JP2001155194A - 非接触式自動改札機 - Google Patents
非接触式自動改札機Info
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Abstract
な不都合を防止できるようにする。 【解決手段】 非接触式自動改札機の本体に設けられて
いるアンテナの通信範囲にかざされた非接触券との間で
データ授受を行って入出場の演算処理を行う非接触式自
動改札機において、前記非接触券に対して前記非接触式
自動改札機の本体から所定のデータを書込む際、入出場
駅データ等の利用記録データを先に、SFカード残額等
の電子サイフの減額データを後に書込む書込制御手段を
設ける。
Description
機に係り、特に、非接触券に対する書込処理が正確に行
えるようにしたものに関する。
その非接触式自動改札機の本体(以下、「本体」とい
う。)の改札通路入口側上面に設けられたアンテナから
定周期でそのアンテナを中心とした所定の通信範囲にポ
ーリング信号を送出している。そして、その通信範囲に
無線通信機能を備えたICカードからなる非接触券がか
ざされると、本体からは、その非接触券に記録されてい
る定期券データやSFカードデータ等の所定のカードデ
ータの読取信号が送出される。
券に記録されている所定のカードデータでその読取信号
を変調して本体側に送信し、本体では、受信したカード
データを用いて所定の入出場(入場又は出場を意味して
いる。)の演算処理が行われる。
り入出場を許可できないときは、ドアが閉じられて改札
通路の通過が阻止されるが、演算処理の結果、入出場を
許可できるときは、改札通路の通過が許可されるととも
に、その演算処理による新たな入出場のデータ(入出場
駅,入出場日時,SFカードの新残額等のデータ)が本
体から非接触券に送出され、そのデータが非接触券に書
込まれる。そして、その書込終了を示す信号が非接触券
から本体に送出され、本体がその信号を受信したときに
一連の入出場処理が終了とされる。
来の非接触式自動改札機においては、本体から非接触券
に対してデータの書込みの途中、通信の中断が行われた
後、再度、非接触券がかざされると、SFカードから2
重の減額処理、いわゆる2度引きが行われる等の不都合
が発生してしまう。
込終了の信号を受信することなく通信の中断が行われた
場合、改札通路から一旦戻って非接触券の再かざしが行
われると、本体はリセットされるので、非接触券の同一
性の判定ができず、最初のかざしでSFカードの減額処
理が終了していると、再かざしで再びSFカードの減額
処理が行われて2度引きが発生してしまう。
めになされたものであって、その目的は、非接触券に対
する書込処理が正確に行えるようにし、SFカードから
の2度引きのような不都合の発生しない非接触式自動改
札機を提供することにある。
動改札機は、上記目的を達成するために、本体に設けら
れているアンテナの通信範囲にかざされた非接触券との
間でデータ授受を行って入出場の演算処理を行う非接触
式自動改札機において、前記非接触券に対して前記本体
から所定のデータを書込む際、入出場駅データ等の利用
記録データを先に、SFカード残額等の電子サイフの減
額データを後に書込む書込制御手段を設けたことを特徴
としている。また、データの書込みの途中、通信が途中
で中断し、利用者の改札通路からの戻りが検出されたの
ち、その中断に係る非接触券の再かざしが行われたとき
に、入出場を禁止するとともに、データの書込みを禁止
する禁止手段を設けたことを特徴としている。
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る非接
触式自動改札機の斜視図である。本体Gの入口側の筐体
Hの上面には、非接触券Cと交信するためのアンテナa
が設けられている。
は、本体Gの使用状態、つまり改札通路Pを通過できる
か否かを利用者に表示するための表示部1が設けられて
いる。また、図中、S,S…は、改札通路Pへの利用者
の進入又は改札通路Pからの退出、あるいは通過を検知
するための光電式の人間検知器であり、筐体Hの側面及
びセンサ取付アーム2に取付けられている。また、筐体
Hの側面には、利用者に対して音声により所定の案内を
アナウンスするためのスピーカ3が取付けられていると
ともに、筐体Hの上面の出口側には、利用者に対して文
字により所定の案内を行う表示画面4が取付けられてい
る。
であり、マイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。そして、この制御器5には、非接触券Cとの間でデ
ータの授受を行うためのトランスミッタTが接続されて
いる。
改札機と同じく、アンテナaを介して本体Gから非接触
券Cに駅名及び当日日付等のデータの送信信号を送信す
るとともに、非接触券Cからのカードデータを受信でき
る機能を有している。
って、本体Gに設けられている制御器5側から説明する
と、この制御器5の制御部6は、メモリ7に記憶されて
いるシステムプログラム及びワーキングデータを用いて
演算処理を行って、本体Gを統括的に制御できるように
構成されている。そして、この制御部6には、図示しな
いI/Oユニットを介してドアD1 ,D2 を駆動制御す
るドア駆動ユニット8と、表示画面4の表示内容を駆動
制御する表示画面駆動ユニット9とが接続されている。
なお、この制御部6には、I/Oユニットを介してスピ
ーカ3の音声を駆動制御する音声駆動ユニット、及び人
間検知器Sの検知信号を入力するためのセンサアンプ等
が接続されているが、ここでは省略されている。
接触券Cと交信を行うためのアンテナaが接続されてい
る。このアンテナaは、非接触券Cとデータ授受を行う
ためのアンテナa1 と、非接触券Cに電力を供給するた
めのアンテナa2 とを有している。
のICカードと同様に、アンテナ10と、通信制御部1
1と、CPU12と、メモリ13と、本体Gからの電力
波をアンテナ14を介して受信し、非接触券Cの駆動電
力を生成する電力生成回路15とを有している。メモリ
13には、CPU12の演算処理用のシステムプログラ
ム及び非接触券CのID(識別情報)が記録部M1 及び
M2 にそれぞれ書込まれているとともに、非接触券Cが
本体Gで使用される毎にその内容が更新されるデータ書
込部M3 が設けられている。
ロックm1 〜mn に区分されていて、非接触券Cが本体
Gで使用されたときに、所定の書込順序で新しいデータ
が書込まれるように構成されている。その所定の書込順
序は、入出場駅や利用日時等の利用記録データ(改札ロ
グデータ)は先に、そして、利用者の金銭支払いに係
る、例えば、SFカードデータは後になるように、優先
順位を付けて書込まれるように決められている。
作について説明する。今、非接触券Cがアンテナaの通
信範囲内にかざされたとする(ステップ100肯定。以
下、ステップを「S」とする。)。
接触券Cに記録されているカードデータが本体Gにより
読取られメモリ7に記憶され、その読取られたデータを
基に制御部6において入出場の演算処理が行われる(S
102,S104)。なお、図3のフローチャートでは
省略されているが、上述のカードデータの読取途中にお
いて、非接触券Cがアンテナaの通信範囲から外れるな
どして通信が中断されたときは、表示画面4及びスピー
カ3を介して再かざしが案内されて、再び読取りが行わ
れる。
外等により入出場が許可されないときは、ドアD1 が閉
じられて改札通路Pの通過が阻止されるとともに、表示
画面4及びスピーカ3を介して通過拒否の理由が案内さ
れる(図3のフローチャートでは省略。)。
許可できるときは、改札通路Pの通過が許可されるとと
もに、非接触券Cに対してその演算処理の結果のデータ
の書込処理が上述した所定の順序で行われる(S10
6)。その書込処理が終了した旨の信号が非接触券Cか
ら送出され、その信号を本体G側で受信したときに、一
連の入出場処理は終了とされる(S108否定、S10
9肯定)。
接触券Cが通信範囲から外れるなどして通信が中断する
と、当然に書込処理も中断となり、このときは、表示画
面4及びスピーカ3を介して非接触券Cの再かざしが案
内される(S108肯定、S110)。
なわち、人間検知器Sで改札通路Pから退出したことが
検出されることなく(S112肯定)、非接触券Cの再
かざしが行われると、その非接触券Cは、中断前の非接
触券と判定されてデータの書込みが継続され、そして、
データの書込みが終了すると、一連の入出場処理が終了
とされる(S114、S116)。
されたにもかかわらず、利用者が改札通路Pから戻って
しまった場合、すなわち、人間検知器Sで改札通路Pか
ら退出したことが検出されたときは(S112否定)、
本体Gは、リセットとなり、非接触券Cに対する処理は
最初から行われることとなる。
ナaに前回の非接触券Cがかざされたとき、あるいは、
他の本体Gのアンテナaに対して前回の非接触券Cがか
ざされたときは、その非接触券Cのカードデータが読取
られるが(S117)、この読取られたデータ中には、
前回の書込みで入出場データが書込まれているので、処
理シーケンスが入場→入場又は出場→出場となり、シー
ケンスアウトとなり、ドアD1 が閉じられて係員扱いと
なる(S118否定、S120)。このため、SFカー
ドからの2度引きは効果的に防止される。なお、本体G
のアンテナaにかざされた非接触券Cが別の書込みの中
断のない正常な場合、処理シーケンスが正常(入場→出
場又は出場→入場)なので、所定の演算処理が行われる
(S118肯定)。
接触券に対して本体から所定のデータを書込む際、入出
場駅データ等の利用記録データを先に、SFカード残額
等の電子サイフの減額データを後に書込む書込制御手段
を設けたので、非接触券に対して正確なデータを書込む
ことができ、その後の処理を正確に行うことができる。
また、データの書込みの途中、通信が途中で中断し、利
用者の改札通路からの戻りが検出されたのち、その中断
に係る非接触券の再かざしが行われたときに、入出場を
禁止するとともに、データの書込みを禁止する禁止手段
を設けたときは、非接触券のSFカードからの2度引き
を効果的に防止することができる。
機の斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 非接触式自動改札機の本体に設けられて
いるアンテナの通信範囲にかざされた非接触券との間で
データ授受を行って入出場の演算処理を行う非接触式自
動改札機において、 前記非接触券に対して前記非接触式自動改札機の本体か
ら所定のデータを書込む際、入出場駅データ等の利用記
録データを先に、SFカード残額等の電子サイフの減額
データを後に書込む書込制御手段を設けたことを特徴と
する非接触式自動改札機。 - 【請求項2】 データの書込みの途中、通信が途中で中
断し、利用者の改札通路からの戻りが検出されたのち、
その中断に係る非接触券の再かざしが行われたときに、
入出場を禁止するとともに、データの書込みを禁止する
禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の非
接触式自動改札機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33805799A JP2001155194A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 非接触式自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33805799A JP2001155194A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 非接触式自動改札機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001155194A true JP2001155194A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18314518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33805799A Pending JP2001155194A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 非接触式自動改札機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001155194A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012022591A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Nippon Signal Co Ltd:The | 自動改札システム及び自動改札機 |
JP2019192297A (ja) * | 2019-07-25 | 2019-10-31 | 株式会社東芝 | 自動改札機、及び発券機 |
-
1999
- 1999-11-29 JP JP33805799A patent/JP2001155194A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012022591A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Nippon Signal Co Ltd:The | 自動改札システム及び自動改札機 |
JP2019192297A (ja) * | 2019-07-25 | 2019-10-31 | 株式会社東芝 | 自動改札機、及び発券機 |
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