JP2001156034A - シリコン基板(ないしウェーハ)・キャリア洗浄方法 - Google Patents

シリコン基板(ないしウェーハ)・キャリア洗浄方法

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JP2001156034A JP33689499A JP33689499A JP2001156034A JP 2001156034 A JP2001156034 A JP 2001156034A JP 33689499 A JP33689499 A JP 33689499A JP 33689499 A JP33689499 A JP 33689499A JP 2001156034 A JP2001156034 A JP 2001156034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、半導体デバイス製造時にウェーハ
収納、運搬または保管をするためのプラスチック製ウェ
ーハ・キャリアにおいて、有機汚染あるいは無機汚染さ
れたウェーハ・キャリアの洗浄除去性能の向上を図るウ
ェーハ・キャリア洗浄方法を得る。 【解決手段】 室温から加温した純水でウェーハ・キャ
リアのリンスを行う第1工程と、界面活性剤を含む溶液
でウェーハ・キャリアを洗浄して表面に付着したダス
ト、または無機もしくは有機の汚染を除去する第2工程
と、活性な純水にウェーハ・キャリアを含浸してウェー
ハ・キャリアの高濃度含浸層を除去する第3工程と、ウ
ェーハ・キャリアに対する最終リンスを加温純水で行う
第4工程と、クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活
性ガスの少なくともいずれかを主気体として含む乾燥気
体でウェーハ・キャリアに付着している水滴をブロー処
理で噴き飛ばす、あるいはスピン処理で振り切る水切り
処理を行う第5工程と、ウェーハ・キャリアを乾燥空気
で加温パージしながら所定雰囲気下の恒温状態で乾燥さ
せる最終乾燥処理を行う第6工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウェーハ・キャ
リア洗浄技術にかかり、特に半導体デバイス製造時にウ
ェーハ収納、運搬または保管をするためのプラスチック
(ポリカーボネイト、PEEK、エラストマー、PE
S、PEI等)ウェーハ・キャリアにおいて、有機汚染
あるいは無機汚染されたウェーハ・キャリアの洗浄除去
性能の向上を図るウェーハ・キャリア洗浄方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハ等のウェーハの大口径化
に伴い、ウェーハを収納、運搬または保管するウェーハ
・キャリアも大型化、複雑化し、例えば図16に示すよ
うな横ドア開閉一体型の密閉性の良いウェーハ・キャリ
アであるフロント・オープニング・ユニファイド・ポッ
ド(Front Opening Unified P
od、以下、FOUPと表記する)が使用されるように
なった。
【0003】図16は、従来のFOUP洗浄方法(第1
従来技術)で洗浄、乾燥した場合に水滴残りした部位を
示した図である。図16を参照すると、ウェーハは半導
体製造装置の移載機構により図16(a)に示すウェー
ハ・サポート27に横置きで収納された後、SEMI
Std. E62に規定されたフロント・オープニング
・メカニカル・インタフェース・スタンダード(Fro
nt OpeningMechanical Inte
rface Standard:FIMS)や、SEM
I Std. E63に規定されたボックス・オープナ
/ローダ・ツール・スタンダード(Box Opene
r/Loader Tool Standard:BO
LTS)機構を有するポッド・オープナによりドア38
が本体37に押し付けられ、FIMS機構が図16
(b)に示すラッチ機構30をドア間隙31を通して矢
印方向に動かすことにより、ラッチ機構30が本体37
の窪み29にはまりドア38と本体37が固定される。
このとき、ウェーハは図16(b)に示すシール32に
よりクリーンルーム雰囲気と隔離される。これにより、
例えば、クリーンルームの清浄度が低い場合であっても
デバイス歩留まりを維持することができる。その結果、
このようなFOUP方式のウェーハ・キャリアを使用す
れば、クリーンルームの建設費やランニングコストを下
げる目的でクリーンルーム清浄度を下げることも可能で
ある。
【0004】このような機能を有するFOUPを実工程
で何度も繰り返して使用すると、FOUPドア38や本
体37の内面がパーティクル等の汚染物質で汚染された
り、あるいは化学的な汚染物質で汚染されてしまう可能
性があるため、FOUPに収納されているウェーハ上に
これらの汚染物質が再付着してしまい、結果としてデバ
イス歩留まりを劣化させる恐れがある。このような問題
点を解決するために、何度かの使用後にFOUPを洗浄
してFOUPを清浄な状態に復帰させることが必要とな
る。
【0005】図12は従来の3チャンバ(マルチ・チャ
ンバ)方式のFOUP洗浄装置(第2従来技術)を説明
するための模式的システム構成図である。図12に示す
マルチ・チャンバ方式のFOUPウェーハ・キャリア洗
浄装置は、シーケンス毎に洗浄チャンバを用意し、FO
UPバスケットに乗せて界面活性剤添加した超音波洗浄
するチャンバ12でFOUP洗浄し、純水を加温し高圧
スプレー・リンスするシーケンスおよび、CDAエアー
・ナイフによる水切りするシーケンスをチャンバ13で
一括して行い、加温乾燥空気・ブロー減圧乾燥するチャ
ンバ14でFOUPを乾燥させ、各シーケンスをそれに
対応した各チャンバでコロ搬送機等で各チャンバ間を自
動連続処理するマルチ・チャンバ方式のFOUP洗浄方
法である。
【0006】図13は従来の4チャンバ(マルチ・チャ
ンバ)方式のFOUP洗浄装置(第3従来技術)を説明
するための模式的システム構成図である。図13に示す
マルチ・チャンバ方式のFOUPウェーハ・キャリア洗
浄装置は、シーケンス毎に洗浄チャンバを用意し、FO
UPバスケットに乗せて界面活性剤添加した超音波洗浄
するチャンバ12でFOUP洗浄し、純水を加温し高圧
スプレー・リンスするシーケンス(スプレー洗浄+リン
ス処理)をチャンバ15(スプレー洗浄+リンス処理用
チャンバ)で行い、CDAエアー・ナイフとして水切り
するシーケンス(CDAドライ・アップ処理)をチャン
バ15’(CDAドライ・アップ処理用チャンバ)で行
い、加温CDA・ブロー減圧乾燥するチャンバ14でF
OUPを乾燥させ、各シーケンスをそれに対応した各チ
ャンバでコロ搬送機で各チャンバ間を自動連続処理する
マルチ・チャンバ方式のFOUP洗浄方法である。
【0007】図14および図15は従来のシングル・チ
ャンバ方式のFOUP洗浄方法の一例(第4従来技術)
であって、図14は純水の流れ、図15はエアの流れに
各々着目して書かれている。FOUP本体37はドア3
8とともに、ラック36の上に載置され、ポンプ20に
よりアップされた純水が回転するスプレー・ノズル17
を通して上下からFOUPに吹き付けられることで、洗
浄を行う。18は純水の流れを示す。洗浄効率を上げる
ため純水は40〜70℃程度に加熱された状態で供給さ
れ、場合によっては界面活性剤が添加される。またこの
とき、純水は循環している。洗浄工程の後、純水リンス
を行うがこの場合には純水がフィルタ19を通して清浄
度を維持しながら循環してFOUPに供給される。これ
らの工程が終了すると乾燥に入る。乾燥はエアー・ヒー
タ22により50乃至70℃程度に加熱された温風21
と主に局所的な水滴を除去する目的で供給されるCDA
26とにより行われる。温風はブロワー24により90
%程度以上が再循環に回され、残りの10%程度弱は排
気口25から排気される。そしてエアー・ヒータ22に
より再加熱され、フィルタ23により清浄化された後、
再びFOUPの乾燥に供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述第
1従来技術乃至第4従来技術では、ウェーハ・キャリ
ア、特にFOUPを洗浄しようとするとFOUPの構造
が複雑であるため、以下に掲げる問題点があった。
【0009】まず第1の問題点は、パーティクルや分子
状汚染が樹脂と樹脂の間に挟まれた部分等に入ってしま
った場合に、本体37の場合は図16(a)の28に示
した位置、ドア38の場合は図16(b)の33に示し
た位置に汚染が残留し易く、これを解決するためには極
力、洗浄液を行き渡らせるために長時間十分洗浄する必
要があることである。また、超音波や高圧スプレー洗浄
ノズルを近づけたりしてリフトオフを促進させる必要が
あった。これはリフトオフした汚染やパーティクルを純
水リンスする場合も同様に長時間リンスしないと薬液残
りを生じリンス時間を長くして拡散と置換を促進させる
必要になるという問題点もあった。
【0010】また第2の問題点は、乾燥工程においても
温風が樹脂と樹脂の間に挟まれた部分等に行き渡りづら
いため、乾燥終了後、本体37の場合は図16(a)の
28に示した位置、ドア38の場合は(b)の33に示
した位置に水滴が残留し易く、これを解決するためには
極力、水切りを長時間十分に行って乾燥チャンバの乾燥
度を上げておき、さらに、高温の温風を用いたうえで、
乾燥チャンバの容積を小さくして、湿度が下がるように
ブロー温度を上げて、乾燥時間を長くする必要があるこ
とである。
【0011】また第3の問題点は、図16(a)のポッ
ド(POD)内はプラスチック(PC、PEEK、PB
T、PES、PEI、POE等)で構成された各種の部
品で組み立てられており、これらの部品の変形の危険性
を考慮すると温風の温度として120℃乃至80℃程度
が限界であるが、このような80℃程度の温度ではFO
UPの表面温度は高々35℃程度にしか加温できないた
め水切りにも時間がかかることである。また、直後のF
OUPやチャンバ全体は室内と同程度の40%RH(相
対湿度)程度の相対湿度までしか乾かないため、室内よ
りも乾燥させるには乾燥時間として1乃至2時間は必要
となるため、半導体デバイス製造プロセスのスループッ
トが著しく低く、特に量産工場においては生産計画上か
ら決定される必要なウェーハ・キャリア再生洗浄個数を
満たすことが困難となるという問題点もあった。
【0012】また第4の問題点は、ポッド(POD)は
外気を遮断するほど密閉性が良いため、半導体デバイス
製造プロセスで使っているガス状の有機汚染あるいは無
機汚染分子が、ポッド(POD)に使われている樹脂に
よっては表面吸着するだけでなく、本来の構成材料の脱
ガス量の数十乃至数百倍も含浸し、含浸したガスを脱離
させる為の脱ガスベークや再度適切な洗浄を行わないと
その後のウェーハ処理においてクロスコンタミネーショ
ンが発生して耐圧不良やパターン欠陥を誘起させる恐れ
があるため、元のアウトガスレベルに戻す必要がある
が、しかしながら、FOUPの密閉性のためには、オー
プンキャリアのような自然に気中に拡散するアウトガス
脱ガスは望めず、構成部材の数十乃至数百倍にまで増加
した脱ガス量がウェーハに吸着しトラブルが発生してし
まうこととが懸念されてきていることである。
【0013】そして第5の問題点は、既存の1洗浄槽の
構成(第1従来技術、図16参照)では乾燥時間が長
く、またパーティクル除去効率も悪く長時間の洗浄を必
要とし、スループットが稼げない。これに対して4チャ
ンバ構成(第4従来技術、図14参照)では洗浄除去性
能は得られるものの乾燥時間がやや長く、洗浄タクト時
間のバランスが悪く、そのため、超音波洗浄時間は数分
と短くても効果があるのにもかかわらず水切りに数十分
と時間を要する。更に、アウトガスを狙って真空乾燥し
た場合には水切りしきれず、残った水滴が氷結し乾燥に
さらに時間がかかり、フットプリントが大きい割にスル
ープットが稼げないことである。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、導体デバイス製造時にウェーハ
収納、運搬または保管をするためのウェーハ・キャリア
において、有機汚染あるいは無機汚染されたウェーハ・
キャリアの洗浄除去性能の向上を図るウェーハ・キャリ
ア洗浄方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明にかかるウェーハ・キャリア洗浄方法は、上記請
求項1記載の発明において、室温から加温した純水でウ
ェーハ・キャリアのリンスを行う第1の工程と、前記第
1の工程に続いて、界面活性剤を含む溶液で前記ウェー
ハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリアの表面
に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚染を除
去する第2の工程と、活性な純水に前記ウェーハ・キャ
リアを含浸して当該ウェーハ・キャリアの高濃度含浸層
を除去する第3の工程と、前記ウェーハ・キャリアに対
する最終リンスを加温純水で行う第4の工程と、クリー
ンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少なくとも
いずれかを主気体として含む高圧乾燥気体で前記ウェー
ハ・キャリアに付着している水滴をブロー処理で噴き飛
ばす、あるいはスピン処理で振り切る水切り処理を行う
第5の工程と、前記ウェーハ・キャリアを乾燥空気で加
温パージしながら所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェー
ハ・キャリアを乾燥させる最終乾燥処理を行う第6の工
程を有するものである。
【0016】また、請求項2記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、室温から加温した純水でウェ
ーハ・キャリアのリンスを行う第1の工程と、前記第1
の工程に続いて、界面活性剤を含む溶液で前記ウェーハ
・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリアの表面に
付着したダスト、または無機もしくは有機の汚染を除去
する第2の工程と、活性な純水に前記ウェーハ・キャリ
アを含浸して当該ウェーハ・キャリアの高濃度含浸層を
除去する第3の工程と、前記ウェーハ・キャリアに対す
る最終リンスを加温純水で行う第4の工程と、クリーン
な乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少なくともい
ずれかを主気体として含む乾燥気体で前記ウェーハ・キ
ャリアに付着している水滴をブロー処理で噴き飛ばす、
あるいはスピン処理で振り切る水切り処理を行う第5の
工程と、前記ウェーハ・キャリアを乾燥空気で加温パー
ジしながら所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キ
ャリアを乾燥させる乾燥処理を行う第6の工程と、十分
乾燥されて容積が最小化された状態で加温された乾燥空
気を含んだ所定雰囲気下の恒温状態で前記ウェーハ・キ
ャリアを乾燥させる槽に前記ウェーハ・キャリアを2乃
至6回だけ収容して当該ウェーハ・キャリアを乾燥させ
る最終乾燥処理を行う第7の工程を有するものである。
【0017】また、請求項3記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、界面活性剤を含む溶液で前記
ウェーハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリア
の表面に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚
染をリフトオフで除去する第1の工程と、活性な純水に
前記ウェーハ・キャリアを含浸して当該ウェーハ・キャ
リアの高濃度含浸層を除去する第2の工程と、前記ウェ
ーハ・キャリアに対する最終リンスを純水で行う第3の
工程と、クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガ
スの少なくともいずれかを主気体として含む乾燥気体で
前記ウェーハ・キャリアに付着している水滴を飛ばして
乾燥処理を行う第4の工程と、前記ウェーハ・キャリア
を乾燥空気で加温パージしながら所定雰囲気下の恒温状
態で当該ウェーハ・キャリアを乾燥させる槽に前記ウェ
ーハ・キャリアを2乃至6回だけ収容して当該ウェーハ
・キャリアを乾燥させる最終乾燥処理を行う第5の工程
を有するものである。
【0018】また、請求項4記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、活性な純水に前記ウェーハ・
キャリアを含浸して当該ウェーハ・キャリアの高濃度含
浸層を除去する第1の工程と、前記ウェーハ・キャリア
に対する最終リンスを純水で行う第2の工程と、クリー
ンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少なくとも
いずれかを主気体として含む乾燥気体で前記ウェーハ・
キャリアに付着している水滴を飛ばして乾燥処理を行う
第3の工程と、前記ウェーハ・キャリアを乾燥空気で加
温パージしながら所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェー
ハ・キャリアを乾燥させる槽に前記ウェーハ・キャリア
を2乃至4回だけ収容して当該ウェーハ・キャリアを乾
燥させる最終乾燥処理を行う第4の工程を有するもので
ある。
【0019】また、請求項5記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、活性な純水に前記ウェーハ・
キャリアを含浸して当該ウェーハ・キャリアの高濃度含
浸層を除去する第1の工程と、前記ウェーハ・キャリア
に対する最終リンスを純水で行う第2の工程と、クリー
ンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少なくとも
いずれかを主気体として含む乾燥気体で前記ウェーハ・
キャリアに付着している水滴を恒温雰囲気下で飛ばして
乾燥させる槽に前記ウェーハ・キャリアを2乃至3回だ
け収容して当該ウェーハ・キャリアを乾燥させる最終乾
燥処理を行う第3の工程を有するものである。
【0020】また、請求項6記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、界面活性剤を含む溶液で前記
ウェーハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリア
の表面に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚
染を除去する第1の工程と、室温から加温した純水でウ
ェーハ・キャリアのリンスを行う第2の工程と、活性な
純水に前記ウェーハ・キャリアを含浸して当該ウェーハ
・キャリアの高濃度含浸層を除去する第3の工程と、前
記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを加温純水で
行う第4の工程と、クリーンな乾燥空気またはクリーン
な不活性ガスの少なくともいずれかを主気体として含む
乾燥気体で前記ウェーハ・キャリアに付着している水滴
を飛ばして乾燥処理を実行する第5の工程と、前記ウェ
ーハ・キャリアを乾燥空気で加温パージしながら所定雰
囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キャリアを乾燥させ
る最終乾燥処理を行う第6の工程を有するものである。
【0021】また、請求項7記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1乃至6のいずれ
か一項に記載の発明において、純水で前記ウェーハ・キ
ャリアのリンスを行う工程は、室温から約80℃以下に
加温ステップ状に加熱した純水を用いて前記ウェーハ・
キャリアのリンスを行う工程を1分以上10分以内に制
限して実行して前ステップでの無機/有機のダストを除
去するとともに、残留溶剤を落とす工程を含むものであ
る。
【0022】また、請求項8記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1乃至6のいずれ
か一項に記載の発明において、純水で前記ウェーハ・キ
ャリアのリンスを行う工程は、室温から約80℃以下に
加温した純水を用いて前記ウェーハ・キャリアのリンス
を行う工程を1分以上10分以内に制限して実行して前
ステップでの無機/有機のダストを除去するとともに、
残留溶剤を落とす工程を含むものである。
【0023】また、請求項9記載の発明にかかるウェー
ハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1乃至6のいずれ
か一項に記載の発明において、純水で前記ウェーハ・キ
ャリアのリンスを行う工程は、室温から約80℃以下に
加温するとともに、超音波で加振した純水を用いて前記
ウェーハ・キャリアのリンスを行う工程を1分以上10
分以内に制限して実行して前ステップでの無機/有機の
ダストを除去するとともに、残留溶剤を落とす工程を含
むものである。
【0024】また、請求項10記載の発明にかかるウェ
ーハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1乃至6のいず
れか1項に記載の発明において、純水で前記ウェーハ・
キャリアのリンスを行う工程は、室温から約80℃以下
に加温ステップ状に加熱するとともに、超音波で加振し
た純水を用いて前記ウェーハ・キャリアのリンスを行う
工程を1分以上10分以内に制限して実行して前ステッ
プでの無機/有機のダストを除去するとともに、残留溶
剤を落とす工程を含むものである。
【0025】また、請求項11記載の発明にかかるウェ
ーハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1乃至10のい
ずれか一項に記載のいずれか一項に記載の発明におい
て、純水で前記ウェーハ・キャリアのリンスを行う工程
は、純水の循環系に当該純水の電気伝導度を測定する手
段を設置して前記ウェーハ・キャリアの表面に付着した
ダスト、または無機もしくは有機の汚染が除去される様
子を当該電気抵抗測定手段からの電気伝導度のデータを
基にモニタリングする工程を含むものである。
【0026】また、請求項12記載の発明にかかるウェ
ーハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1,2,3また
は6のいずれか一項に記載の発明において、前記界面活
性剤を含む溶液で前記ウェーハ・キャリアを洗浄して当
該ウェーハ・キャリアの表面に付着したダスト、または
無機もしくは有機の汚染を除去する工程は、前記界面活
性剤が0.1乃至0.001%程度添加され約80℃以
下に加温された前記溶液を用いるものである。
【0027】また、請求項13記載の発明にかかるウェ
ーハ・キャリア洗浄方法は、上記請求項1,2,3,6
または12のいずれか一項に記載の発明において、前記
界面活性剤を含む溶液で前記ウェーハ・キャリアを洗浄
して当該ウェーハ・キャリアの表面に付着したダスト、
または無機もしくは有機の汚染を除去する工程は、純水
の循環系に当該純水の電気伝導度を測定する手段を設置
して前記ウェーハ・キャリアの表面に付着したダスト、
または無機もしくは有機の汚染が除去される様子を当該
電気抵抗測定手段からの電気伝導度のデータを基にモニ
タリングする工程を含むものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下実施の形態1乃至実施の形態
10に、ウェーハ・キャリア洗浄方法の各種実施の形態
を説明する。
【0029】実施の形態1.以下、この発明の実施の形
態1に係るウェーハ・キャリア洗浄方法の工程と半導体
用キャリア洗浄装置の構成を説明する。本実施の形態の
特徴は、半導体デバイス製造時にウェーハを収納、運搬
または保管する横ドア開閉一体型半導体用キャリアが、
製造プロセス中に使われる有機溶剤や無機エッチングガ
スによって含浸汚染しその後の工程で脱ガスし問題が起
こるまで、汚染されてしまったものを、元の低ガスレベ
ルまで戻す洗浄方法と半導体用キャリア洗浄装置にあ
る。
【0030】本実施の形態の基本的な洗浄フローと本実
施の形態の洗浄方法の関係を図1に示す。ウェーハ・キ
ャリア洗浄方法を構成する主な洗浄工程は、室温から加
温した純水でリンスする工程と、界面活性剤を含む溶液
で洗浄し表面に付着したダストや無機/有機の汚染を除
去する工程と、活性なオゾンまたは過酸化水素を所定量
だけ添加した純水に含浸して表面層を僅かにエッチング
して高濃度含浸層を除去する工程と、最終リンスを純水
で行う工程と、クリーンな乾燥空気またはクリーンな不
活性ガスの少なくともいずれかを主気体として含む乾燥
気体で水滴が残らないように飛ばす工程と、加熱して十
分乾燥したチャンバで乾燥空気を含んだ減圧で最終乾燥
を行う工程を備えている。
【0031】次に第1の実施の形態に係るウェーハ・キ
ャリア洗浄方法を実行する半導体用キャリア洗浄装置の
構成を説明する。本実施の形態の半導体用キャリア洗浄
装置は、室温から加温した純水でリンスする機能と、界
面活性剤を含む溶液で洗浄し、表面に付着したダストや
無機/有機の汚染を除去する機能と、活性なオゾンまた
は過酸化水素を所定量だけ添加した純水に含浸して表面
層を僅かにエッチングして高濃度含浸層を除去する機能
と、最終リンスを純水で実行する機能と、クリーンな乾
燥空気またはクリーンな不活性ガスの少なくともいずれ
かを主気体として含む乾燥気体で水滴を飛ばして乾燥処
理を実行する機能と、十分乾燥したチャンバに加温した
乾燥空気等を含んだ真空で最終乾燥を行う機能を備えた
洗浄槽を1槽から複数槽(具体的には最大6槽)備えて
いる。
【0032】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2に係るウェーハ・キャリア洗浄方法を構成する主な
洗浄工程を説明する。本実施の形態のウェーハ・キャリ
ア洗浄方法は、界面活性剤を含む溶液で洗浄し、表面に
付着したダストや無機/有機の汚染を除去する工程と、
活性なオゾンまたは過酸化水素を所定量だけ添加した純
水に含浸して表面層を僅かにエッチングして高濃度含浸
層を除去する工程と、最終リンスを純水で行う工程と、
クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
くともいずれかを主気体として含む乾燥気体で水滴を飛
ばして乾燥処理を実行する工程と、乾燥空気を含んだ真
空で最終乾燥を行う工程を備えている。
【0033】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3に係るウェーハ・キャリア洗浄方法を構成する主な
洗浄工程を説明する。本実施の形態の主な洗浄工程は、
活性なオゾンまたは過酸化水素を所定量だけ添加した純
水に含浸して表面層を僅かにエッチングして高濃度含浸
層を除去する工程と、最終リンスを純水で行う工程と、
クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
くともいずれかを主気体として含む乾燥気体で水滴を飛
ばして乾燥処理を実行する工程と、乾燥空気を含んだ真
空で最終乾燥を行う工程を備えている。
【0034】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4に係るウェーハ・キャリア洗浄方法を構成する主な
洗浄工程を説明する。本実施の形態の主な洗浄工程は、
活性なオゾンまたは過酸化水素を所定量だけ添加した純
水に含浸して表面層を僅かにエッチングして高濃度含浸
層を除去する工程と、最終リンスを純水で行う工程と、
クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
くともいずれかを主気体として含む乾燥気体で水滴を飛
ばして乾燥処理を実行して乾燥させる工程を備えてい
る。
【0035】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5に係るウェーハ・キャリア洗浄方法を構成する主な
洗浄工程を説明する。本実施の形態の主な洗浄工程は、
界面活性剤を含む溶液で洗浄して表面に付着したダスト
や無機/有機の汚染を除去する工程と、室温から加温し
た純水でリンスする工程と、活性なオゾンまたは過酸化
水素を所定量だけ添加した純水に含浸して表面層を僅か
にエッチングして高濃度含浸層を除去する工程と、最終
リンスを純水で行うする工程と、クリーンな乾燥空気ま
たはクリーンな不活性ガスの少なくともいずれかを主気
体として含む乾燥気体で水滴を飛ばして乾燥処理を実行
する工程と、乾燥空気を含んだ真空で最終乾燥を行う工
程を備えている。
【0036】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態6に係るウェーハ・キャリア洗浄方法における純水リ
ンスを行う工程を説明する。本実施の形態の純水リンス
を行う工程は、オーバーフローする純水洗浄槽に浸積す
る第1工程、純水を加圧した状態でスプレーする第2工
程、略80℃以下に加温する第3工程、室温から略80
℃以下に加温ステップ状に加熱する第4工程の少なくと
もいずれかの工程を含んでいても良い。さらに、上記第
1工程乃至第4工程の実行時に超音波を加える第5工程
を実行しても良い。本実施の形態では、浸積やスプレー
時間は1分以上10分以内とし、前ステップでの無機/
有機のダストを除去し、残留溶剤等を落とす。また、純
水の循環系に純水抵抗計等を設置し、汚染が除去される
ことをモニターする工程を付加しても良い。上記第1工
程乃至第5工程を行うチャンバは独立でも、洗浄チャン
バと兼用としても良い。
【0037】実施の形態7.以下、この発明の実施の形
態7に係るウェーハ・キャリア洗浄方法における無機/
有機の汚染の洗浄工程を説明する。本実施の形態の無機
/有機の汚染の洗浄工程は、オーバーフロー循環する純
水に界面活性剤を0.1乃至0.001%程度添加した
洗浄槽に浸積する工程、純水に界面活性剤を0.1乃至
0.001%程度添加し加圧してスプレーする工程、約
80℃以下に加温する工程、室温から加温する工程、超
音波を加える工程の少なくともいずれかの工程を含んで
いても良い。
【0038】本実施の形態では、浸積やスプレー時間は
1分以上10分以内とし、無機/有機のキャリア表面残
留汚染を略1ppm以下に除去する。また、純水の循環
系に抵抗計等を設置し、汚染が除去されることをモニタ
ーする工程を付加しても良い。さらに、実施の形態6の
純水リンスを行う工程を行うリンスチャンバと独立でも
兼用でも、実施の形態8(後述)の汚染が含浸した高濃
度層のリフトオフまたはエッチング工程を実行するエッ
チングチャンバと独立でも兼用でも良い。
【0039】実施の形態8.以下、この発明の実施の形
態8に係るウェーハ・キャリア洗浄方法における汚染が
含浸した高濃度層のリフトオフまたはエッチング工程を
説明する。本実施の形態の汚染が含浸した高濃度層のリ
フトオフまたはエッチング工程は、オーバーフロー循環
する純水にオゾン20ppm程度以下添加した洗浄槽に
浸積する第1工程、過酸化水素を2乃至4%程度に添加
した洗浄槽に浸積する第2工程、純水にオゾン20pp
m程度以下添加し加圧してスプレーする第3工程、過酸
化水素を2乃至4%程度に添加し加圧してスプレーする
第4工程の少なくともいずれかの工程を含んでいても良
い。
【0040】また、第1工程乃至第4工程の実行時に、
約80℃以下に加温する第5工程、室温から加温する第
6工程の少なくともいずれかの工程を実行する第7工程
を追加しても良い。また、第1工程乃至第7工程の実行
時に、超音波を加える第8工程を追加しても良い。
【0041】本実施の形態では、浸積やスプレー時間を
1分以上10分以内とし、無機/有機のPOD内面残留
汚染を(1μg1part)以下に除去する。また、純
水の循環系に抵抗計等を設置し、汚染が除去されること
をモニターする工程を付加しても良い。
【0042】実施の形態9.以下、この発明の実施の形
態9に係るウェーハ・キャリア洗浄方法における水滴を
落とす水切り乾燥工程を説明する。本実施の形態の水滴
を落とす水切り乾燥工程は、ウェーハ・キャリアの内部
と外部の両面から少なくとも1つ以上のノズルを用いク
リーンな乾燥空気を吹き付けて乾燥させる工程、ブロア
ーで洗浄空気を循環させる工程、ウェーハ・キャリア各
部に付着した純水が遠心力により除去される回転方向に
スピン乾燥する工程の少なくともいずれかの工程を含ん
でいても良い。本実施の形態では、リンス洗浄槽にIP
A(イソプロピルアルコール)等の溶剤を導入でき、マ
ランゴニー対流によって乾燥させる構成を設けている。
【0043】本実施の形態では、乾燥時間を1分以上1
0分以内としている。長時間を要する場合は複数乾燥チ
ャンバを準備し段階的に乾燥しても良い。純水のキャリ
ア表面残留量は、目視レベルで水滴残りが確認されない
相対湿度でクリーンルーム内程度まで除湿する。また、
乾燥チャンバに温湿度計等を設置し、純水が除湿された
ことをモニターする工程を付加しても良い。
【0044】実施の形態10.以下、この発明の実施の
形態9に係るウェーハ・キャリア洗浄方法におけるアウ
トガスを除去する乾燥工程を説明する。本実施の形態の
アウトガスを除去する乾燥工程は、上記実施の形態9の
水滴を落とす水切り乾燥工程でほぼ水滴残りが見えなく
なるまで乾燥した段階で、乾燥チャンバが外気より十分
乾燥した状態にしたうえ、ウェーハ・キャリア全体が入
るだけの最小の容積の独立した乾燥チャンバとしておい
た上で、ウェーハ・キャリア全体を減圧ポンプの汚染を
防止する目的で、微量の乾燥空気等でパージしながら低
真空度に空引き減圧できるチャンバに入れて乾燥する工
程、微量の乾燥空気等はシーケンスで流量を制御して低
真空度に減圧できるチャンバに入れて乾燥する工程、減
圧時には到達真空度になっても軸シールの逆拡散等がな
いクリーンなドライポンプで乾燥させ復圧時のみパージ
ガスが導入する工程の少なくともいずれかの工程を含ん
でいても良い。
【0045】本実施の形態では、パージガスは100乃
至70℃程度加温して大量にパージしても良い。また、
そのままメインバルブを閉じて常圧に復圧しても良い。
また、乾燥時間は1分以上10分以内しても良い。ま
た、純水のキャリア表面残留量はクリーンルーム内相対
湿度(40〜50%RH)よりもさらに低く除湿しても
良い。(2〜5%RH)また、乾燥チャンバに温湿度計
等を設置し、純水の除湿特性をモニターする工程を付加
しても良い。
【0046】以上説明したように実施の形態1乃至実施
の形態10によれば、ウェーハ・キャリア(特にFOU
P)の洗浄、乾燥シーケンス時間を短縮し、スループッ
トの向上を維持しつつ、無機/有機の分子状ケミカル汚
染が洗浄でき、元の洗浄レベルに戻せるようになるとい
った効果、および装置の巨大化を抑制できるようになる
といった効果を奏する。
【0047】以下実施の形態11乃至実施の形態20
に、半導体用キャリア洗浄装置100の各種実施の形態
を説明する。通常、チャンバ数は少ない方が好ましい
が、処理時間がかかりすぎるとスループットが稼げず意
味がない。図14,15に示す第4従来技術のような1
洗浄槽の構成ではその傾向が見られる。また、図12に
示す第2従来技術の3チャンバ(マルチ・チャンバ)方
式のFOUP洗浄装置や図13に示す第3従来技術の4
チャンバ(マルチ・チャンバ)方式のFOUP洗浄装置
のようにマルチ・チャンバにした場合には所望の洗浄性
等のパフォーマンスが得られても、タクト時間のバラン
スが悪い場合には、処理時間が予定よりも短時間化でき
ない。さらにフットプリントが巨大では、工程内に入れ
られず、製造工程の動線からはみ出しやすい。そこで、
以下の実施の形態では、2乃至4チャンバ構成の中で上
記の問題をクリアする装置構成を示す。
【0048】実施の形態11.以下、この発明の実施の
形態11に係る2チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図2を参照して説明する。
【0049】本実施の形態の2チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図2に示すように、洗浄お
よびリンスを行うスプレー・リンス処理用の第1のチャ
ンバ1(スプレー洗浄+リンス処理用チャンバ)と、第
1のチャンバ1(スプレー洗浄+リンス処理用チャン
バ)の後段に設けられ水切りおよび乾燥を行うドライ・
アップ処理用の乾燥チャンバ2(HFEドライ・アップ
処理用チャンバ)を備えている。
【0050】第1のチャンバ1(スプレー洗浄+リンス
処理用チャンバ)では、図2に示すように、比較的短時
間に所望の洗浄性が得られる超音波洗浄槽の機能とスプ
レー・リンス超音波洗浄槽の機能を同一チャンバ内で行
えるような構成としている。
【0051】第1のチャンバ1(スプレー洗浄+リンス
処理用チャンバ)では、初めにウェーハ・キャリアにフ
ロント・オープン・ユニファイド・ポッド(FOUP:
Front Open Unified Pod)を設
置し、ローダーで超音波洗浄槽に導入(ロード)し、続
いて超音波洗浄槽に落とし込むローダーでFOUPを超
音波洗浄槽で超音波洗浄処理を実行する。続いて、ロー
ダーでFOUPを引き上げてスプレー・リンス処理を実
行する。リンス循環液の抵抗値等が下がったところでロ
ーダーで後段のチャンバである乾燥チャンバ2(HFE
ドライ・アップ処理用チャンバ)に搬送する。なお、洗
浄リンス槽と水切り乾燥槽はゲートシャッター等で干渉
しないように絶縁しておくことが望ましい。
【0052】HFEドライ・アップ処理を行う乾燥チャ
ンバ2(HFEドライ・アップ処理用チャンバ)では、
図2に示すように、水切り槽の機能と乾燥槽の機能と同
一チャンバ内で行えるような構成とし、従来よりも乾燥
性能を上げている。
【0053】第1のチャンバ1(スプレー洗浄+リンス
処理用チャンバ)でスプレー・リンス処理した後の濡れ
たFOUPを加熱したハイドロフルオロエーテル(HF
E)等の代替フロンの蒸気に曝すことにより、FOUP
表面の水分をHFE等の代替フロンで置換したうえで、
HFE等の代替フロンを上昇気流で乾燥させる。HFE
等の代替フロンは水を直接乾燥させる場合の1/100
程度に乾燥時間が短縮できるといったメリットを持って
いる。
【0054】本実施の形態では、加熱したHFE等の代
替フロンが液溜めに戻るように上昇気流の上部を室温以
下に冷却しているが、FOUPのクーリングも同時に行
うことで除冷してHFE等の代替フロンをアンローダー
に戻している。なお、代替フロンを洗浄液に用いる例も
あるが、ケミカル汚染の除去手法がないので本装置では
用いない。
【0055】実施の形態12.以下、この発明の実施の
形態12に係る2チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図3を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0056】本実施の形態の2チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図3に示すように、洗浄お
よびリンスを行うスプレー・リンス処理用の第1のチャ
ンバ1(スプレー洗浄+リンス処理用チャンバ)と、第
1のチャンバ1(スプレー洗浄+リンス処理用チャン
バ)の後段に設けられ水切りおよび乾燥を行うドライ・
アップ処理用の乾燥チャンバ5(ローテーション+CD
Aドライ・アップ+高温恒温処理用チャンバ)を備えて
いる。
【0057】本実施の形態の乾燥チャンバ5(ローテー
ション+CDAドライ・アップ+高温恒温処理用チャン
バ)では、図3に示すように、初めの水切り工程でFO
UPトレーを、細かい水滴が大粒の水溜まりになった状
態で10〜1000rpm程度に回転させて水滴を振り
切る(ローテーション+CDAドライ・アップ処理)こ
とでスプレー・リンス処理を実行する。さらにローダー
で下げて、クリーンな乾燥空気を30〜100℃程度に
加温し、4乃至10KPa程度の高圧で吹き付け乾燥さ
せる。このとき、乾燥チャンバ5(ローテーション+C
DAドライ・アップ+高温恒温処理用チャンバ)も30
〜100℃程度に恒温しブローさせておく(高温恒温処
理)。
【0058】実施の形態13.以下、この発明の実施の
形態13に係る2チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図4を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0059】本実施の形態では、図4に示すように、水
切り工程も、乾燥工程も同一チャンバ(乾燥チャンバ6
(高温恒温+CDAドライ・アップ処理用チャンバ))
で行う。乾燥チャンバ6(HFEドライ・アップ処理用
チャンバ)自体をチャンバに設置したヒータで30〜1
20℃程度の高温恒温状態に保つ(高温恒温処理)。乾
燥チャンバ6(高温恒温+CDAドライ・アップ処理用
チャンバ)は石英やSiC等のセラミックを用いてクリ
ーン化を達成し乾燥チャンバ6(高温恒温+CDAドラ
イ・アップ処理用チャンバ)の循環加温ブローも追加し
ても良い。
【0060】実施の形態14.以下、この発明の実施の
形態14に係る3チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図5を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0061】本実施の形態の3チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、2チャンバに比べて大型化
してしまうが、図5に示すように、乾燥に時間がかかる
水切り乾燥用のチャンバを分離してタクト時間を稼いで
スループットを改善するものであって、第1のチャンバ
1(スプレー洗浄+リンス処理用チャンバ)と、第1の
チャンバ1(スプレー洗浄+リンス処理用チャンバ)の
後段に設けられた水切りチャンバ7(加温高圧CDAド
ライ処理用チャンバ)と、リンス水切りチャンバ9の後
段に設けられ高温恒温+真空ドライ・アップ処理を行う
乾燥チャンバ11(高温恒温+真空ドライ・アップ処理
用チャンバ)を備えている。
【0062】図5に示す水切りチャンバ7(加温高圧C
DAドライ処理用チャンバ)は、従来の4乃至10KP
a程度の高圧で吹き付けるエアー・ナイフチャンバの水
切り機能を活用するもので、FOUPのドア部への吹き
付け乾燥機能(CDAドライ・アップ処理)を付加して
いる。また乾燥特性は後段の乾燥チャンバ11(高温恒
温+真空ドライ・アップ処理用チャンバ)で行うため、
振り切り性能の向上を図ることができる。
【0063】次の乾燥チャンバ11(高温恒温+真空ド
ライ・アップ処理用チャンバ)は、チャンバを30乃至
110℃程度に恒温したり、加温した乾燥空気を4乃至
10KPa程度の高圧で吹き付けブローし10Pa程度
で減圧乾燥している(高温恒温+真空ドライ・アップ処
理)。ただし、水滴残りがあると氷結しかえって乾燥時
間を要してしまうので水切りチャンバ7(ダイナミック
CDAドライ処理用チャンバ)で十分水切りしておく必
要がある。
【0064】実施の形態15.以下、この発明の実施の
形態15に係る3チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図6を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0065】本実施の形態の3チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図6に示すように、洗浄リ
ンスチャンバ8(超音波+スプレー洗浄+リンス処理用
チャンバ)と、洗浄リンスチャンバ8(超音波+スプレ
ー洗浄+リンス処理用チャンバ)の後段に設けられた水
切りチャンバ7(加温高圧CDAドライ処理用チャン
バ)と、水切りチャンバ7の後段に設けられ高温恒温+
真空ドライ・アップ処理を行う乾燥チャンバ11(高温
恒温+真空ドライ・アップ処理用チャンバ)を備えてい
る。
【0066】図6に示す洗浄リンスチャンバ8(超音波
+スプレー洗浄+リンス処理用チャンバ)は、スプレー
洗浄処理とリンス処理のシーケンス時間を合計しても乾
燥時間に比較して短いことに着目し、どちらもスプレー
法で行うような構成としている点に特徴を有している。
ただし、スプレー洗浄処理では洗浄槽のように水が行き
渡らないので、処理時間を十分に取った状態で超音波洗
浄処理を実行する必要がある(超音波+スプレー洗浄+
リンス処理)。高圧と超音波は間欠的に交互に加えても
同時に加えても良い。
【0067】実施の形態16.以下、この発明の実施の
形態16に係る3チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図7を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0068】本実施の形態の3チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図7に示すように、超音波
洗浄処理を行う超音波リンス洗浄チャンバ1と、超音波
リンス洗浄チャンバ1の後段に設けられローテーション
+CDAドライ・アップ処理を行う水切りチャンバ7’
(ローテーション+CDAドライ・アップ処理用チャン
バ)と、リンス水切りチャンバ9の後段に設けられ高温
恒温+真空ドライ・アップ処理を行う乾燥チャンバ11
(高温恒温+真空ドライ・アップ処理用チャンバ)を備
えている。
【0069】本実施の形態では、図7に示すように、図
5に示す水切りチャンバ7(ダイナミックCDAドライ
処理用チャンバ)に代えて、初めの水切り工程でFOU
Pトレーを、細かい水滴が大粒の水溜まりになった状態
で10〜1000rpm程度に回転させて水滴を振り切
る(ローテーション+CDAドライ・アップ処理)こと
でスプレー・リンス処理を実行する。さらにローダーで
下げて、クリーンな乾燥空気を30〜100℃程度に加
温し、4乃至10KPa程度の高圧で吹き付け乾燥させ
る水切りチャンバ7’(ローテーション+CDAドライ
・アップ処理用チャンバ)を設けている。このとき、乾
燥チャンバ7’(ローテーション+CDAドライ・アッ
プ+高温恒温処理用チャンバ)も30〜100℃程度に
恒温しブローさせておく(高温恒温処理)。
【0070】実施の形態17.以下、この発明の実施の
形態17に係る3チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図8を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0071】本実施の形態の3チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図8に示すように、超音波
洗浄処理を行う超音波リンス洗浄チャンバ1’と、超音
波リンス洗浄チャンバ1’の後段に設けられたリンス水
切りチャンバ9と、リンス水切りチャンバ9の後段に設
けられ高温恒温+真空ドライ・アップ処理を行う乾燥チ
ャンバ11(高温恒温+真空ドライ・アップ処理用チャ
ンバ)を備えている。
【0072】本実施の形態のリンス水切りチャンバ9
は、図8に示すように、超音波洗浄処理を行う超音波リ
ンス洗浄チャンバ1’で比較的短時間にリンスを行い、
またリンス時の抵抗値が下がりきらない場合には2度リ
ンス等を行った後、界面活性剤の泡切り性能を上げた上
でFOUPトレーに対して回転振り切り処理を実行し、
さらに微小水滴をエアー・ナイフで吹き飛ばすような構
成としている(ローテーション+CDAドライ・アップ
処理)。
【0073】本実施の形態では、ローテーション+CD
Aドライ・アップ処理に続いて、恒温かつ1000Pa
程度で減圧した乾燥チャンバ11(高温恒温+真空ドラ
イ・アップ処理用チャンバ)で脱ガス乾燥させる(高温
恒温+真空ドライ・アップ処理)。
【0074】実施の形態18.以下、この発明の実施の
形態18に係る3チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を図9を参照して説明する。なお、上記実施
の形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0075】本実施の形態の3チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図9に示すように、超音波
洗浄処理を行う超音波リンス洗浄チャンバ1’と、超音
波リンス洗浄チャンバ1’の後段に設けられたリンス水
切りチャンバ9と、リンス水切りチャンバ9の後段に設
けられた乾燥チャンバ2(HFEドライ・アップ処理用
チャンバ)を備えている。
【0076】本実施の形態では、超音波洗浄処理を行う
40KHz 1KW超音波リンス洗浄チャンバ1’の後段
に設けられたリンス水切りチャンバ9(図8参照)で十
分に振り切り乾燥させ(ローテーション+CDAドライ
・アップ処理)、さらに図2に示した乾燥チャンバ2
(HFEドライ・アップ処理用チャンバ)で乾燥性能を
高める(HFEドライ・アップ処理)ような構成として
いる。
【0077】実施の形態19.以下、この発明の実施の
形態19に係る4チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を説明する。なお、上記実施の形態において
既に記述したものと同一の部分については、同一符号を
付し、重複した説明は省略する。
【0078】本実施の形態の4チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図10に示すように、超音
波洗浄処理を行う超音波リンス洗浄チャンバ1’と、超
音波リンス洗浄チャンバ1’の後段に設けられスプレー
洗浄+リンス処理を行うチャンバ15(スプレー洗浄+
リンス処理用チャンバ)と、CDAドライ・アップ処理
を行うチャンバ15’(CDAドライ・アップ処理用チ
ャンバ)と、チャンバ15’(CDAドライ・アップ処
理用チャンバ)の後段に設けられた実施の形態1で示し
た乾燥チャンバ2(HFEドライ・アップ処理用チャン
バ)(図2参照)に比べて乾燥性能を高めた乾燥チャン
バ10(HFEドライ・アップ処理用チャンバ)を備え
ている点に特徴を有している。
【0079】実施の形態20.以下、この発明の実施の
形態20に係る4チャンバ構成の半導体用キャリア洗浄
装置100を説明する。なお、上記実施の形態において
既に記述したものと同一の部分については、同一符号を
付し、重複した説明は省略する。
【0080】本実施の形態の4チャンバ構成の半導体用
キャリア洗浄装置100は、図11に示すように、超音
波洗浄処理を行う超音波リンス洗浄チャンバ1’と、超
音波リンス洗浄チャンバ1’の後段に設けられスプレー
洗浄+リンス処理を行うチャンバ15と、チャンバ15
の後段に設けられCDAドライ・アップ処理を行うチャ
ンバ15’(CDAドライ・アップ処理用チャンバ)
と、チャンバ15’(CDAドライ・アップ処理用チャ
ンバ)の後段に設けられ実施の形態14の水切りチャン
バ7(加温高圧CDAドライ処理用チャンバ)(図5参
照)と同等の機能を備えた乾燥チャンバ11(高温恒温
+真空ドライ・アップ処理用チャンバ)を備えている点
に特徴を有している。
【0081】乾燥チャンバ11(高温恒温+真空ドライ
・アップ処理用チャンバ)では、30から110℃程度
に恒温したり、加温した乾燥空気を4乃至10KPa程
度の高圧で吹き付けブローし10Pa程度で減圧乾燥し
ても良い(高温恒温+真空ドライ・アップ処理)。ただ
し、水滴残りがあると氷結しかえって乾燥時間を要して
しまうので前チャンバ(チャンバ15’(CDAドライ
・アップ処理用チャンバ))で十分水切りしておく必要
がある。
【0082】以上説明したように実施の形態11乃至実
施の形態20によれば、有機/無機汚染されたウェーハ
・キャリア(特にFOUP)を、元の脱ガスレベルに戻
すことが可能となり、スループットも向上でき、特定工
程のために専用化や交換頻度を高めることなく、量産工
場における生産計画上から決定される必要なウェーハ・
キャリア再生個数を満たすことが可能となるといった効
果を奏する。
【0083】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構
成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0084】
【発明の効果】この発明は、ウェーハ・キャリア(特に
FOUP)の洗浄、乾燥シーケンス時間を短縮し、スル
ープットの向上を維持しつつ、無機/有機の分子状ケミ
カル汚染が洗浄でき、元の洗浄レベルに戻せるようにな
るといった効果、および装置の巨大化を抑制できるよう
になるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1乃至実施の形態10に
係るウェーハ・キャリア洗浄方法を説明するための洗浄
フローである。
【図2】 本発明の実施の形態11に係る2チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図3】 本発明の実施の形態12に係る2チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図4】 本発明の実施の形態13に係る2チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図5】 本発明の実施の形態14に係る3チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図6】 本発明の実施の形態15に係る3チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図7】 本発明の実施の形態16に係る3チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図8】 本発明の実施の形態17に係る3チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図9】 本発明の実施の形態18に係る3チャンバ構
成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成図
である。
【図10】 本発明の実施の形態19に係る4チャンバ
構成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成
図である。
【図11】 本発明の実施の形態20に係る4チャンバ
構成の半導体用キャリア洗浄装置を説明するための構成
図である。
【図12】 従来の3チャンバ(マルチ・チャンバ)方
式のFOUP洗浄装置(第2従来技術)を説明するため
の模式的システム構成図である。
【図13】 従来の4チャンバ(マルチ・チャンバ)方
式のFOUP洗浄装置(第3従来技術)を説明するため
の模式的システム構成図である。
【図14】 従来のシングル・チャンバ方式のFOUP
洗浄方法の一例(第4従来技術)スプレー洗浄ステップ
を説明するための装置図である。
【図15】 従来のシングル・チャンバ方式のFOUP
洗浄方法の一例(第4従来技術)恒温ブローと間欠エア
ー・ナイフステップを説明するための装置図である。
【図16】 従来のFOUP洗浄方法(第1従来技術)
で洗浄、乾燥した場合に水滴残りした部位を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 第1のチャンバ(スプレー洗浄+リンス処理用チャ
ンバ)、 1’ 超音波リンス洗浄チャンバ、 2 乾
燥チャンバ(HFEドライ・アップ処理用チャンバ)、
5 乾燥チャンバ(ローテーション+CDAドライ・
アップ+高温恒温処理用チャンバ)、 6 乾燥チャン
バ(HFEドライ・アップ処理用チャンバ)、 7 水
切りチャンバ(加温高圧CDAドライ処理用チャン
バ)、 7’水切りチャンバ(ローテーション+CDA
ドライ・アップ処理用チャンバ)、8 洗浄リンスチャ
ンバ(超音波+スプレー洗浄+リンス処理用チャン
バ)、9 リンス水切りチャンバ、 10 乾燥チャン
バ(HFEドライ・アップ処理用チャンバ)、 11
乾燥チャンバ(高温恒温+真空ドライ・アップ処理用チ
ャンバ)、 15 チャンバ(スプレー洗浄+リンス処
理用チャンバ)、 15’ チャンバ(CDAドライ・
アップ処理用チャンバ)、 100 半導体用キャリア
洗浄装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 3/08 B08B 3/08 Z B65G 49/04 B65G 49/04 D (72)発明者 近藤 浩 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社半導体先端テクノロジーズ内 (72)発明者 徳永 謙二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社半導体先端テクノロジーズ内 Fターム(参考) 3B201 AA46 AB01 BB04 BB82 BB83 BB93 BB94 CB15 CC01 CC12 CC13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温から加温した純水でウェーハ・キャ
    リアのリンスを行う第1の工程と、 前記第1の工程に続いて、界面活性剤を含む溶液で前記
    ウェーハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリア
    の表面に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚
    染を除去する第2の工程と、 活性な純水に前記ウェーハ・キャリアを含浸して当該ウ
    ェーハ・キャリアの高濃度含浸層を除去する第3の工程
    と、 前記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを加温純水
    で行う第4の工程と、 クリーンな高圧乾燥空気(以下、CDAと略す)または
    クリーンな高圧不活性ガスの少なくともいずれかを主気
    体として含む高圧乾燥気体で前記ウェーハ・キャリアに
    付着している水滴をブロー処理で噴き飛ばす、あるいは
    スピン処理で振り切る水切り処理を行う第5の工程と、 前記ウェーハ・キャリアをCDAで加温パージしながら
    所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キャリアを乾
    燥させる最終乾燥処理を行う第6の工程を有することを
    特徴とするウェーハ・キャリア洗浄方法。
  2. 【請求項2】 室温から加温した純水でウェーハ・キャ
    リアのリンスを行う第1の工程と、 前記第1の工程に続いて、界面活性剤を含む溶液で前記
    ウェーハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリア
    の表面に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚
    染を除去する第2の工程と、 活性な純水に前記ウェーハ・キャリアを含浸して当該ウ
    ェーハ・キャリアの高濃度含浸層を除去する第3の工程
    と、 前記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを加温純水
    で行う第4の工程と、 クリーンな乾燥高圧空気またはクリーンな高圧不活性ガ
    スの少なくともいずれかを主気体として含む乾燥気体で
    前記ウェーハ・キャリアに付着している水滴をブロー処
    理で噴き飛ばす、あるいはスピン処理で振り切る水切り
    処理を行う第5の工程と、 前記ウェーハ・キャリアをCDAで加温パージしながら
    所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キャリアを乾
    燥させる乾燥処理を行う第6の工程と、 十分乾燥されて容積が最小化された状態で加温されたC
    DAを含んだ所定雰囲気下の恒温状態で前記ウェーハ・
    キャリアを乾燥させる槽に前記ウェーハ・キャリアを2
    乃至6回だけ収容して当該ウェーハ・キャリアを乾燥さ
    せる最終乾燥処理を行う第7の工程を有することを特徴
    とするウェーハ・キャリア洗浄方法。
  3. 【請求項3】 界面活性剤を含む溶液で前記ウェーハ・
    キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリアの表面に付
    着したダスト、または無機もしくは有機の汚染をリフト
    オフで除去する第1の工程と、 活性な純水に前記ウェーハ・キャリアを含浸して当該ウ
    ェーハ・キャリアの高濃度含浸層を除去する第2の工程
    と、 前記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを純水で行
    う第3の工程と、 クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
    くともいずれかを主気体として含む高圧乾燥気体で前記
    ウェーハ・キャリアに付着している水滴を飛ばして乾燥
    処理を行う第4の工程と、 前記ウェーハ・キャリアをCDAで加温パージしながら
    所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キャリアを乾
    燥させる槽に前記ウェーハ・キャリアを2乃至6回だけ
    収容して当該ウェーハ・キャリアを乾燥させる最終乾燥
    処理を行う第5の工程を有することを特徴とするウェー
    ハ・キャリア洗浄方法。
  4. 【請求項4】 活性な純水に前記ウェーハ・キャリアを
    含浸して当該ウェーハ・キャリアの高濃度含浸層を除去
    する第1の工程と、 前記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを純水で行
    う第2の工程と、 クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
    くともいずれかを主気体として含む乾燥気体で前記ウェ
    ーハ・キャリアに付着している水滴を飛ばして乾燥処理
    を行う第3の工程と、 前記ウェーハ・キャリアを乾燥空気で加温パージしなが
    ら所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キャリアを
    乾燥させる槽に前記ウェーハ・キャリアを2乃至4回だ
    け収容して当該ウェーハ・キャリアを乾燥させる最終乾
    燥処理を行う第4の工程を有することを特徴とするウェ
    ーハ・キャリア洗浄方法。
  5. 【請求項5】 活性な純水に前記ウェーハ・キャリアを
    含浸して当該ウェーハ・キャリアの高濃度含浸層を除去
    する第1の工程と、 前記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを純水で行
    う第2の工程と、 クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
    くともいずれかを主気体として含む乾燥気体で前記ウェ
    ーハ・キャリアに付着している水滴を恒温雰囲気下で飛
    ばして乾燥させる槽に前記ウェーハ・キャリアを2乃至
    3回だけ収容して当該ウェーハ・キャリアを乾燥させる
    最終乾燥処理を行う第3の工程を有することを特徴とす
    るウェーハ・キャリア洗浄方法。
  6. 【請求項6】 界面活性剤を含む溶液で前記ウェーハ・
    キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリアの表面に付
    着したダスト、または無機もしくは有機の汚染を除去す
    る第1の工程と、 室温から加温した純水でウェーハ・キャリアのリンスを
    行う第2の工程と、 活性な純水に前記ウェーハ・キャリアを含浸して当該ウ
    ェーハ・キャリアの高濃度含浸層を除去する第3の工程
    と、 前記ウェーハ・キャリアに対する最終リンスを加温純水
    で行う第4の工程と、 クリーンな乾燥空気またはクリーンな不活性ガスの少な
    くともいずれかを主気体として含む乾燥気体で前記ウェ
    ーハ・キャリアに付着している水滴を飛ばして乾燥処理
    を実行する第5の工程と、 前記ウェーハ・キャリアを乾燥空気で加温パージしなが
    ら所定雰囲気下の恒温状態で当該ウェーハ・キャリアを
    乾燥させる最終乾燥処理を行う第6の工程を有すること
    を特徴とするウェーハ・キャリア洗浄方法。
  7. 【請求項7】 純水で前記ウェーハ・キャリアのリンス
    を行う工程は、 室温から約80℃以下に加温ステップ状に加熱した純水
    を用いて前記ウェーハ・キャリアのリンスを行う工程を
    1分以上10分以内に制限して実行して前ステップでの
    無機/有機のダストを除去するとともに、残留溶剤を落
    とす工程を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか一項に記載のウェーハ・キャリア洗浄方法。
  8. 【請求項8】 純水で前記ウェーハ・キャリアのリンス
    を行う工程は、 室温から約80℃以下に加温した純水を用いて前記ウェ
    ーハ・キャリアのリンスを行う工程を1分以上10分以
    内に制限して実行して前ステップでの無機/有機のダス
    トを除去するとともに、残留溶剤を落とす工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    ウェーハ・キャリア洗浄方法。
  9. 【請求項9】 純水で前記ウェーハ・キャリアのリンス
    を行う工程は、 室温から約80℃以下に加温するとともに、超音波で加
    振した純水を用いて前記ウェーハ・キャリアのリンスを
    行う工程を1分以上10分以内に制限して実行して前ス
    テップでの無機/有機のダストを除去するとともに、残
    留溶剤を落とす工程を含むことを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれか一項に記載のウェーハ・キャリア洗浄方
    法。
  10. 【請求項10】 純水で前記ウェーハ・キャリアのリン
    スを行う工程は、 室温から約80℃以下に加温ステップ状に加熱するとと
    もに、超音波で加振した純水を用いて前記ウェーハ・キ
    ャリアのリンスを行う工程を1分以上10分以内に制限
    して実行して前ステップでの無機/有機のダストを除去
    するとともに、残留溶剤を落とす工程を含むことを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のウェーハ
    ・キャリア洗浄方法。
  11. 【請求項11】 純水で前記ウェーハ・キャリアのリン
    スを行う工程は、 純水の循環系に当該純水の電気伝導度を測定する手段を
    設置して前記ウェーハ・キャリアの表面に付着したダス
    ト、または無機もしくは有機の汚染が除去される様子を
    当該電気抵抗測定手段からの電気伝導度のデータを基に
    モニタリングする工程を含むことを特徴とする請求項1
    乃至10のいずれか一項に記載のいずれか一項に記載の
    ウェーハ・キャリア洗浄方法。
  12. 【請求項12】 前記界面活性剤を含む溶液で前記ウェ
    ーハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリアの表
    面に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚染を
    除去する工程は、 前記界面活性剤が0.1乃至0.001%程度添加され
    約80℃以下に加温された前記溶液を用いることを特徴
    とする請求項1,2,3または6のいずれか一項に記載
    のウェーハ・キャリア洗浄方法。
  13. 【請求項13】 前記界面活性剤を含む溶液で前記ウェ
    ーハ・キャリアを洗浄して当該ウェーハ・キャリアの表
    面に付着したダスト、または無機もしくは有機の汚染を
    除去する工程は、 純水の循環系に当該純水の電気伝導度を測定する手段を
    設置して前記ウェーハ・キャリアの表面に付着したダス
    ト、または無機もしくは有機の汚染が除去される様子を
    当該電気抵抗測定手段からの電気伝導度のデータを基に
    モニタリングする工程を含むことを特徴とする請求項
    1,2,3,6または12のいずれか一項に記載のウェ
    ーハ・キャリア洗浄方法。
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