JP2003210820A - メダル貸し出し機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシンのメダル一括投入口に確実に
メダルをガイドする。 【解決手段】 メダルガイドノズル１８にメダル排出ア
タッチメント１８ｃを設ける。メダル排出アタッチメン
ト１８にアタッチメント取付部１８ｄを設ける。スロッ
トマシン１４のメダル一括投入口２０にアタッチメント
取付枠を設ける。アタッチメント取付部１８ｄをアタッ
チメント取付枠に嵌め込むと、メダル排出アタッチメン
ト１８ｃをメダル一括投入口２０に連結できる。メダル
排出アタッチメント１８ｃはメダル一括投入口２０を覆
う。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数並べられたス
ロットマシン同士の間に配置され、投入された付加価値
媒体の価値に応じた枚数のメダルを貸し出すためのメダ
ル貸し出し機に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】例えばスロットマシンなどの遊技機でゲ
ームを行う場合には、メダルなどの遊技媒体が用いられ
る。遊技者には例えば付加価値媒体の１つである紙幣と
引き替えにメダルが貸し出され、貸し出されたメダルが
スロットマシンのメダル投入口に１枚づつ投入されてゲ
ームが行われる。紙幣と引き替えにメダルの貸し出しを
受けるにあたってはメダル貸し出し機が使用される。メ
ダル貸し出し機は、殆どの場合、島として複数並べられ
ているスロットマシンの間に配置されている。なお、付
加価値媒体は、例えば紙幣、硬貨、プリペイドカード、
ＩＣカード、クレジットカードなどの、遊技者がメダル
の購入又はメダルの貸し出しを受けるために必要な価値
媒体のことである。 【０００３】メダル貸し出し機は内部にホッパー装置が
設けられており、紙幣が投入されるとホッパー装置が駆
動される。ホッパー装置が駆動されると、投入された紙
幣の価値に対応する枚数のメダルが払い出される。メダ
ル貸し出し機には、メダル受け皿やメダルガイドノズル
などが設けられており、メダル受け皿が設けられている
ものでは、ホッパー装置からメダル受け皿にメダルが払
い出される。 【０００４】また、メダルガイドノズルが設けられたも
のでは、ホッパー装置から払い出されたメダルが、メダ
ルガイドノズルによってスロットマシンの下皿にガイド
されて払い出される。メダルガイドノズルはメダルの排
出部を下皿にセットする排出位置と、下皿から退避させ
る退避位置との間で回動自在になっており、メダルガイ
ドノズルを使用しない場合、遊技者はメダルガイドノズ
ルを退避位置にセットしてゲームを行うことができるよ
うになっている。メダルガイドノズルが設けられている
メダル貸し出し機では、遊技者はメダル受け皿からメダ
ルを取り出す手間が省くことができ、効率良くゲームを
行うことができる。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットマ
シンのメダル投入口はメダルを１枚づつ投入するように
形成されているが、例えばメダルを複数枚ベットしてゲ
ームを行う場合、メダルを１枚づつ投入することは非常
に煩わしく、また、ゲームをスムーズに行うことの妨げ
になるという問題があった。このため、複数枚のメダル
を一括して投入可能なメダル一括投入口をスロットマシ
ンに設け、ベットボタンにより所望の枚数のメダルをベ
ットしてゲームを行えるようにすることが考えられてい
る。 【０００６】そして、メダル一括投入口を設けるにあた
って、メダル貸し出し機のメダルガイドノズルからメダ
ル一括投入口に直接メダルを払い出すことが検討されて
いるが、従来のメダルガイドノズルのメダルの排出部分
をメダル一括投入口に配置しただけでは、メダルが排出
された際の勢いでメダル一括投入口に入らずに飛び出し
てしまうおそれがある。また、メダル一括投入口を従来
のメダル投入口と同様に、リールのストップボタンの近
傍に配置した場合、メダルガイドノズルが不用意に動く
とストップボタン操作の妨げになりかねない。 【０００７】本発明は、メダルガイドノズルを設けるに
あたって、スロットマシンのメダル一括投入口に確実に
メダルをガイドするとともに、ゲームを行ううえでの操
作の妨げになることを防止したメダル貸し出し機を提供
することを目的とする。 【０００８】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のメダル貸し出し機は、ホッパー装置から払
い出されたメダルを、スロットマシンに設けられ、複数
枚のメダルを一括して投入可能なメダル一括投入口にガ
イドするメダルガイドノズルと、前記メダルガイドノズ
ルのメダルの排出部分に設けられ、前記メダル一括投入
口を覆うように前記メダル一括投入口に着脱自在に取り
付けられるメダル排出アタッチメントとを設けたもので
ある。なお、メダル排出アタッチメントでメダル一括投
入口を覆う場合、必ずしもメダル一括投入口を密封する
必要はなく、メダルがメダルガイドノズルとメダル一括
投入口との間から外部へと少なくとも漏れ出すことを防
ぐことが可能であれば十分である。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１及び図２に示すように、本発
明のメダル貸し出し機１０は、枠体１１と、紙幣識別収
納部１２と、メダル払い出し部１３とから構成されてい
る。メダル貸し出し機１０は、島として並べられたスロ
ットマシンの間に配置され、図中左方に配置されたスロ
ットマシン１４に対応している。 【００１０】枠体１１に紙幣識別収納部１２とメダル払
い出し部１３とが収納されている。紙幣識別収納部１２
内部には紙幣識別装置１５が設けられており、紙幣投入
口１６から投入された紙幣が適正な紙幣か否か及び適正
に投入されたか否かが識別される。紙幣の投入方法及び
投入された紙幣が適正である場合は、投入された紙幣が
紙幣識別装置１５内に収納される。メダル払い出し部１
３内部には周知のホッパー装置１７が設けられている。
投入された紙幣が紙幣識別装置１５により適正であるこ
とが識別されると、ホッパー装置１７が一定時間駆動さ
れる。 【００１１】また、メダル払い出し部１３の前面には、
メダルガイドノズル１８が設けられている。メダルガイ
ドノズル１８は、メダルガイド部１８ａと可動部１８ｂ
とメダル排出アタッチメント１８ｃとから構成されてい
る。メダルガイド部１８ａはスロットマシン１４に向か
って屈曲するように形成され、その上流側の部分が図中
に矢印で示す方向に回動自在となるようにメダル払い出
し部１３に取り付けられているとともに、ホッパー装置
１７に連結されている。メダルガイド部１８ａを回動さ
せることにより、メダルガイドノズル１８を図に示すメ
ダル排出位置とメダル排出位置から退避する退避位置と
の間で回動させることができるようになっている。メダ
ルガイド部１８ａの先端部分は連結軸１９により可動部
１８ｂと連結されており、可動部１８ｂは図中上下方向
に可動させることができるようになっている。 【００１２】図３に示すように、メダル排出アタッチメ
ント１８ｃは、可動部１８ｂと一体に形成されており、
下方に向かって突出した一対のアタッチメント取付部１
８ｄが設けられている。スロットマシン１４にはメダル
一括投入口２０が設けられている。メダル一括投入口２
０は開口部２０ａと、アタッチメント取付枠２０ｂとか
ら構成されている。開口部２０ａは複数枚のメダルが通
過可能な大きさに形成されており、開口部２０ａからメ
ダルが投入される。アタッチメント取付枠２０ｂは開口
部２０ａを取り囲むように形成されており、アタッチメ
ント取付枠２０ｂにアタッチメント取付部１８ｄが取り
付けられる。メダル排出アタッチメント１８ｃのアタッ
チメント取付部１８ｄの内面の間隔は、アタッチメント
取付枠２０ｂの外面の間隔と略同等に形成されており、
アタッチメント取付部１８ｄがアタッチメント取付枠２
０ｂに嵌め込まれる、アタッチメント取付部１８ｄがア
タッチメント取付枠２０ｂに固定される。 【００１３】次に、上記のように構成されたメダル貸し
機１０を使用する場合について説明する。先ず、メダル
ガイド部１８ａを回動させてメダルガイドノズル１８を
メダル排出位置にセットする。そして、可動部１８ｂを
可動させ、アタッチメント取付部１８ｄをアタッチメン
ト取付枠２０ｂに嵌め込むことにより、メダル排出アタ
ッチメント１８ｃをメダル一括投入口２０に連結する。
これにより、メダル一括投入口２０の開口部２０ａはメ
ダル排出アタッチメント１８ｃにより覆われる。 【００１４】この後、遊技者は紙幣識別収納部１２の紙
幣投入口１６に紙幣を投入する。紙幣識別装置１５で、
紙幣の投入方法及び投入された紙幣が適正であることが
識別されると、ホッパー装置１７が一定時間駆動され
る。これにより、所定枚数のメダルが払い出される。ホ
ッパー装置１７から払い出されたメダルはメダルガイド
ノズル１８を介してメダル一括投入口２０に投入され
る。このとき、メダルガイドノズル１８はメダル一括投
入口２０に、メダル排出アタッチメント１８ｃにより連
結されているため、メダルガイドノズル１８から排出さ
れたメダルは外部に飛び出すことなく確実にメダル一括
投入口２０に投入される。また、メダルガイドノズル１
８がメダル一括投入口２０に固定されているため、ゲー
ムを行う際にストップボタンの操作の妨げになることも
ない。 【００１５】上記実施形態では、アタッチメント取付枠
２０ｂにアタッチメント取付部１８ｄを嵌め込むことに
より、メダル排出アタッチメント１８ｃをメダル一括投
入口２０に連結するようにしたが、例えば図４に示すよ
うに、アタッチメント取付枠を備えていないメダル一括
投入口３０にメダル排出アタッチメント３１を取り付け
るようにしてもよい。この場合、メダル排出アタッチメ
ント３１の取付部３１ａの外面の間隔を、メダル一括投
入口３０を取り囲む壁面の幅寸法と略同様にしておき、
取付部３１ａをメダル一括投入口３０に嵌め込むように
すればよい。 【００１６】上記実施形態では、アタッチメント取付枠
２０ｂにアタッチメント取付部１８ｄを嵌め込むことに
より、メダル排出アタッチメント１８ｃをメダル一括投
入口２０に連結するようにしたが、例えばアタッチメン
ト取付部１８ｃ又はアタッチメント取付枠２０のいずれ
か一方に係合爪を設け、他方に前記係合爪が係合する係
合孔を設けて、係合爪と係合孔とを係合させることによ
り、メダル排出アタッチメント１８ｃをメダル一括投入
口２０に連結するようにするなど、メダル排出アタッチ
メント１８ｃをメダル一括投入口２０に連結する方法は
適宜の方法を用いてよい。 【００１７】 【発明の効果】以上のように、本発明のメダル貸し出し
機によれば、ホッパー装置から払い出されたメダルを、
スロットマシンに設けられ、複数枚のメダルを一括して
投入可能なメダル一括投入口にガイドするメダルガイド
ノズルと、前記メダルガイドノズルのメダルの排出部分
に設けられ、前記メダル一括投入口を覆うように前記メ
ダル一括投入口に着脱自在に取り付けられるメダル排出
アタッチメントとを設けたので、メダルがメダル一括投
入口から飛び出すことがなくなり、スロットマシンのメ
ダル一括投入口に確実にメダルをガイドすることができ
る。また、メダル排出アタッチメントがメダル一括投入
口に固定されているため、メダルガイドノズルが不用意
に動くことがなくなり、メダルガイドノズルがゲームを
行ううえでの操作の妨げになることを防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明を実施したメダル貸し出し機の外観斜視
図である。 【図２】スロットマシンにメダルガイドノズルを連結し
た状態を示す斜視図である。 【図３】メダル排出アタッチメントをメダル一括投入口
に連結した状態を示す断面図である。 【図４】別な実施形態のメダル排出アタッチメントとメ
ダル一括投入口とを示す断面図である。 【符号の説明】 １０ メダル貸し出し機 １３ メダル払い出し部 １４ スロットマシン １７ ホッパー装置 １８，３１ メダルガイドノズル １８ｃ，３１ａ メダル排出アタッチメント １８ｄ アタッチメント取付部 ２０，３０ メダル一括投入口 ２０ｂ アタッチメント取付枠

フロントページの続き (72)発明者 今関 進 東京都台東区東上野一丁目14番７号 株式 会社オリンピア内 (72)発明者 岸 憲路 東京都台東区東上野一丁目14番７号 株式 会社オリンピア内 (72)発明者 関根 義宗 東京都台東区東上野一丁目14番７号 株式 会社オリンピア内 Ｆターム(参考） 2C088 BC71 BC75

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ホッパー装置から払い出されたメダル
   を、スロットマシンに設けられ、複数枚のメダルを一括
   して投入可能なメダル一括投入口にガイドするメダルガ
   イドノズルと、 前記メダルガイドノズルのメダルの排出部分に設けら
   れ、前記メダル一括投入口を覆うように前記メダル一括
   投入口に着脱自在に取り付けられるメダル排出アタッチ
   メントとを設けたことを特徴とするメダル貸し出し機。