JP2003297794A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

Info

Publication number
JP2003297794A
JP2003297794A JP2002095694A JP2002095694A JP2003297794A JP 2003297794 A JP2003297794 A JP 2003297794A JP 2002095694 A JP2002095694 A JP 2002095694A JP 2002095694 A JP2002095694 A JP 2002095694A JP 2003297794 A JP2003297794 A JP 2003297794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
processing apparatus
holding
processing
desiccant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002095694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3892749B2 (ja
Inventor
Masahiro Motomura
雅洋 基村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002095694A priority Critical patent/JP3892749B2/ja
Publication of JP2003297794A publication Critical patent/JP2003297794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3892749B2 publication Critical patent/JP3892749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウォーターマークを発生させることなく、し
かも乾燥処理に要するコストの上昇を抑制することがで
きる基板処理装置および基板処理方法を提供する。 【解決手段】 洗浄処理の終了した基板Wを、ローター
30に保持して回転させながら、乾燥剤吐出ノズル50
からフッ素系溶剤であるHFE(ハイドロフルオロエー
テル)を供給することにより、基板W上の純水は、回転
による遠心力によって振り切られ、HFEは基板W上に
形成された微細パターン内部に入り込んだ水滴とともに
速やかに蒸発する。そのため、微細パターン内部の乾燥
不良を抑制しつつ、乾燥性能を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水等の処理液に
よる洗浄処理が終了した半導体基板、液晶表示装置用ガ
ラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基
板等(以下、「基板」と称する)を乾燥させる基板処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板処理装置では、種々の薬液による薬
液処理、純水による洗浄処理等の表面処理が順次実施さ
れる。そして、純水による仕上げの洗浄が行われた後
に、最終の処理として乾燥処理が実行される。このよう
な基板の乾燥処理として、例えば、基板1枚ずつに対し
て基板処理を施すいわゆる枚葉式の基板処理装置におい
て、従来より、基板を高速に回転させてその遠心力によ
り水分を基板上から振り切って除去する振り切り乾燥
(スピンドライ)が知られている。
【0003】しかし、この振り切り乾燥では、近年の半
導体デバイス構造の複雑化に伴い、ウォーターマークと
呼ばれる乾燥不良が問題となっている。ウォーターマー
クとは、基板表面に付着した水分が基板の素材であるシ
リコンおよび空気中の酸素と反応して生じる乾燥シミで
あり、基板表面に水分が付着している時間が長いほど発
生しやすい。
【0004】そこで、純水より表面張力が小さく、か
つ、蒸発潜熱の小さい有機溶剤であるイソプロピルアル
コール(以下、「IPA」とも呼ぶ)を基板に吹きつけ
つつ、基板を回転させて乾燥させる方式も提案されてい
る。IPAは、純水と比較して表面張力が小さく、浸透
性が高いため、基板上に形成されたトレンチ構造等の微
細パターン内部に入り込んだ水滴を容易に乾燥すること
ができる。また、IPAは純水と比較して蒸発潜熱が小
さく乾燥速度が速い。これらの理由により、基板を回転
しつつ基板上にIPAを吹き付ける乾燥方式では、基板
上の微細パターン内部に入り込んだ水滴を排水しつつ、
基板上の水滴を振り切るため、基板表面に水分が付着し
ている時間を短縮して、ウォーターマークの発生を抑制
し、乾燥性能を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IPA
のように環境に負荷を与える物質は、そのまま外部に放
出することができず、所定の排液処理を施して無害な物
質とする必要があるため、基板処理のコストが上昇する
といった問題が生じる。また、IPAを使用する場合、
防爆構造等の特別な安全機構を設ける必要があるため、
基板処理装置が大型化し、さらに、基板処理装置の製造
コストが上昇するといった問題も生じる。
【0006】また、近年の半導体のさらなる微細化・複
雑化にともない、IPAを使用しても、微細パターン内
部に入り込んだ水滴を排水することが困難な場合も生じ
ている。
【0007】そして、このようなIPAを使用した乾燥
処理の問題は、枚葉式の基板処理装置に限らず、複数の
基板に対して一度に基板処理を行うバッチ式の基板処理
装置においても生じる問題である。
【0008】そこで、本発明は、乾燥剤を供給しながら
乾燥する基板処理装置において、微細化・複雑化された
構造を有する基板であってもウォーターマークを発生さ
せることなく、しかも乾燥処理に要するコストの上昇を
抑制することができる基板処理装置および基板処理方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、処理液による洗浄処理が終了
した基板の乾燥処理を行う基板処理装置であって、基板
を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板
を回転する回転手段と、前記回転手段を用いて基板を回
転させつつ、処理液が付着した基板にフッ素系溶剤を主
剤とする乾燥剤を供給する溶剤供給手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板処理装置であって、処理液を貯留し、前記処理液
中に基板を浸漬して所定の基板処理を行う処理槽と、前
記基板処理が終了した基板を前記処理槽から引き揚げ
て、前記保持手段に受け渡す引き揚げ手段と、をさらに
備え、前記保持手段は、基板を略鉛直姿勢にて保持し、
前記回転手段は、略水平方向に沿った回転軸を中心とし
て基板を保持した前記保持手段を回転させることを特徴
とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の基板処理装置であって、1枚の基板に対して処理液を
吐出して所定の基板処理を行う処理液吐出手段、をさら
に備え、前記保持手段は、1枚の基板を略水平姿勢にて
保持し、前記回転手段は、略鉛直方向に沿った回転軸を
中心として1枚の基板を保持した前記保持手段を回転さ
せることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の基板処理装置であって、前
記保持手段に保持された基板に前記溶剤供給手段から乾
燥剤を供給する際に、前記回転手段による基板の回転数
を減少させる回転数制御手段をさらに備えることを特徴
とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前
記溶剤供給手段は、乾燥剤の蒸気を基板に供給すること
を特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の基板処理装置であって、前
記フッ素系溶剤はハイドロフルオロエーテルであること
を特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の基板処理装置であって、前
記乾燥剤は、前記フッ素系溶剤とイソプロピルアルコー
ルとを混合した溶剤であることを特徴とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、処理液による洗
浄処理が終了した基板の乾燥処理を行う基板処理方法で
あって、基板を回転させつつ、処理液が付着した基板に
フッ素系溶剤を主剤とする乾燥剤を供給する溶剤供給工
程を備えることを特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、処理液による洗
浄処理が終了した基板の乾燥処理を行う基板処理装置で
あって、基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保
持された基板を回転する回転手段と、前記回転手段を用
いて基板を回転させつつ、処理液が付着した基板にシリ
コーン系溶剤を主剤とする乾燥剤を供給する溶剤供給手
段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0019】<1.第1実施形態> (1) 基板処理装置の構成 まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1
に、本発明の第1実施形態における基板処理装置100
の正面図を、図2に、図1に示す基板処理装置100の
側面図を、図3に、図1に示す基板処理装置100の構
成要素であるローター30の斜視図をそれぞれ示す。な
お、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確
にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY
平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。
【0020】第1実施形態における基板処理装置100
は、いわゆるバッチ式の基板処理装置であり、一度に複
数の基板処理を施すことができるため、基板処理のスル
ープットを向上させることができる。図1に示すよう
に、基板処理装置100は、フッ酸等の薬液や純水(以
下、「処理液」とも呼ぶ)を貯留した処理槽10に、複
数の基板Wを略鉛直姿勢にて保持して浸漬し、所定の基
板処理を行うものであり、主として、収容器1、処理槽
10、リフター20およびローター30を備えている。
【0021】収容器1は、その内部に処理槽10、リフ
ター20、ローター30、窒素ガス吐出ノズル40、乾
燥剤吐出ノズル50、純水吐出ノズル60等を収容する
筐体である。収容器1の上部は図示を省略するスライド
式開閉機構によって開閉可能とされている。収容器1の
上部を開放した状態では、その開放部分から基板の搬出
入を行う。一方、収容器1の上部を閉鎖した状態では、
その内部を密閉空間とする。
【0022】処理槽10は、処理液を貯留して複数の基
板に順次表面処理を行う槽であり、収容器1の内部に収
容されている。処理槽10の底部近傍には図示しない2
本の処理液吐出ノズルが配置されており、処理液を処理
槽10に貯留することにより、所定の基板処理を行うこ
とができる。
【0023】処理液は処理槽10の底部から供給されて
処理槽10の上端部から溢れ出る。このため、処理槽1
0の上端部には回収部12が配置されており、処理槽1
0の上部から溢れ出た処理液の排液は回収部12におい
て回収される。そして回収部12で回収された排液と、
処理槽10の底部から排出される排液とは、収容器1の
底部に連通接続された排液管15を介して基板処理装置
100外部の排液ドレイン16へ排出される。なお、こ
の排液管15を含めて、処理液等の液体の供給路や排出
路は配管によって構成されている。
【0024】図2に示すように、リフター20は、リフ
ターアーム23、3本の保持棒21a、21b、21c
および昇降駆動部22を備えている。昇降駆動部22
は、リフターアーム23を図1の矢印AR2(Z軸方
向)に沿って昇降させる機能を有している。リフターア
ーム23には、3本の保持棒21a、21b、21cが
その長手方向が略水平(Y軸方向)となるように固設さ
れており、3本の保持棒21a、21b、21cのそれ
ぞれには基板Wの外縁部がはまり込んで基板Wを略鉛直
姿勢にて保持する複数の保持溝が所定のピッチにて配列
して設けられている。それぞれの保持溝は、Y方向に沿
って形成された切欠状の溝である。
【0025】このような構成により、リフター20は3
本の保持部21a、21b、21cによって相互に平行
に配列されて保持された複数の基板Wを処理槽10内に
貯留されている処理液中に浸漬する浸漬位置(図1の実
線位置)と収容器1内における処理槽10よりも上方の
引き揚げ位置(図1の一点鎖線位置)との間で昇降され
る。また、リフター20は、基板Wを引き揚げ位置より
もさらに上方の受渡位置(装置外部の搬送ロボットとの
間で基板Wの受け渡しを行わせる位置)にまで上昇させ
る。
【0026】図3に示すように、ローター30は、上記
の引き揚げ位置に設けられており、モータ31、回転板
32および4本の保持アーム33を備える。保持アーム
33は柱状の部材であって、その長手方向がY軸方向に
沿うように回転板32に取り付けられている。保持アー
ム33は、Y軸方向と平行であってかつその中心軸から
偏心した軸周りで揺動可能に回転板32に取り付けられ
ている。4本の保持アーム33は、図示省略のリンク機
構によって相互に連動して揺動するように構成されてお
り、図1の矢印AR1に示すように、引き揚げ位置に位
置する基板Wの端縁部に当接・押圧して当該基板Wを保
持する保持位置(図1の実線位置)と基板Wの端縁部か
ら離間して当該基板Wを開放する開放位置(図1の点線
位置)との間で揺動する。
【0027】リフター20からローター30に基板Wを
渡すときには、リフター20が上昇して基板Wを引き揚
げ位置に保持する。なお、リフター20の昇降時におい
ては、保持アーム33が開放位置に位置して保持アーム
33の間を基板Wが通過可能となるようにされている。
リフター20によって引き揚げ位置に基板Wが保持され
た状態において、保持アーム33が開放位置から保持位
置まで揺動して基板Wの端縁部に当接し、基板Wを保持
する。この状態でリフター20が降下しても基板Wは保
持アーム33によってローター30に保持された状態が
維持される。逆に、ローター30からリフター20に基
板Wを渡すときには、リフター20が上昇して保持棒2
1a、21b、21cがローター30に保持された基板
Wの下端部に接触する。その状態にて保持アーム33が
保持位置から開放位置まで揺動して基板Wの端縁部から
離間し、基板Wはリフター20の3本の保持部21a、
21b、21cによって保持されることとなる。
【0028】回転板32の中心部はモータ31の回転軸
34に固設されている。これにより、モータ31は回転
板32、4本の保持アーム33およびそれらに保持され
た複数の基板WをY軸周りにて回転させることができ
る。すなわち、ローター30は、リフター20から渡さ
れた複数の基板Wを保持して水平軸周りにて一斉に回転
させるものである。
【0029】収容器1の内部には、上から順番に、窒素
ガス吐出ノズル40、乾燥剤吐出ノズル50および純水
吐出ノズル60が、それぞれ2本ずつ設けられている。
図2に示すように、窒素ガス吐出ノズル40、乾燥剤吐
出ノズル50および純水吐出ノズル60のそれぞれは、
X方向に沿って伸びる中空の管状部材であり、X方向に
等間隔にて配列された複数の吐出孔40a、50a、6
0aをそれぞれ備えている。窒素ガス吐出ノズル40に
設けられている複数の吐出口40a、乾燥剤吐出ノズル
50に設けられている複数の吐出口50aのそれぞれ
は、吐出方向が斜め下方向となるように、また、純水吐
出ノズル60に設けられている複数の吐出口60aのそ
れぞれは、吐出方向が略水平方向となるように形成され
ている。
【0030】また、2本の窒素ガス吐出ノズル40は、
図1に示すように、配管41(41a、41b、41
c、41d)およびバルブ42を介して窒素ガス供給源
43と、2本の乾燥剤吐出ノズル50は、配管51(5
1a、51b、51c、51d)およびバルブ52を介
して乾燥溶剤供給源56と、純水吐出ノズル60は、配
管61(61a、61b、61c、61d)およびバル
ブ62を介して純水供給源63とそれぞれ連通接続され
ている。そのため、バルブ42を開放することにより、
窒素ガス吐出ノズル40から窒素ガスを吐出して、収容
器1内に窒素ガスを含む雰囲気を形成する。また、バル
ブ52を開放することにより乾燥剤吐出ノズル50から
乾燥溶剤(後述するHFE)を、バルブ62を開放する
ことにより純水吐出ノズル60から純水を吐出してロー
ター30に保持された複数の基板Wに供給する。
【0031】収容器1の内部で処理槽10の下方には、
回収部11が設けられており、乾燥剤吐出ノズル50や
純水吐出ノズル60から吐出される処理液、および処理
槽10や回収部12からの排液を回収するのに使用され
る。回収部11は、処理槽10や回収部12と同様に、
収容器1の底部の排液管15と連通接続されており、回
収部11で回収された排液は基板処理装置100外部の
排液ドレイン16へ排出される。
【0032】また、収容器1内の雰囲気は、収容器1と
連通接続された排気管17を介して基板処理装置100
外部の排気ドレイン18に排気される。そのため、収容
器1内の圧力は一定圧力に保たれる。
【0033】制御部70は、プログラムや変数等を格納
するメモリ71と、メモリ71に格納されたプログラム
に従った制御を実行するCPU72とを備えている。C
PU72は、メモリ71に格納されているプログラムに
従って、リフター20の昇降制御、ローター30の回転
制御、および各バルブの開閉制御等を所定のタイミング
で行う。
【0034】(2) 基板の乾燥処理シーケンス ここでは、第1実施形態の基板処理装置100による基
板の乾燥処理シーケンスについて説明する。図4は、所
定の薬液処理が終了した複数の基板Wを、リフター20
によって引き揚げ、リフター20からローター30に受
け渡した時刻t0から乾燥処理が終了するまでの、バル
ブ40、50、60の開閉状態およびローター30の構
成要素であるモータ31の回転数の一例を示すタイミン
グチャートである。
【0035】時刻t0より前の期間において、リフター
20によって保持された基板Wは、処理槽10に貯留さ
れる処理液に浸漬され、洗浄処理等の所定の基板処理が
施される。所定の基板処理が終了すると、複数の基板W
はリフター20によって引き揚げ位置(図1の一点鎖線
位置)まで上昇させられ、リフター20からローター3
0に受け渡される。この基板Wを浸漬位置(図1の実線
位置)から引き揚げ位置まで上昇させて保持するまでの
期間、窒素ガス供給源43と連通しているバルブ42が
開放されて、収容器1内の雰囲気は、窒素ガスで満たさ
れており、また、リフター20は浸漬位置から引き揚げ
位置まで速やかに上昇させられるため、基板Wの表面に
付着した水分等により発生するウォーターマークを抑制
して、乾燥処理が施される引き揚げ位置まで基板Wを上
昇することができる。なお、収容器1内の雰囲気は、排
気管17を介して基板処理装置100外と連通接続され
ているため、窒素ガスが供給され続けても収容器1内の
圧力は一定に保たれる。
【0036】時刻t0において、停止しているモータ3
1の回転数nがn0に設定され、ローター30に保持さ
れている基板Wが回転し始める。なお、時刻t0におい
ても、バルブ42が開放されており、収容器1内は窒素
雰囲気となっている。
【0037】次に、モータ31の回転数がn0となった
状態で時刻t1において、純水供給源63と連通するバ
ルブ62が開放され、ローター30に保持されている複
数の基板Wに純水が供給されて基板Wが純水洗浄され
る。このとき、バルブ42が開放されており、基板W
は、窒素雰囲気内で回転しつつ純水により洗浄される。
そのため、基板Wでのウォーターマークの発生を抑制し
つつ、洗浄処理を進行することができる。
【0038】後に詳述するように、次の時刻t2におい
ては、乾燥溶剤供給源56内に液体状態で収容されたフ
ッ素系溶剤のハイドロフルオロエーテル(以下、「HF
E」とも呼ぶ)が乾燥剤吐出ノズル50から噴霧される
ことにより、HFEの蒸気が基板Wに乾燥剤として供給
される。ここでHFEは、その構造中に塩素原子を含ま
ないフッ素系化合物であり、近年問題となっているオゾ
ン層破壊の原因とならず、さらに、地球温暖化への影響
も少ない環境問題に配慮された有機溶剤である。また、
従来の乾燥処理において乾燥溶剤として使用されている
IPAと比較して、引火性もない。そのため、IPAを
使用して乾燥処理を行う従来の基板処理装置のように、
防爆構造等の特別な安全機構を設ける必要がなく、基板
処理装置が大型化するのを防ぐことができる。さらに、
所定の排液処理を施して無害な物質とする必要がないた
め、排液処理のためのコストを低減することができる。
【0039】また、HFEは表面張力が小さく、水のそ
れが71.8dyn/cm、IPAが20.8dyn/cmであるの
に対して、HFEの表面張力は16.6dyn/cm以下であ
る。そのため、HFEの浸透性はIPAより高く、トレ
ンチ構造等の基板W上に形成された微細な配線パターン
内部に入り込んだ水滴を容易に乾燥することができ、配
線パターン内部に入り込んだ水滴の排水効率を向上させ
ることができる。
【0040】さらに、HFEは蒸発潜熱も小さく、水の
それが2256J/g、IPAが674J/gであるのに対し
て、低分子シリコーン系溶剤の蒸発潜熱は210J/g以
下である。そのため、HFEを使用した乾燥処理は、I
PAを使用した場合と比較して乾燥に要する時間を短縮
することができる。
【0041】このようなHFEの物性により、HFEを
乾燥剤として使用した乾燥処理は、IPAを用いた従来
の乾燥処理と比較して、微細パターン内部に入り込んだ
水分を排水効率を向上させつつ、乾燥時間を短縮するこ
とができる。そのため、微細パターン内部に入り込んだ
水分に起因したウォーターマークの発生をより抑制する
ことができる。
【0042】上記時刻t2における動作を詳述する。バ
ルブ62を閉鎖して純水の供給を、バルブ42を閉鎖し
て窒素ガスの供給をそれぞれ停止するとともに、乾燥溶
剤供給源56に連通接続するバルブ52が開放されて、
基板Wに乾燥剤としてHFEが基板Wに供給される。ま
た時刻t2において、モータ31の回転数nをn0から
1に低下させる。
【0043】ここで、モータ31の回転数nを低下させ
るのは、基板Wに供給されてHFEがモータ31の回転
による遠心力によって振り切られずに基板上に留まらせ
つつ基板W表面全体にHFEを行き渡らせて、基板Wに
付着した純水とHFEとの置換効率を高めるためであ
る。このとき、基板Wに供給されたHFEは、表面に付
着した純水や微細パターン内部に入り込んだ純水と置換
されていく。
【0044】続いて、時刻t3において、バルブ52が
閉鎖されてHFEの供給が停止されるとともに、バルブ
42が開放されて窒素ガスが収容器1内に再供給され、
収容器1内は窒素ガス雰囲気に置換されとともに、モー
タ31の回転数がn1からn0に増加される。そのため、
基板W上に付着した純水と大部分のHFEとは、回転に
よる遠心力によって振り切られて除去される。また、ト
レンチ構造等の微細パターン内部に入り込んだHFEは
蒸発して基板W上から除去される。このとき、排気管1
7を介して外部と連通接続されている収容器1内には窒
素ガスが供給され続けており、気化したHFEの蒸気は
速やかに窒素ガスと置換されて、収容器1内のHFE蒸
気の密度が収容器1内の雰囲気温度によって定まるHF
Eの蒸気が存在できる最大密度を超えることがないた
め、基板W上に留まっているHFEは速やかに蒸発す
る。そして、時刻t4において、モータ31の回転数を
ゼロに設定し、基板Wの回転を停止させて乾燥処理を終
了する。
【0045】(3) 第1実施形態の基板処理装置の利点
以上のように、第1実施形態の基板処理装置100の乾
燥処理では、乾燥剤として、従来の乾燥処理において使
用されていたIPAと比較して、蒸発潜熱が小さく、表
面張力が小さいHFEを、純水が付着した基板Wに供給
しながら、モータ31によって基板Wを回転させてお
り、微細パターン内部の水滴の排水効率を向上させつ
つ、基板W上の水滴とフッ素系溶剤とを遠心力によって
振り切って一気に除去することができる。そのため、微
細パターン内部の乾燥不良をさらに抑制しつつ、乾燥性
能を高めることができる。
【0046】また、乾燥剤としてHFEを使用すること
により、IPAを使用する従来の基板処理装置で必須と
なる防爆のための特別な装置を設置する必要がないた
め、乾燥処理に要するコストの上昇を抑制することがで
きる。さらに、HFEは、その構造中に塩素原子を含ま
ず、近年問題となっているオゾン層破壊の原因となら
ず、また、地球温暖化への影響も小さいため、排液処理
を施して無害な物質とする必要がなく、排液処理のため
のコストを低減することができる。
【0047】また、基板WにHFEを供給する際に、モ
ータ31の回転数を低下させることにより、基板W上に
付着した純水とHFEとの置換効率を高めることができ
るため、乾燥効率を高めることができる。
【0048】また、第1実施形態の基板処理装置100
は、複数の基板Wを保持して、同時に乾燥処理を施すこ
とができるため、処理のスループットを向上させること
ができる。
【0049】<2.第2実施形態>次に、本発明の第2
実施形態について説明する。第2実施形態における基板
処理装置は、第1実施形態と比較して、後述するように
乾燥剤供給機構が異なること、および基板Wに供給され
る乾燥剤が異なることを除いては、第1実施形態と同じ
である。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明す
る。
【0050】(1) 基板処理装置の構成 図5に、本発明の第2実施形態における基板処理装置1
00の正面図を示す。第2実施形態における乾燥処理で
は、乾燥剤としてHFEの溶剤でなくHFEの蒸気を複
数の基板Wに供給することにより乾燥処理が施される。
そこで、ここでは、HFE蒸気供給部を中心に基板処理
装置100の機構的構成について説明する。
【0051】図5に示すように、2本の乾燥剤吐出ノズ
ル50は、配管51(51a、51b、51c、51
d)およびバルブ52を介して乾燥ガス供給源53と連
通接続されている。乾燥ガス供給源53は、その内部に
フッ素系溶剤であるHFEが液体状態で貯留されてい
る。また、乾燥ガス供給源53は、配管54を介して窒
素ガス供給源55と接続されており、乾燥ガス供給源5
3の内部に貯留されているHFEに窒素ガスを気泡とし
て供給して、いわゆる窒素ガスによるバブリングを行う
ことができる。そのため、このバブリングによって窒素
ガス中にHFEの気相(ガス)が混合し、窒素ガスをキ
ャリアガスとしてHFE蒸気からなる乾燥ガスを配管5
1に送り、2本の乾燥剤吐出ノズル50からローター3
0に保持された複数の基板Wに供給する。
【0052】(2) 基板の乾燥処理シーケンス ここでは、第2実施形態の基板処理装置100による基
板の乾燥処理シーケンスについて説明する。図6は、第
1実施形態と同様に、所定の薬液処理が終了した複数の
基板Wをローター30に保持した時刻t0から乾燥処理
が終了するまでの、バルブ40、50、60の開閉状態
およびローター30の構成要素であるモータ31の回転
数の一例を示すタイミングチャートである。ここでも、
第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0053】時刻t0において、停止しているモータ3
1の回転数nがn0に設定され、ローター30に保持さ
れている基板Wが回転し始める。
【0054】次に、モータ31の回転数がn0となった
状態で時刻t1において、純水供給源63と連通するバ
ルブ62が開放され、ローター30に保持されている複
数の基板Wに純水が供給されて基板Wが純水洗浄され
る。このとき、収容器1内は窒素雰囲気となっており、
基板Wは、モータ31によって回転されつつ純水の供給
をうけているため、ウォーターマークの発生を抑制する
ことができる。
【0055】続いて、時刻t2において、バルブ62を
閉鎖して純水の供給を、バルブ42を閉鎖して窒素ガス
の供給をそれぞれ停止するとともに、乾燥溶剤供給源5
6に連通接続するバルブ52が開放されて、基板Wに乾
燥剤としてHFEの蒸気が基板Wに供給される。このと
き、HFEの蒸気は基板W上で凝縮して水滴と置換す
る。HFEは、従来の乾燥処理において乾燥剤として使
用されていたIPAと比較して表面張力が小さく、蒸発
潜熱が小さいため、トレンチ構造等の微細な配線パター
ン内部に入り込んだ水滴も良好に排水して乾燥させるこ
とができる。さらに、HFE蒸気を乾燥剤として使用す
る場合、HFE溶剤を使用する場合と比較して、HFE
の使用量を低減することができる。
【0056】また、時刻t2において、モータ31の回
転数nがn1に設定されて基板の回転速度が低下する。
このとき、モータ31の回転数をn1に低下させるの
は、基板W上にHFEを効率的に凝縮させるためであ
る。
【0057】続いて、時刻t3において、HFEの供給
が停止されるとともに、窒素ガスが収容器1内に再供給
され、収容器1内のHFE蒸気は窒素ガスと置換され
て、排気管17を介して排気ドレイン18に排気され
る。さらに、モータ31の回転数がn1からn0に増加さ
れる。その結果、基板W上に付着した純水と大部分のH
FEとは、回転による遠心力によって振り切られ、トレ
ンチ構造等の微細パターン内部に入り込んだHFEは気
化して基板W上から除去される。そして、時刻t4にお
いて、モータ31の回転数をゼロに設定し、基板Wの回
転を停止させて乾燥処理を終了する。
【0058】(3) 第2実施形態の基板処理装置の利点 このように、第2実施形態では、HFE蒸気を基板Wに
供給し、基板Wで凝縮したHFE蒸気と純水とを置換す
ることにより、基板処理装置100の乾燥処理を行って
いるため、第2実施形態の乾燥処理は第1実施形態と同
様な長所を有することができる。
【0059】さらに、第2実施形態では、HFE蒸気を
乾燥剤として使用する場合、HFE溶剤を使用する場合
と比較して乾燥処理におけるHFE使用量を低減し、処
理液コストを低減することができる。
【0060】<3.第3実施形態> (1) 基板処理装置の構成 ここでは、本発明の第3実施形態について説明する。図
7に、第3実施形態における基板処理装置200の正面
図を、図8に、図7に示す基板処理装置200の上面図
をそれぞれ示す。第3実施形態における基板処理装置2
00は、いわゆる枚葉式の基板処理装置であり、基板1
枚ごとに基板処理を施すことができるため、基板間の処
理のバラツキを抑制することができる。
【0061】図7に示すように、第3実施形態における
基板処理装置200は、基板Wを略水平姿勢にて保持し
ながら回転し、基板Wの上方から処理液を供給して所定
の基板処理を行うものであり、主として、スピンベース
110、雰囲気遮断板120およびカップ130を備え
ている。
【0062】スピンベース110は、その上面に、複数
のチャックピン111を立設して有している。この複数
のチャックピン111のそれぞれが基板Wの周縁部を把
持することによって、その基板Wをスピンベース110
から所定間隔を隔てて略水平姿勢にて保持する。このと
きに基板Wの周縁部を確実に把持するために、チャック
ピン111の上端部は基板Wの上面より若干突き出る。
【0063】スピンベース110の中心部下面側には回
転軸112が垂設されている。回転軸112は、ベルト
駆動機構114を介してモータ113と連動連結されて
いる。モータ113が駆動すると、その駆動力はベルト
駆動機構114を介して回転軸112に伝達され、回転
軸112、スピンベース110とともにチャックピン1
11に保持された基板Wが水平面内にて鉛直方向に沿っ
た軸を中心として矢印AR5方向に回転される。
【0064】雰囲気遮断板120は、スピンベース11
0に対向して設けられた円盤形状の部材である。雰囲気
遮断板120の中心部上面側には回転軸122が垂設さ
れている。回転軸122の内側は中空となっており、そ
の中空部分に処理液ノズル121が挿設されている。回
転軸122はモータ123に連結されている。モータ1
23が駆動すると、回転軸122を介して雰囲気遮断板
120が水平面内にて鉛直方向に沿った軸を中心として
回転される。すなわち、雰囲気遮断板120は基板Wと
平行かつ同軸に、しかもほぼ同じ回転数にて回転され
る。
【0065】また、処理液ノズル121は、配管151
(151a、151b)およびバルブ152を介して乾
燥溶剤供給源156と連通接続されている。そのため、
バルブ152を開放することによって、処理液ノズル1
21から基板Wの上面に乾燥溶剤を吐出する。なお、配
管151は図示しない薬液供給源とも接続されており、
図示しないバルブの開閉動作により所定の薬液を基板W
上にして薬液処理を施すことができる。
【0066】一方、回転軸122の内壁と処理液ノズル
121との間の隙間は、配管141(141a、141
b)およびバルブ142を介して窒素ガス供給源143
と連通接続されている。そのため、バルブ142を開放
することによって、回転軸122から基板Wの上面に不
活性ガスとして窒素ガスを供給する。
【0067】カップ130は、スピンベース110、そ
れに保持された基板Wおよび雰囲気遮断板120の周囲
を取り囲むように配置されており、それらの回転によっ
て飛散した処理液を回収する。回収された処理液はカッ
プ130の底部に設けられた排出口131および排液管
115(115a、115b、115c)を介して基板
処理装置200外部の排液ドレイン116に排出され
る。
【0068】また、この種の基板処理装置は通常クリー
ンルーム内に設置されるものであり、そのクリーンルー
ム内を流下している清浄空気のダウンフローがカップ1
30の上部開口から流れ込む。カップ130に流れ込ん
だ清浄空気は、カップ130の底部に設けられた排出口
131および排気管117(117a、117b、11
7c)を介して基板処理装置200外部の排気ドレイン
118に排気される。このときに、カップ130内を浮
遊している処理液の微小なミストも排気されることとな
る。
【0069】なお、上記以外にも、この基板処理装置に
は例えばカップ130や雰囲気遮断板120を矢印AR
3方向に昇降させる機構等が設けられている。
【0070】図8に示すように、カップ130の側部側
の所定の位置に、純水吐出ノズル160が矢印AR6の
方向に回動可能に設けられている。純水吐出ノズル16
0は、配管161(161a、161b)およびバルブ
162を介して純水供給源163と連通接続されてい
る。そのため、雰囲気遮断板120を純水吐出ノズル1
60と干渉しない所定位置まで移動させ、純水吐出ノズ
ル160の吐出口を基板W上の中心位置の直上付近まで
移動させ、バルブ162を開放することにより、基板W
に純水を供給する。
【0071】制御部170は、プログラムや変数等を格
納するメモリ171と、メモリ171に格納されたプロ
グラムに従った制御を実行するCPU172とを備えて
いる。CPU172は、メモリ171に格納されている
プログラムに従って、モータ113、123の回転制御
と、雰囲気遮断板120およびカップ130の昇降制
御、および各バルブの開閉制御等を所定のタイミングで
行う。
【0072】(2) 基板の乾燥処理シーケンス ここでは、第3実施形態における基板処理装置200に
よる基板の乾燥処理シーケンスについて説明する。図9
は、所定の薬液処理が終了した時刻t0から乾燥処理が
終了するまでの、バルブ142、152、162の開閉
状態およびモータ113、123の回転数の一例を示す
タイミングチャートである。
【0073】時刻t0より前の期間において、図示を省
略する搬送ロボットによって未処理の基板Wがスピンベ
ース110に渡され、チャックピン111によって周縁
部が把持されることにより水平姿勢にて当該基板Wが保
持される。次に、雰囲気遮断板120がスピンベース1
10に近接して基板Wの上方を覆うとともに、カップ1
30がスピンベース110および雰囲気遮断板120の
周囲を囲むように位置する。続いて、スピンベース11
0および雰囲気遮断板120が回転され、それに伴い、
スピンベース110に保持された基板Wが回転される。
そして、回転している基板Wに対して、処理液ノズル1
21から所定の薬液が吐出されることにより所定の薬液
処理が施される。
【0074】時刻t0において、雰囲気遮断板120が
純水吐出ノズル160と干渉しない位置まで矢印AR3
方向に上昇されるとともに、純水吐出ノズル160が退
避位置(図8の実線位置)から吐出位置(図8の点線位
置)まで回動されて、純水吐出ノズル160の吐出口が
基板W上方の所定位置に移動させられる。純水吐出ノズ
ル160の移動が完了すると、純水供給源163に連通
するバルブ162が開放され、純水が純水吐出ノズル1
60から吐出されて基板Wに供給される。このとき、モ
ータ113は回転数n0'で回転し続けているため、基板
W上に吐出された純水は、回転による遠心力によって純
水落下位置から基板外側に向かって広がり、洗浄処理が
進行する。
【0075】また、時刻t0において、バルブ142が
開放されており、窒素ガス供給源143と連通接続され
ている回転軸122の内壁と処理液ノズル121との間
の隙間から窒素ガスが供給され続けている。そのため、
基板W付近が窒素ガス雰囲気となり、基板Wと酸素とが
接触することを抑制することができ、ウォーターマーク
の発生を抑制することができる。
【0076】次に、時刻t1において、バルブ162が
閉鎖されて純水の供給が停止され、純水吐出ノズル16
0が吐出位置から退避位置に移動させられるとともに、
バルブ142が閉鎖されて窒素ガスの供給が停止され
る。また、時刻t1において、雰囲気遮断板120が純
水吐出ノズル160と干渉しない位置から矢印AR3方
向に下降されて複数のチャックピン111と干渉しない
位置まで移動させられる。さらに、乾燥溶剤供給源15
6に連通するバルブ152が開放されて基板Wに乾燥剤
としてHFEが基板Wに供給されるとともに、モータ1
13の回転数n'をn0'からn1'に低下させる。
【0077】ここで、雰囲気遮断板120を下降させる
のは、基板Wを回転させる際にカップ130から跳ね返
った処理液や汚染物質が基板Wの表面に付着するのを防
止する目的である。また、モータ113の回転数n'を
低下させるのは、基板Wに供給されてHFEがモータ3
1の回転による遠心力によって振り切られずに基板上に
留まらせつつ基板W表面全体にHFEを行き渡らせるた
めである。そして、基板Wに供給されたHFEは、微細
パターン内部にも入り込んでいく。
【0078】このように、第3実施形態では第1実施形
態と同様に乾燥剤としてHFEを使用している。HFE
は、従来の乾燥処理で使用されていたIPAと比較して
表面張力が小さく蒸発潜熱が小さいため、従来乾燥処理
と比較して微細パターン内部に入り込んだ水分を排水効
率を向上させつつ、乾燥時間を短縮することができ、微
細パターン内部に入り込んだ水分に起因したウォーター
マークの発生をより抑制することができる。
【0079】続いて、時刻t2において、バルブ152
が閉鎖されてHFEの供給が停止されるとともに、バル
ブ142が開放されて窒素ガスが再供給されて、基板W
付近が窒素ガス雰囲気に置換されるとともに、モータ1
13の回転数がn1'からn0'に増加される。そのため、
基板W上に付着した純水と大部分のHFEとは、回転に
よる遠心力によって振り切られて除去され、効率的に基
板W上の水滴を除去することができる。
【0080】また、微細パターン内部に入り込んだHF
Eは気化して基板W上から除去される。このとき、基板
W付近の雰囲気は、排出口131および排気管117を
介して排気ドレイン118に連通接続されており、気化
したHFEの蒸気は速やかに窒素ガスと置換されるた
め、基板W上に留まっているHFEは速やかに蒸発す
る。そして、時刻t3において、モータ113の回転数
n'をゼロとし基板Wの回転が停止されて乾燥処理を終
了する。
【0081】(3) 第3実施形態の基板処理装置の利点 以上のように、第3実施形態の基板処理装置200の乾
燥処理では、第1実施形態と同様に、純水が付着した基
板Wに乾燥剤としてフッ素系溶剤のHFEの蒸気を供給
しつつモータ113によって基板Wを回転させることに
より、基板W上に形成された微細パターン内部の水滴と
乾燥剤との置換効率を向上させ、当該微細パターン内部
の水滴の排水効率を向上させしつつ、基板W上の水滴と
フッ素系溶剤とを遠心力によって振り切って一気に除去
することができる。そのため、IPAを乾燥剤として使
用する従来の乾燥処理と比較して、微細パターン内部の
乾燥不良をさらに抑制しつつ、乾燥性能を高めることが
できる。
【0082】また、乾燥剤としてHFEを使用している
ため、第1実施形態と同様に、従来の基板処理装置のよ
うに防爆のための特別な装置を設置する必要がなく、乾
燥処理に要するコストの上昇を抑制することができる。
さらに、HFEはオゾン層破壊の原因とならず、地球温
暖化への影響も小さいため、排液処理のためのコストを
低減することができる。
【0083】また、基板WにHFEを供給する際に、モ
ータ113の回転数を低下させることにより、乾燥効率
を高めることができる。
【0084】また、1枚ずつ基板処理することにより、
基板間の乾燥処理のバラツキを抑制しつつ、乾燥不良を
抑制することができる。
【0085】<4.変形例>以上、本発明の第1実施形
態から第3実施形態について説明してきたが、本発明は
上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が
可能である。
【0086】第1実施形態および第3実施形態におい
て、乾燥剤としてフッ素系溶剤のHFEを使用している
が、HFEにIPAを1%〜10%(好ましくは3%〜
7%、特に好ましくは5%)体積程度混合した溶剤(以
下、「HFE混合溶剤」とも呼ぶ)を使用してもよい。
HFE混合溶剤を乾燥剤として使用することにより、純
水と乾燥溶剤との浸透性をさらに高めることができるた
め、基板上に形成された微細パターン内部に入り込んだ
水滴の排水効率を高め、乾燥効率を向上させることがで
きる。すなわち、この発明における乾燥剤としては、純
粋なHFEだけでなく、HFEを主剤とする乾燥剤を利
用できる。
【0087】また、第2実施形態では、乾燥ガス供給源
53に、フッ素系溶剤であるHFEを貯留しているが、
これに代えてHFE混合溶剤を貯留し、基板にHFE混
合溶剤の蒸気を供給してもよい。基板上で凝縮したHF
E混合溶剤は、HFEと比較して純水への浸透性が高い
ため、基板上に形成された微細パターン内部に入り込ん
だ水滴の排水効率を高め、乾燥効率を向上させることが
できる。
【0088】また、第2実施形態では、乾燥ガス供給源
53に、フッ素系溶剤であるHFEを貯留しているが、
これに代えてシリコーン系溶剤を主剤とする乾燥剤を貯
留してもよい。例えば、2量体から5量体まで低分子シ
リコーン系溶剤の場合、蒸発潜熱は、純水が2256J/
g、IPAが674J/gであるのに対して、低分子シリコ
ーン系溶剤の蒸発潜熱は300J/g以下、表面張力も、
水が71.8dyn/cm、IPAが20.8dyn/cmであるの
に対して、低分子シリコーン系溶剤の表面張力は16.
5dyn/cm以下となる。そのため、窒素ガスをキャリアガ
スとしたシリコーン系溶剤の蒸気を乾燥ガスとして使用
した場合、IPA蒸気を使用する場合と比較して、純水
との浸透性に優れ、かつ乾燥速度をも高めることがで
き、フッ素系溶剤の蒸気場合と同様、乾燥性能を向上さ
せることができる。
【0089】
【発明の効果】請求項1から請求項8に記載の発明によ
れば、純水が付着した基板上にフッ素系溶剤を主剤とす
る乾燥剤を供給しながら基板を回転させることにより、
基板上に形成されたトレンチ構造等の微細パターン内部
の水滴を排水しつつ、基板上の純水とフッ素系溶剤とを
遠心力によって振り切って一気に除去することができ
る。そのため、微細パターン内部の乾燥不良を抑制しつ
つ、乾燥性能を高めることができる。
【0090】特に、請求項2に記載の発明によれば、同
時に複数の基板を乾燥することができるため、乾燥処理
のスループットを向上することができる。
【0091】特に、請求項3に記載の発明によれば、1
枚ずつ基板処理することにより、基板間の乾燥処理のバ
ラツキを抑制しつつ、乾燥不良を抑制することができ
る。
【0092】特に、請求項4に記載の発明によれば、フ
ッ素系溶剤を主剤とする乾燥剤を供給する際に基板回転
数を減少させることにより、微細パターン内部の純水の
排水効率をさらに高め、乾燥効率を向上させることがで
きる。
【0093】特に、請求項5に記載の発明によれば、フ
ッ素系溶剤の蒸気を基板に供給し、基板とフッ素系溶剤
の蒸気とを効率的に接触させることにより、純水付着部
分にフッ素系溶剤を主剤とする乾燥剤の蒸気を凝縮させ
るため、フッ素系溶剤の使用量を低減しつつ乾燥性能を
向上させることができる。
【0094】特に、請求項6に記載の発明によれば、純
水と比較して表面張力が小さく蒸発潜熱の小さいハイド
ロフルオロエーテルを乾燥剤の主剤として使用すること
により、基板上に付着した純水とハイドロフルオロエー
テルとを置換することができるため、乾燥効率を向上さ
せることができる。
【0095】また、ハイドロフルオロエーテルは、非可
燃性であり防爆のための特別な装置を設置する必要がな
いため、乾燥処理に要するコストの上昇を抑制すること
ができる。
【0096】さらに、ハイドロフルオロエーテルは、そ
の構造中に塩素原子を含まず、近年問題となっているオ
ゾン層破壊の原因とならず、また、地球温暖化への影響
も小さく、環境問題に配慮された有機溶剤であり、排液
処理を施して無害な物質とする必要がないため、排液処
理のためのコストを低減することができる。
【0097】特に、請求項7に記載の発明によれば、フ
ッ素系溶剤にイソプロピルアルコールを混合させた溶剤
を乾燥剤として使用することにより、フッ素系溶剤のみ
を乾燥剤として使用した場合と比較して、乾燥剤と純水
との浸透性を高めることができるため、乾燥効率を高め
ることができる。
【0098】請求項9に記載の発明によれば、純水が付
着した基板上にシリコーン系溶剤を主剤とした乾燥剤を
供給しながら基板を回転させることにより、基板上の純
水を遠心力によって振り切って除去しながら、トレンチ
構造等の微細パターン内部の水滴を排水しつつ基板を乾
燥することができるため、請求項1と同様な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における基板処理装置の
全体構成を示す図である。
【図2】図1の基板処理装置の側面図である。
【図3】図1のローターの斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態における供給部のバルブ
開閉状態およびモータの回転数の一例を示すタイミング
チャートである。
【図5】本発明の第2実施形態における基板処理装置の
全体構成を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態における供給部のバルブ
開閉状態およびモータの回転数の一例を示すタイミング
チャートである。
【図7】本発明の第3実施形態における基板処理装置の
全体構成を示す図である。
【図8】図7の基板処理装置の上面図である。
【図9】本発明の第3実施形態における供給部のバルブ
開閉状態およびモータの回転数の一例を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
100 基板処理装置 1 収容器 30 ローター 50 乾燥剤吐出ノズル 56 乾燥溶剤供給源 200 基板処理装置 110 スピンベース 113 モータ 121 処理液ノズル 156 乾燥溶剤供給源 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 21/14 F26B 21/14 Fターム(参考) 3L113 AA06 AB02 AB08 AC26 AC28 AC35 AC45 AC46 AC48 AC63 AC67 BA34 DA06 DA10 DA11 DA24 DA26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液による洗浄処理が終了した基板の
    乾燥処理を行う基板処理装置であって、 基板を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板を回転する回転手段と、 前記回転手段を用いて基板を回転させつつ、処理液が付
    着した基板にフッ素系溶剤を主剤とする乾燥剤を供給す
    る溶剤供給手段と、 を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
    て、 処理液を貯留し、前記処理液中に基板を浸漬して所定の
    基板処理を行う処理槽と、 前記基板処理が終了した基板を前記処理槽から引き揚げ
    て、前記保持手段に受け渡す引き揚げ手段と、をさらに
    備え、 前記保持手段は、基板を略鉛直姿勢にて保持し、前記回
    転手段は、略水平方向に沿った回転軸を中心として基板
    を保持した前記保持手段を回転させることを特徴とする
    基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
    て、 1枚の基板に対して処理液を吐出して所定の基板処理を
    行う処理液吐出手段、をさらに備え、 前記保持手段は、1枚の基板を略水平姿勢にて保持し、
    前記回転手段は、略鉛直方向に沿った回転軸を中心とし
    て1枚の基板を保持した前記保持手段を回転させること
    を特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置であって、前記保持手段に保持された
    基板に前記溶剤供給手段から乾燥剤を供給する際に、前
    記回転手段による基板の回転数を減少させる回転数制御
    手段、をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の基板処理装置であって、 前記溶剤供給手段は、乾燥剤の蒸気を基板に供給するこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の基板処理装置であって、 前記フッ素系溶剤はハイドロフルオロエーテルであるこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の基板処理装置であって、 前記乾燥剤は、前記フッ素系溶剤とイソプロピルアルコ
    ールとを混合した溶剤であることを特徴とする基板処理
    装置。
  8. 【請求項8】 処理液による洗浄処理が終了した基板の
    乾燥処理を行う基板処理方法であって、 基板を回転させつつ、処理液が付着した基板にフッ素系
    溶剤を主剤とする乾燥剤を供給する溶剤供給工程、を備
    えることを特徴とする基板処理方法。
  9. 【請求項9】 処理液による洗浄処理が終了した基板の
    乾燥処理を行う基板処理装置であって、 基板を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板を回転する回転手段と、 前記回転手段を用いて基板を回転させつつ、処理液が付
    着した基板にシリコーン系溶剤を主剤とする乾燥剤を供
    給する溶剤供給手段と、を備えることを特徴とする基板
    処理装置。
JP2002095694A 2002-03-29 2002-03-29 基板処理装置および基板処理方法 Expired - Fee Related JP3892749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002095694A JP3892749B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 基板処理装置および基板処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002095694A JP3892749B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 基板処理装置および基板処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003297794A true JP2003297794A (ja) 2003-10-17
JP3892749B2 JP3892749B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=29387286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002095694A Expired - Fee Related JP3892749B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 基板処理装置および基板処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3892749B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335815A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2008128567A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板乾燥方法および基板乾燥装置
JP2008153452A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2008198741A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2008235813A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
WO2009019987A1 (ja) * 2007-08-03 2009-02-12 Tokyo Electron Limited 基板処理方法、基板処理装置、プログラム、記録媒体および置換剤
JP2009094522A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Semes Co Ltd 基板保持ユニット、及びこれを利用する基板処理装置及び基板処理方法
JP2009099943A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
JP2011001569A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Toyota Motor Corp オゾン水処理装置及びオゾン水処理方法
KR101486330B1 (ko) * 2013-08-29 2015-01-26 주식회사 케이씨텍 기판 처리 장치
JP2016186971A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335815A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2008128567A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板乾燥方法および基板乾燥装置
US8118945B2 (en) 2006-12-18 2012-02-21 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP2008153452A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2008198741A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2008235813A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
WO2009019987A1 (ja) * 2007-08-03 2009-02-12 Tokyo Electron Limited 基板処理方法、基板処理装置、プログラム、記録媒体および置換剤
JP2009038282A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法、基板処理装置、プログラム、記録媒体および置換剤
TWI408737B (zh) * 2007-08-03 2013-09-11 Tokyo Electron Ltd A substrate processing method, a substrate processing apparatus, a program, a recording medium, and a displacer
US20100206337A1 (en) * 2007-08-03 2010-08-19 Tokyo Electron Limited Substrate processing method, substrate processing apparatus, program, storage medium, and substitute agent
JP2009099943A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
US8297293B2 (en) 2007-10-10 2012-10-30 Semes Co. Ltd Substrate support unit, and substrate treating apparatus and method using the same
JP2009094522A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Semes Co Ltd 基板保持ユニット、及びこれを利用する基板処理装置及び基板処理方法
JP2011001569A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Toyota Motor Corp オゾン水処理装置及びオゾン水処理方法
KR101486330B1 (ko) * 2013-08-29 2015-01-26 주식회사 케이씨텍 기판 처리 장치
JP2016186971A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
US10549322B2 (en) 2015-03-27 2020-02-04 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing apparatus and substrate processing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3892749B2 (ja) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107871691B (zh) 基板处理方法和基板处理装置
JP4994990B2 (ja) 基板処理方法、基板処理装置、プログラム、記録媒体および置換剤
JP4732918B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2007012859A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2010186974A (ja) 液処理装置、液処理方法及び記憶媒体
CN107026071A (zh) 基板处理方法和基板处理装置
US20150270147A1 (en) Substrate processing apparatus and resist removing unit
JP2003297794A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2022090061A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
CN108335995A (zh) 基板处理装置、基板处理方法及计算机可读取的记录介质
KR102638072B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
JP2002050600A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2009238793A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP5293790B2 (ja) 液処理装置、液処理方法及び記憶媒体
JP7195084B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
KR100672942B1 (ko) 반도체 소자 제조에 사용되는 기판 건조 장치 및 방법
JP5676362B2 (ja) 液処理装置および液処理装置の洗浄方法
KR102414577B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
KR101044409B1 (ko) 기판 세정 방법
JP3866130B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
US20060144420A1 (en) Apparatus and method for manufacturing semiconductor device
JP4541422B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2007012860A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3892786B2 (ja) 基板処理装置
WO2023090171A1 (ja) 基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20061205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20061207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees