JP2001156609A - 半導体スイッチのゲートドライブ回路 - Google Patents

半導体スイッチのゲートドライブ回路

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JP2001156609A
JP2001156609A JP33363799A JP33363799A JP2001156609A JP 2001156609 A JP2001156609 A JP 2001156609A JP 33363799 A JP33363799 A JP 33363799A JP 33363799 A JP33363799 A JP 33363799A JP 2001156609 A JP2001156609 A JP 2001156609A
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JP
Japan
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gate
capacitor
capacitance
current amplifier
semiconductor element
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Application number
JP33363799A
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English (en)
Inventor
Akifumi Ichihara
昌文 市原
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体素子のターンオフ時に発生する高サージ
電圧を抑制する。 【解決手段】半導体素子のゲート・エミッタにコンデン
サを接続し、かつ、このゲートとゲートドライバ間に、
半導体素子のゲート容量と同容量のコンデンサを有する
電流アンプを接続する。これによって、ゲートドライバ
側より見ると電流アンプのコンデンサが半導体素子のゲ
ート容量を模擬するため、半導体素子の状態のいかんに
係わらず意図するゲート電荷充放電特性を持たせる事が
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体スイッチの
ゲートドライブ回路に係り、特にターンオフサージ電圧
を低減するようにしたゲートドライブ回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電圧制御形半導体素子であるIGBTに
よるスイッチング回路は、一般に図3(a)で示すよう
に構成されている。すなわち、IGBT1はゲートドラ
イバ2より出力されたゲート信号をゲート抵抗3を介し
てゲートに導入したときにターンオンし、ゲート信号が
無くなったときにターンオフするよう構成されている。
なお、4は還流ダイオードである。ゲート信号によって
オン/オフするIGBTは、そのゲート・エミッタ間は
容量性(ゲート容量)を持つため、図3(a)の点線で
囲んだ部分を等価的に現すと、同図(b)で示すように
RgCgの時定数回路となって、ゲート電圧はゲート抵
抗3の容量Rgとゲート容量CgによるCR充放電カー
ブを描くことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は、実際のIGB
Tのターンオフ時におけるゲート電圧の変化を示したも
ので、ゲート電圧が電流を遮断するレベルにまで下が
り、IGBTによる電流遮断が開始されるタイミングで
主回路からの影響によって同図で示すようにスイッチン
グを速めるようなゲート電圧低下が生じる場合がある。
この結果、IGBTは急速にターンオフして行くため、
高いサージ電圧が発生しやすくなる。サージ電圧が素子
定格などの限界を越えた場合には素子の永久破壊に至る
ため、これを回避するためにゲート抵抗3の容量Rgを
大きな値に設定しておく必要がある。しかし、このよう
にするとスイッチング時間が長くなり、スイッチング損
失が大きくなる問題を有する。
【0004】本発明の目的は、このような課題を解決し
てスイッチングが急に進むことによる高いサーシ電圧の
発生を抑制できる回路を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゲートドライ
バよりのゲート信号をゲート抵抗を介して半導体素子の
ゲートに印加するよう構成された半導体スイッチにおい
て、前記半導体素子のゲートとエミッタ間に第1のコン
デンサを接続し、かつ前記ゲート抵抗と半導体素子のゲ
ート間にこの半導体素子のゲート容量とほぼ同等の入力
コンデンサ容量を有する電流アンプを設けたものであ
る。
【0006】また、前記した電流アンプのコンデンサを
電流アンプの入力側に第2のコンデンサとして接続した
ものであり、さらには、前記したゲート抵抗と第2のコ
ンデンサによる時定数を、ゲート抵抗と半導体素子のゲ
ート容量との時定数とほぼ等しくなるようにその定数を
選定したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
もので、10は第1のコンデンサで、容量C1を有して
半導体素子であるIGBTのゲートとエミッタ間に接続
される。11はIGBTのゲートとゲート抵抗3間に接
続された電流アンプ、12は第2のコンデンサで電流ア
ンプ自体にコンデンサ容量をもたせてもよいが、ここで
はその入力側に接続されて容量C2を有している。この
コンデンサの容量C2は、IGBT1のゲート容量Cg
とほぼ同じ大きさに設定される。その他は図3と同じで
ある。
【0008】以上のように構成することによって、電流
アンプ11の直前の回路は、コンデンサ12の容量C2
がIGBTのゲート容量Ggを模擬するため、ゲートド
ライバ2よりみればあたかもIGBTのゲートのように
見える。したがって、電流アンプの入力部分の電圧Vi
nの波形はIGBTの状態に係わらずゲートドライバ2
の意図するCR充放電カーブとなる。
【0009】前述したように、IGBT1が電流遮断を
開始する付近では、ゲート電圧Vgの急激な低下を起こ
す電圧変動が発生するが、電流アンプ11をIGBTの
直近に配置したり、コンデンサ10の容量C1をゲート
容量Cgに対して十分大きな値に設定することによりゲ
ート電圧Vgの変化を抑えることができる。この結果、
スイッチングが急に進行して大きなサージ電圧が発生す
るようなことは無くなる。また、コンデンサ10を接続
したことによって、このコンデンサの容量C1を含むI
GBT1のゲート部分の容量は大きくなっているが、電
流アンプ11によってゲート電圧Vgは強制的に制御さ
れるため、ゲート電圧Vgの電圧波形は電流アンプ入力
部分の電圧Vinと同じになり、スイッチング時間はほ
とんど変化しない。
【0010】図2は他の実施形態を示したものである。
図1の実施形態の場合、ゲートドライバ部分は実際にI
GBT1を駆動可能な定格としているが、しかし、電流
アンプの存在を考慮すると、ドライバ部分の定格は電流
アンプに適切な電圧指令値を与える大きさで十分であ
る。よって、図2の実施形態はこの点を考慮したもので
ある。すなわち、ゲートドライバ20は図1のゲートド
ライバ2の定格よりも小さな定格のものが使用され、か
つ、ゲート抵抗23の値Rg’と図3で示す一般的なゲ
ート抵抗値Rgとの関係を、Rg’>>Rgに設定さ
れ、Rg’とC2による時定数を、RgとCgによる時
定数と等しくすることによって、図3で示すゲート駆動
回路と同等のものが実現できる。この場合、C2を小さ
く設定できるため、Rgによって生じる損失を小さくす
ることが可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、IGB
Tのゲートとエミッタ間に容量C1のコンデンサを接続
すると共に、IGBTのゲートとゲート抵抗との間に容
量C2のコンデンサを有する電流アンプを接続すること
によって、IGBTの電流遮断時に生じるゲート電圧へ
のスイッチング速度を速める影響を大幅に小さくするこ
とができる。この結果、スイッチングが急に進むことに
よって生じる高いサージ電圧を抑えることができ、低い
サージ電圧でのターンオフが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す回路構成図
【図2】本発明の他の実施形態を示す回路構成図
【図3】従来のIGBTゲートドライブの回路構成図
【図4】IGBTのターンオフ時の電圧波形図
【符号の説明】
1…半導体素子(IGBT) 2…ゲートドライバ 3…ゲート抵抗 10…第1のコンデンサ 11…電流アンプ 12…第2のコンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートドライバよりのゲート信号をゲー
    ト抵抗を介して半導体素子のゲートに印加するよう構成
    された半導体スイッチにおいて、前記半導体素子のゲー
    トとエミッタ間に第1のコンデンサを接続し、かつ前記
    ゲート抵抗と半導体素子のゲート間にこの半導体素子の
    ゲート容量とほぼ同等の入力コンデンサ容量を有する電
    流アンプを設けたことを特徴とした半導体スイッチのゲ
    ートドライブ回路。
  2. 【請求項2】 前記電流アンプのコンデンサは、第2の
    コンデンサとして電流アンプの入力側に接続されたこと
    を特徴とした請求項1記載の半導体スイッチのゲートド
    ライブ回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲート抵抗と第2のコンデンサによ
    る時定数を、ゲート抵抗と半導体素子のゲート容量との
    時定数とほぼ等しくなるようその定数が選定されたこと
    を特徴とした請求項1又は2記載の半導体スイッチのゲ
    ートドライブ回路。
JP33363799A 1999-11-25 1999-11-25 半導体スイッチのゲートドライブ回路 Pending JP2001156609A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061335A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Toshiba Corp ゲートノイズ抑制回路
CN100429863C (zh) * 2003-11-06 2008-10-29 陈亚宁 单端变换器中绝缘栅功率管的隔离驱动电路
JP2012175457A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Shindengen Electric Mfg Co Ltd スイッチング回路

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