JP2001169868A - シートバックの表皮端末固定構造 - Google Patents

シートバックの表皮端末固定構造

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JP2001169868A
JP2001169868A JP36020899A JP36020899A JP2001169868A JP 2001169868 A JP2001169868 A JP 2001169868A JP 36020899 A JP36020899 A JP 36020899A JP 36020899 A JP36020899 A JP 36020899A JP 2001169868 A JP2001169868 A JP 2001169868A
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JP
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terminal
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seat back
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JP36020899A
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English (en)
Inventor
Shinichi Mizuno
信一 水野
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バックパネル付のシートバックにおいて、袋状
表皮の端末を確実に固定でき、しかも外観品質を損なわ
ないようにすることである。 【構成】表皮(1)の端末(101)に硬質プレート
(12)を取付け、該硬質プレート(12)をバックパ
ネル(2)とフレーム側の取付片(22)とに締結した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用シートのシート
バック(背凭部)における表皮の端末固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートのシートバックには、バ
ックパネルと袋状の表皮によってフレーム付の発泡体製
パッドを被覆したものがある。これはバックパネルをフ
レームに締結し、表皮の開口部をパッドの下端部におい
て閉口することにより、フレーム付のパッドを被覆して
シートバックを形成している。
【0003】以上の表皮の開口は、表皮の開口部端末を
フレームに溶接したトリムワイヤに、多数のホッグリン
グの結着により行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、このホッグリ
ングによる結着は、結着部分と非結着部分が凹凸状にな
り、ホッグリングが外部に露出する。そのため、シート
バックを前倒した際、結着部分と非結着部分が露出する
ため、シートバックの外観品質が損なわれる不具合があ
った。
【0005】一方、シートクッションの表皮の端末に、
断面U字状の合成樹脂製リテーナを縫着し、このリテー
ナをシートクッションのフレーム等に引掛けることによ
り、表皮の端末を係止するものが開示されている。
【0006】これは前述の如くホッグリングを使用しな
いために、表皮の固定個所に沿って凹凸状になることが
ないが、リテーナが外れ易いため、前倒した際に外部に
固定部が露出するシートバックの表皮係止構造には使用
されていない。
【0007】そこで本発明は表皮の端末が確実に固定さ
れ、しかも、固定個所の外観品質を向上させることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、バックパネルと袋状の表皮とによって、
フレーム付の発泡体製パッドを被覆してなるシートバッ
クにおいて、前記表皮におけるシートバックの前面側に
おける端末に沿って硬質プレートを取付け、該硬質プレ
ートをバックパネルの下端より前方に折曲する折曲部
と、バックパネルをフレーム付に固定する取付片と共に
一体に締結することにより、表皮の端末を固定してなる
構成である。
【0009】以上の構成により、表皮の端末が皺、タル
ミなく硬質プレートに取付けられ、この硬質プレートが
バックフレームとフレームとに締結されるため取り外れ
ることがないし、バックフレームとの一体性により外観
品質が向上する。
【0010】また、前記表皮の端末には袋部を形成し、
該袋部内に前記硬質プレートを装入し、前記バックパネ
ルの折曲部と取付片との間に、硬質プレート付表皮の袋
部挿込用の隙間を設けてなることにより、硬質プレート
付の表皮の端末が外部に露出することなく取付けられ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る構造を備え
たシートバック(SB)を示し、このシートバック(S
B)はリクライニング装置(R)によって前倒可能にシ
ートクッション(SC)に取付けられている。
【0012】そして、シートバック(SB)の背裏側に
はバックパネル(2)が取付けられ、このバックパネル
(2)内には後席乗員用のフットレスト(20)が格納
されている。図中(25)はフットレスト(20)を後
方に向けて回動するための操作部を示す。
【0013】シートバック(SB)は袋状に縫製した表
皮(1)で被覆され、この表皮(1)はシートバック
(SB)の下端面において閉口されている。
【0014】図2は表皮(1)の開口部を構成する端末
を固定する前の状態を示し、パイプを略枠状に折曲して
形成したフレーム(4)にはその上下に、パッド(3)
を支持すると共にバックパネル(2)を掛止するための
支持ワイヤ(42)(43)が横架され、最下端の水平
状のフレーム(4A)には後方に向けてブラケット(4
0)(40)が溶接されている。
【0015】このフレーム(4)は前記モールド加工し
た発泡体製のパッド(3)に被包され、パッド(3)の
前記バックパネル(2)を取付ける部分は切欠されてい
る。そして、このパッド(3)の切欠部を除く部分が表
皮(1)で被覆され、切欠部の周囲の表皮(1)の端縁
(11)は、前記バックパネル(2)によって押圧され
て固定される。
【0016】シートバック(SB)の前面側である着座
面側を構成する前面表皮(10)は、図3に示すよう
に、端末(101)は折り返して袋状に縫着され、内部
に金属板、硬質合成樹脂などの硬質プレート(12)が
挿入されている。
【0017】以上の硬質プレート(12)と端末(10
1)には、通孔(12A)(12A)(101A)(1
01A)が開孔されている。この硬質プレート(12)
を前面表皮(10)の端末(101)に挿入することに
より、硬質プレート(12)の剛性により前面表皮(1
0)の端末(101)の皺、タルミが生じない。
【0018】バックパネル(2)はその下端縁に前方に
折曲する折曲部(21)が延設され、この折曲部(2
1)の上方には間隔をあけて取付片(22)(22)が
バックパネル(2)の内側に締結されている。
【0019】この取付片(22)(22)を前記ブラケ
ット(40)(40)にビス止め(41)することによ
り、バックパネル(2)の下部はフレーム(4A)側に
固定される。
【0020】なお、バックパネル(2)の上部内側には
フック(不図示)が上下に設けてあり、このフックが前
記支持ワイヤ(42)(43)に掛止されるように構成
されている。図中(2A)はバックパネル(2)に設け
たフットレスト(20)の格納凹部を示す。
【0021】また、フットレスト(20)は支軸(20
A)(20A)によってバックパネル(2)及びこのバ
ックパネル(2)に締め結けられる金属製の軸受(不図
示)に回動自在に枢着されている。
【0022】以上の取付片(22)(22)には、図3
に示すように通孔(22A)が開孔され、この通孔(2
2A)に連通するようにナット(23)(23)が溶接
されている。
【0023】取付片(22)(22)は、折曲部(2
1)の上方に取付けられているため、この取付片(2
2)(22)と折曲部(21)との間に図3に示すよう
に間隙(イ)が生じる。
【0024】なお、前記折曲部(21)における取付片
(22)(22)の下方に位置する部分には、通穴(2
1A)が開孔されている。図中(24)は折曲部(2
1)の通穴(21A)から前面表皮(10)の端末(1
01)に設けた通孔(101A)と硬質プレート(1
2)の通孔(12A)と取付片(22)の通孔(22
A)に各々挿通されナット(23)に締結されるスクリ
ュー、(31)はパッド(31)の折曲部を各々示す。
【0025】図4は前面表皮(10)の端末(101)
を固定してシートバック(SB)を形成した状態を示
し、硬質プレート(12)を挿入した端末(101)は
折曲部(21)と取付片(22)(22)との間の間隙
(イ)に挿し込まれて、スクリュー(24)によって三
者一体に締結されている。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、硬質プレートが表皮の
端末に取付けられているため、硬質プレートをバックパ
ネル、取付片に一体に締結することにより、表皮の端末
全体が引張られて固定される。
【0027】そのため、表皮の端末の固定個所に皺、タ
ルミが生じないし確実に固定され、取り外れる虞れが全
くない。
【0028】また、バックパネルと取付片との間の間隙
に、硬質プレート付の表皮の端末を挿し込んで固定する
ことにより、固定個所が外部から視覚されず、シートバ
ックの外観品質を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構造を採用する自動車用シートの斜視図
である。
【図2】分解部分切欠斜視図である。
【図3】表皮の端末を固定する前の状態の部分断面図で
ある。
【図4】要部の断面図である。
【符号の説明】
SB シートバック 1 表皮 2 バックパネル 3 パッド 12 硬質プレート 21 折曲部 22 取付片 101 表皮の端末

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックパネルと袋状の表皮とによって、
    フレーム付の発泡体製パッドを被覆してなるシートバッ
    クにおいて、 前記表皮におけるシートバックの前面側における端末に
    沿って硬質プレートを取付け、該硬質プレートをバック
    パネルの下端より前方に折曲する折曲部と、バックパネ
    ルをフレーム付に固定する取付片と共に一体に締結する
    ことにより、表皮の端末を固定してなるシートバックの
    表皮端末固定構造。
  2. 【請求項2】 前記表皮の端末には袋部を形成し、該袋
    部内に前記硬質プレートを装入し、前記バックパネルの
    折曲部と取付片との間に、硬質プレート付表皮の袋部挿
    込用の隙間を設けてなる前記請求項1記載のシートバッ
    クの表皮端末固定構造。
JP36020899A 1999-12-20 1999-12-20 シートバックの表皮端末固定構造 Pending JP2001169868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013043492A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
WO2015159680A1 (ja) * 2014-04-14 2015-10-22 株式会社タチエス 車両用シート

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