JP2015145285A - 容器 - Google Patents

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智久 丹羽
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【課題】中皿及び容器本体への指やゴミ等の侵入を効果的に防ぐことのできる容器を提供する。【解決手段】容器本体300と、当該容器本体300の開口部330を覆うように載置する中皿200と、当該中皿200及び前記容器本体300を覆うように被せる蓋体100とを備えたシート成形容器400であって、前記容器本体300の開口部330の外側には下方に向かって延びる本体縦壁部350を備え、当該本体縦壁部350の下端から、外方へ延出する本体横壁部360を備え、前記中皿200は外端に、下方へ垂れ下がる中皿垂下部260を備え、前記蓋体100は、蓋体天面110の外周から下方へ延出する蓋体垂下部120を備え、前記中皿200を前記容器本体300に載置した際に、前記中皿垂下部260が前記本体縦壁部350に沿いながら、前記本体縦壁部350を覆うことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本願発明は、麺類等の食材を収容する容器本体と、具材等を収容する中皿と、中皿を覆うように取り付けられる蓋体とからなる容器に関する。
近年、コンビニエンスストアやスーパーなどの店頭で購入後、調理不要でそのまま食べられる冷し中華、そば等の冷し麺や、天丼やカツ丼等の丼、うどんやラーメン等の温麺等の調理品が販売されている。これらの調理品は、剛性のプラスチック製包装用容器に収容され、別の容器に盛りつける事無く、この包装用容器を食器として使用することができる。
例えば、特許文献1の容器は、容器本体10(引用文献1で使用されている符号を付している。以下、同じ。)と、当該容器本体10上に配置する中皿1と、容器本体10と中皿1とを覆うように被せる蓋体40とからなるもので、容器本体10に生麺等を収容し、中皿1に具材等を収容して、蓋体40を被せて店頭販売している。
そして、これらの容器は、蓋体が容易に開封してしまわないように、一般的にラップ包装やシュリンク包装をしている。ただ、これらラップ包装やシュリンク包装は、包装材料のコストが嵩むので、出来るだけ費用を抑えるために、包装箇所を少なくするか、包装しない場合もある。
また、これらの包装用容器の中でも、特に、冷やし麺等の場合は、容器に収容された生麺上に、メンマ等の具材を直接盛りつけて店頭販売する場合が多く、輸送時に具材が乱れてしまい、見栄えが悪くなる問題があった。従って、冷やし麺等の具材が崩れないことも考慮する必要があり、例えば、特許文献2の蓋体5(引用文献2で使用されている符号を付している。以下、同じ。)においては、外蓋4の2ヶ所の凸部47が、蓋本体部3の凸部38に外嵌状態で係合しているので、外蓋4の一対の扉部40は、扉部40が開く方向に摘部46を引き上げない限り、振動やはずみで開くことがない。そのため、具材が乱れて崩れることを防止できる。
ただ、この特許文献2については、シュリンクフィルム等で食材用容器1の全体を包装したり、粘着テープ等を貼着したりすることは必ずしも必要ではない点が記載されているものの、扉部40が容易に開閉してしまい、蓋本体部3の区画部30や、容器本体2内への指やゴミ等の侵入を防止するものではない。
特開2008−271891 特開2012−20781
そこで、本願発明は、上記問題に鑑み、中皿及び容器本体への指やゴミ等の侵入を効果的に防ぐことのできる容器を提供する。
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る容器は、容器本体と、当該容器本体の開口部を覆うように載置する中皿と、当該中皿及び前記容器本体を覆うように被せる蓋体とを備えたシート成形容器であって、前記容器本体の開口部の外側には下方に向かって延びる本体縦壁部を備え、当該本体縦壁部の下端から、外方へ延出する本体横壁部を備え、前記中皿は外端に、下方へ垂れ下がる中皿垂下部を備え、前記蓋体は、蓋体天面の外周から下方へ延出する蓋体垂下部を備え、前記中皿を前記容器本体に載置した際に、前記中皿垂下部が前記本体縦壁部に沿いながら、前記本体縦壁部を覆うことを特徴とする。
上記特徴によれば、蓋がこじ開けられて、容器内部に指等が侵入してきても、指は中皿垂下部に接触して、それ以上侵入することができない。そのため、指が中皿内部に侵入しにくく、ゴミ等の異物の混入も防止できる。
さらに、中皿垂下部は、本体縦壁部に沿いながら、当該本体縦壁部を覆っているので、中皿垂下部と本体縦壁部の間に、指やゴミ等が侵入する隙間ができない。さらに、中皿垂下部は、下方へ垂れ下がるように形成されているので、指が中皿垂下部に引っ掛かりにくく、中皿がこじ開けられることを防止できる。従って、指が容器本体の開口部から内部に侵入することや、異物の混入を効果的に防止できる。
さらに、本体横壁部が本体縦壁部の下端から外方へ延出しているので、指は本体横壁部の表面に沿って横方向からしか侵入できず、中皿垂下部の下方向から侵入することは出来ない。そのため、指が中皿垂下部に引っ掛かりにくく、中皿がこじ開けられることを、より効果的に防止できる。
さらに、本願発明の請求項2に係る容器は、前記中皿垂下部は、前記本体縦壁部の下端まで覆うように被さることを特徴とする。
上記特徴によれば、中皿垂下部は本体縦壁部の下端まで覆うように被さるので、中皿垂下部の下端は、本体横壁部に当接する。そのため、中皿垂下部の先端には、指等が引っ掛かる隙間ができないので、指が中皿垂下部の下端に引っ掛かり、中皿がこじ開けられることをより効果的に防ぐことができる。
さらに、本願発明の請求項3に係る容器は、前記蓋体は、前記蓋体垂下部の少なくとも一部に内側へ突出する係合部を設け、容器本体と外嵌合可能としたことを特徴とする。
上記特徴によれば、蓋体の係合部は、後述する容器本体の被係合部と係合して外嵌合できるので、蓋体が容易に外れないようにできる。そのため、意図しない外力が加えられても、蓋体は外れにくいので、容器内に指や異物が侵入するのを未然に防止することができる。
さらに、本願発明の請求項4に係る容器は、前記中皿は、当該中皿の中皿垂下部から上方に立ち上がる中皿壁側面部を備えることを特徴とする。
上記特徴によれば、仮に、指等が中皿垂下部を乗り越えて内部へ侵入しようとしても、上方に立ち上がる中皿壁側面部によって侵入を阻まれ、中皿内部に指やゴミ等の異物が侵入することを防止できる。
さらに、本願発明の請求項5に係る容器は、前記蓋体を被せた際に、前記中皿の中皿壁側面部の上端が、前記蓋体天面の裏面に当接することを特徴とする。
上記特徴によれば、蓋体を被せた状態では、中皿壁側面部の上端は、蓋体の蓋体天面の裏面に当接しているので、蓋体天面と中皿壁側面部の上端の間には指や異物が侵入できる隙間ができず、中皿の内部への指や異物の侵入を防止できる。
さらに、本願発明の請求項6に係る容器は、前記蓋体の蓋体垂下部の下端から、外方へ突出する摘まみ部を備えることを特徴とする。
上記特徴によれば、購買者が容器内の食品を食する際は、容器の包装等を剥がした後に、摘まみ部を持って上方へ引っ張ることで、係合部と被係合部との嵌合を解除し、蓋体を容易に取り外すことができる。
上述したように、本願発明の容器は、中皿及び容器本体への指やゴミ等の侵入を効果的に防ぐことができる。
(a)は本願発明の容器の蓋体の平面図、(b)はA−A端面図である。 (a)は本願発明の容器の中皿の平面図、(b)はB−B端面図である。 (a)は本願発明の容器の容器本体の平面図、(b)はC−C端面図である。 本願発明の容器の全体を示す斜視図である。 図4に示すD−D端面図であって、容器本体の上に中皿を載置して、その上から蓋体を被せた状態である。 (a)及び(b)は図5に示す状態から、指等が容器内部に侵入しようとしている様子を示す端面図、(c)は蓋体垂下部周辺を拡大して示した端面図である。
100 蓋体
110 蓋体天面
120 蓋体垂下部
200 中皿
260 中皿垂下部
300 容器本体
330 開口部
350 本体縦壁部
360 本体横壁部
400 容器
以下に、本願発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、本明細書において、「上方」とは、容器本体の開口部を上にして水平面上に載置した際に、鉛直方向における上方に向かう方向のことであり、「下方」とは鉛直方向における下方に向かう方向のことである。
まず、図1には、本願発明の容器400の蓋体100を示す。図に示すように、蓋体100は下方に開口した浅皿型形状であり、平面視略円形の蓋体天面110と、当該蓋体天面110の外周から下方へ延出する蓋体垂下部120とを有している。この蓋体垂下部120の下端部には、内側へ突出する係合部130、及び外側へ突出する摘まみ部140が設けられている。また、蓋体垂下部120は、蓋体100の周方向へ全周にわたり連続して設けられ、係合部130は、摘まみ部140が形成された箇所を除き、蓋体100の周方向へ全周にわたり連続して設けられている。
そして、蓋体100の係合部130は、後述する容器本体300の被係合部370と係合して外嵌合できるので、蓋体100が容易に外れないようにできる。そのため、意図しない外力が加えられても、蓋体100は外れにくいので、容器内に指や異物が侵入するのを未然に防止することができる。なお、購買者が、容器内の食品を食する際は、容器の包装等(例えば、後述するシュリンク包装)を剥がした後に、片方の手で本体300を持ち、もう片方の手で摘まみ部140を摘んで上方へ引っ張ることで、係合部130と被係合部370との嵌合を解除して、蓋体100を容易に取り外すことができる。
また、蓋体天面110の表面は、平坦面112となっており、この平坦面112は、他の容器400の底壁310を載置して段積み可能になっている。さらに、この平坦面112は、後述する帯状フィルムTを宛がう箇所でもあり、この平坦面112の端部には凸部111が設けられているので、平坦面112に宛がわれた帯状フィルムTがズレて、外れてしまうことを防止できる。また、この凸部111は、段積みされた他の容器400の底壁310が、平坦面112からズレて落下するのを防止できる。
次に、図2には、本願発明の容器400の中皿200を示す。図に示すように、中皿200は、上方に開口した浅皿型形状であり、平面視略円形の底壁210と、当該底壁210の端部から立ち上がるように形成された側壁220とを有している。そして、底壁210の周方向へ全周にわたり連続して形成された側壁220によって、上方に開口した開口部230、及び当該開口部230から内部に具材等を収容可能な中皿収納部231が形成されている。また、底壁210には、具材等を個別に収容するための仕切り211が設けられている。
さらに、側壁220の上端、つまり開口部230の縁部から、中皿壁側面部240が下方へ傾斜するように形成されている。また、この中皿壁側面部240の上端241は、側壁220の上端と連続した平坦面となっており、さらに、この中皿壁側面部240の下端は、平坦な平段部 250と連続している。そして、中皿200の外端には、下方へ垂れ下がる中皿垂下部260が形成されている。これら中皿壁側面部240、平段部250、及び中皿垂下部260は、中皿200の周方向へ全周にわたり連続して設けられている。
次に、図3には、本願発明の容器400の容器本体300を示す。図に示すように、容器本体300は、上方に開口した深皿型形状であり、平面視略円形の底壁310と、当該底壁310の端部から立ち上がるように形成された側壁320とを有している。そして、底壁310の周方向へ全周にわたり連続して形成された側壁320によって、上方に開口した開口部330、及び当該開口部330から内部に麺類等を収容可能な本体収納部331が形成されている。
さらに、側壁320の上端には、中皿200の平段部250を載せる平坦な載置面340が設けられている。また、開口部330の外側には、載置面340の端部から下方へ向かって延びる本体縦壁部350が形成され、さらに、この本体縦壁部350の下端から、外方へ延出する平坦な本体横壁部360が形成されている。また、本体横壁部360の端部には、蓋体100の係合部130が係合するための、被係合部370が設けられている。これら載置面340、本体縦壁部350、本体横壁部360、及び被係合部370は、容器本体300の周方向へ全周にわたり連続して設けられている。
なお、本実施形態に係る蓋体100、中皿200、及び容器本体300は、厚さが約0.22mmから2.00mm程度のシート状の素材を用いて、シート成形(例えば、真空成形、圧空成形、熱盤成形)されたものであり、例えば、蓋体100や中皿200の素材としては、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、A−PET、ポリ乳酸や、これらを二軸延伸させたものを、容器本体300の素材としては、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、A−PET、ポリ乳酸や、これらを発泡させたものや、タルクを混ぜたものを用いることができる。また、蓋体100、中皿200、及び容器本体300は、平面視略円形であるが、この他にも、平面視略長方形、平面視多角形など、適宜形状を変更することできる。
では次に、図4を参照して、本願発明の容器400の使用態様について説明する。まず、容器本体300に、冷し麺等(不図示である)を収容し、容器本体300の開口部330を覆うように、中皿200を載置する。そして、この中皿200に具材等(不図示である)を収容した後、さらに、中皿200及び容器本体300を覆うように、蓋体100を被せる。この状態で、蓋体天面110の平坦面112に、帯状フィルムT等を宛がい、容器400の縦方向に巻き付けることで、容器400はシュリンク包装等される。そして、シュリンク包装等された容器400を、店頭等にて販売する。なお、容器400全体をシュリンク包装等することも可能だが、無駄な地球資源を使わず、包装材料のコストを削減するという近年のニューズに応えて、帯状フィルムT等により、容器400の一部を包装している。
次に、このシュリンク包装等された容器400の凸部111周辺における、D―D端面図を図5に示す。図に示すように、中皿200の平段部250が、容器本体300の載置面340上に載置されている。そして、平段部250が載置面340に載置された状態は、中皿200及び容器本体300の周方向へ全周にわたり連続しているので、開口部330の全面が中皿200によって確実に覆われている。また、中皿200の中皿垂下部260が、容器本体300の本体縦壁部350を覆っているので、中皿200は、容器本体300上に載置された状態から横方向へズレて本体300から外れるのを防ぐ。
また、蓋体100は、中皿200と容器本体300を覆い、係合部130が容器本体300の被係合部370と係合して外嵌合している。そして、この外嵌合した状態が、摘まみ部140が形成された部分を除き、容器400の周方向へ全周にわたり連続している。
また、中皿200の上端241は、蓋体100の平坦面112の裏面に当接しているので、平坦面112と上端241の間には指や異物が侵入できる隙間ができず、中皿収納部231に指やゴミ等の異物が侵入することを防止できる。さらに、平坦面112上に他の容器400を段積みした際に、上端241が、他の容器400を下から支えることができる。なお、完全に隙間が無い状態であると、成型時に寸法誤差によっては、中皿200の上端241の高さが蓋体100の平坦面112高さを超え、外嵌合ができなくなる場合もあるので、上端241と平坦面112の間に、指や異物が侵入することが困難な範囲で、僅かな隙間(1.3mm程度)を設けてもよい。
また、蓋体100の蓋体垂下部120と、中皿200の中皿壁側面部240から中皿垂下部260との間には、隙間が形成されている。そのため、購買者が容器400から蓋体100を外す際に、蓋体100と一緒に中皿200は持ち上げられないので、中皿200に収容された具材等が乱れることはない。また、中皿200を取り外す際は、中皿壁側面部240を指で摘まんで持ち上げることができるため、別途、中皿200に摘まみ部を形成する必要がない。
ここで、図5に示す、蓋体100の凸部111周辺は、帯状フィルムT等が巻き付けられていない部分であるから、外部から無理に力を加えれば、蓋体100がこじ開けられる可能性があり、その開けられた隙間から、指やゴミ等が入ってしまう虞がある。そこで、本願発明では、これを効果的に防止できることを、以下で説明する。
まず、図6(a)では、蓋体100の係合部130が容器本体300の被係合部370から外され、指が容器400内部に侵入しようとしている。なお、係合部130や被係合部370は下方へ延出しているので、指Fは斜め上方に向けて侵入する傾向がある。
しかしながら、図6(a)に示すように、斜め上方に侵入してきた指Fは、中皿垂下部260の上端部付近に接触して、これ以上侵入するのが難しく、この中皿垂下部260が指の侵入を防ぐ防波堤の役割を果たす。そのため、中皿200の開口部230から、指Fや異物等が、中皿収納部231へ侵入することを防止できる。
次に、指Fが、中皿垂下部260を乗り越えて内部へ侵入しようとしたとする。しかし、上方に立ち上がる中皿壁側面部240によって侵入を阻まれ、中皿収納部231に指やゴミ等の異物が侵入することを防止できる。
更に指Fが、中皿壁側面部240を乗り越えて内部へ侵入しようとしたとする。しかし、図5に示すように、蓋体100を被せた状態では、中皿壁側面部240の上端241は、蓋体100の平坦面112の裏面に当接しているので、例え、図6(a)に示すように、蓋体100がこじ開けられようとしても、平坦面112と上端241の間には僅かな隙間しか出来ず、指Fは、その僅かな隙間からでは侵入することができない。そのため、中皿収納部231に指や異物が侵入することを防止できる。
なお、蓋体100の凸部111以外の箇所、つまり平坦面112は、シュリンク包装等によって容器本体300に固定されているので、図6(a)の状態から、さらに蓋体100がこじ開けられることはない。そのため、平坦面112と上端241の間の隙間は、指F等が侵入できない程度に維持され、これ以上広がることがなく、指Fや異物の侵入を防ぐことができる。
では次に、図6(b)に示すように、指Fが横方向から侵入しようとしたとする。しかし、中皿垂下部260は、本体縦壁部350の表面に沿いながら、本体縦壁部350を覆っているので、中皿垂下部260と本体縦壁部350の間に、指やゴミ等が侵入する隙間ができない。さらに、中皿垂下部260は、下方へ垂れ下がるように形成されているので、指Fが中皿垂下部260に引っ掛かりにくく、中皿200がこじ開けられることを防止できる。従って、指Fや異物が、容器本体300の開口部330から本体収納部331に侵入することを、効果的に防止できる。
ここで、中皿垂下部260は下方へ垂れ下がるように形成されているので、もし仮に、下方向から指Fが侵入してくると、指Fが中皿垂下部260に引っ掛かる虞がある。しかし、図6(c)に示すように、本体横壁部360が本体縦壁部350の下端から外方へ延出しているので、指Fは本体横壁部360の表面に沿って横方向からしか侵入できない。その結果、指Fは、中皿垂下部260の下方向から侵入出来ないので、中皿垂下部260に引っ掛かる虞がないのである。
さらに、中皿垂下部260は本体縦壁部350の下端まで覆うように延出しているので、中皿垂下部260の下端は、本体横壁部360の表面に当接している。そのため、中皿垂下部260の先端には、指F等が引っ掛かる隙間ができないので、指Fが中皿垂下部260の下端に引っ掛かり、中皿200がこじ開けられることをより確実に防ぐことができる。
ここで、本願発明の各要素の一例について、具体的な数値を挙げて説明する。まず、中皿壁側面部240の高さH1を、3mmから20mm、特に4mmから15mmにするのが好ましい。上記高さの範囲であると、蓋が閉じた状態で、指Fを中皿200の開口部230から侵入させるのが困難となるためである。また、中皿垂下部260の傾斜角度は、容器垂直線Lを0度として基準とした場合、5°〜45°とするのが好ましい。中皿垂下部260の傾斜角度が、45°以上の場合は、容器本体300に載置した中皿200が横方向へズレやすくなり、5°以下の場合、成型金型からの抜き勾配を確保できなくなるからである。
なお、本実施例では、図1に示すように蓋体100の摘まみ部140の形状は、平面視略三角形、平面視略四角形等、指でつまめる程度の形状と大きさであれば、任意に決定することができる。さらに、摘まみ部140に加わった力を蓋体100と容器本体300の嵌合部分に伝えやすいように、摘まみ部140と蓋体100の結合部分には、リブや凹凸部を形成してもよい。また、図2に示すように仕切り211を設けているが、これに限定されることはない。ただ、冷し麺用の容器として利用する場合は、仕切り211を設けた方が、具材の乱れがなく、見た目が色鮮やかで色彩豊かに見え、店頭における購買者の購買意欲がかき立てられる。さらに、本願発明は、冷し麺用の容器に限らず、その他の用途、例えば容器本体300に米飯を収容し、中皿にトンカツ等の具材を収容するような、レンジ対応の丼物の外嵌合容器の場合にも利用可能である。
なお、本願発明の容器は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

Claims (6)

  1. 容器本体と、当該容器本体の開口部を覆うように載置する中皿と、当該中皿及び前記容器本体を覆うように被せる蓋体とを備えたシート成形容器であって、
    前記容器本体の開口部の外側には下方に向かって延びる本体縦壁部を備え、当該本体縦壁部の下端から、外方へ延出する本体横壁部を備え、
    前記中皿は外端に、下方へ垂れ下がる中皿垂下部を備え、
    前記蓋体は、蓋体天面の外周から下方へ延出する蓋体垂下部を備え、
    前記中皿を前記容器本体に載置した際に、前記中皿垂下部が前記本体縦壁部に沿いながら、前記本体縦壁部を覆うことを特徴とする容器。
  2. 前記中皿垂下部は、前記本体縦壁部の下端まで覆うように被さることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記蓋体は、前記蓋体垂下部の少なくとも一部に内側へ突出する係合部を設け、容器本体と外嵌合可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記中皿は、当該中皿の中皿垂下部から上方に立ち上がる中皿壁側面部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記蓋体を被せた際に、前記中皿の中皿壁側面部の上端が、前記蓋体天面の裏面に当接することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の容器。
  6. 前記蓋体の蓋体垂下部の下端から、外方へ突出する摘まみ部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の容器。
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