JP2001171624A - ボトル用キャップの殺菌方法並びにその殺菌装置 - Google Patents

ボトル用キャップの殺菌方法並びにその殺菌装置

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JP2001171624A JP35791699A JP35791699A JP2001171624A JP 2001171624 A JP2001171624 A JP 2001171624A JP 35791699 A JP35791699 A JP 35791699A JP 35791699 A JP35791699 A JP 35791699A JP 2001171624 A JP2001171624 A JP 2001171624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトル用キャップの殺菌を、ボトル内部と同
レベルで入念に行えるようにした新規な殺菌方法並びに
その殺菌装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る殺菌装置1は、直線状の移
送軌道7を傾斜状態に構成して成るキャップ移送装置3
と、この移送軌道7上を自重による自然落下によって転
動するキャップCに高出力のパルス光を照射する殺菌ラ
ンプ5とを具えて成り、この移送軌道7を構成する部材
のうち、少なくともキャップCの開口部C4側のもの、
すなわち殺菌ランプ5から放出されたパルス光をキャッ
プCの内側に到達する前の段階で受けるガイドロッド3
0等を、紫外線をよく透過する材質で形成することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボトル入り
飲料等の品質を維持ないしは安定化させるための一工程
であるボトル用キャップの殺菌方法並びにその殺菌装置
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】例えば内部に飲料等を充填する樹脂製の
ボトルとしては、近時PETボトルと呼ばれるポリエチ
レンテレフタレート製のものが広く普及をみている。こ
のものは、容器それ自体並びにそれに適用されるキャッ
プについてもその素材が、樹脂であることに因んで、製
造時に通常行われている殺菌においても、その素材に適
した手法が採られている。具体的には、容器並びにキャ
ップが樹脂製であるため長時間、高温雰囲気下におく殺
菌手法は、極めて不向きであって、このため従来、殺菌
作用のある紫外線等をボトル内部やキャップ等に照射す
る手法が多く採られていた。因みにこのような殺菌手法
については、例えば特許第2571437号「容器殺菌
装置」や実公昭62−40596号「閃光殺菌装置」等
に開示されている。ところでこの種の樹脂製ボトルの容
器は、当然ながらその外部を含め、全体的に一定レベル
の洗浄が求められるが、特に飲料等の内容物を入れる内
側は、先に述べたような手法で入念に殺菌が施されてい
る。
【0003】しかしながら厳密に飲料物の品質の維持な
いしは安定化を図ろうとした場合には、以下に示すよう
な点においてまだ改善の余地があった。すなわちキャッ
プの内側については、あらかじめ一定レベルの洗浄が施
されているものの、紫外線等の殺菌光を全面に満遍なく
照射することが難しいことや、充分な殺菌効果を得るに
は多大な時間を要すること、あるいは飲料物が直接触れ
ないこと等の理由から、ボトル内部ほどには厳密な殺菌
を行っていないのが実状であった。
【0004】このようにキャップの内側の殺菌レベルを
高めていない場合には、次のような影響が生じている。
すなわちボトルBに飲料物Lを充填した後、図11に示
すように飲料物Lを低温殺菌(一例として70℃程度で
30分以上加熱)すると、口頸部Nに付着していた飲料
物Lの一部が、ボトルBの内圧が増すことによって、口
頸部NとキャップCとの間に押し込まれ、一方、これが
その後冷却されたときに、逆にボトルB内の飲料物L中
に戻るようになる。このとき上述したようにキャップC
の内側の殺菌が、ボトル内部ほど入念に行われていない
場合には、残留している雑菌により内部の飲料物Lが汚
損されることがあり得る。もとよりボトル入り飲料の場
合は、先にも述べたように食品衛生上の観点から、キャ
ップCを含めボトル外部もあらかじめ充分に洗浄されて
おり、飲用しても安全上の問題はないものの、汚損の結
果、飲料物Lに、濁り物等が混入していれば、当然消費
者は、視覚的に品質に対する疑念を抱くものであり、キ
ャップ内側やこれが嵌め込まれるボトル口頸部等におい
ても、より入念な殺菌処理が求められていた。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、ボトル用キャップ内側
等の殺菌もボトル内部と同レベルで入念に行えるように
した新規な殺菌方法並びにその殺菌装置の開発を試みた
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
ボトル用キャップの殺菌方法は、内部に飲料等を充填す
るボトルのキャップに対し、その至近位置に殺菌ランプ
を臨ませ、この殺菌ランプの照射によってキャップを殺
菌処理する方法において、前記キャップは、殺菌ランプ
から放出される高出力のパルス光によって、少なくとも
内側全面が、照射されて殺菌されることを特徴として成
るものである。この発明によれば、殺菌ランプから放出
される紫外線そのものに加え、キャップ内側表面に瞬間
的な熱を加えることができ、紫外線と熱とを相乗的に作
用させた効果的な殺菌が行える。またキャップの内側全
面を照射することによって、満遍なく殺菌が行える。
【0007】また請求項2記載のボトル用キャップの殺
菌方法は、前記請求項1記載の要件に加え、前記キャッ
プの内側全面を殺菌ランプによって照射する際には、殺
菌ランプの有効照射範囲が、ほぼ直線状に適宜距離設定
されるとともに、キャップが、この有効照射範囲内に設
定された直線状の移送軌道上を回転しながら通過するこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、キ
ャップは、ほぼ直線状に形成された移送軌道上を転動し
ながら、殺菌ランプによる照射を受けるため、装置の構
成上シンプルで且つ合理的なレイアウトが可能となる。
【0008】更にまた請求項3記載のボトル用キャップ
の殺菌方法は、前記請求項2記載の要件に加え、前記キ
ャップが、移送軌道上を回転しながら通過するにあたっ
ては、移送軌道を傾斜状態に設定するとともに、この移
送軌道に沿った側傍に殺菌ランプを配置し、平面視ほぼ
円形の頭部を有するキャップは、この移送軌道上を横倒
し状態すなわち頭部をほぼ鉛直方向とした状態で、上方
から下方に向かって回転しながら移動する間に、殺菌ラ
ンプの照射を受けることを特徴として成るものである。
この発明によれば、キャップを回転させるにあたって
は、キャップの自重による自然落下を利用するため、積
極的な移送手段を要することなく、キャップ移送装置を
構成できる。
【0009】また請求項4記載のボトル用キャップの殺
菌方法は、前記請求項1、2または3記載の要件に加
え、前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入された放電
管が適用されることを特徴として成るものである。この
発明によれば、殺菌エネルギーが高く、より効率的に殺
菌が行える。
【0010】また請求項5記載のボトル用キャップの殺
菌方法は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に
加え、前記殺菌ランプには、高出力のパルス光を放出す
る放電管そのものを冷却する作動風が供給されることを
特徴として成るものである。この発明によれば、高温状
態になる放電管そのものを冷却するため、放電管内部の
電極が劣化するのを効果的に防止でき、放電管の長寿命
化が図れる。また照射対象となるキャップに対して、過
剰な熱が加わらず安定した殺菌処理が行える。
【0011】また請求項6記載のボトル用キャップの殺
菌装置は、内部に飲料等を充填するボトルのキャップを
所定の移送軌道に従って搬送するキャップ移送装置と、
このキャップに高出力のパルス光を照射して実質的にキ
ャップの殺菌を行う殺菌ランプとを具えた装置におい
て、前記キャップ移送装置と殺菌ランプとは、少なくと
もランプの有効照射範囲内にキャップの内側全面を臨ま
せるように設置されることを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、紫外線と熱とを相乗的に作用さ
せた効果的な殺菌が、キャップの内側全面に満遍なく行
える。
【0012】また請求項7記載のボトル用キャップの殺
菌装置は、前記請求項6記載の要件に加え、前記キャッ
プ移送装置は、直線状の移送軌道を傾斜状態に構成して
成るとともに、前記殺菌ランプが、この移送軌道に沿っ
た側傍に設置され、移送軌道上を回転しながら通過する
キャップを照射し、殺菌を行うことを特徴として成るも
のである。この発明によれば、キャップ移送装置は、直
線状の移送軌道によって実質的に構成されるため、簡単
且つ合理的な構造となる。またキャップは、自重による
自然落下を利用して、回転するため特に積極的な移送手
段を付加する必要がない。
【0013】また請求項8記載のボトル用キャップの殺
菌装置は、前記請求項7記載の要件に加え、前記移送軌
道を構成する部材のうち、少なくとも殺菌ランプから放
出されたパルス光をキャップ内側に到達する前の段階で
受けるものは、紫外線をよく透過する材質で形成される
ことを特徴として成るものである。この発明によれば、
キャップが移送軌道上を回転しながら通過する際、キャ
ップの支持をより確実なものとしながらも、殺菌ランプ
から放出されるパルス光が移送軌道を構成する部材によ
って遮られることがなく、より効率的な殺菌が行える。
【0014】また請求項9記載のボトル用キャップの殺
菌装置は、前記請求項6、7または8記載の要件に加
え、前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入された放電
管が適用されることを特徴として成るものである。この
発明によれば、殺菌エネルギーが高く、更に効率的な殺
菌が行える。
【0015】また請求項10記載のボトル用キャップの
殺菌装置は、前記請求項6、7、8または9記載の要件
に加え、前記殺菌ランプには、高出力のパルス光を放出
する放電管そのものを冷却する作動風が供給されること
を特徴として成るものである。この発明によれば、高温
状態になる放電管そのものを冷却するため、放電管内部
の電極が劣化するのを効果的に防止でき、放電管の長寿
命化が図れる。また照射対象となるキャップに対して、
過剰な熱が加わらず安定した殺菌処理が行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。説明にあたっては、本発明
に係るボトル用キャップの殺菌装置1について説明した
後、この装置の作動態様について説明しながら実質的に
本発明のボトル用キャップの殺菌方法について説明す
る。また本発明は、キャップを殺菌対象とするものであ
るが、このキャップが被せられるボトルには、飲料物に
限ることなく、液体や粉粒体あるいは錠剤等の医薬品、
または調味量など種々のものが充填され得るものであっ
て、特にキャップ内側全面にボトル内部とほぼ同レベル
の入念な殺菌が要求されるものに適している。なお以下
の説明では、専ら内部に飲料物Lが充填されることが多
い、一般にPETボトルと呼ばれるポリエチレンテレフ
タレート製のボトルBを例に挙げ、この口頸部Nに被せ
られるキャップCを殺菌対象物として説明する。
【0017】キャップCは、一般に平面視ほぼ円形の頭
部C1と、外側に適宜の滑り止め加工が施された周面状
の側部C2とによって形成されるものであり、側部C2
の内側には口頸部Nにねじ込みされるネジ部凹凸C3が
形成されている。また頭部C1に対向し、口頸部Nに嵌
め込まれる側を開口部C4とする。因みにこのキャップ
Cを殺菌するにあたっては、従来、紫外線による照射手
法が多く採用されていたが、このキャップCが、平面視
ほぼ円形であることや、ボトルBの口頸部Nに螺合させ
るためのネジ部凹凸C3が形成されていること、あるい
は直接飲料物L等が触れる部分ではないことなどから、
ボトルBの内部ほどには厳密な殺菌が行われていない部
位であった。
【0018】そしてボトル用キャップの殺菌装置1は、
一例として図1に示すように、実質的な殺菌作用を担う
殺菌ランプユニット2と、この殺菌ランプユニット2の
照射域にキャップCを臨ませるように搬送するキャップ
移送装置3と、殺菌ランプユニット2の放電体そのもの
を冷却する冷却ユニット4とを具えて成るものである。
以下各構成部について説明する。まず殺菌ランプユニッ
ト2について説明する。このものは、一例として高出力
のパルス光を照射する殺菌ランプ5と、パルス光のタイ
ミング等を制御するコントロールユニット6とを具えて
成るものである。
【0019】殺菌ランプ5は、例えばスペクトル値で紫
外線ランプが、1秒間に出すエネルギーの1〜数百倍の
エネルギーを百万分の1〜一万分の1秒程度の時間で放
出するものであって、一例として図1、3に示すよう
に、概ね直方体状を成す密閉可能なランプハウス10内
に、キセノンガスを封入した放電管11と、この放電管
11から放出された光をキャップCに向けて反射するリ
フレクタ12とを取り付けて成るものである。そしてラ
ンプハウス10には、放電管11を挟んでリフレクタ1
2に対向する側すなわち光を照射する側に、紫外線を充
分に透過する石英ガラス等が嵌め込まれた扉13が開閉
自在に取り付けられている。
【0020】なお図1では、殺菌ランプ5をキャップC
に対して幾分斜め上方に設け、キャップCを回転させな
がら主にその内周底部を開口部C4の斜め上から照射す
る形態を示したが、これはキャップCの内側に形成され
たネジ部凹凸C3によってパルス光が遮られることを回
避するためであって、このような手法を採ることによっ
て、キャップCの内側全面をより完全に照射し得るもの
である。またこれとは逆に、殺菌ランプ5をキャップC
に対して斜め下方に設け、キャップCを回転させながら
主にその内周頂部を開口部C4の斜め下から照射するよ
うにしても同様の効果が得られる。しかしながらキャッ
プCの内側全面を満遍なく照射できれば、殺菌ランプ5
をキャップCに対向して設け、開口部C4の正面から照
射しても構わない。因みに図3に示す殺菌ランプ5は、
パルス光を図中下向きに照射する形態であり、このよう
に殺菌ランプ5を配置した場合には、一例として図9に
示すように照射対象物となるキャップCは、専らランプ
の下方を搬送されることになる。
【0021】なお殺菌ランプ5は、上述したように高出
力のパルス光を放出するため、そのままでは放電管11
そのものが過熱し、放電管内部の電極が劣化してしま
う。このためランプハウス10内には、この放電管11
を冷却するために、一例として外部とは遮断された閉鎖
回路の作動風を、後述する冷却ユニット4によって循環
させるものであり、これに伴いランプハウス10の背後
に作動風の導入口14と、排出口15とが形成される。
またリフレクタ12には、この作動風をリフレクタ12
の背後から作用させるための冷却スリット12Aが放電
管11に沿って形成される。なおリフレクタ12には、
その反射効率を高めるため、例えばアルミニウム蒸着等
の処理が適宜施されるものである。更に殺菌ランプ5
は、高出力のパルス光を発することに因み、作業者が、
直視しないようにトンネル状のカバー16等で覆うよう
な形態が好ましい。因みに高出力のパルス光は、紫外線
による殺菌効果はもとより、広域なスペクトルを有する
こと等に起因して、ワーク表面に瞬間的な昇温をもたら
すものであり、この瞬間的な昇温によって殺菌効果が一
層促進される。すなわち高出力のパルス光によって、紫
外線と熱とが相乗的に作用した効率的な殺菌が行えるの
である。
【0022】次にキャップ移送装置3について説明す
る。このものは、キャップCの内側全面を殺菌ランプ5
の有効照射範囲内に臨ませるものであって、特にキャッ
プCの内側に形成されるキャップねじ込み用のネジ部凹
凸C3に、前記殺菌ランプ5による照射が満遍なく行え
るような配慮がされている。なおここでの有効照射範囲
とは、キャップCの内側に対し、ボトルBの内部と同程
度の、入念な殺菌が行える範囲を示すものであって、こ
れはキャップCと殺菌ランプ5との相対的な位置関係、
照射時間等種々の条件によって変わるものである。キャ
ップ移送装置3の基本的且つ合理的な実施の形態は、一
例として図1、2に示すように、水平方向から例えば2
0°程度傾斜するように移送軌道7を構成し、キャップ
Cが、何ら積極的な移送手段を要することなく、その自
重によって、移送軌道7上を回転しながら通過するよう
にした形態である。この際、移送軌道7そのものは、一
例として図1に示すように、キャップCの周囲を取り囲
むように配置された6本のガイドロッド30によって構
成され、これによってキャップCは、横倒し状態すなわ
ち頭部C1をほぼ鉛直方向にし、回転軸をほぼ水平にし
た状態で、転動するものである。
【0023】なお図1ではキャップCの周面状の側部C
2を上下から1本ずつ、計2本のロッドでガイドし、頭
部C1と開口部C4を左右から2本ずつ、計4本のロッ
ドで挟み込むようにガイドしている。このうち少なくと
も開口部側の2本のガイドロッド30、すなわち殺菌ラ
ンプ5から放出されたパルス光をキャップCに到達する
前の段階で受けるものは、パルス光を遮ることがないよ
うに、紫外線を充分に透過する材質、例えば石英ガラス
等が適用される。またこの開口部側の2本のロッドの補
強等を行いたい場合には、図1(b)に二点鎖線で示す
ように石英ガラス等の適宜の透過板30Aを当接させる
ことや、これら2本のガイドロッド30と透過板30A
とを一体的に形成することが可能である。なお開口部側
の2本のロッドに透過板30Aを当接させる場合には、
一例として図4に示すように、殺菌ランプ5の扉13に
嵌め込まれた石英ガラスを当接体として流用することが
可能である。因みに開口部側の2本のロッドを、他のも
のと分けて構成することによって、キャップCの大きさ
が異なった場合においても、同一の移送軌道7で対応し
得るものである。
【0024】そして開口部側の2本のロッドも含め、移
送軌道7を6本のガイドロッド30で構成する利点は、
ガイドロッド30とキャップCとの接触面を小さくで
き、キャップCをスムーズに転動させるためである。ま
た図中符号31は、複数のガイドロッド30の個々の位
置関係を維持するための支持部材であって、このものは
殺菌ランプ5による照射を阻害しない位置に適宜設けら
れるものである。更にこの実施の形態では、上述したよ
うにキャップCは、特に積極的な回転手段を要すること
なく、移送軌道7上を通過するものであるが、このキャ
ップCに回転を付与する機構を偏向機構と称する。すな
わち偏向機構とは、キャップCの内側全面を満遍なく照
射するための機構であって、この場合、傾斜状態に配さ
れた移送軌道7や重力等を総称するものである。
【0025】次に冷却ユニット4について説明する。こ
のものは、殺菌ランプ5の説明でも若干述べたように、
そのままでは熱くなり過ぎる放電管11そのものを冷却
し、主に放電管11内の電極の劣化を防止するためのも
のであって、一例として図1、図3(a)に併せて示す
ように、実質的に作動風を冷却するクーラ40と、作動
風を送り込んだり吸い込んだりして循環させるブロワ4
1と、このブロワ41を介してクーラ40と殺菌ランプ
5とを接続するダクト42とを具えて成るものである。
また回路中、例えばクーラ40等に、作動風の浄化作用
を担うフィルタ等が適宜設けられる。ここで作動風と
は、大気中の空気を主成分とするが、冷却効果を高める
ために、適宜窒素ガス等が混入されてもよく、このよう
な冷却効果を高めた空気を、一般的な空気と区別する場
合、本明細書では便宜上「エア」と称して区別するもの
である。
【0026】クーラ40は、一例として冷却液を内部に
充填する中空状のケースを具え、この中空部分に作動風
を送り込み、ケース壁面を介して冷却液と作動風との熱
交換を図る、いわゆるウォータージャケットタイプの冷
却手法が採られる。しかしながらクーラ40は、必ずし
もこのような形態に限ることなく、例えば冷却液と作動
風とを直接接触させて熱交換を図る、いわゆるクーリン
グタワータイプのものであっても構わない。更には必ず
しも冷却液を適用する必要はなく、例えばダクト42等
の作動風の通路に放熱フィンを設置し、作動風の熱を大
気中に放出させる形態も可能である。この場合、上述し
たクーラ40そのものは必要ないが、冷却効果をより高
めるために、放熱フィンに別途、風等を送り込むことが
好ましい。
【0027】また殺菌ランプ5に供給される作動風は、
一例として外部と非接触の閉鎖回路で循環されるため、
ランプハウス10内や冷却ユニット4にあらかじめ綺麗
なエアを供給すれば、作動風は循環中、常にクリーンな
状態が維持され、この作動風から感染して飲料物L等を
汚染することがない。なお放電管11から放出されるパ
ルス光は、ランプハウス10内の気体、特に放電管11
の周辺に存在するものを殺菌する効果もあるため、キャ
ップCの実質的な照射を行う前に、ランプハウス10内
や冷却ユニット4の気体を充分に殺菌する準備運転を行
えば、あえて最初に綺麗なエアを供給する必要はない。
更に殺菌処理を行う作業室全体が、殺菌されたクリーン
状態に維持されていれば、もとより上述した作動風を閉
鎖回路で循環させる必要はなく、当然、先に述べたラン
プハウス10も、密閉状態に構成する必要はない。また
この場合、単に作業室内の空気を作動風として放電管1
1に送り込んで、必要な冷却効果が得られれば、必ずし
も作動風を冷却する必要もない。
【0028】本発明に係るボトル用キャップの殺菌装置
1は、以上のように構成されるものであって、以下この
装置を適用してキャップCの内側全面を殺菌する作動態
様について説明しながら実質的に本発明のボトル用キャ
ップの殺菌方法について説明する。 (1)キャップの搬送 まずキャップCは、適宜コンベヤ等によって、殺菌ラン
プ5の有効照射範囲に臨むように設けられたキャップ移
送装置3まで搬送される。そしてこのような作業に伴
い、殺菌ランプ5では、実質的な照射に先立った準備が
行われる。具体的には、冷却ユニット4やランプハウス
10内に放電管11を冷却するための綺麗なエアが送り
込まれる。なおパルス光によってランプハウス10内や
冷却ユニット4の気体を充分に殺菌する、準備運転を行
うのであれば、最初に綺麗なエアを供給する工程は省略
可能である。
【0029】(2)キャップの内側全面の殺菌 その後キャップCは、キャップ移送装置3の移送軌道7
にガイドされて、上方から下方に向かって回転しなが
ら、殺菌ランプ5の有効照射範囲を通過する。この際キ
ャップCは、一例として図1(b)に示すように、実質
的に移送軌道7を構成する複数本のガイドロッド30に
よって包囲されて、横倒し状態すなわち頭部C1をほぼ
鉛直に向け、回転軸をほぼ水平にした状態で、軌道上を
転動する。この際もちろんキャップCの内側全面が、満
遍なく殺菌ランプ5の照射を受けるように、移送軌道7
と殺菌ランプ5との設置位置が設定されるものであっ
て、この実施の形態では、傾斜状態に設定された移送軌
道7に沿ってその至近位置に、殺菌ランプ5の有効照射
範囲が設定されている。そしてキャップCは、移送軌道
7上を転動しながら、殺菌ランプ5から適宜の回数のパ
ルス光が照射されて、実質的な殺菌が施されるが、その
際、開口部C4側のガイドロッド30は、紫外線を充分
に透過する材質、例えば石英ガラス等が適用されるた
め、ランプから放出されたパルス光を遮ることなく、こ
れによってキャップCの内側全面が満遍なく照射され
る。また殺菌ランプ5は、紫外線の照射とともにキャッ
プCの内側表面に瞬間的な熱も加えるため、紫外線と熱
とが相乗的に作用した、より効果的な殺菌が施される。
【0030】なお殺菌処理中、殺菌ランプ5には、ラン
プハウス10内に常時、作動風が供給され、放電管11
を効果的に冷却するようにしている。その際、この作動
風は図3に示すように、放電管11に沿って流れるもの
のほか、冷却スリット12Aを通って、リフレクタ12
の背後から放電管11に作用するようにも流れ、放電管
11を効率的に冷却するものである。これによって放電
管11そのものの過熱を防止し、管内の電極の劣化を防
ぎ、放電管11の長寿命化を図っている。また作動風
は、一例としてクーラ40で常時、冷却されるととも
に、外部と非接触の閉鎖回路で循環されるが、殺菌処理
を行う作業室そのものが、クリーンルームであれば、必
ずしも閉鎖回路にこだわる必要はないし、またクリーン
ルーム内の空気を放電管11に送り込むだけで充分な冷
却効果が得られれば、あえて作動風そのものを冷却する
必要もない。
【0031】以上のようにして入念な殺菌処理が施され
たキャップCは、キャップ移送装置3の終端から取り出
された後、飲料物L等が充填されたボトルBの口頸部N
に被せられ、その後、飲料物Lに対する低温殺菌が行わ
れる。なおキャップCが嵌め込まれる口頸部Nの外側全
面もキャップCと同様に、あらかじめ入念な殺菌が行わ
れている。このため低温殺菌中、例えばボトルBの内圧
が増して、口頸部NとキャップCとの間隙に飲料物Lの
一部が入り込み、これが冷却とともに飲料物L中に戻っ
ても、飲料物L全体を汚染してしまうことがない。
【0032】
【他の実施の形態】本発明は以上述べた実施の形態を一
つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のよ
うな改変が考えられる。なおこの説明にあたっては、主
に照射形態を改変したものについてまず説明した後、次
いで主にキャップCの移送形態を改変したものについて
説明する。 (1)照射形態に関する改変 まず上述した基本の実施の形態では、殺菌ランプ5をキ
ャップCの開口部C4に対して斜め上または下に設け、
キャップCの内周を斜めから照射する形態を主に述べた
が、例えば図5に示すように殺菌ランプ5をキャップC
に対向して設け、開口部C4の正面から照射するように
してもよい。その場合パルス光がネジ部凹凸C3で遮ら
れないようにすべく、リフレクタ12を適宜多段状に形
成することが好ましい。
【0033】またキャップCを照射する殺菌ランプ5
は、必ずしも一基に限るものではなく、一例として図6
に示すように、複数基のランプを併用する形態が可能で
ある。なお図6は、二基の殺菌ランプ5によって、各々
がキャップ内側の異なる部位を照射する形態を図示した
ものであって、より確実な照射が短時間で行えるもので
ある。
【0034】更にまた先に述べた基本の実施の形態で
は、照射を受けている際のキャップCは、その頭部C1
や開口部C4を、ほぼ鉛直に向けた状態で移送軌道7に
従って転がり落ちる形態であったが、例えば図7に示す
ようにキャップCを倒立状態から更に倒し、開口部C4
を幾分上方に向けた状態で移送軌道7上を転動させる形
態が可能である。この場合、開口部C4の前に設けられ
ていたガイドロッド30等を省略でき、キャップCの内
側がほぼ直接的に照射されるものである。またガイドロ
ッド30の数を減少できるために、キャップ移送装置3
をよりシンプルに且つ低コストで構築し得る。また基本
の実施の形態ではキャップCのみを回転させて殺菌ラン
プ5の照射を行うものであったが、殺菌ランプ5のみを
回転させてもよいし、両者を相対的に回転させても構わ
ない。
【0035】(2)主にキャップの移送形態に関する改
変 次に主にキャップCの移送形態に関する改変について説
明する。先に述べた基本の実施の形態では、移送軌道7
を、主に複数本のガイドロッド30によって構成した
が、必ずしも棒状のガイドロッド30を組み合わせて形
成する必要はなく、例えば図8に示すように、小板状の
ガイドプレート32を適宜組み合わせて、U字状、L字
状等に形成し、キャップCを載置してもよい。もちろん
この場合には、キャップCが移送軌道7上を滑らかに転
動し得るように、例えばガイドプレート32とキャップ
Cとの間隙を適宜調節して双方間の接触抵抗を減少させ
たり、移送軌道7そのものの傾斜角度を適宜大きく設定
する等の工夫が必要に応じて採られる。
【0036】なお図8(a)に示すU字状タイプの移送
軌道7では、基本の実施の形態と同様に、少なくともキ
ャップ開口部C4と殺菌ランプ5とに挟まれるガイドプ
レート32には、紫外線をよく透過する材質が適用され
る。また図8(b)に示すL字状タイプの移送軌道7で
は、キャップ開口部C4の正面にプレートを立ち上げる
必要がなく、上記図7の形態と同様の効果が得られる。
また本図中、二点鎖線は、ガイドプレート32をほぼC
字状に組み合わせた形態を示すものであり、キャップC
の支持をより確実に行いたい場合に好適な形態である。
更に移送軌道7は、上述したガイドロッド30とガイド
プレート32とを適宜組み合わせて形成してももちろん
構わない。
【0037】また基本の実施の形態では、キャップ移送
装置3は、適宜の長さを有する直線状の移送軌道7を傾
斜状態に取り付けて構成したが、例えば図9に示すよう
に、一般的なコンベヤ33を適用することも可能であ
る。この場合、搬送面はほぼ水平であることが多いた
め、キャップCは、開口部C4を上方に向けた状態で移
送され、殺菌ランプ5もキャップ移送装置3の上方に設
けられる。またこの場合、搬送面上でキャップCを回転
させる必要があれば、キャップCを載せた載置体34等
を積極的な偏向機構によって、適宜回転させることが可
能である。
【0038】また基本の実施の形態では、殺菌ランプ5
を固定し、その有効照射範囲でキャップCを回転させな
がら照射を行うものであったが、殺菌ランプ5とキャッ
プCとを、双方共に回転させずに照射を行うことが可能
である。具体的には、例えば図10の骨格的平面図に示
すように、キャップ移送装置3の代わりに、キャップC
をロータリー状に移送するターンテーブル35を適用
し、その上方に複数の殺菌ランプ5を適宜の角度毎に配
設する。なおこの場合、キャップCは、例えば図中にお
ける上下位置では、ほぼ殺菌ランプ5に沿って平行に移
送されるが、左右位置では、ほぼ殺菌ランプ5を垂直に
横切るように移送され、ランプに対する移送方向が種々
変化する。このため各部位での殺菌効果の違いが懸念さ
れる場合には、ターンテーブル35の回転運動を、ラン
プが設置された角度毎の間欠運動とする形態が好まし
い。すなわち一つのキャップCが、ある部位を照射され
ている際には、ターンテーブル35の回転を停止し、一
定時間後、適宜の角度回転して、今度は次のランプによ
って未照射部位を照射するようにすれば、ランプに対す
る移送方向の違いを極力抑えることができる。なお図中
符号W1〜W4は、平面から視たキャップCの周囲を四
分割したポイントを示すものであって、キャップCその
ものが非回転で移送される様子を示している。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、殺菌ランプ5から高出
力のパルス光を放出するため、紫外線そのものに加え、
キャップCの内側表面に瞬間的な熱を加えることがで
き、紫外線と熱とを相乗的に作用させた効果的な殺菌が
行える。またキャップCの内側全面を照射することによ
って、満遍なく殺菌が行える。またキャップCは、ほぼ
直線状に形成された移送軌道7上を転動しながら、殺菌
ランプ5による照射を受けるため、装置の構成上シンプ
ルで且つ合理的なレイアウトが可能となる。更にキャッ
プCを回転させるにあたっては、キャップCの自重によ
る自然落下を利用するため、積極的な移送手段を要する
ことなく、キャップ移送装置3を構成できる。また過熱
状態になる放電管11そのものを作動風によって冷却す
るため、放電管内部の電極が劣化するのを効果的に防止
でき、放電管11の長寿命化が図れる。また照射対象と
なるキャップCに対して、過剰な熱が加わらず安定した
殺菌処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボトル用キャップの殺菌装置を示
す斜視図(a)、並びに本図I矢印方向から視た矢視図
(b)である。
【図2】同上骨格的側面図である。
【図3】本発明に適用される殺菌ランプを示す斜視図
(a)、並びに放電管に作動風が作用する様子を示す説
明図(b)である。
【図4】殺菌ランプの扉に嵌め込まれた石英ガラスを、
キャップ開口部側のロッドに当接させた実施の形態を示
す説明図である。
【図5】一基の殺菌ランプによってキャップの開口部正
面から照射する様子を示す説明図である。
【図6】二基の殺菌ランプによってキャップを照射する
様子を示す説明図である。
【図7】キャップ開口部の前に設けられていたガイドロ
ッドを省略し、キャップ内側がほぼ直接的に照射される
ようにした実施の形態を示す説明図である。
【図8】小板状のガイドプレートを適宜組み合わせて、
移送軌道を構成した実施の形態を示す説明図である。
【図9】搬送面をほぼ水平とするコンベヤを、キャップ
移送装置として適用した実施の形態を示す説明図であ
る。
【図10】殺菌ランプとキャップとを回転させずに照射
する実施の形態を示す骨格的平面図である。
【図11】従来の殺菌手法によって処理されたボトルと
キャップとを適用し、内部に飲料物を充填した後、ボト
ルの口頸部にキャップを被せ、飲料物に対する低温殺菌
を行う際のボトルとキャップとの様子を一部破断して示
す説明図である。
【符号の説明】
1 殺菌装置 2 殺菌ランプユニット 3 キャップ移送装置 4 冷却ユニット 5 殺菌ランプ 6 コントロールユニット 7 移送軌道 10 ランプハウス 11 放電管 12 リフレクタ 12A 冷却スリット 13 扉 14 導入口 15 排出口 16 カバー 30 ガイドロッド 30A 透過板 31 支持部材 32 ガイドプレート 33 コンベヤ 34 載置体 35 ターンテーブル 40 クーラ 41 ブロワ 42 ダクト B ボトル C キャップ C1 頭部 C2 側部 C3 ネジ部凹凸 C4 開口部 N 口頸部 L 飲料物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に飲料等を充填するボトルのキャッ
    プに対し、その至近位置に殺菌ランプを臨ませ、この殺
    菌ランプの照射によってキャップを殺菌処理する方法に
    おいて、前記キャップは、殺菌ランプから放出される高
    出力のパルス光によって、少なくとも内側全面が、照射
    されて殺菌されることを特徴とするボトル用キャップの
    殺菌方法。
  2. 【請求項2】 前記キャップの内側全面を殺菌ランプに
    よって照射する際には、殺菌ランプの有効照射範囲が、
    ほぼ直線状に適宜距離設定されるとともに、キャップ
    が、この有効照射範囲内に設定された直線状の移送軌道
    上を回転しながら通過することを特徴とする請求項1記
    載のボトル用キャップの殺菌方法。
  3. 【請求項3】 前記キャップが、移送軌道上を回転しな
    がら通過するにあたっては、移送軌道を傾斜状態に設定
    するとともに、この移送軌道に沿った側傍に殺菌ランプ
    を配置し、平面視ほぼ円形の頭部を有するキャップは、
    この移送軌道上を横倒し状態すなわち頭部をほぼ鉛直方
    向とした状態で、上方から下方に向かって回転しながら
    移動する間に、殺菌ランプの照射を受けることを特徴と
    する請求項2記載のボトル用キャップの殺菌方法。
  4. 【請求項4】 前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入
    された放電管が適用されることを特徴とする請求項1、
    2または3記載のボトル用キャップの殺菌方法。
  5. 【請求項5】 前記殺菌ランプには、高出力のパルス光
    を放出する放電管そのものを冷却する作動風が供給され
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のボ
    トル用キャップの殺菌方法。
  6. 【請求項6】 内部に飲料等を充填するボトルのキャッ
    プを所定の移送軌道に従って搬送するキャップ移送装置
    と、このキャップに高出力のパルス光を照射して実質的
    にキャップの殺菌を行う殺菌ランプとを具えた装置にお
    いて、前記キャップ移送装置と殺菌ランプとは、少なく
    ともランプの有効照射範囲内にキャップの内側全面を臨
    ませるように設置されることを特徴とするボトル用キャ
    ップの殺菌装置。
  7. 【請求項7】 前記キャップ移送装置は、直線状の移送
    軌道を傾斜状態に構成して成るとともに、前記殺菌ラン
    プが、この移送軌道に沿った側傍に設置され、移送軌道
    上を回転しながら通過するキャップを照射し、殺菌を行
    うことを特徴とする請求項6記載のボトル用キャップの
    殺菌装置。
  8. 【請求項8】 前記移送軌道を構成する部材のうち、少
    なくとも殺菌ランプから放出されたパルス光をキャップ
    内側に到達する前の段階で受けるものは、紫外線をよく
    透過する材質で形成されることを特徴とする請求項7記
    載のボトル用キャップの殺菌装置。
  9. 【請求項9】 前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入
    された放電管が適用されることを特徴とする請求項6、
    7または8記載のボトル用キャップの殺菌装置。
  10. 【請求項10】 前記殺菌ランプには、高出力のパルス
    光を放出する放電管そのものを冷却する作動風が供給さ
    れることを特徴とする請求項6、7、8または9記載の
    ボトル用キャップの殺菌装置。
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