JP2001161585A - 水回り器具の接続構造。 - Google Patents

水回り器具の接続構造。

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JP2001161585A
JP2001161585A JP35504999A JP35504999A JP2001161585A JP 2001161585 A JP2001161585 A JP 2001161585A JP 35504999 A JP35504999 A JP 35504999A JP 35504999 A JP35504999 A JP 35504999A JP 2001161585 A JP2001161585 A JP 2001161585A
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holding ring
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synthetic resin
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JP35504999A
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Yoshika Higuchi
芳香 樋口
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、シール部材に加わる圧縮力を一定に
保ち、シール部材の潰れや切れを防ぎ、且つ内部が高圧
になっても、シール部材の外方への変形を防いで内部の
流体が漏れない合成樹脂製水回り器具の接続構造を提供
することを目的としている。 【解決するため手段】合成樹脂部材同志の間に介在する
シール部材の外周部分に硬質の保持リングを配備して合
成樹脂部材間に挟着し、シール部材の変形を保持リング
で規制したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤容器を収納し
た把持部と散水部とをリング状のシール部材を介在させ
て接続することにより構成した合成樹脂製のシャワーヘ
ッドなど、合成樹脂部材同志の間にリング状のシール部
材を介在させて両部材を接続する合成樹脂製水回り器具
の接続構造に関する。
【従来の技術】従来、この種の水回り器具の接続構造と
して、特開平10−276926号公報のシャワーヘッ
ドが知られている。
【0002】この物における接続構造は、図8に示す様
に合成樹脂製シャワーヘッド21は把持部材22と散水
部材23にて構成され、内部に通水路24を形成してい
る。把持部材22と散水部材23との接続部には、散水
部材23のオネジ部25根元に設けられた溝26にシー
ル部材27を装着したうえで両部材22、23をねじ込
み、それぞれの部材22、23の端面28、29でシー
ル部材27を挟着することで水密性を確保している。
【0003】この様に接続構造にすると、シール部材2
7は圧縮され外部方向に若干変形できるので合成樹脂製
の把持部材22やヘッド部材23に無理な応力が加わら
ず、応力割れを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では、部材22,23のねじ込み接続が緩いと、例えば
温度上昇などにより内部流体圧力が高圧になった場合、
通水路24内の流体圧力によりシール部材27が外方に
変形し、その部分から流体が外部に漏れ出すという不具
合がある。
【0005】また、部材22,23を強くねじ込み接続
すると、シール部材27が両者によって圧縮され、潰れ
たり、切れたり、外部に膨出し、その部分から流体が外
部に漏れ出すという不具合もある。
【0006】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、シール部材に加わる圧縮力を一定に保ち、
シール部材の潰れや切れを防ぎ、且つ内部が高圧になっ
ても、シール部材の外方への変形を防いで内部の流体が
漏れない合成樹脂製水回り器具の接続構造を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の合成樹脂製水回り器具の接続構造は、内部に流
路を有する合成樹脂部材同志の間にリング状のシール部
材を介在させて両部材を接続する合成樹脂製の水回り器
具の接続構造であって、シール部材の外周部分に硬質の
保持リングを配備して合成樹脂部材間に挟着し、シール
部材の変形を保持リングで規制したことを特徴としてい
る。
【0008】このようにすることで、合成樹脂部材同志
をねじ込んだ際保持リング部材の存在でその幅以上締め
付けることができずシール部材の圧縮変形や潰れを防止
でき、しかも通路内の流体圧力が上昇してシール部材に
外方への力が加わっても保持リングによりシール部材の
外方への変形が阻止されるので、流体が漏れることはな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】上記保持リング部材に切り欠きを
設けることが好ましく、この様に切り欠きを設ければ、
硬質の保持リング部材をシール部材外周に装着する際に
この切り欠きを開いて装着でき、組立が容易になる。
【0010】保持リング部材を複数に分割し、これら分
割した部材を連結可能にしても良く、この様にすれば保
持リング部材を変形すること無くシール部材外周に装着
できる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
説明すると、図1は本発明接続構造を実施した水回り器
具の外観斜視図、図2は同接続構造を示す要部の断面
図、図3は同保持リングで(a)はその平面図、(b)
は同断面図、図4は同接続構造の第2実施例を示す断面
図、図5は同保持リングで(a)はその平面図、(b)
は同断面図、図6は保持リングの他の実施例を示し、
(a)はその平面図、(b)は同断面図、図7はシール
部材の実施例を示す断面図、図8は従来例を示す要部の
断面図である。
【0012】図中1は合成樹脂製の水回り器具であっ
て、この例では把持部材2と散水部材3とを接続し内部
に通水路4を有するABS樹脂製のシャワーヘッドを示
し、把持部材2の通水路4内に薬剤カートリッジ(図示
せず)を収納している。
【0013】把持部材2と散水部材3との間には、図2
に示すように、散水部材3の雄ねじ部5の根元に設けら
れた溝6にシール部材7が装着され、更にシール部材7
外周部分に保持リング部材8が装着されている。
【0014】シール部材7はゴムなどの弾性材で円環状
に形成され、その内径は溝6外径と同径かやや小さく、
その外径は把持部材2や散水部材3の外径より小径に形
成されている。
【0015】保持リング部材8は、切り欠き9を有する
平面円環状で、例えばポリアセタール樹脂などの硬質合
成樹脂、あるいは金属帯材などで形成され断面矩形形状
を呈しており、その内径はシール部材7を保持できるよ
うシール部材7の外径よりやや大きく形成し、その外径
は把持部材2や散水部材3の外径と略同径に形成されて
いる。
【0016】また、保持リング部材8の幅はシール部材
7の幅とほぼ同じかやや狭く形成している。
【0017】そして散水部材3の雄ねじ部5の根元に設
けられた溝6にシール部材7を装着し、更にシール部材
7外周部分に保持リング部材8を、その切り欠き9を利
用して切り欠き9を押し広げて嵌着し、次いで把持部材
2にねじ込み、把持部材2と散水部材3の端面10,1
1で保持リング部材8を挟着している。
【0018】従って保持リング部材8の幅以上締め付け
ることができずシール部材7の過度の圧縮変形や潰れを
防止でき、しかも通水路4内の流体圧力が上昇してシー
ル部材7に外方への力が加わっても、把持部材2と散水
部材3の端面10,11で固く挟着された保持リング部
材8の内周面にシール部材7外周面が当たって、シール
部材7のそれ以上の外方への変形が阻止されるので、通
水路4内の流体が漏れることはない。
【0019】また、シール部材7の変形、破損を防ぎ、
内部の流体が漏れないだけでなく、把持部2と散水部3
とは保持リング部材8の幅以上回転、締め付けることが
できず、把持部2と散水部3の位置決めをすることが可
能になる。
【0020】尚、本実施例のように保持リング部材8に
切り欠き9を設けることで、保持リング部材8を装着す
るとき組付けやすいという利点や、予めシール部材7を
溝6に装着し、把持部材2と散水部材3とを保持リング
部材8が装着できる程度以上の隙間までねじ込んだ後、
保持リング部材8の切り欠き9を押し広げて保持リング
部材8を嵌着し得るなど、保持リング部材8の後付けが
できるという利点がある。
【0021】次に図4、図5に示す第2実施例について
説明すると、この実施例では、保持リング部材8は2つ
の部品から構成されている。
【0022】即ち保持リング部材8は平面略半円弧状の
硬質合成樹脂部材12の両端部に凹凸部からなる係合部
13を設け、この係合部13同志をかみ合わせることに
より円環状になる。
【0023】また、硬質合成樹脂部材12の断面はその
内周面中央部を突出させた凸形状を呈しており、この凸
部14内径はシール部材7の外径よりやや大きく形成
し、この凸部14の幅はシール部材7の幅とほぼ同じか
やや狭く形成している。
【0024】そして散水部材3の雄ねじ部5の根元に設
けられた溝6にシール部材7を装着し、更にシール部材
7外周部分に平面略半円弧状の硬質合成樹脂部材12を
両側からシール部材7を挟み込むように装着して係合部
13同志をかみ合わせリング状の保持リング8を形成す
る。
【0025】次いで散水部材3の雄ねじ部5を把持部材
2にねじ込み、把持部材2と散水部材3の端面10,1
1で保持リング部材8の凸部14両端面を挟着する。
【0026】従って凸部14の幅以上締め付けることが
できずシール部材7の過度の圧縮変形や潰れを防止で
き、しかも通水路4内の流体圧力が上昇してシール部材
7に外方への力が加わっても、把持部材2と散水部材3
の端面10,11で固く挟着された保持リング部材8の
凸部14内周面にシール部材7外周面が当たって、シー
ル部材7のそれ以上の外方への変形が阻止されるので、
通水路4内の流体が漏れることはない。
【0027】尚、本実施例のように保持リング部材8を
2つの平面略半円弧状の硬質合成樹脂部材12同志を組
み合わせて形成することで、保持リング部材8を装着す
るとき組付けやすいという利点や、予めシール部材7を
溝6に装着し、把持部材2と散水部材3とを保持リング
部材8が装着できる程度以上の隙間までねじ込んだ後、
2つの硬質合成樹脂部材12を両側から挿入、係合部1
3同志をかみ合わせることで、リング状の保持リング8
をシール部材7の外周面に嵌着し得るなど、保持リング
部材8の後付けができるという利点がある。
【0028】更に本実施例のように保持リング部材8内
周面中央部を突出させた凸形状にすることで、凸部14
両側の内周面15が部材2、3の外周面に当接ガイドさ
れ、部材2、3同志を固く締め付けても保持リング8が
傾くことはない。
【0029】本発明は上述の実施例に限定されること無
く種々の変形が可能であり、例えば保持リング部材8を
一体の円環状にしても良い。
【0030】また、図6に示すように保持リング部材8
内周面に凹部16を設け、シール部材7の外周面に凸部
17を形成しても良い。
【0031】このようにすれば、凸部17に凹部16に
嵌め込むことにより、雄ねじ部5の根元に設けられた溝
6にシール部材7を装着した状態でシール部材7外周部
分に保持リング部材8を脱落不能に取付けることがで
き、組立性が良くなる。
【0032】また、第2実施例において保持リング部材
を2分割した例を示したが、3分割、4分割などしても
良い。
【0033】更に保持リング部材の断面形状も楕円形
状、6角形状、内周面に凹凸を複数設けたE字形状な
ど、任意である。
【0034】シール部材もOリング形状、矩形形状な
ど、任意である。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように、内部に流路を有
する合成樹脂部材同志の間にリング状のシール部材を介
在させて両部材を接続する合成樹脂製水回り器具の接続
構造であって、シール部材の外周部分に硬質の保持リン
グを配備して合成樹脂部材間に挟着し、シール部材の変
形を保持リングで規制したので、合成樹脂部材同志をね
じ込んだ際保持リング部材の存在でその幅以上締め付け
ることができずシール部材の圧縮変形や潰れを防止で
き、しかも通路内の流体圧力が上昇してシール部材に外
方への力が加わっても保持リングによりシール部材の外
方への変形が阻止されるので、流体が漏れることはな
い。
【0036】保持リング部材に切り欠きを設けることが
好ましく、この様に切り欠きを設ければ、硬質の保持リ
ング部材をシール部材外周に装着する際にこの切り欠き
を開いて装着でき、組立が容易になる。
【0037】保持リング部材を複数に分割し、これら分
割した部材を連結可能にしても良く、この様にすれば保
持リング部材を変形すること無くシール部材外周に装着
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明接続構造を実施した水回り器具の外観斜
視図である。
【図2】同、接続構造を示す要部の断面図である。
【図3】同、保持リングで(a)はその平面図、(b)
は同断面図である。
【図4】同、接続構造の第2実施例を示す断面図であ
る。
【図5】同、保持リングで(a)はその平面図、(b)
は同断面図である。
【図6】同、保持リングの他の実施例を示し、(a)は
その平面図、(b)は同断面図である。
【図7】同、シール部材の断面図である。
【図8】従来例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1・・水回り機器(シャワーヘッド) 2・・把持部材 3・・散水部材 4・・通水路 5・・雄ねじ部 6・・溝 7・・シール部材 8・・保持リング部材 9・・切り欠き 10・・端面 11・・端面 12・・分割した保持リング部材 13・・係合部 14・・凸部 15・・内周面 16・・凹部 17・・凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流路を有する合成樹脂部材同志の間
    にリング状のシール部材を介在させて両部材を接続する
    合成樹脂製の水回り器具の接続構造であって、上記シー
    ル部材の外周部分に硬質の保持リングを配備して上記合
    成樹脂部材間に挟着し、上記シール部材の変形を上記保
    持リングで規制したことを特徴とする水回り器具の接続
    構造。
  2. 【請求項2】上記保持リング部材に切り欠きを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の水回り器具の接続構造。
  3. 【請求項3】上記保持リング部材を複数に分割し、これ
    ら分割した部材を連結可能にしたことを特徴とする請求
    項1記載の水回り器具の接続構造。
JP35504999A 1999-12-14 1999-12-14 水回り器具の接続構造。 Pending JP2001161585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333065A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nippon Valqua Ind Ltd 鋸歯形ガスケット
WO2021246085A1 (ja) * 2020-06-05 2021-12-09 Nok株式会社 密封構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7338060B2 (ja) 2020-06-05 2023-09-04 Nok株式会社 密封構造

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