JP2001171687A - ひだ付き袋 - Google Patents
ひだ付き袋Info
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- JP2001171687A JP2001171687A JP35414199A JP35414199A JP2001171687A JP 2001171687 A JP2001171687 A JP 2001171687A JP 35414199 A JP35414199 A JP 35414199A JP 35414199 A JP35414199 A JP 35414199A JP 2001171687 A JP2001171687 A JP 2001171687A
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Abstract
フィルムの内層を含む複数層のひだ付き筒状体の底端部
に、オーバーテープを二つ折りし、その両端部が袋体側
縁から突出するように当接して接着閉鎖した袋体の底端
部が、充填した内容物によって膨らみ、それによって前
記袋体側縁から突出したオーバーテープの耳部のつけ根
の部分に剥離部や裂け目が生じるのを防止する。 【解決手段】 内層の底端部のヒートシール部を、外層
の底部を閉鎖するために二つ折りして接着したオーバー
テープの上端縁近傍に位置するように配置する。
Description
より詳しくは、底端部をヒートシールして閉鎖した合成
樹脂フィルムの内層を含み、直線切りした複数層の筒状
体の底端縁に跨って二つ折りしたオーバーテープを接着
して閉鎖した外層とを有している、複数層からなるひだ
付き袋に関する。
フト紙を積層した、いわゆるペーパークロスからなる筒
状体の底端部に、内面に接着剤層を設けたオーバーテー
プをその長手方向に二つ折りして当接し、接着閉鎖した
袋体は従来から広く知られている。その際、オーバーテ
ープを袋の両側縁から外方に若干突出させ、その二つ折
りされて互いに対向している内面同士を接着させて、い
わゆる耳部を形成することも広く行われている。このタ
イプの袋体は、ミシン縫いによる閉鎖のように材料の強
度を低下させることなく、又、前記オーバーテープの耳
部を引張って引きはがせば、容易に開口することがで
き、内容物の取出しが簡単にできるという利点がある。
チレン等の合成樹脂製フィルムからなる内層を挿入する
ことも広く行われてきた。それらの多くは、内層の底部
をヒートシールして閉鎖しており、内容物を充填した
後、口端部を底端部と同様に閉鎖することにより、内容
物を内層内に密封するという方法で使用されている。こ
のような内層を設けるのは、保管中及び/又は輸送中に
外層に付着した異物が開封時に内容物に混入しないよう
に、まず外面に異物が付着している外層内から異物が付
着していない内層を内容物が入ったまま取出し、次に異
物が付着していない内層から内容物を取出せるようにす
るためである。
60−163237号公報、実開昭和61−19463
3号公報、実開昭62−8933号公報、特開平3−1
97033号公報には、前記したように、合成樹脂フィ
ルム製の内層の底部をヒートシールして閉鎖し、該内層
を収納している外層の底部を前記したようにオーバーテ
ープで閉鎖したひだを有しない袋体の構成が、具体的に
記載されている。一方、特開昭55−97349号公
報、実開昭57−6770号公報、特開平2−2820
58号公報には、前記したオーバーテープによる閉鎖底
部を有するひだ付き袋が開示されている。
だ前部とひだ後部のオーバーテープで被覆される部分を
接着して、該部分でひだが開かないようにしたものであ
る。なお、前記特開昭55−97349号公報と実開昭
57−6770号公報には合成樹脂フィルム製の内層を
設ける態様は記載されていないし、また、特開平2−2
82058号公報には、「紙筒は、第5図のようなフラ
ット袋(平板紙袋)の他、第6図、第7図のようなガセ
ット袋(両ひだ付袋)であってもよい。又、第1、2図
のようにポリチューブ9を内装したものであってもよ
い。」とだけ記載されており、ひだ付き袋に合成樹脂フ
ィルム製の内層を設ける場合の具体的な態様については
何ら記載されていない。
前部とひだ後部のオーバーテープで被覆される部分を互
いに接着すれば、確かに充填した内容物が前記部分でひ
だを内側から押し開くことはなくなるが、図4及びその
Y−Y線に沿う断面図である図5に示すように、袋の内
側に折込まれ、底端部1bにおいて、接着剤5dで固定
され、仕切り板のように袋内に突出しているひだ2と袋
体前後壁の間(図5に符号Pで示す領域)に入り込ん
で、底端まで達した内容物は底端部のオーバーテープ6
で被覆された部分を膨らませ、これによってオーバーテ
ープ6が剥離(6c)するか、このような剥離が生じな
いほど、オーバーテープの耳部6aが強固に接着されて
いる場合には、袋が輸送中、何らかの衝撃を受けたとき
袋体の側縁1cに沿ってオーバーテープ6に裂け目が生
じるなどということも起こり得る。このような問題は、
底端部をヒートシールして閉鎖した合成樹脂フィルムの
内層が設けられていても、これまで頻繁に発生してい
た。
鑑み、なされたもので、その課題は底端部のオーバーテ
ープによって被覆されている領域まで内容物が入り込
み、該部分をその断面が湾曲したV字形になるよう膨ら
ませて、オーバーテープの耳部に、前記したような三角
形の剥離部や袋側縁に沿った裂け目が発生するのを防止
できる、前記オーバーテープによって底部を閉鎖した合
成樹脂フィルム製の内層を有する複数層のひだ付き袋を
提供することにある。
め、本発明のひだ付き袋は、底端部をヒートシールして
閉鎖した合成樹脂フィルムの内層を含み、口、底両端部
を直線切りした複数層の筒状体の底端部が、内面に接着
剤層を設けたオーバーテープをその長手方向両端部が袋
体側縁から突出するよう該底端縁を跨いで当接し、該筒
状体の外層表面に接着することによって閉鎖されてい
る、両側にひだを有する複数層のひだ付き袋において、
前記内層の底端部のヒートシール部が、前記外層の底端
部を接着閉鎖している二つ折りオーバーテープの上端縁
の近傍の内面に一するように配置されていることを特徴
とするひだ付き袋に関する。また、上記本発明のひだ付
き袋は、その底端部において、ひだの前部とひだの後部
の外面同士を剥離可能に接着しても、あるいは接着を省
いてもよい。
だ付き袋の実施の一形態について詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
平面図で、説明の都合上、外層の一部を切除して図示し
ている。図2は図1のX−X線に沿った部分拡大断面図
である。図3は図1及び図2に示すひだ付き袋の底部を
一側方から見た斜視図である。
の口端部、1bは底端部、1cは袋体の側縁、2はひだ
部、3は内層、4はヒートシール部、5は外層、5aは
樹脂、5bはクラフト紙、5cは接着樹脂層、6はオー
バーテープ、6aはオーバーテープの耳部、6bは接着
剤層である。
3はポリエチレンのシームレス・チューブからなり、底
部はヒートシール(4)して閉鎖されている。又、外層
5は樹脂クロス5aを同じ種類の接着樹脂層5bを介し
て、クラフト紙5cと積層したペーパークロスと呼ばれ
る複合素材である。なお、内層3は内面同士がヒートシ
ールできる素材であればよく、外層5は独立したクラフ
ト紙層を追加しても、又、単層又は複数層のクラフト紙
だけを用いてもよい。前記オーバーテープは内面にホッ
トメルト接着剤を設けた、例えば、三国紙工製商品名
「強化Mテープ」などのような充分な強度があり、熱接
着可能なテープが用いられる。
4を袋の底端部1bと平行する二つ折り接着後のテープ
6の上端縁6bの近傍に配置する点にある。このような
配置によって、充填された内容物は、底端部1bのオー
バーテープ6によって被覆されている部分には到達せ
ず、該部分を膨らませることがないから、その形状は図
3のようになり、従って、図4に示すような三角形の剥
離部6cが生じることもない。
合、底端部でひだの前部とひだの後部の対向表面同士を
接着させることが、落下強度にどのように影響するかを
テストしたところ、接着の有無でそれほど明白な落下強
度上の差は見られなかった。むしろ、下記に示す落下試
験結果では、接着しなかった場合の方が若干優れてい
た。これは、この構成のひだ付き袋に限っていえば、ひ
だ内の接着がない方が落下衝撃がいくらかでも緩和され
ていると推測される。
ひだ付き袋は、底端部のオーバーテープによって被覆さ
れている領域まで内容物が入り込んで該端部をその断面
が湾曲したV字形になるよう膨らませて、オーバーテー
プの耳部に前記したような三角形の剥離部や袋側縁に沿
った裂け目が発生するのを防止できるという効果を奏す
るものである。
面図で、説明の都合上、外層の一部を切除して図示して
いる図である。
図である。
を一側方から見た斜視図である。
斜視図である。
る。
部、1c:袋体の側縁、2:ひだ部、3:内層、4:ヒ
ートシール部、5:外層、5a:樹脂、5b:クラフト
紙、5c:接着樹脂層、5d:接着剤、6:オーバーテ
ープ、6a:オーバーテープの耳部、6b:接着剤層、
6c:オーバーテープの剥離部。
Claims (1)
- 【請求項1】 底端部をヒートシールして閉鎖した合成
樹脂フィルムの内層を含み、口、底両端部を直線切りし
た複数層の筒状体の底端部が、内面に接着剤層を設けた
オーバーテープをその長手方向両端部が袋体側縁から突
出するよう該底端縁を跨いで当接し、該筒状体の外層表
面に接着することによって閉鎖されている、両側にひだ
を有する複数層のひだ付き袋において、前記内層の底端
部のヒートシール部が、前記外層の底端部を接着閉鎖し
ている二つ折りオーバーテープの上端縁の近傍に位置す
るように配置されていることを特徴とするひだ付き袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35414199A JP2001171687A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ひだ付き袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35414199A JP2001171687A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ひだ付き袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001171687A true JP2001171687A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18435573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35414199A Pending JP2001171687A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ひだ付き袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001171687A (ja) |
-
1999
- 1999-12-14 JP JP35414199A patent/JP2001171687A/ja active Pending
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