JP2001159888A - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

車載用ディスプレイ装置

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JP2001159888A
JP2001159888A JP34343899A JP34343899A JP2001159888A JP 2001159888 A JP2001159888 A JP 2001159888A JP 34343899 A JP34343899 A JP 34343899A JP 34343899 A JP34343899 A JP 34343899A JP 2001159888 A JP2001159888 A JP 2001159888A
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vehicle
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Naoto Matsushita
直人 松下
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用ディスプレイ装置に特別な接続端子を
予め用意することなく、後席ディスプレイ装置の増設を
容易に行うことができ、また、走行規制に係わる画像表
示も簡単に制御する。 【解決手段】 RGB(a、b)機器又はNTSC
(c、d)機器から各映像ソースを選択して、分配器8
を介して前席ディスプレイ装置1及び後席ディスプレイ
装置2に各映像ソースを供給表示する車載前後席用ディ
スプレイ装置である。前席ディスプレイ装置のCPU1
02が、前席ディスプレイ装置又は後席ディスプレイ装
置からの映像ソース選択要求に従って、後席ディスプレ
イ装置、RGB機器及びNTSC機器に指示コマンドを
送出制御することにより、前席ディスプレイ及び後席第
2のディスプレイに複数の映像ソースから選択供給し、
表示する。そして走行状態に応じて、前席ディスプレイ
装置の表示画面を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内におけるマ
ルチメディアに対応するディスプレイ装置に関し、特
に、車両内の前席及び後席に備えられたディスプレイ装
置に複数の音声情報や映像情報を提供する車載前後席用
ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載用のエレクトロニクス機器と
して、ナビゲーション装置が数多く普及してきている。
この普及に伴い、ナビゲーション装置と車載用テレビ装
置を組み合わせて、ナビゲーション装置のディスプレイ
装置でテレビ番組等を見ることができるようになってい
る。
【0003】このナビゲーション装置は、通常、運転者
が利用することから、車両の前席に設置されている。し
かし、ナビゲーション装置のディスプレイ装置でテレビ
番組等を見ることができるのであれば、後席の同乗者も
テレビ番組等を見る要求が出てくる。後席の同乗者にと
っては、前席のナビゲーション装置のディスプレイ装置
を見ることは不便であるので、後席専用のテレビ装置を
備えることとなる。
【0004】このような状況を、図1に示す。前席ディ
スプレイ装置1には、ナビゲーション装置3とテレビ装
置4が接続されており、前席ディスプレイ装置1で、ナ
ビゲーションとテレビ番組を選択して見ることができ
る。そして、後席ディスプレイ装置2には、テレビ専用
としてテレビ装置5が接続され、前席ディスプレイ装置
1と独立してテレビ番組を見ることができる。
【0005】これらの装置を、図2を参照して、具体的
に説明する。図1では、ナビゲーション装置3とテレビ
装置4だけを示しているが、ディスプレイ装置はいろい
ろ表示することが可能であるので、その表示できる映像
ソースには、種々のものが考えられる。日本国内で放送
されているNTSC方式のカラーテレビ映像、この放送
を録画したビデオ映像、又はNTSC方式で制作された
ビデオ映像などがあり、さらに、ディジタル情報関連と
して、ナビゲーション情報の外に、マスメディア関連の
インターネット情報、携帯電話情報、CD−ROM情報
などがある。そのため、実際には図2のように実装され
ている。
【0006】なお、ディジタル情報に基づいてディスプ
レイパネルに表示する場合、R(赤)、G(緑)及びB
(青)の3原色を用いて表示している。NTSC方式の
場合にもこの3原色を用いているが、ここでは、ディジ
タル情報に基づく映像ソースについて、NTSC方式の
映像ソースを処理するNTSC機器と区別するため、デ
ィジタル情報の映像ソースを処理する機器をRGB機器
という。
【0007】そこで、前席ディスプレイ装置1に種々表
示するため、映像ソース処理装置6には、RGB機器と
して、ナビゲーション情報を処理するRGB.a機器2
1、インターネット情報等を処理するRGB.b機器2
2、NTSC機器として、カラーテレビ映像を処理する
NTSC.c機器23、そしてビデオ情報を処理するNT
SC.d機器24を備えている。
【0008】前席ディスプレイ装置1では、同時に複数
の映像ソースを表示せず、一つの映像ソースを表示する
ようになっている。そのため、まず、RGB機器側で、
RGB.a機器21内に設けられたスイッチSW2 によ
り、RGB.a信号かRGB.b信号のどちらか一つを選択
できるようにし、また、NTSC機器側で、NTSC.c
機器23内に設けられたスイッチSW3 により、NTS
C.c信号かNTSC.d信号のどちらか一つを選択でき
る。そして、映像ソース処理装置6は前席ディスプレイ
装置1に各種信号を送出するが、前席ディスプレイ装置
1内に設けられたスイッチSW1 で、前席ディスプレイ
装置1に表示するRGB側かNTSC側のどちらかの信
号を選択するようになっている。
【0009】一方、後席ディスプレイ装置2には、NT
SC.d機器を含んでいてもよいが、ここでは、NTS
C.c機器25を内蔵したテレビ装置5が接続され、カラ
ーテレビ映像を表示している。この後席ディスプレイ装
置2は前席ディスプレイ装置1とは、無関係にカラーテ
レビ映像を表示できる。ところで、前席ディスプレイ装
置では、走行状態に関係なく、常時カラーテレビ映像を
視聴できることになる。そうすると、車両が走行中であ
るにもかかわらず、運転者が、カラーテレビ映像を見て
しまう恐れがあり、安全運転を阻害することになりかね
ない。
【0010】そのため、前席ディスプレイ装置1には、
車両が走行中か又は停止中かを検知する走行状態検出回
路7が備えられている。走行状態検出回路7が走行中で
あると判断した場合には、前席ディスプレイ装置1での
カラーテレビ映像の表示を禁止し、映像ソース処理装置
6からのNTSC信号をオフにする。そして、走行中の
前席ディスプレイ装置1には、RGB側の信号のみを受
け付けるようにしてもよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図1及び図2に示した
ように、前席ディスプレイ装置1では、多機能表示が可
能となっている。この前席ディスプレイ装置1を見るの
は、運転者か助手席の同乗者となる。しかし、後席の同
乗者も、テレビ映像以外の情報を見たいという要求が出
てくる。
【0012】そこで、映像ソース処理装置6を備えたデ
ィスプレイ装置を後席にも設置すればよいが、同様の装
置を前後席に置くのは無駄なことである。この無駄を無
くすために、前席ディスプレイ装置1の映像ソース処理
装置6を共通にして、後席ディスプレイ装置2に映像音
声信号を送出するようにすることも可能であるが、映像
ソース処理装置6に予め後席ディスプレイ装置用の接続
端子を用意しておかなければならない。しかし、このよ
うな接続端子を予め用意しておかなくても、後席ディス
プレイ装置を簡単に増設でき、テレビ映像以外の情報を
見られるようにするという課題がある。
【0013】また、図2に示されるように、後席ディス
プレイ装置2においてテレビ映像を表示していれば、狭
い車内にあって、運転者にその音声が聞こえてしまう。
これにより、運転者が気をとられて、安全運転を阻害す
る可能性がある。これに対しては、表示する映像ソース
を走行状態か停止状態かで制限することが可能である
が、前席ディスプレイ装置1に、例えば、映像ソースに
よっては、画像に動きがあったり、また、文字情報が多
い画像であったりすると、運転者は、ついその画像に見
入ってしまう。運転に集中すべきところ、注意力が散漫
になって、安全運転を阻害する可能性がある。そのた
め、前席ディスプレイ装置1では、車両走行中には、こ
のような画像を規制し、表示しないようにする必要があ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、車載前後席用ディスプレイ装置は、少な
くとも第1のディスプレイ、第1の操作部、第1の制御
部、及び走行状態検知回路を含む前席ディスプレイ装置
と、少なくとも第2のディスプレイ、第2の操作部、及
び第2の制御部を含む後席ディスプレイ装置と、少なく
とも複数の映像ソース、前記第1のディスプレイ又は前
記第2のディスプレイに前記複数の映像ソースを供給す
る映像ソース供給回路、及び該映像ソース供給回路を制
御する第3の制御部を含む映像ソース処理装置とを有
し、前記第1の制御部、前記第2の制御部及び前記第3
の制御部がLANによって接続されており、前記第1の
制御部が、前記第1の操作部又は前記第2の操作部によ
る前記複数の映像ソースの選択表示要求に従って、前記
第2の制御部及び前記第3の制御部を制御することによ
り、走行状態に応じて前記第1のディスプレイ及び前記
第2のディスプレイに前記複数の映像ソースから選択供
給するようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】車載前後席用ディスプレイ装置に
おいて、前席ディスプレイ装置に後席ディスプレイ装置
用の接続端子を用意しておかなくても、後席ディスプレ
イ装置を簡単に増設できるような構成とした2つの実施
形態について、以下に説明する。 〔第1の実施形態〕本発明による第1の実施形態を、図
3を参照して、説明する。
【0016】図3に示した車載前後席用ディスプレイ装
置(Aタイプ)において、図2に示した構成部分と同じ
ものには、同一符号を付した。車載前後席用ディスプレ
イ装置は、前席ディスプレイ装置1と後席ディスプレイ
装置2を備え、映像ソース処理装置6から送出されるR
GB信号及びNTSC信号を選択して表示することがで
きる。映像ソース処理装置6の構成は、図2に示した映
像ソース処理装置6と同様である。
【0017】前席ディスプレイ装置1は、図2に示した
ものと同様であり、スイッチSW1によりRGB側かN
TSC側のどちらかの信号を選択することができる。ま
た、後席ディスプレイ装置2では、図2に示したものと
は異なり、RGB側かNTSC側のどちらかの信号を選
択できるスイッチSW4 を備えており、前席ディスプレ
イ装置1と同様の構成である。それ故、前席と後席とで
ディスプレイ装置に同じ構成のものを用意することがで
きる。
【0018】ここで、前席ディスプレイ装置1の外に、
新たに後席ディスプレイ装置2を追加して、前席ディス
プレイ装置1と同様の種々の映像ソースを表示できるよ
うにするため、分配器8を挿入している。この分配器8
は、映像ソース処理装置6のRGB側及びNTSC側の
信号出力端子に接続され、前席ディスプレイ装置1及び
後席ディスプレイ装置2にRGB側及びNTSC側の信
号を出力する端子を備えている。
【0019】図3に示された車載前後席用ディスプレイ
装置(Aタイプ)では、分配器8により、前席ディスプ
レイ装置1と後席ディスプレイ装置2とでは、それぞれ
RGB側又はNTSC側の一方に選択できるが、その選
択された映像ソースは同じ映像ソースが同時に供給され
ている。この分配器8によれば、後席ディスプレイ装置
2へ信号出力するための増設用接続端子を予め映像ソー
ス処理装置6に用意しておく必要がなく、しかも、信号
を分配するだけであるから、複数台のディスプレイ装置
増設も簡単に行える。
【0020】このような車載前後席用ディスプレイ装置
において、前席ディスプレイ装置1と後席ディスプレイ
装置2にどの映像ソースを表示するかの管理が必要であ
る。そこで、図4に示されるように、その管理情報を各
機器との間で制御コマンドを送受するのに、各機器をL
ANで接続する。図4において、LANで接続された車
載前後席用ディスプレイ装置の具体的な構成を示し、図
3と同じ部分については、同じ符号を付してある。
【0021】前席ディスプレイ装置1は、ディスプレイ
101、CPU102、通信インタフェース(I/F)
103、操作部104を有し、ディスプレイ101は、
スイッチSW1 を介して供給されるRGB側又はNTS
C側信号に基づいて映像又は音声を出力する機能を有す
る。そして、CPU102は、操作部104の入力に応
じて映像ソースの切り換え、通信インタフェース103
を通じてLAN9を介して映像ソースの選択指示、走行
状態に応じた映像ソースの切り換えなどを実行する機能
を備えている。
【0022】また、後席ディスプレイ装置2は、前席デ
ィスプレイ装置1と同様の構成を有し、図4では、その
具体的構成を省略して記しているが、操作部の入力によ
りスイッチSW4 を制御してRGB側又はNTSC側信
号を選択し、ディスプレイで映像又は音声を出力するこ
とができる。一方、映像ソースを供給する各機器は、前
席ディスプレイ装置1のCPU102からLAN9を介
して映像ソース選択の指示コマンドを受け、RGB側又
はNTSC側信号を前席ディスプレイ装置1及び後席デ
ィスプレイ装置2に供給する。
【0023】RGB.a機器21は、RGB.aソース21
1、CPU212、通信インタフェース(I/F)21
3を有し、前席ディスプレイ装置の1のCPU102か
らLAN9を介して指示され、内蔵CPUでスイッチS
2 を駆動することにより、RGB.a信号とRGB.b信
号のどちらかを分配器8に送出する。RGB.b機器22
は、RGB.a機器21と同様の構成であるが、前席ディ
スプレイ装置の1のCPU102からLAN9を介して
指示され、内蔵CPUでRGB.bソースからRGB.b信
号をRGB.a機器21のスイッチSW2 に供給するよう
になっている。
【0024】NTSC.c機器23は、NTSC.cソース
231、CPU232、通信インタフェース(I/F)
233を有し、前席ディスプレイ装置1のCPU102
からLAN9を介して指示され、内蔵CPUでスイッチ
SW3 を駆動することにより、NTSC.c信号とNTS
C.d信号のどちらかを分配器8に送出する。NTSC.d
機器24は、NTSC.c機器23と同様の構成である
が、前席ディスプレイ装置の1のCPU102からLA
N9を介して指示され、内蔵CPUでNTSC.dソース
からNTSC.d信号をNTSC.c機器23のスイッチS
3 に供給するようになっている。
【0025】次に、この様にLAN接続された車載前後
席用ディスプレイ装置における制御動作を説明する。図
5に示されるフローチャートにより前後席ディスプレイ
システムの動作を説明する。尚、図5は前席ディスプレ
イにモード切換を管理する機能を備えた場合を示す。
【0026】前席において、前席ディスプレイ装置1に
映像ソースを選択して表示する要求が発生したとする。
このとき、前席ディスプレイ装置1ではRGB.aソース
を、後席ディスプレイ装置2ではNTSC.cソースを表
示していたとする。前席ディスプレイ装置1又は後席デ
ィスプレイ装置2に備えられた操作部によって、映像ソ
ースを選択すると、CPU102は、各ディスプレイ装
置の表示を切り換えるON要求を受信する(ステップS
1)。このON要求コマンドには、前席からのON要求
であるのか、又は後席からのON要求であるのかを判別
できる識別符号が含まれている。
【0027】CPU102では、ON要求が入力される
と、その選択された映像ソースが、現在前席ディスプレ
イ装置1及び後席ディスプレイ装置2で表示されている
映像ソースと異なるものであるかどうかが判断される
(ステップS2)。ステップS2で、映像ソースが、表
示されている映像ソースと異なるどうか判断される理由
は、Aタイプの車載前後席用ディスプレイ装置において
は、システムの構成上、映像ソースの選択に制限がある
からであり、その一つは、前席ディスプレイ装置1及び
後席ディスプレイ装置2のそれぞれのディスプレイに、
一つの映像ソースが表示されるというものであり、ま
た、他に、前席ディスプレイ装置1及び後席ディスプレ
イ装置2の間で、同時に異なるRGBソース又は異なる
NTSCソースを表示しないというものである。
【0028】ここで、現在前席ディスプレイ装置1及び
後席ディスプレイ装置2で表示されている映像ソース
は、それぞれRGB.aソース及びNTSC.cソースであ
るので、RGB.bソース又はNTSC.dソースをONに
することになるかどうかが判断され、もし、RGB.bソ
ース又はNTSC.dソースをONにすることを要求して
いる場合(Y)には、前席ディスプレイ装置1及び後席
ディスプレイ装置2に供給されているRGB.aソース及
びNTSC.cソースをともにOFFにする(ステップS
3)。
【0029】CPU102は、受け付けたRGB.bソー
ス又はNTSC.dソースをONにする指示コマンドを、
RGB.b機器22又はNTSC.d機器24に送出すると
共に、RGB.a機器21のスイッチSW2 をRGB.a信
号側からRGB.b信号側に、又は、NTSC.c機器23
のスイッチSW3 をNTSC.c信号側からNTSC.d信
号側に切り換え指示を送出する。そうすると、前席ディ
スプレイ装置1及び後席ディスプレイ装置2にRGB.b
信号又はNTSC.d信号が供給されることになり、それ
ぞれを選択して表示することができる(ステップS
4)。
【0030】一方、ステップ2において、RGB.bソー
ス又はNTSC.dソースをONにすることを要求してい
ない場合(N)には、ON要求コマンドに基づいてON
要求が前席であるのか後席であるのかが判断される(ス
テップS5)。これは、前席ディスプレイ装置1及び後
席ディスプレイ装置2の各ディスプレイ間で、異なるR
GBソース又は異なるNTSCソースを同時に表示しな
いという制限を設けているためであり、映像ソースから
の信号を選択して出力するのに必要である。
【0031】ここで、もし、ステップS4において、O
N要求が後席からのものである場合(Y)、後席ディス
プレイ装置2に表示されている映像ソースをOFFにす
る(ステップS6)。そして、CPU102は、RG
B.bソース及びNTSC.dソースのONを指示し、後席
ディスプレイ装置2にRGB.b信号又はNTSC.d信号
が供給されるようにする(ステップS7)。
【0032】前席ディスプレイ装置1では、RGB.aソ
ースを表示しており、しかも、前席ディスプレイ装置1
及び後席ディスプレイ装置2の間で異なるRGBソース
又は異なるNTSCソースを表示できないから、後席か
らNTSC.cソースの表示中にON要求するということ
は、後席ディスプレイ装置2には、前席ディスプレイ装
置1で表示しているRGB.aソースを選択することにな
る。そのため、CPU102は、後席の受け付けソース
としてRGB.aソースをON指示する(ステップS
7)。後席ディスプレイ装置2では、RGB.aソースが
表示される。
【0033】一方、ステップS5において、後席による
ON要求ではない(N)と判断された場合、即ち前席に
よるON要求であった場合(ステップS8)には、この
とき、前席ディスプレイ装置1では、RGB.aソースを
表示しているから、この要求でRGB.aソースからRG
B.bソース又はNTSC.cソースの何れかに切り換える
ことを意図していることになる。
【0034】しかし、後席によるON要求でないため、
後席ディスプレイ装置2では、そのままNTSC.cソー
スを表示しているので、前席のON要求では、RGB.b
ソース又はNTSC.cソースを選択表示が可能となる。
そこで、CPU102は、受け付けたRGB.b又はNT
SC.cソースをONにする(ステップS9)。次いで、
ステップS4、ステップS7又はステップS9におい
て、CPU102は、ON要求があった受け付けソース
をONにした後、RGB.a機器21、RGB.b機器2
2、NTSC.c機器23及びNTSC.d機器24に対し
て、前席ディスプレイ装置1と後席ディスプレイ装置2
で表示されている映像ソースをそれぞれ通知をする(ス
テップS10)。
【0035】以上のようにして、前席又は後席でON要
求された受け付けソースについて、各ディスプレイ装置
で所望の映像ソースを表示する手順を説明した。次に、
図6のタイムチャートを参照して、図4に示したAタイ
プの車載前後席用ディスプレイ装置における前席ディス
プレイ装置1及び後席ディスプレイ装置2の表示制御を
説明する。
【0036】前席ディスプレイ装置1の操作部104を
操作して、映像ソースとしてRGB.aソースが選択され
ると、通信インタフェース103と、RGB.a機器21
の通信インタフェース213を介してCPU212にR
GB.aソース選択の指示がある。このときCPU102
が送出するコマンドには、RGB.aソースのアドレス情
報と選択情報が含まれている。CPU212はこのコマ
ンドを受信して、RGB.aソース211からRGB.a信
号を分配器8に送出すべくスイッチSW2 を制御する。
そして、CPU102は、CPU212からRGB.a信
号を分配器8に送出した旨の報告を受けた後、スイッチ
SW1 を制御して、ディスプレイ101にRGB.aソー
スを表示する。
【0037】一方、後席ディスプレイ装置2の操作部を
操作して、映像ソースとしてNTSC.cソースが選択さ
れると、後席ディスプレイ装置2のCPUは、前席ディ
スプレイ装置1のCPU102にNTSC.cソースを選
択したコマンドを送出する。ここで、CPU102は、
RGB.aソース以外の選択要求であると判断し、NTS
C.c機器23のCPU232に対しNTSC.cソースが
選択された旨のコマンドを送出する。CPU232は、
NTSC.cソース231からNTSC.c信号を分配器8
に送出すべくスイッチSW3 を制御する。そして、CP
U102は、CPU232からNTSC.c信号を分配器
8に送出した旨の報告を受けた後、後席ディスプレイ装
置2のCPUにNTSC.c信号を分配器8に送出した旨
の通知をし、そこで、後席ディスプレイ装置2のCPU
は、スイッチSW4 を制御してNTSC.cソースをディ
スプレイに表示する。
【0038】ここで、Aタイプの車載前後席用ディスプ
レイ装置においては、システムの構成上、映像ソースの
選択に制限がある。その一つは、前席ディスプレイ装置
1及び後席ディスプレイ装置2のそれぞれのディスプレ
イに、一つの映像ソースが表示されるというものであ
り、また、他は、前席ディスプレイ装置1及び後席ディ
スプレイ装置2のそれぞれのディスプレイに、同時に異
なるRGBソース又はNTSCソースを表示できないと
いうものである。
【0039】このようにして、前席ディスプレイ装置1
のディスプレイ101にはRGB.aソースが、そして後
席ディスプレイ装置2のディスプレイにはNTSC.cソ
ースがそれぞれ表示されているとき、図6に示されるよ
うに、前席ディスプレイ装置1の操作部104で、現在
表示しているRGB.aソースに替えてNTSC.dソース
を選択表示するON操作がなされたとする。
【0040】操作部104からNTSC.dソースON操
作の入力がされると、CPU102は、NTSC.dソー
スをON操作するコマンドをLANに送出する。NTS
C.d機器24は自分宛のコマンドであることを認識し、
前席ディスプレイ装置1にNTSC.dソースON要求の
応答をする。一つのディスプレイには一つの映像ソース
しか表示できないので、この応答を受けて、CPU10
2は、前席ディスプレイ装置1に表示しているRGB.a
ソースの機器21にOFFを指示すると共に、スイッチ
SW1 をRGB側からNTSC側に切り換える。そし
て、CPU102は、RGB.a機器21のCPU212
からRGB.aソースOFFの確認通知(ACK)を受け
て、NTSC.c機器23に対してNTSC.cソースOF
Fの指示を送出する。これは、前席ディスプレイ装置1
及び後席ディスプレイ装置2のそれぞれのディスプレイ
に、同時に異なるRGBソース又はNTSCソースを表
示できないという制限に対処するものである。このと
き、NTSC.c機器23のCPU232は、スイッチS
3 をNTSC.c信号側からNTSC.d信号側に切り替
えておく。
【0041】そこで、CPU102は、CPU232か
らNTSC.cソースのOFF確認通知(ACK)を受け
た後、NTSC.d機器24のに対してNTSC.dソース
をONにするコマンドを送出する。NTSC.d機器24
では、NTSC.dソースをONにし、NTSC.d信号を
NTSC.c機器23のスイッチSW3 に出力すると共
に、前席ディスプレイ装置1のCPU102へ、NTS
C.dソースをONにしたことを通知(ACK)する。な
お、この時点で、スイッチSW1 をRGB側からNTS
C側に切り換えるようにしてもよい。
【0042】このようにして、前席ディスプレイ装置1
のディスプレイ101では、NTSC.dソースが表示さ
れる。ここで、CPU102は、後席ディスプレイ装置
2、RGB.a機器21、RGB.b機器22、NTSC.c
機器23及びNTSC.d機器24のそれぞれに前席及び
後席のディスプレイには、NTSC.dソースが表示され
ていることを映像ソース通知する。
【0043】一方、後席ディスプレイ装置2では、図6
に示した例では、NTSC.cソースを表示していたの
で、スイッチSW4 は、NTSC側に切り換わっている
ので、スイッチSW3 がNTSC.d信号側に切り換えら
れると、後席ディスプレイ装置2ではNTSC.cソース
からNTSC.dソースに切り換えられて表示されること
になる。
【0044】仮に、後席ディスプレイ装置2でRGB.a
ソース又はRGB.bソースを表示している場合には、ス
イッチSW4 をRGB側からNTSC側に切り換えられ
るが、この切り換えはCPU102から通知される上記
の映像ソース通知によって行ってもよい。ところで、こ
れまでに説明してきた前席ディスプレイ装置1及び後席
ディスプレイ装置2の動作では、前席ディスプレイ装置
1及び後席ディスプレイ装置2の各ディスプレイ間で、
異なるRGBソース又は異なるNTSCソースを同時に
表示しないという制限があるものの、各機器に用意され
た映像ソースを任意に選択して表示することが可能であ
る。
【0045】しかし、前席ディスプレイ装置1について
は、主として運転者が利用する場合が多い。また、前席
の助手席の者が利用する場合もあるが、前席ディスプレ
イ装置1に動きのある画像や、文字数の多い画像が表示
されていると、走行中であっても、運転者は気になって
注意力が散漫になり、あるいは、画像を注視してしまっ
たりすることになる。さらに、そのような画像から別の
画像に切り換える場合には、前席ディスプレイ装置1の
操作部104での操作が複雑であると、運転者がその操
作に集中してしまったりする。
【0046】このようなことは、安全運転上、問題とな
る。そこで、この問題に対処するには、車両の走行中
に、前席ディスプレイ装置1では、動きのある画像や文
字数の多い画像を表示しないという制御が必要であり、
又は、操作部104において、画面を選択する釦や、複
雑な操作を求める釦の操作を受け付けないという制限が
必要となる。ただ、後席ディスプレイ装置2に対して
は、安全運転対策に関して表示画像上、又は釦操作上に
制限を設ける必要性はない。
【0047】そのため、走行中においては、前席ディス
プレイ装置1及び後席ディスプレイ装置2に表示する映
像ソースを制限する必要がある。前述したように、前席
ディスプレイ装置1には、前述したように走行状態検知
回路7を備えているので、この検知回路7の出力を利用
して、前席ディスプレイ装置1のCPU102が上記の
映像ソースの選択表示を制限するようにした。
【0048】ここで、走行状態検知回路7には、例え
ば、サイドブレーキセンサを利用し、サイドブレーキが
引いてあれば、停止中であることが検知できる。また、
走行中であることをブレーキセンサ又はタコメータを利
用して判断してもよい。次に、図7のタイムチャートを
参照して、車両の走行中において、運転者に影響を与え
る画像の表示をしないように、前後席ディスプレイ装置
の表示を走行規制する制御手順について説明する。
【0049】前席ディスプレイ装置1及び後席ディスプ
レイ装置2の制御システムは図4に示される通りであ
る。前後席ディスプレイ装置の制御を説明する都合上、
前席ディスプレイ装置1では、RGB.aソースを、そし
て、後席ディスプレイ装置2では、NTSC.cソースを
既に表示しているものとする。ここで、各機器におい
て、前席ディスプレイ装置1のCPU102の走行状態
の通知を受けなくとも、予め走行規制された映像ソース
を供給しているかどうかを判断し、CPU102に通知
する機能を備えておく。もし、図7で示された場合のよ
うに、前席ディスプレイ装置1で表示しているRGB.a
ソースに、走行規制された画像が含まれると、RGB.a
機器21のCPU212は、走行規制の映像ソースを出
力中であることをCPU102に通知する。
【0050】このとき、CPU102は、走行状態検知
回路7からの走行状態検知信号を受けて車両が走行中で
あると判断できたときには、各映像ソースを供給する各
機器に走行状態であることを同報通知するとともに、自
機器の持っているオンスクリーン機能で全面をマスキン
グしてしまう。ここで、走行規制された画像が含まれる
映像ソースの供給をOFFにするようにしてもよいが、
走行規制が解除されたき、再び当該映像ソースの供給を
ONにする作業が煩雑になるので、全面をマスキングす
ることとした。
【0051】そして、RGB.aソースに走行規制された
画像が含まれなくなると、CPU212は通常通り映像
ソースを出力し、通常状態であることをCPU102に
通知する。CPU102はこの通知を受けて、画像の全
面マスキングを解除する。なお、各機器において、予め
走行規制された映像ソースを供給しているかどうかを判
断してCPU102に通知するようにしたが、CPU1
02から走行状態にあることの同報通知を受けて、その
とき、各機器のCPUが、走行規制された映像を含んだ
映像ソースを供給しているかどうかを判断し、その結果
をCPU102に通知することもできる。
【0052】以上は、走行規制された映像を含む場合の
制御手順であるが、次に、車両の走行中では、操作部1
04において、画面を選択する釦や、複雑な操作を求め
る釦の操作を受け付けないようにする制御手順につい
て、図8のタイムチャートを参照しながら、説明する。
この場合も、前席ディスプレイ装置1及び後席ディスプ
レイ装置2の制御システムは図4に示される通り、前後
席ディスプレイ装置の制御を説明する都合上、前席ディ
スプレイ装置1では、RGB.aソースを、そして、後席
ディスプレイ装置2では、NTSC.cソースを既に表示
しているものとする。
【0053】前席ディスプレイ装置1のCPU102
は、走行状態検知回路7からの走行状態検知信号を受け
て車両が走行中であると判断できたときには、各映像ソ
ースを供給する各機器に走行状態であることを同報通知
する。そして、前席ディスプレイ装置1の操作部104
に備えられた操作釦が何らかの操作を受けたとき、CP
U102は、その操作釦が走行規制に関わる釦である場
合には、その操作釦での入力を禁止し、入力があっても
無視して受け付けないようにする。このとき、走行規制
に関わる操作釦をロックしてしまうか、あるいは、当該
釦を操作したときに走行中は操作禁止であることを音等
で知らせるようにしても良い。
【0054】次に、車両が停止すると、CPU102が
走行状態検知回路7からの走行状態検知信号を受けて車
両が停止していると判断した場合、CPU102は、映
像ソースの各機器に対して停止中であることを同報通知
する。そして、CPU102は、操作部104における
走行規制に関わる釦の禁止状態を解除する。これによっ
て、操作部104は全機能が有効である状態に復帰す
る。以上に説明したように、第1の実施形態によれば、
前席ディスプレイ装置の映像ソース処理装置を共通に
し、さらに、映像ソース処理装置からディスプレイ装置
に映像ソース信号を送出する分配器を設けたので、映像
ソース処理装置に予め後席ディスプレイ装置用の接続端
子を用意しておく必要がなくなる。しかも、後席にディ
スプレイ装置を増設する際に、前席と同じものを設置す
る必要がなく、簡単に増設でき、経済的である。
【0055】また、前席ディスプレイ装置と後席ディス
プレイ装置とはLAN接続され、映像ソース処理装置の
制御が簡単になったので、車両の走行状態か又は停止状
態かで、走行規制に係る画面表示を簡単に制御すること
ができる。そして、さらに映像ソースを追加するとき
も、特別な接続端子を設けることなく、簡単に行える。 〔第2の実施形態〕第1の実施形態における車載前後席
用ディスプレイ装置(Aタイプ)の構成では、分配器を
用いて前席ディスプレイ装置1及び後席ディスプレイ装
置2に映像ソース信号を供給するようにしているので、
前席ディスプレイ装置1及び後席ディスプレイ装置2の
間で、それぞれ異なったRGBソース又は異なったNT
SCソースを選択するという制限があり、例えば、片方
がRGBソースを選択していたとき、他方がNTSCソ
ースすれば問題はないが、片方が選択しているRGBソ
ースとは別のRGBソースを選択することはできない。
【0056】そこで、前席ディスプレイ装置1と後席デ
ィスプレイ装置2のそれぞれが、どのRGBソース又は
NTSCソースからでも、所望するソースを任意に選択
でき、しかも、走行規制に係る画面表示を簡単に制御す
ることができるようにした車載前後席用ディスプレイ装
置(Bタイプ)について、図9を参照して、説明する。
【0057】図3及び図4に示した車載前後席用ディス
プレイ装置では、映像音声処理装置6のRGB信号又は
NTSC信号を分配器8により、前席ディスプレイ装置
1と後席ディスプレイ装置2に送出するようにしてい
た。この分配器8は、RGB信号又はNTSC信号のど
ちらかを同時に前席ディスプレイ装置1と後席ディスプ
レイ装置2に供給するものであった。
【0058】図9の車載前後席用ディスプレイ装置で
は、この分配器8を使用しないで、映像ソース処理装置
10に備えられている映像ソースのどれでも前席ディス
プレイ装置1と後席ディスプレイ装置2に供給できるよ
うにした。そのため、映像ソース処理装置10に備えら
れたRGB.a機器41に、スイッチSW11及びSW
12を、NTSC.c機器43にスイッチSW21及びSW22
をそれぞれ設けている。
【0059】映像ソース処理装置10には、RGB.a機
器41とは異なるソースを供給するRGB.b機器42
と、NTSC.c機器43とは異なるソースを供給するN
TSC.d機器44を備えており、スイッチSW11又はス
イッチSW12を切り替えることにより、前席ディスプレ
イ装置1と後席ディスプレイ装置2にRGB.a信号とR
GB.b信号のどちらかを選択して送出することができ、
また、スイッチSW21又はスイッチSW22切り替えるこ
とにより、前席ディスプレイ装置1と後席ディスプレイ
装置2にNTSC.c信号とNTSC.d信号のどちらかを
選択して送出することができる。
【0060】前席ディスプレイ装置1では、スイッチS
1 、スイッチSW11及びスイッチSW21を適宜切り替
えることにより、RGB.a信号、RGB.b信号、NTS
C.c信号、NTSC.d信号のいづれか一つを選択受信
し、それを表示することができる。また、後席ディスプ
レイ装置2でも、スイッチSW4 、スイッチSW12及び
スイッチSW22を適宜切り替えることにより、前席ディ
スプレイ装置1で表示されているソースとは別に、RG
B.a信号、RGB.b信号、NTSC.c信号、NTSC.d
信号のいづれか一つを任意に選択受信することができ
る。
【0061】このようなBタイプの車載前後席用ディス
プレイ装置においても、前席ディスプレイ装置1と後席
ディスプレイ装置2にどの映像ソースを表示するかの管
理が必要であることは、図3に示したAタイプの車載前
後席用ディスプレイ装置と同様であり、前席ディスプレ
イ装置1及び後席ディスプレイ装置2と各機器とをLA
Nで接続すると各機器との制御信号の送受が簡単とな
り、便利である。
【0062】そこで、前席ディスプレイ装置1及び後席
ディスプレイ装置2のCPUと各機器のCPUとのLA
N接続は、図4に示されるのと同様である。しかし、図
4に示された接続関係は、Aタイプの車載前後席用ディ
スプレイ装置のものであって、各映像ソースの供給には
分配器8を用いているが、Bタイプの車載前後席用ディ
スプレイ装置にLAN接続をする場合には、分配器8の
代わりに、図9に示されるように、スイッチSW11及び
スイッチSW21と、スイッチSW12及びスイッチSW22
とによる配線とすればよい。
【0063】LANで接続されるBタイプの車載前後席
用ディスプレイ装置における前席ディスプレイ装置1及
び後席ディスプレイ装置2と各機器の具体的な構成は、
基本的部分では図4と同様であるが、ただ、Bタイプで
は、分配器8を用いるのではなく、スイッチSW2 の代
わりにスイッチSW11及びスイッチSW12を、そしてス
イッチSW3 の代わりにスイッチSW21及びスイッチS
22を採用しており、マスター機器として機能する前席
ディスプレイ装置1のCPUから指示を受けて、RG
B.a機器41のCPUがスイッチSW11及びスイッチS
12を、NTSC.c機器43のCPUでスイッチSW21
及びスイッチSW22を制御するようになっている。
【0064】このように、RGB.a機器41にスイッチ
SW11及びスイッチSW12を、NTSC.c機器43にス
イッチSW21及びスイッチSW22を設けているのは、各
ディスプレイ装置のディスプレイには一つの映像ソース
しか表示できないように、RGB側の一つ、又はNTS
C側の一つを選択供給するためである。この様に接続さ
れた車載前後席用ディスプレイ装置において、前席ディ
スプレイ装置1及び後席ディスプレイ装置2に映像ソー
スを表示する動作手順は、第1の実施形態の場合と同様
である。
【0065】ただ、図9に示される車載前後席用ディス
プレイ装置の場合には、前述したように、前席ディスプ
レイ装置1及び後席ディスプレイ装置2へのRGB側ソ
ース又はNTSC側ソースには、それぞれ異なったソー
スを送出するので、CPU102の制御コマンドによ
り、RGB.a機器41のCPUと、NTSC.c機器のC
PUは、それぞれ2つのスイッチを切り換え制御するこ
ととなる。
【0066】図9に示される車載前後席用ディスプレイ
装置も走行状態検知回路7を備えており、第1の実施形
態で示したと同様の手順により、走行規制に係わる画面
表示の制御を簡単に行える。
【0067】
【発明の効果】以上、本発明によれば、予め増設用の接
続端子を用意しておかなくても、簡単な供給回路によ
り、車載前席後席用ディスプレイ装置にディスプレイ装
置を増設することが容易に行える。また、ディスプレイ
装置を増設する際に車載前席後席用ディスプレイ装置の
映像ソース処理装置を共通化できて経済的である。さら
に、前席ディスプレイ装置における走行規制に係わる画
像表示も簡単に制御できるので、安全運転に資するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載前席後席用ディスプレイ装置の配置関係を
示す図である。
【図2】図1の車載前席後席用ディスプレイ装置の構成
例を示す図である。
【図3】第1の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置の構成を示す図である。
【図4】第1の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置の詳細接続を示す図である。
【図5】第1の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置の動作フローチャートである。
【図6】第1の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置における制御コマンドのタイムチャートであ
る。
【図7】第1の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置における走行規制時の制御コマンドのタイムチ
ャートである。
【図8】第1の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置における走行規制時の操作禁止に係る制御コマ
ンドのタイムチャートである。
【図9】第2の実施形態による車載前席後席用ディスプ
レイ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…前席ディスプレイ装置 2…後席ディスプレイ装置 6…映像ソース処理装置 7…走行状態検知回路 8…分配器 9…LAN 21、22、41、42…RGB機器 23、24、43、44…NTSC機器 102、212、232…CPU 104…操作部 SW1 、SW2 、SW3 、SW4 、SW11、SW12、S
21、SW22…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AC16 3D020 BA04 BC01 BD05 BE03 5C082 AA01 AA02 BA02 BA12 BA34 BA35 BA41 BB02 BB03 BD01 BD02 CB05 DA87 EA15 MM02 MM09 5H180 AA01 FF32 9A001 BB06 CC02 CC08 HH15 HH23 JJ77

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ディスプレイ装置、第2ディスプレ
    イ装置及び映像ソース処理装置を有する車載用ディスプ
    レイ装置であって、 前記第1ディスプレイ装置は、少なくとも第1のディス
    プレイ、第1の操作部、第1の制御部、及び走行状態検
    知回路を含み、 前記第2ディスプレイ装置は、少なくとも第2のディス
    プレイ、第2の操作部、及び第2の制御部を含み、さら
    に、 前記映像ソース処理装置は、少なくとも複数の映像ソー
    ス、前記第1のディスプレイ又は前記第2のディスプレ
    イに前記複数の映像ソースを供給する映像ソース供給回
    路、及び該映像ソース供給回路を制御する第3の制御部
    を含み、 前記第1の制御部が、前記第1の操作部又は前記第2の
    操作部による前記複数の映像ソースの選択表示要求に従
    って、前記第2の制御部及び前記第3の制御部を制御す
    ることにより、走行状態に応じて前記第1のディスプレ
    イ及び前記第2のディスプレイに前記複数の映像ソース
    から選択供給する前記車載用ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の映像ソースは、ディジタル情
    報に係る複数の映像ソースを有する第1のソースと、N
    TSC方式に係る複数の映像ソースを有する第2のソー
    スとを含む請求項1に記載の車載用ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の制御部は、前記前記第1のソ
    ース又は第2のソースからそれぞれ一つの映像ソースを
    選択して出力するように映像ソース供給回路を制御する
    請求項2に記載の車載用ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記映像ソース供給回路は、前記第1の
    ソース又は前記第2のソースを前記前記第1のディスプ
    レイ及び前記第2のディスプレイに分配供給する分配器
    を有する請求項2に記載の車載用ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御部、第2の制御部、及び
    第3の制御部は、それぞれLANで接続され、制御コマ
    ンドをそれぞれに送受する請求項1に記載の車載用ディ
    スプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御部は、前記第1の操作部
    又は前記第2の操作部による映像ソースを選択する要求
    コマンドを受信して、前記前第1ディスプレイ装置又は
    前記第2ディスプレイ装置の選択表示を決める請求項5
    に記載の車載前用ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記走行状態検知回路が車両の走行中を
    検知した場合、前記第1の制御部は、前記第2の制御部
    及び前記第3の制御部に走行中のコマンドを同報通知す
    る請求項5に記載の車載用ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記走行状態検知回路が車両の走行中を
    検知した場合、前記第1の制御部は、走行中に表示規制
    された映像ソースを前記第1のディスプレイに表示しな
    い請求項1に記載の車載用ディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の制御部は、前記複数の映像ソ
    ースに走行中の表示規制された画像を含む場合に、その
    コマンドを前記第1の制御部に送る請求項8に記載の車
    載用ディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御部は、第1のディスプ
    レイの画面をマスキングすることにより走行中に表示規
    制された映像ソースを表示しないようにした請求項8に
    記載の車載用ディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 前記走行状態検知回路が車両の走行中
    を検知した場合、前記第1の制御部は、前記第1の操作
    部に対して釦操作の規制をする請求項8に記載の車載用
    ディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 前記走行状態検知回路が車両の走行中
    を検知した場合、前記第1の制御部は、前記第1の操作
    部又は前記第2の操作部によって走行中に表示規制され
    た映像ソースが選択された場合、該選択を禁止する請求
    項8に記載の車載用ディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 前記第1ディスプレイ装置が前席用で
    あり、前記第2ディスプレイ装置が後席用である請求項
    1乃至12のいずれかに記載の車載用ディスプレイ装
    置。
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