JP2001159384A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転開始後にエンジンの停止および始動を頻
繁に繰り返し行う車両において、エンジン始動装置の小
型化を図りつつ、エンジンが低温状態、高温状態のいず
れにある場合でも、円滑かつ安定した始動を確保する。 【解決手段】 エンジン10にワンウェイクラッチ15
を介して補機駆動モータ14を結合する。またプラネタ
リギヤ30を介して動力源ともなるモータ20を結合す
る。補機駆動モータ14は比較的低トルクを出力するモ
ータであり、暖機後の始動トルクが小さい状態で頻繁に
繰り返してエンジンを始動するのに適したモータであ
る。エンジンの暖機後は補機駆動モータ14で暖機を行
うが、始動トルクが大きい暖機前は大トルクを出力可能
なモータ20で始動を行う。こうすることにより、補機
駆動モータ14の小型化を図りつつ、それぞれの運転状
態で円滑、安定した始動を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転中にエンジン
の始動および停止を繰り返し実行する可能性があるシス
テムにおいて、エンジンを始動するためのエンジン始動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンと電動機とを動力源とす
るハイブリッド車両が提案されている。ハイブリッド車
両では、停車中にエンジンを停止する他、エンジンを停
止したまま電動機を動力源として走行することもでき
る。また、エンジンのみを動力源とする通常の車両にお
いては、燃費を向上しエミッションを低減するために、
停車中にエンジンを停止する制御が提案されている。こ
のように近年では、車両の運転中に頻繁にエンジンの停
止および始動が行われる技術が種々提案されている。
【0003】空調器機、パワーステアリング用オイルポ
ンプなどの補機は、通常、エンジンで駆動されているか
ら、車両の運転中にエンジンを停止させる場合、エンジ
ン停止中は別の手段でこれらの補機を駆動する必要があ
る。この駆動を実現する方法として、例えば補機を駆動
するための補機駆動モータを備える技術が提案されてい
る(例えば、特開平10ー339185記載の技術)。
この技術では、ベルト伝動機構を介して補機を駆動可能
なモータをエンジンのクランクシャフトにクラッチを介
して結合する。エンジン停止中は、クラッチを解放状態
にして、モータを力行し、補機を駆動する。クラッチを
係合させると、モータの動力によってエンジンをクラン
キングして、エンジンを始動することができる。かかる
機構では、静粛性を確保するため、ゴム製のベルトが使
用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の車両によれ
ば、補機を駆動するためのモータを活用して、エンジン
を始動することができる。しかし、一般にエンジンは、
潤滑油の粘性の変化などに起因して、温度状態によって
始動時に要するトルクが大きく変動する。また、補機駆
動用のモータをゴム製のベルトを用いた伝動機構を介し
て結合した場合、エンジンが低温時には、ベルトが硬化
しており、伝達トルクに損失が生じるため、通常よりも
大きな始動トルクをモータから出力する必要が生じる。
これらの要因により、種々の運転状況下でエンジンを円
滑かつ安定して始動しようとすれば、エンジン始動に用
いられるモータは大型化する。車両のように限られたス
ペースにエンジンを搭載する場合には、こうした装置の
大型化は特に看過し得ない。
【0005】上述の課題は、ハイブリッド車両であるか
否かに関わらず、運転中に頻繁にエンジンの停止および
始動が行われる車両に共通の課題であった。また、車両
以外のシステムにおいても同様であった。本発明は、か
かる課題を解決するためになされたものであり、運転開
始後にエンジンの始動および停止を繰り返し実行するシ
ステムにおいて、装置の小型化を図りつつ、幅広い運転
状況下でエンジンの始動を安定かつ円滑に始動する技術
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明では
以下の構成を採用した。本発明は、エンジンの出力軸を
回転させて、該エンジンの始動を行うエンジン始動装置
において、該出力軸に結合され、高温状態にある該エン
ジンを円滑に始動可能な範囲の低トルクを出力する第1
電動機と、前記出力軸に結合され、低温状態にある該エ
ンジンを始動するのに十分な高トルクを出力する第2電
動機とを備えることを要旨とする。
【0007】本発明のエンジン始動装置では、エンジン
が低温状態にある場合と、高温状態にある場合とで2つ
の電動機を使い分けてエンジンを始動する点に特徴があ
る。既に説明した通り、エンジンを始動するために要す
る始動トルクは、潤滑油の粘性などに起因して温度状態
に応じて大きく相違し、低温状態では非常に大きなトル
クが要求される。一方、運転開始後にエンジンの始動お
よび停止を繰り返し行うシステムを考えた場合、低温状
態でのエンジンの始動は運転開始当初に限られ、その後
は高温状態、即ちエンジンの暖機が完了した状態での始
動を繰り返し実行することになる。これらを総合的に分
析すると、低温状態での始動は大トルクが要求されるも
のの繰り返し数は比較的少ない特徴があることが分か
る。高温状態での始動は逆に、要求されるトルクは比較
的小さいものの繰り返し数が多い特徴があることが分か
る。両者の特性を単一の電動機で満足しようとすれば、
電動機のサイズが大型化し、装置の大型化を招くことに
なる。
【0008】本発明は、かかる分析に基づいてなされた
ものであり、高温状態での始動に適した第1電動機と、
低温状態での始動に適した第2電動機とを備えることに
より、装置の小型化を図りつつ、それぞれの運転状況下
でエンジンを円滑かつ安定して始動することができる。
電動機の数を増やせば装置の大型化につながるという固
定観念を打破し、始動時に要求される特性が大きく相違
する各運転状態に適した電動機をそれぞれ備えることに
より、全体として装置の小型化を図ることができること
を見いだした点に本発明の技術的意義がある。
【0009】本発明において、第1電動機および第2電
動機は、同じ型の電動機を適用することもできるが、各
特性に応じて交流モータと直流モータなど異なる型の電
動機を適用することも望ましい。上記説明では、第1電
動機は低トルク、第2電動機は高トルクを出力するもの
として説明したが、更に、第1電動機はトルクを出力す
る耐用回数が十分に高いことが望ましい。逆に、第2電
動機は耐用回数が低くても構わないため、かかる電動機
を適用することにより、エンジン始動装置のコスト低減
を図ることも可能である。
【0010】本発明のエンジン始動装置において、第1
電動機および第2電動機は、ギヤを介して結合する構
成、ベルトを利用した伝動機構を介して結合する構成な
ど種々の態様でエンジンの出力軸に結合可能である。本
発明はこうした種々の態様のうち、第1電動機がゴム製
のベルトなどの弾性ベルトを備える動力伝達機構を介し
て前記出力軸と結合されている構成に特に有効に適用す
ることができる。第1電動機は高温状態でエンジンを頻
繁に始動するために用いられる電動機である。弾性ベル
トを介してこの第1電動機をエンジンに結合する構成で
は、第1電動機の運転時における静粛性を向上すること
ができる。従って、頻繁に行われる始動を静粛に行うこ
とができ、上記エンジンを搭載したシステムを快適に利
用することが可能となる。
【0011】また、弾性ベルトは、一般に低温時には硬
化して動力の伝達に損失が生じることが多い。従って、
第1電動機が弾性ベルトを介して結合された構成におい
て、仮に第1電動機を用いて低温時までもエンジンの始
動を行おうとすれば、上述の損失をも考慮してより高い
出力トルクが要求されることになり、第1電動機のサイ
ズが非常に大きくなる。本発明のエンジン始動装置で
は、低温状態でエンジンを始動する第2電動機を備える
ため、かかる要因による第1電動機の大型化を招くこと
なく、弾性ベルトを利用した構成を実現することができ
る。
【0012】また、本発明のエンジン始動装置におい
て、前記出力軸に結合された補機が備えられている場合
には、第2電動機での始動時に、該出力軸と該補機との
結合を切り離す切断機構を備えることが望ましい。こう
すれば、始動時に補機の駆動に要求される分のトルクを
低減することができる。第2電動機は、始動に要求され
るトルクが高い低温状態でエンジンを始動するための電
動機であるから、補機を切り離して始動時の負荷を減ら
すことにより、要求される最大トルクを抑制でき、第2
電動機の小型化を図ることができる。
【0013】なお、出力軸に補機が備えられている場
合、エンジン停止時に該補機を駆動するために電動機を
備える必要がある。かかる電動機に、本発明のエンジン
始動装置における第1電動機を兼用すれば、装置をより
小型化することが可能となる。また、弾性ベルトを介し
た伝動機構により第1電動機と補機とを結合すれば、静
粛性を確保することもできる点でより好ましい。
【0014】車両に搭載されたエンジンに対して本発明
のエンジン始動装置を適用する場合、エンジンのみを動
力源とする車両、およびエンジンと電動機とを動力源と
するハイブリッド車両のいずれに適用することも可能で
ある。ハイブリッド車両には、エンジンの出力を直接駆
動軸に出力し得ないシリーズハイブリッド車両と、直接
駆動軸に出力可能なパラレルハイブリッド車両が存在す
るが、いずれに適用することも可能である。シリーズハ
イブリッド車両では、エンジンから出力された動力を電
力に変換する発電機が備えられているため、この発電機
を第2電動機として用いることにより、本発明を適用す
ることができる。
【0015】パラレルハイブリッド車両では、エンジン
の出力軸に結合されるとともに、駆動軸にも動力を出力
可能な電動機を第2電動機として用いることにより、本
発明を適用することができる。こうすれば、動力源とし
ての電動機とエンジン始動装置を構成する電動機とを兼
用することができるため、装置の小型化を図ることがで
きる。ハイブリッド車両において動力源として使用され
る電動機は、通常、高いトルクを出力可能であるから、
第2電動機に適している。また、かかる構成では、別途
第1電動機が備えられることになるため、第1電動機で
エンジンを始動することにより、第2電動機から駆動軸
に出力されるトルクの低減を招くことなくエンジンを始
動させることができる利点もある。パラレルハイブリッ
ド車両では、第2電動機のみの動力によって走行するこ
ともあるが、上記構成によれば、かかる状態から駆動軸
のトルク変動を招くことなくエンジンを始動させること
ができるため、ハイブリッド車両の乗り心地を向上する
ことができる。
【0016】本発明のエンジン始動装置において、第1
電動機と第2電動機の使い分けは運転者が手動で行うも
のとしてもよいが、前記エンジンの温度状態を推定する
温度状態推定手段と、低温状態と推定された場合に前記
第2電動機を用いて前記エンジンを始動する始動制御装
置とを備えて自動的に制御することが望ましい。温度状
態は、第1電動機および第2電動機のいずれが始動に適
しているかの判断基準であり、いかなる温度範囲が低温
状態に相当するかは、第2電動機の出力トルク、第1電
動機の出力トルクを考慮して任意に設定することができ
る。また、低温状態の範囲は、必ずしも明確な温度範囲
で設定されている必要はなく、エンジンの暖機前を低温
状態と設定してもよい。なお、始動制御装置は、高温状
態と推定された場合には第1電動機で前記エンジンを始
動する制御を行うことが望ましい。但し、常に第1電動
機を用いる必要はなく、第2電動機を用いて始動する場
合があっても構わない。
【0017】ここで、運転者の操作により前記エンジン
の始動を指示する始動スイッチを備える場合には、前記
温度状態推定手段は、該始動スイッチについて、前記エ
ンジンの運転を開始するための最初の操作がなされた場
合には、該エンジンは低温状態であると推定する手段で
あるものとすることができる。車両に搭載された場合に
は、いわゆるイグニッションスイッチ62が最初に操作
された場合に、エンジンは低温状態であると推定する態
様に相当する。
【0018】また、前記エンジンの温度に関与した所定
のパラメータを検出する検出手段を備える場合には、前
記温度状態推定手段は、該検出結果に基づいて前記エン
ジンの温度状態を推定する手段であるものとすることが
できる。
【0019】第1電動機と第2電動機との使い分けはそ
の他種々の態様で制御することができる。例えば、第1
電動機または第2電動機のいずれか一方でエンジンの始
動を開始し、その後のエンジン回転数の変化や、電動機
の出力トルクの変化に基づいて、必要に応じて始動を行
う電動機を切り替える態様を採ることも可能である。
【0020】本発明は、エンジン始動装置に限らず種々
の態様で構成することができる。例えば、上述のエンジ
ン始動装置を備えたエンジンを動力源として搭載した車
両として構成してもよい。もちろん、車両以外にも、船
舶その他の移動体や、産業機械として構成することも可
能である。本発明による装置の小型化という利点をより
有効に活用するためには、エンジンの搭載するスペース
が狭いシステムに適用することが望ましい。本発明は、
上述のエンジン始動装置を備えたエンジンを始動するエ
ンジン始動方法として構成することも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、実
施例に基づき以下の順序で説明する。 A.第1実施例: A1.装置の構成: A2.一般的動作: A3.エンジン始動処理: A4.変形例: B.第2実施例: B1.装置の構成: B2.エンジン始動処理:
【0022】A.第1実施例: A1.装置の構成:図1は実施例としてのハイブリッド
車両の動力系統についての概略構成を示す説明図であ
る。実施例のハイブリッド車両は、動力を出力するため
の主な機構として、エンジン10、プラネタリギヤ3
0、モータ20、無段変速機(以下、CVTという)4
0を備える。エンジン10はガソリンエンジンである。
モータ20はロータに永久磁石を貼付した三相同期モー
タであり、駆動回路として機能するインバータ21を介
して供給されるバッテリ22の電力によって駆動される
(以下、かかる運転状態を力行運転という)。本実施例
では、ソース側、シンク側に一つずつのトランジスタを
組にして三相のそれぞれに設けたトランジスタインバー
タを用いている。モータ20は外力で回転させられる場
合には、発電機として機能し、得られた電力をバッテリ
22に充電することもできる(以下、かかる運転状態を
回生運転という)。
【0023】プラネタリギヤ30は、中心で回転するサ
ンギヤ31,その周囲を自転しながら公転するピニオン
ギヤ32a、32bおよびこれらのピニオンギヤ32、
33を軸支して回転するプラネタリキャリア33、ピニ
オンギヤ32bのさらに外周で回転するリングギヤ36
から構成される、いわゆるダブルピニオン型のプラネタ
リギヤである。プラネタリギヤ30は、サンギヤ31、
プラネタリキャリア33、リングギヤ36の回転数およ
びトルクが以下の関係式で表されることが知られてい
る。 Ns=(1+ρ)/ρ×Nc−Nr/ρ; Nc=ρ/(1+ρ)×Ns+Nr/(1+ρ); Nr=(1+ρ)Nc−ρNs; Ts=Tc×ρ/(1+ρ)=ρTr; Tr=Tc/(1+ρ); ρ=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数;
【0024】ここで、Nsはサンギヤ31の回転数;T
sはサンギヤ31のトルク;Ncはプラネタリキャリア
33の回転数;Tcはプラネタリキャリア33のトル
ク;Nrはリングギヤ36の回転数;Trはリングギヤ
36のトルク;である。
【0025】CVT40は2つのプーリ41,42の間
にベルト43がかけられた構成をしている。プーリ4
1,42は図示しない油圧機構によってその幅が可変に
構成されている。プーリ41,42の幅を連続的に変え
るとベルト43のプーリ41,42への掛かり部分の有
効半径が連続的に変わるため、動力伝達の減速比を無断
階に変更することができる。
【0026】エンジン10、プラネタリギヤ30、モー
タ20、CVT40の結合状態は次の通りである。クラ
ンクシャフト11はサンギヤ31に結合されている。モ
ータ20はプラネタリキャリア33に結合されている。
CVT40のプーリ41には、動力を入力するための回
転板35、39が結合されており、プラネタリキャリア
33は第1のクラッチ34を介して回転板35と結合お
よび切り離し可能に構成されている。リングギヤ36
は、第2のクラッチ38を介して回転板39と結合およ
び切り離し可能に構成されている。リングギヤ36に
は、その回転を制止するためのブレーキ37も設けられ
ている。CVT40のプーリ42には、車輪53が結合
された車軸52にディファレンシャルギヤ51を介して
動力を伝達可能な駆動軸50が結合されている。クラッ
チ34,38およびブレーキ37の係合状態を切り替え
ることにより、本実施例のハイブリッド車両は、エンジ
ン10、モータ20からの動力を後述する種々の態様で
CVT40に入力することができ、駆動軸50に出力す
ることができる。
【0027】実施例のハイブリッド車両では、動力を出
力する系統の他、エンジン10を始動するための機構、
および補機12を駆動するための機構が備えられてい
る。補機12には、空調機器、オイルポンプなどが含ま
れる。補機12は、ゴムベルト13を用いた伝動機構に
よりエンジン10および補機駆動モータ14と連結され
ている。補機駆動モータ14はロータに永久磁石が貼付
された三相同期モータであり、該モータ側からゴムベル
ト13方向にのみ動力を伝達するワンウェイクラッチ1
5を介して連結されている。補機12は、エンジン10
が運転されている場合にはその動力が伝動機構により伝
達されて駆動される。エンジン10の運転が停止されて
いる場合において、補機12を駆動する必要があるとき
は、インバータ16をスイッチングすることによりバッ
テリ22を電源として補機駆動モータ14を力行すれ
ば、その動力によって補機12を駆動することができ
る。インバータ16もインバータ21と同じく、トラン
ジスタインバータである。補機駆動モータ14を力行す
るとき、エンジン10は空転させられる。この状態で燃
料の噴射および点火を行えば、補機駆動モータ14をス
タータとして活用して、エンジン10を始動することも
できる。補機駆動モータ14は同期モータであり、回転
数を精度良く制御可能であるから、エンジン10の回転
数を滑らかに上昇させることができ、円滑な始動を実現
することができる。
【0028】本実施例のハイブリッド車両では、制御ユ
ニット60が、エンジン10、インバータ16,21、
CVT40,クラッチ34,38およびブレーキ37な
どの動作状態を包括的に制御している。制御ユニット6
0は、内部にCPU、RAM、ROMを備えるマイクロ
コンピュータとして構成されている。図1中に制御ユニ
ット60との間でやりとりされる信号を破線で示した。
これらの制御を実現するために、制御ユニット60に
は、種々のセンサからの信号が入力されている。図1で
は、後述する制御に関連深いエンジン水温センサ61、
イグニッションスイッチ62からの信号のみを図示し、
その他のセンサ入力については、図示を省略した。
【0029】A2.一般的動作:次に、本実施例のハイ
ブリッド車両における動力の出力に関する一般的動作に
ついて説明する。図2は各運転モードにおけるクラッチ
34,38およびブレーキ37の係合状態を示す説明図
である。これらの係合状態は、運転者によるシフトレバ
ーの操作および車速やバッテリ22の充電状態などに応
じて切り替えられる。シフトレバーがBレンジまたはD
レンジと呼ばれる前進用のシフトポジションにある場合
には、電気トルコン(ETC)モード、直結モード、モ
ータ走行モードの3種類の運転モードが選択可能であ
る。ETCモードでは、第1のクラッチ34およびブレ
ーキ37を非係合とし、第2のクラッチ38を係合とす
る。このときリングギヤ36の回転数およびトルクは、
先に示した関係式から明らかな通り、サンギヤ31に結
合されたエンジン10、プラネタリキャリア33に結合
されたモータ20の回転数およびトルクに応じて決定さ
れる。従って、エンジン10を一定の回転数およびトル
クで運転しつつ、モータ20の回転数を制御すれば、リ
ングギヤ36の回転数を滑らかに変化させることがで
き、車両の滑らかな加速を実現することができる。な
お、ETCモードにおけるモータ20の運転状態は回生
運転となる。
【0030】直結モードでは、クラッチ34、38が係
合され、ブレーキ37は非係合となる。このときは、先
の関係式から明らかな通り、プラネタリギヤ30は一体
的に回転するようになるから、エンジン10の動力が直
接、CVT40に伝達される。また、これに併せてモー
タ20を力行してエンジン10の動力をアシストした
り、モータ20でエンジン10の動力の一部を回生する
こともできる。
【0031】モータ走行モードでは、第1のクラッチ3
4のみが係合され、第2のクラッチ38、ブレーキ37
は非係合となる。このときはモータ20がCVT40に
結合された状態となる。第2のクラッチ38とブレーキ
37が解放された状態では、リングギヤ36の回転状態
が決まらず、プラネタリギヤ30の回転状態は決定され
ないから、エンジン10は実質的に切り離されたのと同
等となる。
【0032】シフトレバーがNレンジまたはPレンジに
ある場合は、ニュートラルモードまたは充電、エンジン
始動モードが選択可能である。ニュートラルモードで
は、クラッチ34,38およびブレーキ37の全てが非
係合となる。このとき、CVT40へは一切、動力を伝
達することができない。充電、エンジン始動モードでは
ブレーキ37のみが係合され、クラッチ34,38は非
係合となる。クラッチ34,38が非係合であるため、
CVT40に動力は伝達されないが、ブレーキ37が係
合されることによって、プラネタリギヤ30の回転状態
は決定可能となる。従って、エンジン10の動力をモー
タ20で回生したり、逆にモータ20を力行してエンジ
ン10をクランキングして始動したりすることが可能と
なる。先に説明した通り、本実施例のハイブリッド車両
では、補機駆動モータ14を用いてエンジン10を始動
することも可能であるから、エンジン10のスタータモ
ータとして補機駆動モータ14とモータ20の2種類を
備えていることになる。
【0033】シフトレバーがRレンジにある場合は、モ
ータ走行モードおよびフリクション走行モードが選択可
能である。モータ走行モードでは、第1のクラッチ34
のみが係合され、第2のクラッチ38、ブレーキ37は
非係合となる。このときはモータ20がCVT40に結
合された状態となる。フリクション走行モードでは、第
1のクラッチ34が係合され、第2のクラッチ38が非
係合となるとともに、ブレーキ37とがスリップ係合さ
れる。これによりモータ20とエンジン10の動力を利
用して後進することが可能となる。
【0034】本実施例のハイブリッド車両は、これらの
運転モードを使い分けて走行する。前進時を例にとって
説明する。まず、停車中は信号待ちなどの一時的な停車
時も含めて、エンジン10の運転は停止している。既に
説明した通り、この間、補機駆動モータ14を力行して
補機12が駆動されている。運転者がアクセルペダルを
踏み込んで加速操作を行うと、補機駆動モータ14また
はモータ20によってクランキングされているエンジン
10に燃料が供給され、エンジン10は運転を開始す
る。そして、ETCモードでモータ20の回生電力を調
整することで、エンジン10の回転数を滑らかに変化さ
せつつ出力して発進および加速する。なお、モータ走行
モードでモータ20の動力のみを利用して発進する場合
もある。モータ走行モードで発進した場合も、エンジン
10は補機駆動モータ14によりクランキングされてい
るから、所定の速度に達した時点で燃料が供給されエン
ジン10の始動が行われる。その後、エンジン10の動
力を、CVT40のみによって変速すれば足りる走行状
態にある場合には、直結モードが選択され、CVT40
による変速範囲を超えて変速が必要になる場合には、E
TCモードが選択されて走行する。
【0035】A3.エンジン始動処理:先に説明した通
り、本実施例のハイブリッド車両では、エンジン10の
スタータモータとして補機駆動モータ14とモータ20
の2種類を備えている。本実施例では、エンジン10の
状態に応じて両者を使い分けて始動を行う。これらの使
い分けを実現する制御処理について以下説明する。
【0036】上述した2種類のスタータモータの使い分
けは、エンジン10の始動が要求された際に、エンジン
10の温度状態、ここではエンジン10の暖機が完了し
ているか否かによって行われる。エンジン10の暖機が
完了している場合には、補機駆動モータ14により始動
される。暖機が完了していない場合には、モータ20に
より始動される。補機駆動モータ14は、補機12を駆
動するために必要な範囲の出力定格のモータであり、暖
機完了前の始動トルクが大きい状態でエンジン10をク
ランキングするのに適していないからである。これに対
し、モータ20は大きな始動トルクを十分に出力できる
定格を有しているから、暖機前はモータ20を用いてエ
ンジン10を始動する。
【0037】エンジン10の暖機が完了した後は、補機
駆動モータ14で十分に始動を行うことができる。ま
た、モータ20はプラネタリギヤ30を介してエンジン
10に結合されているのに対し、補機駆動モータ14は
ゴムベルト13を用いた伝動機構でエンジン10に結合
されているため、始動時の静粛性に優れる利点がある。
更に、モータ20はプラネタリギヤ30、CVT40を
介して駆動軸50に結合されているため、モータ20で
エンジン10を始動した場合、クラッチ34,38およ
びブレーキ37の動作状態によっては、そのトルク変動
が駆動軸50に出力される可能性があるが、補機駆動モ
ータ14はかかるトルク変動を招くことなくエンジン1
0を始動できる利点がある。このように、エンジン10
の暖機前はモータ20がスタータモータに適しており、
エンジン10の暖機後は補機駆動モータ14がスタータ
モータに適している。
【0038】本実施例では、イグニッションスイッチ6
2が最初に操作された場合は、その時点でハイブリッド
車両の運転が開始されたことを意味するため、エンジン
10の暖機は完了していないものと判断する。従って、
かかる場合には、モータ20を用いてエンジン10を始
動する。その他の場合にエンジン10の始動要求がなさ
れた場合には、エンジン10の暖機は完了しているもの
と判断する。従って、かかる場合には、補機駆動モータ
14を用いてエンジン10を始動する。この制御処理
は、以下のフローチャートによって実現される。
【0039】図3はエンジン始動制御処理ルーチンのフ
ローチャートである。エンジン10の始動要求が出され
た場合に、制御ユニット60内のCPUが実行する処理
である。エンジン10の始動要求は、第1に運転者がイ
グニッションスイッチ62を操作したことが検出された
場合に出される。イグニッションスイッチ62の操作位
置には、車両の運転を停止するポジション「OFF]、
ファンや照明機器などの電装品のみを使用可能にするポ
ジション「ACC」、車両の運転を行うポジション「O
N」、車両の運転を開始するためのポジション「STA
RT」の4つのポジションがある。運転者がイグニッシ
ョンスイッチ62を「START」ポジションに操作す
ると、エンジン10の始動要求が出されてエンジン10
が始動し、ハイブリッド車両の運転が開始される。その
後、イグニッションスイッチ62は弾力によって「O
N」ポジションに移動し、車両の運転中はこのポジショ
ンを維持する。
【0040】本実施例のハイブリッド車両は、燃費を向
上し、いわゆるエミッションを低減するため、停車中に
エンジン10を停止する。従って、エンジン10の始動
要求が出される第2の場合としては、停車状態から再度
走行を開始する場合が挙げられる。運転者がアクセルを
操作して車両の加速を指示したことが検出されると、そ
れに応じて制御ユニット60がエンジン10の始動要求
を出す。従って、イグニッションスイッチ62は「O
N」ポジションにある場合でも、エンジン10の始動要
求が出されることがある。
【0041】本実施例のハイブリッド車両は、先に説明
した通り、モータ20のみを動力源として走行すること
もできる。エンジン10の始動要求が出される第3の場
合としては、モータ20を動力源として走行している状
態からエンジン10を動力源として利用する走行に切り
替える場合が挙げられる。モータ20のみを動力源とし
て走行中に車速、要求トルク、バッテリ22の充電状態
が予めマップで設定された所定の状態に至ると、制御ユ
ニット60がエンジン10を始動すべきと判断して、始
動要求を出す。
【0042】これらの始動要求に応じて図3に示すエン
ジン始動制御処理ルーチンが開始されると、制御ユニッ
ト60のCPUは、まず初期始動フラグFEが値0であ
るか否か、イグニッションスイッチ62のポジションが
「START」であるか否かを判断する(ステップS1
0,S12)。初期始動フラグFEは、従前にイグニッ
ションスイッチ62が操作されたことがあるか否かを示
すフラグである。運転者がエンジンキーをイグニッショ
ンスイッチ62に挿入した時点で値0に初期化される。
イグニッションスイッチ62を「OFF」ポジションに
操作した時点で初期化するものとしてもよい。
【0043】ステップS10,S12の条件をいずれか
一方でも満足しない場合には、エンジン10の暖機が完
了しているものと判断し、スタータモータとして補機駆
動モータ14を設定する(ステップS18)。ステップ
S10,S12の条件を双方ともに満たす場合には、初
めてエンジン10の始動要求が出されたものと判断さ
れ、暖機前であると判断されるため、CPUは、初期始
動フラグFEに値1を代入するとともに(ステップS1
4)、エンジン10の始動に使用するスタータモータと
してモータ20を設定する(ステップS16)。ステッ
プS14において、初期始動フラグFEに「1」を代入
することにより、その後にイグニッションスイッチ62
が「START」ポジションに操作された場合でも、暖
機前であると判断されないことになる。
【0044】こうしてスタータモータが設定されると、
CPUは設定されたスタータモータを制御して、エンジ
ン10が完爆して自立運転を開始するまで、クランキン
グを行う(ステップS20、S22)。モータ20に対
してはインバータ21,補機駆動モータ14に対しては
インバータ16のスイッチングをそれぞれ制御すること
により、バッテリ22を電源として各モータを力行する
のである。同期電動機の運転を制御する技術は周知であ
るため、詳細な説明を省略する。
【0045】以上で説明した本実施例のハイブリッド車
両によれば、エンジン10が初めて始動された場合に
は、モータ20をスタータモータとして使用し、その他
の場合は、補機駆動モータ14をスタータモータとして
使用することができる。エンジン10が低温状態にある
のは、初期の始動時のみであるのが通常であるため、か
かる処理によれば、エンジン10の暖機状態に応じて2
種類のスタータモータを使い分けることができる。先に
説明した通り、モータ20は暖機前の始動に適した特性
を有しており、補機駆動モータ14は暖機後の始動に適
した特性を有しているから、本実施例のハイブリッド車
両によれば、エンジン10の暖機状態に応じて円滑かつ
安定した始動を実現することができる。また、エンジン
10の暖機前後にそれぞれ適したスタータモータを用意
することにより、補機駆動モータ14またはモータ20
のいずれか一方のみでエンジン10を始動する場合に比
較して装置の小型化を図ることができる。
【0046】A4.変形例:エンジン10の温度に応じ
てスタータモータを使い分ける制御処理は、実施例の他
にも種々の変形例を構成することができる。図4は変形
例としてのエンジン始動制御処理ルーチンのフローチャ
ートである。実施例では、エンジン10を初めて始動す
る場合以外には暖機が完了しているのが通常であること
を前提としてスタータモータの使い分けを行う場合を例
示したが、変形例ではエンジン10の水温に基づいて両
者の使い分けを行う点で相違する。
【0047】即ち、変形例のエンジン始動制御処理ルー
チンでは、CPUは、まずエンジン水温Teを入力し、
所定の温度Th未満か否かを判定する(ステップS1
1,S13)。エンジン水温Teは、エンジン水温セン
サ61によって検出される。その後の処理は、実施例と
同様である。即ち、エンジン水温Teが所定の温度Th
未満の場合には、低温状態と判断されるため、スタータ
モータとしてモータ20を用い、その他の場合には、ス
タータモータとして補機駆動モータ14を用いて完爆す
るまでエンジン10をクランキングする(ステップS1
6〜S22)。但し、変形例では、初期始動フラグFE
を使用しないため、フラグFEへの値の代入は行わな
い。
【0048】判定に使用される温度Thは、スタータモ
ータの使い分けの判断基準となる温度であり、任意の値
を設定することができる。モータ20および補機駆動モ
ータ14の出力定格などを考慮して、所望の使い分けが
実現される値を選択すればよい。かかる変形例の処理に
よれば、エンジン水温Teに基づいてより確実にスター
タモータを使い分けることが可能となる。
【0049】B.第2実施例:次に、本発明の第2実施
例について説明する。第1実施例では、ハイブリッド車
両に本発明を適用した場合を例示した。第2実施例で
は、エンジンのみを動力源として走行する通常の車両へ
の適用例を示す。
【0050】B1.装置の構成:図5は第2実施例とし
ての車両の概略構成を示す説明図である。第2実施例の
車両は動力源としてエンジン10Aを備える。エンジン
10Aのクランクシャフト11は、流体式のトルクコン
バータ74およびトランスミッション75を介して駆動
軸50に結合されている。クランクシャフト11には、
ギヤ71,72を介してモータ73が結合されている。
モータ73は、いわゆるセルモータであり、バッテリ2
2を電源として駆動する直流モータである。直流モータ
であるため、駆動回路としてのインバータは不要であ
る。もちろん、インバータを備え、モータ73に同期モ
ータを用いるものとしてもよい。
【0051】エンジン10Aには、第1実施例と同様、
ベルト13を用いた伝動機構を介して補機12および補
機駆動モータ14が結合されている。但し、第2実施例
では、エンジン10Aと伝動機構との間に電磁クラッチ
70が介設されている。電磁クラッチ70を解放した場
合には、エンジン10Aと伝動機構との間の動力の伝達
は切断される。エンジン10Aによる補機12の駆動、
および補機駆動モータ14によるエンジン10Aの始動
は、電磁クラッチ70を係合した場合に可能となる。
【0052】第2実施例の車両は、エンジン10Aのみ
が動力源となるため、走行中にエンジン10Aが停止す
ることはない。但し、燃費を向上し、エミッションを低
減するため、停車中はエンジン10Aの運転を停止す
る。従って、第2実施例の車両も、第1実施例と同様、
エンジン10Aの始動および停止は頻繁に繰り返して行
われる。
【0053】第2実施例の車両も、エンジン10Aのス
タータモータとして、モータ73と補機駆動モータ14
の2種類を備えている。補機駆動モータ14は、エンジ
ン10Aが高温状態にある場合における始動に適してい
る点は第1実施例の場合と同様である。これに対し、モ
ータ73は従来からエンジン10Aの始動に適用されて
いるセルモータであるため、エンジン10Aが低温状態
にある場合における始動に適している。つまり、比較的
小型でありながら、エンジン10Aの始動に十分なトル
クを出力することができる。逆に、耐用回数が低いた
め、頻繁に繰り返し始動を行うのには適していない。ま
た、回転数を精度良く制御できない簡易な構成の直流モ
ータであるため、頻繁に繰り返し行われる始動に適用す
ると、車両の乗り心地を損ねる可能性がある。これらの
点で、高温状態での始動には適していないモータである
とも言える。従って、第2実施例においては、エンジン
10Aが高温状態にある場合には補機駆動モータ14が
スタータモータに適しており、エンジン10Aが低温状
態にある場合にはモータ73がスタータモータに適して
いる。
【0054】B2.エンジン始動処理:第2実施例にお
いても、第1実施例と同様、2種類のスタータモータを
エンジン10Aの運転状態に応じて使い分けている。低
温状態にある場合にはモータ73を用い、高温状態にあ
る場合には、補機駆動モータ14を用いてエンジン10
Aを始動する。なお、第2実施例では、モータ73でエ
ンジン10Aを始動する際には、電磁クラッチ70を解
放し、モータ73の負荷を低減する。これらの制御は、
次のフローチャートによって実現される。
【0055】図6は第2実施例におけるエンジン始動制
御処理ルーチンのフローチャートである。制御ユニット
60AのCPUがエンジン始動要求に応じて実行する処
理である。エンジン始動要求が出されるタイミングにつ
いては、第1実施例とほぼ同様である。第1にイグニッ
ションスイッチ62が「START」位置に操作された
場合、第2に停車中にエンジン10Aが停止されている
状態から、再び走行を開始する場合である。
【0056】エンジン始動制御処理ルーチンが開始され
ると、第1実施例と同様、初期始動フラグFEの値、お
よびイグニッションスイッチ62が「START」ポジ
ションであるか否かに基づいてエンジン10Aが暖機前
か否かを判断する(ステップS10,S12)。これら
の条件をいずれか一方でも満足しない場合には、エンジ
ン10Aの暖機が完了しているものと判断して、補機駆
動モータ14をスタータモータとしてエンジン10のク
ランキングを行う(ステップS30,S32)。
【0057】一方、上記ステップS10,S12の条件
をともに満足する場合には、エンジン10Aが暖機前と
判断されるため、初期始動フラグFEに値1を代入した
後(ステップS14)、モータ73を用いた始動処理を
行う。この始動処理としては、エンジン10Aと補機1
2とを切り離して、モータ73の負荷を軽減するため、
電磁クラッチ70を解放する(ステップS34)。次
に、モータ73に通電して完爆するまでエンジン10A
をクランキングする(ステップS36,S38)。エン
ジン10Aが完爆したところで、電磁クラッチ70を係
合する(ステップS40)。エンジン10Aが完爆する
までは、補機12は駆動されないことになる。
【0058】以上で説明した第2実施例の車両によれ
ば、第1実施例と同様、2種類のスタータモータをエン
ジン10Aの運転状態に応じて使い分けることができ
る。従って、エンジン10Aの運転状態に応じて円滑か
つ安定した始動を行うことができる。また、低温状態と
高温状態で始動に適したスタータモータをそれぞれ個別
に備えることにより、装置の小型化を図ることもでき
る。また、第2実施例では、低温状態でエンジン10A
を始動する際に、電磁クラッチ70を解放することによ
って、モータ73の負荷を軽減することができるから、
モータ73を更に小型化することが可能である。
【0059】なお、第2実施例では、第1実施例と同じ
くイグニッションスイッチ62の状態に基づいてエンジ
ン10Aの運転状態を判定する場合を例示したが、変形
例(図4)と同様、エンジン10Aの水温に基づいて運
転状態を判定するものとしても構わない。エンジン10
Aの水温に基づいて運転状態を判定する場合には、車両
の運転を開始した後にモータ73によるクランキングが
再び行われる可能性もある。かかる場合には、補機12
の駆動を確保しておく必要があるため、電磁クラッチ7
0の解放を省略する、補機駆動モータ14により補機1
2の駆動を行うなどの対策を施すことが望ましい。
【0060】電磁クラッチ70は、第1実施例の構成に
適用することも可能である。逆に、第2実施例の構成に
おいて電磁クラッチ70を省略しても構わない。本発明
は、この他、種々の構成のシリーズハイブリッド車両、
パラレルハイブリッド車両に適用可能である。また、エ
ンジンの動力を利用して稼働するシステムであれば、車
両以外に船舶、航空機などの移動体および産業機械に適
用することも可能である。
【0061】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。また、運転者がスイッチ操作によって手動
でスタータモータを使い分ける構成を採ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としてのハイブリッド車両の動力系統に
ついての概略構成を示す説明図である。
【図2】各運転モードにおけるクラッチ34,38およ
びブレーキ37の係合状態を示す説明図である。
【図3】エンジン始動制御処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図4】変形例としてのエンジン始動制御処理ルーチン
のフローチャートである。
【図5】第2実施例としての車両の概略構成を示す説明
図である。
【図6】第2実施例におけるエンジン始動制御処理ルー
チンのフローチャートである。
【符号の説明】
10、10A…エンジン 11…クランクシャフト 12…補機 13…ゴムベルト 14…補機駆動モータ 15…ワンウェイクラッチ 16,21…インバータ 20…モータ 22…バッテリ 30…プラネタリギヤ 31…サンギヤ 32a、32b…ピニオンギヤ 33…プラネタリキャリア 34,38…クラッチ 35、39板 36…リングギヤ 37…ブレーキ 40…無段変速機(CVT) 41,42…プーリ 43…ベルト 50…駆動軸 51…ディファレンシャルギヤ 52…車軸 53…車輪 60、60A…制御ユニット 61…エンジン水温センサ 62…イグニッションスイッチ 70…電磁クラッチ 71,72…ギヤ 73…モータ 74…トルクコンバータ 75…トランスミッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 321 B60K 9/00 E (72)発明者 守屋 孝紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G092 AA01 AC02 AC03 CA01 DG08 EA11 EA26 EA27 EC09 FA31 GA01 GA02 GA12 GB01 HE08Z HF12Z HF19Z 3G093 AA01 AA07 AA16 BA00 BA21 BA22 CA01 CA03 CB05 CB06 DA05 DB11 EB02 EC02 5H115 PG04 PI16 PI29 PI30 PO17 PU10 PU25 PV09 PV23 QA01 QI04 QN03 RB08 SE04 SE05 TE08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸を回転させて、該エン
    ジンの始動を行うエンジン始動装置であって、 該出力軸に結合され、高温状態にある該エンジンを円滑
    に始動可能な範囲の低トルクを出力する第1電動機と、 前記出力軸に結合され、低温状態にある該エンジンを始
    動するのに十分な高トルクを出力する第2電動機とを備
    えるエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1電動機は、弾性ベルトを備える
    動力伝達機構を介して前記出力軸と結合されている請求
    項1記載のエンジン始動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエンジン始動装置であっ
    て、 前記出力軸に結合された補機と、 前記第2電動機での始動時に、該出力軸と該補機との結
    合を切り離す切断機構を備えるエンジン始動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のエンジン始動装置であっ
    て、 前記エンジンは、駆動軸から動力を出力して走行可能な
    車両において、該駆動軸に動力を出力可能なエンジンで
    あり、前記第2電動機は、該駆動軸にも動力を出力可能
    な電動機であるエンジン始動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のエンジン始動装置であっ
    て、 前記エンジンの温度状態を推定する温度状態推定手段
    と、 低温状態と推定された場合に前記第2電動機を用いて前
    記エンジンを始動する始動制御装置とを備えるエンジン
    始動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のエンジン始動装置であっ
    て、 運転者の操作により前記エンジンの始動を指示する始動
    スイッチを備え、 前記温度状態推定手段は、該始動スイッチについて、前
    記エンジンの運転を開始するための最初の操作がなされ
    た場合には、該エンジンは低温状態であると推定する手
    段であるエンジン始動装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のエンジン始動装置であっ
    て、 前記エンジンの温度に関与した所定のパラメータを検出
    する検出手段を備え、 前記温度状態推定手段は、該検出結果に基づいて前記エ
    ンジンの温度状態を推定する手段であるエンジン始動装
    置。
  8. 【請求項8】 動力源としてのエンジンと、 請求項1ないし請求項8いずれか記載のエンジン始動装
    置とを備えた車両。
  9. 【請求項9】 エンジンの出力軸に結合され、高温状態
    にある該エンジンを円滑に始動可能な範囲の低トルクを
    出力する第1電動機と、該出力軸に結合され、低温状態
    にある該エンジンを始動するのに十分な高トルクを出力
    する第2電動機とを用いて該エンジンを始動するエンジ
    ン始動方法であって、(a) 前記エンジンの温度状態
    を推定する工程と、(b) 低温状態と推定された場合
    に前記第2電動機の運転を制御して前記エンジンを始動
    する工程とを備えるエンジン始動方法。
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