JPH0354053Y2 - - Google Patents

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JPH0354053Y2
JPH0354053Y2 JP1986011692U JP1169286U JPH0354053Y2 JP H0354053 Y2 JPH0354053 Y2 JP H0354053Y2 JP 1986011692 U JP1986011692 U JP 1986011692U JP 1169286 U JP1169286 U JP 1169286U JP H0354053 Y2 JPH0354053 Y2 JP H0354053Y2
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JP
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cap
side wall
screw
notches
container
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JP1986011692U
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JPS62125747U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は不正使用防止機能を有するキヤツプ機
構に関する。
(従来技術) 内容物が密封された容器に、異物を混入して再
度密栓し、あたかも真正商品のように見せる等の
不正使用がされる場合があり、従来、このような
不正使用を防止するために、所謂開封明示機構を
有する所謂ピルフアープルーフ型キヤツプが知ら
れている。
例えば、実公昭50−40732号には、キヤツプ側
壁部に設けられた螺子部の下側(キヤツプ頂板部
とは反対側)に、ミシン目等の弱化部を設けたも
のが記載されている。このキヤツプは開封に際し
て該弱化部が破断し、キヤツプ上部が弱化部下方
の側壁部と離脱するため、該キヤツプが一度開封
されたものであることが明示されるものである。
上記の如き開封明示機構を有するキヤツプにお
いては、開封の際に下方側壁部と切り離されたキ
ヤツプ自体は何等破断もされていないので、再度
使用することが可能であり、このキヤツプが再使
用のものであるか否かは、該キヤツプの下端の形
状から判断しなければならないものである。
また、実公昭58−43568号には、キヤツプ側壁
部の螺子部の下側に、少なくとも1個の橋絡部が
設けられたミシン目等の弱化部及びミシン目の下
側のキヤツプから破断される部分に軸方向のスコ
アを設けたものが記載されている。このキヤツプ
はミシン目でキヤツプが破断されても、キヤツプ
下側部分はキヤツプ本体から離れず、リボン状に
つながつて該キヤツプが一度開封されたものであ
ることが明示されるものである。
この開封明示機構を有するキヤツプにおいては
前述したリボン状の部分は簡単に切り取ることが
可能であり、このリボン状部分が切り取られたキ
ヤツプ自体は前者のキヤツプ同様、再使用である
か否かは該キヤツプの下端の形状から判断しなけ
ればならないものである。
(解決すべき問題点) しかしながら、キヤツプが再使用のものである
か否かの判断が要求されるのは、技術的に全くの
素人である一般需要者の場合が殆どであり、単に
キヤツプの上部と下方側壁部が離別し、開封後の
キヤツプ上部は再使用が可能なものであるキヤツ
プではその判断が容易でないために、不正使用を
十分に防止し得るキヤツプとは言い難い。
従つて、本考案の目的は、一度開封されるとキ
ヤツプは再使用に供することが不可能となり、キ
ヤツプが開封されたものであるか否かを一般需要
者が判断することを全く必要としないキヤツプ機
構を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案によれば、頂板部と該頂板部の周縁から
垂下した側壁部とから成り、前記側壁部には、容
器口頸部に設けられた螺子部と係合するための螺
子域と、容器口頸部に設けられた顎部と係合する
ための係合域が設けられているキヤツプにおい
て、該螺子域には、その下方部から上方部に向つ
て円周方向を階段状に延びている多数の切欠きが
形成されており、且つ下方部に位置する前記切欠
きからは、軸方向下方に向つて係合域に延びてい
る少なくとも一個のスコアが設けられていること
を特徴とするキヤツプが提供される。
(作用) 本考案は、キヤツプ側壁部の螺子域に、その下
方部から上方部に向つて円周方向を階段状に延び
ている多数の切欠きを設け、且つ下方部に位置す
る該切欠きからは、軸方向下方に向つて係合域に
延びているスコアを設けることを重要な特徴とす
るものである。
即ち、キヤツプの開封に際して、キヤツプ側壁
部は上記スコアから切欠きに沿つて破断される。
従つて開封されたキヤツプは螺子域が破壊され
ているため、再使用に供することが不可能となる
のである。
(実施例) 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて
説明する。
本考案のキヤツプ機構において使用するキヤツ
プの一部側断面を示す第1図において、このキヤ
ツプ(全体として10で示す)は、頂板部1と頂板
部1の周囲から垂下した側壁部2とから成つてい
る。
また頂板部1の内面側には、オレフイン樹脂等
の熱可塑性樹脂から成るライナー3が設けられて
いる。
かかるキヤツプは、それ自体、ブリキ、亜鉛メ
ツキ鋼板、電解クロム酸処理鋼板(テイン・フリ
ー・スチール)、アルミニウムメツキ鋼板等の鋼
板類や、アルミニウム等の軽金属鋼板等の金属素
材から構成されている。
このキヤツプ10において、側壁部2には、螺
子域4及び係合域5が形成されている。
本考案においては、螺子域4の下方部分から上
方部分に向つて、多数の切欠き6が円周方向を階
段状に延びている。即ち、キヤツプの開封に際し
て、該切欠き6からの破断によつて螺子域4が破
壊されるものである。
この切欠き6の橋絡部を拡大して示す第2図に
おいて、キヤツプ装着時に良効な密封性を保持し
且つ開封に際して該切欠き6からの破断がスムー
ズに行ない得る様にするために、互いに隣接する
切欠き6a,6bの軸方向間隙A及び幅方向(円
周方向)間隙Bの長さは、開栓に際して該橋絡部
の破壊が容易に生じる様に適宜定めればよい。こ
の場合、切欠き6の各々は幅方向(円周方向)に
互いに重複していても差し支えない。
再び第1図に戻つて、前記切欠き6の内、最下
方部にあるものからは、軸方向に一本のスコア7
が延びており、該スコア7は係合域5を通つて、
側壁部2の最下方端に達している。
また螺子域4の上方において、側壁部2の外周
には、キヤツプを把持するためのローレツト溝8
が設けられている。
このキヤツプを容器口頸部に適用した状態を示
す第3図を参照して、該キヤツプは容器口頸部3
0に被蓋された状態で型押しされ、前記螺子域4
には、容器口頸部30の螺子部31と係合する螺
子部4aが形成され、また係合域5は、容器口頸
部30の顎部32と係合する。更にライナー部3
は容器口頸部30の上端部33と密封係合する。
かかるキヤツプの開封後の状態を示す第4図に
おいて、本考案によればキヤツプの開封に際し
て、キヤツプの上方への移動に伴なつて、スコア
7から切欠き6に向つて破断が生じ、容器口頸部
30に何ら残存部を形成することなく、該口頸部
30からキヤツプは離脱される。
従つて、開封後のキヤツプは螺子部4aが破壊
されているため、再使用に供することが不可能と
なるものである。
尚、この場合に開封に際して切欠き6による手
切れ等を防止するために、該切欠き6の最上部と
頂板部との間隔lは、少なくとも6mm以上とする
ことが好ましい。
また、切欠き6における橋絡部の破断が、キヤ
ツプの開封に際してスムーズに行ない得る様にす
るためには、これら切欠き6は螺子部4aの螺子
方向と交差する様に、側壁部円周方向を延びてい
ることが好適である。
尚、上述した本考案のキヤツプにおいて、添付
図面に示す態様においては、キヤツプ10に設け
られている多数の切欠き6は、螺子域4の全域に
わたつて形成されているが、該切欠き6は螺子部
4aが破壊されて再使用不可能となる様にするた
めに設けられるものである。従つて再使用不可能
となる程度に螺子部4aが破壊されれば十分に目
的を達成することができ、必ずしも螺子域4の全
域にわたつて延びている必要はない。
(考案の効果) かかる本考案のキヤツプ機構によれば、キヤツ
プ自体、一度開封すると再使用が不可能となるた
め、容器内容物に異物を混入する等の不正を完全
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のキヤツプの一部側断面図、
第2図は、切欠きの橋絡部を拡大して示す図、第
3図は、キヤツプを容器口頸部に装着した状態を
示す図。第4図は、開封後のキヤツプの状態を示
す図である。 1は頂板部、2は側壁部、3はライナー、4は
螺子域、5は係合域、6は切欠き、7はスコア、
8はローレツト溝、10はキヤツプ全体、30は
容器口頸部、31は螺子部、32は顎部、33は
上端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 頂板部と該頂板部の周縁から垂下した側壁部
    とから成り、前記側壁部には、容器口頸部に設
    けられた螺子部と係合するための螺子域と、容
    器口頸部に設けられた顎部と係合するための係
    合域が設けられているキヤツプにおいて、 該螺子域には、その下方部から上方部に向つ
    て円周方向を階段状に延びている多数の切欠き
    が形成されており、 且つ下方部に位置する前記切欠きからは、軸
    方向下方に向つて係合域に延びている少なくと
    も一個のスコアが設けられていることを特徴と
    するキヤツプ。 (2) 前記多数の切欠きは、螺子方向と交差する様
    に延びている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のキヤツプ。
JP1986011692U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0354053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011692U JPH0354053Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986011692U JPH0354053Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62125747U JPS62125747U (ja) 1987-08-10
JPH0354053Y2 true JPH0354053Y2 (ja) 1991-11-27

Family

ID=30799135

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JP1986011692U Expired JPH0354053Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4766778B2 (ja) * 2001-05-31 2011-09-07 大和製罐株式会社 容器の蓋体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647062A (en) * 1979-09-25 1981-04-28 Ricoh Co Ltd Electrostatic printing method
JPS58134865A (ja) * 1982-01-29 1983-08-11 日本クラウンコルク株式会社 金属製容器蓋

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