JP2001171770A - 寿司の容器 - Google Patents

寿司の容器

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JP2001171770A
JP2001171770A JP2001027821A JP2001027821A JP2001171770A JP 2001171770 A JP2001171770 A JP 2001171770A JP 2001027821 A JP2001027821 A JP 2001027821A JP 2001027821 A JP2001027821 A JP 2001027821A JP 2001171770 A JP2001171770 A JP 2001171770A
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JP
Japan
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sushi
container
lid
edge
shape
Prior art date
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JP2001027821A
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English (en)
Inventor
Nobuo Kanazawa
信夫 金沢
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な寿司の容器を提供する。 【解決手段】蓋部1と、寿司を置くための置き台部2か
らなり、置き台部2に40℃のお湯を蓋部1を閉めた
状態で30分間放置した後に5℃に放置したとき蓋部1
が曇らない防曇性に優れる寿司の容器、置き台部2の
周囲に縁部がないか、あるいは高さが5mm以下の縁部
3を有する寿司の容器、置き台部2が帯状突起4を有
する寿司の容器、縁部3の内縁5が収納した寿司6の
形状に沿う形状を有する寿司の容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は寿司の容器、容器体
に関する。
【0002】
【従来の技術】持ち帰りすることの出来る容器に収納さ
れた寿司がスーパー、コンビニエントストアー等で販売
されている。これらの容器について特開平7−1377
78号、特開平11−59712号等で開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規な寿司の
容器に関し、イ.防曇性に優れる、ロ.寿司を美麗に展
示することができる、ハ.持ち帰る際等の振動により寿
司が寄ることを防止するという各要件の一以上を具備す
る寿司の容器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、蓋
部1と、寿司を置くための置き台部2からなり、置き
台部2に40℃のお湯を置き、蓋部1を閉め5℃に30
分間放置したとき蓋部1が曇らない防曇性に優れる寿司
の容器、置き台部2の周囲に縁部がないか、あるいは
高さが5mm以下の縁部3を有する寿司の容器、置き
台部2が帯状突起4を有する寿司の容器、縁部3の内
縁5が収納した寿司6の形状に沿う形状を有する寿司の
容器である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては蓋部1は該容器
内に室温で40℃のお湯を置き、蓋部1を閉め5℃に3
0分間放置したとき曇らないものであることが好まし
い。このような条件において寿司を製造しまだ十分冷却
していない状態であっても容器に収納し、更に冷却され
た展示器に並べられても蓋の内側が曇ることがない。こ
の条件を満たさないと展示器に並べると蓋の内部に曇り
が生じ、さらに水滴となり内容物である寿司に滴下する
こともあるので好ましくない。それを防止するために寿
司が十分冷却するまで放置するにはその作業のためのス
ペースを必要とするばかりか、放置による汚染を生じる
可能性を生じる。
【0006】蓋部1は内容物である寿司の状態を見るこ
とができるよう透明なものであることが好ましく熱可塑
性樹脂シートを用いることが出来るが、好ましくは延伸
されたポリスチレンシートである。容器内に室温で40
℃のお湯を置き、蓋部1を閉め5℃に30分間放置した
とき曇らないものを市販の熱可塑性樹脂シート、延伸さ
れたポリスチレンシートから適宜選ぶことが出来る。こ
の場合防曇処理されたものが好ましい。防曇処理は例え
ばショ糖脂肪酸エステル、多価アルコール、ヒドロキシ
エチルセルロース、陰イオン界面活性剤、非イオン界面
活性剤等の防曇剤をシート表面に塗布することによりな
すことができるがこれに限定されるものではない。蓋部
1の形状は特に限定されない。蓋部1は置き台部2と嵌
合し固定される。蓋部1および/または置き台部2には
舌片9を付けることができる。これにより蓋部1の開閉
が容易となる。
【0007】置き台部2には寿司が置かれ、その表面は
略平坦である。置き台部2には帯状突起4や区画凹み8
を付けることができる。置き台部2の周囲には縁部3を
つけることができる。この場合その高さを5mm以下と
すると寿司が縁部3に邪魔されずにみることができ、寿
司を美麗に展示することができる。特に、縁部3のない
置き台部2は寿司全体を見ることができるので好まし
い。
【0008】置き台部2には寿司容器を支える帯状突起
4をつけることができる。帯状突起4は帯状の突起であ
り、その縦方向の断面形状には特に限定されないが、そ
の断面が長方形状、台形状のものは好ましい形態の一つ
である。寿司専門店でおいては店頭にて小まな板状の容
器の上に寿司を置き供することが行われているが、帯状
突起4の断面形状を長方形とすると全体の印象として前
述の小まな板と似た形状とすることができる。帯状突起
4の横方向の形状は長方形状、波状、半円状等自由に設
定することが出来るが長方形状が好ましい。帯状突起4
の数は二個以上とすることができるが、二個とすると容
器を小まな板状とすることができるので好ましい。
【0009】縁部3の内縁5が収納した寿司の形状に沿
う形状を有する寿司の容器も本発明において好ましい容
器の形状の一つである。本容器において寿司が購入され
た場合それが食されるために持ち運ばれるが、その際に
振動等により寿司が寄ってしまうという問題がある。縁
部3の内縁5を収納した寿司の形状に沿う形状とするこ
とにより、寿司が寄ることを防止できる。この容器にお
いてはその蓋部1開口面は置き台部2の縁部3の内縁5
と同じ形状とすることが好ましい。縁部3内に寿司付属
食品を収納するための一以上の凹み部7を設けることが
できる。寿司付属食品とは寿司と共に供される食品であ
って、例えばがり、醤油等がある。
【0010】置き台部2には幅および深さがいずれも2
mm以下の区画凹み8を設けることが出来る。区画凹み
8は寿司を置く位置の目安となり、また寿司の移動を防
止する効果を有する。
【0011】蓋部1は置き台部2に施蓋し嵌合固定する
ことができる。蓋部1および/または置き台部2には舌
片9を設けることが出来る。これにより蓋部の開閉を容
易にすることが出来る。
【0012】置き台部2は熱可塑性樹脂シートを好適に
用いることができる。ポリスチレン系樹脂シートを好適
に用いることが出来る。その製造方法は特に限定されな
いが、例えば熱可塑性樹脂シートを熱成型することによ
って得ることができる。
【0013】本発明の寿司の容器に収納される寿司の種
類には特に限定されないが、握り寿司、海苔巻き、いな
り寿司、手巻き寿司等を好適に収納することができる。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1の寿司の容器の蓋部1を防
曇処理された延伸ポリスチレンシート(電気化学工業社
製)を用い熱成形により製造した。同じく図1の置き台
部2をポリスチレンシート(電気化学工業社製)から熱
成形により製造した。置き台部2に40℃のお湯を置
き、蓋部1を閉めた状態で30分間放置した後にそのま
ま5℃に放置したところ蓋部1の内側に曇りは発生しな
かった。同じ寿司の容器に製造してすぐ握り寿司を置
き、蓋部を施蓋し5℃の展示器に放置したところ蓋部1
の内側に曇りは生じなかった。この容器は製造した寿司
をすぐ容器に収めて施蓋しても曇りを生じないので作業
スペースを必要とせず、またすぐ施蓋できるのでゴミ等
の混入を防止することができる。図1の容器は断面が台
形で、横方向の断面が縁が円形の略長方形の帯状突起4
を有するので全体として小まないた形状をなす、そして
縁部3の高さが5mm以下と低いので置き台部2におか
れた寿司全体をみることができる。
【0015】(実施例2)図2の寿司の容器を形状の違
いを除いて実施例1と同様に製造した。置き台部2に容
器にいれた40℃のお湯100mlを置き、蓋部1を閉
めた状態で30分間放置した後にそのまま5℃に放置し
たところ蓋部1の内側に曇りは発生しなかった。同じ寿
司の容器に製造してすぐ握り寿司を置き、蓋部を施蓋し
5℃の展示器に放置したところ蓋部1の内側に曇りは生
じなかった。この容器は製造した寿司をすぐ容器に収め
て施蓋しても曇りを生じないので作業スペースを必要と
せず、またすぐ施蓋できるのでゴミ等の混入を防止する
ことができる。図2の寿司の容器は帯状突起、縁部を有
さない。縁部がないと消費者は障害なしに寿司全体をみ
ることが可能となる。
【0016】(実施例3)図3の寿司の容器を形状の違
いを除いて実施例1と同様に製造した。置き台部2に4
0℃のお湯を置き、蓋部1を閉めた状態で30分間放置
した後にそのまま5℃に放置したところ蓋部1の内側に
曇りは発生しなかった。同じ寿司の容器に製造してすぐ
握り寿司を置き、蓋部を施蓋し5℃の展示器に放置した
ところ蓋部1の内側に曇りは生じなかった。この容器は
製造した寿司をすぐ容器に収めて施蓋しても曇りを生じ
ないので作業スペースを必要とせず、またすぐ施蓋でき
るのでゴミ等の混入を防止することができる。図3の置
き台部2は寿司を並べる形状に内縁5が形成されてい
る。寿司を並べると例えば図13のようになる。寿司と
内縁5の間の隙間を少なくすることができるので寿司が
持ち運びの振動等により一定方向に寄ることを防止する
ことができる。置き台部2には横方向の断面がL字状で
縦方向の断面が台形状の帯状突起4が4箇所に設けられ
ている。置き台部2には区画凹み7が2箇所に設けられ
ている。ここには醤油、ガリ等を収納することができ
る。蓋部1の開口面は置き台部2の内縁5の形状と略同
一となっている。実施例1から3において置き台部2に
ポリスチレンシートを用いたが、本発明はそれに限定さ
れるものではなく他の熱可塑性樹脂シートを用いること
が出来、更に熱可塑性樹脂シートに模様等を印刷した
り、あるいは印刷したフィルム、シートを熱可塑樹脂シ
ートにラミネートしたものを用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明の寿司の容器は、イ.防曇性に優
れる、ロ.寿司を美麗に展示することができる、ハ.持
ち帰る際等の振動により寿司が寄ることを防止するとい
う各効果の一以上を具備する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る寿司の容器の例の斜視図
【図2】図1の寿司の容器の蓋部1の上面図
【図3】図1の寿司の容器の置き台部2の上面図
【図4】図1の寿司の容器の断面図
【図5】本発明に係る寿司の容器の例の斜視図
【図6】図5の寿司の容器の蓋部1の上面図
【図7】図5の寿司の容器の置き台部2の上面図
【図8】図5の寿司の容器の断面図
【図9】本発明に係る寿司の容器の例の斜視図
【図10】図9の寿司の容器の蓋部1の上面図
【図11】図9の寿司の容器の置き台部2の上面図
【図12】図9の寿司の容器の断面図
【図13】図11の置き台部2に寿司が収納された例
【符号の説明】
1 蓋部 2 置き台部 3 縁部 4 帯状突起 5 内縁 6 寿司 7 凹み部 8 区画凹み 9 舌片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋部1と、寿司を置くための置き台部2か
    らなり、置き台部2に40℃のお湯を置き、蓋部1を閉
    め5℃に30分間放置したとき蓋部1が曇らない防曇性
    に優れる寿司の容器。
  2. 【請求項2】延伸されたポリスチレンシートの蓋部1で
    ある請求項1の寿司の容器。
  3. 【請求項3】蓋部1と、寿司を置くための置き台部2か
    らなり、置き台部2の周囲に縁部がないか、あるいは高
    さが5mm以下の縁部3を有する寿司の容器。
  4. 【請求項4】蓋部1と、寿司を置くための置き台部2か
    らなり、置き台部2が帯状突起4を有する寿司の容器。
  5. 【請求項5】蓋部1と、寿司を置くための置き台部2か
    らなり、縁部3の内縁5が収納した寿司6の形状に沿う
    形状を有する寿司の容器。
  6. 【請求項6】蓋部1の開口面が置き台部2の縁部3の内
    縁5と同じ形状である請求項5の寿司の容器。
  7. 【請求項7】縁部3内に寿司付属食品を収納するための
    一以上の凹み部7を有する請求項5または請求項6の寿
    司の容器。
  8. 【請求項8】置き台部2が幅および深さがいずれも2m
    m以下の区画凹み8を有する請求項1乃至請求項7の寿
    司の容器。
  9. 【請求項9】蓋部1および/または置き台部2が舌片9
    を有する請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の寿
    司の容器。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9のいずれか一の寿
    司の容器に寿司を収納してなる寿司の容器体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032188A (ja) * 2012-11-19 2013-02-14 Fp Corp 寿司用容器
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