JPH0318753Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0318753Y2 JPH0318753Y2 JP1986122922U JP12292286U JPH0318753Y2 JP H0318753 Y2 JPH0318753 Y2 JP H0318753Y2 JP 1986122922 U JP1986122922 U JP 1986122922U JP 12292286 U JP12292286 U JP 12292286U JP H0318753 Y2 JPH0318753 Y2 JP H0318753Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation holes
- air
- rows
- rotor
- cooled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 27
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車その他の車両に使用するデイ
スクブレーキ用ロータの改良に関し、ロータの温
度分布を均等にすると共に効果的に冷却できるよ
うにしたものである。
スクブレーキ用ロータの改良に関し、ロータの温
度分布を均等にすると共に効果的に冷却できるよ
うにしたものである。
(従来の技術)
デイスクブレーキのロータを空冷するために、
デイスクに2列の通気孔を、各通気孔が二つずつ
並ぶ状態で配列するものは特開昭59−80535号公
報により知られている。この通気孔は、第6図に
示すようにデイスクaに通気孔bとcが同方向同
位相に並べて設けられている。
デイスクに2列の通気孔を、各通気孔が二つずつ
並ぶ状態で配列するものは特開昭59−80535号公
報により知られている。この通気孔は、第6図に
示すようにデイスクaに通気孔bとcが同方向同
位相に並べて設けられている。
(考案が解決しようとする問題点)
前記の従来技術においては、通気孔b及びcに
近い部分d,e等は通気孔を通る空気や両側の空
気で冷却されるが、fで示す部分は、空気の接触
する面から遠いため冷却されにくく、これにより
デイスクaも全体として冷却されにくいという問
題がある。
近い部分d,e等は通気孔を通る空気や両側の空
気で冷却されるが、fで示す部分は、空気の接触
する面から遠いため冷却されにくく、これにより
デイスクaも全体として冷却されにくいという問
題がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、前記の問題点を解決したもので、そ
の手段は、デイスクを半径方向に貫通する多数の
通気孔を周方向に配列してなる通気孔列を、軸方
向に複数列並べて設けたデイスクブレーキ用空冷
ロータにおいて、隣接する通気孔列の一方の通気
孔の位置を、他方の各通気孔間のリブに対向する
ように設定したことを特徴とする。
の手段は、デイスクを半径方向に貫通する多数の
通気孔を周方向に配列してなる通気孔列を、軸方
向に複数列並べて設けたデイスクブレーキ用空冷
ロータにおいて、隣接する通気孔列の一方の通気
孔の位置を、他方の各通気孔間のリブに対向する
ように設定したことを特徴とする。
(作用)
前記の構成により、デイスクの通気孔列に挟ま
れた部分は、どの点においても少なくとも一方の
通気孔列の通気孔の近くに位置することになるた
め、該部分の冷却は良好に行われ、デイスク全体
の冷却も良好に行われる。
れた部分は、どの点においても少なくとも一方の
通気孔列の通気孔の近くに位置することになるた
め、該部分の冷却は良好に行われ、デイスク全体
の冷却も良好に行われる。
(実施例)
本考案の実施例を以下図面によつて説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
し、デイスクブレーキ用のロータ1は、両側に摩
擦面2a,2bを形成したデイスク2とトルク伝
達部3とを備え、デイスク2には、内周面4、外
周面5を貫通し且つ同方向に配列した通気孔6,
6…の通気孔列と、同様に配列した通気孔7,7
…の通気孔列を軸方向に並べると共に、通気孔6
と7の位置を周方向に互いにずらせて設けてお
り、これにより通気孔間のリブ8,9も周方向に
交互に配置される。従つて、第3図に示すごと
く、通気孔6とリブ9とが対向配置され、通気孔
7とリブ8とが対向配置される。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
し、デイスクブレーキ用のロータ1は、両側に摩
擦面2a,2bを形成したデイスク2とトルク伝
達部3とを備え、デイスク2には、内周面4、外
周面5を貫通し且つ同方向に配列した通気孔6,
6…の通気孔列と、同様に配列した通気孔7,7
…の通気孔列を軸方向に並べると共に、通気孔6
と7の位置を周方向に互いにずらせて設けてお
り、これにより通気孔間のリブ8,9も周方向に
交互に配置される。従つて、第3図に示すごと
く、通気孔6とリブ9とが対向配置され、通気孔
7とリブ8とが対向配置される。
制動作用によつてデイスク2に蓄積された熱
は、摩擦面2a,2bに接触する空気及び通気孔
6,7を通る空気で冷却される。両通気孔列の中
間にあつてリブ8の奥にある中間部10は、摩擦
面2aから遠く通気孔6,6と接する面積も小さ
いのでこれらによる冷却作用は少ないが、反対側
にある通気孔7に広い面積で接しているので該通
気孔7を通る空気によつて冷却され、他の部分と
比べ大きな温度差は生じない。次の中間部11に
おいても条件は全く同一である。したがつて、第
6図の従来例に比べすぐれた放熱効果を発揮す
る。
は、摩擦面2a,2bに接触する空気及び通気孔
6,7を通る空気で冷却される。両通気孔列の中
間にあつてリブ8の奥にある中間部10は、摩擦
面2aから遠く通気孔6,6と接する面積も小さ
いのでこれらによる冷却作用は少ないが、反対側
にある通気孔7に広い面積で接しているので該通
気孔7を通る空気によつて冷却され、他の部分と
比べ大きな温度差は生じない。次の中間部11に
おいても条件は全く同一である。したがつて、第
6図の従来例に比べすぐれた放熱効果を発揮す
る。
次に第4図及び第5図は、本考案の第2実施例
を示し、デイスク20に3組の通気孔21,22
及び23をもつ三つの通気孔列を設けたもので、
これにおいても軸方向に隣接する通気孔は、同方
向の位置が互いにずれており、隣接する通気孔列
の一方のリブと他方の通気孔とが対向するように
配置されているので、第1実施例と同様の作用及
び効果を奏する。
を示し、デイスク20に3組の通気孔21,22
及び23をもつ三つの通気孔列を設けたもので、
これにおいても軸方向に隣接する通気孔は、同方
向の位置が互いにずれており、隣接する通気孔列
の一方のリブと他方の通気孔とが対向するように
配置されているので、第1実施例と同様の作用及
び効果を奏する。
(考案の効果)
本考案は、以上のとおり各通気孔列の間にある
リブ8,9の内側部分である中間部10,11等
を該リブ8,9と対向する通気孔7,6によつて
冷却し、該中間部10,11の放熱を良好に行な
うのでデイスクは全体として均一かつ能率よく冷
却される。
リブ8,9の内側部分である中間部10,11等
を該リブ8,9と対向する通気孔7,6によつて
冷却し、該中間部10,11の放熱を良好に行な
うのでデイスクは全体として均一かつ能率よく冷
却される。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図はロータの縦断面図、第2図は第1図
の−線断面図、第3図は第2図の−線断
面図、第4図は本考案の第2実施例の縦断面図、
第5図は第4図の周方向断面図、第6図は従来例
の周方向断面図である。 1……ロータ、2,20……デイスク、6,
7,21,22,23……通気孔。
し、第1図はロータの縦断面図、第2図は第1図
の−線断面図、第3図は第2図の−線断
面図、第4図は本考案の第2実施例の縦断面図、
第5図は第4図の周方向断面図、第6図は従来例
の周方向断面図である。 1……ロータ、2,20……デイスク、6,
7,21,22,23……通気孔。
Claims (1)
- デイスクを半径方向に貫通する多数の通気孔を
周方向に配列してなる通気孔列を、軸方向に複数
列並べて設けたデイスクブレーキ用空冷ロータに
おいて、隣接する通気孔列の一方の通気孔の位置
を、他方の各通気孔間のリブに対向するように設
定したことを特徴とする、デイスクブレーキ用空
冷ロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986122922U JPH0318753Y2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986122922U JPH0318753Y2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6328930U JPS6328930U (ja) | 1988-02-25 |
JPH0318753Y2 true JPH0318753Y2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=31013564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986122922U Expired JPH0318753Y2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0318753Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102092780B1 (ko) * | 2018-10-23 | 2020-03-24 | 서한산업(주) | 다중 브레이크디스크 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353829U (ja) * | 1976-10-08 | 1978-05-09 | ||
JPS5980535A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-10 | Hino Motors Ltd | デイスクブレ−キ用ロ−タ |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP1986122922U patent/JPH0318753Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353829U (ja) * | 1976-10-08 | 1978-05-09 | ||
JPS5980535A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-10 | Hino Motors Ltd | デイスクブレ−キ用ロ−タ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6328930U (ja) | 1988-02-25 |
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