JP2010070060A - 車室内事故防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内事故を抑止可能な車室内事故防止装置を簡易かつ安価に構成する。
【解決手段】車室内事故防止装置は、車室内への侵入者を検知する車室内侵入センサ14(車室内侵入検知手段)と、内気温が設定温度を超えた状態(車室内に発生した異常環境)を検知する内気温センサ42(異常環境検知手段)と、車室内又は車室外に向けて警報する警報機16(警報手段)と、セキュリティECU12(制御手段)とを備える。セキュリティECU12は、車室内侵入センサ14によるセンサ信号に基づいて検知ありと判定し、かつ内気温センサ42によるセンサ信号に基づいて内気温が設定温度以上であると判定したことを条件として、警報機16を作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内事故防止装置に関し、例えば車室内に置き去りにされた子供や、有毒ガスが充満した車室内にいる人などを救済可能な車室内事故防止装置に関する。
従来、車両における不法侵入や盗難などを防止するようにした警報装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この特許文献1に記載された警報装置では、車室内侵入検知手段により車室内への侵入者が検知されると、その旨が車両から管理センタへ通知され、管理センタからその車両の所定範囲内に駐車中の周辺車両の所有者に、近隣に駐車中の車両に異常が発生したことが通知されるようになっている。
特開2007−126118号公報
ところで、近年、子供や愛玩動物の車内置き去りによる熱中死亡事故や、車内でのCOガスによるガス死亡事故などの車室内事故が多発している。このため、車両が有する盗難防止機能等を利用して、これら車室内事故の発生を未然に防止する装置の開発が望まれていた。
本発明の課題は、上記した車室内事故を抑止可能な車室内事故防止装置を簡易かつ安価に構成することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明の車室内事故防止装置は、車室内への侵入者を検知する車室内侵入検知手段と、車室内に発生する異常環境を検知する異常環境検知手段と、車室内又は車室外に向けて警報する警報手段と、車室内侵入検知手段により車室内にて生物体が検知され、かつ異常環境検知手段により車室内の異常が検知されることを条件として、警報手段を機能させる制御手段と、を備えることを特徴とする。この場合、異常環境は、例えば内気温が設定温度以上である状態、又は有毒ガスが設定濃度以上の状態である。また、警報手段は、例えば車室内にいる生物体に向けて警報する警報機、又は車両周辺にいる人に向けて警報する警報機として構成することができる。
この車室内事故防止装置では、車室内侵入検知手段により車室内にて生物体が検知され、かつ異常環境検知手段により車室内の異常が検知されることを条件として、制御手段により警報手段の機能が発揮される。警報手段が、車室内にいる生物体に向けて警報する警報機である場合には、その警報によって例えば異常環境により意識不明となっている人を覚醒させることが可能である。また、警報手段が、車両周辺にいる人に向けて警報する警報機である場合には、その人の助けを借りて車室内にいる人を脱出させることが可能である。これにより、車室内事故の発生を未然に防止することが可能となる。
本発明の実施に際して、制御手段は、車室内侵入検知手段による車室内の生物体の検知、及び異常環境検知手段による車室内の異常の検知が設定時間を超えるまで継続したとき、警報手段を作動させるように構成されているとよい。
例えば、車室内外でのノイズの影響を受けて、車室内侵入検知手段又は異常環境検知手段が一時的に誤作動することがある。また、異常環境検知手段により一時的には車室内の異常が検知されたが、その後車室内の環境が正常化の方向に進むこともある。これらの場合に、警報手段を直ちに作動させると、徒に周囲を騒がせる事態を招くこととなって、妥当な対応とはいえない。両手段の検知が設定時間を超えるまで継続したときは、車室内侵入検知手段又は異常環境検知手段による検知が誤作動によるものではなく、しかも車室内の異常環境が正常化の方向に進んでいないものと推定することができる。したがって、この場合に警報手段を作動させるように構成することで、車室内事故防止装置を適正に作動させることができる。
また、本発明の実施に際して、警報手段は、車両の盗難防止に関する管理を行う管理センタを含んで構成され、制御手段は、管理センタの制御部と通信網を介して通信可能に接続されており、制御手段は、車室内侵入検知手段により車室内にて生物体が検知され、かつ異常環境検知手段により車室内の異常が検知されることを条件として、管理センタの制御部が所定の対応を取り得るよう制御部に対して通知を行うように構成されているとよい。
車室内にいる人に向けて警報するようにしても、例えば意識不明となっている人を覚醒させることができないおそれがある。また、車両周辺にいる人に向けて警報するようにしても、車両周辺に人がいなければ、人の助けを借りることができないおそれがある。車室内侵入検知手段により車室内にて生物体が検知され、かつ異常環境検知手段により車室内の異常が検知されることを条件として、管理センタの制御部が所定の対応を取り得るようその制御部に対して通知を行うように構成することで、例えば車室内にいる人の救済措置をほぼ確実に講じることができる。
また、管理センタの制御部は、前記対応として、登録された携帯端末に対する通知、所定団体に対する車両への急行を求める救急連絡、又は車両に搭載され異常環境の進行を抑止可能な機器に対する遠隔操作を実行可能とされているとよい。この場合、例えば、携帯端末に対する通知、救急連絡、遠隔操作は、車室内侵入検知手段による車室内の生物体の検知、及び異常環境検知手段による車室内の異常の検知が継続する時間の経過段階に対応して設定されており、制御手段は、該時間の経過段階毎に管理センタの制御部に通知を行い、該制御部は、該通知の段階に応じて携帯端末に対する通知、救急連絡、遠隔操作をこの順に実行するように構成されているとよい。または、携帯端末に対する通知、救急連絡、遠隔操作は、異常環境の進行段階に対応して設定されており、制御手段は、車室内侵入検知手段により車室内の生物体が検知されたとき、該異常環境が所定の段階に達する毎に管理センタの制御部に通知を行い、該制御部は、該通知の段階に応じて携帯端末に対する通知、救急連絡、遠隔操作をこの順に実行するように構成されていてもよい。このとき、前記機器は、例えばエアコン又は電動式ウインドウであると好適である。
登録された携帯端末に対する通知により、車両の所有者、その近親者などに注意を喚起することができる。このため、管理センタの制御部が登録された携帯端末に対する通知を実行することで、車両の所有者等による救済を期待できるようになる。車両の所有者等が車両に早く駆け付けることができない場合でも、所定団体に対する車両への急行を求める救急連絡により、該団体が車両に早く駆け付けることが可能である。このため、管理センタの制御部が該団体に対する車両への急行を求める救急連絡を実行することで、該団体による救済を期待できるようになる。車両の所有者等及び前記団体が車両に早く駆け付けることができない場合でも、異常環境の進行を抑止可能な機器に対する遠隔操作により異常環境の進行を抑止することが可能である。このように、車内の異常環境の度合いに応じて、管理センタの制御部により異なる対応が講じられるので、車室内事故の発生をいずれかの段階でほぼ確実に防止することができる。
a.第1実施形態
以下、本発明の各実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車室内事故防止装置を概略的に示すブロック図である。この車室内事故防止装置は、車両に搭載される車載機器10を備えている。車載機器10は、この車載機器10の搭載車両における盗難防止に関する管理を行う管理センタ20と、ユーザ(車両の所有者)の所持する携帯電話、パーソナルコンピュータなどの携帯端末30とで車両盗難防止システムを構成する機能を有している。
車載機器10と管理センタ20とは、それぞれの送受信部11,21を介してネットワーク接続され、互いに通信可能に構成されている。車載機器10は、各種センサ信号、画像データ等のデータを管理センタ20に送信することができる。管理センタ20は、送受信部21を介して携帯端末30とネットワーク通信可能とされており、管理センタ20から携帯端末30にメッセージ送信等を行うことができるように構成されている。
車載機器10は、セキュリティECU12、車両の現在位置を検出するGPS受信機13、盗難防止のための監視機能を有する車室内侵入センサ14、カメラ15、車室内又は車室外に向けて警報する警報機16などを備えている。
セキュリティECU12(制御手段)は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、不揮発メモリ12d、タイマ12e及び入出力部(I/O)12fを内部バスにより接続したマイクロコンピュータを主体として構成されている。このセキュリティECU12は、通信インターフェース(I/F)17を介して通信バスBUSに接続されている。通信バスBUSには、エアコン40を構成するエアコンECU41、パワーウインドゥ50を構成するドアECU51などが接続されている。
ROM12bには、例えば図2に示すような車室内事故防止プログラムが格納されている。CPU12aは、ROM12bに格納された車室内事故防止プログラムをRAM12cをワークエリアとして実行する。この場合、CPU12aは、必要に応じてタイマ12eをスタートさせ、またタイマカウントをクリアする。不揮発メモリ12dには、車両盗難防止システムの動作に必要なデータが格納されている。
車室内侵入センサ14(車室内侵入検知手段)は、車室内への侵入者を検知するものであり、例えば、超音波を利用して車室内の風圧の変化を検出する超音波センサや、車室内の音を検出するマイク、荷重を利用してシート上の人を検出するシートセンサなどで構成されている。カメラ15(車室内侵入検知手段)は、車室内を撮影する。
警報機16(警報手段)は、車室内又は車室外に向けて警報するものであり、車室内に向けて警報する場合は、例えばブザーが吹鳴される。車室外に向けて警報する場合は、例えばホーンが断続的に吹鳴され、これに加えて又は代えて、例えばヘッドランプ、ハザードランプ、室内ランプなどが点灯又は点滅される。
エアコン40(機器)は、エアコンECU41、内気温センサ42(異常環境検知手段)に代表される各種センサ、及び各種モータ駆動部43を備えている。エアコンECU41は、内気温センサ42により検出されたセンサ信号を通信バスBUSを介してセキュリティECU12に向けて送信する。また、セキュリティECU12は、通信バスBUSを介してエアコンECU41に各種モータ駆動部43を駆動するための制御信号を送信可能に構成されている。エアコンECU41は、これを受けて、例えば冷風が吹き出されるようコンプレッサをオンするとともにブロワモータを駆動し、あるいは外気が導入されるよう内外気切り替え用のモータを駆動する。
パワーウインドゥ50(機器)は、ドアECU51及びウインドゥ駆動部52を備えている。セキュリティECU12は、通信バスBUSを介してドアECU51にウインドゥ駆動部52を駆動するための制御信号を送信可能に構成されている。ドアECU51は、これを受けて、車両の全ウインドゥあるいは一部のウインドゥが開状態となるようウインドゥ駆動部52を駆動する。
管理センタ20(警報手段)は、周知のワークステーション等で構成されるサーバ22(制御部)、データベース23などを備えている。サーバ22は、所定のプログラムの実行により、車載機器10から送信される各種データに基づいて各種の対応、すなわち、警備会社(所定の団体)に対する車両への急行を求める救急連絡や、車載機器10を介してエアコン40やパワーウインドゥ50の遠隔操作を行うことができるように構成されている。
データベース23には、車両盗難防止システムを使用するユーザとその車両に関するデータ(例えば、登録された携帯端末30のメールアドレスや、登録された車両のID)、車載機器10の作動状況に関するデータ、車両の駐車位置に関するデータ、車載機器10から送信される各種データに基づいて車両における異常発生を判断し、異常の内容を分析するために必要なデータなどが格納されている。
次に、上記のように構成した第1実施形態の動作について説明する。セキュリティECU12は、イグニッションスイッチのオフにより、図2の車室内事故防止プログラムを所定時間毎に繰り返し実行している。
まず、セキュリティECU12は、車室内侵入センサ14により検出されたセンサ信号を取得する(S11)。また、セキュリティECU12は、エアコンECU41を介して内気温センサ42により検出されたセンサ信号を取得する(S12)。いま、車室内に子供が置き去りにされており、車室の内気温が設定温度を超えた場合を想定する。この場合、セキュリティECU12は、図3に示すように、車室内侵入センサ14によるセンサ信号に基づいて検知ありと判定し、かつ内気温センサ42によるセンサ信号に基づいて内気温が設定温度以上であると判定して(S13:Yes,S14:Yes)、警報機16を作動させる(S15)。
警報機16の作動により、意識不明となっている子供を覚醒させることが可能である。また、車両周辺にいる人の助けを借りて車室内にいる子供を脱出させることが可能である。これにより、車室内での熱中死亡事故の発生を未然に防止することが可能となる。
(変形例)
上記第1実施形態では、セキュリティECU12が車室内侵入センサ14によるセンサ信号に基づいて検知ありと判定し、かつ内気温センサ42によるセンサ信号に基づいて設定温度以上であると判定したとき(S13:Yes,S14:Yes)、警報機16を作動させるように構成した(S15)。しかし、この態様に限らず、例えば図4に示すように、車室内侵入センサ14によるセンサ信号に基づいて検知ありと判定し、内気温センサ42によるセンサ信号に基づいて設定温度以上であると判定し、しかもこれらの状態が設定時間TMを超えるまで継続したとき、警報機16を作動させるように構成してもよい。
この変形例によれば、車室内侵入センサ14又は内気温センサ42からのセンサ信号が一時的な誤作動によるものではなく、しかも車室内の内気温が設定温度を下らないと推定できる場合に警報機16が作動される。これにより、車室内事故防止装置を適正に作動させることができる。
b.第2実施形態
上記第1実施形態等では、車載機器10が単独で車室内事故を防止する機能を発揮し得るように構成したが、図1に示した管理センタ20のサーバ22が最終的に車室内事故を防止する対応をとるように構成してもよい。この第2実施形態では、セキュリティECU12は、イグニッションスイッチのオフにより、図2の車室内事故防止プログラムを実行する代わりに、図5の車室内事故防止プログラムを所定時間毎に繰り返し実行するように構成されている。なお、以下の第2実施形態の説明では、上記した第1実施形態と同一の構成要素、同一の機能を果たすステップ処理には同一の符号を付して、説明を省略する。
いま、車室内に子供が置き去りにされており、車室の内気温が設定温度を超えた場合を想定する。この場合、セキュリティECU12は、図5に示すように、車室内侵入センサ14によるセンサ信号に基づいて検知ありと判定し、かつ内気温センサ42によるセンサ信号に基づいて設定温度以上であると判定した後(S13:Yes,S14:Yes)、ステップS21の処理を実行する。
ステップS21では、セキュリティECU12は、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づく検知と、内気温センサ42のセンサ信号に基づく設定温度以上との状態が継続する時間の経過段階に応じて、管理センタ20のサーバ22に逐次通知を行う。
すなわち、セキュリティECU12は、図6に示すように、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づく検知と、内気温センサ42のセンサ信号に基づく設定温度以上との状態が第1設定時間TM1だけ継続したとき管理センタ20のサーバ22に第1段階の通知を行う。同様にして、第2設定時間TM2が継続したときは第2段階の通知を行い、第3設定時間TM3が継続したときは第3段階の通知を行う。各段階の通知には、車両を特定するためのID、車両の駐車位置に関する位置データ、カメラ15により撮影された車室内の画像データ等が含まれている。
管理センタ20のサーバ22は、セキュリティECU12から第1段階の通知を受けると、データベース23から登録された携帯端末30を読み出し、ユーザに注意を喚起するためのメッセージ及び車室内の画像データを送信する。その後、セキュリティECU12から第2段階の通知を受けると、車室内の画像データに基づいて車室内に人がいることを確認した上で、警備会社に対して車両への急行を求める救急連絡を行う。さらに、セキュリティECU12から第3段階の通知を受けると、車載機器10を介してエアコン40やパワーウインドゥ50の遠隔操作を行う。例えば、エアコン40から冷風が吹き出され、あるいは外気が導入されるようエアコンECU41を制御するための制御信号をセキュリティECU12に送る。また、車両の全ウインドゥあるいは一部のウインドゥが開状態となるようドアECU51を制御するための制御信号をセキュリティECU12に送る。
このように車室内の高温状態が継続する時間の経過段階に応じて、管理センタ20のサーバ22により異なる対応が講じられるので、車室内での熱中死亡事故の発生をいずれかの段階で良好に防止することができる。
(変形例)
上記第2実施形態では、セキュリティECU12が、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づく検知と、内気温センサ42のセンサ信号に基づく内気温の設定温度以上との判定が継続する時間の経過段階に応じて、管理センタ20のサーバ22に逐次通知を行うように構成したが、これに代えて、セキュリティECU12は、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づいて検知ありと判定したとき、内気温センサ42のセンサ信号に基づいて内気温が所定の段階に達したと判定する毎に、管理センタ20のサーバ22に逐次通知を行うように構成してもよい。
すなわち、セキュリティECU12は、図7に示すように、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づいて検知ありとの判定が継続しているとき、内気温センサ42のセンサ信号に基づく内気温が第1温度TE1に達した判定したとき管理センタ20のサーバ22に第1段階の通知を行う。同様にして、内気温が第2温度TE2に達したと判定したときは第2段階の通知を行い、第3温度TE3に達したと判定したときは第3段階の通知を行う。この場合も、各段階の通知には、車両を特定するためのID、車両の駐車位置に関する位置データ、カメラ15により撮影された車室内の画像データ等が含まれている。
この変形例によれば、車室内の内気温の上昇段階に応じて、管理センタ20のサーバ22により異なる対応が講じられるので、車室内での熱中死亡事故の発生をいずれかの段階で良好に防止することができる。
c.第3実施形態
セキュリティECU12による警報機16の作動と、管理センタ20のサーバ22による対応とが共に実行されるように構成してもよい。この第3実施形態では、セキュリティECU12は、例えば図8に示すように、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づいて検知ありと判定したとき、内気温センサ42のセンサ信号に基づく内気温が第1温度TEP1に達した判定したときは、警報機16(車室内向き)を作動させる。内気温が第2温度TEP2に達したと判定したときは管理センタ20のサーバ22に対して第1段階の通知を行う。内気温が第3温度TEP3に達したと判定したときは、警報機16(車室外向き)を作動させる。内気温が第4温度TEP4に達したと判定したときは管理センタ20のサーバ22に対して第2段階の通知を行う。そして、内気温が第5温度TEP5に達したと判定したときは管理センタ20のサーバ22に対して第3段階の通知を行う。
この第3実施形態によれば、車室内の内気温の上昇段階に応じて、車載機器10及び管理センタ20のサーバ22により異なる対応が講じられるので、車室内での熱中死亡事故の発生をいずれかの段階でより一層良好に防止することができる。
なお、上記第3実施形態では、車室内の内気温の上昇段階に応じて、車載機器10及び管理センタ20のサーバ22により異なる対応が講じられるように構成したが、この第3実施形態においても上記第2実施形態と同様、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づく検知と、内気温センサ42のセンサ信号に基づく設定温度以上との状態が継続する時間の経過段階に応じて、車載機器10及び管理センタ20のサーバ22により異なる対応が講じられるように構成してもよい。
d.第4実施形態
上記第1〜第3実施形態等では、異常環境検知手段として内気温センサ42を使用したが、内気温センサ42に加えて又は代えて、例えば図1にて破線で示すように、車室内のCOを検知するCOセンサ18を設けることが可能である。また、この第4実施形態では、セキュリティECU12は、イグニッションスイッチのオフにより、図2あるいは図5に代表される車室内事故防止プログラムを実行することに加えて又は代えて、図9の車室内事故防止プログラムを所定時間毎に繰り返し実行するように構成されている。
まず、セキュリティECU12は、車室内侵入センサ14により検出されたセンサ信号を取得する(S41)。また、セキュリティECU12は、COセンサ18により検出されたセンサ信号を取得する(S42)。いま、車室内に人がいる状態で、車室内のCO濃度が設定濃度以上となった場合を想定する。この場合、セキュリティECU12は、図9に示すように、車室内侵入センサ14によるセンサ信号に基づいて検知ありと判定し、かつCOセンサ18のセンサ信号に基づいて車室内のCO濃度が設定濃度以上であると判定した後(S43:Yes,S44:Yes)、ステップS45の処理を実行する。
ステップS45では、セキュリティECU12は、COセンサ18のセンサ信号に基づいて車室内のCO濃度が所定の濃度に達したと判定する毎に、管理センタ20のサーバ22に逐次通知を行う。
すなわち、セキュリティECU12は、例えば図10に示すように、車室内侵入センサ14のセンサ信号に基づいて検知ありと判定したとき、COセンサ18のセンサ信号に基づく車室内のCO濃度が第1濃度GC1に達した判定したときは、警報機16(車室内向き)を作動させる。車室内のCO濃度が第2濃度GC2に達したと判定したときは管理センタ20のサーバ22に対して第1段階の通知を行う。車室内のCO濃度が第3濃度GC3に達したと判定したときは、警報機16(車室外向き)を作動させる。車室内のCO濃度が第4濃度GC4に達したと判定したときは管理センタ20のサーバ22に対して第2段階の通知を行う。そして、車室内のCO濃度が第5濃度GC5に達したと判定したときは管理センタ20のサーバ22に対して第3段階の通知を行う。
この第4実施形態によれば、車室内のCO濃度の増加段階に応じて、車載機器10及び管理センタ20のサーバ22により異なる対応が講じられるので、車室内でのCOガスによるガス死亡事故の発生をいずれかの段階で良好に防止することができる。
なお、COセンサ18を使用する場合も、上記第1実施形態及びその変形例と同様、警報機16のみを作動させるようにしてもよく、あるいは上記第2実施形態及びその変形例と同様、管理センタ20のサーバ22が最終的に車室内でのCOガスによるガス死亡事故を防止する対応をとるように構成してもよい。
本発明の第1〜第4実施形態等に係る車室内事故防止装置を概略的に示すブロック図。 本発明の第1実施形態に係り、図1に示したセキュリティECUによって実行される車室内事故防止プログラムを示すフローチャート。 本発明の第1実施形態に係り、車室内侵入センサのセンサ信号に基づく検知の有無と、内気温センサのセンサ信号に基づく車室の内気温と、警報機の作動状態との関係を示す説明図。 第1実施形態の変形例に係り、車室内侵入センサのセンサ信号に基づく検知の有無と、内気温センサのセンサ信号に基づく車室の内気温と、警報機の作動状態との関係を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係り、図1に示したセキュリティECUによって実行される車室内事故防止プログラムを示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係り、車室内侵入センサのセンサ信号に基づく検知の有無と、内気温センサのセンサ信号に基づく車室の内気温と、管理センタのサーバによる対応との関係を示す説明図。 第2実施形態の変形例に係り、車室内侵入センサのセンサ信号に基づく検知の有無と、内気温センサのセンサ信号に基づく車室の内気温と、管理センタのサーバによる対応との関係を示す説明図。 本発明の第3実施形態に係り、車室内侵入センサのセンサ信号に基づく検知の有無と、内気温センサのセンサ信号に基づく車室の内気温と、警報機の作動状態と、管理センタのサーバによる対応との関係を示す説明図。 本発明の第4実施形態に係り、図1に示したセキュリティECUによって実行される車室内事故防止プログラムを示すフローチャート。 本発明の第4実施形態に係り、車室内侵入センサのセンサ信号に基づく検知の有無と、COセンサのセンサ信号に基づく車室内のCO濃度と、警報機の作動状態と、管理センタのサーバによる対応との関係を示す説明図。
符号の説明
10 車載機器
11 送受信部
12 セキュリティECU(制御手段)
14 車室内侵入センサ(車室内侵入検知手段)
15 カメラ(車室内侵入検知手段)
16 警報機(警報手段)
18 COセンサ(異常環境検知手段)
20 管理センタ(警報手段)
21 送受信部
22 サーバ(制御部)
23 データベース
30 携帯端末
40 エアコン(機器)
42 内気温センサ(異常環境検知手段)
50 パワーウインドゥ(機器)

Claims (9)

  1. 車室内への侵入者を検知する車室内侵入検知手段と、
    車室内に発生した異常環境を検知する異常環境検知手段と、
    車室内又は車室外に向けて警報する警報手段と、
    前記車室内侵入検知手段により車室内にて生物体が検知され、かつ前記異常環境検知手段により車室内の異常が検知されることを条件として、前記警報手段を機能させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする車室内事故防止装置。
  2. 前記異常環境は、内気温が設定温度以上である状態、又は有毒ガスが設定濃度以上の状態である請求項1に記載の車室内事故防止装置。
  3. 前記警報手段は、車室内にいる生物体に向けて警報する警報機、又は車両周辺にいる人に向けて警報する警報機である請求項1又は2に記載の車室内事故防止装置。
  4. 前記制御手段は、前記車室内侵入検知手段による車室内の生物体の検知、及び前記異常環境検知手段による車室内の異常の検知が設定時間を超えるまで継続したとき、前記警報手段を作動させる請求項2又は3に記載の車室内事故防止装置。
  5. 前記警報手段は、車両の盗難防止に関する管理を行う管理センタを含んで構成され、前記制御手段は、前記管理センタの制御部と通信網を介して通信可能に接続されており、該制御手段は、前記車室内侵入検知手段により車室内にて生物体が検知され、かつ前記異常環境検知手段により車室内の異常が検知されることを条件として、前記管理センタの制御部が所定の対応を取るよう該制御部に対して通知を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の車室内事故防止装置。
  6. 前記管理センタの制御部は、前記対応として、登録された携帯端末に対する通知、所定団体に対する車両への急行を求める救急連絡、又は車両に搭載され前記異常環境の進行を抑止可能な機器に対する遠隔操作を実行可能とされている請求項5に記載の車室内事故防止装置。
  7. 前記携帯端末に対する通知、前記救急連絡、前記遠隔操作は、前記車室内侵入検知手段による車室内の生物体の検知、及び前記異常環境検知手段による車室内の異常の検知が継続する時間の経過段階に対応して設定されており、前記制御手段は、該時間の経過段階毎に前記管理センタの制御部に通知を行い、該制御部は、該通知の段階に応じて前記携帯端末に対する通知、前記救急連絡、前記遠隔操作をこの順に実行する請求項6に記載の車室内事故防止装置。
  8. 前記携帯端末に対する通知、前記救急連絡、前記遠隔操作は、前記異常環境の進行段階に対応して設定されており、前記制御手段は、前記車室内侵入検知手段により車室内の生物体が検知されたとき、該異常環境が所定の段階に達する毎に前記管理センタの制御部に通知を行い、該制御部は、該通知の段階に応じて前記携帯端末に対する通知、前記救急連絡、前記遠隔操作をこの順に実行する請求項6に記載の車室内事故防止装置。
  9. 前記機器は、エアコン又は電動ウインドゥである請求項6〜8のいずれか1項に記載の車室内事故防止装置。
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