JP2001170413A - 処理槽のフィルター装置 - Google Patents

処理槽のフィルター装置

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JP2001170413A
JP2001170413A JP35725899A JP35725899A JP2001170413A JP 2001170413 A JP2001170413 A JP 2001170413A JP 35725899 A JP35725899 A JP 35725899A JP 35725899 A JP35725899 A JP 35725899A JP 2001170413 A JP2001170413 A JP 2001170413A
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JP
Japan
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cake
filter device
casing
filter
filter medium
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Application number
JP35725899A
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English (en)
Inventor
Shinichi Niwano
真一 庭野
Tetsuya Konishi
哲哉 小西
Tsutomu Matsui
勉 松井
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーキの排出が極めて容易であると共に濾過効
率を著しく向上させることができる処理槽のフィルター
装置を提供することにある。 【解決手段】円筒縦型処理槽の下部に設置するフィルタ
ー装置であって、該フィルター装置は、上部開口縁が前
記処理槽に接合され、下部の一側部に濾過流体導出口が
設けられると共に下部中心にケーキ排出口を有する逆円
錐台状のケーシングと、該ケーシングの内周面と所定の
間隔が保持されるように配置された逆円錐台状の濾材
と、前記ケーキ排出口に取り付けられた開閉弁とからな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型の円筒縦型処
理槽の下部に設置されるフィルター装置に係り、特に濾
過効率を向上させると共にケーキの排出を容易になし得
るようにしたフィルター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大型の円筒縦型濾過装置やベル型
濾過乾燥装置等においては濾過槽の下部に平板型フィル
ターが配置されており、この平板型フィルターを固定し
た固定型のものではケーキの排出に際しては上部のマン
ホール等から取り出す必要があった。
【0003】また、前記平板型フィルターを反転させる
ようにしたものや処理槽の内底部に撹拌翼を設けて該回
転で排出するようにしたもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のよう
に、フィルター固定型のものではケーキの排出作業が容
易ではなく、フィルターを反転させる形式では槽自体の
シール性に問題があり、回転翼を設けたものにおいては
構造が複雑になる欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上述のような従来のケー
キ排出手段の欠点を解消し、ケーキの排出が極めて容易
であると共に濾過効率を著しく向上させることができる
処理槽のフィルター装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の処理槽のフィル
ター装置は、請求項1記載のものにおいては、円筒縦型
処理槽の下部に設置するフィルター装置であって、該フ
ィルター装置は、上部開口縁が前記処理槽に接合され、
下部の一側部に濾過流体導出口が設けられると共に下部
中心にケーキ排出口を有する逆円錐台状のケーシング
と、該ケーシングの内周面と所定の間隔が保持されるよ
うに配置された逆円錐台状の濾材と、前記ケーキ排出口
に取り付けられた開閉弁とからなることを特徴とする。
【0007】これにより、濾過時には開閉弁によりケー
キ排出口が閉じられていて濾液又は濾過されたガスはケ
ーシング下部の濾過流体導出口から導出され、ケーキの
排出に際しては開閉弁を開いてケーキ排出口から排出さ
れる。濾材は逆円錐台状をなしているから濾過面積は平
板型フィルターに比して大きなものとなり、濾過効率が
著しく向上する。ケーキ排出口を閉じた状態で濾過流体
導出口から流体を導入することにより濾材の目詰まりを
解消することができる。
【0008】請求項2記載のものにおいては、濾材が多
孔板上に金属繊維不織布を敷設して構成されたものであ
ることを特徴とし、請求項3記載のものにおいては、ケ
ーシング及び濾材における円錐最大傾斜線の水平に対す
る角度がケーキの安息角以上であることを特徴とし、請
求項4記載のものにおいては、濾過流体導出口に対向す
る濾材面に目潰し部が設けられていることを特徴とす
る。
【0009】これにより、濾材が多孔板上に金属繊維不
織布を敷設して構成されたものであるから、濾材は耐久
性に優れたものとなり、ケーシング及び濾材における円
錐最大傾斜線の水平に対する角度がケーキの安息角以上
であるから、ケーキは重力流動により自動排出される。
また、濾過流体導出口に対向する濾材面に目潰し部が設
けられているから濾過時におけるショートパス現象が防
止される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の処理槽のフィルター装置
の一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。図1
は、大型の円筒縦型処理槽にフィルター装置が設置され
た状態を示す概略正面図、図2はフィルター装置の断面
図である。
【0011】本発明に係る処理槽のフィルター装置は、
円筒縦型処理槽20の下部に設置するフィルター装置1
であって、該フィルター装置1は、上部開口縁が前記処
理槽20に接合され、下部の一側部に濾過流体導出口2
が設けられると共に下部中心にケーキ排出口3を有する
逆円錐台状のケーシング4と、該ケーシング4の内周面
4aと所定の間隔が保持されるように配置された逆円錐
台状の濾材5と、前記ケーキ排出口3に取り付けられた
開閉弁6とからなっている。
【0012】処理槽20は、直径2400mm、直胴長
さ7800mmであり、下端部に無段的な狭搾部21が
設けられると共に該狭搾部21の下端外周にフランジ2
2が設けられている。フィルター装置1のケーシング4
の上部開口縁には前記処理槽20のフランジ22に対応
する取付フランジ7が設けられていて、ガスケット23
を介して前記処理槽20と接合される。ケーシング4の
下部に設けられる濾過流体導出口2は前記開閉弁6との
間隔がなるべく短くなる位置に設けられ、液溜りが最少
になるようにする。
【0013】濾材5は、実施例においては、多孔板8の
上面に金属繊維不織布9を敷設して溶接固定することに
より構成されている。この金属繊維不織布9は、材質S
US304、濾過精度50μであり、これを多孔板8上
に溶接した。形状は60度の逆円錐、濾過面積2.1m
2 、上部直径約1230mm、高さ約800mm、下部
排出口直径約300mmであり、ケーシング4とのクリ
アランスを約30mmに設定した。なお、実施例では多
孔板上に金属繊維不織布を溶接固定したが、この濾材自
体は濾過の対象物や目的等により適宜選定される。
【0014】前記ケーシング4の内周面4aにはブラケ
ット10を複数段設け、該ブラケット10を介して前記
濾材5を取り付けて前記ケーシング4の内周面との間に
所定の間隔を保持するようにする。また、前記多孔板8
の濾過流体導出口2に対向する面においては該多孔板8
の目を潰してあり、濾過時に該濾過流体導出口2へショ
ートパスしないようになっている。なお、図中、12は
リフト用のフック係止部であり、周上3カ所に設けられ
ている。
【0015】前記ケーシング4及び濾材5における円錐
最大傾斜線の水平に対する角度はケーキの安息角以上と
することによりケ−キの重量流動で自動排出するように
する。前記開閉弁6としてはボールタンクバルブが用い
られ、ハンドル6aを90度回動操作することにより開
閉される。
【0016】
【発明の効果】本発明の処理槽のフィルター装置によれ
ば、請求項1記載のものにおいては、濾過時には開閉弁
によりケーキ排出口が閉じられていて濾液又は濾過され
たガスはケーシング下部の濾過流体導出口から導出さ
れ、ケーキの排出に際しては開閉弁を開いてケーキ排出
口から排出することができる。また、濾材は逆円錐台状
をなしているから濾過面積は平板型フィルターに比して
大きなものとなり、濾過効率を著しく向上させることが
できる。ケーキ排出口を閉じた状態で濾過流体導出口か
ら流体を導入することにより濾材の目詰まりを解消する
ことができる。
【0017】請求項2、3及び4記載のものにおいて
は、濾材が多孔板上に金属繊維不織布を敷設して構成さ
れたものであるから、濾材は耐久性に優れたものとな
り、ケーシング及び濾材における円錐最大傾斜線の水平
に対する角度がケーキの安息角以上であるから、ケーキ
を重力流動により自動排出することができる。また、濾
過流体導出口に対向する濾材面に目潰し部が設けられて
いるから濾過時におけるショートパス現象を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理槽のフィルター装置の一実施例を
示し、フィルター装置を大型の円筒縦型処理槽に設置し
た状態を示す要部の正面図。
【図2】フィルター装置の断面図。
【符号の説明】
1 フィルター装置 2 濾過流体導出口 3 ケーキ排出口 4 ケーシング 4a 内周面 5 濾材 6 開閉弁 7 取付フランジ 20 処理槽 21 狭搾部 22 フランジ 23 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 勉 茨城県鹿島郡神栖町東和田35 三菱瓦斯化 学株式会社鹿島工場内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA02 BB03 CA04 CB04 4D041 AB03 AB14 AB21 AB24 AC09 AD06 AD08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒縦型処理槽の下部に設置するフィル
    ター装置であって、該フィルター装置は、上部開口縁が
    前記処理槽に接合され、下部の一側部に濾過流体導出口
    が設けられると共に下部中心にケーキ排出口を有する逆
    円錐台状のケーシングと、該ケーシングの内周面と所定
    の間隔が保持されるように配置された逆円錐台状の濾材
    と、前記ケーキ排出口に取り付けられた開閉弁とからな
    ることを特徴とする処理槽のフィルター装置。
  2. 【請求項2】 濾材が多孔板上に金属繊維不織布を敷設
    して構成されたものであることを特徴とする請求項1記
    載の処理槽のフィルター装置。
  3. 【請求項3】 ケーシング及び濾材における円錐最大傾
    斜線の水平に対する角度がケーキの安息角以上であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の処理槽のフィルター装
    置。
  4. 【請求項4】 濾過流体導出口に対向する濾材面に目潰
    し部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    処理層のフィルター装置。
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