JP2001165137A - 角形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取付方法 - Google Patents

角形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取付方法

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良平 渡辺
Kichinosuke Inoue
吉之助 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は閉鎖断面を有する角形鋼管柱の任意
の位置で且つその内壁へ直接に取付けることが出来ると
共に接合金具の穴にも容易に取付けることが可能な角形
鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取付方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 従来のボルト工法で用いる長尺な角形鋼
管柱1の任意の位置に梁接合用ボルト2の取付穴11を穿
設したものに、該取付穴11の近くにボルト挿通用の挿入
穴12を1個か2個穿設させ、ボルト2の先端をボルトチ
ャック3の支持部31で支持し、それを挿入穴12に挿通さ
せて対向面又は横面の取付穴11へ誘導させてボルト2の
先端を取付穴11から引出して突出させ、角形鋼管柱1の
内壁にボルト2が直接に取付けられる梁接合用ボルトの
取付方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は5階建て程度までの
長尺な角形鋼管柱にH形鋼等の梁を接合する場合に取付
けるボルトが、角形鋼管柱の外部からその内壁に誘導さ
れて配置出来る角形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取
付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、角形鋼管柱とH形鋼等の梁との接
合は、角形鋼管柱の内部に手が入らないため、殆ど溶接
工法が採用されているが、溶接工法は手間が掛るばかり
でなく、溶接作業者の技能によって梁の溶接部の品質や
強度にバラツキが生じていた。また溶接工法では角形鋼
管柱を一度切断し、梁を接合した後、角形鋼管柱を溶接
で接合するため、角形鋼管柱の品質の確保にも問題があ
ると共に組立精度が要求されるため、寸法がしっかり決
まるまで仕事が出来なかった。このため、図5に示すよ
うな角形鋼管柱(1)とH形鋼等の梁(9)との接合に
ボルト工法が採用された接合構造のものも多くなってい
るが、これは短く切断された角形鋼管柱(1)の端部か
ら内部に手を入れてボルト(2)を配置させると共に接
合金物(6)を固定し、且つH形鋼等の梁(9)をボル
ト(2)で角形鋼管柱(1)に取付けたボルト工法であ
る一方、一度切断した角形鋼管柱(1)を溶接で再度接
合するためその品質の確保に問題があると共に長尺の角
形鋼管柱(1)の途中位置にH形鋼等の梁(9)を取付
けることは不可能であった。
【0003】近年に於いては長尺な角形鋼管柱(1)の
任意の位置でもH形鋼等の梁(9)を容易にボルト工法
が行えるように、特殊な梁接合用補強金物を長尺な角形
鋼管柱(1)の内部に取付ける工法などが種々提案され
ている。本発明者においても実用新案登録番号第301
8179号で「建築用角形鋼管柱と梁の接合用取付部
材」を提案したところである(図4参照)。更に長尺な
角形鋼管柱(1)の任意の位置でもH形鋼等の梁(9)
を外側から容易にボルト工法が行えるための実用新案登
録番号第3018180号で「建築用角形鋼管柱と梁な
どの接合用取付ボルト」を提案したところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記梁接
合用補強金物を長尺な角形鋼管柱(1)の内部に取付け
る工法や実用新案登録番号第3018179号の接合用
取付部材を用いる場合には、それらを長尺な角形鋼管柱
(1)の内部に取付ける際に、穴を正確に合致させてボ
ルト(2)を通すことが難しく、又、前記接合用取付部
材の取付け位置を正確にセットすることが面倒で手間が
掛り、特に角形鋼管柱(1)の板厚が異なりその内径が
異なると使用できなくなる等の問題点があった。更に本
発明者が提案した角形鋼管柱(1)の外側から容易にボ
ルト工法が行えるための接合用取付ボルトを用いると、
その構造が複雑であるので、部品単価が高くなるのが欠
点であった。
【0005】本発明は閉鎖断面を有する角形鋼管柱の任
意の位置で且つその内壁へ直接に取付けることが出来る
と共に接合金具の穴にも容易に取付けることが可能な角
形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取付方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は成されたものであり、つまり、任意の位置
に梁接合用ボルトの取付穴を穿設した従来のボルト工法
で用いる長尺な角形鋼管柱に、前記取付穴の近くにボル
ト挿通用の挿入穴を穿設し、ボルトの先端を支持するた
めの支持部と、前記挿入穴と取付穴間を誘導させるワイ
ヤーなどの導入部とから成るボルトチャックを用い、該
ボルトチャックにボルトの先端を支持させ、それを挿入
穴に挿通させて対向面又は横面の取付穴に向ってボルト
を誘導して各取付穴からボルトのネジ部を引出して突出
させ、そのネジ部に合せて補強鋼鈑や接合金物を配置さ
せると共に前記ネジ部にワッシャとナットを取付けて固
定し、前記角形鋼管柱の内壁にボルトが直接に取付けら
れる角形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取付方法とす
る。尚、前記ボルトのネジ部を引出して突出させた際
に、ネジ部の基部に仮止具を取付け、全ての取付穴にボ
ルトを突出させて仮止具で仮止めした後、補強鋼鈑や接
合金物を配置すると共に各ネジ部にワッシャとナットを
取付け、その後、仮止具を全て取外し、更にナットを締
めて仮締めする梁接合用ボルトの取付方法としても良
い。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明方法の実施形態の工
法を示す図であり、先ず始めに図中の番号について説明
する。(1)は5階建て程度までの長尺な角形鋼管柱で
あり、該角形鋼管柱(1)の任意の位置には梁接合用ボ
ルト(2)の取付穴(11)が穿設されていると共にボル
ト挿通用の挿入穴(12)が穿設されている。前記取付穴
(11)はボルト(2)のネジ部(21)の外径よりも2mm
前後大きく穿設されており、前記挿入穴(12)はネジ径の
2.5倍〜3倍程度の大きさであり、ボルト(2)の頭
部が容易に入って挿通出来る大きさに穿設すれば良い。
尚、前記挿入穴(12)は前記取付穴(11)の対向面に穿設
するが、梁(9)の取付け状態によっては、必ずしも対
向面に穿設しなくても良く、この場合には、横面に穿設
された前記挿入穴(12)を利用する。又、前記ボルト
(2)としては、図1、図3(a)に示すトルシア形高
力ボルトを用いると良いが、図3(b)に示す一般の六
角ボルトを用いても良い。(3)はボルト(2)の先端
を支持する多数の爪と1つの輪とから成るチャック状の
支持部(31)と、該支持部(31)を一端に取付けると共に他
端を楕円状に折曲させたピアノ線材等の導入部(32)と
から構成したボルトチャックであり[図1(b),図3
(a)参照]、このボルトチャック(3)は挿入穴(12)
と取付穴(11)間を導入部(32)で誘導し、ボルト
(2)のネジ部(21)を取付穴(11)から引出して突出
させると共に角形鋼管柱(1)の内壁にボルト(2)の
頭部が配置されるための作業具である。又、図3(b)
のように1本の少し太めなピアノ線材等の端部を螺旋状
に形成し、そこにネジ部(21)を螺合させると共に他端
に円形状に折曲したボルトチャック(3)と成しても良
い。(4)は取外し可能な仮止具であり、該仮止具
(4)には、図1(d)に示す鋼線等が略C形に折曲さ
れて弾力性を有した仮止部(41)と、該仮止部(41)に
取付けた紐部(42)とがある。(5)はボルト(2)を
取付けるための穴(51)が穿設された補強鋼鈑であり、
角形鋼管柱(1)と後述する接合金物(6)との間に取
付けるが、接合状態によって使用しない場合もある。
(6)はボルト(2)を取付けるための穴(61)が穿設
された接合金物であり、該接合金物(6)としては、ス
プリットT型鋼を用いるが、他のものでも良い。(7)
はワッシャで、(8)はボルト(2)に螺合するナット
である。
【0008】次に本発明の取付方法について説明する。
予め取付穴(11)を穿設すると共に必要個数の挿入穴
(12)を穿設し、且つ取付穴(11)と挿入穴(12)の内
側のバリを除去した角形鋼管柱(1)を用意しておく
[図1(a)参照]。またボルト(2)及びそれを支持
するボルトチャック(3)を用意する[図1(b)参
照]。先ず始めにボルト(2)の先端を多数の爪の中に
入れてから輪を爪側に押し込むとボルト(2)が支持部
(31)で把持され、抜け落ちる心配がなくなる[図1
(c)参照]。尚、前記ボルト(2)の先端を支持する
場合には、図3(a)に示すボルトチャック(3)を使
用して、トルシア形高力ボルト(2)の先端部を把持さ
せる方法と、図3(b)に示すボルトチャック(3)を
使用して、トルシア形高力ボルト(2)や一般の六角ボ
ルト(2)のネジ部(21)と螺合してボルト(2)を支持
させる方法とがある。次にボルト(2)を挿入穴(12)
から挿入して取付穴(11)からネジ部(21)を突出させる
場合について説明する。先ずボルト(2)を支持したボ
ルトチャック(3)の導入部(32)を挿入穴(12)に差
込む。そして所定の取付穴(11)に目指して導入部(3
2)の先端を挿通させる。挿通して角形鋼管柱(1)の
外部に突出した導入部(32)を手で引張ると、図2に示
すようにボルト(2)が左側から挿入穴(12)を挿通し
て角形鋼管柱(1)の内部に入る。更にボルト(2)の
ネジ部(21)の先端が取付穴(11)に挿入されて右側へ
突出するのである[図1(d)参照]。この時、ボルト
(2)は挿入穴(12)から差込んで対向面或いは横面に
設けた取付穴(11)にボルトチャック(3)で簡単に配
置させることが出来る。また図1(a)に示す矢印のよ
うに任意の取付穴(11)にボルト(2)のネジ部(21)
を角形鋼管柱(1)の外部に突出させるのである。次に
ネジ部(21)が突出したらその基部に、鋼線等が略C形
に折曲された仮止部(41)を嵌め込むことにより、ボル
ト(2)が仮止めされる。その後は、輪を爪側から引き
戻せば支持部(31)はボルト(2)の先端から把持状態
が解除され、ボルトチャック(3)は外されるのであ
る。このようにボルト(2)を順次挿入穴(12)から挿
通させて取付穴(11)からネジ部(21)を引出して突出
させることにより、ボルト(2)は角形鋼管柱(1)の
内壁に直接配置させることが出来るのである(図2参
照)。角形鋼管柱(1)の取付穴(11)から突出された
ネジ部(21)の基部は仮止具(4)によって仮止めされ
ると共に各ボルト(2)のネジ部(21)から紐部(42)
が垂れ下げられた状態となる[図1(d)参照]。
【0009】全ての取付穴(11)にボルト(2)が配置
された後は、穴加工された補強鋼板(5)、穴加工され
た接合金物(6)、ワッシャ(7)、ナット(8)を用
意する。先ず始めに各取付穴(11)から突出されたネジ
部(21)に、補強鋼板(5)の穴(51)を合せて、角形
鋼管柱(1)の表面に補強鋼板(5)を配置させる。次
に接合金物(6)の穴(61)をネジ部(21)に合せて補
強鋼板(5)の表面へ密着させて取付ける。そして突出
されたネジ部(21)にワッシャ(7)とナット(8)を
挿入してナット(8)を仮止めする。尚、この時、接合
状態によっては、前記接合金物(6)は補強鋼鈑(5)を
介在させずに直接取付ける場合もある。仮止め後、紐部
(42)を引張って仮止具(4)をボルト(2)から外
す。外してガタになった分だけナット(8)を締付けて
仮締めしておく[図1(e)参照]。次にH形鋼梁(9)
を接合する場合には、上下に取付けた接合金物(6)の
間にH形鋼梁(9)が入るようにナット(8)を弛める。
この時、仮締め状態でH形鋼梁(9)が入ればナット
(8)を弛めずにそのままでも良い。そしてH形鋼梁
(9)が所定位置に収まった時点で前記ナット(8)を締
込んで本締めすれば良い[図1(f)参照]。尚、前記
ボルト(2)を取付穴(11)に取付ける場合、始めに数
個のボルト(2)だけを取付け、次に補強鋼板(5)の
穴(51)と接合金物(6)の穴(61)に、ボルトチャッ
ク(3)が付けられたままネジ部(21)を挿入し、更に
ワッシャ(7)とナット(8)もボルトチャック(3)
を通過させる。そしてネジ部(21)にワッシャ(7)と
ナット(8)を取付けた後に、各穴ずれを確認してナッ
ト(8)を締込んで仮固定させる。その後、ボルトチャ
ック(3)を外す。次のボルト(2)を取付ける時は、
ネジ部(21)を取付穴(11),穴(51),穴(61)に一
気に差込んでボルト(2)を順次取付ける方法としても
良い(図2参照)。この時、ワッシャ(7)とナット
(8)を取付ける際に、ネジ部(21)を手で押えること
が出来れば、ボルトチャック(3)を外した後からワッ
シャ(7)とナット(8)を取付けても良い。
【0010】
【発明の効果】本発明はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0011】請求項1のように従来のボルト工法で用い
る長尺な角形鋼管柱(1)の任意の位置に梁接合用ボル
ト(2)の取付穴(11)が穿設されたものに、該取付穴
(11)の近くにボルト挿通用の挿入穴(12)を1個か2個
穿設させ、ボルト(2)の先端を支持するための支持部
(31)と、挿入穴(12)と取付穴(11)間を誘導させる導入
部(32)とから成るボルトチャック(3)を用い、該ボ
ルトチャック(3)にボルト(2)の先端を支持させ、
それを挿入穴(12)に挿通させて対向面又は横面の取付穴
(11)からボルト(2)の先端を引出して突出させ、そ
のネジ部(21)に合せて補強鋼鈑(5)や接合金物(6)
を配置させると共にネジ部(21)にワッシャ(7)とナ
ット(8)を取付けて固定し、角形鋼管柱(1)の内壁
にボルト(2)が直接に取付けられる梁接合用ボルトの
取付方法とすることにより、閉鎖断面を有する角形鋼管
柱(1)の任意位置の取付穴(11)であってもボルト
(2)を内部から外部へ突出させて取付けることが出来
ると共に接合金物(6)の穴(61)にも容易に取付ける
ことが可能なものとなる。また本発明方法を用いれば、
角形鋼管柱(1)などの組立工場に於いて、溶接技能や
組立技能がないパートタイマーの作業者であっても、組
立作業の内容が簡単であるので、角形鋼管柱(1)に補
強鋼鈑(5)や接合金物(6)をボルト(2)とナット
(8)で容易に取付けて固定することが出来る。従って、
ボルト工法が簡単に行えるため、従来の如き寸法がきっ
ちり決まらなくても、大まかに決まった時点から決定さ
れている箇所の加工を行うことができ、又、設計が決ま
らない箇所は、後から加工を行うことも容易なものとな
り、従来の加工取付方法と比較して組立工数が減少され
て工期短縮やコスト削減等の効果を高めるものとなる。
しかも、長尺な角形鋼管柱(1)の板厚が変化するもの
に対しても、本発明方法を用いれば、簡単に手間が掛ら
ずにボルト(2)を長尺な角形鋼管柱(1)の内部に取
付けることができ、穴ずれもなく、作業性が良好なもの
となる。
【0012】請求項2のようにボルト(2)の先端を取
付穴(11)から引出された基部に、取外し可能な仮止具
(4)を取付け、全ての取付穴(11)にボルト(2)を
予め取付けておくことが出来るので、補強鋼鈑(5) や
接合金物(6)の取付けが効率良く行え、コストダウン
が可能となる。又、補強鋼鈑(5)や接合金物(6)を取
付ける前であっても、仮止具(4)がネジ部(21)の基
部に取付けられているので、ボルト(2)が抜け落ちて
角形鋼管柱(1)の内部に落ちる心配がなく、移動する
ことも可能となる。
【0013】請求項3に示すようにボルト(2)として
トルシア形高力ボルトを用い、その先端を把持させて、
挿入穴(12)から各取付穴(11)に引出して突出させるこ
とにより、規定の締付トルクを確保した状態で締結作業
が可能となり、ナット(8)の弛みチェックが不要とな
ると共に角形鋼管柱(1)と梁(9)の接合強度の品質
が安定し、且つ接合施工のコストダウンに貢献出来るも
のとなる。
【0014】請求項4に示すようにボルト(2)のネジ
部(21)と螺合させて支持し、挿入穴(12)から各取付穴
(11)に引出して突出させることにより、取付穴(11)
にボルト(2)を誘導する際、ボルト(2)のネジ部
(21)が抜けて角形鋼管柱(1)の内部に落ちる心配が
殆どなく、確実にネジ部(21)を引出して突出させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の工程を示す説明図である。
【図2】本発明方法の実施形態の要部を示す説明図であ
る。
【図3】ボルトチャックでボルトの先端が支持された状
態を示す説明図である。
【図4】従来方法による接合構造の要部を示す説明図で
ある。
【図5】従来方法による別の接合構造の要部を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 角形鋼管柱 11 取付穴 12 挿入穴 2 ボルト 21 ネジ部 3 ボルトチャック 31 支持部 32 導入部 4 仮止具 5 補強鋼鈑 51 穴 6 接合金物 61 穴 7 ワッシャ 8 ナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な角形鋼管柱(1)の任意の位置に
    梁接合用ボルト(2)の取付穴(11)を穿設すると共に
    ボルト挿通用の挿入穴(12)を穿設し、該挿入穴(12)から
    対向面又は横面に穿設された前記取付穴(11)に向って
    前記ボルト(2)を誘導して各取付穴(11)から前記ボ
    ルト(2)のネジ部(21)が突出され、そのネジ部(2
    1)に補強鋼鈑(5) の穴(51)や接合金物(6)の穴
    (61)を合致させて前記補強鋼鈑(5) や前記接合金物
    (6)を配置すると共にワッシャ(7)とナット(8)を取
    付けて固定する工程に於いて、前記ボルト(2)の先端
    を支持するための支持部(31)と、前記挿入穴(12)と前記
    取付穴(11)間を誘導させるワイヤーなどの導入部(3
    2)とから成るボルトチャック(3)を用い、該ボルト
    チャック(3)によって前記ボルト(2)全体を前記挿
    入穴(12)に挿通させると共に前記ボルト(2)のネジ部
    (21)を前記取付穴(11)から引出して突出させ、前記
    角形鋼管柱(1)の内壁に前記ボルト(2)が直接に取
    付けられることを特徴とする角形鋼管柱に於ける梁接合
    用ボルトの取付方法。
  2. 【請求項2】 前記ボルト(2)のネジ部(21)を前記
    取付穴(11)から引出された基部に、取外し可能な仮止
    具(4)を取付け、且つ全ての前記取付穴(11)に前記
    ボルト(2)のネジ部(21)を突出させて前記仮止具
    (4)で仮止めした後、前記補強鋼鈑(5)や前記接合金
    物(6)を配置すると共に各ネジ部(21)にワッシャ
    (7)とナット(8)を取付け、その後、前記仮止具(4)
    を全て取外し、更に前記ナット(8)を締めて仮締めする
    請求項1記載の角形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取
    付方法。
  3. 【請求項3】 前記ボルト(2)としてトルシア形高力
    ボルトを用い、その先端を把持して、挿入穴(12)から各
    取付穴(11)にネジ部(21)を引出して突出させる請求
    項1又は2記載の角形鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの
    取付方法。
  4. 【請求項4】 前記ボルト(2)のネジ部(21)と螺合
    させて支持し、挿入穴(12)から各取付穴(11)にネジ部
    (21)を引出して突出させる請求項1又は2記載の角形
    鋼管柱に於ける梁接合用ボルトの取付方法。
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