JP2001171705A - ねじ蓋付き注出キャップ - Google Patents

ねじ蓋付き注出キャップ

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JP2001171705A
JP2001171705A JP35134999A JP35134999A JP2001171705A JP 2001171705 A JP2001171705 A JP 2001171705A JP 35134999 A JP35134999 A JP 35134999A JP 35134999 A JP35134999 A JP 35134999A JP 2001171705 A JP2001171705 A JP 2001171705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体を外側からクランプできない形態のキャッ
プにおいて、ねじ蓋を本体にきっちりとねじ込みできる
ようにする。 【手段】ねじ筒部6と注出筒部7との間に形成されてい
る下向きの環状空間13にリブ14を設ける。環状空間13を
治具19の突起19aに嵌め入れることにより、本体1を回
転不能に保持し、その状態でねじ蓋2を本体1にねじ込
む。本体1のねじ筒部6はねじれ変形せずに真円状態に
保持されるため、ねじ蓋2を本体1に対してきっちりと
ねじ込み装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ蓋付きの注出
キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】醤油や味醂等の液体調味料やサラダオイ
ルなどの液体を包装する瓶(容器)の封止手段として、
ねじ蓋付きの注出キャップが多用されている。
【0003】このねじ蓋付き注出キャップは、瓶口に打
栓によって強制嵌合される本体と、本体にねじ込まれる
ねじ蓋とからなっており、一般に、両者とも合成樹脂を
素材として射出成形や加圧成形等によって製造されてい
る。
【0004】一般に、本体の内部は遮蔽板で仕切られて
おり、プルタブを指で引っ張って遮蔽板に穴を開けるこ
とによって開封するようにしている(換言すると、プル
オープン式とするため、瓶とは別体の本体を備えてい
る)。
【0005】このねじ蓋付き注出キャップは、予め本体
にねじ蓋をねじ込んだ状態で瓶口(容器の口部)に打栓
される。本体にねじ蓋をねじ込むに当たっては、一般に
は、図17に示すように、本体31の下部に形成されている
嵌合部31aを複数個の下クランプ体C1で掴み、その状態
で、ねじ蓋32を上クランプ体C2で掴んで回転させるよう
している。
【0006】ところが、図17に示すように、ねじ蓋32を
本体31の下端部まで被さる状態に形成していることがあ
り、この場合は本体32を下クランプ体C1でクランプする
ことができない。また、瓶(容器)のリサイクルを容易
ならしめるために、本体31の嵌合部31aにタブを設け
て、タブを引っ張ることによって嵌合部31aを引き裂く
ようにした場合も、タブが邪魔になるため本体31を外側
からクランプできない場合がある。
【0007】このように本体31を外側からクランプで
きない場合の対策として、従来は、図18(A) に示すよう
に、嵌合部31aの内面に細かい凹凸のローレット加工を
施す一方、嵌合部31aの内側に嵌まる下クランプ体C1の
外周面にローレット加工を施して、下クランプ体C1で本
体31を内側からクランプしたり、あるいは、図18(B)に
示すように、注出筒部33の下端から円筒状の中足34を下
向き突設し、この中足34の内周面に適宜間隔で突条35を
形成し、この突条35を治具(図示せず)に係止したりし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図18(A) のように、本
体31の嵌合部31の内周面にローレット加工を施した構成
では、複数の下クランプ体C1を半径方向に拡開して本体
31をクランプ・クランプ解除しなければならないため、
作業能率が悪いという問題があった。また、本体31はね
じ36から遠い部位を掴持するため、ねじ込み作業におい
て本体31が非真円状にねじれ変形しやすく、このため、
きっちりとねじ込まれていないねじ込み不良が発生し易
いという点も問題であった。
【0009】他方、図18(B) のように中足34の内周面に
突条35を形成した構成では、中足34を治具に嵌め入れる
だけで本体31を回転不能に保持できるため、作業能率の
改善には寄与できる。しかし、中足34はねじ筒部37から
遠い部位に形成されているため、図18(A) の場合以上に
本体31がねじれ変形変形しやすく、このため、ねじ蓋32
のねじ込み不良がより発生し易いという問題があった。
【0010】更に、図18(B) の従来例では、中足34を設
けると、中足34と嵌合部31aとの間に形成された環状の
空間に溜まった内容物を排出することはできないため、
瓶を大きく傾けても排出し切れずに瓶内に残る内容物の
量が増える点も問題であった。
【0011】本発明は、このような現状を改善すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る注
出キャップは、瓶口に嵌着する本体と、この本体の外周
に形成されたねじにねじ込まれるねじ蓋とを備えてお
り、本体のうちねじが形成されているねじ筒部の内面
に、本体をねじ蓋に対して相対回転不能に保持する手段
として、治具に係合して本体を回転不能に保持し得るリ
ブのような係止手段を形成している。
【0013】他方、請求項2の発明に係る注出キャップ
は、瓶口に嵌着する本体と、この本体の外周に形成され
たねじにねじ込まれるねじ蓋とから成り、前記本体は、
瓶口に強制嵌合される嵌合部と、嵌合部の上端に一体に
連設したねじ筒部と、ねじ筒部の内側に配置された注出
筒部とを備えている。
【0014】そして、前記注出筒部は、ねじ筒部との間
に下向き開口の環状空間が形成される状態でねじ筒部に
一体に連設されており、この注出筒部の適宜高さ位置
に、プルタブの上向き引っ張りによって開封される遮蔽
板を一体に設けており、更に、前記ねじ筒部と注出筒部
との間の環状空間のうち1箇所又は円周方向に沿った複
数の箇所に、ねじ筒部と注出筒部とのうちいずれか一方
又は両方に連設されたリブが形成されている。
【0015】
【発明の作用・効果】請求項1のように構成すると、ね
じ蓋を本体にねじ込み装着する工程では、本体を治具に
嵌め入れて、リブを治具に係合させるだけで、本体を回
転不能に保持できる。このため、ねじ蓋のねじ込み装着
を能率よく行うことができる(治具には、リブに係止す
る係止部が形成されていることはいうまでもない)。
【0016】また、治具をねじ筒部に係止するものであ
るため、ねじ筒部がねじれ変形することは殆どなく、こ
のため、ねじ蓋のねじ込み不良率を著しく低減できる。
更に、内容物を注ぎ出すに際してリブによって内容物が
せき止められることはないため、排出できずに容器
(瓶)内に残る内容物の量が増えることもない。
【0017】他方、請求項2の構成にすると、リブを設
けることによって内容物が従来よりも溜まることはない
ため、排出されずに残る内容物の量が増えることもな
い。また、請求項2において、リブをねじ筒部に一体に
設けると請求項1と同じ効果を奏し、リブをねじ筒部と
注出筒部とに連設した形態にすると、本体の剛性が向上
するため、請求項1の効果に加えて瓶口への取付け強度
を向上できる効果も有する。
【0018】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0019】(1).第1実施形態(図1〜図8) 図1〜図8では第1実施形態を示しており、先ず、図1
〜図7に基づいて注出キャップの構造を説明する。
【0020】図1は分離正面図、図2は正面図、図3の
うち (A)は左側面図、 (B)は右側面図、図4のうち (A)
は図1のIVA-IVA 視平面図、 (B)は図1のIVB-IVB 視部
分平面図、図5は瓶口Aと分離した状態での図4(B)のV
−V視断面図、図6のうち (A)は図4の VIA-VIA視部分
断面図、 (B)は図4の VIB-VIB視部分断面図、 (C)は
(A)の C-C視断面図、図7は本体1の底面図である。
【0021】≪注出キャップの構造≫注出キャップは本
体1とねじ蓋2とから成っており、本体1は、図5に示
すように、瓶口Aに内外から嵌まるように外筒3と内筒
4とを備えた下向き開口の嵌合部5と、嵌合部5の上端
に連設したねじ筒部6と、ねじ筒部6の上端に連設した
注出筒部7とを備えている。
【0022】嵌合部5の外筒3には、瓶口Aの外周に形
成した外向き環状突起A1に係合する内向き環状溝3aが形
成されている。また、外筒3の上部は面取り状にカット
されて傾斜面3bとなっている。なお、瓶口Aに環状溝を
形成する一方、外筒3に内向き環状突起を形成するな
ど、他の嵌着構造でも良い。また、嵌合部5は外筒3の
み又は内筒4のみでも良い。
【0023】言うまでもないが、ねじ筒部6の外周とね
じ蓋2の内周にはそれぞれ2条のねじ山8,9 を形成して
いる。なお、いずれか一方にねじ山を形成し、他方には
ねじ溝を形成しても良い。
【0024】注出筒部7の下端には遮蔽板(底板)10を
一体に設けており、この遮蔽板10にループ状のスコアー
(薄肉状弱化線)11で囲われた開封部を形成し、開封部
のうちスコアー11に沿った縁部に、開封用のプルリング
(プルタブ)12を一体に連設している。
【0025】ねじ筒部6は、嵌合部5の内筒4をそのま
ま上方に延ばした状態に形成されており、ねじ筒部6と
注出筒部7との間には下向きに開口した環状空間13が形
成されている。注出筒部7を設けている理由は、注出口
がねじ蓋2に接触しないようにするため(ねじ筒部6の
上端を注出口となすと、注出口にねじ蓋2が接触する虞
がある)、或いは、瓶口Aの口径よりも注出筒部7の口
径を小さくするため等である。
【0026】注出筒部7は、ねじ筒部6の上端に形成さ
れた平坦部6aに連設されており、このため、環状空間13
はある程度の寸法の溝幅になっている。環状空間13を形
成しているのは、樹脂の使用量を抑制した状態で注出筒
部7を形成することと、肉厚をできるだけ均等化してヒ
ケを防止することとが主たる理由である。
【0027】図5及び図7に示すように、環状空間13の
うち円周方向に沿って等間隔隔てた4箇所の部位に、ね
じ筒部6と注出筒部7とに連設された板状又はブロック
状のリブ14を設けている。なお、リブ14の数は少なくと
も1個あれば足り、必ずしも4個である必要はない。
【0028】本例では、瓶のリサイクルを容易にするた
め、本体1を瓶口Aから容易に取り外しできるようにし
ており、このため、嵌合部5の外筒3に、人が指で摘む
ことのできるタブ15を一体に設けている。タブ15は、そ
の付け根15aが嵌合部5の高さの半分程度の上下幅寸法
で、その他の部位は嵌合部5の高さとほぼ同じ上下幅に
形成されている。このため、タブ15をしっかり摘んで強
く引っ張ることができる。
【0029】タブ15をより強く引っ張りできるように、
その外面にはローレット加工を施している。タブ15の自
由端部は、引き千切り可能なブリッジ16を介して外筒3
に連設されている。
【0030】図4や図6(A)(C) に示すように、外筒3の
うちタブ15の付け根15aの内側の部位には、上向きに開
口した幅狭の穴17が空いており、この穴17を始端とし
て、薄肉状の上弱化線18aと下弱化線18bとがタブ15か
ら離反する方向に延びている。上弱化線18aは嵌合部5
の上端箇所に至って半周程度まで延びている。他方、下
弱化線18bは斜め下向きに若干の寸法だけ延びている。
【0031】敢えて説明するまでもないが、タブ15を引
っ張って嵌合部5を引き裂くと、本体1を瓶口Aから容
易に取り外すことができる。弱化線は薄肉状に形成する
ことに代えてミシン線を形成しても良い。また、穴17に
代えて、スリット又はミシン目又は薄肉状部を形成して
も良い。
【0032】≪ねじ蓋の装着工程≫次に、図8に基づい
て、ねじ蓋2を本体1にねじ込み装着する工程を説明す
る。 (A)は装着工程を説明するための分離正断面図、
(B)は平断面図である。
【0033】ねじ蓋2の装着は、注出筒部7が被嵌する
治具19を使用して行われる。治具19の上端には、請求項
に記載した係止手段の一例として、本体1の環状空間13
に嵌まる板状の突起(係止部)19aが形成されている。
突起19aは、本体1のリブ14と同じ個数設けている。
【0034】言うまでもないが、突起19aは、隣合った
リブ14の間に嵌まる幅寸法である。また、リブ14への係
止を容易ならしめるため、突起19aの上端をテーパ状に
形成している。なお、図では治具19の本体部は筒状に形
成しているが、中実であっても良い。また、本体部を備
えずに、単に4枚の板を上向きに突出した形態でも良
い。
【0035】治具19は回転不能に保持されており、治具
19の突起19aに本体1の環状空間13を嵌め入れることに
より、本体1を回転不能に保持し、その状態でねじ蓋2
を本体1のねじ筒部6に被嵌し、クランプ体Cでねじ蓋
2を回転させることにより、ねじ蓋2の装着が行われ
る。
【0036】この装着工程において、リブ14がねじ筒部
6に連設されているため、ねじ蓋2のねじ込み装着に際
してねじ筒部6はねじれ変形することなく真円状に保持
され、このため、ねじ込み不良の発生率を格段に低減で
きる(この場合、ねじ筒部6の各部位に生じる応力を均
等化するためには、実施形態のように、リブ14と治具19
の突起19aとは、複数で2個でかつ等間隔を隔てて設け
るのが好ましい)。
【0037】また、もともと存在している環状空間13に
リブ14を形成するものであるため、瓶を大きく傾けても
排出できない内容物の量が増えることはない。また、リ
ブ14の存在によって本体の剛性が向上するため、瓶口A
への取付け強度も向上させ得る。
【0038】なお、ねじ蓋2を回転不能に固定しておい
て、治具19を回転させても良い。また、治具19に本体1
を嵌め入れることに代えて、パーツフィーダを流れてき
た本体1を停止させてから治具19を上昇させることによ
り、治具19にて本体1を回転不能に保持し、その状態で
ねじ蓋2をクランプ体Cでねじ込んでも良い。
【0039】≪ねじ蓋の変形例≫ねじ蓋2の口径や高さ
寸法、構造等は必要に応じて任意に設定することができ
るのであり、例えば図5に一点差線で示すように、ねじ
蓋2に、瓶の肩を覆う程度の大径の外カバー2aを一体に
設けるなどしても良い。
【0040】(2).第2〜第6実施形態(図9〜図10) 図9〜図10に示すのはキャップの外観の別例であり、こ
れら各例とも、内部構造は第1実施形態と同じで、外観
のみが異なっている。
【0041】このうち図9(A1) 〜(A3)は第2実施形態示
しており、(A1)は正面図、(A2)は分離正面図、(A3)は本
体1の平面図である。この例では、タブ15を2連瓢箪形
に形成している。図9(B)に示す第3実施形態では、タブ
15を団扇形に形成し、付け根15aを、嵌合部5の上下中
途と高さ位置に連設している。
【0042】図9(C)に示す第4実施形態では、タブ15は
嵌合部5の外筒3の上下高さ寸法とほぼ同じ幅寸法に設
定している。図9(D)に示す第5実施形態では、タブ15を
上方に偏らせた状態で配置しているが、一点差線で示す
形状に形成しても良い。
【0043】図10では、嵌合部5の外観の別例である第
6実施形態を示している。このうち(A)では、外筒3の
傾斜面3aに横長のローレット加工を施しており、 (B)で
は外筒3の上部を外向き突の円弧状に形成しており、
(C)では外筒3の上部を外向き凹の円弧状に形成してい
る。 (B)に一点差線で示すように、外筒3の外周面の全
体を円弧状に形成しても良い。
【0044】図9((D) では、嵌合部5の上部を傾斜状又
は分図 (D)の形状もしくは分図 (C)の形状に形成した場
合において、嵌合部5の上部に、縦横にクロスした状態
のローレットを施している。
【0045】図9(B)〜 (D)ではねじ蓋2の外周面は平滑
面として表示しているが、第1実施形態と同様のローレ
ット加工を施しても良い。また、第1実施形態におい
て、ねじ蓋2の外周を平滑面となしても良い。
【0046】更に、本体1における外筒3の外周面の前
端にねじ蓋2と同様のローレット加工を施しても良い。
更に、第1〜第5実施形態に、図10の (A)〜 (D)のい
ずれかを任意に組み合わせても良い。すなわち、本例で
は、図面は省略しているが、タブ15の例数×嵌合部5の
形状の例数×2(ねじ蓋におけるローレットの有無)の
数の外観形態を開示している。
【0047】(3).第7実施形態(図11〜図13) 図11〜図13では第7実施形態を示しており、図11は分離
断面図、図12は本体の正面図、図13のうち (A)は図12の
A-A視平面図、 (B)は図12の B-B視部分断面図である。
【0048】この例では、本体1における外筒3の外周
面に凹所20を形成し、この凹所20の下端部に、外筒3を
引き裂くための円弧状のタブ15を配置している。外筒3
の下端には、タブ15と同一外周面を構成する環状突起3b
が形成されている。凹所20を形成しているのは、タブ15
を成形するに際しての型抜きを容易ならしめるためであ
る。この例では、弱化線18は1本だけである。
【0049】ねじ蓋2は、嵌合部5の環状突起5aに重な
るスカート部2bが一体に形成されている。スカート部2b
の上部は面取り状に傾斜しているが、図11に一点差線で
示すように、ねじ蓋2を二重筒とすることにより、スト
レート状の外観形態に形成しても良い。図11に示すよう
に、環状空間13に複数のリブ14を形成している。
【0050】(4).第8〜第10実施形態(図14〜図16) 図14に示す例では、リブ14が注出筒部7の下端まで伸び
るように形成している。一点鎖線で示すように、リブ14
は、嵌合部5における内筒4の下端まで延長させても良
い。この図14から容易に推測できるように、リブ14の上
下長さは任意に設定できる。
【0051】図15に示す第9実施形態では、注出筒部7
をねじ筒部6の上端部に一体に連設し、遮蔽板10が、ね
じ筒部6の上端部に位置している。そして、遮蔽板10の
周縁部に下向き筒21を一体に設け、下向き筒21とねじ筒
部6との間に形成された環状空間13に複数のリブ14を形
成している。
【0052】下向き筒21を形成せずに、単にリブ14のみ
をねじ筒部6の内周面に形成しても良い。また、下向き
筒21を設けた場合、リブ14を下向き筒21のみに連設した
形態にしても良い。
【0053】更に、係止手段としてはリブ14に限らず、
例えば、ねじ筒部6の内周面を平断面多角形に形成し
て、これに、平面視多角形の治具を嵌め入れるなどして
も良い。更に、下向き筒を形成した場合、その外周面又
は内周面若しくは両方を平断面多角形に形成しても良
い。
【0054】図16に示す第10実施形態のキャップは他の
例の遮蔽板10を備えておらず、ねじ筒部6をストレート
状に形成して、ねじ筒部6を注出筒部と成しており、上
端にフィルム22を融着又は接着等して貼着することによ
り、封止している。
【0055】そして、ねじ筒部6の内周面に縦長のリブ
14を適宜間隔で設けている。この例の場合の治具は、例
えば、ねじ筒部6の内部に嵌まるように丸棒状に形成し
て、その外周面にリブ14が嵌まる縦溝を形成すれば良
い。治具との係合のガイドのため、リブ14の下部は突出
高さが徐々に低くなるように形成している。
【0056】(5).その他 以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は更に様
々の態様に具体化できる。
【0057】例えば、リブは板状やブロック状に限ら
ず、治具が係止し得る形状ならどのような形状でも良
い。また、リブは、環状空間の上端面のみから突出した
状態であっても良く、この形態も請求項に含まれる。
【0058】また、請求項1に記載した係止手段として
は、ねじ筒部の内周面に溝を形成するなど、他の構造と
することもできる。
【0059】請求項からは外れるが、嵌合部5における
内筒4の内周面に、ある程度の突出寸法を有するリブ14
を適宜個数設けて、これを治具に係止させることも可能
であり、この場合、拡開式のクランプ装置は必要ないた
め、図18(A) に比べて作業能率を向上できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分離正面図である。
【図2】正面図である。
【図3】 (A)は左側面図、 (B)は右側面図である。
【図4】 (A)は図1のIVA-IVA 視平面図、 (B)は図1の
IVB-IVB 視部分平面図である。
【図5】瓶口から分離した状態での図4(B)の V-V視断面
図である。
【図6】 (A)は図4の VIA-VIA視部分断面図、 (C)は
(A)の C-C視断面図である。
【図7】本体の底面図である。
【図8】装着工程の説明図であり、 (A)は分離正断面
図、 (B)は平断面図である。
【図9】第2〜第5実施形態を示す図である。
【図10】第6実施形態を示す図である。
【図11】第7実施形態の分離断面図である。
【図12】第7実施形態における本体の正面図である。
【図13】 (A)は図12の A-A視図、 (B)は図13の B-B視部
分断面図である。
【図14】第8実施形態の断面図である。
【図15】第9実施形態の断面図である。
【図16】第10実施形態の断面図である。
【図17】従来例を示す図である。
【図18】他の従来例を示す図である。
【符号の簡単な説明】
1 本体 2 ねじ蓋 3 嵌合部の外筒 4 嵌合部の内筒 5 嵌合部 6 ねじ蓋 7 注出筒部 10 遮蔽板 12 プルリング 11 環状空間 14 リブ 15 タブ 18a,18b,18 弱化線 19 ねじ込み装着に使用する治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】瓶口に嵌着する本体と、この本体の外周に
    形成されたねじにねじ込まれるねじ蓋とを備えており、
    本体のうちねじが形成されているねじ筒部の内面に、本
    体にねじ蓋をねじ込み装着するに際して治具に係合して
    本体を回転不能に保持し得るリブのような係止手段を形
    成している、ねじ蓋付き注出キャップ。
  2. 【請求項2】瓶口に嵌着する本体と、この本体の外周に
    形成されたねじにねじ込まれるねじ蓋とから成り、 前記本体は、瓶口に強制嵌合される嵌合部と、嵌合部の
    上端に一体に連設したねじ筒部と、ねじ筒部の内側に配
    置された注出筒部とを備えており、 前記注出筒部は、ねじ筒部との間に下向き開口の環状空
    間が形成される状態でねじ筒部に一体に連設されてお
    り、この注出筒部の適宜高さ位置に、プルタブの上向き
    引っ張りによって開封される遮蔽板を一体に設けてお
    り、 更に、前記ねじ筒部と注出筒部との間の環状空間のうち
    1箇所又は円周方向に沿った複数の箇所に、ねじ筒部と
    注出筒部とのうちいずれか一方又は両方に連設されたリ
    ブが形成されている、ねじ蓋付き注出キャップ。
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