JP2001165215A - ディスクブレーキ及びディスクブレーキ用パッド - Google Patents

ディスクブレーキ及びディスクブレーキ用パッド

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JP2001165215A
JP2001165215A JP34655099A JP34655099A JP2001165215A JP 2001165215 A JP2001165215 A JP 2001165215A JP 34655099 A JP34655099 A JP 34655099A JP 34655099 A JP34655099 A JP 34655099A JP 2001165215 A JP2001165215 A JP 2001165215A
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friction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦材にスリットを設けたパッドとベンチレー
テッドロータとを組み合わせても、パッドの振動を抑制
して異音の発生を防止することが可能なディスクブレー
キを提供する。 【解決手段】摺動板26、28間に、ベンチレーション
孔32を形成し、摺動板の外周側の外面を摩擦面24
a、26aとしたベンチレーテッドロータ20と、摩擦
材34及びその背面に固定した裏板26で構成され、摩
擦面に摩擦材を押圧してベンチレーテッドロータの回転
を抑制するパッド22とを備えたディスクブレーキであ
る。ベンチレーテッドロータの摩擦面に接触する前記摩
擦材の押圧面に、ベンチレーテッドロータの外周側から
内周側に延びる少なくとも2本のスリット38、40を
形成して押圧面34a、34b、34cを設け、これら
押圧面の形状を摩擦面の裏側の隣接するリブ30、30
どうしの間の幅より大きな形状に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異音の発生を防
止するディスクブレーキ及びディスクブレーキ用パッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】回転するディスクロータにパッドを押圧
して、ディスクロータの回転を減速若しくは停止させる
構造のディスクブレーキは、制動時に不快なブレーキ鳴
きが発生することがある。このブレーキ鳴きを防止する
手段として、例えば実開昭54−44376号公報に開
示されている技術がある。
【0003】この公報では、制動回数の少ない初期にお
いてディスクブレーキが特に鳴き易く、その鳴きがパッ
ドの摩擦材表面の鉄分、すなわち、ディスクロータから
転移して摩擦材表面に存在する鉄量に極めて重大な相関
関係を有することに着目し、パッドを構成する摩擦材の
ディスクロータに摺接する側の面に、複数本のスリット
を、パッドとディスクロータとの摺接方向に所定の角度
を持たせて設けることで、ディスクロータとパッドとの
摩擦状態を変え、摩擦材表面への鉄の転移を抑制すると
ともに、摩擦材の面圧を高めてブレーキ鳴きの発生し易
い面圧領域からはずし、ブレーキ鳴きを効果的に防止す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者等
が行った実験によると、上記構造のパッドと、冷却効果
の向上を図る目的のベンチレーテッドロータを組み合わ
せたディスクブレーキは、パッドに設けたスリットによ
り制動時にブレーキ振動が生じ、異音が発生しやすいこ
とが判明した。
【0005】すなわち、図10に示すように、符号2で
示すベンチレーテッドロータは、車両幅方向外側に配設
される円板状のアウタ側の摺動板4と、この摺動板2に
平行に対向して車両幅方向内側に配設される円板状のイ
ンナ側の摺動板6と、これら一対の摺動板4、6間の半
径方向に沿って放射状に介在している複数のリブ8とで
構成され、隣接するリブ8の間をベンチレーション孔1
0とし、一対の摺動板4、6の外側面を円環状の摩擦面
4a、6bとしている。
【0006】また、符号12で示す一対のパッドは、一
対の摺動板4、6の摩擦面4a、6aに対向している摩
擦材14と、その背面に固定した裏板16とを備えた部
材であり、図示しないシリンダの作動により各パッド1
2が一対の摺動板6側に移動し、摩擦材14が摩擦面4
a、6aを押圧するようになっている。ここで、ベンチ
レーテッドロータ2は、制動時に、一対の摺動板4、6
の摩擦面4a、6aに摩擦材14を押圧すると、一対の
摺動板4、6のリブ8に支持されていない部分が熱変形
により内側に撓み、図10の破線で示すように、摩擦面
4a、6bの周方向に山と谷が連続する波打ち面が生ず
る。
【0007】それに対し、パッド12の摩擦材14に形
成した2本のスリット18a、18bのスリット間隔b
1 と、一方のスリット18aと摩擦材14の一方の端面
までの距離c1 と、他方のスリット18cと摩擦材14
の他方の端面までの距離d1が、ベンチレーテッドロー
タ2の隣接するリブ8、8間の外周側の距離a1 以下の
値であると(a1 ≧b1 、a1 ≧c1 、a1 ≧d1 )、
摩擦材14の2本のスリット18a、18b間の押圧
面、一方のスリット18aから一方の端面までの押圧
面、さらには他方のスリット18cから他方の端面まで
の押圧面が、前述した波打ち面の谷と谷との幅より小さ
くなり、それら押圧面が谷の底に嵌まり、次いで、その
谷から出て山の頂部で接触する動作を繰り返すことによ
ってパッド12に振動が生じ、異音が発生しやすいので
ある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、摩擦材にスリットを設けたパッドとベンチレーテ
ッドロータとを組み合わせても、パッドの振動を抑制し
て異音の発生を防止することが可能なディスクブレーキ
及びディスクブレーキ用パッドを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のディスクブレーキは、
対向する一対の摺動板の外周側の間に、放射状に延びる
複数のリブを介在させて前記摺動板の内面と前記リブと
の間にベンチレーション孔を形成し、且つ、前記一対の
摺動板の外周側の外面を摩擦面としたベンチレーテッド
ロータと、正面視略扇形の摩擦材及びその背面に固定し
た裏板により構成され、前記ベンチレーテッドロータの
摩擦面に前記摩擦材を押圧して前記ベンチレーテッドロ
ータの回転を抑制するパッドと、を備えたディスクブレ
ーキにおいて、前記ベンチレーテッドロータの摩擦面に
接触する前記摩擦材の押圧面に、前記ベンチレーテッド
ロータの外周側から内周側に延びる少なくとも2本のス
リットを形成し、これらスリットにより、前記押圧面
を、スリット間に位置する第1の押圧面と、一方のスリ
ットから前記摩擦材のロータ周方向の一方の端部の間に
位置する第2の押圧面と、他方のスリットから前記摩擦
材の他方の端部の間に位置する第3の押圧面に分割する
とともに、これら第1〜第3の押圧面の形状を、前記摩
擦面の裏側の外周側から内周側まで連続して延びている
リブのうち、隣接するリブどうしの間の幅より大きな形
状に設定した。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載のディスクブレーキにおいて、前記リブの配列を、前
記摩擦面の裏側で外周側から内周側まで連続して延び、
互いに等間隔に放射状に配置されている等長リブにより
構成し、前記摩擦材に形成した前記第1〜第3の押圧面
のそれぞれの外周側の幅寸法を、隣接している一対の前
記等長リブの外周側のリブ間隔より大きな値に設定し
た。
【0011】まら、請求項3に係る発明は、請求項1記
載のディスクブレーキにおいて、前記リブの配列を、長
尺リブ及び短尺リブが交互に配列されながら等間隔に放
射状に延びており、且つ、前記長尺リブが前記摩擦面の
裏側の外周側から内周側まで連続している構成とし、前
記摩擦材に形成した前記第1〜第3の押圧面のそれぞれ
の外周側の幅寸法を、隣接している一対の前記長尺リブ
の外周側のリブ間隔より大きな値に設定した。
【0012】一方、請求項4に係る発明は、正面視略扇
形の摩擦材及びその背面に固定した裏板により構成され
ており、一対の摺動板の外周側の間に、放射状に延びる
複数のリブを介在させてなるベンチレーテッドロータの
摩擦面を押圧して該ベンチレーテッドロータの回転を抑
制するディスクブレーキ用パッドであって、前記摩擦材
の押圧面に、前記ベンチレーテッドロータの外周側から
内周側に延びる少なくとも2本のスリットを互いに平行
に形成し、これらスリットにより、前記押圧面を、スリ
ット間に位置する第1の押圧面と、一方のスリットから
前記摩擦材のロータ周方向の一方の端部の間に位置する
第2の押圧面と、他方のスリットから前記摩擦材の他方
の端部の間に位置する第3の押圧面に分割するととも
に、これら第1〜第3の押圧面のそれぞれの幅寸法を、
前記摩擦面の裏側で外周側から内周側まで連続して延び
ているリブのうち、隣接するリブどうしの外周側のリブ
間隔より大きな値に設定した。
【0013】さらに、請求項5に係る発明は、正面視略
扇形の摩擦材及びその背面に固定した裏板により構成さ
れており、一対の摺動板の外周側の間に、放射状に延び
る複数のリブを介在させてなるベンチレーテッドロータ
の摩擦面を押圧して該ベンチレーテッドロータの回転を
抑制するディスクブレーキ用パッドであって、前記摩擦
材の押圧面に、前記ベンチレーテッドロータの外周側か
ら内周側に延びる2本のスリットを略逆ハの字状に形成
し、これらスリットにより、前記押圧面を、スリット間
に位置する第1の押圧面と、一方のスリットから前記摩
擦材のロータ周方向の一方の端部の間に位置する第2の
押圧面と、他方のスリットから前記摩擦材の他方の端部
の間に位置する第3の押圧面に分割し、これら第1〜第
3の押圧面のそれぞれの外周側の幅寸法を、前記摩擦面
の裏側で外周側から内周側まで連続して延びているリブ
のうち、隣接するリブどうしの外周側のリブ間隔より大
きな値に設定し、第1〜第3の押圧面のそれぞれの内周
側の幅寸法を、前記隣接するリブどうしの内周側のリブ
間隔より大きな値に設定した。
【0014】ここで、本発明者等が行った実験によれ
ば、制動時に、ベンチレーテッドロータにパッドの摩擦
材を押圧すると、摩擦面のリブに支持されていない部分
が熱変形により内側に撓み、周方向に山と谷が連続する
波打ち面が摩擦面が生ずる。これに対し、摩擦材に2本
のスリットを形成し、これらスリットの間の部分の面積
と、一方のスリットと摩擦材のロータ周方向の一方の端
面との間の部分の面積と、他方のスリットと摩擦材14
の他方の端面との間の部分の面積とが、前述した波打ち
面の谷の部分より小さな面積であると、摩擦材の各部分
が谷の底に嵌まり、次いで、その谷から出て山の頂部で
接触する動作を繰り返す。これによって、パッドに振動
が生じて異音が発生することが判明した。
【0015】そこで、さらなる鋭意研究を行ったとこ
ろ、ベンチレーテッドロータに対して波打ち面を防止す
るための改良を行わなくても、摩擦材に形成するスリッ
トの位置を変更するだけで、パッドの振動を抑制して異
音発生が防止できる。つまり、請求項1に係る発明のよ
うに、摩擦材の押圧面に形成した第1〜第3の押圧面の
形状を、前記摩擦面の裏側の外周側から内周側まで連続
して延びているリブのうち隣接するリブどうしの間の幅
より大きな形状に設定すると、第1〜第3の押圧面が波
打ち面の谷の部分に入り込まず、パッドの振動が抑制さ
れるのである。
【0016】ここで、ベンチレーテッドロータとして
は、請求項2に係る発明のように摩擦面の裏側に等長リ
ブを配置したもの、請求項3に係る発明のように長尺リ
ブ及び短尺リブを交互に配置したものがあるが、摩擦面
の裏側の外周側から内周側まで連続して延びているリブ
(請求項2では等長リブ、請求項3では長尺リブ)に対
応して第1〜第3の押圧面の形状を設定することで、パ
ッドの振動を確実に抑制することができる。
【0017】また、熱変形により摩擦面に波打ち面が発
生するベンチレーテッドロータに好適なパッドとして
は、請求項4記載のディスクブレーキ用パッドが好適で
ある。このパッドは、上述したパッドの振動を抑制でき
るとともに、2本のスリットを互いに平行に形成しただ
けで課題を解決することができるので、製作費が低減す
る。
【0018】さらに、請求項5記載のディスクブレーキ
用パッドは、上述したパッドの振動を抑制できるととも
に、摩擦材の幅寸法が小さくなって小型のパッドとなる
ので、ディスクブレーキへの組み付け性が良好となる。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のディスクブレー
キによると、ベンチレーテッドロータの摩擦面に接触す
る前記摩擦材の押圧面に、ベンチレーテッドロータの外
周側から内周側に延びる少なくとも2本のスリットを形
成し、これらスリットにより、押圧面を、スリット間に
位置する第1の押圧面と、一方のスリットから前記摩擦
材のロータ周方向の一方の端部の間に位置する第2の押
圧面と、他方のスリットから前記摩擦材の他方の端部の
間に位置する第3の押圧面に分割するとともに、これら
第1〜第3の押圧面の形状を、摩擦面の裏側の外周側か
ら内周側まで連続して延びているリブのうち、隣接する
リブどうしの間の幅より大きな形状に設定したこことか
ら、制動時においてベンチレーテッドロータの摩擦面に
波打ち面が発生しても、第1〜第3の押圧面は波打ち面
の谷部に入り込まず、パッドの振動を抑制して異音の発
生を防止できるという効果を奏する。
【0020】また、請求項2記載のディスクブレーキに
よると、前記リブの配列を、前記摩擦面の裏側で外周側
から内周側まで連続して延び、互いに等間隔に放射状に
配置されている等長リブにより構成した場合、摩擦材に
形成した前記第1〜第3の押圧面のそれぞれの外周側の
幅寸法を、隣接している一対の前記等長リブの外周側の
リブ間隔より大きな値に設定したので、請求項1と同様
の効果を奏する。
【0021】また、請求項3記載のディスクブレーキに
よると、前記リブの配列を、長尺リブ及び短尺リブが交
互に配列されながら等間隔に放射状に延びており、且
つ、前記長尺リブが前記摩擦面の裏側の外周側から内周
側まで連続している構成とした場合にも、前記摩擦材に
形成した第1〜第3の押圧面のそれぞれの外周側の幅寸
法を、隣接している一対の前記長尺リブの外周側のリブ
間隔より大きな値に設定したので、請求項1と同様の効
果を奏する。
【0022】また、請求項4記載のディスクブレーキ用
パッドによると、上述した効果が得られるとともに、摩
擦材に2本のスリットを平行に設けただけでパッドの製
作が完了するので、製作費の低減を図ったパッドを提供
することができる。さらに、請求項5記載のディスクブ
レーキ用パッドによると、上述した効果を得ることがで
きるとともに、小型のパッドとなるので、ディスクブレ
ーキへの組み付け性が良好となるという効果も奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るディスクブ
レーキの実施形態を図面に基づいて説明する。図1から
図3は本発明の第1実施形態を示す図であって、図1は
本実施形態に係るベンチレーテッドロータ20の一部破
断正面図、図2は本実施形態に係るパッド22及びベン
チレーテッドロータ20の配置を示す側面図、図3はパ
ッド22を示す正面図である。
【0024】ベンチレーテッドロータ20は、車両幅方
向外側に配設される円板形状のアウタ側の摺動板24
と、この摺動板24に平行に対向して車両幅方向内側に
配設される円板形状のインナ側の摺動板26とを有して
いて、これら摺動板24、26の中央部は大きく開口し
ており、アウタ側の摺動板26の内周部には、車軸への
取付の際に利用される円筒部28が同軸に固定されてい
る。円筒部28の底部28aには、ボルト挿通用の複数
の孔28b等が形成されている。
【0025】一対の摺動板24、26間には、複数個の
リブ30…が、半径方向に沿って放射状に延びるように
等間隔に介在し、それらリブ30…間がベンチレーショ
ン孔32…となっている。そして、一対の摺動板24、
26の外側面を摩擦面24a、26aとし、これら摩擦
面24a、26bに一対のパッド22が対向している。
【0026】パッド22は、一対の摺動板24、26の
摩擦面24a、26aに対向している正面視略扇形の摩
擦材34と、その背面に固定した裏板36とを備えた部
材であり、摩擦材34には、平行な2本のスリット3
8、40が形成されている。そして、スリット38、4
0のスリット間隔を寸法b2 とし、一方のスリット38
から摩擦材34の一方の端面までの距離を寸法c2
し、他方のスリット40から摩擦材34の他方の端面ま
での距離を寸法d2 とし、ベンチレーテッドロータ20
の隣接するリブ30、30間の外周側のリブ間隔を寸法
2 とすると、これらの寸法の関係は、 a2 <b2 、a2 <c2 、a2 <d2 ………(1) の関係となっている。
【0027】つまり、摩擦材34には、2本のスリット
38、40を境として、図3に示すように、外周側のリ
ブ間隔a2 より大きな寸法の辺(b2 、c2 、d2 )を
有し、且つ、リブ30の長手方向の長さより長い寸法の
辺を有する略矩形状の押圧面34a、34b、34cが
形成されている。そして、図示しないシリンダの作動に
より各パッド22が一対の摺動板24、26側に移動す
ると、各パッド22の摩擦材28が一対の摺動板24、
26の摩擦面24a、26bを押圧してベンチレーテッ
ドロータ20の回転を減速若しくは停止させるようにな
っている。
【0028】ここで、一対の摺動板24、26のリブ3
0に支持されていない部分が熱変形により内側に撓み、
図2の破線で示すように、摩擦面24a、26bの周方
向に山と谷が連続する波打ち面が生じたベンチレーテッ
ドロータ20となっても、本実施形態では、ベンチレー
テッドロータ20を押圧するパッド22の振動を抑制
し、異音を防止する。
【0029】すなわち、摩擦面24a、26bの波打ち
面の内側に撓む部分(谷部)は、隣接するリブ30、3
0の間の部分であるが、パッド22の押圧面34a、3
4b、34cの全ては、前述した谷部より大きな幅を有
しているので、どの押圧面も谷部の底に嵌まり込まな
い。したがって、従来のようにパッドが波打ち面の谷に
嵌まり込むような動作が発生しないので、パッド22の
振動を抑制して異音を防止することができる。
【0030】また、本実施形態では、異音を防止する構
造として、摩擦材34に2本のスリット38、40を平
行に設けただけでパッド22の製作が完了するので、パ
ッド22の製作費の低減化を図ることができる。なお、
本実施形態のリブ30が、請求項3記載の等長リブに相
当する。図4及び図5は、本発明に係る第2実施形態を
示す図であって、図4は、第1実施形態のパッド22と
異なる形状のパッド50を示す正面図、図5は、本実施
形態のパッド50の配置位置を示したベンチレーテッド
ロータ20の一部破断正面図である。なお、図1から図
3で示した構成と、同一構成部分には、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0031】本実施形態のパッド50は、平面視略矩形
の摩擦材42と、その背面に固定した裏板36とを備え
た部材であり、摩擦材42には、下端側から上端側に向
かうに従い逆ハの字状に延びるように2本のスリット5
2、54が形成されている。すなわち、2本のスリット
52、54は、下端側のスリット間隔を寸法b3 とし、
上端側のスリット間隔を、前述した寸法b3 より大きい
寸法b2 (b2 >b 3 )となるように形成されている。
【0032】ここで、上端側のスリット間隔b2 は、ベ
ンチレーテッドロータ20の隣接するリブ30、30の
外周側のリブ間隔a2 より大きく(a2 <b2 )、下端
側のスリット間隔b3 は、隣接するリブ30、30の内
周側のリブ間隔a3 より大きい値である(a3
3 )。また、第1実施形態と同様に、一方のスリット
52と摩擦材34の一方の端面までの距離c2 は、外周
側のリブ間隔a2 より大きく(a2 <c2 )、他方のス
リット54と摩擦材42の他方の端面までの距離d
2も、外周側のリブ間隔a2 より大きく設定している
(a2 <d2 )。
【0033】すなわち、 a2 <b2 、a2 <c2 、a2 <d2 、a3 <b3 ………(2) の関係となっている。したがって、摩擦材42には、2
本のスリット52、54を境として、図4に示すよう
に、外周側のリブ間隔a2 より大きな寸法の辺(b2
2 、d2 )を有し、且つ、リブ30の長手方向の長さ
より長い寸法の辺を有する略台形状の押圧面42a、4
2b、42cが形成されている。
【0034】そして、熱変形により摩擦面24a、26
bに波打ち面が発生しても、パッド50の42a、42
b、42cの全ては、波打ち面の谷部より大きな幅を有
しているので、どの押圧面も谷部の底に嵌まり込まな
い。したがって、パッド22の振動を抑制し、異音を防
止することができる。また、2本のスリット52、54
は、パッド50の摩擦材42に逆ハの字形状となるよう
に形成したが、このようにすると、摩擦材42の下端側
の長手方向の寸法が小さくなって第1実施形態のパッド
22より小型のパッド50となるので、ディスクブレー
キへの組み付け性が良好となる。
【0035】次に、図6及び図7は、本発明に係る第3
実施形態を示す図であって、図6は、ベンチレーテッド
ロータ60の一部破断正面図、図7は、本実施形態のパ
ッド70を示す正面図である。なお、前述した第1及び
第2実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してそ
の説明を省略する。本実施形態のベンチレーテッドロー
タ60は、一対の摺動板24、26間に、2種類のリブ
62、64…が、半径方向に沿って放射状に複数介在し
ていて、それらリブ62、64…間がベンチレーション
孔66となっている。
【0036】一方の種類のリブ62は、半径方向外側の
部分が外端部に近づくに従って徐々に太くなっている長
尺なリブであり(以下、長尺リブ62と称する)、周方
向に等間隔に配置されている。また、他方の種類のリブ
64は、隣接する長尺リブ62の周方向の中間位置に配
置されており、長尺リブ62と半径方向外端が一致し、
半径方向内端が長尺リブ62より外周側に位置している
短尺なリブである(以下、短尺リブと称する)。
【0037】パッド70は、正面視扇形の摩擦材72
と、その背面に固定した裏板74とを備えた部材であ
り、摩擦材72には、平行な2本のスリット76、78
が形成されている。そして、スリット76、78のスリ
ット間隔を寸法b4 とし、一方のスリット76から摩擦
材74の一方の端面までの距離を寸法c4 とし、他方の
スリット78から摩擦材74の他方の端面までの距離を
寸法d4 とし、ベンチレーテッドロータ60の隣接する
長尺リブ62、62の外周側のリブ間隔を寸法a4 とす
ると、これらの寸法の関係は、 a4 <b4 、a4 <c4 、a4 <d4 ………(3) の関係となっている。
【0038】つまり、摩擦材74には、2本のスリット
76、78を境として、図7に示すように、長尺リブ6
2、62の外周側のリブ間隔a4 より大きな寸法の辺
(b4、c4 、d4 )を有し、且つ、リブ30の長手方
向の長さより長い寸法の辺を有する略矩形状の押圧面7
4a、74b、74cが形成されている。ここで、一対
の摺動板24、26の長尺リブ62、短尺リブ64に支
持されていない部分が熱変形し、長尺リブ62、短尺リ
ブ64が隣接している外周側の摩擦面24a、26aに
山と谷が連続する波打ち面を形成し、長尺リブ62どう
しが隣接している内周側の摩擦面24a、26aに大き
な山と谷が連続する波打ち面を形成しても、本実施形態
では、ベンチレーテッドロータ60を押圧するパッド7
0の振動を抑制し、異音を防止する。
【0039】すなわち、パッド70の押圧面74a、7
4b、74cの全ては、摩擦面24a、26aの内周側
(長尺リブ62どうしが隣接している位置)に発生した
波打ち面の大きな谷より大きな幅を有しているので、ど
の押圧面も谷部の底に嵌まり込まない。したがって、パ
ッド70は振動を発生せず、異音を防止することができ
る。
【0040】また、本実施形態は、第1実施形態と同様
に、摩擦材74に2本のスリット76、78を平行に設
けただけでパッド70の製作が完了するので、パッド7
0の製作費の低減化を図ることができる。次に、図8及
び図9は、本発明に係る第4実施形態を示す図であっ
て、図8は、本実施形態のパッド80を示す正面図、図
9は、パッド80の配置位置を示したベンチレーテッド
ロータ60の一部破断正面図である。
【0041】本実施形態のパッド80は、扇形形状の摩
擦材82と、その背面に固定した裏板84とを備えた部
材であり、摩擦材82に、下端側から上端側に向けて逆
ハの字状に延びる2本のスリット86、88が形成され
ている。すなわち、2本のスリット86、88は、下端
側のスリット間隔を寸法b5 とし、上端側のスリット間
隔を、前述した寸法b5 より大きい寸法b4 (b4 >b
5 )となるように形成されている。ここで、上端側のス
リット間隔b4 は、ベンチレーテッドロータ20の隣接
する長尺リブ62、62の外周側のリブ間隔a4より大
きく(a4 <b4 )、下端側のスリット間隔b5 は、隣
接する長尺リブ62、62の内周側のリブ間隔a5 より
大きい値である(a5 <b5 )。
【0042】また、第3実施形態と同様に、一方のスリ
ット86と摩擦材82の一方の端面までの距離c4 は、
長尺リブ62、62の外周側のリブ間隔a4 より大きく
(a 4 <c4 )、他方のスリット88と摩擦材82の他
方の端面までの距離d4 も、外周側のリブ間隔a4 より
大きく設定している(a4 <d4 )。すなわち、 a4 <b4 、a4 <c4 、a4 <d4 、a5 <b5 ………(4) の関係となっている。
【0043】したがって、摩擦材42には、2本のスリ
ット86、88を境として、図4に示すように、隣接す
る長尺リブ62、62の外周側のリブ間隔a4 より大き
な寸法の辺(b4 、c4 、d4 )を有し、且つ、長尺リ
ブ30の長手方向の長さより長い寸法の辺を有する略台
形状の押圧面82a、82b、82cが形成されてい
る。
【0044】そして、熱変形により摩擦面24a、26
bに波打ち面が発生しても、パッド50の押圧面82
a、82b、82cの全ては、波打ち面の谷部より大き
な幅を有しているので、どの押圧面も谷部の底に嵌まり
込まない。したがって、パッド80は振動を発生せず、
異音を防止することができる。また、2本のスリット8
6、88は、パッド80の摩擦材82に逆ハの字形状と
なるように形成したが、このようにすると、摩擦材82
の下端側の長手方向の寸法が小さくなって第3実施形態
のパッド80より小型のパッド80となるので、ディス
クブレーキへの組み付け性が良好となる。
【0045】なお、上述した第1及び第2実施形態で
は、長さが等しいリブ(等長リブ)30採用し、第3及
び第4実施形態では、長尺リブ62及び短尺リブ64を
交互に配列したベンチレーテッドロータを示したが、本
発明の要旨がこれに限定されるものではなく、例えば、
所定間隔をあけて配置した長尺リブ62の間に、半径方
向に間欠的に小さなリブが延在している構造のベンチレ
ーテッドロータであっても、同様の効果を奏することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のベンチレーテッドロータの一部
破断正面図である。
【図2】第1実施形態のベンチレーテッドロータ及びパ
ッドを示す側面図である。
【図3】第1実施形態のパッドを示す正面図である。
【図4】第2実施形態のパッドを示す正面図である。
【図5】第2実施形態のパッド及びベンチレーテッドロ
ータの一部破断正面を示す図である。
【図6】第3実施形態のベンチレーテッドロータの一部
破断正面図である。
【図7】第3実施形態のパッドを示す正面図である。
【図8】第4実施形態のパッドを示す正面図である。
【図9】第4実施形態のパッド及びベンチレーテッドロ
ータの一部破断正面を示す図である。
【図10】従来のベンチレーテッドロータ及びパッドを
示す側面図である。
【符号の説明】
20、60 ベンチレーテッドロータ 22、50、80 パッド 24、26 摺動板 24a、26a 摩擦面 30 リブ(等長リブ) 62 長尺リブ 64 短尺リブ 32、66 ベンチレーション孔 34、42、72、82 摩擦材 26、36、74、84 裏板 28、40、52、54、76、78、86、88 ス
リット a2 隣接するリブ間の外周側のリブ間隔 a3 隣接するリブ間の内周側のリブ間隔 b2 、b4 上端側のスリット間隔 b3 、b5 下端側のスリット間隔 c2 、c4 一方のスリットから摩擦材の一方の端部ま
での距離 d2 、d4 他方のスリットから摩擦材の他方の端部ま
での距離 34a、42a、74a、82a 押圧面(第2の押圧
面) 34b、42b、74b、82b 押圧面(第1の押圧
面) 34c、42c、74c、82c 押圧面(第3の押圧
面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の摺動板の外周側の間に、
    放射状に延びる複数のリブを介在させて前記摺動板の内
    面と前記リブとの間にベンチレーション孔を形成し、且
    つ、前記一対の摺動板の外周側の外面を摩擦面としたベ
    ンチレーテッドロータと、正面視略扇形の摩擦材及びそ
    の背面に固定した裏板により構成され、前記ベンチレー
    テッドロータの摩擦面に前記摩擦材を押圧して前記ベン
    チレーテッドロータの回転を抑制するパッドと、を備え
    たディスクブレーキにおいて、 前記ベンチレーテッドロータの摩擦面に接触する前記摩
    擦材の押圧面に、前記ベンチレーテッドロータの外周側
    から内周側に延びる少なくとも2本のスリットを形成
    し、これらスリットにより、前記押圧面を、スリット間
    に位置する第1の押圧面と、一方のスリットから前記摩
    擦材のロータ周方向の一方の端部の間に位置する第2の
    押圧面と、他方のスリットから前記摩擦材の他方の端部
    の間に位置する第3の押圧面に分割するとともに、これ
    ら第1〜第3の押圧面の形状を、前記摩擦面の裏側の外
    周側から内周側まで連続して延びているリブのうち、隣
    接するリブどうしの間の幅より大きな形状に設定したこ
    とを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記リブの配列を、前記摩擦面の裏側で
    外周側から内周側まで連続して延び、互いに等間隔に放
    射状に配置されている等長リブにより構成し、前記摩擦
    材に形成した前記第1〜第3の押圧面のそれぞれの外周
    側の幅寸法を、隣接している一対の前記等長リブの外周
    側のリブ間隔より大きな値に設定したことを特徴とする
    請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. 【請求項3】 前記リブの配列を、長尺リブ及び短尺リ
    ブが交互に配列されながら等間隔に放射状に延びてお
    り、且つ、前記長尺リブが前記摩擦面の裏側の外周側か
    ら内周側まで連続している構成とし、前記摩擦材に形成
    した前記第1〜第3の押圧面のそれぞれの外周側の幅寸
    法を、隣接している一対の前記長尺リブの外周側のリブ
    間隔より大きな値に設定したことを特徴とする請求項1
    記載のディスクブレーキ。
  4. 【請求項4】 正面視略扇形の摩擦材及びその背面に固
    定した裏板により構成されており、一対の摺動板の外周
    側の間に、放射状に延びる複数のリブを介在させてなる
    ベンチレーテッドロータの摩擦面を押圧して該ベンチレ
    ーテッドロータの回転を抑制するディスクブレーキ用パ
    ッドであって、 前記摩擦材の押圧面に、前記ベンチレーテッドロータの
    外周側から内周側に延びる少なくとも2本のスリットを
    互いに平行に形成し、これらスリットにより、前記押圧
    面を、スリット間に位置する第1の押圧面と、一方のス
    リットから前記摩擦材のロータ周方向の一方の端部の間
    に位置する第2の押圧面と、他方のスリットから前記摩
    擦材の他方の端部の間に位置する第3の押圧面に分割す
    るとともに、これら第1〜第3の押圧面のそれぞれの幅
    寸法を、前記摩擦面の裏側で外周側から内周側まで連続
    して延びているリブのうち、隣接するリブどうしの外周
    側のリブ間隔より大きな値に設定したことを特徴とする
    ディスクブレーキ用パッド。
  5. 【請求項5】 正面視略扇形の摩擦材及びその背面に固
    定した裏板により構成されており、一対の摺動板の外周
    側の間に、放射状に延びる複数のリブを介在させてなる
    ベンチレーテッドロータの摩擦面を押圧して該ベンチレ
    ーテッドロータの回転を抑制するディスクブレーキ用パ
    ッドであって、 前記摩擦材の押圧面に、前記ベンチレーテッドロータの
    外周側から内周側に延びる2本のスリットを略逆ハの字
    状に形成し、これらスリットにより、前記押圧面を、ス
    リット間に位置する第1の押圧面と、一方のスリットか
    ら前記摩擦材のロータ周方向の一方の端部の間に位置す
    る第2の押圧面と、他方のスリットから前記摩擦材の他
    方の端部の間に位置する第3の押圧面に分割し、これら
    第1〜第3の押圧面のそれぞれの外周側の幅寸法を、前
    記摩擦面の裏側で外周側から内周側まで連続して延びて
    いるリブのうち、隣接するリブどうしの外周側のリブ間
    隔より大きな値に設定し、第1〜第3の押圧面のそれぞ
    れの内周側の幅寸法を、前記隣接するリブどうしの内周
    側のリブ間隔より大きな値に設定したことを特徴とする
    ディスクブレーキ用パッド。
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