JP3214379B2 - 継目無鋼管用連続鋳造鋳片の製造方法 - Google Patents

継目無鋼管用連続鋳造鋳片の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継目無鋼管製造用
として用いるCr含有鋼の連続鋳造丸鋳片の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】継目無鋼管は、一般的に、連続鋳造した
スラブやブルームを分塊圧延工程を経て製造した丸また
は角状のビレットを用いるか、あるいは連続鋳造により
直接的に(再加熱を行わずに)製造した丸または角状の
ビレットを用いる。これらのビレットは、マンネスマン
穿孔、プレス穿孔または押し出し穿孔等により中空素管
にされ、その後、エロンゲータ、プラグミル、またはマ
ンドレルミル等の圧延機により延伸され、最終的に、サ
イザーやストレッチレデューサーにより定径化する工程
を経て製品となる。
【0003】継目無鋼管の製造に供給する素材ビレット
は、一般の低炭素鋼のように連続鋳造が比較的容易であ
り、その鋳造品の熱間加工性が良好な鋼種では、鋳造ま
まで用いる。一方、鋳造ままの状態では、軸芯部にポロ
シティ(センターポロシティ、以下同様)や偏析が生じ
やすく、熱間加工性の劣悪なCr含有鋼等では、連続鋳
造後に分塊圧延により大きな加工を与え、軸芯部のポロ
シティや偏析を除去した圧延材を用いることが一般的で
ある。
【0004】Crの含有量の多い鋼の丸鋳片(丸ビレッ
ト)の熱間加工性が劣る主な原因は、溶鋼中に耐食性向
上のために添加されるCrの含有量の増加に伴って発生
する連続鋳造鋳片の軸芯部の偏析やポロシティによるも
のである。特に熱間加工性に大きな影響を与えるポロシ
ティの発生の原因は、連続鋳造の最終凝固段階において
生じる空隙に、一般の炭素鋼では溶鋼が供給されるのに
対して、Cr含有鋼では溶鋼の粘度が高いために、溶鋼
が供給されにくいことに起因している。
【0005】図5は、溶鋼中のCrの含有量と溶鋼の粘
度との関係を示す図である。溶鋼中のCr含有量が増加
するにつれて溶鋼の粘度が増大し、Cr含有量が13%
(重量%、以下も同様)前後でピーク値に達する。
【0006】このように、内部に欠陥を内包する鋳造ま
まの素材ビレットを用いると、継目無鋼管の製管工程の
最初の段階であり、大量生産プロセスに最も一般的に採
用されているマンネスマン穿孔時に、管の内面に疵が発
生する。マンネスマン穿孔において、素材ビレットは、
圧縮力、剪断力、引張り力が複雑に作用する非常に過酷
な加工を受けるため、軸芯部のポロシティや偏析が起点
となり、管内面疵が発生するのである。このため、製品
となりえない場合のクズ発生による歩留りの低下、疵手
入れによる能率の低下等、製造コストの増加をきたして
しまう。
【0007】このため、特に難加工材料と呼ばれるもの
はもとより、炭素量の多い鋼種やCrが添加された鋼種
についても、内部品質を向上させるために穿孔前に圧延
を行うことが必要であると言われていた。例えば、高C
r鋼の継目無鋼管素材の製造方法として、比較的大断面
の角状ブルームを連続鋳造等により鋳造し、加熱・分塊
圧延によって丸ビレットを製造するといった方法であ
る。
【0008】例えば、特開平7−136702号公報に
は、高Cr鋼の継目無鋼管用の丸ビレットの製造方法と
して、連続鋳造により比較的大断面の角形状のブルーム
を製造した後に、加熱・分塊圧延により大きな圧下を加
える方法が示されている。
【0009】このように、連続鋳造直後に製管を行うと
疵の発生が懸念される場合には、分塊圧延でポロシティ
を機械的に圧着させて、製管用素材の丸ビレットを製造
していた。このようにして、鋳片にポロシティが発生し
ていても鋳片の内部品質を改善する工程を追加すること
により、製管時の疵の発生の問題を回避していた。
【0010】しかしながら、鋳造後に圧延を行う場合、
圧延後の素材端面(前後端部)が凹凸形状となり、この
まま穿孔工程に供給すると穿孔時に管内面疵が発生す
る。従って、この素材端部を切断する工程が必要とな
り、またこの部分は廃棄しなければならずクロップ損失
部となり、歩留りの低下を引き起こす。また、圧延を行
うためには鋳造後に加熱が必要となり、製造コストが増
加する。
【0011】このような分塊圧延法に対して、連続鋳造
鋳片に大圧下の加工を行うプロセスがある。その1つと
して、「材料とプロセス誌、第7巻、第1号、179
頁、1994」に示された連続鍛圧技術は、1段圧下で
一気に圧下するプロセスであり、連続鋳造中に圧下を加
えるため再加熱が不要である。また、ポロシティの圧下
消滅には優れたプロセスである。
【0012】一方、連続鋳造時の鋳片の品質向上の観点
からは、連続鋳造機のモールドに電磁撹拌装置を設置
し、モールドの中の溶鋼を撹拌する方法が提案されてい
る。これは最終凝固部において溶鋼をモールド内で撹拌
させることにより、凝固核の生成を促進し等軸晶で鋳片
の中心部分を充填させ、偏析やポロシティの生成を抑制
する方法である。
【0013】その他の鋳片の内部品質を向上させる手段
としては、特公昭59−16862号公報に記載されて
いるような、連続鋳造時に鋳片に軽度の圧下を加える軽
圧下技術が行われている。これは、凝固末期に鋳片を凝
固収縮分だけロールで圧下し、濃化溶鋼の流動を抑えて
中心偏析を防止する技術である。
【0014】このようなインラインリダクション法とし
ては、「鉄と鋼誌、第60巻、第7号、875頁、19
74」にも、同様の技術が示されている。特に、高Cr
鋼のビレットの製造方法としては、特開平4−3053
50号公報に角ビレットの製造方法が開示されている。
【0015】これらの中で、「材料とプロセス誌、第7
巻、第1号、195頁、1994年発行」には、丸ブル
ームを未凝固状態で圧下する技術が開示されている。こ
れには、SUS410鋼のような高Cr鋼に適用した結
果が記載されており、内部が未凝固の状態で2段で圧下
するプロセスを適用した結果の鋳片の軸芯部の密度は
7.7g/cm3 に上がっている。
【0016】このようなインラインリダクションによる
ビレット断面形状の偏平化を防ぐため、例えば特開平7
−108358号公報には、圧下される部分を予め大き
めにしておくという楕円形断面のモールドによる鋳造法
も提案されている。この方法では、圧下方向を楕円の長
軸をとりその寸法を短軸より圧下の分だけ長くしてお
き、圧下を加えることにより鋳片の断面を真円にしてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には種々の問題点があり、「材料とプロセス誌、第7
巻、第1号、179頁、1994」や特開平7−136
702号公報に示された大圧下プロセスは、設備費が高
いという欠点がある。一方、溶鋼の電磁撹拌技術では、
ポロシティの生成をある程度は抑制できるものの、完全
に抑制することはできない。
【0018】また、「鉄と鋼、第60巻、第7号、87
5頁、1974」に示されているインラインリダクショ
ン法は、矩形断面のブルームやビレットを対象とした技
術であり、本発明が目指すところの丸鋳片(丸ビレッ
ト)に適用できるものではない。特開平4−30535
0号公報の角ビレットの製造方法も、丸鋳片(丸ビレッ
ト)に適用できるものではない。
【0019】また、「材料とプロセス誌、第7巻、第1
号、195頁、1994年発行」の2段圧下プロセスに
よる技術では、鋳片の軸芯部の密度は7.7g/cm3
に上がるものの、ポロシティの無い場合の密度である
7.8g/cm3 に比較すると99%以下である。この
ように、完全にはポロシティを圧着できておらず、マク
ロ写真を見ても軸芯部に若干のポロシティが残存してい
る。
【0020】この軽圧下プロセスを採用した時の大きな
問題は、2つのロールによる圧下で引き起こされる鋳片
の形状の悪化と、圧下量が増加した時に発生する可能性
のある凝固界面近傍の割れである。単純に丸鋳片を1対
の平ロールにより圧下すれば、当然、圧下部の断面は偏
平化し、偏平断面による製品の偏肉が問題になる。
【0021】また、ポロシティの圧着効果を高めるため
に圧下量を大きくすれば、断面形状はさらに真円から遠
ざかり、継目無鋼管製造用の丸ビレットとして用いるに
は、ビレットを転がすことによって行う搬送ができなく
なる。また、穿孔時のミルへの噛み込みが不安定になる
等の重大な問題が発生し、割れの発生率も当然高くな
る。
【0022】特開平7−108358号公報記載の楕円
形断面のモールドによる鋳造方法は、軽圧下のみ行う場
合には有効であるものの、真円断面のモールドに比べ、
鋳造時の湯流れが不均一になることに起因する湯面の変
動やパウダーの巻き込みにより、新たな欠陥の原因にな
ることが明らかである。さらに、鋳片の断面を真円にす
る必要があるので、従来、内部品質に問題のなかった鋼
種に対しても、圧下をかけねばならなくなる。
【0023】以上に述べた様に、Cr含有鋼の連続鋳造
丸ビレットの内部品質を向上させるための方法は、「鉄
と鋼、第60巻、第7号、875頁、1974」に示さ
れているように連続鋳造時に大きな塑性変形を加える
か、または、従来通りの加熱・分塊工程を利用するかと
いうことになる。しかし、加熱・分塊工程プロセスは、
前述のように製造コストの増加をきたすため、連続鋳造
中にできるだけ安価でコンパクトな設備で所定量の組成
変形を加えることが要求されていた。
【0024】この発明は、かかる事情に鑑み、丸鋳片を
連続鋳造するに際し、ポロシティおよび凝固組織を消滅
させ、鋳片の内部品質を向上させ、製管時の内面疵を完
全に防止する丸鋳片の製造方法を提供する。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するため、Cr含有鋼の連続鋳造直後の高温
の丸鋳片に、簡便でしかも効果的な圧下を加える方法を
種々検討し、次の発明を完成させた。
【0026】請求項1の発明は、下記の工程を備えてい
る継目無鋼管用連続鋳造鋳片の製造方法である。
【0027】 Crを0.5重量%以上含有する鋼を
円形断面のモールドで連続鋳造し、丸鋳片を製造する工
程 前記丸鋳片に、凝固完了前に連続鋳造機内に設置さ
れた連続圧延機の第1スタンドで圧下を加え、断面が偏
平な鋳片にする工程 前記断面が偏平な鋳片を、前記連続圧延機の第2ス
タンドで圧下を加え、断面が円形の丸鋳片とする工程 本発明は、ポロシティが発生しやすく、また、偏析が大
きいCrを含有する鋼を対象としており、Crの悪影響
が現れ始める量は0.5%であり、これ以上のCrを含
有する鋼に適用するとき、効果が顕著となる。このよう
な鋼を、連続鋳造しているので、楕円形断面のモールド
で連続鋳造する場合に比べて鋳造の際の湯流れが均一と
なる。
【0028】次に、鋳片の圧下を未凝固状態で行ってい
るので、比較的小さな圧下により内部品質が向上するイ
ンラインリダクションの効果が得られる。さらに、第1
スタンドで断面が偏平な鋳片にした後、第2スタンドで
断面が円形の丸鋳片に戻しているので、第1スタンドで
十分な圧下をかけることができる。圧下の程度(減面
率)も必要に応じ自由に設定でき、インラインリダクシ
ョンの効果を完全にすることができる。
【0029】請求項2の発明は、連続圧延機の第1スタ
ンドのロールにフラットロール、フラットオーバル孔型
を有するロール、又はオーバル孔型を有するロールを用
い、連続圧延機の第2スタンドのロールにラウンド孔型
を有するロールを用いて、それぞれ圧下を行う請求項1
記載の継目無鋼管用連続鋳造鋳片の製造方法である。
【0030】この発明では、連続圧延機の第1スタンド
のロールに種々のロールを用いることが可能なので、汎
用性が高くなり操業上ロール運用がし易くなる。
【0031】請求項3の発明は、連続鋳造機内に設置さ
れた連続圧延機における減面率を、管内面疵の発生率に
より決まる必要減面率と同一またはそれ以上として、圧
下を行う請求項1又は請求項2記載の継目無鋼管用連続
鋳造鋳片の製造方法である。
【0032】この発明では、圧延機における減面率を適
切な値、即ち管内面疵の発生率により決まる必要減面率
と同一またはそれ以上とすることにより、後工程におけ
る管内面疵の発生を大幅に低減ないしは完全に抑制する
ことが可能となる。圧延機における減面率と管内面疵の
発生率の関係は、後述のとおりである。なお、連続鋳造
機の仕様や鋳造条件等により多少の変化があるので、個
々の設備において実地に求めておくことが望ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
す概念図である。図中、1はモールド、2は鋳片、3は
ピンチロール、4はカッター、5は連続圧延機、6は連
続圧延機の第1スタンド、7は連続圧延機の第2スタン
ドをそれぞれ示す。モールド1に注入された溶鋼は鋳片
2となり、この段階では断面が円形の丸鋳片である。丸
鋳片の寸法は外径170〜340mmである。丸鋳片2
は、徐々に凝固しつつ、曲げ・曲げ戻しを受け下流へと
進む。丸鋳片2の引抜き条件(速度)は、ピンチロール
群3により制御される。
【0034】再加熱を行わない従来のプロセスの場合
は、このまま下流でカッター4により所定の長さに切断
されるか、先に述べた様にピンチロール3により、その
効果も歴然としない軽圧下を実施した後、下流で切断さ
れるか、または、非常に大きな設備投資により連続鍛圧
機を設置してそれによる加工を施した後、下流で切断さ
れるかの方法がとられていたが、前述のように種々の問
題点があり、直鋳化を達成するための解決策に至ってい
ない。
【0035】本発明においては、図1に示したように、
直鋳化を達成するために丸鋳片2の内質を健全とすべく
2スタンドの連続圧延機5を設置する。設置にあたって
は、ピンチロールの前で、かつ少なくとも連続圧延機の
第1スタンド6が鋳片の凝固完了点の前となる位置に設
置する。この連続圧延機5は、ユニバーサル形式に配列
し、連続圧延機の第1スタンド6はROミル(ラウンド
・オーバルミル)、第2スタンド7はORミル(オーバ
ル・ラウンドミル)として具現化される。
【0036】この方式では、連続圧延機の第1スタンド
6(ROミル)の標準的な減面率は5〜25%、連続圧
延機の第2スタンド7(ORミル)のそれは5〜20%
であり、丸鋳片として、10〜40%程度の減面率(合
計減面率)を加えることが可能である。
【0037】このように、本発明では、丸鋳片中のポロ
シティや凝固組織を消滅するのに十分な期待が持てる。
丸鋳片に凝固完了前に、即ち未凝固状態圧下を加えるこ
とにより、比較的小規模な設備で、連続鋳造鋳片の内部
品質を効率的に向上させることができる。また、この圧
延方式は、圧延で受ける変形ひずみが均一という特徴が
あり、鋳片の内部に、障害となるような変形が生じな
い。
【0038】図2は、連続圧延機の第1スタンド6(R
Oミル)に組み込むロールの形状を示す図である。図中
2は丸鋳片、71〜73はロールをそれぞれ示す。この
ようにロールには3つのバリエーションがあり、ロール
71〜73は、(a)フラットロール、(b)フラット
オーバル孔型ロール、(c)オーバル孔型ロールであ
る。これらはいずれも技術的に可能である。
【0039】図3は、連続圧延機の第2スタンド7(O
Rミル)に組み込むロールの形状を示す図である。図中
2は丸鋳片、74はラウンド孔型ロールをそれぞれ示
す。このように、連続圧延機の第2スタンド7ではラウ
ンド孔型ロールを用いて、第1スタンドの圧下で偏平化
した鋳片2の最大径の方向に圧下を加え、縮径して再度
真円断面の丸鋳片とする。
【0040】
【実施例】図4は、丸鋳片の減面率(Ar)とマンネス
マン穿孔後の管内面の疵の発生率との関係を示す図であ
る。この試験は、丸鋳片には13%Cr鋼を用い、丸鋳
片の外径は170mmφとし、第1スタンド圧下時の凝
固率(固相率)は70%の条件で行った。ここで、減面
率Arは以下に示す(1)式で定義する。 Ar={(圧延前の外径)2 −(圧延後の外径)2 }/(圧延前の外径)2 (1)
【0041】本発明においては、マンネスマン穿孔時に
管内面疵の発生率が3%以下となる鋳片の減面率Ar
を、必要減面率Ar* と定義する。この必要減面率Ar
* は、Cr量、丸鋳片の外径、丸鋳片の凝固率に依存
し、この実施例では20%(Ar * =20%)である。
【0042】丸鋳片をこの条件で圧下(縮径)すれば、
鋳片内部のポロシティや鋳造組織が完全に消失し、マン
ネスマン穿孔時の管内面疵の発生が防止されることとな
る。一般的には、次の条件で連続鋳造機内での圧延を実
施すればよいこととなる。 Ar≧Ar* (2)
【0043】なお、管内面疵の発生率が10%以下とな
る減面率を、有効減面率Areと呼ぶ。管内面疵の発生
率が10%以下の場合は、疵の手入れ等の工程を経て管
は修復され製品とすることができる。生産能率は若干落
ち、製造コストの増加もあるが、工業的生産は可能とな
る条件である。図4の場合、この有効減面率は7%であ
り、上記のような生産能率、製造コストを許容する場合
は、次の条件で連続鋳造機内での圧延を実施すればよい
こととなる。 Ar≧Are (3)
【0044】
【発明の効果】本発明により、鋳造−製管の一貫プロセ
ス(ビレット直鋳化)により鋳片の内部品質を向上さ
せ、健全な鋳片の製造コストを低減させることが可能と
なる。またこの鋳片の製造により、従来と全く変わらな
い製管法を用いながら、高合金鋼継目無鋼管の生産能率
の向上や低コスト化を図ることが可能となる。
【0045】従来実現されていなかった高Cr鋼ビレッ
トの連続鋳造化(直鋳化)において鋳片の内部品質を完
全に無欠陥化させ、管内面疵の発生を完全に抑制するの
に最も廉価な装置を提供することにより、付加価値の高
い高合金鋼継目無管の工業生産を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概念図である。
【図2】連続圧延機の第1スタンドに組み込むロールの
形状を示す図である。
【図3】連続圧延機の第2スタンドに組み込むロールの
形状を示す図である。
【図4】丸鋳片の減面率(Ar)と内面の疵の発生率と
の関係を示す図である。
【図5】溶鋼中のCrの含有量と溶鋼の粘度との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 モールド 2 鋳片 3 ピンチロール 4 カッター 5 連続圧延機 6 連続圧延機の第1スタンド 7 連続圧延機の第2スタンド 71 フラットロール 72 フラットオーバル孔型ロール 73 オーバル孔型ロール 74 ラウンド孔型ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 光一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 横山 直樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 中込 理欧 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−108358(JP,A) 特開 平3−248744(JP,A) 特開 平3−198964(JP,A) 特開 平7−204812(JP,A) 特開 昭63−215353(JP,A) 特開 平8−206804(JP,A) 特開 平1−289552(JP,A) 特開 平7−136702(JP,A) 特開 平4−305350(JP,A) 特開 平10−146651(JP,A) 特開 平10−34304(JP,A) 特開 平10−34201(JP,A) 特開 平9−300053(JP,A) 特開 平9−201602(JP,A) 特開 平9−201601(JP,A) 特開 平4−17948(JP,A) 特開 平1−162551(JP,A) 特開 平3−281050(JP,A) 特開 昭49−121738(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/128 350 B22D 11/00 B22D 11/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程を備えている継目無鋼管用連
    続鋳造鋳片の製造方法。 Crを0.5重量%以上含有する鋼を円形断面のモ
    ールドで連続鋳造し、丸鋳片を製造する工程 前記丸鋳片に、凝固完了前に連続鋳造機内に設置さ
    れた連続圧延機の第1スタンドで圧下を加え、断面が偏
    平な鋳片にする工程 前記断面が偏平な鋳片を、前記連続圧延機の第2ス
    タンドで圧下を加え、断面が円形の丸鋳片とする工程
  2. 【請求項2】 連続圧延機の第1スタンドのロールにフ
    ラットロール、フラットオーバル孔型を有するロール、
    又はオーバル孔型を有するロールを用い、連続圧延機の
    第2スタンドのロールにラウンド孔型を有するロールを
    用いて、それぞれ圧下を行う請求項1記載の継目無鋼管
    用連続鋳造鋳片の製造方法。
  3. 【請求項3】 連続鋳造機内に設置された連続圧延機に
    おける減面率を、管内面疵の発生率により決まる必要減
    面率と同一またはそれ以上として、圧下を行う請求項1
    又は請求項2記載の継目無鋼管用連続鋳造鋳片の製造方
    法。
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