を防いだ
り進行を遅くする効果を持つ。亜鉛は、酵素の構成成分
として免疫システムが適正に働くために必要である。本
発明では、未精白の穀物の胚芽部分が主な供給源となっ
ているが、早期の治癒のために、小麦胚芽を用い、上記
の栄養素をさらに補強している。
【0021】2.食品中の生物的免疫賦活剤による免疫
システムの活性化 玄米の繊維分は、免疫システムを活性化させる。あるい
はその変性成分であるアラビノキシランは、NK細胞を
活性化させ、ガン細胞を破壊する。アラビノキシラン
は、NK細胞がガン細胞にアタックする能力をコントロ
ールに対して4倍高める。本発明では、上述したビタミ
ン、ミネラル、繊維を自然のままの形態で、それらに関
連する補助因子とともに、集中的に摂取するように考慮
されている。なお、悪性腫瘍(がん)以外の良性腫瘍
も、上記のような手段で治療することができる。良性腫
瘍とは、子宮筋腫、大腸の多発性ポリープなどである。
【0022】次に、肝疾患、内分泌および代謝疾患、腎
臓疾患を根治する治療食としての手段を論じる。本発明
の治療食は、現代食の観点からは低タンパク・低カロリ
ー食に分類される。肝疾患、内分泌、代謝疾患、腎臓疾
患のうち、上述のように、急性および慢性肝炎を除いて
は、その食事療法には最適となる。急性および慢性肝炎
では、上述のように、高たんぱく、高カロリー食が必要
とされる。しかし、動物性のタンパク質は、上述したよ
うにそれがそのまま自分の体のタンパク質に100%結
びつかない。また、ガンの治療食の効果で論じたよう
に、動物性たんぱく質の摂取によって、便の量は減少
し、腸内腐敗菌の増殖が進む。その結果、アミン、アン
モニア、フェノール、硫化水素、インドール、スカトー
ルなどの腐敗物質の量が増える。それらの一部は、直接
血液中に取り込まれる。残ったものは、腐敗菌によって
発ガン性物質、変異原性物質に変換される。これらの物
質は、体外に排出されない場合、組織、器官や体全体の
通常の働きを阻害し、細胞や組織の炎症をひきおこす。
それらの毒素の解毒は、肝臓で行われるわけであるか
ら、絶えず肝機能を働かせることにつながり、ひいては
肝臓の機能の低下につながる。つまり、肉類のたんぱく
質は逆効果になるわけである。肝臓病は治りにくい病気
であるといわれているが、現代食では治りにくいと言い
換えられる。
【0023】米と大豆、できれば小豆、黒豆、アワ、キ
ビなどを加えた穀物を治療食にすれば、自分の体のタン
パク質に100%結びつき、毒素の生成が腸内で起こら
ない。つまり、真の意味での高たんぱく食となる。ま
た、上述したように、葉緑素は、肝臓の機能を著しく高
める作用を持つので、治療食の構成成分としての意味も
大きい。したがって、肝臓病は、本治療食で治療でき
る。このようにして、肝臓病と糖尿病あるいは肝臓病と
腎臓病の複数疾患の場合における、肝臓病治療のため
に、高たんぱく・高カロリー食、糖尿病や腎臓病の治療
のために、低カロリーあるいは低たんぱく食の矛盾点は
解消される。
【0024】次に、それぞれ個別の疾患に対する問題解
決のための手段を述べる。糖尿病は、日本には約600
万人もいるといわれている。原因は、膵臓の機能が働か
なくなって血糖値が正常に保てなくなることから起こ
る。膵臓からは、インシュリンがでて、処理できなくな
った過剰な糖分を調整し、血糖値を一定に保持する働き
がある。糖尿病の治療法としては足りなくなったインシ
ュリンの投与あるいは血糖値を抑えるための低カロリー
(1,400〜1,600cal)の食事献立が主流に
なる。しかし、これだけでは、糖尿病の根治療法にはな
らない。その理由は、糖尿病には余病がつきものだから
である。糖尿病が進行すると、動脈硬化が起こり、この
動脈硬化が原因になって、脳卒中、狭心症、心筋梗塞と
いった血管・心臓病や白内障、腎不全を併発し、その合
併症で人命が失われる場合が圧倒的に多い。動脈硬化を
治す薬も改善する手術も存在しない。動脈硬化は、消化
吸収が早い食品の常食や過食が原因になっている場合に
起こりやすい。その理由としては、血糖値が急激に上昇
して膵臓が機能不全に陥るだけでなく、動脈壁に含まれ
るインシュリン様物質まで動員されて、動脈の弾力性を
失ってしまうからである。消化吸収が早い食品とは、イ
ンスタント食品や精白食品(白米、白パン)などであ
る。また、アルコールの暴飲も同じ結果を招く。玄米に
大豆や玄麦、キビ、小豆などを加えた食事は、非常にゆ
っくりと吸収されるので急激な血糖値の上昇などは起こ
らない。また、糖代謝の中心は肝臓であるから、肝臓の
機能を著しく高める作用を持つ葉緑素の治療食の構成成
分としての意味も大きい。糖代謝には多量のビタミン、
ミネラルが必要であるのでそれらを小麦胚芽から摂取す
るかまたは海藻類、緑黄色野菜から摂取する必要性があ
る。
【0025】さらに、腎臓病は、急性腎炎、慢性腎炎、
ネフローゼ、腎不全、腎硬化症などがある。腎臓の主な
働きには、次のようなものがある。 1.新陳代謝、ことにタンパク質の新陳代謝の結果でき
た有害物質(尿素、尿酸など)やそのほかの有害物質あ
るいは老廃物を排泄する。 2.体内の水分の量やナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウムなどといった電解質の濃度を一定に保
つようにする。 3.血圧を調整する。 したがって、もし腎臓に障害が起こると、血液の性状が
異常となり、体内の物質代謝が根本から崩れてしまう。
逆に述べると、血液中の毒素が多いことは絶えず腎機能
を働かせることにつながり、ひいては腎臓の機能の低下
につながる。
【0026】このような観点から、腎臓病の食事療法は
次のようなポイントとなる。高たんぱく・高カロリー食
をやめて低タンパク食にする。上述したように、動物性
タンパク質には欠点があるので、それを避け、大豆など
の植物性タンパク質に切り替える。主な食事は、玄米に
し、それに利尿作用がある小豆、ハトムギ、アワなどを
加えて炊く。葉緑素は、解毒効果、消炎作用、優れた造
血効果をもつ。そのため、腎臓病の食事療法でも極めて
有効である。なぜならば、肝臓の解毒効果を高めて早め
に毒素を分解して、体内から毒素をなくし、腎臓に負担
がかからないようにするためである。これらを主な治療
食とし、副次的に海藻類や野菜類を摂取する。しかし、
副次的な食事は、できるだけ少ないほうがよい。なぜな
らば、それらの量が多い場合、なかなか腎臓病は回復し
ない。特に、重症な人ほど副次的な食事を減らして玄米
・雑穀の主食を主にとるようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の治療食は、玄米を中心にした未精白穀物に、葉
緑素を加え、さらに必要に応じて、酵素や胚芽を配合し
ている。玄米とは、米のもみ殻だけを取り除いたものを
いう。玄米が食べにくい場合には、2〜3分精米した玄
米を用いてもよい。しかし、それ以上精白すると、必要
な栄養素が失われるので好ましくない。米のたんぱく
質、脂質、ビタミン、ミネラルは、主に米粒の外側部分
に集中しており、精白するとほとんどが失われてしま
う。玄米は、非常に栄養価が高い食品である。麦は、食
物繊維や栄養素が玄米に比べ少ないので、主とする穀物
にはならない。麦類としては、大麦、丸麦、小麦、ハト
麦を用いる。丸麦とは、大麦を精麦して縦にふたつ割に
したものである。豆は、大豆、黒豆、小豆を用いる。黒
豆とは、大豆の一種で薬効成分に富み、喘息やリウマチ
などに使われてきた。あわ、ひえ、きびは、アルカリ性
穀物として使用し、成分的には三者は近似している。た
んぱく質は、玄米、麦類、大豆から摂取できる。玄米や
麦類は、必須アミノ酸であるリジン、スレオニン、イソ
ロイシン、バリンが不足しているが、大豆を加えること
により、それらを補足しえる。また、大豆、ヒエ、玄米
には、脂質が豊富に含まれており、必須脂肪酸であるリ
ノール酸、リノレン酸は三者合計すると十分量含まれて
いることになる。以下、玄米と2〜3分精米した玄米
を、単に「玄米」ともいう。
【0028】本発明では、主食として、玄米を主体と
し、これに必要に応じて、不足している数種の必須アミ
ノ酸、必須脂肪酸、各種ビタミン、ミネラル類などを捕
捉するために、大豆、黒豆、小豆などの豆類、大麦、ハ
ト麦、丸麦、小麦などの麦類、キビ、アワおよびヒエの
群から選ばれた少なくとも1種の穀類を加える。例え
ば、玄米に、大豆、黒、小豆などの豆類、大麦、ハト
麦、丸麦、小麦などの麦類、キビ、アワおよびヒエの群
から選ばれた少なくとも1種の穀類を加えて炊き上げ、
直接あるいはおにぎりとして食べる。この食事で、三大
栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物は、十分な量
および質で摂取できる。また、ビタミンやミネラルも豊
富に含まれれている。
【0029】ここで、上記玄米と穀類の割合は、玄米5
0〜100重量部、好ましくは50〜70重量部、穀類
50〜0重量部、好ましくは50〜30重量部(ただ
し、玄米+穀類=100重量部)である。玄米が50重
量部未満では、上記「0017」および「0021」で
述べた玄米繊維分成分による効果(腸内フローラの制御
や免疫賦活剤としての効果)が期待できない、一方、7
0重量部を超えると数種の必須アミノ酸(リジン、スレ
オニン)や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル類が不足し
てしまう。上記のように、穀類における大豆、黒豆、小
豆は、豆類とする。大麦、はと麦、小麦、丸麦は、麦類
とする。また、穀類における豆類、麦類、キビ、アワ、
ヒエの割合は、豆類0〜30重量%、好ましくは10〜
20重量%、麦類0〜30重量%、好ましくは10〜2
0重量%、キビ0〜20重量%、好ましくは5〜10重
量%、アワ0〜20重量%、好ましくは5〜10重量
%、ヒエ0〜20重量%、好ましくは5〜10重量%で
ある。豆類は、玄米に不足する必須アミノ酸、必須脂肪
酸、ビタミンE、ホルモンの原料であるステロール化合
物が豊富に含まれる。これらを本治療食で摂取しない場
合、豆腐やみそ、納豆で補う必要性がある。黒豆は薬効
成分に富み、小豆は利尿作用や排毒効果がある。3種類
の豆類では、大豆を主体にし、病気の程度が重い人には
黒豆や小豆を加えるようにする。麦類は、大麦(丸麦)
とハト麦を主体とする。大麦は、良質なたんぱく質であ
るアルブミンやグロブリン、カルシウム、鉄に富む。ハ
ト麦は、利尿、鎮痛作用を有し、漢方薬としても利用さ
れている。アワは、鉄やビタミンB群に富む。鉄の含有
率は、レバー以上である。稗は、脂質、カルシウム、リ
ン、ビタミンB群に富む。脂質は穀物中もっとも多く、
必須脂肪酸も多い。カルシウムは玄米の3 倍以上であ
る。キビは、ビタミンB群の宝庫である。このように、
玄米に欠けている数種の必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビ
タミン、ミネラルをそれぞれ特徴がある穀類で補うこと
ができる。上記の配合割合は、守らなければならない。
特に、上記「0020」でビタミンとミネラルの摂取に
よる免疫応答能力の向上で上述したように、本治療食で
は、解毒したのち、それらの微量栄養素で免疫を活性化
させることを柱としている。それら微量栄養素が吸収さ
れ、体内で十分に活性を持つためには、必要な補助因子
を一緒に吸収しなければいけない。上記の穀物には、そ
れらの補助因子も含まれている。なおかつ、栄養素の吸
収は、単なるたし算ではない。これら微量栄養素の吸収
には拮抗作用があるため、注意深く成分の比率を検討し
ないと体内には吸収されないのである。したがって、栄
養素をサプリメントとして補充することはしないのであ
る。
【0030】上記で構成された主食は、上記したよう
に、「血液および組織細胞の解毒」の一つの要素である
「食餌による腸内フローラの制御」効果を持つ。腐敗菌
(Clostridium 菌など)を減らし、ビフィズス菌などの
有用菌を増やすことが解毒には最も肝心なことである。
腸内フローラの理想的なバランスの維持は、食餌によっ
て可能である。つまり、未精白穀物中の食物繊維が、ビ
フィズス菌などの有用菌を増やす。また、「ビタミンと
ミネラルの摂取による免疫応答能力の向上」では、未精
白の穀物の胚芽部分が主な供給源となっている。「食品
中の生物的免疫賦活剤による免疫システムの活性化」で
は、玄米の繊維分は免疫システムを活性化させる。
【0031】これらの主食が、解毒と免疫向上を効果の
両輪とした治療食の基本になる。しかし、それらのみの
効果では時間がかかりすぎる。例えば、ガンの場合には
治療のために与えられた時間は、2カ月から1年くらい
しかないのである。そのため、葉緑素、さらに必要に応
じて、これと酵素、胚芽を治療食の構成要素としてい
る。それらは、上記のご飯を炊き上げて混ぜて使用す
る。あるいは、「ふりかけ」のようにふりかけてもよ
い。さらには食事をしたと同時にそれらを摂取してもよ
い。
【0032】葉緑素は、植物の葉緑体の中に含まれる緑
色の色素である。基本構造は、ポルフィリン環であり、
その中心にマグネシウムが入ったものが葉緑素である。
葉緑素は、解毒効果、消炎作用、優れた造血効果をも
つ。造血効果はガン患者に多く見られる貧血状態を解消
することに役立つ。葉緑素の解毒作用は強肝作用が著し
いことによる。これらの点は、特開平09−13253
3号公報に、肝臓障害の発病抑制、身体を内部から浄化
するという効果が証明されている。本治療食では、「食
餌による腸内フローラの制御」と「組織細胞中の毒素、
複合毒素の解毒」の二つの要素からなる解毒作用の後者
の部分の解毒に葉緑素は必要である。葉緑素は、加工を
施さないで抽出されたもののみが効果を持つ。ポルフィ
リン環の中心部のマグネシウムを他の金属、例えば銅に
置き換えると化学的に安定し、保存が効くようになる
が、効果はなくなる。従って、できるだけ加工しないで
抽出するほうがよい。例えば、くず(Pueraria lobata)
の生葉を原料として、葉緑体そのものを抽出したものな
どがよい。その場合には、一日につき3〜12g(1〜
4g×3 食)程度が必要である。あるいは、葉緑素その
ものを高含量含むもので代用してもよい。クロレラは、
2,000〜3,000mg%の葉緑素を含んでいる。
その場合、一日につき5〜45g程度が必要である。
【0033】葉緑素の配合量は、本発明の主食である、
玄米および穀類(大豆、黒豆、小豆、大麦、ハト麦、丸
麦、小麦、キビ、アワおよびヒエの群から選ばれた少な
くとも1種の穀類)の総量100重量部に対し、通常、
2〜9重量部、好ましくは3〜6重量部である。2重量
部未満では、肝心な解毒効果が落ちてくる、一方、9重
量部を超えると、葉緑素の3つの効果が薄れ、また、経
済的負担も大きくなる。
【0034】次に、酵素である。腐敗菌(Clostridium
菌など)を減らし、ビフィズス菌などの有用菌を増やす
ことが解毒には最も肝心なことである。腸内フローラの
バランスの維持は、食餌によって可能である。つまり、
未精白穀物中の食物繊維がビフィズス菌などの有用菌を
増やす。しかし、ガンにかかっている人は、腸内細菌の
性状の悪質化と長い間の毒素の影響が引き続きおこり固
定化されてしまっている。それらの改善を思い切って行
う必要がある。つまり、酵素を補足することである。酵
素は、有用菌を増やす効果をもつ。ここでいう酵素は、
加水分解酵素(アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼな
ど)や、酸化還元酵素(チロシナーゼ、ポリフェノール
オキシダーゼなど)、呼吸酵素(カタラーゼ、ペルオキ
シダーゼなど)などである。酵母菌、麹菌、納豆菌、乳
酸菌を果汁・野菜汁を基材料にして培養し、その発酵に
ともなう酵素の分泌によって多量の酵素を生産させたも
のや、それらの菌と合わせて凍結乾燥したものでもよ
い。一日につき6〜30g(2〜10g×3食)程度が
必要である。
【0035】酵素の配合量は、本発明の主食である、玄
米および穀類(大豆、黒豆、小豆、大麦、ハト麦、丸
麦、小麦、キビ、アワおよびヒエの群から選ばれた少な
くとも1種の穀類)の総量100重量部に対し、通常、
2〜12重量部、好ましくは3〜9重量部である。2重
量部未満では、腸内フローラの改善効果がなくなる。一
方、12重量部を超えると、酸化還元酵素の働きがやや
劣るようになる。
【0036】次に、胚芽である。人体の免疫システムに
必要なビタミンA、C、E、亜鉛、セレニウムを供給
し、免疫応答能力を高め、解毒効果で十分に毒素が少な
くなり正常に働くようになった免疫システムを活性化
し、ガンを退化縮小させていく。玄米や麦の未精白穀物
が主な供給源となっているが、さらに小麦や玄米の胚芽
を加えてビタミン、ミネラルを供給し、免疫システムを
活性化していく。しかし、ビタミンAやセレンは小麦や
玄米の胚芽でも不足しているので、胚芽加工食品にニン
ジンや海藻のエキスを加えて、それらを補ったほうがよ
い。できれば、無農薬の胚芽を使ったもので、それらを
粉末状にした加工食品を、1日につき6〜27g(2〜
9g×3食)程度、摂取する。
【0037】胚芽の配合量は、本発明の主食である、玄
米および穀類(大豆、黒豆、小豆、大麦、ハト麦、丸
麦、小麦、キビ、アワおよびヒエの群から選ばれた少な
くとも1種の穀類)の総量100重量部に対し、通常、
2〜9重量部、好ましくは3〜6重量部である。2重量
部未満では、ビタミン、ミネラルの補強による肝心の免
疫システムの活性化効果がなくなってしまう。一方、9
重量部を超えると、ビタミンAとEでは脂溶性ビタミン
であるので、それらやそれらの代謝物が体外に排出され
ず、体内蓄積が心配される。
【0038】以上のような構成で、本発明の治療食は構
成される。この治療食で、ほとんどの栄養素は摂取でき
るため、それ以外の副食はこの治療食で、一日あたりの
栄養必要量としてやや不足しているビタミンA、Cミネ
ラルを補うために摂取する。にんじんなどの根菜類、ブ
ロッコリ、小松菜などのアブラナ科の野菜、ニラなどの
ネギ類、海藻類を摂取する。少量の小魚や貝類は、よい
ミネラル源となる。それらは、少量摂取するだけで十分
である。しかし、「現状を悪化させないための食事制
限」で論じたように、動物性たんぱく質や精白食品(白
パン、白米、白砂糖)を摂取することは病状を悪化させ
るので、食べることは控える。
【0039】また、衰弱や食欲不振を補うために、漢方
薬を併用してもよい。補中益気湯(ほちゅうえききと
う)、加味帰脾湯(かみきひとう)、桂枝加竜骨牡蛎湯
(けいしかれいこつぼれいとう)、柴胡加竜骨牡蛎湯
(さいこかれいこつぼれいとう)、十全大補湯(じゅう
ぜんだいほとう)などが、心身衰弱時によく使われる。
それらは、本人の体質、詳細な症状により漢方薬は決定
される。また、食欲不振や胃腸が悪い場合には、柴胡桂
枝湯(さいこけいしとう)、四君子湯(しくんしとう)
などを用いる。
【0040】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明を詳細に説明
する。ガンの治療食としての効果はガンを患い、手術を
行った後の再発防止で多くの実施例があるが、実証のた
めに、手術不可能であった人たちの例を中心に述べる。
この実施例は、すべて漢方薬局「薬方堂」(茨城県竜ケ
崎市松葉5−10−3)に来客された相談者が健康相談
の結果、自発的に本発明の方法を選択し、実施した結果
である。相談者が医療機関で受けている治療および検査
はほとんどそのまま継続している。相談者は、普通の食
事のかわりに本発明による食事を行った。ただし、以下
の実施例は、薬方堂と被験者(実施者)との間で、第三
者を介在させずに行なわれた例であり、なんら、公然実
施に相当するものではないことを付記しておく。
【0041】実施例1 実施者は、西日本に住む実施当時75才の男性である。
平成8年の6月に左胸が痛くなり、咳が出たため病院で
検査した。肺ガンで第3度のBという比較的進んだ状態
であり、病院では年齢的に手術に耐えられる体力がない
と判断され、自宅療養となった。薬方堂に家族が平成8
年7月上旬に相談した結果、本発明による食事を行っ
た。肉と卵が好物であったが、上記「課題を解決するた
めの手段」で論じたようにそれらがいかに体に悪いかを
説明し、その後、一切食さないことになった。上記玄
米、大豆、ハト麦、丸麦、キビ、アワ、ヒエを、60/
10/5/5/7/7/6(重量比)の割合でブレンド
し、炊き上げたご飯を食事とし、これに、「葉緑素」、
「酵素」、「胚芽」を、それぞれ、3重量%混ぜ合わせ
て食した。あるいは、食後すぐに摂取した。葉緑素は葛
葉や菊花から抽出した「葉緑素S(浄血健康センター
製)」、酵素は酵母菌、麹菌、納豆菌、乳酸菌を果汁・
野菜汁を基材料にして培養し、その発酵にともなう酵素
の分泌によって多量の酵素を生産させたもの「酵命素
(浄血健康センター製)」、胚芽は小麦胚芽にニンジン
海藻エキスを加えた加工食品「胚芽SH(日本自然食品
株式会社製)」とした。その他の食事は、みそ汁、にん
じんややまいもなどの野菜の煮付けを少量食した。本食
事を一日に2回朝と昼に行った。夜は日本そばかサツマ
イモをふかしたものを食した。本食事療法を行って8ヶ
月が経った平成9年3月7日、病院でのCTやレントゲ
ン検査の結果、肺ガンが小さくなっていることを主治医
に告げられた。さらに、その2ヶ月後の平成9年5月2
2日、検査結果肺ガンが消失していることが明らかにな
った。不思議がった医者は、本人に食事療法の内容を詳
しく聞いた。その後、本人はますます元気になり、本食
事療法を現在まで続け、検査を1年に1回行なっても肺
ガンは再発していない。
【0042】実施例2 実施者は、西日本に住む実施当時65才の女性である。
平成9年の12月に胃の痛さに堪えかね、検査の結果、
胃ガンの4度で食道にも転移しており、切除不能で自宅
療養となった。薬方堂に家族が平成10年1月上旬に相
談した結果、本発明による食事を行った。さしみと牛乳
が好物であったが、上記「課題を解決するための手段」
で論じたようにそれらがいかに体に悪いかを説明し、そ
の後、一切食さないことになった。玄米、大豆、ハト
麦、キビ、ヒエを、60/15/10/8/7(重量
比)の割合でブレンドし、炊き上げたご飯を食事とし、
これに、「葉緑素S」、「酵命素」、「胚芽SH」を、
それぞれ、3重量%混ぜ合わせて、治療食とした。胃ガ
ンであるため、食事を受け付けない。食事を口に入れた
ら200回かむことによって唾液とまぜ、完全に液状の
ドロドロの状態にして食事を行った。最初の1ヶ月か2
ヶ月程度は少量しか食べられなかったが、次第に食べら
れるようになっていった。本食事療法を行って7ヶ月が
経った平成10年8月4日、病院での胃の内視鏡検査の
結果、ガンが消失していた。さらに、同年9月5日、C
T検査の結果、食道と胃ともにガンが消失していること
が明らかになった。その後、本人は元気で、本食事療法
を現在まで続け、検査を1年に1回行なっても再発して
いない。
【0043】実施例3 実施者は、西日本に住む実施当時62才の女性である。
平成4年3月に上顎道ガンと診断された。首のリンパに
転移しており、手術不可能であった。平成4年4月17
日、家族が相談した結果、本発明による食事を行った。
入院中であり、治療を受けながら、本発明による食事を
行った。玄米、大豆、ハト麦、キビ、ヒエを、実施例2
と同様の重量比でブレンドし、炊きあげてご飯とし、こ
れに、「葉緑素S」、「酵命素」、「胚芽SH」を、そ
れぞれ、3重量%混ぜ合わせて食した。あるいは、食後
すぐに摂取した。病院での食事を完全には断てないた
め、病院のおかずのうち、野菜やきのこを食べ、病院食
も1/3程度は食した。体調がよくなったため、同年1
2月に退院し、自宅療養となった。平成5年1月には体
調が少し戻り、家事ができるようになった。その後少し
ずつ元気になり、平成6年11月の病院でのCT検査の
結果、ガンは消失していた。食事療法を始めてから2年
半が経過していた。その後、本人は元気で、本食事療法
を現在まで続けている。
【0044】実施例4 実施者は、東日本に住む実施当時60才の男性である。
平成7年9月に胃ガンと診断された。胃ガンの4度で肝
臓も悪かったことから、手術不可能と判断され、自宅療
養となった。平成7年10月11日、本人自ら相談に来
られた結果、本発明による食事を行った。玄米、大豆、
黒豆、小豆、ハト麦、キビ、アワ、ヒエを、50/15
/5/5/5/8/7/5(重量比)の割合でブレンド
し、ご飯に炊きあげて、これに、「葉緑素S」、「酵命
素」、「胚芽SH」を、それぞれ、3重量%混ぜ合わせ
て食した。治療食とした。胃ガンであるため、食事を受
け付けない。食事を口に入れたら200回かむことによ
って唾液とまぜ、完全に液状のドロドロの状態にして食
事を行った。肝臓が悪いことから、漢方薬の紫胡桂枝湯
を同時に服用した。平成8年11月20日ガンセンター
で胃の内視鏡検査の結果、ガンが消失していた。食事療
法を始めてから1年2ヶ月が経過していた。その後、本
人は元気で、本食事療法を現在まで続けている。
【0045】実施例5 実施者は、西日本に住む実施当時35才の女性である。
平成元年12月に吐き気と目まいに襲われ、激しい嘔吐
を繰り返し、病院で検査の結果、大腸ガンであった。手
術を受けて、癌腫を除去した。しかし、平成2年8月に
再発し、転移して乳ガンになった。3度という診断で、
比較的進行していた。しかし、本人はどん底の抑うつ状
態になり、手術も抗ガン剤もかたくなに拒否した。平成
3年1月、見かねた妹が本人を連れて薬方堂に来所し
た。その年の3月から、本発明による食事を行った。玄
米食を食べた後、食後すぐに「葉緑素S」、「酵命
素」、「胚芽SH」を、それぞれ、玄米食に対し、3重
量%摂取した。一日の2食はその食事を食べ、その他の
一食はそばかさつまいもを食べた。1年後の平成4年1
月、病院でのCTやレントゲン検査の結果、ガンはすべ
て消えていた。その後、本人はますます元気になり、本
食事療法を現在まで続け、ガンの再発は見られない。
【0046】実施例6 実施者は、東日本に住む実施当時40才の女性である。
ガン家系で、両親・祖父母ともにガンで死亡した。平成
8年5月、不正出血で病院で子宮ガンの検査を行った。
細胞診でクラス3、疑陽性であった。ガン家系のため、
ガンになることを心配し、平成8年10月、薬方堂に来所
した。さっそく、玄米、大豆、ハト麦、キビ、ヒエを、
60/15/9/8/8(重量比)の割合でブレンドし
炊き上げたご飯を食事とし、これに、「葉緑素」、「酵
素」、「胚芽」を、それぞれ、3重量%混ぜ合わせて食
した。あるいは、食後すぐに摂取した。一日の2食はそ
の食事を食べ、その他の一食はそばとした。平成9 年3
月の細胞診ではクラス2。平成9年5月、7月の二回の
細胞診でクラス1となり、医師から再検査の必要なしと
いわれた。
【0047】実施例7 実施者は、東日本に住む実施当時63才の男性である。
平成4年12月、腎臓ガンで右の腎臓を摘出した。平成
6年12月肺に転移したことが判明。平成7年2月手
術。右肺1/3を摘出した。しかし、医者からは少しガ
ンが残っているといわれた。同年3月に1 年間の約束で
インターフェロン最小単位(300万) 投与した。イン
ターフェロンの効果はわずかであることを知り、家族が
平成7年3月、薬方堂に来所した。さっそく、玄米、大
豆、ハト麦、キビ、ヒエを、60/15/10/8/7
(重量比)の割合でブレンドし、炊き上げたご飯を食事
とし、これに、「葉緑素S」、「酵命素」、「胚芽S
H」を、それぞれ、3重量%混ぜ合わせて食した。ある
いは、食後すぐに摂取した。一日の2食はその食事を食
べ、その他の一食はそばとした。平成9年6月、平成1
0年6月、CTと腫瘍マーカーで検査。2回とも異常な
しで、ガンは消えていた。その後、本人は元気で、本食
事療法を現在まで続け、ガンの再発は見られない。
【0048】実施例8 実施者は、西日本に住む実施当時54才の女性である。
平成8年9月、胃ガンで、手術をしたが、腸に転移して
おり、胃は全部摘出したが、手の施しようが無かった。
退院して好きなことをやってくださいといわれ、平成8
年いっぱいの命でしょうといわれた。平成8年10月、
薬方堂に来所。玄米、大豆、ハト麦、キビ、アワ、ヒエ
を、60/15/10/5/5/5(重量比)の割合で
ブレンドし、炊き上げたご飯を食事とし、これに、「葉
緑素S」、「酵命素」、「胚芽SH」を、それぞれ、3
重量%混ぜ合わせて食した。あるいは、食後すぐに摂取
した。その他の一食はそばとした。その後、少しずつ元
気をとりもどし、2年が過ぎた。医者からは余命半年と
言われたのにである。平成10年7月、病院に一週間入
院して胃カメラ、腫瘍マーカー、CTで検査したが、ガ
ンの跡はどこにもなかった。その後、本人は元気で、本
食事療法を現在まで続け、ガンの再発は見られない。
【0049】実施例9 実施者は、東日本に住む実施当時55才の男性である。
慢性肝炎と糖尿病(インシュリン非依存型糖尿病)を併
発していた。経口糖尿病薬を飲んでいた。しかし、肝炎
の治療のための食事療法(高たんぱく、高カロリー食)
と糖尿病治療のための食事療法(低カロリー食)を個別
に医者から言われる矛盾に悩み、平成8年9月、薬方堂
に来所。玄米、大豆、ハト麦、キビ、アワ、ヒエを、5
0/15/10/10/8/7(重量比)の割合でブレ
ンドし炊き上げたご飯を食事とし、これに、「葉緑素
S」を、3重量%混ぜ合わせて食した。あるいは、食後
すぐに摂取した。平成8年9月にGOT(別名AST)、GPT(別
名ALT)に110、180であった肝機能検査値が平成9
年5月には75、90、平成9年10月には50、6
5、平成10年3月には30、40となり、正常値にな
った。糖尿病は少しずつ経口糖尿病薬を減らしていっ
て、平成10年5月には糖尿病薬を飲まなくても、血糖
値を正常に保てるようになった。その後、本人は半年に
一回病院で検査を受けるが、糖尿病、肝臓疾患ともに異
常が無い状態である。
【0050】実施例10 実施者は、東日本に住む実施当時54才の男性である。
慢性肝炎と糖尿病(インシュリン非依存型糖尿病)、お
よび糖尿病から腎炎を併発していた。経口糖尿病薬およ
び腎炎の治療薬を飲んでいた。しかし、肝炎の治療のた
めの食事療法(高たんぱく、高カロリー食)と糖尿病治
療のための食事療法(低カロリー食)および腎炎治療の
ための食事療法(低タンパク食)を個別に医者から言わ
れる矛盾に悩み、平成8年11月、薬方堂に来所。3 つ
の病気を根治する方法として本発明の治療食を選択し
た。玄米、大豆、ハト麦、キビ、アワ、ヒエを、60/
15/5/7/7/6(重量比)でブレンドし、炊き上
げたご飯を食事とし、食後すぐに「葉緑素S」、「酵命
素」を、それぞれ、ご飯に対し、3重量%服用した。2
食は本発明食を食べ、その他の一食はそばとした。平成
8年11にGOT(別名AST)、GPT(別名ALT)に120、19
4であった肝機能検査値が平成9年5月には88、15
4、平成9年10月には55、134、平成10年3月
には50、80平成10年7 月には28、38となり正
常値になった。腎炎の一つの指標となるクレアチニンク
レアランス(Ccr)は平成8 年11月では40であった
が、次第にその数字は増えていって、平成10年7月に
は92となり、正常値となった。糖尿病は少しずつ経口
糖尿病薬を減らしていって、平成10年7月には糖尿病
薬を飲まなくても、血糖値を正常に保てるようになっ
た。
【0051】
【発明の効果】本発明の治療食は、解毒効果と免疫シス
テムの活性効果により、人体の免疫システムが十分に働
くようになる。免疫システムは人体に蓄積された毒素が
最小限である人体に限りよく機能する。この結果、ガン
の治療食としての効果を有し、本治療食を半年から1年
続けると、ガンは退化縮小し、消えてなくなり、根治さ
れる。また、肝疾患と糖尿病、肝疾患と腎臓疾患の併発
における現在の食事療法の矛盾点も、本食事療法の解毒
効果、免疫システムの活性効果、肝臓機能向上効果、タ
ンパク価が高い植物性タンパク質の効果により解決さ
れ、半年から2年続けると、それらの病気は根治され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/20 A23L 1/20 1/29 1/29 1/30 1/30 B // A61K 35/00 A61K 35/00 A61P 1/16 A61P 1/16 3/10 3/10 3/12 3/12 Fターム(参考) 4B018 LB10 MD48 MD49 MD50 MD51 MD57 MD58 MD89 MD90 ME08 ME14 MF04 4B020 LB27 LC05 LG01 LG09 LG10 LK09 LK19 LK20 LP04 4B023 LC09 LE11 LG03 LG05 LG09 LG10 LK12 LK17 LK18 LP10 4C088 AB59 AB73 AB74 AB99 AC04 BA06 MA08 MA52 NA14 ZA66 ZA75 ZB26 ZC21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米または2〜3分精米した玄米に、葉
    緑素を混ぜた治療食。
  2. 【請求項2】 玄米または2〜3分精米した玄米に、葉
    緑素ならびに酵素および/または胚芽を混ぜた治療食。
  3. 【請求項3】 玄米または2〜3分精米した玄米に、豆
    類、麦類、キビ、アワおよびヒエの群から選ばれた少な
    くとも1種の穀類を加え、さらに葉緑素を混ぜた治療
    食。
  4. 【請求項4】 玄米または2〜3分精米した玄米に、豆
    類、麦類、キビ、アワおよびヒエの群から選ばれた少な
    くとも1種の穀類を加え、さらに葉緑素ならびに酵素お
    よび/または胚芽を混ぜた治療食。
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