JP2001160631A - 表面実装型赤外線通信モジュールの構造 - Google Patents

表面実装型赤外線通信モジュールの構造

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JP2001160631A
JP2001160631A JP34156899A JP34156899A JP2001160631A JP 2001160631 A JP2001160631 A JP 2001160631A JP 34156899 A JP34156899 A JP 34156899A JP 34156899 A JP34156899 A JP 34156899A JP 2001160631 A JP2001160631 A JP 2001160631A
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Takeshi Miura
剛 三浦
Hirohiko Ishii
廣彦 石井
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    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item

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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装型赤外線通信モジュールにおいては
赤外線LED等の赤外線発光素子の放熱特性が悪いた
め、発光強度を上げるために発光素子の駆動電流を上げ
ると発熱によりLED等が劣化しやすので、十分な発光
強度を得るために、放熱特性を改善することを課題とす
る。 【解決手段】 絶縁基板1の一方の主面上1aに形成さ
れた内部接続電極3、4と、該内部接続電極に実装され
た赤外線発光素子2を有し、前記絶縁基板1の他方の主
面1b上に形成された外部接続電極5、6と前記内部接
続電極との電極間接続手段を有する表面実装型赤外線通
信モジュール20を、前記電極間接続手段がCu等熱伝
導率の高い物質を含む導電樹脂等の熱伝導率の高い樹脂
材13により充填されたフラットスルーホール9、10
を含んでいるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外線通信装置
に関し、特に赤外線を発光する発光ダイオード(以下L
EDという。)等の赤外線発光素子を用いた赤外線通信
モジュール(IrDA module)の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】赤外線通信装置は赤外線放射手段からの
光信号を受光手段により受信することにより、結線を用
いることなく、且つ外部光による雑音が少ない状態で、
信号の伝達ができる。特に最近は、赤外線放射手段とし
て赤外線発光ダイオード(IrLED)等が、受光手段
としてフォトトランジスタ又はフォトダイオード等が用
いられるようになり、小型で構造簡単な赤外線通信モジ
ュールとして回路基板に実装された状態で用いられよう
になった。これにより、かかる赤外線通信モジュールは
遠隔制御手段、電子装置間の非接触の結合手段等に広く
利用されている。
【0003】このような赤外線通信モジュールの構造と
して、従来より知られているものには、リードフレーム
タイプのものと、基板タイプのものとがあるが、これら
につき図面を参照して以下に説明する。図4はリードフ
レームタイプの赤外線通信モジュールの構造を示す断面
図であり、図5は基板タイプの赤外線通信モジュールの
断面図である。図4において、101はマザーボードで
あり、赤外線通信モジュール110の構造は、IrLE
D等の赤外線発光素子102が一対のリードフレーム1
03に実装された状態で封止樹脂部材104により覆わ
れてモールドされ、リードフレーム103の一部は封止
樹脂部材104の外部において折曲げられ接続端部10
3bとなっている。赤外線通信モジュール110は前記
接続端部103bを半田115の半田付けによりマザー
ボード101に接続することにより実装がなされる。こ
こでリードフレーム103の厚さは略0.2mm程度で
ある。
【0004】図5に示す基板タイプの赤外線通信モジュ
ール120の構造は、絶縁材よりなる基板105に設け
られた一対の内部電極パターン106にIrLED等の
赤外線発光素子102が実装された状態で、基板105
の上に形成された封止樹脂部材104によりこれらの部
材が被覆され封止される。基板105の端面105bに
は内部電極パターン106に導通する1対のスルーホー
ル107が設けられている。赤外線通信モジュール12
0を前記端面105bを下にしてマザーボード101上
に載置し、表面実装法により、前記スルーホール107
を半田115の半田付けによりマザーボード101に接
続することにより実装がなされる。ここで内部電極パタ
ーン106の厚さは略0.05mm程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すような基板
タイプの赤外線通信モジュール(120)は、図4に示
すようなリードフレームタイプの赤外線通信モジュール
(110)に比して、外形形状が単純でマザーボードへ
の実装の作業が簡単で自動化が容易であり、全体の寸法
も小型にでき、又多数個取り方法が採用でき、コストの
低減も容易等の利点を有する。しかし、上記したよう
に、図5に示すような基板タイプの赤外線通信モジュー
ル(120)はIrLED等の赤外線発光素子102の
発熱を放熱する役割を有する前記内部電極パターン10
6の厚み(略0.05mm)が、同様の役割を有する前
記リードフレーム103の厚み(略0.2mm)の1/
4程度と薄く、放熱特性がリードフレームタイプの赤外
線通信モジュール(110)と比較しても、大幅に悪く
なる。放熱特性が悪くなると、発光中のLED等発光素
子の温度が上昇し、素子が劣化しやすくなる。
【0006】特に、最近の赤外線通信技術においては、
より高度の通信距離および角度範囲が求められ、CIR
(CONSUMER IR :通信距離9m、角度範囲
±15゜)やAIR(ADVANST IR :通信距
離5m、角度範囲±60゜)の条件が規格化される方向
にあり、IrLEDについてみれば、より強い出力が求
められるようになる。すなわち、現行の300mA(P
eak to Peak)レベルから1A(Peak
to Peak)レベルになることが予想される。この
ためには、当然、LED等の発光効率を向上させること
は勿論だが、同時に放熱特性を改善し、LED等の劣化
を抑えることが必要となる。又、LEDの放熱が十分に
行われず発熱による温度上昇が大であると、図7のタイ
ムチャートに示すように、LEDの立ち上がり時間が遅
くなり効率的な通信が出来なくなる。この点からもLE
Dの放熱特性の改善は重要な問題となる。ここで図7は
LEDの駆動電流Iと時間tの関係を示すタームチャー
トであり、(a)はLEDの放熱特性が良好の場合を示
し、(b)は放熱特性が悪い場合を示す。
【0007】次に、図6は従来例ではあるが、図5に示
した基板タイプの赤外線通信モジュールの改良例であ
り、赤外線発光素子の放熱特性の改善を図ろうとしたも
のの構造を示す断面図である。図6において、130は
本例における赤外線通信モジュールである。108はフ
ラットスルーホールであり、赤外線発光素子102が実
装された内部電極パターン106に接続し基板105を
貫通して設けられている。前記フラットスルーホール1
08の内部にはエポキシ系導電性樹脂109が充填され
ている。フラットスルーホール108は又、基板105
の外側の主面105cに設けられた外部電極パターン1
11にも接続している。
【0008】又、基板105の端面105bに設けられ
た内部電極パターン106に導通する1対のスルーホー
ル107も対応する前記1対の外部電極パターン108
に接続している。基板105上には図5の場合と同様の
封止樹脂部材104が設けられている。赤外線通信モジ
ュール130を前記端面105bを下にしてマザーボー
ド101上に載置し、表面実装法により、前記スルーホ
ール107と前記外部電極パターン108を半田115
の半田付けによりマザーボード101に接続することに
より実装がなされる。
【0009】図5に示した赤外線通信モジュール120
の場合は赤外線発光素子102の発熱は内部電極パター
ン106、スルーホール107から半田115を介して
マザーボード101の図示しない接続端子へと放熱され
る。これに対し、本例の赤外線通信モジュール130に
おいては、赤外線発光素子102の発熱は内部電極パタ
ーン106、スルーホール107のルートの他に、内部
電極パターン106、フラットスルーホール108、外
部電極パターン111のルートを経て半田115を介し
てマザーボードの図示しない接続端子へと放熱される。
【0010】このように放熱ルートを2つ、もしくはそ
れ以上、並列に設けることにより、本例の赤外線通信モ
ジュール130は図5に示した赤外線通信モジュール1
20よりは多少放熱特性が改良されている。しかしなが
ら、この程度では、前記の要求に対して、放熱特性が改
良が十分になされているとは言えない。これは、前記フ
ラットスルーホール108に充填されるエポキシ系導電
性樹脂109の熱伝導率が5.4×10−3(Cal/
sec・cm・C°)と小さいので、フラットスルーホ
ール108が放熱ルートとして十分には機能していない
ことによる。
【0011】本発明は従来技術における前記の問題点を
改善することを課題とするものである。そして本発明
は、かかる課題を解決し、基板タイプの赤外線通信モジ
ュール即ち、表面実装型赤外線通信モジュールにおいて
IrLED等の赤外線発光素子の発熱を効果的に放熱す
る手段を備えることにより、赤外線発光素子を劣化させ
ることなく、その発光強度を現状より大幅に高め、また
その発光の立ち上がり時間を現状よりも短縮して通信の
効率を上げ、より高度な仕様の赤外線通信を可能とする
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにその第1の手段として本発明は、絶縁基板の一方の
主面上に形成された内部接続電極と、該内部接続電極に
実装された赤外線発光素子を有し、前記絶縁基板の他方
の主面上に形成された外部接続電極と前記内部接続電極
との電極間接続手段を有する表面実装型赤外線通信モジ
ュールの構造において、前記電極間接続手段はCu等熱
伝導率の高い物質を含む導電樹脂等の熱伝導率の高い樹
脂材により充填されたフラットスルーホールを含んでい
ることを特徴とする。
【0013】上記の課題を解決するためにその第2の手
段として本発明は、絶縁基板の一方の主面上に形成され
た内部接続電極と、該内部接続電極に実装された赤外線
発光素子と赤外線受光素子とを有し、前記絶縁基板の他
方の主面上に形成された外部接続電極と前記内部接続電
極との電極間接続手段を有する表面実装型赤外線通信モ
ジュールの構造において、前記電極間接続手段はCu等
熱伝導率の高い物質を含む導電樹脂等の熱伝導率の高い
樹脂材により充填されたフラットスルーホールを含んで
いることを特徴とする。
【0014】上記の課題を解決するためにその第3の手
段として本発明は、前記第1の手段又は第2の手段にお
いて、前記電極間導通手段はCu等熱伝導率の高い物質
を含む導電樹脂等の熱伝導率の高い樹脂材により充填さ
れたフラットスルーホールおよび前記絶縁基板の一つの
端面に設けられた溝状のスルーホールよりなることを特
徴とする。
【0015】上記の課題を解決するためにその第4の手
段として本発明は、前記第1の手段乃至第3の手段のい
ずれかにおいて、前記フラットスルーホールのうち少な
くとも一つは前記赤外線発光素子の略真下に配設されて
いることを特徴とする。
【0016】上記の課題を解決するためにその第5の手
段として本発明は、前記第1の手段乃至第4の手段のい
ずれかにおいて、前記赤外線発光素子はLEDであるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係る表
面実装型赤外線通信モジュールの構造を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は図1のA−A断面図であり、
(c)は下面図である。図2は図1に示す表面実装型赤
外線通信モジュールを斜め下方から見た斜視図である。
ここで、便宜上、図1(a)においては後述する封止樹
脂部材(17)の図示を省略し、図2においては、後述
する反射部材(11)および封止樹脂部材(17)の図
示を省略してある。図1、図2を参照して、説明を行
う。1は絶縁基板、2はIrLED等の赤外線発光素
子、3と4は1対の内部電極パターン、5と6は1対の
外部電極パターン、7と8は一対のスルーホール、9は
第1のフラットスルーホール、10は第2のフラットス
ルーホールである。11は金属等よりなるリング状の反
射部材であり、13は前記フラットスルーホール9、1
0の内部に充填されたCuペーストである。17は透光
性のモールド樹脂よりなる封止樹脂部材である。20は
上記の各部材により構成される表面実装型赤外線通信モ
ジュールである。
【0018】前記絶縁基板1の一方の主面1aに前記内
部電極パターン3と4が設けられ、内部電極パターン3
上に前記赤外線発光素子2が導電接着剤によりダイボン
ドされ、前記赤外線発光素子2の上面はワイヤーボンデ
イングにより、Au線等のボンデイングワイヤー15を
介して前記内部電極パターン4に接続されている。前記
反射部材11は赤外線発光素子2を囲む位置において内
部電極パターン3上に予め配設されている。絶縁基板1
の他方の主面1bに前記外部電極パターン5と6が設け
られ、絶縁基板1の下端面1cには内部電極パターン3
および4にそれぞれ接続するスルーホール7と8が設け
られている。そしてスルーホール7と8はそれぞれ外部
電極パターン5と6にも接続している。
【0019】フラットスルーホール9、10はともに内
部電極パターン3と外部電極パターン5を接続する位置
において絶縁基板1を貫通して設けられている。ここ
で、第1のフラットスルーホール9は径が大きく、その
赤外線発光素子2の直下となる位置に設けられている。
このような構造により、図2に示すように赤外線発光素
子2の一端は内部電極パターン3からスルーホール7を
経て外部電極パターン5に機械的、電気的に接続される
とともに、これと並列に内部電極パターン3からフラッ
トスルーホール9、10を並列的に経て外部電極パター
ン5に機械的、電気的に接続される。赤外線発光素子2
の他端はボンデイングワイヤー15から内部電極パター
ン4およびスルーホール8を順次経て、外部電極パター
ン6に機械的、電気的に接続される。
【0020】絶縁基板1の一方の主面1a上に前記封止
樹脂部材17が形成され、赤外線発光素子2、ボンデイ
ングワイヤー15等が封止され保護されている。封止樹
脂部材17の赤外線発光素子2に対応する表面に凸状の
レンズ面17bが設けられ、赤外線発光素子2の発光を
所定の方向に集光する役割をなす。
【0021】31はマザーボードであり、32および3
3はマザーボード31上に配設された接続端子パターン
である。図1および図2に示すようにマザーボード31
上に表面実装型赤外線通信モジュール20を載置し、前
記スルーホール7および外部電極パターン5がマザーボ
ード31の前記接続端子パターン32と重なり、前記ス
ルーホール8および外部電極パターン6がマザーボード
31の前記接続端子パターン33と重なる位置におい
て、これら重なり合うパターン間を半田21を用いた半
田付けにより接続し、表面実装型赤外線通信モジュール
20の表面実装がなされる。これにより、前記赤外線発
光素子2の一端は最終的に機械的、電気的にマザーボー
ド31の接続端子パターン32に接続され、前記赤外線
発光素子2の他端は同様に接続端子パターン33に接続
される。
【0022】マザーボード31上の図示しない駆動回路
から接続端子パターン32、33間に所定の駆動電圧が
加えられると、赤外線発光素子2に駆動電流が流れ、そ
の発光がなされる。このとき、駆動電流の2乗に略比例
して、赤外線発光素子2に発熱を生ずるので、もし放熱
手段が機能しないときは、赤外線発光素子2の温度が上
昇しやすくなり、発光強度を上げるために駆動電流を上
げると、赤外線発光素子素子2の温度が所定の温度以上
となり、素子が劣化する。よって、駆動電流の上限およ
び発光強度の上限が低く制限されてしまう。本実施の形
態に係る表面実装型赤外線通信モジュール20において
は、前記のように赤外線発光素子2の一端は内部電極パ
ターン3からスルーホール7を経て外部電極パターン5
に機械的に接続されるとともに、これと並列に内部電極
パターン3からフラットスルーホール9、10を並列的
に経て外部電極パターン5に機械的に接続されている。
よって表面実装型赤外線通信モジュール20が表面実装
された状態では、これらの機械的接続ルートは更に半田
21を経て前記接続パターン32に達する。
【0023】本実施の形態においては、このような機械
的接続ルートにより赤外線発光素子2の放熱が行われ
る。このうち、内部電極パターン3からスルーホール7
を経て接続端子パターン32に達するルートについて
は、図5に示した従来例の場合と同様であり、このルー
トだけでは、放熱特性は改善されない。しかし、本例に
おいては、更にこれと並列に内部電極パターン3からフ
ラットスルーホール9、10を並列的に経て最終的に接
続端子パターン32に達する放熱ルートが設けられてい
る。ここでフラットスルーホール9、10の内部には前
記のようにCuペースト13が充填されている。Cuペ
ースト13は、図2に示すように、導電性樹脂13bの
中に熱伝導性のよいCuの粒13aを混入したもので、
図6に示した従来例のフラットスルーホール108に充
填されるエポキシ系導電性樹脂109の熱伝導率が5.
4×10−3(Cal/sec・cm・C°)であるの
に対しCuペースト13の熱伝導率は2.5×10−2
(Cal/sec・cm・C°)と大幅に増大してい
る。
【0024】更には、径のかなり大である第1のフラッ
トスルーホール9が赤外線発光素子2の直下に配置され
ている。このような配慮により、本例の場合は、フラッ
トスルーホールを経由する放熱ルートによる放熱効果が
図6に示した従来例の場合に比較して大幅に向上する。
よって、本実施の形態に係る表面実装型赤外線通信モジ
ュール20の総合的な放熱効果は、図5に示した従来の
表面実装型赤外線通信モジュール120および図6に示
した従来の表面実装型赤外線通信モジュール130の総
合的な放熱効果よりも大幅に向上する。そして、これに
より、赤外線発光素子2に発光強度を十分に高めるに必
要な駆動電流を、例えば1A(Peakto Pea
k)程度を流しても、赤外線発光素子2の温度をこの素
子が劣化しない範囲に抑えることができる。
【0025】また、赤外線発光素子2の温度の上昇を抑
えることにより、その発光の立ち上がり時間を従来より
も短縮し、効率的な通信を可能とする。このようにし
て、赤外線発光素子の発光強度を従来よりも顕著に高
め、その発光の立ち上がり時間を短縮することにより通
信の効率を上げ、より高度な仕様の赤外線通信を可能と
することができる。ここで、本実施の形態において使用
する赤外線発光素子は例えばピーク波長λpが875n
mで半値幅が40nmのLEDである。
【0026】本発明の実施の態様としては、図1に示し
た表面実装型赤外線通信モジュール(20)の変型例と
して、図示は省略するが、内部電極パターン3に接続す
るスルーホール7を省いた構造のものもある。この場
合、赤外線発光素子2の一端と外部電極パターン5との
電気的、機械的接続は内部電極パターン3からフラット
スルーホール9、10を並列的に経由する接続ルートに
より十分に確保され、赤外線発光素子2の放熱もフラッ
トスルーホール9、10を経由する放熱ルートにより十
分な放熱効果が得られるので、図1に示した表面実装型
赤外線通信モジュール(20)に近い性能の表面実装型
赤外線通信モジュールを構成することができる。
【0027】以上に説明した本発明の実施の形態に係る
表面実装型赤外線通信モジュールは赤外線発光素子の発
光による送信機能のみを有する単方向性のものである
が、本発明はこれに限らず、1台の表面実装型赤外線通
信モジュールにIrLED等の赤外線発光素子とフォト
トランジスタ又はフォトダイオード等の赤外線受光素子
を備えた双方向性の表面実装型赤外線通信モジュールに
対しても適用することができる。図4は本発明の実施の
形態に係る双方向性の表面実装型赤外線通信モジュール
の構造を示す図である。図4において、41は共通絶縁
基板であり、共通絶縁基板41の一方の主面41a上に
内部電極パターン3、4および43が順次配列して設け
られている。内部電極パターン3上には、すでに説明し
たのと同様の反射部材11が配設され、赤外線発光素子
2がダイボンドされている。内部電極パターン43上に
はフォトトランジスタ又はフォトダイオード等の赤外線
受光素子42がダイボンドされている。
【0028】赤外線発光素子2の上端面と赤外線受光素
子42の上端面はそれぞれボンデイングワイヤー15に
より内部電極パターン4に接続されている。共通絶縁基
板41の他方の主面41bには前記内部電極パターン
3、4および43にそれぞれ対向して、外部電極パター
ン5、6および45が設けられている。共通絶縁基板の
端面41cには前記内部電極パターン3、4および43
をそれぞれ前記外部電極パターン5、6および45に接
続するスルーホール7、8および47が設けられてい
る。この他に、図2に示したのと同様のフラットスルー
ホール9、10が内部電極パターン3と外部電極パター
ン5の間に共通絶縁基板41を貫通して設けられ、両電
極パターンに接続されている。共通絶縁基板41の一方
の主面41a上には、赤外線は透過させるが、赤外線よ
りも波長の短い光線は透過させない波長特性を有する赤
外線フィルタ樹脂よりなる封止樹脂部材57が形成さ
れ、前記赤外線発光素子2、赤外線受光素子42、ボン
デイングワイヤー等を封止し保護する。
【0029】封止樹脂部材57の赤外線発光素子2に対
応する表面および赤外線受光素子42に対応する表面に
凸状のレンズ面57bが設けられ、赤外線の内部の発光
および外部からの入射光をそれぞれ所定の方向に集光す
る役割をなす。今、図示しない回路との接続を送信用に
切り替え、外部電極パターン5と6の間に信号電圧を加
え、赤外線発光素子2を発光させ、赤外線信号を外部に
送信する。ここで、赤外線発光素子2の放熱手段は図
1、図2に示したものと同様であるので、同様の放熱効
果を有し、同様に従来よりも優れた仕様の送信をするこ
とができる。
【0030】次に前記回路との接続を受信用に切り替え
る。外部電極パターン45と6の間に、外部から封止樹
脂部材57を透過して赤外線受光素子42に入射した赤
外線の検出信号が発生する。この入射光に関しては、封
止樹脂部材57のフィルター特性により、環境光のノイ
ズがカットされ、且つ前記と同様に光強度が強く、立ち
上がりの急峻な信号光が入射し、これが赤外線受光素子
42により検出されて上記の検出信号が発生するので、
S/Nが高く通信効率の高い検出信号が得られる。なお
本実施の形態において使用する赤外線発光素子2は例え
ばピーク波長λpが略875nmで、半値幅が40nm
程度のLEDであり、封止樹脂部材57の材料として
は、例えば、800nm以上の波長を透過させ、800
nm以下になると透過率が急激に低下するフィルター特
性の赤外線フィルター樹脂が用いられる。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、基
板タイプの赤外線通信モジュール即ち、表面実装型赤外
線通信モジュールにおいて赤外線発光ダイオード等の赤
外線発光素子の発熱を効果的に放熱する手段を備えるこ
とにより、赤外線発光素子を劣化させることなく、その
発光強度を現状より大幅に高め、またその発光の立ち上
がり時間を現状よりも短縮し通信効率を高め、より高度
な仕様の赤外線通信を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表面実装型赤外線
通信モジュールの構造を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は断面図、(c)は下面図である。
【図2】図1に示す表面実装型赤外線通信モジュールの
構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の一つの実施の形態に係る双方向性
の表面実装型赤外線通信モジュールの構造を示す図であ
る。
【図4】従来のリードフレームタイプの赤外線通信モジ
ュールの構造を示す断面図である。
【図5】従来の表面実装型赤外線通信モジュールの構造
を示す断面図である。
【図6】従来の表面実装型赤外線通信モジュールの構造
を示す断面図である。
【図7】LEDの駆動電流の立ち上がり特性を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 赤外線発光素子 3、4、43 内部電極パターン 5、6、45 外部電極パターン 7、8、47 スルーホール 9、10 フラットスルーホール 11 反射部材 13 Cuペースト 15 ボンデイングワイヤー 17、57 封止樹脂部材 20、40 表面実装型赤外線通信モジュール 21 半田 31 マザーボード 32、33 接続端子パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 AA33 DA02 DA07 DA20 DA39 DA43 DA57 DA83 EE23 FF14 5F089 AA01 AC02 AC09 AC11 AC15 AC20 CA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の一方の主面上に形成された内
    部接続電極と、該内部接続電極に実装された赤外線発光
    素子を有し、前記絶縁基板の他方の主面上に形成された
    外部接続電極と前記内部接続電極との電極間接続手段を
    有する表面実装型赤外線通信モジュールにおいて、前記
    電極間接続手段はCu等熱伝導率の高い物質を含む導電
    樹脂等の熱伝導率の高い樹脂材により充填されたフラッ
    トスルーホールを含んでいることを特徴とする表面実装
    型赤外線通信モジュールの構造。
  2. 【請求項2】 絶縁基板の一方の主面上に形成された内
    部接続電極と、該内部接続電極に実装された赤外線発光
    素子と赤外線受光素子とを有し、前記絶縁基板の他方の
    主面上に形成された外部接続電極と前記内部接続電極と
    の電極間接続手段を有する表面実装型赤外線通信モジュ
    ールにおいて、前記電極間接続手段はCu等熱伝導率の
    高い物質を含む導電樹脂等の熱伝導率の高い樹脂材によ
    り充填されたフラットスルーホールを含んでいることを
    特徴とする表面実装型赤外線通信モジュールの構造。
  3. 【請求項3】 前記電極間導通手段はCu等熱伝導率の
    高い物質を含む導電樹脂等の熱伝導率の高い樹脂材によ
    り充填されたフラットスルーホールおよび前記絶縁基板
    の一つの端面に設けられた溝状のスルーホールよりなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表面実
    装型赤外線通信モジュールの構造。
  4. 【請求項4】 前記フラットスルーホールのうち少なく
    とも一つは前記赤外線発光素子の略真下に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の表面実装型赤外線通信モジュールの構造。
  5. 【請求項5】 前記赤外線発光素子はLEDであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    表面実装型赤外線通信モジュールの構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003163369A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 半導体発光素子及び光伝送装置
JP2006005141A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Citizen Electronics Co Ltd 光半導体パッケージ及びその製造方法
JP2007013027A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Fujikura Ltd 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機
JP2012043846A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Citizen Holdings Co Ltd 半導体発光装置

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