JP2001161899A

JP2001161899A - メダル貸機

Info

Publication number: JP2001161899A
Application number: JP35274299A
Authority: JP
Inventors: Saburo Tatetsuki; 三郎立附; Yukio Kitazawa; 由起夫北沢
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1999-12-13
Filing date: 1999-12-13
Publication date: 2001-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】スロットマシンの入れ替え時などにおいて、
設置前後のスロットマシンの奥行きの異なる場合、メダ
ル貸機のノズルを付け替える作業が必要であった。【解決手段】スロットマシンの側方に設置されるメダ
ル貸機において、硬貨の投入等に応じてメダルを排出す
る本体と、本体に支持されるとともに、本体から排出さ
れたメダルをスロットマシンのメダル受け部に案内する
ガイド手段とを備え、ガイド手段は、スロットマシンの
奥行き方向に伸縮自在に構成する。スロットマシンを入
れ替えたときに、設置前後のスロットマシンの奥行き寸
法が異なる場合、ガイド手段をスロットマシンの奥行き
方向に伸縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨やプリペイド
カードの投入等に応じて、スロットマシンに遊技媒体で
あるメダルを供給するメダル貸機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来からパチンコ機では、各パチンコ機
に対応した、いわゆる台間玉貸機が設けられており、台
間玉貸機から直接ノズルを介してパチンコ機の玉受皿上
にパチンコ玉が供給されるようになっている。すなわ
ち、遊技客は手持ちのパチンコ玉が残り少なくなった場
合に、台間玉貸機に１００円玉や５００円玉などを投入
することで、遊技を続けながらパチンコ玉を補給するこ
とができる。

【０００３】しかしながらスロットマシンでは、各スロ
ットマシンの間にメダル貸機が設けられ、遊技客が硬貨
等を投入してメダル貸機の下方に設けられた受皿にメダ
ルを搬出するようしたものが主流である。この場合、メ
ダル貸機の受皿上に排出されたメダルを遊技客が手でス
ロットマシンのメダル受皿に移し替えることが必要であ
り、遊技に集中することができず、煩わしさに堪えなか
った。そこで、近年メダル貸機から直接スロットマシン
のメダル受皿にメダルを供給するものが現れている。こ
れは、図４に示すように、スロットルマシン１３、１３
間にメダル貸機１４を設け、硬貨等の投入に応じてメダ
ル貸機１４の本体からメダルガイド１５を介して直接ス
ロットマシン１３のメダル受皿１５にメダル供給するも
のである。

【０００４】このようなメダル貸機１４は、遊技客が遊
技を中断することなく集中でき、その一方でスロットマ
シンの稼働率があがり、パチンコホールとしても売上の
増加につながっている。しかし、スロットマシンは奥行
き方法の寸法が一様ではないため、スロットマシンの入
れ替え時において、設置前後のスロットマシンの奥行き
寸法が異なる場合には、ノズルを交換するなどの作業が
必要であった。すなわち、スロットマシンの入れ替えに
付随して、メダル貸機のメダルガイドも交換しなければ
ならず、それだけ費用及び工期がかかり、パチンコホー
ルの負担になっていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明は、
上記のメダル貸機の問題点を解決するものであり、スロ
ットマシンの入れ替えによってスロットマシンの奥行き
寸法が変わったときであっても、メダルガイドを交換す
ることのないメダル貸機を提供することをその目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明
は、スロットマシンの側方に設置されるメダル貸機にお
いて、硬貨の投入等に応じてメダルを排出する本体と、
前記本体に支持されるとともに、本体から排出されたメ
ダルをスロットマシンのメダル受け部に案内するガイド
手段とを備え、前記ガイド手段は、スロットマシンの奥
行き方向に伸縮自在に構成されたことを特徴とする。

【０００７】請求項２記載の本発明は、請求項１記載の
メダル貸機において、前記ガイド手段は、スロットマシ
ンの奥行き方向に延在する第１のガイド部と、スロット
マシンの前面に対して平行に延在する第２のガイド部と
からなり、前記第２のガイド部は、第１のガイド部に対
してその長手方向に移動自在に支持されたことを特徴す
る。

【０００８】請求項３記載の本発明は、請求項１記載の
メダル貸機において、前記ガイド手段は、本体に対して
略水平方向に回動自在に支持されたことを特徴する。

【０００９】請求項４記載の本発明は、請求項２記載の
メダル貸機において、前記第１のガイド部は、本体に対
して略水平方向に回動自在に支持されたことを特徴とす
る。

【００１０】請求項５記載の本発明は、請求項３記載の
メダル貸機において、前記ガイド手段は、本体に対して
略垂直方向に回動自在に支持されたことを特徴とする。

【００１１】請求項６記載の本発明は、請求項４記載の
メダル貸機において、前記本体に回動自在に支持された
中継部を設け、前記第１のガイド部は、中継部に対して
水平方向に回動自在に支持されたことを特徴とする。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて詳細に説明する。なお、各図面において、同一の
要素については同一の符号を付してある。

【００１３】図１は、本発明に係るメダル貸機の構成を
示す平面図である。図１において、メダル貸機１は、そ
の前方にカバー１２を備えており、カバー１２から前方
に延びるメダルガイドＧは、第１のメダルシュート２
と、第１のメダルシュート２に対して前後方向（矢印Ａ
の方向）に移動自在に支持された第２のメダルシュート
３とで構成されている。一方、スロットマシン４には、
その前方下部にメダルをためておくためのメダル受皿５
が設けられている。

【００１４】図２は、本発明に係るメダル貸機のメダル
ガイドの回動支持部を示す平面図、図３は、本発明に係
るメダル貸機のメダルガイドの移動支持部を示す側面図
である。

【００１５】図２、３において、メダル貸機１には、そ
の前面に開口部１ａが形成されており、メダル貸機１の
内部には、図示しない硬貨投入口の１００円玉または５
００円玉が投入されると、投入金額に応じた数のメダル
を排出するメダル払出機６が備えられている。メダル払
出機６の前方には、排出されたメダルをガイドする排出
シュート７が設けられている。排出シュート７は、メダ
ル払出機６から排出されたメダルが滑るのに十分な角度
で下り傾斜状に形成されており、メダル貸機１の開口部
１ａにのぞむように配置されている。

【００１６】また、メダル貸機１の開口部１ａには、中
継部８が設けられ、中継部８はカバー１２にてガードさ
れている。また、開口部１ａには、シャフト９が孔１
ｂ、１ｃに挿通されるとともに、その両サイドには、図
示しない溝がシャフト９の円周方向沿って形成されてお
り、この溝にはめ込まれたＥリング１０、１１によって
シャフト９がメダル貸機１から抜けないようになってい
る。

【００１７】中継部８は、底部８ａと、上部８ｂと、側
壁部８ｇ、８ｈとから構成されており、底部８ａは水平
方向に形成された回動孔８ｃと、回動孔８ｅと、第１の
メダルシュート２を固定するための突起部８ｆが、上部
８ｂには回動孔８ｄがそれぞれ設けられており、回動孔
８ｄと８ｅは互いに略同一中心軸を有するように配置さ
れている。また、突起部８ｆは中継部８の底部８ａに出
没自在に支持されるとともに、突出するように図示しな
いバネにて付勢されている。さらに、底部８ａに設けら
れた孔８ｃにはシャフト９が挿通されており、中継部８
は、シャフト９に回動自在に支持されている。

【００１８】第１のメダルシュート２は、底部２ａ、側
壁部２ｂ、２ｃ、上部２ｄから構成されており、底部２
ａには、下方に突出した突起部２ｆと、中継部８の突起
部８ｆと係合するように形成された固定孔２ｇ〜２ｋ
が、側壁部２ｂ、２ｃには、それぞれ外向きに突接した
突起部２ｌ、２ｍが、上部２ｄには、上方に突接した突
起部２ｅがそれぞれ設けられている。突起部２ｅ、２ｆ
は、同一中心軸上に形成されており、それぞれ中継部８
に形成された孔８ｄ、８ｅと係合している。したがって
第１のシュート２は、中継部８に対して回動自在に支持
されるようになっている。また、固定孔２ｇ〜２ｋは、
突起部２ｅを中心とする円弧状に等間隔で形成されてい
る。そして、通常の使用状態では、中継部８の突起部８
ｆが孔２ｉに係合するようになっている。突起２ｌ、２
ｍは、それぞれ側壁部２ｂ、２ｃに対して出没自在に支
持されるとともに、図示しないバネによって外側に付勢
されている。なお、底部２ａの上面は、中継部８の底部
８ａの上面と同一面よりもやや下方に位置しており、メ
ダルの排出動作の支障にならないようになっている。

【００１９】第２のメダルシュート３は、底部３ａ、側
壁部３ｂ、３ｃから構成されており、側壁部３ｂには、
第１のシュート２の突起部２ｌと係合する孔３ｄ〜３ｈ
が、側壁部３ｃには、第１のシュート２の突起部２ｍと
係合する孔３ｉ〜３ｍがそれぞ形成されている。底部３
ａの上面は、第１のシュート２の底部２ａの下面に当接
している。孔３ｄ〜３ｈ及び孔３ｉ〜３ｍは、それぞれ
底部３ａと平行に、かつ等間隔で形成されている。ま
た、孔３ｆ、３ｋには、それぞれ第１のシュート２の突
起部２ｌ、２ｍが係合し、この係合によって第２のシュ
ート３が第１のシュート２に連結されている。第２のシ
ュート３の先端部は、スロットマシン４のメダル受皿５
に対応した位置にくるようになっており、メダル貸機１
のメダル払出機６から排出されたメダルは、排出シュー
ト７、中継部８、第１のメダルシュート２、第２のメダ
ルシュート３を介してスロットマシン４のメダル受皿５
に供給される。

【００２０】上記構成のメダル貸機１について、スロッ
トマシンを入れ替える場合の動作を説明する。

【００２１】まず、第１のメダルシュート２及び第２の
メダルシュート３を矢印Ｂの反時計回りの方向に回動さ
せる（図２参照）と、中継部８の突起部８ｆがバネの付
勢力に抗して、底部８ａの内部に押し込まれ、孔２ｉか
ら開放される。さらに、第１のメダルシュート２及び第
２のメダルシュート３を回動させ、突起部８ｆが孔２ｈ
の位置に来ると、再び突出して係合する。そして、第１
のメダルシュート２及び第２のメダルシュート３を上方
に持ち上げると、中継部８がシャフト９を回動軸として
矢印Ｃの時計回りの方向に回動し（３図参照）、スロッ
トマシン４を取り外す際に支障とならないようになる。

【００２２】この状態から、まず設置されていたスロッ
トマシン４を前方に引き出すようにして取り外す。そし
て、新しいスロットマシン４を取付け、上記とは逆の動
作、すなわち第１のメダルシュート２及び第２のメダル
シュート３を矢印Ｃの反時計回りの方向に回動させて下
方に下げ、矢印Ｂの時計回りに回動させ、第２のメダル
シュート３の先端部がスロットマシン４のメダル受皿に
のぞむように配置する。この時、新しいスロットマシン
４の奥行きが設置されていたスロットマシン４と同じで
あれば何ら問題はない。しかし、そうでない場合、例え
ば新しいスロットマシンの奥行きが設置されていたもの
に比べて薄くなった場合、すなわち第２のメダルシュー
ト３の先端がスロットマシン４のメダル受皿５よりも前
方に位置する場合には、第２のメダルシュート３を第１
のメダルシュート２の長手方向に押し込むことにより、
突起部２ｌ、２ｍがバネによる付勢力に抗して第１のメ
ダルシュート２内に押し込まれ孔３ｆ、３ｋから開放さ
れる。そして、第２のメダルシュート３の突起部２ｌ、
２ｍが第１のメダルシュート２の孔３ｅ、３ｊの位置に
来た時、再び突起部２ｌ、２ｍがバネによる付勢力によ
って突出し、それぞれ孔３ｅ、３ｊに係合する。これ
で、第２のメダルシュート３の先端がメダル受皿５に対
応すればそれで設定は終了するが、それでも第２のメダ
ルシュート３の先端がスロットマシン４のメダル受皿５
よりも前方に位置する場合は、さらに第２のメダルシュ
ート２を押し込み、第２のメダルシュート３の突起部２
ｌ、２ｍが第１のメダルシュート２の孔３ｄ、３ｉと係
合するようにする。

【００２３】一方、新しいスロットマシン４の奥行きが
従来のものより厚い場合には、第２のメダルシュート３
を第１のメダルシュート２の前方方向に引き出すように
すればよい。

【００２４】本発明の実施の形態では、第１のメダルシ
ュート２と第２のメダルシュート３とを設け、第２のメ
ダルシュート第１のメダルシュート２の支持部を変更す
ることによって、第２のメダルシュート３の先端部の位
置を調整するものであるが、本発明はこのような形態に
限定されるものではない。

【００２５】

【発明の効果】請求項１または２記載の本願発明によれ
ば、スロットマシンの側方に設置されるメダル貸機にお
いて、硬貨の投入等に応じてメダルを排出する本体と、
本体に支持されるとともに、本体から排出されたメダル
をスロットマシンのメダル受け部に案内するガイド手段
とを備え、ガイド手段は、スロットマシンの奥行き方向
に伸縮自在に構成したので、奥行きの寸法が異なるさま
ざまなサイズのスロットマシンに対応することができ、
従来のようにスロットマシンの機種毎にメダル貸機を交
換する必要がない。したがって、スロットマシンを入れ
替える場合であっても、短い工期で交換作業をすること
ができ、パチンコホールの稼働率の向上、及びコストの
削減が可能となる。

【００２６】請求項３または４記載の本願発明によれ
ば、ガイド手段を水平方向に回動できるため、スロット
マシンの入れ替え時や扉を開く場合にガイド手段が扉に
当たって干渉することがない。

【００２７】請求項５または６記載の本願発明によれ
ば、ガイド手段を垂直方向に回動できるため、スロット
マシンの入れ替え時などに、ガイド手段が邪魔になるこ
とがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るメダル貸機の構成を示す平面図で
ある。

【図２】本発明に係るメダル貸機のメダルガイドの回動
支持部を示す平面図である。

【図３】本発明に係るメダル貸機のメダルガイドの移動
支持部を示す側面図である。

【図４】従来のメダル貸機のメダルガイドを示す平面図
である。

【符号の説明】

１メダル貸機１ｂメダル貸機１の孔１ｃメダル貸機１の孔２第１のメダルシュート２ｅ上部突起２ｆ下部突起２ｇ〜２ｋ第１のメダルシュート１の孔２ｌ、２ｍ側壁突起３第２のメダルシュート４スロットマシン５メダル受皿６メダル払出機７払出シュート８中継部８ｃ中継部８の回動孔８ｄ中継部８の上部孔８ｅ中継部８の下部孔８ｆ中継部８の突起９支持軸

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】スロットマシンの側方に設置されるメダ
ル貸機であって、硬貨の投入等に応じてメダルを排出す
る本体と、前記本体に支持されるとともに、本体から排
出されたメダルをスロットマシンのメダル受け部に案内
するガイド手段とを備え、前記ガイド手段は、スロット
マシンの奥行き方向に伸縮自在に構成されたことを特徴
とするメダル貸機。
【請求項２】前記ガイド手段は、スロットマシンの奥
行き方向に延在する第１のガイド部と、スロットマシン
の前面に対して平行に延在する第２のガイド部とからな
り、前記第２のガイド部は、第１のガイド部に対してそ
の長手方向に移動自在に支持されたことを特徴する請求
項１記載のメダル貸機。
【請求項３】前記ガイド手段は、本体に対して略水平
方向に回動自在に支持されたことを特徴する請求項１記
載のメダル貸機。
【請求項４】前記第１のガイド部は、本体に対して略
水平方向に回動自在に支持されたことを特徴とする請求
項２記載のメダル貸機。
【請求項５】前記ガイド手段は、本体に対して略垂直
方向に回動自在に支持されたことを特徴とする請求項３
記載のメダル貸機。
【請求項６】前記本体に回動自在に支持された中継部
を設け、前記第１のガイド部は、中継部に対して水平方
向に回動自在に支持されたことを特徴とする請求項４記
載のメダル貸機。