JP5536392B2 - 食品包装容器 - Google Patents
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Description
よって、乾燥を防ぐために、収穫した青果物の密閉容器内に収容しておくと、青果物自身から発散したエチレンガスが容器内に溜まり、萎れたり、斑点を生じたり、黄ばんだり、悪臭を発生したりするなど、商品価値を低下させる原因となることがある。
本実施形態に係る食品包装容器(「本包装容器」と称する)は、容器本体1と蓋体10とを着脱可能に備えたプラスチック製の食品包装容器である。
容器本体1は、食品収納部2と、本体側嵌合底部4、本体側嵌合周壁部5、本体側嵌合頂面部6及び本体側嵌合折り返し部7からなる本体側嵌合部3と、鍔部8と、を備えている。但し、他の構成要素を備えていてもよい。
食品収納部2は、容器底面部2aと容器周壁部2bとからなっている。
但し、容器底部2aの形状は任意であり、例えば円形状であっても、その他の形状に形成することも可能である。また、容器底部2aにリブを設けることは任意である。
本例の容器周壁部2b内にはリブが設けられているが、リブを設けることは任意である。
本体側嵌合底部4は、容器周壁部2bの上縁端部を外側水平に折曲して形成されており、食品収納部2の上縁部に略水平に適宜幅をもって略長方形状に周設されている。但し、形状は任意である。
本体側嵌合周壁部5は、上記本体側嵌合底部4の周縁部から立設され、適宜高さをもって周設されている。
但し、この例は一例であって、周壁5a、5b、5c、5dの中央部を略垂直に立設する必要は必ずしもないし、また、中央部の傾斜角度を最も小さくしなくてもよい。また、逆に中央部の傾斜角度を最も大きくすることもできる。さらには、内倒角度θを異ならせしめる位置を別の場所に設けることも可能である。
また、容器の材質や大きさ、形状によっては、このように本体側嵌合周壁部5の内倒角度θが左右位置によって異なるように形成する必要はない。
本体側嵌合頂面部6は、本体側嵌合周壁部5の上縁端部から外側に折曲形成されており、適宜な幅で平坦に或いは若干湾曲するように略長方形状に周設されている。但し、形状は任意である。
本体側嵌合折り返し部7は、本体側嵌合頂面部6の外縁部に連設されており、例えば図5に示すように、本体側嵌合頂面部6の外縁部から斜め下外側に傾斜する傾斜面部7aを連設し、傾斜面部7aの下側に、内折嵌合部7bを連設し、さらにその下側に垂下面部7cを連設し、さらにその下側に裾広がり部7dを連設するように形成することができる。
本体側嵌合折り返し部7には、本体側嵌合頂面部6から垂直距離Lを置いた下方位置から下方に凹陥溝部9が設けられている。
また、例えば本体側嵌合折り返し部7を略円形状に周設する場合は、適宜間隔をおいて設ければよい。
さらにまた、凹陥溝部9を設ける数も適宜変更可能である。
なお、凹陥溝部9の下端部は、容器内のガスが凹陥溝部9を通じて逃げるように、本体側嵌合折り返し部7の下端部まで設けるのが好ましい。
鍔部8は、図1及び図5に示すように、本体側嵌合折り返し部7の下端縁部を外側水平に折曲して適宜幅張り出し、全体の外郭輪郭が長方形状を呈するように形成されており、図1に示すように、4隅部においては略三角形状に形成されている。
なお、鍔部8の形状及び大きさは任意であり、また、鍔部8を形成しなくてもよい。
蓋体10は、図3及び図4に示すように、天面部11、蓋体側嵌合周壁部12、蓋体側嵌合頂面部13、蓋体側嵌合折り返し部14及び鍔部15を備えている。但し、他の構成要素を備えていてもよい。
天面部11は、容器本体1の本体側嵌合周壁部5内に嵌め入れることが可能な形状及び大きさに形成されている。すなわち、本例では、上面視長方形の四隅部が丸く形成されてなる形状に形成されており、内部には適宜リブが形成されている。
なお、天面部11にリブなどを設けることは任意である。また、通気孔などを設けることは可能であるが、密閉性を維持するためには設けることは好ましくない。
蓋体側嵌合周壁部12は、天面部11の周縁部から立設され、上方に向かって窄まるように内倒状に形成されている。この際、蓋体側嵌合周壁部12が内倒する角度は、本体側嵌合周壁部5が内倒する最も大きな角度程度とするのが好ましい。
蓋体側嵌合頂面部13は、本体側嵌合頂面部6を被嵌するように形成されており、蓋体側嵌合周壁部12の上縁端部から外側に折曲形成され、適宜な幅で平坦に或いは若干湾曲するように形成されている。
蓋体側嵌合折り返し部14は、本体側嵌合折り返し部7を被嵌するように形成されており、すなわち、図5に示すように、本体側嵌合折り返し部7の輪郭にほぼ沿った大きさ及び形状に形成されている。
鍔部15は、蓋体側嵌合折り返し部14の下端縁部から外側水平に適宜幅張り出し、全体の外郭輪郭が長方形状を呈するように形成されており、図3に示すように、4隅部においては、略三角形状の掴み部として形成されている。
なお、鍔部15の形状及び大きさは任意であり、また、鍔部15を形成しなくてもよい。
図5に示すように、容器本体1と蓋体10とは、容器本体1の本体側嵌合周壁部5内に蓋体10の天面部11及び蓋体側嵌合周壁部12を押し込むと、図6(A)に示すように、蓋体10の天面部11の底部が本体側嵌合底部4に当接して支持され、蓋体側嵌合周壁部12と本体側嵌合周壁部5とが嵌まり込んで互いに係止される。と同時に、本体側嵌合頂面部6及び本体側嵌合折り返し部7の外側に、蓋体側嵌合頂面部13及び蓋体側嵌合折り返し部14を被嵌させることにより、図12(B)に示すように、本体側嵌合頂面部6と蓋体側嵌合頂面部13、本体側嵌合折り返し部7と蓋体側嵌合折り返し部14とがそれぞれ密接し、本包装容器内を密閉状態とすることができる。
本発明において、「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と表現した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」及び「好ましくはYより小さい」の意を包含するものとする。
また、本発明において、「X以上」(Xは任意の数字)と表現した場合、特にことわらない限り、「好ましくはXより大きい」の意を包含し、「Y以下」(Yは任意の数字)と表現した場合、特にことわらない限り、「好ましくはYより小さい」の意を包含するものとする。
図1―4に示すように、食品収納部2(122mm×122mm×34mm)と、本体側嵌合底部4、本体側嵌合周壁部5、本体側嵌合頂面部6及び本体側嵌合折り返し部7からなる本体側嵌合部3と、鍔部8とを備えるように容器本体1を形成する一方、天面部11、蓋体側嵌合周壁部12、蓋体側嵌合頂面部13、蓋体側嵌合折り返し部14及び鍔部15を備えるように蓋体10を形成してある。
また、本体側嵌合折り返し部7の4隅において、本体側嵌合頂面部6から0.61mm下方位置から本体側嵌合折り返し部7の下端部まで、上面視V溝状の凹陥溝部9を形成してある。
上記実施例品において、本体側嵌合周壁部5を一律で3.5°で内倒するように形成すると共に、凹陥溝部9を形成しない以外の点は、上記実施例品と同様に形成してある。
このような実施例品及び比較例品を、経過日数毎に開封して内容物を評価できるように、それぞれ複数用意し、それぞれの容器内にきざみねぎ45gを収納し、5℃で冷蔵保存した。内容物(きざみねぎ)の色、味、におい、形などを観察した。
冷蔵保存して3日経過時点になると、内容物(きざみねぎ)からのガス発生により、比較例品の蓋体には膨らみが観察されたが、実施例品については、膨らみは観察されなかった。
冷蔵保存して4日経過時点になると、比較例品のきざみねぎは、ねぎ本来の香りが失われ、異臭が感じられ、ベトついているようにも感じられた。一方、実施例品のきざみねぎは、変化が無く鮮度を保っていた。
2 食品収納部
3 本体側嵌合部
4 本体側嵌合底部
5 本体側嵌合周壁部5
6 本体側嵌合頂面部
7 本体側嵌合折り返し部
8 鍔部
9 凹陥溝部
10 蓋体
11 天面部
12 蓋体側嵌合周壁部
13 蓋体側嵌合頂面部
14 蓋体側嵌合折り返し部
15 鍔部
Claims (2)
- 容器本体と蓋体とを備え、
容器本体は、食品収納部の上部に、本体側嵌合底部、本体側嵌合周壁部、本体側嵌合頂面部及び本体側嵌合折り返し部を備え、
蓋体は、天面部、蓋体側嵌合周壁部、蓋体側嵌合頂面部及び蓋体側嵌合折り返し部を備え、
上記本体側嵌合折り返し部において、本体側嵌合頂面部から距離を置いた下方位置から下方に凹陥溝部を設けてなる構成を備え、
上記蓋体側嵌合周壁部は、上方に向かって窄まるように内倒させてなり、上記本体側嵌合周壁部は、長手方向中央部から隅部に向かい、上方に向かって窄まるように角度を変えながら内倒させてなる構成を備えた食品収納容器。 - 上記凹陥溝部は、本体側嵌合頂面部から0.2mm〜1.5mm下方位置から形成することを特徴とする請求項1記載の食品収納容器。
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