JP2001172068A - コンクリート混和剤 - Google Patents

コンクリート混和剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 練り時間の変動によらず、コンクリートに安
定した流動性を付与し、安定したコンクリート製品やコ
ンクリート構造物を提供できるコンクリート混和剤を得
る。 【解決手段】 特定のアルケニルエーテルとマレイン酸
との共重合体又はその塩(イ)と、メトキシポリエチレ
ングリコールの(メタ)アクリル酸エステル等の特定の
単量体(a)と(メタ)アクリル酸等の特定の単量体
(b)とを含有する単量体混合物を重合して得られる共
重合体(ロ)とを含有するコンクリート混和剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート混和剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品や土木、建築構造物に
は、コンクリートを型枠に注入しながら内部、又は外部
振動機で締め固めるものや、パイル、ポール、ヒューム
管のように遠心締め固めにより得られる製品がある。こ
れらコンクリート製品や高強度構造物は強度を確保する
ために、高性能減水剤の添加が必須となっている。
【0003】しかし高性能減水剤を添加したコンクリー
トは、練り時間によって流動性にバラツキが生じ易く、
コンクリートの充填性が低下して締め固めが不足した
り、分離現象による耐久性の低下、コンクリート肌面の
美観の損傷を生じる。
【0004】また、コンクリートの練り上がり直後から
60分程度までの流動性の低下を防止するために、ポリ
オキシアルキレン(nは100〜150)アルケニルエ
ーテルと無水マレイン酸共重合体と、要すればポリオキ
シアルキレン鎖(nは約10)を有するポリカルボン酸
系分散剤の併用(特開平5−345647号)が提案さ
れている。また、スランプロスが少なく、硬化遅延性の
小さいセメント混和剤を提供することを目的とする特開
平11−335150号には、ポリエチレングリコール
3−メチル−3−ブテニルエーテル(nは10)/マレ
イン酸共重合体と、長鎖のポリオキシアルキレン鎖(n
は100以上)を含む共重合体の併用が開示されてい
る。しかし、これらはコンクリートが練り上がるまでの
極めて初期の流動性の安定化には効果は低い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、練り時間の
変動によらず、コンクリートに安定した流動性を付与
し、安定したコンクリート製品やコンクリート構造物を
提供できるコンクリート混和剤を得ることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(イ)成
分と(ロ)成分とを含有するコンクリート混和剤に関す
る。 (イ)成分:下記一般式(A)で示されるアルケニルエ
ーテルとマレイン酸との共重合体(イ)又はその塩。式(A)1O(AO)n12 (式中、R1は炭素数2〜4のアルケニル基、AOは炭
素数2〜3のオキシアルキレン基、n1は2〜90の
数、R2は炭素数1〜3のアルキル基を表す。) (ロ)成分:下記の式(B)で表される単量体(a)と
下記の式(C)及び(D)で表される化合物から選ばれ
る1種以上の単量体(b)とを含有する単量体混合物を
重合して得られる共重合体(ロ)。
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R3、R4は水素原子又はメチル
基、m1は0〜2の数、AOは炭素数2〜3のオキシア
ルキレン基、n2は100〜300の数、Xは水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を表す。)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R5〜R7は水素原子、メチル基又
は(CH2)m2COOM2、R8は水素原子又はメチル基、
1、M2、Yは水素原子又は陽イオン、m2は0〜2の
数を表す。)
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の共重合体(イ)を構成す
るアルケニルエーテルの一般式(A)に於いて、R1
示される炭素数2〜4のアルケニル基として好ましく
は、ビニル基、アリル基、メタリル基等であるが、特に
アリル基が反応性の点で好ましい。なお、一般式(A)
中のR1が炭素数5以上のものは、本発明の効果が十分
得られないほか、起泡連行性が大きすぎる欠点もある。
AOは、エチレンオキシド(以下EO)、プロピレンオ
キシド(以下PO)であり、付加形態は単独、ランダ
ム、ブロック又は交互のいずれでもよい。好ましくはE
Oである。R2は炭素数1〜3のアルキル基が好まし
く、メチル、エチル、プロピル基等が挙げられる。特に
メチル基が好ましい。なお、R2が水素原子のものは、
マレイン酸との共重合時、分子量が上がらず、分散性も
低い(特開昭64−109号等参照)。
【0012】アルキレンオキシドの平均付加モル数n1
は、2〜90の範囲であり、10〜60がより好まし
く、20〜50が特に好ましい。この範囲内で物理的な
攪拌力や温度による影響を受けにくく、安定した流動性
を得ることができる。
【0013】本発明の共重合体(イ)は、これら一般式
(A)で表される単量体とマレイン酸との共重合体、好
ましくはモル比が、一般式(A)の単量体/マレイン酸
=30/70〜70/30である共重合体又はその塩で
ある。マレイン酸は無水物であってもよい。かかる共重
合体(イ)の製造方法としては、特開平2−16310
8号、特開平5−345647号記載の方法が挙げられ
る。
【0014】また、共重合体(イ)の好ましい重量平均
分子量は流動性付与の点から、3000〜30万、更に
は5000〜10万である。
【0015】共重合体(イ)の一例として、マリアリム
EKM、マリアリムAKM(日本油脂社製)やスーパー
200(電気化学社製)が挙げられる。
【0016】共重合体(イ)は2種以上を併用すること
ができ、その場合、それぞれの製造に用いた一般式
(A)のアルケニルエーテルのn1が10以上相違する
ものを併用することが好ましい。このようなn1が10
以上相違するアルケニルエーテルを用いた共重合体を2
種併用する場合の重量比は、20/80〜80/20の
範囲が好ましい。なお、3種以上の共重合体を併用する
こともでき、その場合は全てのアルケニルエーテルのn
1が互いに10以上相違することが好ましい。
【0017】本発明の共重合体(ロ)は、炭素数2〜3
のアルキレンオキシドを平均付加モル数で100〜30
0モル付加した一般式(B)で表される単量体(a)
と、前記一般式(C)及び/又は(D)、好ましくは一
般式(C)で表される単量体(b)とを含有する単量体
混合物を重合してなる。前述した(イ)成分と併用した
場合に安定した初期流動性を得るため、アルキレンオキ
シドの平均付加モル数n 2は100〜300の範囲であ
り、110〜200が好ましい。
【0018】一般式(B)で表される単量体(a)とし
ては、メトキシポリエチレングリコール、メトキシポリ
プロピレングリコール、エトキシポリエチレンポリプロ
ピレングリコール等の片末端アルキル基封鎖ポリアルキ
レングリコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化物
や、(メタ)アクリル酸へのEO、PO付加物が好まし
く用いられる。付加形態は単独、ランダム、ブロック又
は交互のいずれでもよい。より好ましくはメトキシポリ
エチレングリコールと(メタ)アクリル酸とのエステル
化物であり、EO平均付加モル数が100〜200のメ
トキシポリエチレングリコールとメタクリル酸とのエス
テル化物が特に好ましい。
【0019】一般式(C)で示される単量体としては、
(メタ)アクリル酸、クロトン酸等の不飽和モノカルボ
ン酸系単量体、無水マレイン酸、マレイン酸、無水イタ
コン酸、イタコン酸、フマル酸等の不飽和ジカルボン酸
系単量体、又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩、水酸基が置換されていてもよ
いモノ、ジ、トリアルキルアンモニウム塩が好ましく、
より好ましくは(メタ)アクリル酸又はこれらのアルカ
リ金属塩である。
【0020】一般式(D)で示される単量体としては、
アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、又はこれらの
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩、水酸基が置換されていてもよいモノ、ジ、トリアル
キルアンモニウム塩が使用される。
【0021】好ましくは、共重合体(ロ)は、前記一般
式(B)で表される単量体(a)と、一般式(C)及び
(D)で表される単量体の1種以上(b)とを合わせて
50重量%以上、更には80〜100重量%以上、特に
は100重量%含有する単量体混合物を重合して得られ
る。ただし、後述の単量体(a’)の併用は好ましい。
【0022】共重合体(ロ)を構成する一般式(B)の
単量体(a)と、一般式(C)及び/又は一般式(D)
の単量体(b)の反応単位は、(a)/(b)=1/1
00〜500/100(モル比)が流動性に優れ、好ま
しい。より好ましくは1/100〜100/100、更
に好ましくは10/100〜60/100、特に好まし
くは10/100〜40/100(モル比)である。
【0023】共重合体(ロ)の重量平均分子量は、流動
性の点より5000〜500000の範囲が良く、20
000〜100000、更に30000〜85000の
範囲が流動性に特に優れる。重量平均分子量はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィ法(標準物質ポリスチレ
ンスルホン酸ナトリウム換算)による。
【0024】共重合体(ロ)は公知の方法で製造でき
る。例えば、特開平7−223852号公報、特開平4
−209737号公報、特開昭58−74552号公報
の溶液重合法が挙げられ、水や炭素数1〜4の低級アル
コール中、過硫酸アンモニウム、過酸化水素等の重合開
始剤存在下、必要なら亜硫酸水素ナトリウムやメルカプ
トエタノール等を添加し、50〜100℃で0.5〜1
0時間反応させればよい。
【0025】なお、共重合体(ロ)の原料として他の共
重合可能なモノマーを併用でき、具体的には、アクリロ
ニトリル、(メタ)アクリル酸アルキル(C1〜C12
エステル、(メタ)アクリルアミド、スチレン、スチレ
ンスルホン酸、下記一般式(E)で表される単量体
(a’)等が挙げられ、特に単量体(a’)が好まし
い。
【0026】
【化7】
【0027】(式中、R9、R10は水素原子又はメチル
基、m3は0〜2の数、AOは炭素数2〜3のオキシア
ルキレン基、n3は2〜40の数、Xは水素原子又は炭
素数1〜3のアルキル基を表す。)。
【0028】単量体(a’)は、本発明の効果がより向
上する点から、単量体(a)と(a)/(a’)=50
/50〜3/97、更に30/70〜10/90の配合
モル比で用いることが好ましい。単量体(a’)を併用
する場合、単量体(a)としては、一般式(B)中のn
2が100〜200の単量体が好ましい。
【0029】本発明では、前記一般式(E)で表される
単量体(a’)と、該単量体(a’)と共重合可能な単
量体(ただし、単量体(a)は除く)との共重合体
(ハ)を併用することが特に好ましい。この場合、共重
合体(ロ)と(ハ)の重量比は、(ロ)/(ハ)=90
/10〜10/90、特に60/40〜20/80が好
ましい。共重合体可能な単量体としては、単量体(b)
や共重合体(ロ)で例示したものと同様である。
【0030】本発明の共重合体(イ)と(ロ)、又は
(イ)と(ロ)と(ハ)の組成比は(イ)/〔(ロ)+
(ハ)〕=5〜95/95〜5(固形分重量比)が好ま
しく、10〜90/90〜10がより好ましく、20〜
80/80〜20が特に好ましい。本発明の(イ)成分
と(ロ)成分又は(イ)成分と(ロ)成分と(ハ)成分
とを併用することで、コンクリートの練り上がり初期の
流動性に関して、物理的な攪拌力や温度による影響を受
けにくくなると推察され、極めて安定した流動性が得ら
れる。
【0031】本発明のコンクリート混和剤は、共重合体
(イ)と(ロ)、又は(イ)と(ロ)と(ハ)の合計が
セメントに対して固形分で0.02〜1.0重量%、好
ましくは0.1〜0.5重量%となるように添加され
る。
【0032】また本発明の共重合体(イ)と(ロ)、更
には(イ)と(ロ)と(ハ)は、コンクリートに対し、
予め両者を配合してから添加しても別々に添加してもよ
く、先に混練水で希釈してから用いてもよい。
【0033】本発明のコンクリート混和剤は、生コンク
リートの製造の他、特に振動機や重力加速度3G(2
9.4m/s2)〜60G(588m/s2)の遠心力で
締め固めて成型するコンクリート製品の製造に適する。
更に、振動機を使用しない自己充填性の、50cm(J
IS A−1101スランプ試験に準ずるフロー値)以
上の流動性を示す高流動性コンクリートにも用いること
ができる。
【0034】添加対象となるコンクリートはセメント、
細骨材、粗骨材等を主成分とするものであるが、各種の
高炉スラグ、フライアッシュ、珪砂、シリカフューム等
を使用することができる。更に公知の添加剤(材)と併
用することもでき、例えば、AE剤、AE減水剤、高性
能減水剤、遅延剤、早強剤、促進剤、起泡剤、発泡剤、
消泡剤、増粘剤、防水剤、防泡剤、高炉スラグ、フライ
アッシュ等が挙げられる。
【0035】
【実施例】コンクリートの評価方法 表1及び表2に示す配合条件によりコンクリートを調製
し、表3、表4に示す共重合体(イ)と(ロ)と(ハ)
(便宜的に共重合体(ハ)に該当しないものも併せて示
す)を所定の固形分重量比で配合してなる混和剤をそれ
ぞれのコンクリートに添加し、このコンクリートを50
L強制ミキサーで30L練り、練り時間による経時的な
流動性の変化を測定した。結果を表5(表1配合)及び
表6(表2配合)に示す。なお、表5では120秒練り
後にスランプ20cm程度の流動性がでるように、また
表6では120秒練り後にスランプフローが50cm程
度の流動性がでるように、混和剤の添加量(セメントに
対する固形分)を調節してある。スランプとスランプフ
ローの測定は、JIS A−1101に準じた。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】*2:ゲルパーミエションクロマトグラフ
ィー法(ポリスチレンスルホン酸Na換算) *3:EO/POランダム付加
【0041】
【表5】
【0042】*4:セメントに対する固形分重量%(表
6も同様) なお、本発明品14、15の(イ)/(ロ)/(ハ)重
量比で、共重合体(イ)の( )内の数値は、共重合体
(イ)1/共重合体(イ)2のように併用したものの重
量比を示す(表6も同様)。 *5:スランプ値の24.5cmは上限値であり、コン
クリートは分離傾向を示す。
【0043】
【表6】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、練り時間の変動によら
ずコンクリートに安定した流動性を付与し、安定したコ
ンクリート製品の製造を可能にするコンクリート混和剤
が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 216/14 C08F 216/14 220/36 220/36 222/02 222/02 228/02 228/02 C08L 33/14 C08L 33/14 35/08 35/08 // C04B 103:32 C04B 103:32 Fターム(参考) 4J002 BE04W BG07X BG07Y BH02W 4J100 AE09P AJ01Q AJ02Q AJ08Q AJ09Q AK31Q AK32Q AL08P AP21Q BA04P BA05P BA06P BA08P BA56Q CA04 CA05 JA67

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(イ)成分と(ロ)成分とを含有す
    るコンクリート混和剤。 (イ)成分:下記一般式(A)で示されるアルケニルエ
    ーテルとマレイン酸との共重合体(イ)又はその塩。式(A)1O(AO)n12 (式中、R1は炭素数2〜4のアルケニル基、AOは炭
    素数2〜3のオキシアルキレン基、n1は2〜90の
    数、R2は炭素数1〜3のアルキル基を表す。) (ロ)成分:下記の式(B)で表される単量体(a)と
    下記の式(C)及び(D)で表される化合物から選ばれ
    る1種以上の単量体(b)とを含有する単量体混合物を
    重合して得られる共重合体(ロ)。 【化1】 (式中、R3、R4は水素原子又はメチル基、m1は0〜
    2の数、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、n
    2は100〜300の数、Xは水素原子又は炭素数1〜
    3のアルキル基を表す。) 【化2】 (式中、R5〜R7は水素原子、メチル基又は(CH2)m2
    COOM2、R8は水素原子又はメチル基、M1、M2、Y
    は水素原子又は陽イオン、m2は0〜2の数を表す。)
  2. 【請求項2】 共重合体(ロ)を得るための単量体混合
    物が、下記一般式(E)で表される単量体(a’)を含
    有する請求項1記載のコンクリート混和剤。 【化3】 (式中、R9、R10は水素原子又はメチル基、m3は0〜
    2の数、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、n
    3は2〜40の数、Xは水素原子又は炭素数1〜3のア
    ルキル基を表す。)
  3. 【請求項3】 (イ)成分と(ロ)成分の固形分重量比
    が、(イ)/(ロ)=5〜95/95〜5である請求項
    1又は2記載のコンクリート混和剤。
  4. 【請求項4】 更に、下記一般式(E)で表される単量
    体(a’)と該単量体(a’)と共重合可能な単量体
    (単量体(a)を除く)との共重合体(ハ)を含有する
    請求項1〜3の何れか1項記載のコンクリート混和剤。 【化4】 (式中、R9、R10は水素原子又はメチル基、m3は0〜
    2の数、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、n
    3は2〜40の数、Xは水素原子又は炭素数1〜3のア
    ルキル基を表す。)
  5. 【請求項5】 (イ)成分と(ロ)成分と(ハ)成分の
    固形分重量比が、(イ)/〔(ロ)+(ハ)〕=5〜9
    5/95〜5である請求項4記載のコンクリート混和
    剤。
  6. 【請求項6】 共重合体(イ)が2種以上の共重合体で
    あり、それぞれの製造に用いた一般式(A)のアルケニ
    ルエーテルのn1が10以上相違する請求項1〜5の何
    れか1項記載のコンクリート混和剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか記載のコンクリー
    ト混和剤を含有するコンクリート組成物。
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