JP2001158851A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JP2001158851A JP34361299A JP34361299A JP2001158851A JP 2001158851 A JP2001158851 A JP 2001158851A JP 34361299 A JP34361299 A JP 34361299A JP 34361299 A JP34361299 A JP 34361299A JP 2001158851 A JP2001158851 A JP 2001158851A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、安定性、透明性、硬化性能
に優れ、更にその硬化物が、耐熱性、耐溶剤性、耐アル
カリ性、耐候性、光学特性などの諸物性に優れた、ケイ
素含有重合体を含有してなる硬化性組成物並びに有機成
分がエポキシ樹脂、無機成分がケイ素含有重合体を含有
してなる化学結合型有機・無機複合系の硬化性組成物を
提供することにある。 【解決手段】 本発明の硬化性組成物は、必須の構成成
分として、エポキシ基を有する分子量500〜50万の
ケイ素含有重合体及び硬化触媒を含有してなる組成物、
またはエポキシ基を有する分子量500〜50万のケイ
素含有重合体、エポキシ樹脂、硬化触媒を含有してなる
化学結合型有機・無機複合系組成物よりなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化性組成物に関
する。詳しくは、本発明は、有機成分がエポキシ樹脂、
無機成分がケイ素含有重合体からなる化学結合型有機・
無機複合系組成物よりなる硬化性組成物に関する。更に
詳しくは、本発明は、安定性に優れ、透明性、硬化性能
に優れ、更に、その硬化物が耐熱性、耐溶剤性、耐アル
カリ性、耐候性、光学特性などの諸物性に優れた、化学
結合型有機・無機複合系組成物よりなる硬化性組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】有機材料と無機材料を組み合わせた複合
材料は、さまざまな研究がなされており、工業的にも有
機高分子に無機充填剤を添加したり、金属表面を有機高
分子で修飾するコーティングの手法等が利用されてい
る。これらの複合材料では、それぞれの素材がミクロン
メートルオーダー以上の大きさを持っている。そのた
め、これらの複合材料では、一部の物性を向上すること
はできるものの、多くの性能は単純に両者の加成則から
予想される値を示すに過ぎない。
【0003】一方、近年、有機材料と無機材料のドメイ
ンの大きさがナノメートルオーダー、更には、分子レベ
ルで組み合わされた有機・無機複合材料が盛んに研究さ
れている。このような材料は、有機物、無機物としての
特性を併せ持つのみならず、加成則では予想ができない
両者の長所を兼ね備えた、それぞれの素材とは全く異な
る新しい機能性材料となることが期待される。
【0004】このような有機・無機複合材料は、共有結
合を介して有機成分と無機成分が分子レベルで混合され
た化学結合型と、有機成分をマトリックスとして、無機
成分をその中に微細に分散、複合化、或いは無機成分を
マトリックスとして、有機成分をその中に微細に分散、
複合化された混合型がある。この単なる分散・複合化さ
れた混合型は、有機成分と無機成分との強い結合がない
ために、有機成分と無機成分との分離が生じたり、例え
ば硬化材料として使用した場合、耐熱性、耐溶剤性等の
諸物性の向上が不十分な場合がある。
【0005】一方、有機・無機複合材料を合成する手法
としてゾル・ゲル法がよく利用される。ゾル・ゲル法と
は、前駆体分子の加水分解とそれに続く重縮合反応によ
り、架橋した無機酸化物が低温で得られる反応である。
例えばエポキシ基により有機成分と無機成分を化学結合
させた有機・無機複合体を合成する場合、(1)エポキ
シ樹脂にアルコキシシランを結合後、ゾル・ゲル反応に
より有機・無機複合体を合成する方法、(2)アルコキ
シシランのゾル・ゲル反応による加水分解・縮合物にエ
ポキシ基やアミノ基を結合し、エポキシ樹脂と結合させ
る方法が考えられる。
【0006】このゾル・ゲル法で得られる有機・無機複
合材料または、その構成成分である架橋した無機酸化物
は、短期間でゲル化するなど、保存安定性が悪いという
問題がある。日本化学会誌、1998(No.9)、5
71(1998)には、トリアルコキシアルキルシラン
のアルキル基の鎖長による縮合速度の相違に着目し、メ
チルトリメトキシシランの重縮合後に縮合速度の遅いト
リアルコキシ長鎖アルキルシランを添加してポリシロキ
サン中のシラノール基を封止すること、更には、アルミ
ニウム触媒を用いてメチルトリメトキシシランの縮合反
応を行い所定の分子量に到達した時点でアセチルアセト
ンを添加して、反応系中で配位子交換を行い保存安定性
の改良を試みている。しかしこれらの方法では保存安定
性の改善は不充分であった。
【0007】一方、紫外線硬化性樹脂には、アクリル系
やエポキシ系が知られているが、紫外線硬化性樹脂技術
で最も問題とされる課題の一つに無機成分との組み合わ
せがある。無機成分として、自由に無機充填剤を配合で
きれば、線膨張係数、耐溶剤性、HDTなどの物性は改
良することができる。しかし、従来の無機充填剤を、紫
外線硬化性樹脂に配合した場合、不均一になる、透明性
が落ちる、紫外線透過性が悪くなり硬化不良となるなど
の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安定
性、透明性、硬化性能に優れ、更にその硬化物が、耐熱
性、耐溶剤性、耐アルカリ性、耐候性、光学特性などの
諸物性に優れた、ケイ素含有重合体を含有してなる硬化
性組成物並びに有機成分がエポキシ樹脂、無機成分がケ
イ素含有重合体を含有してなる化学結合型有機・無機複
合系の硬化性組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の硬化性組成物
は、必須の構成成分として、エポキシ基を有する分子量
500〜50万のケイ素含有重合体及び硬化触媒を含有
してなる組成物よりなることを特徴とする。
【0010】更に、本発明の硬化性組成物は、必須の構
成成分として、エポキシ基を有する分子量500〜50
万のケイ素含有重合体、エポキシ樹脂、硬化触媒を含有
してなる化学結合型有機・無機複合系組成物よりなるこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるエポキシ基を
有する分子量500〜50万のケイ素含有重合体は、エ
ポキシ基を有するアルコキシシラン、又はエポキシ基を
有するアルコキシシランとエポキシ基を有さないアルコ
キシシラン混合物の加水分解・縮合反応により得られ
る。その他ケイ酸ナトリウムからナトリウムをイオン交
換等で除去後二酸化ケイ素の縮合物を利用することによ
っても得ることができる。
【0012】アルコキシシランを用いる反応において
は、生成するエポキシ基を有するケイ素含有重合体の無
機性を考慮して、エポキシ基を有するアルコキシシラン
とエポキシ基を有さないアルコキシシランを混合して加
水分解・縮合反応を行うのが好ましい。
【0013】エポキシ基を有するアルコキシシランは、
分子中にエポキシ基を持っていればよく、具体的にはγ
−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリエトキシシラン等が挙げられ、これらの1種又
は2種以上を用いることができる。
【0014】また、エポキシ基を有さないアルコキシシ
ランとしては、トリメチルメトキシシラン、トリメチル
エトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチル
ジエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、メチルジメトキシシラン、メチルジエト
キシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルビニル
メトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、メチ
ルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシ
ラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルトリメト
キシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、フェニルト
リエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルト
リス(βメトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ―(メタクリ
ロイルオキシプロピル)トリメトキシシラン、N―β
(アミノエチル)γ―アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N―β(アミノエチル)γ―アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ―アミノプロピルトリエトキシシ
ラン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いる
ことができる。
【0015】エポキシ基を有するアルコキシシランとエ
ポキシ基を有さないアルコキシシランの配合比は、モル
比で1:99〜100:0が好ましい。より好ましく
は、5:95〜95:5である。
【0016】上記エポキシ基を有するアルコキシシラ
ン、エポキシ基を有さないアルコキシシランは、所望に
より他の金属のアルコラートや錯体で処理したり、ある
いはそれらと併用して加水分解・縮合反応を行い、ケイ
素含有重合体にケイ素以外の金属、例えばチタン、アル
ミニウム、ジルコニウム、マグネシウム、テルル、ス
ズ、ホウ素、リン、亜鉛などを組み入れることも可能で
ある。
【0017】アルコキシシランの加水分解・縮合反応
は、いわゆるゾル・ゲル反応を行えばよく、そのような
ゾル・ゲル反応として、無溶媒もしくは溶媒中で、酸又
は塩基等の触媒で加水分解・縮合反応を行う方法が挙げ
られる。この時用いられる溶媒は、特に限定されず、具
体的には、水、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノ
ール、t−ブタノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン等が挙げられ、こ
れらの1種を用いることも、2種以上を混合して用いる
こともできる。
【0018】上記アルコキシシランの加水分解・縮合反
応は、アルコキシシランが、水による加水分解により、
シラノール基(SiOH基)を生成し、この生成したシ
ラノール基同士が、又はシラノール基とアルコキシ基が
縮合することにより進む。この反応を進ませるために
は、適量の水を加えることが好ましく、水は溶媒中に加
えてもよく、触媒を水に溶解して加えてもよい。また、
空気中の水分あるいは、溶媒中に含まれる微量の水分に
よっても加水分解反応は進む。
【0019】上記加水分解・縮合反応で用いられる酸、
塩基等の触媒は、加水分解・縮合反応を促進するもので
あれば、特に限定されず、具体的には、塩酸、リン酸、
硫酸等の無機酸類;酢酸、p−トルエンスルホン酸、リ
ン酸モノイソプロピル等の有機酸類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アンモニア等の
無機塩基類;トリメチルアミン、トリエチルアミン、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアミン化
合物類;テトライソプロピルチタネート、テトラブチル
チタネート等のチタンエステル類;ジブチル錫ラウレー
ト、オクチル錫酸等の錫カルボン酸塩類;トリフルオロ
ボロン等のホウ素化合物類;鉄、コバルト、マンガン、
亜鉛等の金属の塩化物やナフテン酸塩あるいはオクチル
酸塩等の金属カルボン酸塩類;アルミニウムトリスアセ
チルアセテート等のアルミニウム化合物等が挙げられ、
これらの1種を用いることも、2種以上を併用すること
もできる。酸触媒を加えて、酸性下(pH7以下)で反
応を進ませた後、塩基触媒を加えて塩基性下(pH7以
上)で反応を行う方法が好ましい例として挙げられる。
【0020】上記加水分解・縮合反応を行うときには、
攪拌することが好ましく、また加熱することで反応を促
進することができる。加水分解・縮合反応の順序は特に
限定されず、エポキシ基を有するアルコキシシランとエ
ポキシ基を有さないアルコキシシランを両者混合して、
加水分解・縮合反応を行ってもよく、またエポキシ基を
有さないアルコキシシラン単独で、ある程度加水分解・
縮合反応を行った後、エポキシ基を有するアルコキシシ
ランを加えてさらに加水分解・縮合反応を行ってもよ
く、その逆にエポキシ基を有するアルコキシシラン単独
で、ある程度加水分解・縮合反応を行った後、エポキシ
基を有さないアルコキシシランを加えて加水分解・縮合
反応を行ってもよい。
【0021】加水分解・縮合反応で生成したエポキシ基
を有するケイ素含有重合体を得るためには、反応溶媒、
水、触媒を除去すればよく、例えば、ブタノール等の溶
媒を加えて溶媒抽出後、抽出溶媒を窒素気流下で減圧留
去すればよい。また、加水分解・縮合反応後の溶液を、
そのままあるいは脱触媒処理を行ってから、加水分解性
エステルによる処理さらに硬化性組成物を得るための処
理を行ってもよい。
【0022】本発明で用いられるエポキシ基を有するケ
イ素含有重合体の分子量は、ポリスチレン換算で、重量
平均分子量が500から50万であり、好ましくは10
00から10万である。500より小さいと望ましい物
性が得られず、50万より大きいと、エポキシ樹脂との
ナノメートルレベル、分子レベルでの複合化ができず、
生成物が不均一になったり不透明になったり、充分な物
性が得られない。
【0023】本発明で用いられるエポキシ基を有するケ
イ素含有重合体中のエポキシ基の数は得られるケイ素含
有重合体の分子量にもより、特に限定されるものではな
いが、ケイ素含有重合体1分子当たり1個以上、最高ケ
イ素原子1個当たり1個必要である。これより少ないと
エポキシ樹脂との化学結合が行われず、これより多いと
ケイ素含有重合体中のエポキシ基により、いわゆる無機
的物性が少なくなる。
【0024】本発明の必須構成成分のエポキシ基を有す
るケイ素含有重合体は、加水分解性エステル化合物で処
理することで、シラノール基を封止でき、保存安定性を
著しく改善することができる。加水分解性エステル化合
物としては、オルト蟻酸エステル、オルト酢酸エステ
ル、テトラアルコキシメタン、炭酸エステル等を用いる
ことができ、とりわけオルト蟻酸トリアルキルエステ
ル、テトラアルコキシメタン等が好ましい。
【0025】加水分解性エステルでの処理方法は、構成
成分であるケイ素含有重合体に、又はケイ素含有重合体
と溶媒を混合させた状態で、又はケイ素含有重合体とエ
ポキシ樹脂と混合させた状態で、又はケイ素含有重合体
とエポキシ樹脂と硬化触媒を混合させた状態で、過剰量
の加水分解性エステルを加えればよく、その時攪拌、加
熱をすることが好ましい。処理後、窒素気流下、加熱減
圧して、未反応の加水分解性エステルを除去すればよ
い。この処理によって、シラノール基がなくなり、保存
安定性がよくなる。もちろんケイ素含有重合体中のエポ
キシ基の量は、処理することによって影響を受けないよ
うにすることが重要である。
【0026】本発明に用いられるエポキシ樹脂は、ビス
フェノール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、アル
ファオレフィンオキサイド、エポキシ化脂肪酸等エポキ
シ基を有する化合物なら制限はないが、本発明の硬化性
組成物を光硬化させる場合には、脂環式エポキシ樹脂を
用いることが好ましい。脂環式エポキシ樹脂の例として
は、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレートが挙げられ
る。
【0027】本発明で用いられる硬化触媒は、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ジエチルアミノプロピルアミン、N−ア
ミノエチルピペラジン、m−フェニレンジアミン、p,
p’−ジアミノジフェニルメタン、p,p’−ジアミノ
ジフェニルスルホン、p,p’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、アニリン・BF3、p−トルイジン・BF3、o
−トルイジン・BF3、ジメチルアニリン・BF3、N−
メチルアニリン・BF3、N−エチルアニリン・BF3
N,N’−ジメチルアニリン・BF3、N,N’−ジエ
チルアニリン・BF3、エチルアミン・BF3、n−ブチ
ルアミン・BF3、ピペリジン・BF3、ジフェニルアミ
ン・BF3、o−ジメチルアミノメチルフェノール、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、トリエタノールアミン・ホウ酸塩などのアミン系硬
化剤、ポリアミド樹脂、ジアセトンアクリルアミド錯
体、ジシアンジアミドなどのアミド系硬化剤、無水フタ
ル酸、トリメリット酸無水物、ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸無水物、無水マレイン酸、ヘキサヒドロフタル
酸無水物、ヘチルナジック酸無水物、無水グルタル酸、
ピロメリット酸無水物、フェニレンービス(3−ブタン
ー1,2−ジカルボン酸)無水物、テトラブロモフタル
酸無水物などの酸無水物系硬化剤、フタルイミド、イミ
ダゾール錯体などのその他の硬化剤などが挙げられる。
【0028】光硬化の場合の光硬化触媒としては、エネ
ルギー線照射によりカチオン重合を開始させる物質を放
出する物質であればよく、具体的にはアリールジアゾニ
ウム塩、アリールヨードニウム塩、アリールスルホニウ
ム塩、スルホニルアセトフェノン、アレン−イオン錯体
等が挙げられる。これら硬化触媒は2種以上を併用する
こともできる。
【0029】本発明の化学結合型有機・無機複合系組成
物よりなる硬化性組成物を得るためには、エポキシ基を
有するケイ素含有重合体(好ましくは加水分解性エステ
ル化合物で処理したエポキシ基を有するケイ素含有重合
体)と、エポキシ樹脂と硬化触媒を混合し、用いた硬化
触媒により加熱や光照射処理を行う。
【0030】本発明の硬化性組成物を得るためには、エ
ポキシ基を有するケイ素含有重合体(好ましくは加水分
解性エステル化合物で処理したエポキシ基を有するケイ
素含有重合体)と硬化触媒を混合し、用いた硬化触媒に
より加熱や光照射処理を行う。
【0031】混合の方法には特に制限はなく、例えばケ
イ素含有重合体とエポキシ樹脂をあらかじめ混合してお
き、硬化反応を行いたい時に硬化触媒を加えて熱又は光
により硬化させる方法や、あらかじめ全部混合してお
き、硬化反応を行いたいときに、熱又は光により硬化さ
せる方法などが挙げられる。なお触媒によっては後者の
方法は不可能なものもある。
【0032】本発明のケイ素含有重合体は、保存中の変
性や分子量増加がなく、保存安定性に優れている。特に
加水分解性エステル化合物で処理したエポキシ基を有す
るケイ素含有重合体の保存安定性は特に優れている。
【0033】本発明の硬化性組成物の配合比は、得よう
とする硬化物の物性に応じて適宜調節すればよいが、有
機物、無機物の両方の特性を併せ持った優れた有機・無
機複合材料とするためには、重量比で、エポキシ基を有
するケイ素含有重合体:エポキシ樹脂=100:0〜
1:99が好ましい。
【0034】本発明の化学結合型有機・無機複合系硬化
性組成物は、硬化させることにより、有機成分であるエ
ポキシ樹脂及び硬化触媒と無機成分であるケイ素含有重
合体が、共有結合で結合することにより、ナノメートル
オーダー更には分子レベルで混合した化学結合型有機・
無機複合材料となる。得られた硬化物は、有機成分と無
機成分の両方の性質を併せ持ち、特に耐熱性、耐溶剤
性、耐アルカリ性に優れている。さらに本発明の化学結
合型有機・無機複合系硬化性組成物は、均一で透明なた
め紫外線等光の透過性がよく、光硬化に適している。
【0035】更にまた、耐候性、硬度、耐汚染性、難燃
性、耐湿性、ガスバリヤ性、伸びや強度等の力学特性、
光学特性等に優れている。
【0036】本発明の硬化性組成物を硬化させるには、
一般に知られているエポキシ樹脂の硬化方法を用いれば
よく、加熱、又は紫外線等の光照射をすればよい。
【0037】また、本発明の硬化性成分には、前記必須
成分の他に、任意成分として、本発明の目的とする性能
を損なわない範囲で、その他の公知の添加剤、充填剤、
各種樹脂等も配合することができる。
【0038】エポキシ基を有するケイ素含有重合体に、
各種の有機官能基を結合させ機能付与をすることができ
る。またアミノ基等の他の官能基を有するケイ素含有重
合体を配合することができる。更にまた、本発明の硬化
性組成物又はその硬化物をマトリックスとし、他の有用
な化合物を分散させた高機能複合材料を作成することが
できる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。尚、実施例中の「部」や「%」は重量によるもの
である。 合成例1:ケイ素含有重合体A (エポキシ基を有するアルコキシシランとエポキシ基を
有さないアルコキシシランの併用) メチルトリエトキシシラン54部、γ−グリシドキプロ
ピルトリメトキシシラン24部(メチルトリエトキシシ
ラン/γ−グリシドキシシラン=3/1モル比)、及び
溶媒として1−ブタノール72部を混合し、70℃まで
加温後、0.12%リン酸水溶液22部を滴下した(滴
下終了時pH3.6)。滴下後、80℃にて1時間反応
した。ついで1.9%水酸化ナトリウム水溶液1.1部
を添加し(添加後pH7.7)、80℃にて1時間反応
後、室温まで冷却した。得られた反応液のうち82部に
1−ブタノール320部を加えた。これにイオン交換水
375部を加えて3回水洗を行った後、窒素気流下、4
0℃、1330Pa(10mmHg)にて溶媒を留去
し、エポキシ基を有するケイ素含有重合体Aを得た。G
PCによる分析の結果、重量平均分子量2500、(ポ
リスチレン換算、以下同様)であり、エポキシ基は1
−NMRによる分析の結果、配合したγ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランのエポキシ基の90%以上
が保持されていた。
【0040】合成例2:ケイ素含有重合体B (エポキシ基を有するアルコキシシラン) γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン48部に
溶媒として1−ブタノール36部を混合し、70℃まで
加温後、3.7%リン酸水溶液11部を滴下した(滴下
終了時pH1.8)。滴下後、80℃にて1時間反応し
た。次いで16%水酸化ナトリウム水溶液0.90部を
添加し(添加後pH9.5)、80℃にて1時間反応
後、室温まで冷却した。得られた反応液のうち95部に
1−ブタノール665部を加えた。これにイオン交換水
750部を加えて3回水洗を行った後、窒素気流下、4
0℃、1330Pa(10mmHg)にて溶媒を留去
し、エポキシ基を有するケイ素含有重合体Bを得た。G
PCによる分析の結果、重量平均分子量3400であ
り、1H−NMRによる分析の結果、配合したγ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシランのエポキシ基量の
90%以上が保持されていた。
【0041】合成例3:ケイ素含有重合体C (エポキシ基を有さないアルコキシシラン) メチルトリエトキシシラン72部に溶媒として1−ブタ
ノール72部を混合し、70℃まで加温後、0.12%
リン酸水溶液22部を滴下した(滴下終了時pH3.
7)。滴下後、80℃にて1時間反応した。次いで1.
9%水酸化ナトリウム水溶液1.3部を添加し(添加後
pH7.8)、80℃にて1時間反応後、室温まで冷却
した。得られた反応液のうち165部に1−ブタノール
660部を加えた。これにイオン交換水800部を加え
て3回水洗を行った後、窒素気流下、40℃、1330
Pa(10mmHg)にて溶媒を留去し、ケイ素含有重
合体Cを得た。GPCによる分析の結果、重量平均分子
量3400であった。
【0042】合成例4:ケイ素含有重合体D (エポキシ基を有するアルコキシシランとエポキシ基を
有さないアルコキシシランの併用) メチルトリエトキシシラン14部に0.015%リン酸
水溶液8.6部を滴下し、10℃以下で1時間攪拌し
た。引続いて、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン6.6部[メチルトリエ
トキシシラン/β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン=3/1モル比]を滴下
し、10℃以下で2時間攪拌した。次いで、1.9%水
酸化ナトリウム水溶液0.25部を添加し(pH7.
1)、60℃で15分間反応後、室温まで冷却した。得
られた反応液に脂環式エポキシ樹脂3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレートを40部加えた。これにイオン交換水
20部を加えて3回水洗を行った後、窒素気流下、40
℃、1330Pa(10mmHg)にて溶媒を留去し、
脂環式エポキシ樹脂混合ケイ素含有重合体Dを得た。G
PCによる分析の結果、混合物中のケイ素含有重合体成
分は重量平均分子量3900であり、DMSO−d6
溶媒とする1H−NMRによる分析の結果、エポキシ基
は84%保持され、シラノール基(SiOH基)はケイ
素原子1個あたり0.91個であった。
【0043】合成例5:ケイ素含有重合体Dのシラノー
ル基封鎖処理 合成例4で得られた脂環式エポキシ樹脂混合ケイ素含有
重合体D42部に、オルトギ酸トリエチル45部を加
え、130℃で1時間処理後、窒素気流下、70〜90
℃、1330Pa(10mmHg)にて、未反応オルト
ギ酸トリエチル等の揮発性成分を留去した。GPCによ
る分析の結果、混合物中のケイ素含有重合体成分は重量
平均分子量4300であり、DMSO−d6を溶媒とす
1H−NMRによる分析の結果、エポキシ基は81%
保持され、シラノール基(SiOH基)は検出されなか
った。
【0044】<耐熱性評価>ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂アデカレジンEP−4100[旭電化工業(株)
製、エポキシ当量190]4部に、合成例で得られたケ
イ素含有重合体を0.1部(エポキシ樹脂の2.5%)
加え、約1分間攪拌した。これにアデカハードナーEH
220(旭電化工業(株)活性水素当量80)を、活性
水素当量がエポキシ当量の95%になるように添加し、
氷水で冷却しながら混合した。約1分間攪拌を行い、ガ
ラス板状に塗り付け、その上にアルミ箔をはりつけて6
0℃で1時間、その後120℃で4時間、硬化処理を行
った。硬化処理後、更に250℃で1時間加熱して剥離
強度の強度増大を測定した。別に280℃で加熱し30
分毎に剥離強度を測定し、剥離強度がほぼ0N/cm
(0kg・f/cm)になる時間(劣化遅延)を測定し
た。結果を表1に示す。尚、剥離強度は10mmの幅に
切り取り測定した。
【0045】
【表1】 上記結果より、本発明の硬化性組成物は、無機成分を含
まない比較例1、及び単なる混合型有機・無機複合体で
ある比較例2(合成例3で得られたケイ素含有重合体C
を使用した例)と比較して、熱処理による強度増大、及
び劣化遅延効果において優れていることがわかる。
【0046】光硬化フィルムAの作製 脂環式エポキシ樹脂(3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ
ート)18部、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂ア
デカレジンEP−4080[旭電化工業(株)製、エポ
キシ当量240]42部、上記ケイ素含有重合体Aを4
0部、及び光硬化触媒として4−(2−クロロ−4−ベ
ンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェ
ニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート2部を
室温で混合して、透明な紫外線硬化性組成物を得た。こ
の紫外線硬化性組成物をフッ素系離型剤を表面にスプレ
ーしたガラス板上に暑さ0.6mmになるように塗布
後、高圧水銀灯により6000mJ/cm2照射した。
フィルムをガラス板からはがし、更に120℃にて4時
間熱処理し、均一透明なフィルムを得た。
【0047】光硬化フィルムBの作製 脂環式エポキシ樹脂(3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ
ート)30部、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂ア
デカレジンEP−4080[旭電化工業(株)製、エポ
キシ当量240]70部、及び光硬化触媒として4−
(2−クロロ−4−ベンゾイルフェニルチオ)フェニル
ビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロ
アンチモネート)2部を室温で混合して、透明な紫外線
硬化性組成物を得た。この紫外線硬化性組成物を光硬化
フィルムAの場合と同様に処理し、均一透明なフィルム
を得た。
【0048】光硬化フィルムCの作製 ケイ素含有重合体Aを100部、及び光硬化触媒として
4−(2−クロロ−4−ベンゾイルフェニルチオ)フェ
ニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフ
ロロアンチモネート2部を室温で混合して、透明な紫外
線硬化性組成物を得た。この紫外線硬化性組成物を光硬
化フィルムAの場合と同様に処理し、均一透明なフィル
ムを得た。
【0049】光硬化フィルムDの作製 脂環式エポキシ樹脂(3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ
ート)18部、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
アデカレジンEP−4080[旭電化工業(株)製、エ
ポキシ当量240]42部、合成例3で得たケイ素含有
重合体C40部、及び光硬化触媒として4−(2−クロ
ロ−4−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−
フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネ
ート2部を室温で混合して紫外線硬化性組成物を得た。
この紫外線硬化性組成物を光硬化フィルムAの場合と同
様に処理し、フィルムを得た。
【0050】光硬化フィルムEの作製 合成例4で得たケイ素含有重合体Dを100部、光硬化
触媒として4−(2−クロロ−4−ベンゾイルフェニル
チオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウ
ムヘキサフロロアンチモネート2部を室温で混合して、
透明な紫外線硬化性組成物を得た。この紫外線硬化性組
成物を光硬化フィルムAの場合と同様に処理し、均一透
明なフィルムを得た。
【0051】光硬化フィルムFの作製 合成例5で得たケイ素含有重合体Dのシラノール基封鎖
処理物100部、光硬化触媒として4−(2−クロロ−
4−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロ
ロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
2部を室温で混合して、透明な紫外線硬化性組成物を得
た。この紫外線硬化性組成物を光硬化フィルムAの場合
と同様に処理し、均一透明なフィルムを得た。
【0052】<耐溶剤試験1>光硬化フィルムA、B、
C及びFを塩化メチレン/トリメチルクロロシラン/ピ
リジン=100/13/21の混合溶液中に48〜49
℃で1時間浸漬し、イオン交換水で洗浄した後、120
℃で1時間乾燥し、外観を観測した。結果を表2に示す
【0053】
【表2】
【0054】上記結果より、本発明の硬化性組成物は、
無機成分を含まない比較例3と比較して、耐溶剤性に優
れていることがわかる。
【0055】<耐溶剤性試験2>光硬化フィルムA、
B、C及びFを塩化メチレンに25℃で2時間浸漬後、
乾燥してから外観を観察した。結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】上記結果より、本発明の硬化性組成物は、
無機成分を含まない比較例4と比較して、耐溶剤性に優
れていることがわかる。
【0058】<耐アルカリ試験1>光硬化フィルムA及
びDを2%炭酸ナトリウム水溶液に25℃で18時間、
続いて80℃で1時間浸漬後、外観を観察した。結果を
表4に示す。
【0059】
【表4】
【0060】上記結果より、本発明の硬化性組成物は、
単なる混合型有機・無機複合体である比較例5の組成物
と比較して、耐アルカリ性に優れていることがわかる。
【0061】<耐アルカリ試験2>光硬化フィルムA及
びBを10%水酸化ナトリウム水溶液に25℃で18時
間、続いて80℃で1時間浸漬後、外観を観察した。結
果を表5に示す。
【0062】
【表5】
【0063】上記結果より、本発明の硬化性組成物は、
単なる混合型有機・無機複合体である比較例6の組成物
と比較して、耐アルカリ性に優れていることがわかる。
【0064】<保存安定性試験>合成例4のケイ素含有
重合体D(シラノール基封鎖処理前のもの)及び合成例
5のケイ素含有重合体D(オルトギ酸トリエチル処理後
のもの)の反応液を40℃で保存後、GPC測定により
ケイ素含有重合体の分子量(重量平均分子量:Mw)変
化を測定した。結果を表6に示す。
【0065】
【表6】
【0066】上記結果より、本発明の加水分解性エステ
ル化合物で処理されたケイ素含有重合体は、保存安定性
に著しく優れていることがわかる。
【0067】
【発明の効果】以上の通り、本発明の硬化性組成物は、
安定性、透明性、硬化性能に優れ、更にその硬化物が、
耐熱性、耐溶剤性、耐アルカリ性、耐候性等の諸物性に
優れているという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CD01X CD02X CD05X CD11W CD20W CL003 CP02W CP03W CP09W EF006 EL136 EL146 EN026 EN036 EN046 EN066 EN076 ER026 EU056 EU116 EY016 GP03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須の構成成分として、エポキシ基を有
    する分子量500〜50万のケイ素含有重合体、及び硬
    化触媒を含有する組成物よりなることを特徴とする硬化
    性組成物。
  2. 【請求項2】 必須の構成成分として、エポキシ基を有
    する分子量500〜50万のケイ素含有重合体、エポキ
    シ樹脂、及び硬化触媒を含有する化学結合型有機・無機
    複合系組成物よりなることを特徴とする硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 上記ケイ素含有重合体が加水分解性エス
    テル化合物で処理されていることを特徴とする、請求項
    1又は2記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 上記加水分解性エステル化合物が、オル
    ト蟻酸エステル、オルト酢酸エステル、テトラアルコキ
    シメタン及び炭酸エステルからなる群から選ばれる1種
    または2種以上であることを特徴とする、請求項3記載
    の硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 上記硬化触媒が光カチオン硬化触媒であ
    ることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項
    記載の硬化性組成物。
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