JP2001159437A - ドラムブレーキ装置 - Google Patents

ドラムブレーキ装置

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JP2001159437A
JP2001159437A JP34405299A JP34405299A JP2001159437A JP 2001159437 A JP2001159437 A JP 2001159437A JP 34405299 A JP34405299 A JP 34405299A JP 34405299 A JP34405299 A JP 34405299A JP 2001159437 A JP2001159437 A JP 2001159437A
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Japan
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brake
anchor
pipe
cable
brake device
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JP34405299A
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English (en)
Inventor
Seiji Asai
征次 浅井
Yoshihiro Tatsumi
義浩 巽
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減しながら、ブレーキレバーの
有効ストロークの増加が図れること。 【解決手段】 ブレーキシュー11,12を拡張するク
ランク機構19をアンカー15に隣接して配設し、この
クランク機構19の入力部(ブーキレバー20)に連結
するブレーキケーブル24のインナーケーブル24cが
貫通すると共に、ブレーキケーブル24のアウターケー
シング24aが取着されるパイプ状部15cをアンカー
15に一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一対のブレーキシュ
ーを拡張する機械式のクランク機構を備えるドラムブレ
ーキ装置に関し、より詳細には前記クランク機構の入力
部を遠隔操作するブレーキケーブルの取着部の構造に係
るものである。
【0002】前述のようなブレーキケーブルの取着部の
構造として、例えば出願人が先に出願した特開平6−3
37027号が挙げられる。このブレーキケーブルの取
着構造を用いたドラムブレーキ装置を図2乃至図4に基
づいて説明する。バックプレート10上に一対のブレー
キシュー11,12がシューホールド機構13,14で
以て可動的に装架され、その下方隣接端が略L字形のア
ンカー15の立設部15aに支承されると共に、上方隣
接端がアジャスター16で連結され、両ブレーキシュー
11,12間に張設した上下一対のシューリターンスプ
リング17,18により、両ブレーキシュー11,12
とアンカー15およびアジャスター16との当接状態が
保たれている。
【0003】ブレーキレバー20、ストラット21およ
びレバーピン22とで構成されたクランク機構19がア
ンカー15の立設部15aに隣接して両ブレーキシュー
11,12間に配設されている。
【0004】ブレーキレバー20は2枚の板材から成
り、その右方側の密着端部に右方のブレーキシュー11
と作動的に係合する切欠き溝20aが形成され、左方の
二股状部に後述するブレーキケーブル24の端末金具2
4dを結合し得る半円弧溝20bが形成されている。
【0005】ストラット21は1枚の板材から成り、両
ブレーキシュー11,12の中間位置の一部に橋絡部2
1bを設けて折り返すように折曲形成されており、その
左方端部の密着部に左方のブレーキシュー12と作動的
に係合する切欠き溝21aが形成されている。
【0006】そして、前記ブレーキレバー20はストラ
ット21の対向片で形成される空間内にバックプレート
10側から挿入され、その右端部の図3における上部が
ストラット21に対して回転可能にレバーピン22で以
て軸支されている。尚、図3において明らかなように、
ブレーキレバー20のレバーピン22を支点とする時計
方向の回転はストラット21の橋絡部21bに当接して
規制される。
【0007】前記ブレーキレバー20の入力部である半
円弧溝20b部を作動するために、バックプレート10
を貫通してガイドパイプ23と遠隔力伝達部材であるブ
レーキケーブル24が配設される。
【0008】図3および図4に基づいて説明すると、ガ
イドパイプ23はその中間部に一体成形された膨大部2
3aが前記アンカー15の座部15bの裏面に当接し、
該座部15bの穴に挿通して表面から突出した端部を拡
開し、この拡開部23bと膨大部23aとでアンカー1
5の座部15bを挟持することにより、ガイドパイプ2
3がアンカー15に固定されている。尚、ガイドパイプ
23の拡開部23bは、アンカー15の立設部15a側
の肉厚を確保するために、両ブレーキシュー11,12
の方向に拡開した形状を呈しているが、ドラムブレーキ
装置を構成する構成部品の配設を邪魔しなければよいか
ら、立設部15aの方向を除く三方向に拡開させてもよ
い。
【0009】ブレーキケーブル24はアウターケーシン
グ24aやインナーケーブル24c等々から構成され、
アウターケーシング24aはその端部に固着されたケー
シングキャップ24bの径大部がガイドパイプ23の外
方の開口端面に当接すると共に、細径部がガイドパイプ
23の穴に嵌合して線ばね製のクリップ25で以て止着
されている。尚、ケーシングキャップ24bのガイドパ
イプ23への止着手段は、ブレーキケーブル24の操作
側を配設し終えるまでに離脱しなければよいから、クリ
ップ25に代えて圧入などでもよい。
【0010】アウターケーシング24a内に摺動可能に
嵌挿されているインナーケーブル24cは、ケーシング
キャップ24bから露出する部分がガイドパイプ23を
貫通し、その端部に固着された端末金具24dのピン状
部が前記ブレーキレバー20の半円弧溝20bに結合さ
れている。尚、符号24eはその両端をケーシングキャ
ップ24bと端末金具24dとに止着した蛇腹状のダス
トブーツで、アウターケーシング24a内への浸水を防
止している。
【0011】また前述したバックプレート10は重量軽
減を図るために比較的薄い板材から成形されており、こ
れの高い強度を要求される中央部からアンカー15部に
亘ってのみバックプレートスチフナ10aが付設され、
このスチフナ10aがバックプレート10に溶接などで
以て実質的に一体化されている。
【0012】バックプレート10およびバックプレート
スチフナ10aは、このスチフナ10aとほぼ同一の外
形状を呈する車体の不動部であるアクスル28に4本の
取付ボルト26,26,27,27で以て取着される。
アンカー15側の2本の取付ボルト27,27はその中
間部にそれぞれセレーション27a,27aが刻設して
あり、このセレーション27a,27aを予めバックプ
レート10およびバックプレートスチフナ10aに圧入
しておき、アンカー15の座部15bを仮止めすると共
に、取付ボルト27,27の頭部でブレーキレバー20
の右方とストラット21の左方を摺動可能に支持してい
る。そして、不動部28に締着するときにアンカー15
は強固に共締めされる。
【0013】前述した構成におけるブレーキ作動を説明
する。インナーケーブル24cの図示しない操作側を牽
引すると、湾曲して配設されたアウターケーシング24
aの中間部が直線になる方向に変形しようとする。この
変形を阻止するようにケーシングキャップ24bがガイ
ドパイプ23により支持されている(図示しないアウタ
ーケーシング24aの他方も支持されている)から端末
金具24dに牽引力が作用する。
【0014】その牽引力がブレーキレバー20の入力部
である半円弧溝20bに加わると、ブレーキレバー20
はレバーピン22を支点に図3における反時計方向に回
転して右方のブレーキシュー11を押圧し、その反力に
よりレバーピン22を介してストラット21が左方のブ
レーキシュー12を押圧する。この押力が両シューリタ
ーンスプリング17,18の張力に打ち勝つと、両ブレ
ーキシュー11,12がアジャスター16との当接点を
支点に拡張して図示しないブレーキドラムに摩擦係合す
る。
【0015】今、図2において、図示しないブレーキド
ラムが時計方向に回転すると、右方のブレーキシュー1
1がアンカー15に支承されると共に、左方のブレーキ
シュー12がアジャスター16に支承されて制動力を生
起する。またブレーキドラムが反時計方向に回転する場
合には、左方のブレーキシュー12がアンカー15に支
承されると共に、右方のブレーキシュー11がアジャス
ター16に支承されて制動力を生起する。従って、ブレ
ーキドラムが何れの方向に回転しても、両ブレーキシュ
ー11,12は共に自己サーボ性を有するからデュオサ
ーボ形(DS形)ブレーキとして作用する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述したドラムブレー
キ装置には次のような問題点がある。 <イ>ブレーキレバーの有効なストロークがブレーキパ
イプの拡開部で制約されるから、特にバックプレートス
チフナの取付面からブレーキシューの幅方向の中心線ま
での距離(ブレーキオフセット)が小さい場合には、設
計レイアウトが困難となり本ガイドパイプの取着構造を
適用しずらい。 <ロ>アウターケーシングの取付手段としてブレーキパ
イプを用いるために、部品点数が増してその取扱いおよ
び管理が煩わしい。 <ハ>またガイドパイプの拡開成形のために鍛圧機を必
要とし、更に鍛圧作業に要する工数が増加してしまうか
らコスト面で不利となる。
【0017】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところはブレーキオフセットが小さ
くともブレーキレバーの有効ストロークの確保が容易
な、ドラムブレーキ装置を提供することにある。さらに
本発明の目的は、部品点数および工数の削減を図ること
ができる、ドラムブレーキ装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、バックプレート上に可動的に装架した一対のブレー
キシューの一方隣接端をアンカーで支承し、該アンカー
に隣接して前記一対のブレーキシューを拡張するクラン
ク機構を配設したドラムブレーキ装置において、前記ク
ランク機構の入力部に連結したブレーキケーブルのイン
ナーケーブルが貫通すると共に、ブレーキケーブルのア
ウターケーシングが取着されるパイプ状部を備え、該パ
イプ状部が前記アンカーに一体成形されていることを特
徴とするドラムブレーキ装置である。請求項2に係わる
発明は、請求項1において、前記アンカーとパイプ状部
とが鋳造により一体成形されていることを特徴とする、
ドラムブレーキ装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。尚、本実施の形態はアンカ
ーのパイプ状部の構成を除き、前述した従来のドラムブ
レーキ装置の構成およびブレーキ作動と同じであるか
ら、同一の部品および同一の部位については同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0020】本実施の形態は、アンカー15の座部15
bにブレーキ外方に向けて延出するパイプ状部15cを
一体成形したものである。このアンカー15は、加工性
およびコストの面から鋳造で一体成形することが最も望
ましいが、アルミダイキャストや熱間鍛造で加工するこ
とも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述した構成から明らかな如
く、次のような効果を得ることができる。 <イ>ブレーキレバーの有効なストロークがアンカーの
座部の上面までとなるから、ブレーキオフセット(ブレ
ーキの取付面からブレーキシューの幅方向中心までの距
離)が小さい場合でも、設計レイアウトが容易である。 <ロ>部品点数を削減できるから、部品の取扱いおよび
管理が容易になる。 <ハ>鍛圧機などの機械が不要であり、しかもパイプ状
部の加工はアンカー本体の加工時に同時にできるから極
めて簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるブレーキ作動部
の断面図
【図2】 従来のドラムブレーキ装置の正面図
【図3】 図2のブレーキ作動部を示すIII−III断面図
【図4】 図2のIV−IV面図
【符号の説明】
10 バックプレート 10a バックプレートスチフナ 11 右方のブレーキシュー 12 左方のブレーキシュー 13,14 シューホールド機構 15 アンカー 15a アンカーの立設部 15b アンカーの座部 15c アンカーのパイプ状部 16 アジャスター 17,18 シューリターンスプリング 19 クランク機構 20 ブレーキレバー 20a 切欠き溝 20b 半円弧溝 21 ストラット 21a 切欠き溝 21b 橋絡部 22 レバーピン 23 ガイドパイプ 23a 膨大部 23b 拡開部 24 ブレーキケーブル 24a アウターケーシング 24b ケーシングキャップ 24c インナーケーブル 24d 端末金具 24e ダストブーツ 25 クリップ 26,26 取付ボルト 27,27 取付ボルト 27a,27a セレーション 28 アクスル(車体の不動部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックプレート上に可動的に装架した一
    対のブレーキシューの一方隣接端をアンカーで支承し、
    該アンカーに隣接して前記一対のブレーキシューを拡張
    するクランク機構を配設したドラムブレーキ装置におい
    て、 前記クランク機構の入力部に連結したブレーキケーブル
    のインナーケーブルが貫通すると共に、ブレーキケーブ
    ルのアウターケーシングが取着されるパイプ状部を備
    え、該パイプ状部が前記アンカーに一体成形されている
    ことを特徴とする、 ドラムブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記アンカーとパイ
    プ状部とが鋳造により一体成形されていることを特徴と
    する、ドラムブレーキ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201600105859A1 (it) * 2016-10-20 2018-04-20 Freni Brembo Spa Assieme di attuazione di un freno di stazionamento

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