JP2003230755A - メダル貸し出し機 - Google Patents

メダル貸し出し機

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JP2003230755A
JP2003230755A JP2002031195A JP2002031195A JP2003230755A JP 2003230755 A JP2003230755 A JP 2003230755A JP 2002031195 A JP2002031195 A JP 2002031195A JP 2002031195 A JP2002031195 A JP 2002031195A JP 2003230755 A JP2003230755 A JP 2003230755A
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謙二 飯田
Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshimune Sekine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払い出されたメダルを案内するノズルの経路
の形状を変えられるようにして、メダル貸し出し機本体
とスロットマシンのメダル貯留部との位置関係が多様で
あっても、ノズルを交換することなく対応できるように
したメダル貸し出し機を提供する。 【解決手段】 ノズル4の本体3の正面下部において略
水平方向に回動自在に支持された第1樋状部材5と、第
1樋状部材5に回動自在に連結された第2樋状部材6
と、第2樋状部材6に回動自在に連結された第3樋状部
材7とで構成されている。第1樋状部材5及び第2樋状
部材6及び第3樋状部材7の連結部におけるそれぞれの
回動量を調節することによって、ノズル4のメダルを案
内する経路の形状を変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場においてメ
ダルを遊技媒体とする遊技機の側方に設置して使用さ
れ、付加価値媒体が投入されることに応じて所定枚数の
メダルを払い出すメダル貸し出し機に関し、更に詳しく
は、メダル貸し出し機の本体から払い出されたメダルを
遊技機の所定のメダル貯留部まで案内する樋状のノズル
を備えたメダル貸し出し機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技場において、スロットマシンと呼ば
れる遊技機の側方には、付加価値媒体が投入されること
に応じてスロットマシンの遊技媒体であるメダルを貸し
出す、いわゆるメダル貸し出し機が設置されている。付
加価値媒体とは、紙幣・硬貨・プリペイドカード・IC
カード・クレジットカードなどであり、遊技者がメダル
を借リ受けるために必要な価値媒体である。なお、遊技
者が付加価値媒体によってメダルを購入することも可能
であるが、現在の遊技場においてはメダルを借り受ける
ことが一般的であるので、以下の説明ではメダルは貸し
出されるものとして説明を行う。また、現在の遊技場で
用いられる付加価値媒体としては紙幣が一般的であるの
で、以下の説明では付加価値媒体の例として紙幣を用い
て説明を行う。
【0003】遊技者が、スロットマシンの側方に設置さ
れたメダル貸し出し機の紙幣投入口に所定の金額の紙幣
を投入すると、これに応じて所定枚数のメダルがメダル
貸し出し機のメダル払い出し口より払い出される。メダ
ル貸し出し機がスロットマシンの側方に設置されること
で、遊技者は席を立たなくても、メダル貸し出し機から
払い出されたメダルを用いてスロットマシンで遊技する
ことができるようになるので、遊技者が遊技を中断する
時間を短くできる。また、遊技場の運営者にとっては、
メダル貸し出し機をスロットマシンの側方に設置するこ
とによって、遊技者の時間当たりの遊技回数が増加する
ことは収益の増加につながる。
【0004】従来のメダル貸し出し機のメダル払い出し
口には払い出されたメダルを受ける受け皿が設けられて
いるものが多く、払い出されたメダルはこの受け皿に貯
留されるようになっている。この場合、遊技者は受け皿
に貯留されたメダルを手で取り出して、自分が遊技を行
うスロットマシンに設けられた、遊技に用いるメダルを
貯留させる部位であるメダル貯留部に移さねばならなか
った。そこで、メダル貸し出し機のメダル払い出し口に
樋状のノズルを設けて、メダル貸し出し機の本体から払
い出されたメダルをスロットマシンのメダル貯留部まで
案内するメダル貸し出し機が考案され、利用されてい
る。また、スロットマシンのメダル貯留部はスロットマ
シンの前面に設けられることが多く、さらには、メダル
貸し出し機の本体の多くはスロットマシンの筐体よりも
奥行き寸法が小さいため、スロットマシン側方に設置さ
れたメダル貸し出し機の本体からスロットマシンのメダ
ル貯留部までメダルを案内するノズルの形状は、メダル
貸し出し機の本体前面から手前方向に突き出し、メダル
を案内する経路の途中でスロットマシンのメダル貯留部
側へ湾曲しているものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような払い出されたメダルをスロットマシンのメダル貯
留部まで案内する樋状のノズルを備えたメダル貸し出し
機にあっては、従来、メダルを案内するノズルの経路の
形状は変えることはできず、したがって、遊技場におい
てスロットマシンの入れ替えが行われるなどしてメダル
貸し出し機の本体とスロットマシンのメダル貯留部との
位置関係が変化した場合に、スロットマシンの筐体の角
部などが障害となって、同一形状のノズルでは適正な位
置にノズルを向けられないことがあった。この場合、遊
技場の運営者は形状の違うノズルを付け替えたり、ある
いは、ノズルの採用を諦めなければならなかった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたものであり、払い出されたメダルを案内
するノズルの経路の形状を変えられるようにすることに
より、経路上を通過するメダルの速度を減少させ、且
つ、メダル貸し出し機本体とスロットマシンのメダル貯
留部との位置関係が多様であっても、ノズルを交換する
ことなく適正な位置にノズルを向けることが可能なメダ
ル貸し出し機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のメダル貸し出し機は、メダルを遊技媒体と
する遊技機の側方に設置して使用され、付加価値媒体が
投入されることに応じてメダルを所定枚数払い出すメダ
ル払い出し機構を有する本体と、前記本体から払い出さ
れたメダルを遊技機の所定のメダル貯留部まで案内する
樋状のノズルとを備えたものであって、前記ノズルは、
メダルを案内する経路の途中に、ノズルの底面に対して
略平行方向に回動自在な屈曲部が少なくとも1つあるこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、前記ノズルは、前記本体に支持され
た第1樋状部材と、前記第1樋状部材の底面に対して略
平行方向に回動自在となるよう前期第1樋状部材と連結
された第2樋状部材と、前記第2樋状部材の底面に対し
て略平行方向に回動自在となるよう前記第2樋状部材と
連結された第3樋状部材とで構成されたものであること
が好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を用いたメダル貸し出し機
の外観を図1及び図2に示す。図1及び図2に示すよう
に、メダル貸し出し機2の本体3の正面下部において樋
状のノズル4が略水平方向に回動自在に支持されてい
る。本体から払い出されたメダルはノズル4の内側に沿
って滑り落ちるようになっており、したがってノズル4
はメダルを案内するのに充分な斜度を持って本体から下
向きに突き出している。さらに、ノズル4は後述するよ
うに、本体3で回動自在に支持された第1樋状部材5
と、第1樋状部材5に回動自在に連結された第2樋状部
材6と、第2樋状部材6に回動自在に連結された第3樋
状部材7とで構成されている。
【0010】メダル貸し出し機2は、遊技場にあっては
図1に示すように、スロットマシン8の側方に併設され
る。スロットマシン8の正面下部にはメダル貯留部とし
てのメダル受け皿9が設けられており、ノズル4は、本
体3から払い出されるメダルをメダル受け皿9内に落下
させるべくメダルをメダル受け皿9上まで案内する。図
1では本体3とスロットマシン8が密接した状態となっ
ているが、本体3とスロットマシン8は必ずしも図1の
ように密接した状態で遊技場に設置されるとは限らず、
本体3とスロットマシン8との位置関係は遊技場のレイ
アウトなどによって適宜定まるものである。また、メダ
ル受け皿8がスロットマシンに設けられる態様もスロッ
トマシンの機種によって様々である。したがって、本体
3とメダル受け皿8との位置関係は、図1とは違う様々
な態様がとられることとなる。
【0011】図2にメダル貸し出し機2の本体3及びノ
ズル4の構成を示す。ノズル4は、本体3の正面下部に
設けられた回動孔10の内側において略水平方向に回動
自在に支持されており、回動孔10から、メダルを案内
するのに充分な斜度をもって下向きに突き出している。
回動孔10は、ノズル4の動きに合わせて孔の位置を移
動できるように設けられている。さらに、ノズル4は、
本体3で回動自在に支持された第1樋状部材5と、第1
樋状部材5に回動自在に連結された第2樋状部材6と、
第2樋状部材6に回動自在に連結された第3樋状部材7
とで構成されている。
【0012】本体3の正面上部には、所定の紙幣、例え
ば千円札を投入する紙幣投入口11が設けられた開閉扉
12が設けられている。開閉扉12は、錠13によって
施錠され、容易に開閉がなされないようになっている。
本体3の内部上方であって、紙幣投入口11の後部に
は、紙幣投入口11より投入された紙幣を収納するスペ
ースを備えた紙幣識別装置14が配設されている。紙幣
識別装置14では、投入された紙幣の真偽の判別や金種
の判別を行い、有効な紙幣を識別したときには紙幣を内
部に取り込み収納する。無効な紙幣を識別したときには
その紙幣を紙幣投入口11から返却する。紙幣識別装置
14に収納された紙幣は、開閉扉12を開くことによっ
て取り出すことができる。なお、外部から紙幣の自動回
収装置を接続した場合には、紙幣識別装置14に取り込
まれた紙幣は外部に運び出されて、外部にて収納される
ので、開閉扉12を開いて紙幣を取り出さなくとも良
い。
【0013】また、本体3の内部下方であって、回動孔
10の後部には、メダルの貯蔵とメダルの払い出しの機
能を兼ね備えたメダル払い出し装置15が配設されてい
る。メダル払い出し装置15からは、投入された紙幣に
応じて所定枚数のメダルが、例えば千円札1枚の投入に
応じてメダル50枚が、ノズル4の上端部に払い出され
る。メダル払い出し装置15へのメダルの補給は、錠1
6付きのメダル補給扉17を開いて行う。なお、メダル
払い出し装置15の前面には、錠18付きのパネル扉1
9が着脱自在に設けられており、ノズル4の支持部と回
動孔10はパネル扉19の凸部19aの内部に設けられ
ている。メダル払い出し装置15のメンテナンスなどの
際には、錠18の施錠を解除して、ノズル4及び回動孔
10と共にパネル扉19を本体から取り外して行うこと
ができる。なお、外部からメダル払い出し装置15にメ
ダルの補給を行う自動補給装置を接続した場合には、メ
ダル補給扉18を開いてメダルを補給しなくとも良い。
【0014】なお、付加価値媒体として紙幣ではないも
のを用いる場合は、紙幣識別装置14の変わりに、価値
媒体に合わせた識別装置を適宜設ければ良い。例えば、
ICカードを用いる場合は、ICカードが有効であるか
否かを識別し、ICカード内の記録情報を適宜書き換え
る装置をメダル貸し出し機の本体内に設ければ良い。
【0015】ノズル4の第1樋状部材5及び第2樋状部
材6及び第3樋状部材7を直線状にした場合の、概略側
面図を図3に、概略上面図を図4に示す。図3に示すよ
うに、第1樋状部材5の底部下側には円柱状の連結突起
20が下向きに突設されている。第2樋状部材6の底部
に穿たれた円形の連結孔21を、連結突起20に同一中
心となるように嵌合させることで、第2樋状部材6は第
1樋状部材5に、第1樋上部材の底面に対して略平行方
向に回動自在に連結される。さらに、座金状の止め板2
5をネジ26で連結突起20の先端に固着させること
で、第1樋状部材5と第2樋状部材6との連結は外れな
いようになる。同様に、第2樋状部材6の底部下側に下
向きに突設された円柱状の連結突起22を、第3樋状部
材7の底部に穿たれた円形の連結孔23に、同一中心と
なるように嵌合させることで、第3樋状部材7は第2樋
状部材6に、第2樋上部材の底面に対して略平行方向に
回動自在に連結される。さらに、座金状の止め板25を
ネジ26で連結突起22の先端に固着させることで、第
2樋状部材6と第3樋状部材7との連結は外れないよう
になる。
【0016】図4に示すように、第1樋状部材5と第2
樋状部材6との連結部において、第1樋状部材5の側壁
5a、5b及び第2樋状部材6の側壁6a、6bは連結
突起20に対して同心円弧状に湾曲しており、側壁5a
の外周に沿って側壁6aが回動し、且つまた、側壁5b
の外周に沿って側壁6bが回動するようになっている。
同様に、第2樋状部材6と第3樋状部材7との連結部に
おいて、第2樋状部材6の側壁6c、6d及び第3樋状
部材7の側壁7a、7bは連結突起22に対して同心円
弧状に湾曲しており、側壁6cの外周に沿って側壁7a
が回動し、且つまた、側壁6dの外周に沿って側壁7b
が回動するようになっている。
【0017】第1樋状部材5及び第2樋状部材6及び第
3樋状部材7の連結部におけるそれぞれの回動量を調節
することによって、ノズル4のメダルを案内する経路の
形状は変化し、ノズル4の先端部はノズルの底面に対し
て略平行面上を移動することになる。これにより、経路
の途上においてスロットマシンの筐体の角部などの障害
物を避けたり、ノズル4によってメダルを案内して落下
させる位置を、スロットマシンのメダル貯留部に対して
適正な位置になるよう調節することができる。また、経
路の途中を屈曲させることで、経路上を通過していくメ
ダルの速度を減少させて、メダルがノズルの側壁を越え
て飛び出すのを防ぐことができる。
【0018】また、上記の実施形態において、スロット
マシン8のメダル貯留部は正面下部に設けられたメダル
受け皿9であったが、ノズル4がメダルを案内して落下
させるメダル貯留部は、スロットマシンの形態によって
はメダル受け皿でなくとも良い。即ち、スロットマシン
の形態においてメダルを貯留するための部位が、ノズル
によってメダルを案内して落下させられる形態であれ
ば、本発明を上記の実施形態と同様の効果をもって用い
ることができる。例えば、スロットマシンのメダル貯留
部が本体正面の中央にあっても、メダル貯留部の形態
が、メダルを上から落下させられるようになっていれ
ば、メダル貸し出し機本体のノズルを支持する位置とノ
ズルの長さをメダル貯留部に合わせたものに調節すれば
良い。
【0019】また、上記の実施形態では樋状部材どうし
の連結部は2ヶ所であったが、連結部はノズルの屈曲部
として少なくとも1つあれば良く、連結部の数は2ヶ所
に限られない。また、連結の態様も、ノズルの経路上を
屈曲させられるものであれば、上記のものに限られな
い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明のメダル貸し出し
機によれば、ノズルの経路の形状を変化させられるの
で、経路上を通過するメダルの速度を減少させ、且つ、
メダル貸し出し機本体とスロットマシンのメダル貯留部
との位置関係が多様であっても、ノズルを交換すること
なく適正な位置にノズルを向けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたメダル貸し出し機をスロットマ
シンの側方に設置した際の外観斜視図である。
【図2】本発明を用いたメダル貸し出し機の外観斜視図
である。
【図3】本発明を用いたノズルの、第1樋状部材と第2
樋状部材の連結部及び第2樋状部材と第3樋状部材の連
結部を示す概略側面図である。
【図4】本発明を用いたノズルの、第1樋状部材と第2
樋状部材の連結部及び第2樋状部材と第3樋状部材の連
結部を示す概略上面図である。
【符号の説明】
2 メダル貸し出し機 3 本体 4 ノズル 5 第1樋状部材 6 第2樋状部材 7 第3樋状部材 8 スロットマシン 9 メダル受け皿 11 紙幣投入口 15 メダル払い出し装置 20、22 連結突起 21、23 連結孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今関 進 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア内 (72)発明者 岸 憲路 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア内 (72)発明者 関根 義宗 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア内 Fターム(参考) 2C088 BC73 BC77 DA04 DA24 EA48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルを遊技媒体とする遊技機の側方に
    設置して使用され、付加価値媒体が投入されることに応
    じてメダルを所定枚数払い出すメダル払い出し機構を有
    する本体と、前記本体から払い出されたメダルを遊技機
    の所定のメダル貯留部まで案内する樋状のノズルとを備
    えたメダル貸し出し機において、 前記ノズルは、メダルを案内する経路の途中に、ノズル
    の底面に対して略平行方向に回動自在な屈曲部が少なく
    とも1つあることを特徴とするメダル貸し出し機。
  2. 【請求項2】 前記ノズルは、前記本体に支持された第
    1樋状部材と、前記第1樋状部材の底面に対して略平行
    方向に回動自在となるよう前期第1樋状部材と連結され
    た第2樋状部材と、前記第2樋状部材の底面に対して略
    平行方向に回動自在となるよう前記第2樋状部材と連結
    された第3樋状部材とで構成されたことを特徴とする請
    求項1記載のメダル貸し出し機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005296448A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Samii Kk 遊技媒体貸出機およびそのノズルシュート
JP2007252819A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sayama Precision Ind Co パチンコ玉移送樋
JP2009225955A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Nippon Game Card Kk 遊技台用台間機および媒体払い出しノズル

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