JP2001165347A - 浮玉式切換弁およびその切換弁をそなえた雨水利用槽 - Google Patents

浮玉式切換弁およびその切換弁をそなえた雨水利用槽

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JP2001165347A JP34457999A JP34457999A JP2001165347A JP 2001165347 A JP2001165347 A JP 2001165347A JP 34457999 A JP34457999 A JP 34457999A JP 34457999 A JP34457999 A JP 34457999A JP 2001165347 A JP2001165347 A JP 2001165347A
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    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電を必要とせずに弁単独で水位に応じて自
動的に流れを切換えることができる切換弁、およびこの
切換弁をそなえた雨水利用槽を提供する。 【解決手段】 3つのポートA,B,Cをそなえたバル
ブ本体2と、バルブ本体2内に往復移動自在に収容され
一方の移動端位置においてポートA,C間の第1連絡路
5を開放するとともにポートB,C間の第2連絡路6を
遮断し、他方の移動端位置において第1連絡路5を遮断
するとともに第2連絡路6を開放する弁体10と、バル
ブ本体2に揺動自在に支持され弁体10に係合して該弁
体を往復駆動するレバー15と、レバー15の先端部に
取付けた浮玉17とを具備し、浮玉17上昇時にレバー
15を介して弁体10を前記一方の移動端側に、浮玉1
7下降時に弁体10を前記他方の移動端側に、移動させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は浮玉に作用する浮
力により流れを切換える浮玉式切換弁およびその切換弁
をそなえた雨水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、水資源の有効利用のために、雨水
を水洗便所用や散水用などに用いることがおこなわれる
ようになった。このためには一般に集水した雨水を雨水
槽に貯留しておき、使用時には電動ポンプで使用箇所に
供給する方法が採用されているが、降雨のない時期や降
雨量の少ない場合などは雨水槽内の水量が減少しあるい
はなくなり、水の使用ができないだけでなく、電動ポン
プの損傷をひきおこすことになる。
【0003】そこで雨水槽内の水量が減少したときに、
上水道からの上水の使用に切換えることが考えられ、こ
のための装置として、雨水槽内の水位を検出して自動的
に雨水と上水の使用切換えをおこなう雨水槽が、特開平
10ー159136号公報により提案されている。
【0004】ところがこの装置においては、雨水槽内の
水位低下を水位センサーによって検出し、この水位低下
検出信号を受けた制御部の出力信号により、電動式の三
方弁より成る給水切り換え弁の切り換えをおこなって副
水槽内の上水の使用に切換え、また雨水槽内の水位上昇
時にも同様な制御系統により雨水の使用に切換えるもの
であるため、水位センサーと給水切り換え弁と制御部と
いう多部品を必要とし且つ電気配線も必要であるので、
給水切り換え弁が電動式であることとあいまって、製造
コストがかさみ、またこれらの電気部品は常時給電状態
としておく必要があるので、省エネルギ上好ましくな
く、電気系統による故障が生じるおそれも大きいなど、
実用上種々の問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点にかんがみてなされたものであり、給電を必要と
せずに弁単独で水位(水以外の液体の場合も含む)に応
じて自動的に流れを切換えることができる切換弁を提供
すること、およびこの切換弁をそなえ給電を必要とせず
に簡潔な構成の装置により雨水と上水の切換えをおこな
って円滑な水の使用を継続でき、低コストで維持費も安
価ですむ雨水利用槽を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の浮玉式切
換弁は、3つのポートA,B,Cをそなえたバルブ本体
と、前記バルブ本体内に往復移動自在に収容され一方の
移動端位置において前記ポートA,C間の第1連絡路を
開放するとともに前記ポートB,C間の第2連絡路を遮
断し、他方の移動端位置において前記第1連絡路を遮断
するとともに前記第2連絡路を開放する弁体と、前記バ
ルブ本体に揺動自在に支持され前記弁体に係合して該弁
体を往復駆動するレバーと、前記レバーの先端部に取付
けた浮玉とを具備し、前記浮玉上昇時に前記レバーを介
して前記弁体を前記一方の移動端側に移動させ、前記浮
玉下降時に前記レバーを介して前記弁体を前記他方の移
動端側に移動させるようにしたことを特徴とする。
【0007】また請求項3記載の浮玉式切換弁は、4つ
のポートA,B,C,Dをそなえたバルブ本体と、前記
バルブ本体内に往復移動自在に収容され一方の移動端位
置において前記ポートA,C間の第1連絡路を開放する
とともに前記ポートB,D間の第2連絡路を遮断し、他
方の移動端位置において前記第1連絡路を遮断するとと
もに前記第2連絡路を開放する弁体と、前記バルブ本体
に揺動自在に支持され前記弁体に係合して該弁体を往復
駆動するレバーと、前記レバーの先端部に取付けた浮玉
とを具備し、前記浮玉上昇時に前記レバーを介して前記
弁体を前記一方の移動端側に移動させ、前記浮玉下降時
に前記レバーを介して前記弁体を前記他方の移動端側に
移動させるようにしたことを特徴とする。
【0008】この発明において浮玉の上昇および下降と
は、切換弁の使用状態における浮玉の上昇および下降を
指すものとする。
【0009】この発明において、切換弁の弁体およびバ
ルブ本体は種々の構造のものとすることができるが、請
求項2および4記載の発明のように、前記弁体が前記バ
ルブ本体内に摺動自在に収容された丸棒体から成り、前
記バルブ本体に前記弁体の両端部が接離する弁座が形成
され、前記両端部と前記弁座の一方に、弾性材製のシー
ル材が付設されている構成とすれば、弁体およびバルブ
本体の加工が容易であり、さらに弾性材製のシール材に
より弁体と弁座間がシールされて漏れを確実に防止でき
るので、特に好ましい。上記弾性材としては、ゴムや軟
質プラスチック材を用いることができる。
【0010】請求項5記載の雨水利用槽は、雨水流入口
をそなえた雨水槽と、この雨水槽に付設され上水道管に
より供給される上水を所定水位に保持しつつ貯留する水
道水槽と、給水用のポンプと、前記雨水槽内に設けられ
た請求項1または2記載の浮玉式切換弁とを備え、前記
雨水槽の下部に開口する吸水管を前記浮玉式切換弁の前
記ポートAに、前記水道水槽の下部に連通する給水管を
前記ポートBに、それぞれ接続するとともに、前記ポン
プの吸込口に接続した吸込管を前記ポートCに接続した
ことを特徴とする。
【0011】また請求項6記載の雨水利用槽は、雨水流
入口をそなえた雨水槽と、この雨水槽に付設され上水道
管により供給される上水を所定水位に保持しつつ貯留す
る水道水槽と、給水用のポンプと、前記雨水槽内に設け
られた請求項3または4記載の浮玉式切換弁とを備え、
前記雨水槽の下部に開口する吸水管を前記浮玉式切換弁
の前記ポートA,Cのいずれか一方に、前記水道水槽の
下部に連通する給水管を前記ポートB,Dのいずれか一
方に、それぞれ接続するとともに、残りの他のポートを
前記ポンプの吸込口に接続した吸込管に接続したことを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図1〜図3により、この発明
の実施の形態の一例を説明する。図1および図2は3ポ
ート弁である浮玉式切換弁1を示し、2はポートA,
B,Cをそなえたバルブ本体で、ボディ2aにポート
A,Bをそなえたバルブシート金具2b,2cをねじ込
んで成り、これらバルブシート金具2b,2cの内側端
部には弁座3a,3bが形成してある。4はバルブ本体
2(詳しくはボディ2a)内に設けた上下方向に延びる
弁穴で、バルブ本体2内にはこの弁穴4の各端部を経由
して、ポートA,C間を連絡する第1連絡路5と、ポー
トB,C間を連絡する第2連絡路6が形成されている。
7および8は、これら連絡路加工後の開口部を閉鎖する
プラグである。
【0013】10は弁穴4内に上下方向に摺動自在に嵌
込まれた丸棒体から成る弁体で、その両端部には円板状
の弾性体製(この例ではゴム製としたが、軟質プラスチ
ック製としてもよい)のシール材11a,11bが接着
されており、弁体10が図1に示す下降端位置まで移動
するとシール材11aが弁座3aに当接して第1連絡路
5が遮断されるとともに第2連絡路6が開放され、弁体
10が上昇端位置まで移動するとシール材11bが弁座
3bに当接して第2連絡路6を遮断するとともに第1連
絡路5を開放するように、弁体10の長さおよび各連絡
路の弁穴4に対する開口部5a,6aの位置が設定され
ている。12は弁体10に装着されたシール用のOリン
グである。
【0014】15はバルブ本体2に支軸16により揺動
自在に支持されたレバーで、二股部15aと棒部15b
を一体に連結して成り、棒部15bの先端には浮玉17
を取付けてあり、また二股部15aの中間部には、バル
ブ本体2の側壁部に設けた長穴18を貫通して弁体10
に取付けたピン19が係合し、レバー15の揺動により
弁体10が上下駆動されるようになっている。
【0015】次に図3は上記の浮玉式切換弁1をそなえ
た雨水利用槽21を示し、22は雨水流入口23をそな
えた雨水槽、24はこの雨水水槽22に(この例では頂
板部上に)付設された水道水槽であり、この水道水槽2
4に接続された上水道管25の先端部にはボールタップ
26が設けられ、この水道水槽24内の上水を所定水位
〜hに保持するようになっている。27は雨水槽
22上に取付けた給水用の電動式のポンプであり、28
はその吸込口、29は吐出口である。30は雨水濾通用
のフィルタ、31は雨水のオーバーフロー管である。
【0016】雨水槽22内には前記の浮玉式切換弁1が
ポートAを下側にして配設され、雨水槽22の下部(詳
しくは後述の雨水槽の最低水位Hよりも下側位置)に
開口する吸水管33がポートAに、また水道水槽24の
下部(詳しくは前記水位hよりも下側位置)に連通す
る給水管34をポートBに接続するとともに、ポンプ2
7の吸込口28に接続した吸込管35を、ポートCに接
続してある。
【0017】上記構成の雨水利用槽21を使用するに
は、図示しない雨樋から直接、あるいは中間集水槽など
を経て雨水を供給する雨水管37を、雨水流入口23に
接続し、ポンプ27の吐出口29には洗車用、散水用あ
るいは初期消火用のホースや、水洗便所などの使用箇所
に至る配管などの配水管36を接続し、手動操作により
あるいは自動的にポンプ27を運転して、配水管36か
ら使用側に給水する。
【0018】このとき雨水槽22内に雨水が充分貯留さ
れ雨水の水位が浮玉式切換弁1よりも充分上方位置にあ
る場合は、浮玉17は浮力により上方へ駆動されて鎖線
17Aで示す上側位置にあり、弁体10は上端位置にあ
って第1連絡路5を開放するとともに第2連絡路6を遮
断しているので、雨水槽22内の雨水が吸水管33,ポ
ートA,C,吸込管35を経てポンプ27により吸水さ
れ、配水管36により使用側に供給される。
【0019】雨水の使用あるいは降雨量の不足などによ
り雨水槽22の雨水の水位が下り、浮玉17が降下して
図中に実線で示す下側位置(弁体10が下降端位置に達
する位置)に達する水位H以下になると、弁体10は
第1連絡路5を遮断するとともに第2連絡路6を開放す
るので、吸水管33による吸水はおこなわれず、水道水
槽24からの上水が給水管34,ポートB,Cを経てポ
ンプ27により吸水され、使用側に供給されるので、雨
水量が減少しても円滑に給水をおこなえる。なおこの吸
水により水道水槽24内の水位がh以下に低下する
と、ボールタップ26により上水道管25から上水が補
充されるので、上記吸水は支障なくおこなえる。
【0020】またその後の降雨などにより雨水槽22内
の水位が上昇すると、浮玉17は上昇して弁体10を上
向きに駆動し、弁体10が上昇端位置に達する水位H
まで浮玉17が上昇すると、吸水はポートA側に切換え
られ雨水のみが吸水されることになる。なお詳しくは、
水位H〜Hの間においては両ポートA,Bから並行
して吸水がおこなわれ、これは水位減少中においても同
様である。
【0021】以上のように、浮玉式切換弁1において、
水位の変動に応じて浮玉17が昇降してレバー15を介
して弁体10を駆動し、ポートCに対するポートA,B
の切換えをおこなって雨水と水道水の供給の切換えをお
こない、この切換えは別個の電気的な水位センサや制御
部を必要とせず弁単独で自動的におこなわれるので、雨
水利用槽21は上記切換えのための給電も必要とせず簡
潔な構成の装置で円滑な水の供給を継続できるのであ
る。また浮玉式切換弁1は3ポート弁形式のものである
ため、三方弁として使用するときの外部配管は後述の他
の例(4ポート弁形式)のものよりも簡単で済み、配管
を容易におこなえる。
【0022】次に図4〜図6はこの発明の実施の形態の
他の例を示し、図中、図1〜図3と同一または相当部分
には同一符号を付して、それらの部分の詳しい説明は省
略する。
【0023】すなわち、前記の浮玉式切換弁1は、3ポ
ート弁であったが、図4および図5に示すようにこの例
の浮玉式切換弁41は4ポート弁であり、バルブ本体4
2は4つのポートA,B,C,Dをそなえ、バルブ本体
42内には、ポートA,C間を連絡する第1連絡路45
と、ポートB,D間を連絡する第2連絡路46が形成さ
れている。
【0024】バルブ本体42に設けた水平方向に延びる
弁穴4内には、前記の例と同じ弁体10が摺動自在に嵌
込まれ、この弁体駆動用のレバー15は、正面形状がL
字状を呈し、バルブ本体42に基部を固設したブラケッ
ト48の先端部に、レバー15の中間部(この例ではL
字状屈曲部)が支軸49により揺動自在に支持されてい
る点が前記の例と異なるが、二股部15aと棒部15b
とから成り、弁体10とレバー15(この例では二股部
15aの先端部)との係合構造および浮玉17の取付は
前記の例と同じである。
【0025】そしてこの例では、浮玉17の下降時に弁
体10は図4において左端位置に駆動されてポートA,
C間の第1連絡路45を遮断するとともにポートB,D
間の第2連絡路46を開放し、浮玉17の上昇時には弁
体10は図4において右端位置に駆動されて第1連絡路
45を開放するとともに、第2連絡路46を遮断するよ
うになっている。
【0026】また図6は上記の浮玉式切換弁41をそな
えた雨水利用槽51を示し、浮玉式切換弁41はポート
A,Bを横向きにして配設され、ポートCおよびDを、
ポンプ27に至る吸込管35に接続(並列接続)した点
のみが異なり、ポートA,Bの配管は前記の例と同じで
ある。
【0027】この例の雨水利用槽51の使用法も、前記
の例の雨水利用槽21と同じであり、雨水槽22の雨水
の水位の変動により浮玉17が昇降すると弁体10が左
右に駆動される点、および雨水量減少時のポンプ27へ
の水道水の供給はポートDから、雨水量増加時の雨水の
ポンプ27への供給はポートCから、それぞれ別個にお
こなわれる点(前記の例では共通のポートCからおこな
われた)が、前記の例とは異なるが、浮玉17の昇降に
より前記の例と同様にして弁体10が駆動されて第1連
絡路45と第2連絡路46の開放,遮断による雨水と水
道水の供給の切換えがおこなわれ、この切換えは別個の
電気的な水位センサや制御部を必要とせず、弁単独で自
動的におこなわれ、雨水量の変動に対しても円滑な水の
供給を継続できるのである。
【0028】なおこの例においては、ポートCに吸水管
33を、ポートAに吸込管35をそれぞれ接続しても、
またポートDに給水管34を、ポートBに吸込管35を
それぞれ接続しても、上記と同じ切換作用が得られる。
【0029】この発明は上記各例に限定されるものでは
なく、たとえば弁体10に付設したシール材11a,1
1bは、弁座3a,3b側に付設してもよく、また図1
においても図4と同様にレバー15の二股部15aの先
端部を弁体10に係合させ二股部15aの中間部をバル
ブ本体2に揺動自在に軸支したり(この場合は弁体は上
記と反対方向に移動する)、レバーと弁体との間に別の
リンクを介在させてもよく、さらに弁体10をスプール
形,ボール形,ディスク形などの形式のものとして、そ
れに対応した連絡路をバブル本体に設けるなど、浮玉式
切換弁および雨水利用槽の具体的構成は、上記以外のも
のとしてもよい。またこの発明の浮玉式切換弁は、たと
えばポンプ27のかわりに開閉弁を用いて雨水あるいは
上水を水位差(自重)により使用側に切換供給する高所
配置形の雨水利用槽用の切換弁として、あるいは液面の
変動に応じて1種類の液体を異なる使用側(供給先)に
切換供給する切換弁や、2種類の液体を各液体に対応す
る異なる使用側(供給先)に交互供給する切換弁(請求
項3)として、あるいはさらに液体ではなく気体流路切
換用の弁としてなど、上記雨水利用槽以外の各種用途に
も使用できるものである。
【0030】またこの発明の雨水利用槽においては、雨
水供給口に雨水と共に風呂排水などの雑排水を流入させ
て使用することもでき、この雨水と雑排水の混合体も、
この発明における雨水に包含されるものとする。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および3記
載の発明によれば、水位(水以外の液体の液面位置を含
む)の変動に応じた浮玉の昇降によりレバーを介して弁
体を駆動し、各ポート間の流れの切換えをおこなうよう
にしたので、別個の電気的な水位センサや制御部を必要
とせず、またこれらの機器および切換弁自体への給電は
不要であって、弁単独で水位に応じて自動的に流れを切
換えることができる経済的で故障の少ない3ポート式
(請求項1)および4ポート式(請求項3)の切換弁が
得られる。
【0032】また上記の効果に加えて、請求項2および
請求項4記載の発明によれば、弁体およびバルブ本体の
加工が容易であり、さらに弾性材製のシール材により弁
体と弁座間がシールされて漏れを確実に防止できる。
【0033】また請求項5および6記載の発明によれ
ば、雨水槽内の雨水の水位を検出する水位センサや制御
部、およびこれらの機器ならびに切換弁への給電を必要
とせず、簡潔な構成の装置により雨水と上水の切換えを
おこなって円滑な水の使用を継続でき、低コストで維持
費も安価ですむ雨水利用槽が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例を示す浮玉式切換
弁の縦断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1の浮玉式切換弁をそなえた雨水利用槽の一
例を示す縦断面図である。
【図4】この発明の実施の形態の他の例を示す浮玉式切
換弁の縦断面図である。
【図5】図4のY−Y線断面図である。
【図6】図4の浮玉式切換弁をそなえた雨水利用槽の一
例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…浮玉式切換弁、2…バルブ本体、3a…弁座、3b
…弁座、4…弁穴、5…第1連絡路、6…第2連絡路、
10…弁体、11a…シール材、11b…シール材、1
5…レバー、16…支軸、17…浮玉、19…ピン、2
1…雨水利用槽、22…雨水槽、23…雨水流入口、2
4…水道水槽、25…上水道管、26…ボールタップ、
27…ポンプ、28…吸込口、33…吸水管、34…給
水管、35…吸込管、41…浮玉式切換弁、42…バル
ブ本体、45…第1連絡路、46…第2連絡路、48…
ブラケット、49…支軸、51…雨水利用槽。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3つのポートA,B,Cをそなえたバル
    ブ本体と、前記バルブ本体内に往復移動自在に収容され
    一方の移動端位置において前記ポートA,C間の第1連
    絡路を開放するとともに前記ポートB,C間の第2連絡
    路を遮断し、他方の移動端位置において前記第1連絡路
    を遮断するとともに前記第2連絡路を開放する弁体と、
    前記バルブ本体に揺動自在に支持され前記弁体に係合し
    て該弁体を往復駆動するレバーと、前記レバーの先端部
    に取付けた浮玉とを具備し、前記浮玉上昇時に前記レバ
    ーを介して前記弁体を前記一方の移動端側に移動させ、
    前記浮玉下降時に前記レバーを介して前記弁体を前記他
    方の移動端側に移動させるようにしたことを特徴とする
    浮玉式切換弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体が前記バルブ本体内に摺動自在
    に収容された丸棒体から成り、前記バルブ本体に前記弁
    体の両端部が接離する弁座が形成され、前記両端部と前
    記弁座の一方に、弾性材製のシール材が付設されている
    請求項1記載の浮玉式切換弁。
  3. 【請求項3】 4つのポートA,B,C,Dをそなえた
    バルブ本体と、前記バルブ本体内に往復移動自在に収容
    され一方の移動端位置において前記ポートA,C間の第
    1連絡路を開放するとともに前記ポートB,D間の第2
    連絡路を遮断し、他方の移動端位置において前記第1連
    絡路を遮断するとともに前記第2連絡路を開放する弁体
    と、前記バルブ本体に揺動自在に支持され前記弁体に係
    合して該弁体を往復駆動するレバーと、前記レバーの先
    端部に取付けた浮玉とを具備し、前記浮玉上昇時に前記
    レバーを介して前記弁体を前記一方の移動端側に移動さ
    せ、前記浮玉下降時に前記レバーを介して前記弁体を前
    記他方の移動端側に移動させるようにしたことを特徴と
    する浮玉式切換弁。
  4. 【請求項4】 前記弁体が前記バルブ本体内に摺動自在
    に収容された丸棒体から成り、前記バルブ本体に前記弁
    体の両端部が接離する弁座が形成され、前記両端部と前
    記弁座の一方に、弾性材製のシール材が付設されている
    請求項3記載の浮玉式切換弁。
  5. 【請求項5】 雨水流入口をそなえた雨水槽と、この雨
    水槽に付設され上水道管により供給される上水を所定水
    位に保持しつつ貯留する水道水槽と、給水用のポンプ
    と、前記雨水槽内に設けられた請求項1または2記載の
    浮玉式切換弁とを備え、前記雨水槽の下部に開口する吸
    水管を前記浮玉式切換弁の前記ポートAに、前記水道水
    槽の下部に連通する給水管を前記ポートBに、それぞれ
    接続するとともに、前記ポンプの吸込口に接続した吸込
    管を前記ポートCに接続したことを特徴とする雨水利用
    槽。
  6. 【請求項6】 雨水流入口をそなえた雨水槽と、この雨
    水槽に付設され上水道管により供給される上水を所定水
    位に保持しつつ貯留する水道水槽と、給水用のポンプ
    と、前記雨水槽内に設けられた請求項3または4記載の
    浮玉式切換弁とを備え、前記雨水槽の下部に開口する吸
    水管を前記浮玉式切換弁の前記ポートA,Cのいずれか
    一方に、前記水道水槽の下部に連通する給水管を前記ポ
    ートB,Dのいずれか一方に、それぞれ接続するととも
    に、残りの他のポートを前記ポンプの吸込口に接続した
    吸込管に接続したことを特徴とする雨水利用槽。
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