JP2001160192A - 車の異常事態通報システム - Google Patents

車の異常事態通報システム

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JP2001160192A
JP2001160192A JP34454999A JP34454999A JP2001160192A JP 2001160192 A JP2001160192 A JP 2001160192A JP 34454999 A JP34454999 A JP 34454999A JP 34454999 A JP34454999 A JP 34454999A JP 2001160192 A JP2001160192 A JP 2001160192A
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driver
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car
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Hirobumi Terada
博文 寺田
Takeo Aizono
岳生 相薗
Makoto Shiotani
真 塩谷
Koichi Sano
耕一 佐野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車内の事故や被害を未然に防止するべく、車内
の異常を自動的に検知し、検知した異常事態を運転者に
迅速かつ的確に通知する手段を備えた車の異常事態通報
システムを提供すること。 【解決手段】車内の異常事態を検知する手段と、車を離
れた運転者が居る可能性が高い店舗・施設を検索する手
段と、運転者が車内の異常事態を知ることができるよう
に、上記検索した店舗・施設に検知した異常事態を通知
する手段とを備える。更に、一定時間が経過しても運転
者が戻ってこない場合、又は、運転者が戻らないうちに
車内温度が急激に上昇するなど速やかに対処しなければ
ならない事態が発生した場合には、警察署等の緊急通報
先にその緊急事態を通知する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内で起こる事故
や盗難等の被害を未然に防止するべく、車を離れている
運転者に車内の異常事態を通知するようにした車の異常
事態通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車内での事故件数が増大してお
り、例えば車の盗難や車内に置いてあった荷物の盗難な
どによる被害や、車内に幼児を置き去りにしたときに、
車内温度の上昇によって幼児が脱水症状を起こして健康
を害したり、又は極端な場合には熱死を引き起こしてし
まう事故が増えている。
【0003】盗難等の被害や熱死等の事故を事前に察知
するための警報装置として、盗難等異常状態警報装置が
自動車の異常を検知したときに、車内に設置された携帯
電話機で予め記憶記憶させてある通報相手の電話番号に
電話をかけるシステムがある(例えば特開平10−31
5917号公報参照)。
【0004】また、熱死事故を防止する熱害防止装置と
して、全座席に人体センサを設け、限界温度を設定して
おき、高周波信号で人体を検知したときに車内温度制御
部が限界設定温度を超えないように車内温度を制御する
システムがある(例えば特開平9−254633号公報
参照)。
【0005】更に、従来、自動車などの車両に搭載する
緊急通報システムが各種提案されている。例えば、自動
車に何らかのアクシデントが発生したときに、緊急通報
装置が緊急通報者の正確な位置や現在状況を予め決めら
れたセンタに通報するシステムがある(特開平11−1
67693号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の盗難等異常状態
警報装置は、予め指定された相手先電話番号に通知する
ものであり、相手先が携帯電話である場合、相手先が電
波が届かない場所に居るときには、当然ながら相手先は
異常状態の警報を受け取ることができない。更にこの場
合、車内に設置した携帯電話によって通知が行なわれる
ので、通知先が運転者(車の持ち主)である場合が多い
ことを考慮すると、運転者即ち通知先が携帯用と車載用
の2つの携帯電話を持つことが必要となる。
【0007】また携帯電話を持たない人にとっては、予
め指定する相手先の電話番号が自分の住居等となるのが
普通であり、出先に車を置いている状況で、異常状態の
警報を住居等の住人が受け取ったとしても本人に通知す
るのは困難であり、従って事故を未然に防ぐことは実際
上無理である。
【0008】また、従来の熱防止装置では、車内温度が
限界温度を超えた場合にクーラーを動作させて車内温度
を下げるが、エンジンのガス欠、オーバーヒート等でク
ーラーが停止してしまうことがあり得る。そのようなク
ーラーによる制御が不可能になった場合に備え、パワー
ウインドウを開ける機能を具備し、空気流を作って熱を
発散させるようにした熱防止装置がある。しかし、パワ
ーウインドウを開けても、日向や無風状態の場合には車
内の温度上昇を抑え切れないことは明らかである。加え
て、パワーウィンドウを開けることは、車の盗難防止
上、車の持ち主にとっては好ましくない。更に、クーラ
ーもパワーウィンドウも制御できない場合には、周囲に
警報を発するようにした熱防止装置もある。しかし、周
りに必ずしも人が居るとは限らない。
【0009】その他、従来に、上記装置とは別に緊急通
報装置がある。この装置は、エアバッグが動作したとき
や手動スイッチが押されたときに通報を行なうものであ
り、衝突等の異常が発生した後に通報を行うもので事故
防止というよりはむしろ事故後の処理を効率的に行なう
手段として用いられる。しかもこの装置は、通報を行な
った後に通報者(運転者又は同乗者)が口頭で状況説明
をすることを想定して作られており、従って、老人は対
象になりにくく、当然、乳幼児は対象にならない。
【0010】本発明の目的は、車内の事故や被害を未然
に防止するべく、車内の異常を自動的に検知し、検知し
た異常事態を運転者に迅速かつ的確に通知する手段を備
えた車の異常事態通報システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車の異常事態通報システムは、車内の異常
事態を検知する手段と、車を離れた運転者が居る可能性
が高い店舗・施設を検索する手段と、運転者が車内の異
常事態を知ることができるように、上記検索した店舗・
施設に検知した異常事態を通知する手段とを有している
ことを第1の特徴とする。
【0012】更に、上記目的を達成するために、本発明
の車の異常事態通報システムは、車内の異常事態を検知
する手段と、車を離れた運転者に関する情報と店舗・施
設に関する情報を照合して当該運転者の居る可能性が高
い順位を店舗・施設に設定する手段と、当該運転者が車
内の異常事態を知ることができるように、順位を設定さ
れた店舗・施設の順位の高い順に異常事態を通知する手
段とを有していることを第2の特徴とする。
【0013】上記車の異常事態通報システムの2者は、
一定時間が経過しても運転者が戻ってこない場合、又
は、運転者が戻らないうちに車内温度が急激に上昇する
など速やかに対処しなければならない事態が発生した場
合のように、緊急事態が発生した場合には、警察署等の
緊急通報先にその緊急事態を通知する手段を更に有する
ことが望ましい。
【0014】なお、人が車内に居るにも拘らず車内温度
が上がり、そのまま放置しておくと脱水症や熱死を招く
おそれがある危険な状態や、また、車関係者が車内に居
ないにも拘らずドア等に振動が発生し、盗難に遭うこと
が想定される状態や、更に、車内に煙が発生し、火災を
起こす危険がある状態などの異常な状態が起きているこ
とを本発明においては異常事態と言うこととする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車の異常事態
通報システムを図面に示した幾つかの発明の実施の形態
を参照して更に詳細に説明する。なお、図1,2,6,
10,12,16,20における同一の記号は、同一物
又は類似物を表示するものとする。
【0016】<発明の実施の形態1>本発明の実施の形
態は、熱事故を事前に察知して通報する異常事態通報シ
ステムである。図1において、100は自動車内に装備
される熱事故を対象にした異常事態通報装置、110,
120はその自動車が駐停車している場所の近隣に存在
するそれぞれ店舗及び施設、130は緊急自動通報を行
なう場合の連絡先の機関(例えば、警察署、消防署救急
センタ、JAF(社団法人 日本自動車連盟)等)であ
る緊急通報先、180は、公衆回線網、インターネット
等の通信ネットワーク、140は異常事態通報装置10
0を通信ネットワーク180に結ぶ通信路、150,1
60,170は、それぞれ店舗110、施設120、緊
急通報先130を通信ネットワーク180に結ぶ通信路
を示す。
【0017】本発明の実施の形態では、近隣の店舗11
0、施設102、緊急通報先130しか示されていない
が、勿論、実際には、店舗110、施設120は複数で
あってもよく、更にこれ以外の自動通報先(例えば電車
の駅等)とも結ぶことが可能であることは言うまでもな
い。
【0018】異常事態通報装置100の構成の詳細を図
2に示す。図2において、101は車内の温度を検出す
る温度センサ、102は車内に人が乗っていることを検
出する人体センサ、103は運転者及び車の情報を格納
したデータベース、104は店舗・施設の位置情報、そ
の他情報を格納したデータベース、105は車の位置を
計測する位置情報計測装置、107は上記の各センサ、
装置及びデータベースからのデータをバス線108を介
して受けて異常事態通報の処理を行なう情報処理装置、
106は情報処理装置107の処理結果を通信路140
に伝送するための通信装置である。通信装置106への
データの伝送は、バス線108を介して行なわれる。ま
た、情報処理装置107は、中央処理装置(CPU)1
17と実行する情報処理のプログラム109を備えてい
る。
【0019】温度センサ101は、車内の温度を常時計
測しており、車内温度が過度に上昇したことを検知する
ことができる。人体センサ102は、自動車内に人が取
り残されているかどうかを判断するために使用される。
人体センサは、例えば圧力センサであり、人が車内の座
席に座ったときの圧力によって、人体を検出する。
【0020】運転者・車データベース103の運転者・
車情報は、マンマシンインターフェースを使って追加、
削除を行なうことができる。この情報は、運転者が居る
可能性が高い近隣店舗・施設を選び出すときに参照され
る。店舗・施設データベース104の情報も運転者が居
る可能性が高い近隣店舗・施設を検索するときに参照さ
れる。
【0021】位置情報計測装置105は、自動車の絶対
位置を計測しており、車の位置情報を出力する。位置の
計測はGPS(Global Positioning System、全地球測
位)を用いて行なう構成としており、GPSアンテナ
(図示せず)で受信した衛星からの情報を処理し、その
処理情報から車の緯度、経度の絶対位置を計測するもの
である。位置計測に関しては、既存のGPS内蔵のカー
ナビゲーション装置を利用することができる。
【0022】通信装置106は、自動車内に装備された
異常事態通報装置100と店舗110、施設120及び
緊急通報先130との通信を行なうために使用される。
通信手段としては、本実施の形態では携帯電話としてい
るが、人工衛星を使った移動体通信、DSRC(Dedica
ted Short Range Communication、狭域通信)を用いた
路車間狭域通信などの他の通信手段を用いても構わな
い。
【0023】情報処理装置107は、温度センサ101
と人体センサ102の情報を基に車内温度の異常事態を
予測・判断し、運転者・車情報データベース103、位
置情報計測装置105からの位置情報をもとに、店舗・
施設データベース104の中から運転者が居る可能性が
ある店舗・施設の集合を判断し、予め決められた後述す
る方法によって運転者が居る可能性が高いと判断した順
に優先順位を付け、優先順に通信装置106から自動送
信する情報を生成する。
【0024】店舗110及び施設120は、異常事態通
報装置100からの異常事態を伝える自動通報情報を受
信し、運転者が車内の異常を知ることができるように店
内放送で呼びかけて車に取り残された人の危険を通知す
る。緊急通報先130は、異常事態通報装置100から
の緊急事態を伝える自動通報を受信すれば速やかに現場
に急行する役割を持っている。緊急自動通報先は直接、
警察署、消防署救急センタ、JAFとしているが、その
代わりに緊急自動通報は全てセンタに集め、センタから
適切な場所(例えば警察署、消防署救急センタ、JA
F)へ通知する構成にしてもよい。
【0025】続いて、情報処理装置107が参照・利用
する各種データの構成について説明する。
【0026】まず、運転者・車情報データベース103
で扱われるデータの構成を図3に示す。データベース1
03は、データテーブルによって構成されている。運転
者・車情報のデータテーブル200の登録項目は、運転
者の氏名201、運転者の性別202、車両番号20
3、車両色204、車種205である。各項目は一度だ
け登録しておけばその後は常に運転者・車情報データベ
ース103に保存されている。運転者・車情報の変更、
追加、削除はマンマシンインターフェースを使って行な
うことができる。車の運転者は、データテーブル200
内の210、220の各行のように複数人を登録するこ
とができる。運転者・車情報は予め登録しておくものと
しているが、その代わりに、運転免許証がICカード化
された場合には、車内にICカードリーダを設置し、免
許証をそこに差し込むことによって運転者情報を自動登
録するようにしてもよい。
【0027】続いて、店舗・施設データベース104で
扱われるデータ構成を図4に示す。店舗・施設データベ
ースもデータテーブルによって構成される。データテー
ブル300の登録項目は、地図上の位置301、店舗・
施設名302、電話番号303、対象性別304、対象
年齢305である。地図上の位置301は緯度、経度で
表された絶対的な位置情報である。上記各項目の店舗・
施設情報は、CD−ROMやDVD−ROMに予め登録
されている。また、近隣店舗・施設情報は携帯電話を使
ってインターネットに接続して、地図情報を持ったサー
バ機からダウンロードしてもよい。
【0028】続いて、通信装置106から送信される処
理結果のデータ項目を図5に示す。送信データ項目のデ
ータテーブル400は、送信先電話番号401、運転者
の氏名402、車両番号403、車両色404、車種4
05からなる。この内、氏名402、車両番号403、
車両色404、車種405は、情報処理装置107が運
転者・車情報データベース103を参照して設定する。
送信先電話番号401は、運転者が居ると判断した店舗
・施設の電話番号である。この電話番号は、情報処理装
置107が各種情報をもとに、予め決められた方法によ
って運転者が居ると判断した店舗・施設を検索し、それ
らに店舗・施設データベース104を参照して得られ
る。
【0029】情報処理装置107は、これらのデータ項
目を通信装置106へ送る。通信装置106は例えば携
帯電話であり、公衆回線網を介して送信される。通信装
置106は、受け取ったデータ項目の中の送信先電話番
号401をもとにデータ項目の電話番号401以外の情
報(メッセージ)を送信する。後述するように、送信す
る相手先には優先順位が付けられており、その順番に送
信が行われる。
【0030】次に、図1における近隣店舗110や施設
120が呼びかけを行なって車内に取り残された人の危
険を自動通知するときの店舗・施設側のシステム構成を
図6に示す。店舗・施設側のシステムは、異常事態通報
受信装置900、店舗・施設内モニタ910、店舗・施
設内放送装置920、通信路150(通信路160)か
ら構成される。異常事態通報受信装置900は、モデム
901、計算機902を有している。モデム901は、
車からの異常事態通知(危険通知)情報を通信路150
(通信路160)から受信する。通信路150(通信路
160)は、通信ネットワーク180に接続されてい
る。計算機902は、受信した情報から店舗・施設内モ
ニタ910へ表示する情報を生成したり、店舗・施設内
放送装置920から店舗・施設内に放送する情報を生成
する。
【0031】店舗・施設内モニタ910へ表示されるモ
ニタ画面例を図7に示す。画面1000はモニタ画面で
あり、異常事態通報受信装置900で受信した情報を表
示する。
【0032】次に、本車の異常事態通報システムの処理
手順を図8及び図9のフローチャートに従って説明す
る。ファイルに格納されている情報処理プログラム10
9に従ってこの手順が実行される。処理手順は、大きく
4つの工程に分けられる。(1)車内温度が過度に上昇
したときに、車内にとり残されている人がいるかどうか
を検知する工程、即ち車内の異常事態を検知する工程
1、(2)そのときに、車を離れた運転者が居る可能性
が高いと判断して店舗・施設等を検索する工程2、
(3)検索した店舗・施設等に異常事態を通知する工程
3、(4)工程3の後に、一定時間が経過したか、又は
車内温度が予め設定してある限界温度を越えて更に上昇
したか、或いは車内温度の上昇率が異常に高いかのいず
れかである緊急事態であるにも拘らず運転者が戻ってこ
ない場合に警察署等へ緊急自動通報を行なう工程4であ
る。図8に工程1〜4の処理の流れを、図9に工程2に
おける「運転者が居ると判断した店舗・施設」の決定方
法について示す。
【0033】図8に示すように、車内において温度計測
は常に行なわれている(ステップ501)。車内温度が
過度に上昇していなければ引き続きステップ501で温
度計測を続ける。温度センサ101は車内温度が過度に
上昇していることを検知すると、ステップ502へ移
る。そして人体センサ102が車内に人が居るかどうか
を調べる(ステップ502)。
【0034】人(例えば乳幼児)が車内に居ることを人
体センサ102が検知した場合、情報処理装置107
は、高温であるにも拘らず、人が車内に置き去りにされ
ていると判断し、予め決められている方法で運転者が居
る可能性が高いと判断した順に優先順位を付ける(ステ
ップ503)。即ち、これによって車を離れた運転者の
居る可能性が高い店舗・施設が検索される。そして優先
順位の高い店舗・施設から順番に、呼びかけ行なって車
内に取り残された人の危険を通知するためのメッセージ
を送信して通知する、即ち、運転者が車内の異常事態を
知ることができるように、検索した店舗・施設に異常事
態を通報する(ステップ504)。通知数は予め決めら
れており、ここでは3ヶ所としたが、本発明はそれに制
限されるものではなく、例えば10ヶ所等増やしてもよ
い。この通知は自動通知であり、送信データ項目400
をもとに送信を行なう。
【0035】自動通知が終わった後、運転者が直ぐには
戻らず、戻る迄に温度が過度に上昇する場合もあり得る
ので、車内温度を継続して計測する(ステップ50
5)。ここで温度が過度に上昇していれば、ステップ5
07へ移る。また、そうでない場合はステップ506へ
移る。
【0036】更に、近隣店舗・施設へ通知を行なってか
ら経過した時間が計測される。近隣店舗・施設に通知を
行なったときに、運転者が気付いてから車に戻ってくる
までの時間を、通知を行なった近隣店舗・施設と自動車
の位置との間の距離から予め予測して設定しておき、そ
の設定時間が過ぎたかどうかを検査する(ステップ50
6)。設定時間が過ぎていなければステップ505へ移
る。
【0037】設定時間が過ぎていればステップ507へ
移る。もしも車内温度が上昇を続けるか設定時間が過ぎ
た場合は、運転者が戻っておらず、車内に人が置き去り
にされたままである場合への対処として、人が車内に居
るかどうかを再び調べる(ステップ507)。もし人体
センサ102が人を感知しなければ、運転者が車に戻っ
てきて人を車から外に出したことになり、熱害による事
故は未然に防止されたことになる。しかし、車内に人が
まだ居る場合には運転者が車に戻ってきていないことに
なるので緊急事態と判断し、緊急通報先130へ救助を
自動要請する(ステップ508)。このときの自動通知
も送信データ項目400をもとに位置情報等を通知す
る。なお、緊急自動通報先としては、前記したように警
察署、消防署救急センタ、JAF等がある。
【0038】次に、情報処理装置107が行なう「運転
者が居ると判断した近隣店舗・施設」の決定方法につい
て説明する。図9に示すように、まず、運転者・車情報
データベース103から運転者情報を読み込む(ステッ
プ601)。続いて位置情報を位置情報計測装置105
から読み込む(ステップ602)。更に情報処理装置1
07は自動車が駐停車してからの経過時間を計測してお
り、先程読み込んだ車の位置情報と駐停車時間から、運
転者が行動可能な範囲を決定する(ステップ603)。
【0039】そして、決定した行動範囲内に存在する店
舗・施設を店舗・施設データベース104から抽出する
(ステップ604)。運転者は、この抽出した店舗・施
設の集合の中に居るものと判断する。自動通報は、短時
間で運転者の居る場所に知らせることが重要であり、店
舗・施設への通知は効率的に行わなければならないた
め、運転者が居ると判断した店舗・施設の集合を絞り込
む操作を行なう。ステップ601で読み込んだ運転者の
情報とステップ604により抽出した店舗・施設情報
と、予め用意された店舗・施設予測の判定条件から、店
舗・施設の情報が判定条件に適合するかどうかを調べる
(ステップ605)。
【0040】具体的には、まず、駐車場所が店舗・施設
の専用駐車場であるかどうかを調べる。次に、ステップ
604により抽出した各店舗・施設毎に1個の変数を割
り当てるが、始めに初期値として全て同じ値0に設定す
る。続いて、各店舗・施設の主な対象性別が、運転者の
性別と同じであるかどうかを調べる。同じであれば店舗
・施設の変数の値を1増やす。同様に、各店舗・施設の
主な対象年齢が運転者の年齢と同じであるかどうかを調
べる。同じであれば店舗・施設の変数の値を1増やす。
【0041】条件判定が終われば次に、判定条件に適合
した数が多かった順に店舗・施設の順位付けをする(ス
テップ606)。この場合、店舗・施設の専用駐車場に
駐車していればこれを最優先する。各店舗・施設の変数
の値は0、1、2のいずれかになっている。この変数の
値が大きいほど、店舗・施設の情報と運転者の情報が合
致していることになる。そこで、この変数の値が大きい
ほど、運転者がその店舗・施設に居る可能性が高いと判
断する。そして、変数の値が大きい順に順位付けをす
る。その結果、順位付けした上位3個の店舗・施設を運
転者が居る可能性が高い店舗・施設と判断する(ステッ
プ607)。
【0042】以上によって、運転者に関する情報と店舗
・施設等に関する情報とを照合して運転者が居る可能性
が高い順位を店舗・施設等に設定する工程が実行され、
運転者が居る可能性が高い店舗・施設等を検索する工程
が実行される。
【0043】即ち、温度センサ101と人体センサ10
2と情報処理装置107とによって車内の異常事態を検
知する手段が形成され、運転者・車情報データベース1
03と店舗・施設データベース104と位置情報計測装
置105と情報処理装置107とにより、車を離れた運
転者に関する情報と店舗・施設に関する情報を照合して
当該運転者の居る可能性が高い順位を店舗・施設に設定
する手段が形成され、情報処理装置107と通信装置1
06とにより、当該運転者が車内の異常事態を知ること
ができるように、順位を設定された店舗・施設の順位の
高い順に異常事態を通知する手段が形成される。
【0044】更に、運転者・車情報データベース103
と店舗・施設データベース104と位置情報計測装置1
05と情報処理装置107とは、車を離れた運転者が居
る可能性が高い店舗・施設を検索する手段を形成し、情
報処理装置107と通信装置106とは、当該運転者が
車内の異常事態を知ることができるように、上記検索し
た店舗・施設に検知した異常事態を通知する手段を形成
する。
【0045】なお、図8の3ヶ所に通知するステップ5
04において、異常事態通報装置100の通信装置10
6が携帯電話ではなく、人工衛星を使った移動体通信や
DSRC等を用い、かつ運転者が携帯電話を持っている
場合、または、通信装置106が携帯電話であっても運
転者がさらに他の携帯電話を持っている場合には、図8
の近隣店舗・施設3ヶ所に通知するステップ504の前
に、運転者の持つ携帯電話に通報を行なうようにしても
よい。
【0046】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、自動車内の温度が過度に上昇したときに運転
者が居る可能性が高いと判断した近隣店舗・施設に知ら
せるという方法を取ることにより、運転者が車に取り残
された人の危険に気付き、車に戻ることで事故を未然に
防止することができる。これは、自動車内でクーラーが
作動せず、パワーウィンドウも動かないといった車の制
御が不能となり、かつその車の周辺に人がいない場合に
も事故を防止することが可能となる。
【0047】また、運転手が居る近隣の店舗・施設を判
断して、自動通報の順番を決定するときに、運転者情報
と店舗・施設情報を比較することで、運転者が居る可能
性がより高い店舗・施設を絞り込むことができ、無駄に
多くの店舗・施設へ自動通知をすることがなく、迅速か
つ効率的に運転者に通知することが可能となる。
【0048】店舗・施設において、呼びかけを行ない車
内に取り残された人の危険を自動通知するときに、店舗
・施設内モニタに運転者名、車両番号、車種、車両色を
表示させることで、店舗・施設内放送が聞こえ難い場合
でも、運転者に確実に事態を伝えることができる。
【0049】更に、たとえ運転者が見つからない場合で
も、又は運転者が車に戻って来るまでに車内温度が更に
上昇し、車内に取り残された人が危険な状態になった場
合にも、警察署、消防署救急センタ、JAF等に緊急自
動通報を行なうため、事故を未然に防止することができ
る。
【0050】なお、上記では、店舗110、施設102
に情報受信装置900が設置されている場合を説明した
が、それに限らず、同情報受信装置が設置されていない
場合には、そのことを検知してから、通報する情報を音
声化し、異常事態を音声で通報するようにしてもよい。
運転者が車内の異常を知ることができるように、電話に
出た人が処置を行なうことが可能となる。
【0051】<発明の実施の形態2>上記の店舗・施設
に自動通知する工程3と等緊急自動通報を行なう工程4
の間に、シートベルトを自動開放し、更に、車内に音声
通知を出すことにより、車内にとり残された人の自力脱
出を支援する工程を加え、熱事故防止機能を付加した発
明の実施の形態を説明する。
【0052】熱事故防止機能は、車内に取り残される人
が特に乳幼児の場合を対象にしており、チャイルドシー
トを利用したシステムによって実現される。チャイルド
シートは、平成12年から、6歳未満の子供に装着を義
務づけられるので、自力脱出はチャイルドシートからの
脱出が必須となる。本発明の実施の形態では、チャイル
ドシートに人体センサが内蔵される。具体的な人体セン
サの実現例として、チャイルドシート内に埋め込む圧力
センサや、シートベルトのバックル内に埋め込むゆれ感
知センサなどを採用することができる。圧力センサは、
乳幼児がチャイルドシートに座ったときの圧力によって
人体を検知する。ゆれ感知センサは、呼吸するときに腹
が動くことを利用して、腹と密着している乳幼児用シー
トベルトのバックルがゆれることで人体を検知する。
【0053】チャイルドシートは、車内に別途取付け、
或いは取り外すようにした独立の装置であるため、チャ
イルドシートには、乳幼児を検知する人体センサと、シ
ートベルトの自動開放を行なう機構と、音声を発生する
手段と、無線通信装置とが装備される。
【0054】そのようなチャイルドシートを用いた本発
明の実施の形態を図10に示す。図10において、70
0はチャイルドシート、701はチャイルドシート70
0のシートベルト、702はチャイルドシート700に
組み込まれたシートベルト701の開放装置、703は
チャイルドシート700に組み込まれた音声装置であ
る。また、温度センサ101及び人体センサ102は、
チャイルドシート700に組み込まれる。
【0055】熱事故防止機能を付加した車の異常事態通
報システムの処理の流れを図11に示す。図8に示した
ステップ504とステップ505の間にシートベルトを
自動開放するステップ1600と音声による自力脱出の
誘導を行うステップ1601が追加される。その他のス
テップは、図8に示したのと同様である。
【0056】乳幼児は自分ではシートベルトを開放する
ことができないので、ステップ504の段階の異常時
(車内温度の過度上昇時)に、まずシートベルトを自動
開放する(ステップ1600)。シートベルト開放装置
702は、チャイルドシート700のシートベルト70
1のバックルに内蔵され、情報処理装置107からの指
令により自動開放するように構成される。
【0057】シートベルトの自動開放により、乳幼児の
自力脱出が可能になる。そこで、自動開放と同時に、音
声装置703から音声を発生し、脱出の誘導を行なう
(ステップ1601)。なお、チャイルドシート700
内に組み込まれた各装置及びセンサと情報処理装置10
7とは、チャイルドシート700及び異常事態通報装置
100のそれぞれに備えた無線通信装置(図示せず)を
用いた無線伝送により、接続される。
【0058】以上説明したように、本発明の実施の形態
においては音声による脱出誘導が行なわれるため、乳幼
児や老人に限らず、車内で寝ていた人も音声により目を
覚ますことができ、未然に事故を防止することができ
る。
【0059】<発明の実施の形態3>図9に示した「運
転手が居ると判断した近隣店舗・施設」の決定方法に、
運転者に関する情報を蓄積するサーバからの情報を利用
するようにした発明の実施の形態を図12に示す。図1
2において、800は通信ネットワークに接続したサー
バである。その他の構成は、発明の実施の形態1と同様
である。サーバ800は、計算機801、年代・性別毎
訪問店舗履歴データベース(DB)802及び個人別訪
問店舗履歴データベース803を有している。
【0060】次に、年代・性別毎訪問店舗履歴データベ
ース802で扱われるデータ構成を図13に示す。年代
・性別毎訪問店舗履歴データベース802のデータテー
ブル1700の登録項目は、店舗名1701、世代別割
合1702、性別割合1703である。世代別割合17
02は各店舗における世代別でみた訪問者の割合であ
る。10代以下、20代、30代、40代、50代以上
に区切ってそれぞれ割合を百分率で表している。性別割
合1703は、各店舗における性別でみた訪問者の割合
である。男性、女性のそれぞれを百分率で表している。
【0061】続いて、個人別訪問店舗履歴データベース
803で扱われるデータ構成を図14に示す。個人別訪
問店舗履歴データベース803のデータテーブル180
0の登録項目は、店舗名1801、訪問回数1802で
ある。データテーブル1800は、個人毎に別々に用意
されている。訪問回数1802は、各個人がその店舗に
訪問した回数である。
【0062】サーバ800は各地に設置される。各自動
車の異常事態通報装置100は、無線通信を行なうこと
により、サーバ800の情報を入手することができる。
通信手段として、本発明の実施の形態は携帯電話を採用
しているが、人工衛星を使った移動体通信、DSRC(Dedi
cated Short Range Communication、狭域通信)を用い
た路車間狭域通信などの他の通信手段を用いても構わな
い。
【0063】年代・性別毎訪問店舗履歴データベース8
02は、各店舗・施設でのチケットや商品の購入時に、
年代・性別情報が取得可能である。また、個人別訪問店
舗履歴データベース803は、各店舗・施設でカード決
済を行なうときに個人情報が取得可能である。
【0064】ここで、サーバ800の処理フローを図1
5に示す。車から店舗情報依頼のメッセージを受信する
と(ステップ1101)、計算機801は年代・性別毎
訪問店舗履歴データベース802から必要な店舗・施設
のリストを読み出す(ステップ1102)。引き続き個
人別訪問店舗履歴データベース803からその車の運転
手が訪れた店舗・施設の履歴情報を読み出す(ステップ
1103)。そして読み出した情報を依頼元へ送信する
(ステップ1104)。
【0065】自動車内の情報処理装置107は、受信し
た上記の履歴情報を、次のように運転者が居る店舗・施
設を判断するときに利用する。まず、その運転者と同年
代、同性の人が過去に訪れた店舗・施設の履歴から、同
年代、同性の人がよく訪れる順に店舗・施設を順位付け
する。そして、順位の高いものほど運転者が居る可能性
が高いと判断する。
【0066】例えば、10代の男性である運転者の居る
店舗・施設を判断する場合、図13によれば、世代別に
みると店舗C,A,Bの順に運転者が居る可能性が高い
ことになる。これら可能性の高さを各店舗・施設毎に用
意した変数の値の大きさによって表現する。この例で
は、店舗A、B、Cに用意した変数の値にそれぞれ1、
0、2を加える。
【0067】また、性別でみると店舗A,B,Cの順に
運転者が居る可能性が高いことになるので各変数の値に
それぞれ2、1、0を加える。更に、個人別に過去に訪
れた店舗・施設の履歴を集計して、その運転者がよく訪
れる順に店舗・施設を順位付けし、順位の高いものほど
運転者が居る可能性が高いと判断する。例えば、先程と
同じく10代の男性である運転者の居る店舗・施設を判
断する場合、図14によれば、店舗A,C,Bの順に訪
問回数が多いため、店舗A,C,Bの順に運転者が居る
可能性が高いことになり、先程と同様に店舗A、B、C
に用意した変数の値にそれぞれ2、0、1を加える。そ
して、最終的に変数の値が大きいものほど、その店舗・
施設に居る可能性が高いと判断する。この例では店舗
A、B、Cの値は5、1、3となるため、店舗A、C、
Bの順に運転者が居る可能性が高いと判断する。
【0068】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、運転者が居る店舗・施設の検索の正確さが上
がり、迅速かつ効率的に自動通報を行うことができる。
【0069】<発明の実施の形態4>発明の実施の形態
3に対して、更に、駐停車するときに、車から運転手が
離れる前に予め警告を出し、加えて、車内温度が過度に
上昇したときに、近隣車に救助要請を出すようにした発
明の実施の形態を図16に示す。図16において、12
00及び1201は、サーバ800の中に組み込んだ、
それぞえ温度履歴データベース及び近隣車運転者情報デ
ータベースである。その他の構成は、発明の実施の形態
3と同様である。
【0070】ところで、異常事態通報装置100を持つ
車の場合、どの車も駐停車中は異常事態通報装置100
が動作状態となるので、通信ネットワーク180を介し
て異常事態通報装置100はサーバ800に接続され、
運転者や車内温度等の情報が常時サーバ800に送られ
る。サーバ800はこれらの情報を蓄積している。
【0071】そのため、温度履歴データベース1200
は、駐車位置を含みその近辺に過去に駐停車したことが
ある幾つかの車の車内温度の履歴を持っている。また、
近隣車運転者情報データベース1201は、動的に変わ
る近隣車の運転者の情報を保持している。
【0072】サーバ800の処理フローを図17に示
す。サーバ800は、駐車位置に自動車が駐停車したこ
とを、その車の異常事態通報装置100から通信装置1
06の送信によって知らされると(ステップ130
1)、温度履歴データベース1200から、過去に駐車
位置を含みその近辺に駐停車したことのある車の車内温
度の履歴を計算機801に読み込み、駐車位置での温度
上昇の予測を行なう(ステップ1302)。その場所が
過去の履歴より過度に温度上昇することが分かれば(ス
テップ1303)ステップ1304へ移り、過度に温度
上昇することがないようであればステップ1305へ移
る。過度に温度上昇することが予測されれば、その自動
車へ人を車の中に残さないように運転者に通知するよう
異常事態通報装置100に働きかける(ステップ130
4)。
【0073】通知を受けた異常事態通報装置100は、
同装置に接続されている車載端末(図示せず)に通知画
面を表示する。通知画面の例として、図18に車載端末
の表示画面1400を示す。なお、ここでは通知方法を
画面表示としているが、音声通知にしてもよい。
【0074】計算機801は、駐停車している車から、
車内温度が過度に上昇して、かつ、車内に人が残されて
いるという情報が来るのを待っていて(ステップ130
5)、その情報を受信した場合は、近隣車運転者情報デ
ータベース1201から、車内に取り残された人を救助
してもらうために若い男性を最優先にして救助してくれ
る人を近隣車の中から探し出し(ステップ1306)、
計算機801は、その若い男性に救助要請を通知するよ
う、若い男性の車の異常事態通報装置100に働きかけ
る。
【0075】通知を受けた異常事態通報装置100は、
同装置に接続されている車載端末(図示せず)に通知画
面を表示する。通知画面の例として、図19に車載端末
の表示画面1500を示す。なお、ここでは通知方法を
画面表示としているが、音声通知にしてもよい。
【0076】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、各自動車は車内温度が過度に上昇しやすい場
所であるかどうかが分かり、この場所に人を置き去りに
して駐停車しないようにすることができるので未然に事
故防止を図ることができる。
【0077】更に、車内温度が過度に上昇し、警察署等
に緊急自動通報を行なって待っている時間がない程の非
常時でも、近隣車に救助要請を出すことができるため、
未然に事故防止を図ることができる。この場合、救助要
請とは車の窓を割る等の手段で車内に置き去りにされた
人を救出することである。
【0078】<発明の実施の形態5>車の異常事態通報
システム及び方法を盗難防止を目的として構成した発明
の実施の形態を図20に示す。図20において、190
0は盗難防止を目的とする異常事態通報装置、1901
は異常事態通報装置1900の構成要素である車内侵入
センサを示す。センサ以外のその他の構成は、発明の実
施の形態1と同様である。
【0079】車内侵入センサ1901は、自動車内に人
が侵入したかどうかを判断するために使用される。車内
侵入センサは、例えば、自動車の各ドア、ウィンドウ及
びトランクにつながった振動センサであり、ウィンドウ
を割ったりドアやトランクの開閉により車内に侵入しよ
うとしたときの振動を検知し、人の侵入を検出する。次
に、本発明の実施の形態における処理手順を図21のフ
ローチャートに従って説明する。まず、車内侵入センサ
1901が人の侵入を検知したかどうかを調べる(ステ
ップ2000)。侵入を検知しなければ再びステップ2
000を繰り返す。侵入を検知すると盗難をしようとし
ている人がいることになるので近隣店舗・施設の検索を
行なう(ステップ503)。この検索の方法は、図9に
おける「運転者が居ると判断した近隣店舗・施設」の決
定方法によって行なう。そして運転者が居る可能性が高
いと判断した順に3ヶ所に盗難が発生しようとしている
ことの警告のメッセージを送信、通知する(ステップ5
04)。
【0080】自動通知が終わった後も運転者が戻ってく
るかどうか分からないので、時間を計測しておく。近隣
店舗・施設に通知を行なったときに、運転者が気付いて
から車に戻ってくるまでの時間を、通知を行なった近隣
店舗・施設と自動車の位置間の距離から予め予測して設
定しておき、その設定時間が過ぎたかどうかを検査する
(ステップ506)。設定時間が過ぎていなければ再び
ステップ506へ戻り計測を続ける。設定時間が過ぎて
いればステップ508へ移る。もしも設定時間が過ぎた
場合は、運転者が戻っておらず、このときの対処として
緊急自動通報先へ出動の要請を出す(ステップ50
8)。なお、この場合の緊急通報先は警察署である。
【0081】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、盗難被害を防止する方法において、車内侵入
センサ1901が侵入を検知したときに、運転者が居る
と判断した店舗・施設に車内の異常を知らせるという方
法を取ることにより、運転者がその店舗・施設にいれ
ば、早急に車に戻ることで盗難被害を未然に防ぐことが
可能になる。
【0082】さて、上述の発明の実施の形態1〜5によ
って示されるように、本発明においては、センサ類を変
えるだけで、熱死防止を目的とした通報システムを構築
したり、盗難防止を目的とした通報システムを構築する
ことが可能である。即ち、目的に応じて温度、振動、圧
力、煙等による異常事態検出センサを備えることによっ
て種々の異常事態の防止を目的とした様々な通報システ
ムを実現することができる。例えば、煙や温度のセンサ
を備えて火災防止を目的とした通報システムを実現する
ことが可能である。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、車内に異常を検知した
ときに、近隣店舗・施設の中で運転者の居る可能性の高
い場所を検索することができ、運転者に車内の異常を迅
速かつ的確に通知することが可能になる。更に、緊急事
態となってしまった場合でも、その事態を検知し、警察
署等の緊急通報先に素速く連絡することができる。以上
によって、車の被害や事故を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車の異常事態通報システム及び方
法の第1の発明の実施の形態を説明するためのブロック
図。
【図2】図1における異常事態通報装置を説明するため
のブロック図。
【図3】図1における運転者・車情報データベースのデ
ータテーブルを説明するための図。
【図4】図1における店舗・施設データベースのデータ
テーブルを説明するための図。
【図5】図1における通信装置が送信するデータ項目を
説明するための図。
【図6】図1における近隣店舗・施設の有する情報受信
装置を説明するためのブロック図。
【図7】図6における店舗・施設内モニタの表示画面の
例を説明するための図。
【図8】本発明の実施の形態における処理手順を説明す
るためのフローチャート。
【図9】図8における近隣店舗・施設の検索手順を説明
するためのフローチャート。
【図10】本発明の第2の発明の実施の形態を説明する
ためのブロック図。
【図11】第2の発明の実施の形態における処理手順を
説明するためのフローチャート。
【図12】本発明の第3の発明の実施の形態を説明する
ためのブロック図。
【図13】図12における年代・性別毎訪問店舗履歴デ
ータベースのデータテーブルを説明するための図。
【図14】図12における個人別訪問店舗履歴データベ
ースのデータテーブルを説明するための図。
【図15】図12におけるサーバの処理手順を説明する
ためのフローチャート。
【図16】本発明の第4の発明の実施の形態を説明する
ためのブロック図。
【図17】図16におけるサーバの処理手順を説明する
ためのフローチャート。
【図18】図17における自動車へ通知の手順によって
車載端末に表示される画面の例を説明するための図。
【図19】図17における救助要請の手順によって車載
端末に表示される画面の例を説明するための図。
【図20】本発明の第5の発明の実施の形態を説明する
ためのブロック図。
【図21】第5の発明の実施の形態における処理手順を
説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
100…異常事態通報装置、101…温度センサ、10
2…人体センサ、103…運転者・車情報データベー
ス、104…店舗・施設データベース、105…位置情
報計測装置、106…通信装置、107…情報処理装
置、109…情報処理プログラム、110…店舗、12
0…施設、130…緊急通報先、140〜170…通信
路、180…通信ネットワーク。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/13 G08G 1/13 5K101 H04M 11/00 301 H04M 11/00 301 H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311J // B60R 22/48 B60R 22/48 F (72)発明者 塩谷 真 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 佐野 耕一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5C084 AA04 AA07 BB33 CC03 CC08 DD79 EE06 FF02 FF04 FF27 GG07 GG09 GG20 GG39 GG43 GG52 GG68 HH02 5C086 AA06 AA22 BA22 CA15 CB01 CB20 DA16 DA27 EA11 EA41 EA45 FA06 FA17 5C087 AA02 AA03 AA05 AA10 AA19 AA37 BB12 BB21 BB64 BB65 BB75 DD04 DD05 DD14 EE16 EE18 FF01 FF04 FF17 FF19 FF20 FF23 FF30 GG07 GG08 GG14 GG19 GG21 GG24 GG29 GG30 GG31 GG51 GG70 GG83 5H180 AA02 BB04 BB05 BB12 CC27 EE02 EE07 EE08 FF05 FF13 5K048 AA05 BA42 CA05 DB01 DC01 DC07 EB08 EB10 FA07 FB10 FB11 GB05 5K101 KK14 LL01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内の異常事態を検知する手段と、車を
    離れた運転者が居る可能性が高い店舗・施設を検索する
    手段と、当該運転者が車内の異常事態を知ることができ
    るように、上記検索した店舗・施設に検知した異常事態
    を通知する手段とを有していることを特徴とする車の異
    常事態通報システム。
  2. 【請求項2】 車内の異常事態を検知する手段と、車を
    離れた運転者に関する情報と店舗・施設に関する情報を
    照合して当該運転者の居る可能性が高い順位を店舗・施
    設に設定する手段と、当該運転者が車内の異常事態を知
    ることができるように、順位を設定された店舗・施設の
    順位の高い順に異常事態を通知する手段とを有している
    ことを特徴とする車の異常事態通報システム。
  3. 【請求項3】 一定時間が経過しても運転者が戻ってこ
    ない場合、又は運転者が戻らないうちに速やかに対処し
    なければならない事態が発生した場合のいずれかの緊急
    事態の場合において緊急通報先にその緊急事態を通知す
    る手段を更に有していることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の車の異常事態通報システム。
  4. 【請求項4】 通知を受けた店舗・施設において、通知
    を受信する装置と、通知から運転者を知って店舗・施設
    内に運転者に呼びかけを行なう装置と、異常事態を表示
    する装置とが備えられていることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか一に記載の車の異常事態通報シス
    テム。
  5. 【請求項5】 車の駐車位置を含む近辺に過去に駐車し
    た複数の車の車内の温度上昇の履歴データを保持する手
    段と、車の駐車位置での履歴データを読み出す手段と、
    読み出した履歴データを使って車内の温度上昇の予測を
    行なう手段と、予測結果に基づき、車を離れる前の運転
    者に熱害発生の可能性があることを警告する手段と、車
    内の異常事態を検知する手段と、車を離れた運転者が居
    る可能性が高い店舗・施設を検索する手段と、車を離れ
    た運転者が車内の異常事態を知ることができるように、
    上記検索した店舗・施設に検知した異常事態を通報する
    手段とを有し、前記検知する手段と前記選び出す手段と
    前記通報する手段とは、警告後に運転者が車を離れた場
    合に動作することを特徴とする車の異常事態通報システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記車の駐車位置の近隣に駐停車した車
    の車内に離れずにいる近隣車運転者を探索する手段と、
    直ちに対処しなければならない非常事態が発生した場合
    において前記近隣車運転者にその非常事態を通知して救
    助を要請する手段とを更に有することを特徴とする請求
    項1に記載の車の異常事態通報システム。
  7. 【請求項7】 前記異常事態は、車に残っている人に熱
    害を及ぼす事態であることを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれか一に記載の車の異常事態通報システム。
  8. 【請求項8】 前記車に残っている人は、シートベルト
    によってチャイルドシートに固定された乳幼児であり、
    当該チャイルドシートは、シートベルトを自動開放する
    装置と音声を発生する音声装置を含んでおり、一定時間
    が経過しても運転者が戻ってこない場合又は運転者が戻
    らないうちに速やかに対処しなければならない事態が発
    生した場合のいずれかの緊急事態の場合において、シー
    トベルトを自動開放する機構を開放動作させ、かつ、車
    から脱出するように乳幼児を誘導する音声通知を音声装
    置から出すことによって自力脱出を支援する手段を更に
    有していることを特徴とする請求項7に記載の車の異常
    事態通報システム。
  9. 【請求項9】 前記異常事態は、盗難を受ける事態であ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一に
    記載の車の異常事態通報システム。
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