JP3424375B2 - 台間玉貸し機 - Google Patents
台間玉貸し機Info
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Description
てパチンコ台とこれに隣接するパチンコ台との間に設置
して使用される台間玉貸し機に関し、特に、その台間玉
貸し機の筐体構造に関する。
設置される台間玉貸し機には、投入された硬貨を識別
(検銭)する検銭部が機械式のものと電子式(電磁式)
のものとがある。機械式検銭部を用いたものは廉価であ
る反面、偽貨対策に限界があり、またスペース効率が悪
いという難点がある。このため、検銭性能の高い電子式
検銭部を搭載した台間玉貸し機が普及しつつある。
した台間玉貸し機において薄形筐体の側面を除いた状態
を示す側面図、図12(b)はその台間玉貸し機の正面
図である。台間玉貸し機の正面上部の硬貨投入口1から
投入された硬貨は背面側迄傾斜下降する硬貨通路2を経
た後垂直に落下し電子式検銭ユニット3へ案内され、そ
の通過中に検銭センサによって投入硬貨の金種が識別さ
れて金種信号が発生するようになっている。投入硬貨が
真正であれば収金通路4,硬貨回収蛇腹パイプ13を介
して背面外側のパチンコ島内へ導入されて収納される
が、投入硬貨が偽貨のときは返却通路5へ振り分けられ
て正面の返却口6から排出されるようになっている。パ
チンコ玉は上部の玉供給蛇腹パイプ12から玉通路7を
介して鉛直方向に縦長の玉計数ユニット8へ導かれ、投
入硬貨の金額に相当する玉数が玉払い出し口9から下方
に落下するようになっている。必要な場合、遊技者が玉
供給ノズル10を使用してパチンコ台の玉受け皿へ直接
パチンコ玉を供給できるようになっている。なお、11
は検銭ユニット及び玉計数ユニット等の制御部としての
電子部品を搭載した印刷配線板である。
貸し機においては、次のような問題点があった。
(850mm(H)×40mm(W) ×150mm(D))に規格化されている
が、検銭部が検銭ユニット3として、また玉計数部が玉
計数ユニット8としてそれぞれ独立のケースを持つユニ
ット装置として構成されており、台間玉貸し機はその薄
形筐体内にこれらのユニット3,8を配置した構造とな
っている。このため、薄形筐体内に複数のユニットを組
み込むと、レイアウト等により嵩張りが問題となり、ス
ペース効率が悪い。例えば別途、紙幣識別機やカードリ
ーダ等をオプションとして台間玉貸し機の薄形筐体内に
組み込む場合には、スペースの余裕が少なすぎるという
問題が生じる。
じた場合には、検銭ユニット3のスカベンジャーを強制
的に開閉させてその硬貨を落下させるための手動イジェ
クトボタン14aを動かしてその不具合を解消させるよ
うになっているが、それでも直らないような故障は、閉
店後や休業期間に修理業者が台間から台間玉貸し機を取
外して修理しなければならない。このため、迅速な故障
復旧が困難であるので、営業中に故障した台間玉貸し機
はそのまま放置されることになり、故障機に近いパチン
コ台に座った利用者にとっては不便をかけ、また遊技施
設としての整備管理の悪さを顧客に対し暗に印象付けて
しまうこともある。
課題は、筐体内に紙幣識別機等を組み込むスペース余裕
を確保できる台間玉貸し機の筐体構造を実現することに
あり、本発明の第2の課題は、硬貨識別部等の故障が発
生した場合でも故障復旧に迅速に対応可能の台間玉貸し
機を提供することにある。
に、本発明の講じた手段はカセット形の玉貸しモジュー
ルを採用した点にある。即ち、本発明は、パチンコ台間
に取付けられる薄形筐体内において、正面の硬貨投入口
から投入された硬貨を識別して金種信号を生成する電子
式検銭部と、その金種信号に応じた玉数を計数して正面
の玉払い出し口からパチンコ玉を払い出す玉計数部と、
前記電子式検銭部及び前記玉計数部を制御する制御部と
を備えた台間玉貸し機であって、前記電子式検銭部,前
記玉計数部及び前記制御部を箱状ケースの中に組み込ん
でなる玉貸しモジュールを前記薄形筐体の正面に形成さ
れた開口を介して装填着脱可能とし、前記箱状ケースの
内空間は、当該ケースの厚みを仕切るベース板を以って
一側面空間と他側面空間にほぼ大別され、前記一側面空
間において前記硬貨投入口から背面側にかけて下降傾斜
する硬貨通路が当該ベース板の一側面にリブを以って形
成され、その硬貨通路の途中に前記電子式検銭部が位置
すると共に、前記他側面空間において玉落とし口から落
下する前記パチンコ玉を前記玉計数部に導く玉通路が当
該ベース板の他側面に形成されることを特徴とする。こ
こで、上記開口は引出し口であって、上記ケースは上記
引出し口に対し挿し込み引き抜き可能の引出し型ケース
であることが望ましい。かかる場合、上記薄形筐体は、
上記引出し口が開口した正面板と側面板を少なくとも備
えた板金製であり、上記側面板から切り起こされた引出
し用のスライドガイドの上部レール板及び下部レール板
を有するように構成できる。
ュールでは、上記薄形筐体と上記玉貸しモジュールには
上記玉貸しモジュールの上記薄形筐体への挿入を阻止す
る誤挿入防止手段を設けることが望ましい。
入された硬貨をケース背面側にかけて形成された下降傾
斜の硬貨通路の途中に上記電子式検銭部を配置して成
り、上記硬貨投入口から上記電子式検銭部に到る上記硬
貨通路は、上記硬貨投入口寄りに設けられ硬貨速度を減
衰させる硬貨制動手段と、上記硬貨制動手段を経た硬貨
の跳ねを抑制する硬貨制跳手段とを備えて成ることが好
ましい。ここで、硬貨制動手段としては硬貨の当て落と
し屈曲部とすることができ、また硬貨制跳手段としては
当て落とし屈曲部からから跳ね落とされた硬貨を緩衝的
に受ける金属製又はセラミックス製の硬貨受け部とする
ことができる。
て回転する玉送り歯車と、この玉送り歯車の回転に連動
して回転する玉計数用エンコーダ板とを有する玉計数部
においては、玉送り歯車とエンコーダ板の回転軸が同軸
であることを特徴とする。
り付けられる薄形筐体に対して、電子式検銭部,玉計数
部及び制御部等を内蔵する箱状ケースの玉貸しモジュー
ルが正面開口を介して着脱可能となっているため、内蔵
される電子式検銭部,玉計数部及び制御部自体をユニッ
ト装置として構成しておく必要が無く、玉貸しモジュー
ル自体がコンパクトに構成できる。特に、箱状ケースの
厚みをベース板で仕切り、その一側を硬貨通路として、
またその他側を玉通路として立体的に利用し、しかも、
硬貨通路の途中に電子式検銭部を設けてあるため、玉貸
しモジュール自体の一層のコンパクト化を実現できるの
で、薄形筐体内には余剰スペースが生まれ、紙幣識別機
やカードリーダの組み付けも充分可能となる。
ュールを簡単に取外し、正常な玉貸しモジュールに交換
できるので、故障の復旧が迅速化する。修理作業性も向
上する。特に、引出し型の玉貸しモジュールでは、挿し
込み引き抜き操作で済むので、簡便性を発揮できる。
ール板及び下部レール板が外付けでなく、切り起こし形
成されている場合、薄形筐体の製造コストの低廉化を図
ることができる。
合には、玉貸しモジュールを上下逆に挿入した場合には
自ずと誤挿入が判るようになっているので、交換時の迅
速性を高めることができる。
を設けた構成においては、下降傾斜する硬貨通路の中途
に検銭部を設けても、投入硬貨の安定的に通過するので
検銭ミスの発生を無くすことができる。このため、従来
に比して収納スペースを削減でき、玉貸しモジュール自
体のコンパクト化を図ることができる。
エンコーダ板とが同軸になっている場合にも、玉計数部
は縦長のスペースを削減することができ、コンパクトな
玉貸しモジュールを実現できる。
説明する。
貸し機において本体フレームの薄形筐体と玉貸しモジュ
ール(硬貨モジュール)とを分離した状態を示す斜視図
である。本例の台間玉貸し機20は、図1に示すよう
に、パチンコ島の遊技機支持装置においてパチンコ台と
パチンコ台の間の木枠(図示せず)に取付けられる薄形
筐体(本体フレーム)30と、その正面板31に形成さ
れた引出し口31aを介して挿し込み引き抜き可能のカ
セット形の玉貸しモジュール40とから成る。
筐体30は、亜鉛メッキの単一鋼板を用いた板金製で、
片側の側面板32に対して折り曲げられた正面板31,
底面板33及び上面板34で箱型空間を囲み、他方の側
面及び背面が開放状態である半開放型筐体構造となって
いる。この薄形筐体30は側面板32から切り起こされ
た断面L字形のスライドガイド用(引出し用)のレール
板32a,32bを有している。筐体30の上面板34
には玉供給蛇腹パイプ12が挿し込まれており、また木
枠取付け用の板バネ爪34aが突設している。上部のレ
ール板32aには玉落とし口35が開口しており、この
玉落とし口35は後述するシャッタ板37で閉鎖されて
いる。玉供給蛇腹パイプ12から連通する玉通路パイプ
36の出口はこの玉落とし口35に臨んでいる。玉通路
パイプ36の中に鉛直方向に縦列するパチンコ玉数の自
重がシャッタ板37等に過大に加わらないように、玉通
路パイプ36には玉受け部分として略水平方向の屈曲部
36aが形成されている。
曲げられた硬貨回収口枠38が形成されており、これに
は硬貨回収蛇腹パイプ13が連結されている。
31aに対し挿し込み引き抜き可能の樹脂製ケース41
の中に、後述するような電子式検銭部,玉計数部及び制
御部等を組み込んだ一体的な引出し型構造となってい
る。この樹脂製ケース41の正面板42はケース41よ
りも張り出た上部張り出し部42c,下部張り出し部4
2dを備えており、挿し込み深さ方向のストッパ部とし
て機能する。正面板42の上部側には硬貨投入口42a
が形成されていると共に、正面板42の下部側には硬貨
返却口42bが形成されている。そしてまた、硬貨投入
口42aと硬貨返却口42bとの間には玉供給ノズル1
0が回動自在に設けられている。ケース41の上面に
は、上部レール板32bの玉落とし口35に重なる玉落
とし口45が形成されており、またケース41の背面に
は硬貨回収口枠38の口に合う硬貨回収口48が形成さ
れている。
体構造は、パチンコ島側の木枠に取り付けられる薄形筐
体30に対して、電子式検銭部,玉計数部及び制御部等
を内蔵する玉貸しモジュール40がその引出し口31a
を介しレール板32a,32bに沿って挿し込まれる引
出し型装填構造となっている。このため、玉貸しモジュ
ール40自身はユニット装置ではあるものの、それに内
蔵される電子式検銭部,玉計数部及び制御部は、特段、
ユニット装置として構成しておく必要が無く、嵩張らな
い電子式検銭部,玉計数部及び制御部をケース41内に
組み込むだけで済むので、玉貸しモジュール40自体が
コンパクトに構成でき、それ故、台間玉貸し機20の薄
形筐体30において、上面板34と上部レール板32b
で挟まれた上部余剰スペースS1及び底面板33と下部
レール板32aで挟まれた下部余剰スペースS2が空
く。この結果、例えば上部余剰スペースS1に紙幣識別
機や、下部余剰スペースS2にカードリーダを組み込む
ことが可能となる。また、玉貸しモジュール40が薄形
筐体30に対して簡単に挿抜式に着脱できるので、検銭
部等に故障が生じた場合、玉貸しモジュール40自体を
引き出して、正常な玉貸しモジュールに交換して挿し込
むと、たちまち故障を復旧させることができる。このた
め、営業中に台間玉貸し機に故障が生じても、従来に比
して頗る迅速に復旧させることができる。また、取り外
した故障の玉貸しモジュール40に対しては玉落とし口
45へ玉を供給した状態で、修理確認等を行なうことが
でき、修理作業性が向上する。
31及び側面板32を少なくとも備えた板金製の半開放
型筐体として構成してあり、また側面板32に上部レー
ル板32b及び下部レール板を32aを外付けするので
はなく、切り起こし形成してあるから、薄形筐体30の
製造コストの低廉化を図ることができる。
図、図2(b)は同玉貸しモジュールにおいてケースの
側面を除いた状態を示す側面図、図3は同玉貸しモジュ
ールの正面図、図4(a)は同玉貸しモジュールのケー
スにおいて左側面を除いた状態を示す側面図、図4
(b)は図4(a)のb−b線に沿って切断した状態を
示す矢視図、図5は同玉貸しモジュールのケースにおい
て右側面を除いた状態を示す側面図である。
好な樹脂材で成形された薄形箱状ケース41内に、電子
式検銭部50,玉計数部60及びこれらの制御部として
の電子部品を搭載した印刷配線板70等が組み込まれて
いる。この箱状ケース41の正面板42には、樹脂材で
成形された化粧正面カバー体80が組み付けられてい
る。化粧正面カバー体80は正面前方に膨れ出た曲面膨
出体で、上部に硬貨投入口1が開口されており、下部に
は玉供給ノズル10を備えている。玉供給ノズル10は
ノズルカバー部82に水平面上に回動自在のノズル軸8
4の口先部84aに対し鉛直面上に回動自在に取付けら
れている。箱状ケース41の背面には上部フック43a
及び下部フック部43bが一体的に形成されており、玉
貸しモジュール40の挿し込み操作で筐体30側の図示
しない掛止部にラッチされるようになっている。
コーナ部の形状はそれぞれ異形となっており、上部コー
ナ部44aが切り欠き状の段差部となっているのに対
し、下部コーナ部44bはアール部となっている。この
ような異形は後述するように玉貸しモジュール40の誤
挿入防止構造として機能している。
示すように、ケースの厚みを仕切るベース板45aを以
って左側面空間と右側面空間にほぼ大別されている。図
5に示すように、右側面空間において硬貨投入口42a
から背面側へかけて下降傾斜する硬貨通路46がリブを
以って形成されており、その硬貨通路46の途中に電子
式検銭部50が位置している。ここで、図6(a)に示
す如く、硬貨投入口42aから電子式検銭部50までの
硬貨通路46´が一様勾配の下降傾斜であれば、電子式
検線銭50での硬貨Cの速度が速すぎたり、硬貨転動に
跳ねが生じ易く、電子式検銭部50内を硬貨Cが安定的
に通過しないので検銭ミスが起こり易くなる。この点を
改善するために、本例では図6(b)に示すように、硬
貨通路46は、硬貨投入口42a寄りに設けられて硬貨
速度を減衰させるための硬貨制動手段としての当て落と
し屈曲部46aと、当て落とし屈曲部46aから跳ね落
とされた硬貨Cを緩衝的に受けて硬貨の跳ねを抑制する
硬貨制跳手段としての金属製又はセラミックス製の硬貨
受け部46bとを備えている。このような当て落とし屈
曲部46aと硬貨受け部46bを経た硬貨Cの転動速度
は速すぎず、また上下動の跳ねも充分に減衰しているの
で、電子式検銭部50での検銭ミスを防止できる。とこ
ろで、図12(a)に示すように、従来の検銭ユニット
3は、下降傾斜する硬貨通路が終わり筐体背面側で硬貨
が落下する位置に設けられていたが、本例では、当て落
とし屈曲部46a及び硬貨受け部46bを設けたので下
降傾斜する硬貨通路46の中途に設けられている。この
ため、従来の検銭ユニット3の長さ分だけ鉛直方向の収
納スペースを圧縮することができる。この点からも玉貸
しモジュール40のコンパクト化に寄与している。
されるが、真貨のときは背面側の硬貨回収口48に通じ
る硬貨収金路47へ、偽貨のときは正面側の硬貨返却口
42bに通じる硬貨返却路49へゲートソレノイド90
が起動されて受入ゲート91にて振り分けられるように
なっている。なお、92は硬貨通過センサである。
へ傾斜した玉通路61aを通り、正面部にて垂直に落下
して玉計数部60へ導かれる。本例の玉計数部60は、
図7に示すように、コンパクト化を図るため、回転軸6
2aに1玉送り用のスターホイール62,扇状の遮光部
を持つエンコーダ板63及びストッパ用の爪車64が固
定されており、それら3者が同軸回転するようになって
いる。スターホイール62の歯部に係合するようにガバ
ナ(ウエイトレバー)67が揺動可能に設けられてお
り、スターホイール62の回転の飛びや逆転を防止して
いる。エンコーダ板63には玉計数センサ(ホトインタ
ーラプタ:発光素子と受光素子の組み)の間を通過する
ようになっている(図示せず)。爪車64に向けて電磁
ソレノイド65の係止レバー66が進退可能となってお
り、電磁ソレノイド65の非起動時は係止レバー66が
爪車64の回動を阻止している。図12に示すように、
従来の玉計数部におけるスターホイールの回転軸とエン
コーダ板及び爪車の回転軸とは別軸となっており、スタ
ーホイールの回転を中間歯車を介して減速させてエンコ
ーダ板の回転に伝達するようになっていた。このような
構成では水平3軸を縦長方向に配列しなければならない
ので、玉計数部は縦長のスペースを必要としているが、
本例は2軸削減できるので、縦長スペースを圧縮するこ
とができ、コンパクトな玉貸しモジュール40を実現で
きる。
機構94が設けられている。この玉流出防止機構94に
おいては、遮断レバー95がバネ付勢されて玉通路側へ
押圧されており、玉計数時には励磁した遮断ソレノイド
96のプランジャーにより遮断レバー95が退避した状
態にある。異常が発生した場合には、遮断ソレノイド9
6が消磁し、遮断レバー95が玉通路側へ突き出される
ので、玉の流出を遮断することができる。
び誤挿入防止構造を示す。薄形筐体30の側面板32か
らは上部レール板32bが切り起こされているが、前述
したように、この上部レール板32bには玉落とし口3
5が開口しており、これには玉通路パイプ36の出口が
臨んでいる。また、上部レール板32bには長孔101
が形成されており、これを介して支持ネジ102が上部
レール板32bの裏面側のシャッタ板37に螺着してい
る。シャッタ板37はバネ掛け片37aと上部レール板
32b側のバネ掛け片103とに掛け渡された引張コイ
ルスプリング104によって三角形状のシャッタ部37
bが玉落とし口35を覆う方向に付勢されている。シャ
ッタ板37は玉貸しモジュール40のケース背面を受け
る被押圧部37cを有している。図8及び図9に示すよ
うに、モジュール40を上部レール板32bと下部レー
ル板32bとの間に押し込むと、ケース背面がシャッタ
板37の被押圧部37cを後方に押すので、シャッタ板
37は引張コイルスプリング104の付勢力に抗して後
方に退避する。このため、シャッタ部37bが玉落とし
口35の上から後退するので、玉落とし口35の閉鎖が
解除されつつ、モジュール40の押し込み完了時に上部
レール板32bの玉落とし口35とケース41の玉落と
し口45とが合致し、これによりパチンコ玉Pが玉通路
61aへ流れ込んで供給される。逆に、モジュール40
の取外し時は、図10及び図11に示すように、ケース
41の引抜きに応じてシャッタ板37が引張コイルスプ
リング104の付勢力で前進し、シャッタ部37bが玉
落とし口35の上に重ねり隠すため、玉切り状態となっ
て玉供給が遮断される。
1における背面上部コーナ部44aは段差として形成さ
れているので、ケース41の押し込み過程では背面に上
部レール板32b側のバネ掛け片103が当接しないよ
うになっているが、モジュール40を上下逆に挿入した
場合、背面下部コーナ部44bが上部レール板32bに
沿って進入するので、背面下部コーナ部44bがバネ掛
け片103に当接して挿入深さの中途で阻止される。こ
のため、本例ではモジュール40を上下逆に挿入して
も、自ずと誤挿入が判るようになっている。
貸し機は、パチンコ島側に取り付けられる薄形筐体に対
して電子式検銭部,玉計数部及び制御部等を内蔵する箱
状ケースの玉貸しモジュールが正面開口を介して着脱可
能となっている点を特徴としている。従って、次の効果
を奏する。
び制御部自体をユニット装置として構成しておく必要が
無く、玉貸しモジュール自体がコンパクトに構成でき
る。特に、箱状ケースの厚みをベース板で仕切り、その
一側を硬貨通路として、またその他側を玉通路として立
体的に利用し、しかも、硬貨通路の途中に電子式検銭部
を設けてあるため、玉貸しモジュール自体の一層のコン
パクト化を実現できるので、薄形筐体内には余剰スペー
スが生まれ、紙幣識別機やカードリーダの組み付けも充
分可能となる。検銭部等に故障が生じた場合、玉貸しモ
ジュールを簡単に取外し、正常な玉貸しモジュールに交
換できるので、故障の復旧が迅速化する。更に修理作業
性も向上する。
し込み引き抜き操作で済むので、簡便性を発揮できる。
ル板及び下部レール板が外付けでなく、切り起こし形成
されている場合、薄形筐体の製造コストの低廉化を図る
ことができる。
には、玉貸しモジュールを上下逆に挿入した場合には自
ずと誤挿入が判るようになっているので、交換時の迅速
性を高めることができる。
た構成においては、下降傾斜する硬貨通路の中途に検銭
部を設けても、投入硬貨の安定的に通過するので検銭ミ
スの発生を無くすことができる。このため、従来に比し
て収納スペースを削減でき、玉貸しモジュール自体のコ
ンパクト化を図ることができる。
コーダ板とが同軸になっている場合にも、玉計数部は縦
長のスペースを削減することができ、コンパクトな玉貸
しモジュールを実現できる。
体フレームの薄形筐体と玉貸しモジュールとを分離した
状態を示す斜視図である。
は同玉貸しモジュールにおいてケースの側面を除いた状
態を示す側面図である。
左側面を除いた状態を示す側面図、(b)は(a)のb
−b線に沿って切断した状態を示す矢視図である。
除いた状態を示す側面図である。
硬貨通路を示す平面図、(b)は同玉貸しモジュールに
おいて当て落とし屈曲部及び硬貨受け部を備えた硬貨通
路を示す平面図である。
を示す側面図、(b)はその正面図である。
入時の玉切り機構及び誤挿入防止構造の状態を示す部分
側面図である。
入時の玉切り機構及び誤挿入防止構造の状態を示す部分
平面図である。
引抜き時の玉切り機構及び誤挿入防止構造の状態を示す
部分側面図である。
引抜き時の玉切り機構及び誤挿入防止構造の状態を示す
部分平面図である。
取り除いた状態を示す側面図、(b)はその台間玉貸し
機の正面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 パチンコ台間に取付けられる薄形筐体内
において、正面の硬貨投入口から投入された硬貨を識別
して金種信号を生成する電子式検銭部と、その金種信号
に応じた玉数を計数して正面の玉払い出し口からパチン
コ玉を払い出す玉計数部と、前記電子式検銭部及び前記
玉計数部を制御する制御部とを備えた台間玉貸し機であ
って、前記電子式検銭部,前記玉計数部及び前記制御部
を箱状ケースの中に組み込んでなる玉貸しモジュールを
前記薄形筐体の正面に形成された開口を介して装填着脱
可能とし、前記箱状ケースの内空間は、当該ケースの厚
みを仕切るベース板を以って一側面空間と他側面空間に
ほぼ大別され、前記一側面空間において前記硬貨投入口
から背面側にかけて下降傾斜する硬貨通路が当該ベース
板の一側面にリブを以って形成され、その硬貨通路の途
中に前記電子式検銭部が位置すると共に、前記他側面空
間において玉落とし口から落下する前記パチンコ玉を前
記玉計数部に導く玉通路が当該ベース板の他側面に形成
されることを特徴とする台間玉貸し機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の台間玉貸し機におい
て、前記開口は引出し口であって、前記ケースは前記引
出し口に対し挿し込み引き抜き可能の引出し型ケースで
あることを特徴とする台間玉貸し機。 - 【請求項3】 請求項2に記載の台間玉貸し機におい
て、前記薄形筐体は、前記引出し口が開口した正面板と
側面板を少なくとも備えた板金製であって、前記側面板
から切り起こされた引出し用のスライドガイドの上部レ
ール板及び下部レール板を有して成ることを特徴とする
台間玉貸し機。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の台間玉貸
し機において、前記薄形筐体と前記玉貸しモジュールに
は前記玉貸しモジュールの前記薄形筐体への挿入を阻止
する誤挿入防止手段が設けられて成ることを特徴とする
台間玉貸し機。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
記載の台間玉貸し機において、前記硬貨投入口から投入
された硬貨をケース背面側にかけて形成された下降傾斜
の硬貨通路の途中に前記電子式検銭部を配置して成り、
前記硬貨投入口から前記電子式検銭部に到る前記硬貨通
路は、前記硬貨投入口寄りに設けられ硬貨速度を減衰さ
せる硬貨制動手段と、前記硬貨制動手段を経た硬貨の跳
ねを抑制する硬貨制跳手段とを備えて成ることを特徴と
する台間玉貸し機。 - 【請求項6】 請求項5に記載の台間玉貸し機におい
て、前記硬貨制動手段は硬貨の当て落とし屈曲部であ
り、前記硬貨制跳手段は前記当て落とし屈曲部からから
跳ね落とされた前記硬貨を緩衝的に受ける金属製又はセ
ラミックス製の硬貨受け部とを備えていることを特徴と
する台間玉貸し機。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
記載の台間玉貸し機において、玉通過経路に臨んで通過
玉数に応じて回転する玉送り歯車と、この玉送り歯車の
回転に連動して回転する玉計数用エンコーダ板とを有す
る玉計数部であって、前記玉送り歯車と前記エンコーダ
板の回転軸が同軸であることを特徴とする台間玉貸し
機。
Priority Applications (1)
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JP06020095A JP3424375B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 台間玉貸し機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06020095A JP3424375B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 台間玉貸し機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08257229A JPH08257229A (ja) | 1996-10-08 |
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JP06020095A Expired - Fee Related JP3424375B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 台間玉貸し機 |
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-
1995
- 1995-03-20 JP JP06020095A patent/JP3424375B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08257229A (ja) | 1996-10-08 |
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