JPH073200U - 電子部品の基板装着治具 - Google Patents

電子部品の基板装着治具

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JPH073200U
JPH073200U JP2977993U JP2977993U JPH073200U JP H073200 U JPH073200 U JP H073200U JP 2977993 U JP2977993 U JP 2977993U JP 2977993 U JP2977993 U JP 2977993U JP H073200 U JPH073200 U JP H073200U
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board
electronic component
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lead
lead terminals
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靖幸 村上
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のリード端子を有する電子部品の基板への
実装を、リード端子の加工や矯正作業をすることなく容
易に行えるための基板装着治具を提供することを目的と
する。 【構成】リード端子が基板の挿入孔に挿入される電子部
品を基板へ装着する基板装着治具において、上部開口が
下部開口よりも大きく、且つその一側面を開放している
ガイド孔を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器等に使用されているプリント基板に、リード端子を持つ電 子部品を装着するための基板装着治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リード端子、特に複数のリード端子を持つ電子部品を、プリント基 板のリード挿入孔に、正しく且つ容易に挿入するために種々の方法が採用されて いる。図4は、従来のプリント基板に複数リード端子を持つ電子部品の装着方法 の一例を示す図である。同じ長さの複数リード端子を同時にプリント基板のリー ド挿入孔に挿入することは困難であるため、図示のように該電子部品41の複数 リード端子の長さを、一端のリード端子42の長さより、他端のリード端子43 に向けて順次短くしている。つまり、リード端子を斜めに切断し、リード端子の 長い方から順に挿入することにより差し込み易くしたものである。
【0003】 また他の一例として、実開昭62ー172172号公報および実開昭63ー1 06147号公報に示されているように、多数のすり鉢状に形成された矯正孔を 有する矯正治具で、予めリード端子を矯正する予備加工を施す方法もある。即ち 、複数本のリード端子は、時として変形しているため所望のリード挿入孔に全て のリード端子が正しく挿入出来ないことがあり、この方法ではまずリード端子を この治具の矯正孔に挿入して端子を矯正した後、端子を矯正孔から抜いて基板の リード挿入孔に挿入する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の図4のリード端子を斜めに切断してから挿入する方法では、予備加工作 業(端子の切断作業)が必要でコストアップの要因となる。また上記公報に示さ れているような矯正治具では、リード端子を一旦治具に挿入して矯正した後、治 具から取り外す作業が必要になり、実装工数が嵩む。従って本考案は、リード端 子の加工や矯正作業をすることなく基板への挿入作業を容易にする基板装着治具 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、リード端子が基板の挿入孔に挿入される 電子部品を基板へ装着する基板装着治具において、上部開口が下部開口よりも大 きく、且つその一側面を開放しているガイド孔を有することを特徴とするもので ある。
【0006】 また、本考案は複数のリード端子が該リード端子に各々対応した基板の挿入孔 に挿入される電子部品を基板へ装着する基板装着治具において、前記各挿入孔に 対応して設けられ、上部開口が下部開口よりも大きく、且つ一側面が全て同一方 向に開放している複数のガイド孔を有することを特徴とするものである。 また、本考案は基板への位置決め用突起を設けることを特徴とするものである 。
【0007】 また、本考案は電子部品を基板から一定間隔に保たせるスペーサを設けたこと を特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案の第1の考案によれば、プリント基板に設けられたリード挿入孔に臨む ようにガイド孔の下端を、プリント基板の該当箇所に仮設する。そして、電子部 品のリード端子を治具のガイド孔斜め上方よりリード端子の先端を押し付けるよ うに挿入することにより、ガイド孔下端に位置するプリント基板のリード挿入孔 に、リード端子の先端がガイドされながら挿入される。そしてガイド孔はその一 側面が開放されているので、リード端子を挿入したまま治具を抜き出すことがで きる。従って、本考案では、プリント基板のリード挿入孔の直径よりも大きい直 径のガイド孔上端よりリード端子を挿入すれば、自然にリード端子がプリント基 板のリード挿入孔に矯正されながら導かれるので、容易に挿入可能となる。
【0009】 また第2の考案によれば、ガイド孔が複数個設けられているので、リード端子 が複数個ある電子部品の複数のリード端子を、複数のリード挿入孔に同時に挿入 することができる。 また第3の考案では、更に治具のプリント基板に対する位置決め用突起を設け ているので、位置決め用突起をプリント基板の位置決め用孔に嵌め込むことによ り、治具をプリント基板の所望の位置に素早く仮設することができる。
【0010】 更に第4の考案では、治具にプリント基板の装着面と一定間隔を置いて電子部 品を取り付けるためのスペーサを設けているので、前記と同様にリード端子を治 具のガイド孔斜め上方よりリード端子の先端を押し付けるように、電子部品の本 体が上記スペーサに当たるまで挿入すると、電子部品を所望の高さに取り付ける ことができる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案に係る基板装着治具の一実施例を示す斜視図である。図示のよう に、プリント基板1の部品装着面に仮設する治具2には、治具位置決めのために 下面に突起21と背面に当接部6が設けられ、更にリード端子4の先端をガイド する一側面が開放され概ね半円錐形のガイド孔22が複数形成されている。また プリント基板1には、少なくとも複数のリード端子を持つ電子部品のリード端子 を挿入する複数の挿入孔11と、複数のリード挿入孔11の一端付近に治具2の 下端に設けた突起21を挿入する治具位置決め孔12とが形成されている。更に 治具2には、電子部品をプリント基板から一定間隔を置いて取付けるためのスペ ーサ5が設けられている。なお、図示していないが、図示のスペーサ5以外にも う一個同じ大きさで同じ形状のスペーサが若干距離をおいて治具2に設けられて おり、電子部品の上面がプリント基板に対し平行に位置決めされるようになって いる。
【0012】 また図2は、本考案による基板装着治具を用いてプリント基板に装着するのに 適する電子部品の一例である液晶表示素子の形状を示している。液晶表示素子の リード端子4は、一般的には数cmの長さであり端子の変形等が起こり易く、プ リント基板1の所望のリード挿入孔11に複数のリード端子4を挿入することが 困難である。本実施例の治具2は、概ね半円錐形のガイド孔22が必要位置に必 要箇数配置されており、その半円錐形ガイド孔22の間隔はプリント基板1のリ ード挿入孔11の間隔と等しく、プリント基板1の部品装着面に接する治具2下 面の半円錐形ガイド孔221(つまり下部開口)の直径は、プリント基板1のリ ード挿入孔11に等しいかやや小さくすると共に、上方に向けて拡開して形成さ れ、上面のガイド孔222(つまり上部開口)はプリント基板1のリード挿入孔 11および下面のガイド孔221より大きい直径となっている。
【0013】 次に、複数リード端子4を持つ電子部品3の取付動作について図1および図3 を用いて説明する。治具2の取付については図1に示すように、治具2の突起2 1をプリント基板1の治具位置決め孔12に嵌め込み、この嵌め込んだ突起21 を中心にして治具2を矢印Aのように時計方向に回転させながら、治具2の当接 部6がプリント基板1の一端に当接するまで移動させるとにより、治具2がプリ ント基板1の所望の位置に仮設させる。
【0014】 電子部品3の取付を図3を用いて説明する。図3はリード端子の基板への挿入 状態を示す断面図である。電子部品3の本体を持ち同図(a)のようにリード端 子4の先端(一般にリード端子は電子部品本体より外側に向いている)を、半円 錐形ガイド孔22に押し付けるように斜め上方より挿入すると、リード端子4が 矢印Bに示すように半円錐形ガイド22に押し付けられ矯正されながらプリント 基板1のリード挿入孔11の方向に導かれる。更に押し込むと同図(b)のよう にリード端子4の先端が真直ぐになり、プリント基板1のリード挿入孔11に挿 入され、そして電子部品3の本体がスペーサ5に当接して電子部品3の移動が止 まり、電子部品3はプリント基板1から所望の高さを保った状態で、且つリード 端子4がプリント基板1のリード挿入孔11に挿入された状態となる。
【0015】 次に、電子部品3のリード端子4を挿入後の治具2の取外し動作について説明 する。先ず、仮設されていた治具2を図1に図示されている矢印Aと反対の反時 計方向に、突起21を中心にして回転させ、当接部6をプリント基板1から離し 、そしてスペーサ5と電子部品3が接触しないようになると、治具2の突起21 がプリント基板1の治具位置決め孔12から抜けるまで上方に持ち上げることに より容易に取り外すことができる。
【0016】 このように本実施例では、治具2上面の半円錐形ガイド222の直径はプリン ト基板1のリード挿入孔11の直径より大きくなっており、また半円錐形ガイド 22は下方に向かって小さくなっており、半円錐形ガイドの下端221の直径は プリント基板1のリード挿入孔11の直径と等しいかやや小さくなっているため 、リード端子4を上方から半円錐形ガイドの上端222より挿入し、押圧するこ とによりリード端子4が半円錐形ガイド22の側壁により矯正されながらリード 挿入孔11に導かれる。従って、電子部品3の複数のリード端子4が変形して所 定の間隔に整然と並んでいなくても、直接プリント基板1のリード挿入孔11に リード端子4を挿入する場合より遙かに容易に挿入できるようになっている。
【0017】 以上のように本実施例では、液晶表示素子等の多連リード端子を持つ電子部品 3のリード端子4を、正確且つ容易にプリント基板1のリード挿入孔11に挿入 可能となる。 また、従来電子部品3をプリント基板1から所定の間隔をおいて取り付ける場 合、作業が非常に煩わしかったが上記実施例では、スペーサ5により簡単に電子 部品3をプリント基板1から一定間隔を置いて取付けることができる。特に液晶 表示素子、蛍光表示管あるいは集積回路等のリード端子を持つ電子部品3は、プ リント基板1のリード挿入孔11に所望の高さに正確且つ容易に挿入することが 可能である。なお、電子部品3をプリント基板1に密着するように取付ける場合 、あるいは電子部品3とプリント基板1の位置を規制しなくても良い場合はスペ ーサ5を設けなくてもよい。
【0018】 なお、治具の材質としては、押し付ける際にリード端子を曲げる(矯正)こと のできる硬度のものが必要で、アルミニウム、ステンレス等の金属が適する。ま た本実施例では、手作業で用いる治具を例にあげたが自動部品実装機いわゆるイ ンサーションマシンの構成の一部(リード端子の矯正ガイド機構)として用いる ことも可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案ではリード端子の斜め切断加工あるいは、予めリ ード端子を矯正する作業等の予備加工が不要となり、リード端子、特に多連リー ド端子を持つ電子部品をプリント基板のリード挿入孔へ挿入する作業の加工費低 減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る基板装着治具の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本考案に係る基板装着治具を適用するのに適す
る電子部品の斜視図である。
【図3】リード端子の挿入状態を示す断面図である。
【図4】従来の電子部品の示す概略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 治具 3 電子部品 4 リード端子 5 スペーサ 11 リード挿入孔 21 位置決め用突起 22 ガイド孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード端子が基板の挿入孔に挿入される電
    子部品を基板へ装着する基板装着治具において、 上部開口が下部開口よりも大きく、且つその一側面を開
    放しているガイド孔を有することを特徴とする電子部品
    の基板装着治具。
  2. 【請求項2】複数のリード端子が該リード端子に各々対
    応した基板の挿入孔に挿入される電子部品を基板へ装着
    する基板装着治具において、 前記各挿入孔に対応して設けられ、上部開口が下部開口
    よりも大きく、且つ一側面が全て同一方向に開放してい
    る複数のガイド孔を有することを特徴とする電子部品の
    基板装着治具。
  3. 【請求項3】複数のリード端子が該リード端子に各々対
    応した基板の挿入孔に挿入される電子部品を基板へ装着
    する基板装着治具において、 前記各挿入孔に対応して設けられ、上部開口が下部開口
    よりも大きく、且つ一側面が全て同一方向に開放してい
    る複数のガイド孔と、基板への位置決め用突起を有して
    いることを特徴とする電子部品の基板装着治具。
  4. 【請求項4】複数のリード端子が該リード端子に各々対
    応した基板の挿入孔に挿入される電子部品を基板へ装着
    する基板装着治具において、 前記各挿入孔に対応して設けられ、上部開口が下部開口
    よりも大きく、且つ一側面が全て同一方向に開放してい
    る複数のガイド孔と、電子部品を基板から一定の間隔に
    保たせるスペーサとを有していることを特徴とする電子
    部品の基板装着治具。
JP2977993U 1993-06-03 1993-06-03 電子部品の基板装着治具 Withdrawn JPH073200U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110871A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Rhythm Watch Co Ltd 電子部品接続治具
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Effective date: 19971106