JP2001162307A - 継目無管の製造方法 - Google Patents
継目無管の製造方法Info
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Abstract
金鋼を素材とするマンネスマン押込み穿孔法において噛
み込み不良を生じることなく、内面疵の発生を効果的に
抑制することができる継目無管の製造方法を提供する。 【解決手段】 横断面が丸形状の鋳片を傾斜圧延ロール
に噛み込ませて穿孔プラグで穿孔する継目無管の製造方
法において、傾斜圧延ロールを毎秒4.5m未満の周速
度で回転させるとともに、鋳片が傾斜圧延ロールに安定
に噛み込むまでプッシャーにより鋳片に背圧を付与す
る。
Description
じることなく、難加工材であっても内面疵の発生を抑制
することができる継目無管の製造方法に関する。
加えて、あるいは連続鋳造により作られた丸または角鋼
片上のビレットを用い、マンネスマン穿孔あるいはプレ
ス穿孔、または熱間押し出し等により中空素管にされ、
その後エロンゲータ、プラグミルまたはマンドレルミル
等の圧延機により延伸され、最終的にサイザーやストレ
ッチレデューサにより定型される工程を経て製品とな
る。
般の低炭素鋼のように丸形鋼片への連続鋳造が比較的容
易に行え、素材の熱間加工性が良いものは鋳造まま、鋳
造ままでは鋼片中央部にポロシティや偏析が生じやすい
ステンレス鋼など、熱間加工性の悪いものであれば大き
な加工を施して丸形鋼片とするものがある。
心部偏析やポロシティであり、特に大きな影響を与える
ポロシティの発生機構は一般に、鋳片の最終凝固段階に
おいて空隙が生じ、本来溶鋼が供給されるべきところが
高合金鋼などの場合ではCr等の含有量が高いために溶
鋼の粘性が上昇するなどの理由で溶鋼が供給されないこ
とに起因する。例えばCr量では、図5および図6に示
すように、Cr含有量が0.5質量%を超えると溶鋼の
粘性が急激に増加し、このためポロシティが生じやすく
なる。このように内部に欠陥を内包する可能性のある素
材を鋳造ままで用いた場合は、製管工程の最初にマンネ
スマン穿孔という過酷な加工を受けるため、軸芯部のポ
ロシティや偏析により管内面疵が発生する。このため、
特に難加工性材料と呼ばれる、合金成分を多く含有する
鋼や加工性を劣化させる硫黄Sを比較的多く含有する快
削鋼などの炭素鋼はもとより、炭素量の多い普通鋼種や
Crが添加された鋼種についても内部品質を向上させる
ための穿孔前圧延が必要であるといわれていた。例え
ば、高Cr鋼の継目無管素材の製造方法として、400
×520mmの比較的大断面を持つ角形状のブルームを
連続鋳造機等により鋳造し、加熱後、分塊圧延等を用い
て矩形型形状鋼塊から小断面の丸形鋼塊、すなわち丸ビ
レットを製造するといった要領である。このような、鋳
造材に予加工を加え継目無管素材とする製造は鋳造まま
で素材となすことのできる鋼種と比べ、工程の増加、予
加工時の加熱などによるコストの増加につながるため、
できる限り予加工を加えずに製管する手法が求められて
いた。
法の改善、また一つは製管方法の改善が多く提案されて
いる。
鋳造中に圧下し、欠陥を機械的に圧着させる方法がスラ
ブなど、矩形断面の鋳片においては良く適用されてい
る。この軽圧下プロセスを丸ビレットに適応したときの
大きな問題は、圧下ロールにより引き起こされる鋳片形
状の悪化と圧下を増加したときに発生する可能性のある
凝固界面の割れである。単純に丸鋳片を一対の平ロール
により圧下すれば、当然圧下部はつぶれ、断面は扁平化
する。しかも圧下により、断面内で圧下方向と直交する
方向に引っ張り応力が発生することで割れが生じやすく
なる。またポロシティの圧着効果を高めるために圧下量
を大きくすれば、形状はさらに真円から遠ざかり、割れ
の発生率は高くなり、継目無管製造用の丸ビレットとし
て用いるには、ビレットを転がすことによって行う搬送
ができなくなったり、また穿孔時の噛込みが不安定にな
る等の重大な問題が発生し、結局、鋳片の内部品質が不
十分なままで我慢せざるを得ない。この問題を解決する
ため、例えば特開平7−108358号公報(以下、先
行技術1)のように、圧下される部分を予め大きめにし
ておくという、楕円モールドによる鋳造法も提案されて
いる。この方法は軽圧下に対しては有効であるものの、
真円モールドに比べ鋳造時の流れが不均一になることに
起因する湯面変動やパウダーの引き込みにより、新たな
欠陥の原因になることが明らかであり、完全な解決策に
はなり得ない。
マンネスマン割れに起因する内面疵発生防止技術を検討
した事例は多い。例えば、特開昭55−106611号
公報(以下、先行技術2)では内面疵の発生限界のみな
らず、噛込みや偏肉についても穿孔条件を規定できると
の提案が成されている。ところが、先行技術2中にも記
されているように、内面疵の発生限界は素材の材質、温
度、製法に依存するために、連続鋳造ままの素材や難加
工材と呼ばれるものについてはこの先行技術を適用して
も疵の発生を防止できない。
その直後まで、および尻抜け直前と直後、これらと定常
圧延中との水準を変化させることで、内面疵の発生を抑
制するという技術が特許第1811008号(以下、先
行技術3)にある。この先行技術3は内面疵の発生を抑
制するという点では、理にかなった方法を適用してい
る。すなわち、マンネスマン割れを抑制する手段とし
て、ロール傾斜角の高い状態で穿孔を継続したい、とこ
ろが、その場合には噛込み不良が生じやすくなるため
に、噛込み・尻抜け時のみ傾斜角を小さくするというも
のである。しかしながら、この技術も万能とは言いがた
い。この技術によれば、素材材質が劣悪である場合に
は、かなりの低傾斜角で噛込ませ、その直後に能率を維
持するために高傾斜角にロールを配置せねばならず、か
なりの機械的負荷が発生する。このため故障の危険があ
り、本来の目的である生産能率の向上には必ずしも寄与
できない。しかも、疵そのものは低傾斜角で噛込ませる
間にも生じているから、噛込み時と尻抜け時、すなわち
管の先後端に生ずる疵は抑制できない。しかるに生産能
率を維持しつつ、内面品質の良い製品を作ることは困難
である。また、大きな機械的付加に耐えられるように設
計する必要があるので設備費も高価なものとなる。
その製造方法を検討した例も多くある。例えば特許第1
828639号(以下、先行技術4)では、硫黄快削
鋼、鉛快削鋼等の快削鋼継目無管をマンネスマン製管法
にて製造するにあたり、素材先端外径をロール開度以下
にすべくテーパ加工し、内面疵を抑制する技術が開示さ
れている。この先行技術4は特開昭56−89307号
公報等の先行技術を引き合いに出し、素材の加工を施す
という点でその枠を超えるものではなく、製造コストを
低減できる技術ではない。
べく素材に予加工を加えないようにしながら製管する技
術については、例えば特開平1−228603号公報に
あるように特定の鋼種、ここでは二相ステンレス鋼に対
し連続鋳造された丸ビレットの加工度および加熱温度を
限定するといった先行技術や、特開平6−106209
号公報のような穿孔機およびプラグからなる幾何学的関
係より穿孔圧延方法を開示している先行技術もある。後
者は素材を限定せず、一見かなり有効な提案であるよう
に見える。ところが、素材品質が劣悪である場合には、
「鉄と鋼」誌第56年第7号「継目無管の製造技術につ
いて」(以下、先行文献)等において記されるように、
内面疵を抑制し得るある圧下率が存在し、少なくとも材
質の特性を把握しなくてはならないため、この様な提案
は全く無力に等しい。なぜならばマンネスマン穿孔とい
う過酷な加工を受けるが故に、内面疵の発生源ともなる
ビレット軸芯部の状態は、素材の鋼種あるいは製法によ
って全く異なるからである。
高合金鋼であるような場合にはビレット内質の劣化が著
しく、先行技術に示されたような圧下率ではとても内面
疵は抑制できないのが現状である。また、その圧下率を
取るべく、穿孔条件を変更しようとしても、今度は素材
が噛込み不良を起こしてしまい、結局、内面疵の抑制を
行えないという問題があった。
来の素材製造・製管工程により内面品質の良い製品を得
るためには、素材に予加工を加える必要があるが、予加
工をするための特別な設備投資が必須となりコストが上
昇するデメリットがある。一方、素材内質の悪い部分を
容認しつつ製管しようとするならば、比較的大がかりな
設備改造等を伴うことや、素材一つ一つに加工をする必
要が生じ、やはりコスト負担は免れ得ずデメリットが発
生する問題点があった。したがって、ほぼ従来通りの工
程を経ながら難加工材、特に鋳造ままの低合金鋼・高合
金鋼などを製管後も、管内面疵を残さないようにするこ
とは極めて困難であった。したがって、可能な限り直鋳
ままなどの予加工を施さない素材を用い、かつ穿孔で内
面疵を作らず、それを大きな設備投資なく製造できる
「コスト増のデメリット」を解決する技術が切望されて
いる。
れたものであって、内質が劣化しやすい快削鋼や難加工
性の高合金鋼を素材とするマンネスマン押込み穿孔法に
おいて噛み込み不良を生じることなく、内面疵の発生を
効果的に抑制することができる継目無管の製造方法を提
供することを目的とする。
み、難加工材や鋳造ままの素材を、コスト負担増のデメ
リットを生じさせることのない極めて合理的な手段で従
来通りの製造を行い、かつ管内面疵を抑制するため、既
存設備を最大限利用することを検討した。その結果、上
記課題を達成する本件発明の特徴は、鋳造ままの丸鋳片
など内質劣化の著しい素材を用いることで素材コストの
抑制を行い、該素材を穿孔するにあたり穿孔ロールを低
速にて回転させて穿孔を行いつつ、プッシャーにより素
材に背圧を付与しながら押込みマンネスマン穿孔を行う
ことで従来不可能であった高いプラグ先端圧下率を取る
ことで内面疵を防止することを特徴等する継目無管の製
造方法である。以下に本件発明の原理を説明する。
ば、加工性の劣悪な素材を疵なく穿孔・製管するには、
軽圧下穿孔が必要であることが示唆されている。これを
実現するためには、穿孔プラグを素材側へ前進させ、軽
圧下状態を作り出すことが必要になる。このことは、一
見矛盾するが、傾斜穿孔圧延法を用いながらマンネスマ
ン効果、すなわち回転鍛造効果をできる限り抑制しつつ
穿孔すればいかなる素材に対しても内面疵を生ずること
なく製管することが可能となることを意味している。
結果、従来よりも遙かに小さい圧下率で穿孔を可能に
し、内面疵を抑制できる技術を見出した。それは、穿孔
に用いられる主ロールの回転速度を毎秒4.5m未満と
し、加えて従来より穿孔に用いられていたプッシャーを
最大限に利用し、噛込み不良が生ずる前にプッシャーに
よってロールへ材料を押込むことで内面疵を抑制する穿
孔法である。なお、ここでいうロール回転速度とは、あ
る速度にて穿孔を実施したときの噛込み不良が発生する
直前、すなわち噛み込み限度での速度であり、例えばマ
ンネスマン穿孔に使用されるロール形状が樽型である場
合には、その最大となる点、すなわち最もロール径が大
きい部分での周速をもって評価する。
されるプラグ先端圧下率Mの拡大は、通常の穿孔圧延条
件下ではある限界が存在する。但し、dはプラグ先端位
置でのロール間隔を、Dはビレット径を表わす。また、
ロールとプラグから素材が受ける圧下率Nは下式(2)
で与えられる。例えばプラグ先端圧下率Mが0.97
(97%)の場合は、素材の圧下率Nは0.03(3
%)となる。
することがプラグ先端圧下率を高めることと同義であ
り、その方法にはロール間隔を大きく開ける穿孔方法と
穿孔プラグをビレット方向へ予め前進させておく穿孔方
法とが考えられる。いずれにしてもビレットがロールに
接触してからプラグに当たるまでの接触面積が少なくな
り、プラグの抗力に打ち勝つだけの推力をロールから得
難いことになる。このため素材が主ロールに噛込んだ
後、穿孔プラグに接触し、圧延進行方向への抗力を受け
ることで素材が進まなくなる。
づいて、内質が劣化した高合金鋼等の鋳片(例えば鋳造
まま)のような難加工材を穿孔する場合は、95%を超
えるプラグ先端圧下率を確保できればある程度、工業生
産には十分な疵の抑制が可能で、さらに97%程度まで
それを高めればほぼ完全に内面疵を解消することができ
るという知見を得た。その結果を図7に示す。
し、いかに効率よく引き込み、プラグの抗力に打ち勝つ
推力を付与できるかという点について多くの検討を重ね
た。その結果、ロール・素材間の摩擦係数を高めるこ
と、及び同時に噛込み不良を解消できるよう外力を付与
することが有利であるとの結論を得た。以下、これらに
ついて順次説明する。
としては、既にロール表面に凹凸を付与する特開平2−
251305号公報等が考案されているが、ロールの使
用による表面の凹凸の継時変化には対応できない点や、
凹凸形状が不適切に大きい場合には製品表面性状の劣化
を招くという問題もある。一方、ロール・素材間の摩擦
係数については、例えば特開平5−57307号公報の
ように、増摩擦剤なるものを穿孔ロールと素材ビレット
間に供給する技術も提案されている。しかしながら、こ
の技術も高合金鋼等で生じやすい、ロール表面の劣化に
起因する「すべり」を低減し、穿孔本数の増加に伴うビ
レット前進効率を補償するものである。また同公報の実
施例中にも明記されているように、適用例のうち、疵が
生じたものは素材性である、との表現もあり、これは換
言すれば素材に起因する内面疵は抑制できないことに他
ならない。いずれにしても、常時、ある程度の摩擦係数
を維持し、穿孔プラグの抗力に打ち勝つだけの推力を付
与し得る有効な圧延方法は確認されていなかった。
目して検討を行った。摩擦力とロール回転速度または圧
延速度との間には相関があるといわれてきた。しかしな
がら、この相関は表面に何の加工も施されていない、材
料の進行方向と完全に直交したロールを用いた通常の板
圧延で確認された事項である。対して穿孔圧延は先述し
たように、表面に十分な加工が施され、かつロールは材
料の進行方向と若干の角度しか持たない軸におかれてい
る、全く異なった圧延である。しかも穿孔プラグという
材料の進行を阻むものである。さらには摩擦係数とプラ
グ先端圧下率の間には、何の相関も見出されていなかっ
た。
果、ある条件下ではロール回転速度とプラグ先端圧下率
との間に明白な関係があるという知見を得た。図7は横
軸にロール回転速度(m/秒)をとり、縦軸に前述の噛
み込み限界でのプラグ先端圧下率をとって、ロール回転
速度とプラグ先端圧下率との相関について調べた結果を
示す特性図である。この図から明らかなように、ロール
回転速度を低速とする領域では高いプラグ先端圧下率で
の穿孔、すなわち軽圧下穿孔が可能になる。これからロ
ール回転速度が4.5m/秒未満の領域では、95%以
上のプラグ先端圧下率を確保することができ、高合金鋼
で一旦穿孔前に圧延等の工程を経た素材のように、ある
程度内質が確保された素材を穿孔した際に生ずる内面疵
を抑制するために十分な圧延条件であるプラグ先端圧下
率95%を確保でき、実際に穿孔後の管の品質を調査し
たところ、疵抑制が工業生産ベースで充分おこなえるこ
とが明らかである。
穿孔機まで搬送する目的で設けられており、穿孔ロール
へ素材ビレットを噛み込ませると自動的に後退したり、
手動運転時にはオペレータが手動で後退させている。こ
の場合に噛込みとは、回転する穿孔ロールと素材ビレッ
トが接触することにより、自動的に開始されるものであ
り、プッシャーが素材の搬送以外に特に意味を持つもの
ではない。一方、穿孔プラグを素材側へ前進させ素材を
軽圧下にて穿孔する場合には、ロール・素材間の摩擦力
によって駆動されていた素材が穿孔プラグと接触するこ
とにより効力が発生し、これがロールにより素材に与え
られる駆動力に勝るため噛込み不良となる。噛込み不良
の要因としては、穿孔プラグによる抗力以外にも、ロー
ル・素材間の摩擦力の不足に起因する素材への駆動力の
伝達不十分も考えられる。しかしながら、摩擦力を増加
させることでこの問題を解決しようとする試みについて
は、すでに穿孔ロール表面にはよく知られているナーリ
ングと呼ばれる凹凸あるいはローレットと呼ばれる表面
加工痕があるため、経時変化によるロール表面の変動を
除けば、噛込みに大きな影響を与えることはできなかっ
た。そこで、あらためて穿孔プラグによる抗力の問題を
十分検討したところ、この噛込み不良が生じた状態と、
通常の穿孔状態での違いは、図1に示すように、通常穿
孔時の素材変形により得られるロール・素材間の接触面
積が異なることに起因する駆動力と抗力のバランスだけ
である。この点に発明者らは着目し、噛込み不良が生じ
ないようにプッシャーにより、穿孔プラグの抗力に打ち
勝つだけの背圧を付与し、穿孔可能な状態の接触面積が
確保でき穿孔が通常通り進行することを可能とすること
で、軽圧下穿孔、すなわち内面疵の抑制をできることを
見出した。
んだ炭素鋼や高合金鋼などの難加工材の直鋳材について
も内面疵の発生を従来の炭素鋼程度まで抑制できること
が認められた。
本発明の種々の好ましい実施の形態について説明する。
ル1は、上下一対の傾斜圧延ロール7と、傾斜圧延ロー
ル7の上流側に設けられたプッシャー5と、傾斜圧延ロ
ール7の下流側に設けられたマンドレル装置9とを備え
ている。
レット2を噛み込み圧下するための中央部分が最大径と
なっている。上下ロール7は図示しない油圧シリンダと
ロールチョックを介して昇降可能に図示しないハウジン
グ内に設けられている。図2に示すように、上下ロール
の軸7aはビレット2の搬送ラインに対して角度θずつ
左右に振り分け変位している。
リンダ3に回転自由に連結されている。プッシャー5の
先端はビレット2の後端に当接可能に設けられ、複数の
ピンチロール6で支持案内されながらビレット2を傾斜
圧延ロール7に対して押出し搬送するようになってい
る。
9が配置されている。このマンドレル装置9は、大荷重
の油圧シリンダおよび穿孔プラグ8を備えている。マン
ドレル装置9は上下ロール7間に噛み込まれたビレット
2に対して穿孔プラグ8を押込むようになっている。
不良を生じた場合と、通常の穿孔圧延の場合と、本発明
を適用してロール回転速度を制御しつつプッシャーでビ
レットに背圧を付与する場合とを比較しながら説明す
る。
み込まれない所謂噛み込み不良を生じた状態を模式的に
示した図である。このような噛み込み不良状態では穿孔
プラグ8にかかるスラスト荷重(プラグ荷重)およびロ
ール荷重は図4の(a)に示すように推移する。すなわ
ち、ビレット2がロール7に噛み込まれないので、プラ
グ荷重P1およびロール荷重R1ともに上昇しないまま
開始時間t1から継続時間t15までの間において両者
とも低レベルに終始する。その結果としてビレット2は
まったく穿孔されない。
常に噛み込まれた後に通常の穿孔を行なう状態を模式的
に示した図である。このような正常噛み込み状態下での
穿孔においては、プラグ8にかかるスラスト荷重(プラ
グ荷重)およびロール荷重は図4の(b)に示すように
推移する。すなわち、先ずビレット2が時間t1にロー
ル7に噛み込まれて、ロール荷重R2が急激に増加し、
次いで穿孔プラグ8にビレット2が押込まれて、プラグ
荷重P2が急激に増加する。ロール荷重R2のピーク時
間帯t5〜t10とプラグ荷重P2のピーク時間帯t4
〜t9とは必ずしも一致しないが、穿孔中のロール荷重
R2はプラグ荷重P2を常に上回る。最終的に穿孔プラ
グ8がビレット2を貫通すると、両荷重R2,P2は急
激に減少してほぼ同じ時間t13にゼロになる。
転速度を制御しながらプッシャーでビレットに背圧を付
与する状態を模式的に示す図である。上記の通常穿孔状
態と噛み込み不良状態との違いは、通常穿孔時の素材変
形により得られるロール・素材間の接触面積が異なるこ
とに起因する駆動力と素材が穿孔プラグから受ける抗力
とのバランスだけである。本発明者らは、この点に着目
して鋭意研究努力を積み重ねた結果、噛み込み不良を生
じないように穿孔プラグの抗力に打ち克つだけの背圧を
プッシャーにより素材に付与し、素材をロールに噛み込
ませ、穿孔可能な状態の接触面積を確保し、通常の穿孔
状態に移行させる条件を見出した。すなわち、図7に示
すように、プッシャー5でビレット2に背圧を付与する
一方で、ロール回転速度を4.5m/秒未満にすると、
確実にプラグ先端圧下率Mが95%を超えることが判明
した。
の(c)を参照して説明する。圧延ロール7を4.5m
/秒未満で低速回転させながら、時間t3〜t6の間に
プッシャー5でビレット2を押すと、ロール荷重R3と
プラグ荷重P3は徐々に増加する。噛込み初期は噛込み
不良時と同じ荷重変動を示しているが、プッシャーによ
り素材後方から背圧を付与し始めると、ロール荷重R3
およびプラグ荷重P3ともに増加し始め、途中から通常
穿孔状態に移行していることが図から明らかである。な
お、プッシャーは、ロール荷重が増大を始める段階、す
なわち接触面積を確保し始めた段階で後退しているた
め、穿孔プラグに余計な負荷はかかっていない。このた
め、素材後方から背圧を付与しても高合金鋼穿孔で懸念
される、耐用度の減少をもたらすことはない。また、通
常穿孔時に想定されるロール・各種ガイドシュー間への
素材噛出しに伴うトラブルは、軽圧下穿孔であるために
押込みを行っても生じない。素材に付与された背圧が穿
孔プラグの抗力に打ち克つと、素材がロールに完全に噛
み込まれ、ロール荷重R3およびプラグ荷重P3はとも
に最大値を示すようになる。すなわち、ロールと素材と
の相互接触面積が十分に大きくなった後に、素材が穿孔
プラグと接触するようになる。ロール荷重R3のピーク
時間帯t7〜t12とプラグ荷重P3のピーク時間帯t
8〜t11とは必ずしも一致しないが、両荷重R3,P
3ともに最大値を有する。この領域ではロール荷重R3
が十分に大きくなる。また、図4の(c)では穿孔時間
が延びているが、素材がロールに噛み込み、通常穿孔状
態に移行した段階で、通常速度へロール速度を戻せば、
ほとんど生産性の損失もなく、内面疵の発生も抑制でき
る。
従来方法とを用いて大径の継目無管を製造したときのプ
ラグ先端圧下率と内ラップ疵評価点数との相関を示す特
性図である。図中にて特性線Aは各種データをプロット
したものを最小二乗法などの手法により求めた関係式に
対応するものである。図から明らかなように、内ラップ
疵評価点数はプラグ先端圧下率の上昇とともに良好とな
り、プラグ先端圧下率が95%を超える領域ではほぼ合
格ライン(内ラップ疵評価点数で50点)に到達するこ
とが判明した。とくに硫黄を多く含んだ炭素鋼(快削
鋼)のような難加工性材料については良好な結果が得ら
れた。
と従来方法とを用いて小径および大径の継目無管をそれ
ぞれ製造したときのプラグ先端圧下率と内ラップ疵評価
点数との相関を示す特性図である。図中にて特性線Bは
各種データをプロットしたものを最小二乗法などの手法
により求めた関係式に対応するものである。図から明ら
かなように、内ラップ疵評価点数はプラグ先端圧下率の
上昇とともに良好となり、プラグ先端圧下率が95%を
超える領域では合格ライン(内ラップ疵評価点数で50
点)に到達することが判明した。とくに13%Crステ
ンレス鋼の小径管(外径139.7mm×厚み7.72
mm)では97%以上を確保することで内面疵をほとん
ど生じない優秀な結果が得られた。これにより13%C
rステンレス鋼の継目無管を鋳造ままの状態の直鋳材か
ら製造することが可能となる。
について検討を行った。素材ビレットには鋳造ままの1
%Cr鋼を用い、素材加熱温度は1250℃、ロール入
側面角は2.5度、ロール傾斜角は9度、ロールは樽型
を用い、その表面加工は通常のナーリングと呼ばれる
0.5mm深さ程度の凹凸加工を施した条件にて穿孔実
験を実施した。なお、内面不良に関しては、各水準10
本の穿孔を行い、総圧延長さあたりの疵が発生している
部分の素管長さの比率を不良率として評価した。表1に
おいて内面疵発生率が15%以上である場合をバツマー
ク、5%以上〜15%未満を三角マーク、1%以上〜5
%未満を一重丸マーク、さらに1%未満を二重丸マーク
で表示した。表1から明らかなように、プッシャー未使
用の条件で穿孔を行った比較例では、プラグ先端圧下率
を高く取ることができず、ロール回転速度の増加と共
に、内面疵が増加する傾向が見られ、5.8m/秒では
不良率が25.5%と疵抑制はできていない(サンプル
番号2)。しかしながら、プッシャーによる押込みと、
さらにはロール回転速度4.5m/秒未満の低速穿孔と
を適用した実施例においては、プラグ先端圧下率97%
を取ることが可能となる(サンプル番号8)。ちなみに
ロール回転速度を4m/秒とした場合は、内面疵をまっ
たく生じない穿孔が可能となった(サンプル番号9)。
また、プラグ先端圧下率Mを大きくする、すなわち軽圧
下穿孔とは、プラグ位置を素材入側へ前進させること
で、これはプラグ先端でのロール間隔が広がることと等
しく、このため素材ビレット径は変わらないからロール
間隔が広くなることは軽圧下状態を作り出していること
とも一致する。したがって上記結果、すなわち本発明の
適用が内面疵の低減につながることを本実施例は表して
いる。
して実施例1よりも熱間加工性に劣る鋳造ままの13%
Cr−3%Mo−5%Ni鋼材を用いて内面疵の発生に
ついて調べた結果を表2に示す。この表2から明らかな
ように本実施例2では上記の実施例1と同様に、6.3
m/秒のロール回転速度でプッシャーによる押込み不使
用の比較例(サンプル番号10)では不良率が58%と
非常に高く、とても工業生産は成り立たない。しかしな
がら、本発明方法を適用すると、ロール回転速度5.8
m/秒、プッシャー押込み適用で96%のプラグ先端圧
下率を確保することができ、不良率は13.5%(サン
プル番号15)となり、さらに低速の4.45m/秒で
97%のプラグ先端圧下率を確保することができ、4.
5%の疵発生率で製管可能となり(サンプル番号1
7)、最終的には3.4m/秒の低速穿孔と押込みとの
組合せ適用によりほぼ無傷に近い状態で製管が可能(サ
ンプル番号19)であることを見出した。この結果、実
機でもほぼ無手入れの状態で製造が可能となる見通しを
得た。本発明により素材予加工のコストをそのまま低減
さえることが可能であることを確認した。
ク等が存在するため熱間加工性が劣悪で継目無管材とし
て不適当であった鋳造ままの難加工材を穿孔圧延する際
に、設備に大幅な変更を加えることなく穿孔条件を最適
化させることができる。これにより97%という高いプ
ラグ先端圧下率で噛込み不良を生じさせることなく製管
し、内面疵の発生を抑制し、付加価値の高い高合金鋼の
継目無管を低コストで製造することができ、生産性の向
上を図ることができる。
レス鋼や快削鋼のような難加工性材料であっても内面疵
をほとんど生じることなく鋳造ままの状態の直鋳材から
継目無管を製造することが可能である。
の製造装置を示す概略構成図。
図、(b)は通常の穿孔状態を示す断面模式図、(c)
はプッシャーでの押込みにより穿孔を継続した状態を示
す断面模式図。
ロール荷重の経時変化を示す荷重変動特性線図、(b)
は通常穿孔時の穿孔プラグ荷重およびロール荷重の経時
変化を示す荷重変動特性線図、(c)はプッシャー押込
みにより穿孔を継続した時の穿孔プラグ荷重およびロー
ル荷重の経時変化を示す荷重変動特性線図。
粘性特性線図。
粘性特性線図。
を用いて種々の継目無管を製造したときのロール回転速
度とプラグ先端圧下率との相関を示す特性図。
係とプラグ先端圧下率との関係を説明するために穿孔時
の圧延ロール、穿孔プラグ、ワークを拡大して示す断面
模式図。
を用いて大径の継目無管を製造したときのプラグ先端圧
下率と内ラップ疵評価点数との相関を示す特性図。
とを用いて小径および大径の継目無管をそれぞれ製造し
たときのプラグ先端圧下率と内ラップ疵評価点数との相
関を示す特性図。
Claims (5)
- 【請求項1】 横断面が丸形状の鋳片を傾斜圧延ロール
に噛み込ませて穿孔プラグで穿孔する継目無管の製造方
法において、傾斜圧延ロールを毎秒4.5m未満の周速
度で回転させるとともに、鋳片が傾斜圧延ロールに安定
に噛み込むまでプッシャーにより鋳片に背圧を付与する
ことを特徴とする継目無管の製造方法。 - 【請求項2】 プッシャーの速度を鋳片の圧延方向速度
を超えない範囲とすることを特徴とする請求項1記載の
継目無管の製造方法。 - 【請求項3】 下式で定義されるプラグ先端圧下率を9
7%以上とすることを特徴とする請求項1又は2のいず
れか一方に記載の継目無管の製造方法。 M=d/D 但し、Mはプラグ先端圧下率、dはプラグ先端位置での
ロール間隔、Dは鋳片の直径とする。 - 【請求項4】 前記鋳片は、鋳造ままの状態であること
を特徴とする請求項3記載の継目無管の製造方法。 - 【請求項5】 前記鋳片は、Cr含有量が0.5質量%
以上の高合金鋼であることを特徴とする請求項4記載の
継目無管の製造方法。
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