JP2001168258A - 電子部品の製造方法及びその装置 - Google Patents

電子部品の製造方法及びその装置

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JP2001168258A JP34598599A JP34598599A JP2001168258A JP 2001168258 A JP2001168258 A JP 2001168258A JP 34598599 A JP34598599 A JP 34598599A JP 34598599 A JP34598599 A JP 34598599A JP 2001168258 A JP2001168258 A JP 2001168258A
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ位置の安定化及びクレビスの発生防止が
可能な電子部品の製造方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 電子素子を内蔵した樹脂モールド部2
と、樹脂モールド部2から突出したリード3とを備えた
電子部品の製造方法において、リード3の根元付近にV
字溝を形成する第1の工程と、リード3の先端部を押圧
するとともに、V字溝付近のリード3を下方に折り曲げ
る第2の工程と、を少なくとも有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリードフレームに例
えば水晶振動子等の電子素子が実装され、その全体を封
止樹脂でモールド成形してなる電子部品のリードに、曲
げ加工を行う際の曲げ位置の安定化及びクレビス(すき
間)の発生防止が可能な電子部品のリードの曲げ方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6(A)(B)は、水晶振動子の斜視
図及びその水晶振動子のリードの説明図である。この水
晶振動子1は、電子素子等が内蔵された樹脂モールド部
2と、この樹脂モールド部2から突出したリード3とか
ら構成されている。そして、樹脂モールド部2の底部に
はリード3の先端側を収納するための凹部2aが設けら
れており、リード3は樹脂モールド部2の側部を囲むよ
うに底部側に曲げられており、リード3の先端部が凹部
2aに収納されている。このようにリード3を樹脂モー
ルド部2の底部側に折り込むことで、樹脂モールド部2
及びリード3を含めた水晶振動子1の高さHを低くして
薄型小型化を図っている。このようなリード3の成形
は、順送型のプレス金型による3度の曲げ加工によって
行われている。
【0003】図7は、各曲げ加工におけるリードの曲げ
状態を示しており、矢印aは加工前の状態、矢印bは第
1の曲げ加工によってリード3の根元部に上方曲げが施
されると共に先端部が下方に折り曲げられた状態、矢印
cは第2の曲げ加工によってリード3の根元部が下方に
折り曲げられた状態を示している。そして、最終的に、
第3の曲げ加工によってリード3の先端部が底部側に折
り込まれて図6(B)に示した状態に形成される。
【0004】図8は、第2の曲げ加工を行うプレス加工
部(ステージ)を示す図である。この第2の曲げステー
ジは、ダイ11と、ストリッパプレート12と、パンチ
13とを備えており、ダイ11上に載置された水晶振動
子1のリード3をストリッパプレート12でダイ11上
に押圧固定した状態で、パンチ13を下降させてプレス
曲げ加工を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第2の曲げステージにおいては、ストリッパプレート1
2とダイ11によるリード3の押さえ部分(図の矢印
d)のスペースが少ないため、製品の固定が十分にでき
ない。このため、リード3の根元部の曲げはダイ11の
エッジ位置で曲げなければならないのにもかかわらず、
実際には樹脂モールド部2を基準にその付け根から曲げ
られてしまう。この状態で更に第3の曲げ加工が行われ
ることで、図9に示すようにリード3の樹脂モールド部
2に対する付け根部分にすき間(以下、クレビスとい
う)が発生してしまう。また、このように付け根部分か
ら曲げられてしまうと水晶振動子1全体の高さHが高く
なってしまい高さ要求品質が確保できないという問題点
があった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、曲げ工程時における曲げ位置の安定化及びクレビ
スの発生防止が可能な電子部品のリードの曲げ方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係る電子部品の製造方法は、電子素子を内蔵した樹
脂モールド部と、樹脂モールド部から突出したリードと
を備えた電子部品の製造方法において、リードの根元付
近にV字溝を形成する第1の工程と、リードの先端部を
押圧するとともに、V字溝付近のリードを下方に折り曲
げる第2の工程と、を少なくとも有するものである。
【0008】(2)本発明の他の態様に係る電子部品の
製造方法は、上記(1)のV字溝を、リードの板厚の1
/3〜1/2の範囲となるように形成するものである。
【0009】(3)本発明の他の態様に係る電子部品の
製造方法は、(1)又は(2)の第2の工程において、
V字溝を閉塞しないようにリードを折り曲げるものであ
る。 (4)本発明の他の態様に係る電子部品の製造方法は、
(1)〜(3)のいずれかにおいて、電子部品が水晶振
動子である。
【0010】(5)本発明に他の態様に係る電子部品の
製造装置は、電子素子を内蔵した樹脂モールド部と、樹
脂モールド部から突出したリードとを備えた電子部品を
製造するための電子部品の製造装置であって、リードの
第1の部分を曲げて第1の折り曲げ部を形成するための
第1のベンディングパンチと、第1のベンディングパン
チに対応して形成されてなる第1のベンディングダイ
と、リードの根元付近を折り曲げるための第2のベンデ
ィングパンチと、第2のベンディングパンチに対応して
配置されてなる第2のベンディングダイと、根元付近の
折り曲げ部を更に折り曲げるためのカムドライバーと、
カムトライバーに対応して形成されてなる第3のベンデ
ィングパンチと、を少なくとも有し、第1のベンディン
グダイには突部が形成されてなるものである。
【0011】(6)本発明の他の態様に係る電子部品の
製造装置は、上記(5)の突部の頂点の角度が60゜か
ら80゜の範囲に設定されてなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施の形態に係
る電子部品の製造装置が組み込まれた金型の構成を示す
断面図である。この金型は、下型加工部分となるダイが
装着された下型と、上型加工部分となるパンチ及び電子
部品をダイ上に押圧固定するストリッパが装着された上
型とを備え、上型を図示しないガイドポストで案内して
昇降動作させ、図示しないリフターによりリードフレー
ムをダイ上面から浮かせて所定ピッチで順送させながら
順に抜き加工及び曲げ加工を行い、図6に示した電子部
品を製造するものである。
【0013】図2において、100は上型ダイセット
で、上型ダイセット100の下面側に上型バッキングプ
レート101が取り付けられ、更に、上型バッキングプ
レート101の下面側にパンチプレート102が取り付
けられる。このパンチプレート102の下方には、上型
ダイセット100に弾性支持されたストリッパプレート
104が配置されており、このストリッパプレート10
4の裏面側には、ストリッパバッキングプレート103
が取り付けられている。そして、このストリッパプレー
ト104には、ストリッパA104a、ストリッパB1
04b及びストリッパC04c等、ストリッパピースが
各工程毎に組み込まれている。
【0014】また、上型ダイセット100にはその加工
の上流側及び下流側にミスフィードピン107が取り付
けられている。そして、パンチプレート102には、加
工の上流側から下流側に沿って、ゲートカットパンチ1
06、タイバーカットパンチ110、リードカットパン
チ111、ベンディングパンチA112、ベンディング
パンチB113、カムドライバ114及びピンチカット
パンチ115が取り付けられている。そして、これら
(カムドライバ114を除いて)は上型ダイセット10
0の下降によってストリッパバッキングプレート103
及びストリッパプレート104に設けられた孔を貫通し
て下方に突出する。なお、カムドライバ114の下方に
はベンディングパンチC116が配置されており、この
ベンディングパンチC116はコイルスプリング118
を介してストリッパプレート104に支持されている。
また、上型ダイセット100には上ストッパー120が
取り付けられている。
【0015】上型ダイセット100に対向してその下方
に下型ダイセット200が配置されており、その下方ダ
イセット200の上面には下型バッキングプレート20
1が取り付けられ、さらにその上にダイプレート202
が取り付けられている。このダイプレート202には、
加工の上流側から下流側に沿って、ゲートカットダイ2
06、タイバーカットダイ210、リードカットダイ2
11、ベンディングダイA212、ベンディングダイB
213、ベンディングダイC216及びピンチカットダ
イ215が取り付けられており、ベンディングダイA2
12の中央部にはスプリング222により弾性支持され
たイジェクタターピン221が設けられている。また、
下型ダイセット200には上ストッパ120に対向して
下ストッパー220が設けられ、また、下型バッキング
プレート201及びダイプレート202にはミスフィー
ドピン107がプレス加工時に挿入される孔(図示せ
ず)が設けられている。
【0016】図2の金型の動作の概要は次のとおりであ
る。上型ダイセット100がガイドポスト(図示せず)
に案内されて下降すると、まず、ストリッパプレート1
04がダイプレート202の上に配置されているリード
フレームを押圧する。そして、パンチプレート102が
下降して次のプレス処理がそれぞれ行われる。 ゲートカットパンチ106及びゲートカットダイ20
6とによるプレス加工によってゲートをカットする。 タイバーカットパンチ110とタイバーカットダイ2
10とによるプレス加工によってリードフレーム上のタ
イバーをカットする。 リードカットパンチ111とリードカットダイ211
とによるプレス加工によって樹脂モールド部2から突出
しているリード3を所定の長さにカットする。
【0017】ベンディングパンチA112、ベンディ
ングダイA212、ストリッパA104a及びイジェク
タターピン221で構成される第1の曲げステージによ
って、プレス加工によりリード3に対して第1の折り曲
げ加工を施す(図1参照)。 ベンディングパンチB113、ベンディングダイB2
13及びストリッパB104bで構成される第2の曲げ
ステージによって、プレス加工によりリード3に対して
第2の折り曲げ加工を施す(図3参照)。 ベンディングパンチC116、ベンディングダイC2
16及びストリッパC104cで構成される第3の曲げ
ステージによって、プレス加工によりリード3に対して
第3の折り曲げ加工を施す(図4参照)。 ピンチカットパンチ115とピンチカットダイ215
とによるプレス加工によって樹脂モールド部2の上面を
パンチ115で押し、リード3が曲げられた樹脂モール
ド部2をリードフレームより切り離し、その部品を下型
バッキングプレート201に設けられた孔201a及び
下型ダイセット200に設けられた孔200aを通して
下方に排出する。
【0018】上記の〜のプレス加工は同時になされ
るが、リードフレームがプレス加工の度に加工の上流側
から下流側に順次送り出されるので、リードフレーム上
の各部品には上記〜のプレス加工が順次施されるこ
ととなる。なお、ミスフィードピン107は、リードフ
レームの送り出し量を検出するためのものである。リー
ドフレームの送り出し量が適当な場合にはリードフレー
ムに所定の間隔で設けられた孔を介して下降するが、リ
ードフレームの送り出し量が不適当な場合にはミスフィ
ードピン107がリードフレームに突き当たってしま
う。ミスフィードピン107の移動量を検出すること
で、そのような場合には上型ダイセット100の下降を
停止する等の処理を行ってプレス加工を停止させる。ま
た、相互に対向配置された上ストッパー120と下スト
ッパー220とは上型ダイセット100即ち各パンチの
下降量を規制して適切なプレス加工が行われるようにし
ている。
【0019】図1は第1の曲げステージにおける第1の
折り曲げ加工の説明図である。ベンディングダイA21
2は、リード3の根元部と中間部との間のリード片3a
に対応した領域に傾斜をもった突部212aが形成され
ており、その突部212aの表面には、水晶振動子1が
イジェクターピン221上に載置された状態においてリ
ード3の根元部との対応部分に断面逆V字状の突部21
2bが形成されている。この突部212bはリード3の
根元部の下面側に逆V字状のV字溝を形成するもので、
当該突部212bの高さは、曲げ後のリード3の強度を
考慮してリード3の板厚の1/2〜1/3が望ましく、
また、そのV字の開口程度は、リード3に形成したV字
溝が第2の折り曲げ加工後に閉塞してしまわない程度に
予め考慮して設定され、すなわちその頂点の角度は60
゜〜80゜が望ましい。また、突部212bの先端は、
リード3に亀裂が入らないようにするために、曲率半径
が0.01mm以上の曲面形状となっていることが望ま
しい。
【0020】このように構成された第1の曲げステージ
においては、まず、ストリッパA104aがベンディン
グパンチA112に先だって下降し、イジェクターピン
221によって上方に持ち上げられていた水晶振動子1
を下方に押し下げてリード3をベンディングダイA21
2上に押圧固定する。これによりリード3の全体がやや
上方に曲げられるとともに(例えば約10゜)、ベンデ
ィングダイA212の表面に設けられた突部212bが
リード3の根元部の下面側に食い込んで、逆V字状のV
字溝3cが形成される。そして、リード3を押圧固定し
た状態でベンディングパンチA112が下降してリード
3の中間部と先端部の間のリード片3b(第1の部分)
を下方に折り曲げて(例えばリードの折り曲げ角度が8
0゜)第1の折り曲げ部3dを形成し、第1の折り曲げ
加工が施される。
【0021】図3は第2の曲げステージにおける第2の
折り曲げ加工の説明図である。ベンディングパンチB1
13は、その内側にリード3の根元部の押圧を避けるよ
うにした傾斜部113aが形成されており、リード片3
aのできるだけ先端側、すなわち第1の折り曲げ部3d
近傍を押圧するような形状に構成されている。また、ベ
ンディングダイB213においてもリード3の折り曲げ
の角度に対応した傾斜部213aが形成されている。
【0022】このように構成された第2の曲げステージ
においては、ベンディングダイB213とストリッパB
104bとで水晶振動子1を位置決めした状態でベンデ
ィングパンチB104bが下降して第1の折り曲げ部3
d近傍が押圧される。すると、第1の折り曲げ加工で形
成されたV字溝3cの位置で折り曲げられ(リードの折
り曲げ角度が例えば42゜)第2の折り曲げ加工が施さ
れる。
【0023】このように、予めV字溝3cを形成してお
くことで当該V字溝3cに曲げ位置が安定し、適切な位
置での曲げを行うことができる。また、ベンディングパ
ンチB113はリード片3aの先端側を押圧するような
形状になっているので、リード3の根元に加わる応力を
軽減することができる。このため、クレビスの発生を防
止することができる。
【0024】図4は第3の曲げステージによる第3の折
り曲げ加工の説明図である。ベンディングパンチC11
6は垂直方向に対して所定の角度をもった内壁116a
を備えており(この例では内壁116aの傾斜は例えば
約7゜)、これが対向して1対配置されることでV字形
状になっている。また、ベンディングパンチC116の
内壁側先端部116bは曲面形状から構成されており、
また、プレス加工時に、ベンディングパンチC116の
先端部116bの曲面部がリード片3aの先端部近傍か
ら当接し始めるようにしてある。
【0025】図4に示されるベンディングパンチC11
6はカムドライバ114により駆動されて斜め方向に下
降し、図3の第2の折り曲げ加工が施されたリード3に
対してプレス加工を施して、リード3の根元部分を曲げ
て(リードの根元部分の曲げ角度が例えば83゜)第3
の折り曲げ加工を施す。この第3の折り曲げ加工におい
ては、リード3を折り込むという処理をする関係から、
リード3をストリッパC104cとベンディングダイC
216とで押さえることは難しいが、リード3のV字溝
3cは上述したように第2の折り曲げ加工後にも完全に
閉塞されず、ある程度の開口が残されているので、ベン
ディングダイC216が折り曲げ加工に寄与しない第3
の折り曲げ加工においても曲げ位置が定まり、適切な位
置での折り曲げ加工が行われる。また、V字溝3cによ
りリード3の根元部への応力も軽減されている。
【0026】このように、本実施の形態によれば、第1
の曲げステージのベンディングダイA212の表面に突
部212bを設け、当該突部212bによりリード3の
根元部の下面側に逆V字状のV字溝3cを形成したの
で、次の第2の折り曲げ工程時の曲げ位置が当該V字溝
3cの位置に定まり、適切な位置での折り曲げ加工を行
うことができる。
【0027】また、この第2の曲げステージにおけるベ
ンディングパンチB113を、リード片3aのできるだ
け先端側(第1の折り曲げ部3d近傍にほぼ相当)を押
すように形成したので、リード3の根元に係る応力を軽
減することができる。これにより、リード3の根元に掛
かる応力が軽減され、クレビスの発生を防止することが
でき、その結果、水晶振動子1の高さ品質要求を満足す
ることができる。
【0028】また、第3の曲げステージにおける第3の
折り曲げ加工は、リード片3bを樹脂モールド部2の底
部に折り込むという処理をする関係から、ストリッパC
104cとベンディングダイC216でリード3を押さ
えることができないため、通常なら曲げ位置の特定が難
しいが、本実施の形態のように突部212bによってV
字溝3cを第2の折り曲げ工程後に完全に閉塞してしま
わずある程度の開口が残されるように形成したので、第
3の折り曲げ工程においても、曲げ位置が定まり正しい
位置での曲げを行うことができる。また、V字溝3cに
よりリード3の根元部への応力も軽減されている。
【0029】なお、本実施の形態では、曲げ加工が行わ
れるリード3を、図6(A)に示すように樹脂モールド
部2の長手方向に沿って設けられたものを例として説明
したが、図5に示すように、長手方向の両端部に設けら
れたものであってももちろん良い。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、第1の工程時にリードの根元付近にV字溝を形成し
たので、次の第2の工程における曲げ位置がV字溝の位
置に定まり、適切な位置での折り曲げ加工を行うことが
できる。また、次の第2の工程において、リードの先端
側を押圧するようにしたので、リードの根元に掛かる応
力が軽減されクレビスの発生を防止することができる。
【0031】また、V字溝をリードの板厚の1/3〜1
/2の範囲となるように形成するので、リードの凹部の
強度が保持されている。
【0032】さらに、第2の工程時に、V字溝を閉塞し
てしまわないようにリードを折り曲げるようにしたの
で、次に行う曲げ加工においても当該V字溝位置に曲げ
位置が定まり、適切な位置での折り曲げ加工を行うこと
ができる。
【0033】また、このように適切な位置での折り曲げ
加工が可能となるため、電子部品としての水晶振動子の
リードを所望の通りに形成することが可能で、高さ品質
要求を満足できる水晶振動子を得ることができる。
【0034】さらに、第1の折り曲げ部を形成するため
の第1のベンディングダイに突部を形成したので、リー
ドに凹部を形成することができる。
【0035】また、突部の頂点の角度が60゜から80
゜の範囲に設定されているので、リードに形成された凹
部がリードの根元付近を折り曲げた後も閉じない大きさ
になり、根元付近の折り曲げ部を更に折り曲げる際の折
り曲げを精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の曲げステージにおける第1の折
り曲げ加工の説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る電子部品の製造装
置が組み込まれたプレス金型の構成図である。
【図3】第2の曲げステージにおける第2の折り曲げ加
工の説明図である。
【図4】第3の曲げステージにおける第3の折り曲げ加
工の説明図である。
【図5】水晶振動子のリードの斜視図及びその水晶振動
子のリードの説明図である(その1)。
【図6】水晶振動子のリードの斜視図及びその水晶振動
子のリードの説明図である(その2)。
【図7】図6の水晶振動子のリードを得るまでの各工程
における状態図である。
【図8】図6の水晶振動子のリードに対する第2の折り
曲げ加工を行う第2の曲げステージの説明図である。
【図9】クレビスの説明図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子(電子部品) 2 樹脂モールド部 3 リード 3a リード片 3b リード片(第1の部分) 3c V字溝 3d 第1の折り曲げ部 113 ベンディングパンチB 212 ベンディングダイA 212b 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 漆戸 秀臣 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 4E063 AA15 BA01 CA05 CA20 JA10 4E070 AA04 AB15 BC03 BC08 BC11 5F067 AA04 AA07 AA13 AB02 BC08 DB02 5J108 MM11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子素子を内蔵した樹脂モールド部と、
    樹脂モールド部から突出したリードとを備えた電子部品
    の製造方法において、 前記リードの根元付近にV字溝を形成する第1の工程
    と、 前記リードの先端部を押圧するとともに、前記V字溝付
    近のリードを下方に折り曲げる第2の工程と、 を少なくとも有する電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記リードの板厚の1/3〜1/2の範
    囲となるように前記V字溝を形成することを特徴とする
    請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の工程において前記V字溝を閉
    塞しないように前記リードを折り曲げることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記電子部品が水晶振動子であることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子部品
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 電子素子を内蔵した樹脂モールド部と、
    樹脂モールド部から突出したリードとを備えた電子部品
    を製造するための電子部品の製造装置であって、 前記リードの第1の部分を曲げて第1の折り曲げ部を形
    成するための第1のベンディングパンチと、前記第1の
    ベンディングパンチに対応して形成されてなる第1のベ
    ンディングダイと、 前記リードの根元付近を折り曲げるための第2のベンデ
    ィングパンチと、前記第2のベンディングパンチに対応
    して配置されてなる第2のベンディングダイと、 前記根元付近の折り曲げ部を更に折り曲げるためのカム
    ドライバーと、前記カムトライバーに対応して形成され
    てなる第3のベンディングパンチと、 を少なくとも有し、 前記第1のベンディングダイには突部が形成されてなる
    ことを特徴とする電子部品の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記突部の頂点の角度が60゜から80
    ゜の範囲に設定されてなることを特徴とする請求項5に
    記載の電子部品の製造装置。
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