JP2001171145A - プリンタおよびインクチューブ結束具 - Google Patents

プリンタおよびインクチューブ結束具

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JP2001171145A JP35834899A JP35834899A JP2001171145A JP 2001171145 A JP2001171145 A JP 2001171145A JP 35834899 A JP35834899 A JP 35834899A JP 35834899 A JP35834899 A JP 35834899A JP 2001171145 A JP2001171145 A JP 2001171145A
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ink tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジの往復移動によって複数のインク
チューブがフレキシブルフラットケーブルの幅方向へ無
秩序に動かないよう規制すること。 【解決手段】 インクチューブ結束具50はフラットケ
ーブル40を周回する長さの担持部50a、フラットケ
ーブルを幅方向に周回させた状態の担持部の外表面との
間で、横並びにした複数のインクチューブ41を保持す
るチューブ保持部50b、このチューブ保持部の先端に
設けられた鈎部50cを備え、担持部には鈎部、チュー
ブ保持部を通す通し孔50dと鈎部の係止孔50eとが
形成されている。インクチューブ結束具の担持部の幅よ
り広く開放された切欠き部44aを有するスポンジ層4
4と補助材としてステンレス板45が両面接着テープ4
6で接合され、フラットケーブルとインクチューブとの
間に介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主走査方向に往復
移動可能なキャリッジに搭載された印刷ヘッドにより印
刷用紙に印刷を行うプリンタに関し、特に、カートリッ
ジホルダを印刷ヘッドから離して配置し、カートリッジ
ホルダから印刷ヘッドへインクを供給するインクチュー
ブを制御部から印刷ヘッドへ電気信号を送るフレキシブ
ルフラットケーブルに担持させたプリンタ、およびイン
クチューブをフレキシブルフラットケーブルに担持させ
るインクチューブ結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】A1判またはB1判程度の用紙幅の印刷
用紙まで印刷を行うことができるプリンタ、通称大型プ
リンタではプリンタ本体の後方上部に給紙部を配置し、
この給紙部からプリンタ前部に向けて斜めの用紙搬送路
を経て印刷部へ印刷用紙を給送し、印刷後に排紙部より
斜め下方に向けて排紙し、プリンタ下部に設けられた排
紙受け装置で受け取る構造が多く採用されている。
【0003】印刷ヘッドがキャリッジに搭載されて往復
移動する方式では、印刷制御を行う制御部と、該制御部
から指令されて動作する印刷ヘッドとの間を弾性変形可
能なフレキシブルフラットケーブルにて接続され、電気
信号のやり取りが行われる。フレキシブルフラットケー
ブルは、印刷ヘッドの往復移動による引き回しに十分な
余裕を持たせて配線されている。
【0004】通常、フレキシブルフラットケーブルの引
き回しの長さを短くする為、フレキシブルフラットケー
ブルは、キャリッジが往復移動する運動範囲のほぼ中間
点で固定されている。印刷ヘッド側では、キャリッジの
移動方向に向けてフレキシブルフラットケーブルが取り
付けられ、キャリッジの移動に際しループ状のUターン
部分が形成されるよう構成されている。この種の大型プ
リンタにおけるインク供給は、使用するインク量が多い
ことから、インク供給源をプリンタ本体に設置し、複数
のインクチューブを介して印刷ヘッドへインクを供給す
るよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数のイン
クチューブがフレキシブルフラットケーブルと並列さ
れ、キャリッジの移動によってフレキシブルフラットケ
ーブルと同様にUターン部分を形成して移動する際、複
数のインクチューブがフレキシブルフラットケーブルの
幅方向に無秩序に動き、フレキシブルフラットケーブル
とは異なるループ形態、即ち、ひねりを生じたUターン
になる。このようなインクチューブの動きによってフレ
キシブルフラットケーブルとの接触部分で摩擦が発生
し、両部材のUターンがスムーズに行われ難くなる。ま
た、インクチューブがUターン部分で無秩序に動くとイ
ンクチューブに局所的なストレスがかかり、チューブ損
傷の要因にもなる。更に、インクチューブの無秩序な動
きはキャリッジに対し変動する負荷となる為、キャリッ
ジはスムーズな動きができ難くなり、結果として印刷品
質を低下させるなどの問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、キャリッジの往復移動に
よって複数のインクチューブがフレキシブルフラットケ
ーブルの幅方向へ無秩序に動かないよう規制されたプリ
ンタを提供することにある。また本発明の他の目的は、
インクジェット式プリンタに設けられる複数のインクチ
ューブを横並びにして束ね、フレキシブルフラットケー
ブルに担持させるインクチューブ結束具を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主走
査方向に往復移動可能なキャリッジに搭載された印刷ヘ
ッドにより印刷用紙に印刷を行うプリンタであって、印
刷ヘッド側に一端が接続され、印刷用紙への印刷制御を
行う制御部と印刷ヘッドとの間の電気信号を伝えるフレ
キシブルフラットケーブルと、印刷ヘッドにインクを供
給する複数のインクチューブと、複数のインクチューブ
を横並びにして束ねるインクチューブ結束具とを備え、
インクチューブ結束具で束ねた複数のインクチューブ
は、フレキシブルフラットケーブルの引き回しの内側に
担持されていることを特徴とする。請求項1の発明によ
れば、インクチューブ結束具で複数のインクチューブを
横並びに束ねることで、キャリッジの移動によって引き
回されるときまとまって動くようになる。束ねたインク
チューブをフレキシブルフラットケーブルの内側に担持
させることにより引き回しのときのUターン部分におい
てインクチューブとフレキシブルフラットケーブルの曲
率が異なっていてもひねりのないUターン部分が形成さ
れる為、両部材の引き回しがスムーズに行われるように
なり、キャリッジへの負荷変動も少なくなる。また、イ
ンクチューブが引き回されるときUターン部分で無秩序
な動きをインクチューブ結束具によって規制される為、
局部的なストレスがかからなくなってチューブ損傷が防
止される。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、インクチューブは、フレキシブルフラットケーブル
に対し複数個所でインクチューブ結束具により担持さ
れ、該担持位置のインクチューブがフレキシブルフラッ
トケーブルに非接触となっていることを特徴とする。請
求項2の発明によれば、インクチューブがフレキシブル
フラットケーブルに接触状態で引き回されるとUターン
部分の両部材間の摩擦によってインクチューブとフレキ
シブルフラットケーブルが互いに幅方向に動こうとする
力が働くが、この動きはインクチューブの担持場所を非
接触にすることで吸収され、よりスムーズになる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、フレキシブルフラットケーブルとインクチ
ューブの間に配設されたスポンジ層を有することを特徴
とする。請求項3の発明によれば、引き回しのときには
フレキシブルフラットケーブルおよびインクチューブが
構造的に異なる動きをするが、この動きはスポンジ層の
介在によって緩衝され、互いに相手側に影響を与えなく
なる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、フレキシブルフラットケーブルとスポンジ層との間
に高剛性の補助材が介在されていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、キャリッジからUターン部分
にかけてインクチューブおよびフレキシブルフラットケ
ーブルの自重による垂れを発生させるが、この垂れを補
助材で支えることにより全体の剛性が高められ、長期に
亘って安定した引き回しができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、スポンジ層と補助材が両面接着テープにより接合さ
れていることを特徴とする。請求項5の発明によれば、
スポンジ層と補助材を接合することにより両部材が一体
化され、引き回しのとき横滑りが発生しないので、イン
クチューブがフレキシブルフラットケーブルの内側に添
って確実に担持される。
【0012】請求項6の発明は、請求項4または5の発
明において、スポンジ層が補助材より広い幅に形成され
ていることを特徴とする。請求項6の発明によれば、イ
ンクチューブ結束具により束ねた複数のインクチューブ
をフレキシブルフラットケーブルに担持させたとき、フ
レキシブルフラットケーブルやインクチューブ結束具が
補助材に直接触れることがなく、特に担持位置はインク
チューブ結束具によってフレキシブルフラットケーブル
が内側に寄せられるので、この部分が補助材によって傷
つけられ易いが、スポンジ層の幅を補助材の幅より広く
することで、フレキシブルフラットケーブルと補助材と
の間にスポンジ層が入り、保護される。
【0013】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、スポンジ層は、横並びに設けられる複数のインクチ
ューブの幅より広い幅に形成されていると共に、前記イ
ンクチューブ結束具で複数のインクチューブをフレキシ
ブルフラットケーブルに担持させる位置の前記スポンジ
層の少なくとも一側にインクチューブ結束具が入る切欠
き部が設けられていることを特徴とする。請求項7の発
明によれば、インクチューブ結束具をスポンジ層の切欠
き部に入り込ませてフレキシブルフラットケーブルにイ
ンクチューブを担持させることにより、インクチューブ
結束具の引き回し方向への動きが規制され、常にインク
チューブはフレキシブルフラットケーブルの所定位置に
担持され、安定したスムーズな引き回しが確保される。
【0014】請求項8の発明は、インクチューブ結束具
は、フレキシブルフラットケーブルを周回する長さの担
持部と、該担持部の一端側から延設され、フレキシブル
フラットケーブルを幅方向に周回させた状態の担持部の
外表面との間で、横並びにした複数のインクチューブを
保持するチューブ保持部と、該チューブ保持部の先端に
設けられた鈎部とを備え、担持部には、チューブ保持部
とは反対側の担持部端の近傍に鈎部およびチューブ保持
部を通す通し孔と、該通し孔から離れた位置に鈎部の係
止孔とが形成されていることを特徴とする。請求項8の
発明によれば、フレキシブルフラットケーブルを周回さ
せた担持部の通し孔にチューブ保持部を通し、担持部の
外面に複数のインクチューブを横並びにし、鈎部を係止
孔に係止して担持部の外面とチューブ保持部によりイン
クチューブを保持するので、インクチューブの担持場所
がインクチューブ結束具の担持部によって非接触に保た
れるから引き回しのときにインクチューブのUターン部
分の動きがスムーズになる。
【0015】請求項9の発明は、主走査方向に往復移動
可能なキャリッジに搭載された印刷ヘッドと、印刷ヘッ
ド側に一端が接続され、印刷用紙への印刷制御を行う制
御部と前記印刷ヘッドとの間の電気信号を伝えるフレキ
シブルフラットケーブルと、印刷ヘッドにインクを供給
する複数のインクチューブとを備えたプリンタにおける
複数のインクチューブを横並びにして束ね、該束ねた複
数のインクチューブをフレキシブルフラットケーブルの
引き回しの内側に把持させる為のインクチューブ結束具
であって、フレキシブルフラットケーブルを周回する長
さの担持部と、該担持部の一端側から延設され、フレキ
シブルフラットケーブルを幅方向に周回させた状態の担
持部の外表面との間で、横並びにした複数のインクチュ
ーブを保持するチューブ保持部と、該チューブ保持部の
先端に設けられた鈎部とを備え、担持部には、チューブ
保持部とは反対側の担持部端の近傍に鈎部およびチュー
ブ保持部を通す通し孔と、該通し孔から離れた位置に鈎
部の係止孔とが形成されていることを特徴とする。請求
項9の発明によれば、請求項8と同様の作用効果が得ら
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照しながら説明する。本実施例は、A1判またはB1判
程度の用紙幅の印刷用紙まで印刷を行うことができる大
型プリンタに適用したものである。図1は本発明に係る
プリンタの斜視図、図2は本発明に係るプリンタにおけ
るプリンタ本体の前蓋を開いた状態を示す斜視図、図3
は本発明に係るプリンタのインクチューブ、フレキシブ
ルフラットケーブル(以下フラットケーブルと称す)の
配設を示す正面図である。
【0017】プリンタ1は、プリンタ本体を構成する給
紙部2、印刷部3および排紙部4が組み込まれており、
脚装置5と、排紙受け装置6とを備えている。給紙部2
は、プリンタ1の後方上部に突き出るように設けられて
おり、その内部にはロール紙(印刷用紙)がセットさ
れ、このロール紙を覆うようにロール紙カバー20が開
閉可能に取り付けられている。
【0018】印刷部3は、印刷ヘッド31を搭載したキ
ャリッジ30、印刷用紙を副走査方向に搬送する紙送り
ローラ、印刷ヘッド31へのインク供給装置、印刷用紙
の浮き上がりを防止する紙吸引装置、印刷を実行する為
の制御装置等を備え、キャリッジ30、フラットケーブ
ル40、インクチューブ41、用紙搬送路等を覆うよう
上蓋32と前蓋33が設けられている。前蓋33は、用
紙搬送面側に位置する下部が回動可能に支持されてい
る。キャリッジ30は、主走査方向に設けたレール34
にコロを介して吊り下げられ、かつキャリッジベルト3
5が連結されている。図示を省略したキャリッジ駆動装
置によってキャリッジベルト35が作動すると、キャリ
ッジ30はキャリッジベルト35の動きに連行され、レ
ール34に案内されて往復移動する。
【0019】印刷ヘッド31には、制御部から印刷信号
を送るためのフラットケーブル40とインクを供給する
複数のインクチューブ41が接続されている。フラット
ケーブル40は、キャリッジ30の往復運動に追従して
フラットケーブル40が引き回される為、キャリッジ3
0が往復運動する移動範囲のほぼ中間点においてケーブ
ルホルダ43によりフラットケーブル40が保持され
る。この状態において、フラットケーブル40は、図3
に示すように対向する水平部分とこれら水平部分の間に
180°転換したループ状のUターン部分が形成され
る。
【0020】ケーブルホルダ43は、図示を省略したサ
イドフレームにより支持されたケーブル用フレーム42
に沿わせて固定され、フラットケーブル40を保持す
る。ケーブルホルダ43に固定されたフラットケーブル
40の他端は装置本体に搭載された制御部(図示を省
略)のコネクタに接続される。印刷部3の前側には、イ
ンク供給装置を構成するカートリッジホルダ7が備えら
れ、このカートリッジホルダ7のホルダ本体70に6色
分(イエロー、ライトマゼンタ、ライトシアン、マゼン
タ、シアン、黒)のインクカートリッジ71が横並びか
つプリンタ1の前面側から抜き差し可能に納められてい
る。ホルダ本体70には、挿し込まれたインクカートリ
ッジ71を覆うホルダカバー72が開閉可能に設けられ
ている。各色のインクは、インクチューブ41を通して
印刷ヘッド31に供給され、印刷用紙への印刷に使われ
る。
【0021】上記のプリンタ1の印刷動作は、給紙部2
から給送された印刷用紙に印刷部3で印刷し、その印刷
用紙が排紙部4を経由して、プリンタ1の前方斜め下方
に向けて排紙される。印刷部3と排紙部4の間には、ロ
ール紙を切断するためのカッタ(図示省略)が設けられ
ており、印刷終了後にカッタにより印刷用紙が切断さ
れ、排紙受け装置6に受け取られる。
【0022】次に複数のインクチューブをフラットケー
ブルに担持させる構成について詳しく説明する。図4は
インクチューブ結束具の斜視図、図5はスポンジ層の斜
視図、図6は図3のI-I断面図である。先ず、インクチ
ューブ、フラットケーブルの配設を図3に基づいて説明
する。各色のインクカートリッジ71からインクを供給
する複数のインクチューブ41は、フラットケーブル4
0に添わせて設けられるスポンジ層44上に横並びにさ
れ、固定部43にて固定される。即ち、フラットケーブ
ル40の引き回しの内側にスポンジ層44を配置し、更
にスポンジ層44の内側にインクチューブ41が配置さ
れる。固定部43からキャリッジ30の間の複数箇所で
インクチューブ結束具50で結束したインクチューブ4
1がスポンジ層44を介してフラットケーブル40に担
持されている。
【0023】図4において、インクチューブ結束具50
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹
脂製でバンド状に形成されており、フラットケーブルを
周回する長さの担持部50a、この担持部50aから延
設されたチューブ保持部50b、チューブ保持部50b
の先端に設けられた鈎部50cを有する。担持部50a
には、チューブ保持部50bとは反対側の担持部端の近
傍に鈎部50cおよびチューブ保持部50bを通す通し
孔50d、この通し孔50dから離れた位置に鈎部50
cの係止孔50eが形成されている。チューブ保持部5
0bは、フラットケーブル40を幅方向に周回させた状
態の担持部50aの外表面との間で、横並びにした複数
のインクチューブ41が保持される。
【0024】図5において、スポンジ層44は、横並び
に設けられる複数のインクチューブ41の幅より若干広
い幅に形成されている。インクチューブ結束具50で複
数のインクチューブ41をフラットケーブル40に担持
させる位置のスポンジ層44の両側には、インクチュー
ブ結束具50が入る切欠き部44a,44bが1または
複数個所に対にして設けられている。本例では、切欠き
部をスポンジ層44の両側に対向させて形成している
が、片側のみでも良い。フラットケーブル40とスポン
ジ層44の間には、図6に示すように高剛性の補助材と
して、バネ性を有するステンレス板45が介在され、両
面接着テープ46によりスポンジ層44に接合されてい
る。
【0025】次にインクチューブ結束具の使用について
説明する。スポンジ層44が接合されたステンレス板4
5の外面にフラットケーブル40を添わせ、インクチュ
ーブ結束具50の担持部50aの通し孔50dを図7に
示す如くスポンジ層44の切欠き部44a,44bの一
方側に合わせてインクチューブ結束具50をフラットケ
ーブル40に直交させて添わせる。続いて、図8に示す
ようにインクチューブ結束具50のチューブ保持部50
b側を、図示の下方に折り曲げ、更にフラットケーブル
の外面を通って反対側の切欠き部44a側に折り曲げ、
鈎部50cを通し孔50dに通し、図9に示す如くチュ
ーブ保持部50bを図示の上方に突出させる。複数のイ
ンクチューブ41をスポンジ層44上に横並びにした
後、チューブ保持部50bをインクチューブ41側に折
り曲げ、図10に示す如く鈎部50cを係止孔50eに
係止する。即ち、横並びにした複数のインクチューブ4
1は、フラットケーブル40を幅方向に周回させた状態
のインクチューブ結束具50の担持部50aの外表面と
の間で保持し、フラットケーブル40に把持される。
【0026】本実施例では、インクチューブ41がフラ
ットケーブル40に対し複数個所でインクチューブ結束具
50により担持されており、特に、担持位置のインクチ
ューブ41がスポンジ層44に非接触となっている為、
インクチューブ41とフラットケーブル40の引き回し
時において、Uターン部分での異なる曲率によって起こ
るインクチューブのたわみが吸収され、横並びが乱れる
ことが無くなりインク供給への影響が防止される。
【0027】
【発明の効果】本発明のプリンタによれば、インクチュ
ーブ結束具で束ねたインクチューブをフラットケーブル
の内側に担持させることにより引き回しのときのUター
ン部分においてインクチューブとフラットケーブルの曲
率が異なっていてもひねりのないUターン部分が形成さ
れる為、両部材の引き回しがスムーズに行われるから局
部的なストレスがかからなくなってチューブ損傷が防止
されると共に、キャリッジへの負荷変動も少なくなり印
刷品質を向上させる。
【0028】本発明のインクチューブ結束具によれば、
インクチューブ結束具の担持部によってインクチューブ
がフラットケーブルに対し非接触に保たれるから引き回
しのときにインクチューブのUターン部分の動きがスム
ーズになり、局部的なストレスがかからなくなってチュ
ーブ損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの斜視図である。
【図2】本発明に係るプリンタの正面図である。
【図3】本発明に係るプリンタのインクチューブ、フラ
ットケーブルの配設状態を示す正面図である。
【図4】インクチューブ結束具の斜視図である。
【図5】スポンジ層の斜視図である。
【図6】図3のI-I断面図である。
【図7】インクチューブ結束具の使用手順の説明図であ
る。
【図8】インクチューブ結束具の使用手順の説明図であ
る。
【図9】インクチューブ結束具の使用手順の説明図であ
る。
【図10】本発明に係るインクチューブ結束具を用いて
インクチューブをフラットケーブルに担持させた状態の
斜視図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 給紙部 3 印刷部 4 排紙部 5 脚装置 6 排紙受け装置 7 カートリッジホルダ 30 キャリッジ 31 印刷ヘッド 34 レール 35 キャリッジベルト 40 フラットケーブル 41 インクチューブ 44 スポンジ層 45 補助材(ステンレス板) 46 両面接着テープ 50 インクチューブ結束具

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に往復移動可能なキャリッジ
    に搭載された印刷ヘッドにより印刷用紙に印刷を行うプ
    リンタであって、 前記印刷ヘッド側に一端が接続され、前記印刷用紙への
    印刷制御を行う制御部と前記印刷ヘッドとの間の電気信
    号を伝えるフレキシブルフラットケーブルと、 前記印刷ヘッドにインクを供給する複数のインクチュー
    ブと、 前記複数のインクチューブを横並びにして束ねるインク
    チューブ結束具と、を備え、 前記インクチューブ結束具で束ねた複数のインクチュー
    ブは、前記フレキシブルフラットケーブルの引き回しの
    内側に担持されていることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクチューブは、フレキシブルフ
    ラットケーブルに対し複数個所でインクチューブ結束具
    により担持され、該担持位置のインクチューブが前記フ
    レキシブルフラットケーブルに非接触となっていること
    を特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブルフラットケーブルとイ
    ンクチューブの間に配設されたスポンジ層を有すること
    を特徴とする請求項1または2記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルフラットケーブルとス
    ポンジ層との間に高剛性の補助材が介在されていること
    を特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記スポンジ層と補助材が両面接着テー
    プにより接合されていることを特徴とする請求項4記載
    のプリンタ。
  6. 【請求項6】 スポンジ層が補助材より広い幅に形成さ
    れていることを特徴とする請求項4または5記載のプリ
    ンタ。
  7. 【請求項7】 前記スポンジ層は、横並びに設けられる
    複数のインクチューブの幅より広い幅に形成されている
    と共に、前記インクチューブ結束具で複数のインクチュ
    ーブをフレキシブルフラットケーブルに担持させる位置
    の前記スポンジ層の少なくとも一側に前記インクチュー
    ブ結束具が入る切欠き部が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記インクチューブ結束具は、前記フレ
    キシブルフラットケーブルを周回する長さの担持部と、
    該担持部の一端側から延設され、前記フレキシブルフラ
    ットケーブルを幅方向に周回させた状態の前記担持部の
    外表面との間で、横並びにした複数のインクチューブを
    保持するチューブ保持部と、該チューブ保持部の先端に
    設けられた鈎部と、を備え、 前記担持部には、チューブ保持部とは反対側の担持部端
    の近傍に前記鈎部およびチューブ保持部を通す通し孔
    と、該通し孔から離れた位置に前記鈎部の係止孔とが形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ。
  9. 【請求項9】 主走査方向に往復移動可能なキャリッジ
    に搭載された印刷ヘッドと、前記印刷ヘッド側に一端が
    接続され、前記印刷用紙への印刷制御を行う制御部と前
    記印刷ヘッドとの間の電気信号を伝えるフレキシブルフ
    ラットケーブルと、前記印刷ヘッドにインクを供給する
    複数のインクチューブと、を備えたプリンタにおける前
    記複数のインクチューブを横並びにして束ね、該束ねた
    複数のインクチューブを前記フレキシブルフラットケー
    ブルの引き回しの内側に把持させる為のインクチューブ
    結束具であって、 前記フレキシブルフラットケーブルを周回する長さの担
    持部と、 該担持部の一端側から延設され、前記フレキシブルフラ
    ットケーブルを幅方向に周回させた状態の前記担持部の
    外表面との間で、横並びにした複数のインクチューブを
    保持するチューブ保持部と、 該チューブ保持部の先端に設けられた鈎部と、を備え、 前記担持部には、チューブ保持部とは反対側の担持部端
    の近傍に前記鈎部およびチューブ保持部を通す通し孔
    と、該通し孔から離れた位置に前記鈎部の係止孔とが形
    成されていることを特徴とするインクチューブ結束具。
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