JP2001153269A - 排水用配管の防音構造 - Google Patents

排水用配管の防音構造

Info

Publication number
JP2001153269A
JP2001153269A JP33491299A JP33491299A JP2001153269A JP 2001153269 A JP2001153269 A JP 2001153269A JP 33491299 A JP33491299 A JP 33491299A JP 33491299 A JP33491299 A JP 33491299A JP 2001153269 A JP2001153269 A JP 2001153269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tape material
peripheral surface
outer peripheral
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33491299A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriatsu Kojima
徳厚 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP33491299A priority Critical patent/JP2001153269A/ja
Publication of JP2001153269A publication Critical patent/JP2001153269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】集合住宅等の排水が管内の偏流ガイドや内壁に
衝突して発生する騒音を低減できる排水用配管の防音構
造を提供すること。 【解決手段】立て管3と横枝管5とを接続した管継手1
の膨拡部12、テーパ管部14、直管部15には、帯状
のテープ材20を巻つけて形成した耐熱性繊維層19が
形成されている。耐熱性繊維層19を形成するテープ材
20は、テープ材20の幅方向にねじった折り返し部2
1を形成しながら、配管外周面に螺旋状に巻つけること
によって、テープ材20の緩み止めを図って配管外周面
に固定される。また、この耐熱性繊維層19は、繊維間
の空気層及び繊維によって排水の衝突音による衝撃音を
吸収して防音効果を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中高層住宅にお
ける各階層からの排水を集合して流下するための排水用
配管、例えば、排水用立て管、排水用横枝管、排水用管
継手等に、防音部材を装着して、管内を流れる際に発生
する騒音を、低減できる排水用配管の防音構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、中高層住宅においては、各階層
に配置された横枝管から流れる排水は、上層の階から上
部立て管内を通って流下された排水とともに管継手で集
合されて下層の階に流下され、また、その管継手には、
上部立て管からの排水流を減速して旋回するための偏流
ガイドが設けられていた。
【0003】そのため、上部立て管から流下される排水
が偏流ガイドに衝突する際や、あるいは、横枝管から流
入される排水が管継手の内周面に衝突する際に、騒音が
発生し易かった。
【0004】この騒音対策のため、従来では、例えば、
特開平10−311487号、または、特開平10−2
38663号に記載されているように、排水用配管に防
音構造を施して、排水の流れによる騒音を低減させてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に示す従
来装置の防音構造は、いずれも、排水用配管の振動音を
主に防止するように構成されていたため、排水用配管の
振動を吸収するためのゴム製の弾性体を使用し、さら
に、これらのゴム製弾性体が、耐熱性に劣るため、別
途、耐火材を被覆させていた。
【0006】例えば、前者公報の場合、管継手の外周面
に、振動を抑制する金属製の加重体が巻装され、さら
に、その加重体の外周面に、振動を吸収するゴム製の弾
性体が装着されていた。そして、耐熱性に劣るそのゴム
製の弾性体の回りには、不燃性の締め付け体が装着され
ていた。
【0007】また、後者公報の場合、防振用のゴム製弾
性体を内周面に備えた金属製の被覆材を、管継手本体の
外周面に装着して、管継手本体の振動を吸収するように
し、さらに、ゴム製弾性体の内周面に耐火材を設けてい
た。
【0008】したがって、従来の防音構造では、防音を
図る弾性体からなる防音部材と、その防音部材の耐熱性
を維持するための耐火材と、が必要となり、さらに、そ
れらの両者を結合させる手段も必要となって、構成部品
点数が多くなり、組付作業に手間がかかり、また、大き
なスペースも必要となっていた。
【0009】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、騒音に対する防音・遮音性を低下させることな
く、かつ、耐熱性を維持して、構成部品点数を少なくで
き、組付作業性を向上させることができるとともに、省
スペースで構成できる排水用配管の防音構造を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る排水用配管
の防音構造は、建物内に設置される排水用配管の外周面
が、吸音性あるいは遮音性を有する耐熱性繊維層によっ
て被覆されていることを特徴とする。
【0011】前記耐熱性繊維層は、帯状のテープ材で構
成し、前記排水用配管の外周面を、前記テープ材を折り
返して巻き付けるゲートル巻きにより、被覆させること
が望ましい。
【0012】さらに、液状の不燃材を、前記耐熱性繊維
層に含浸させて固化させることにより、耐火二層管を製
造するようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る排水用配管の防音構造で
は、配管外周面が、吸音性あるいは遮音性を有するセラ
ミック繊維・炭素繊維等の耐熱性繊維層によって被覆さ
れているだけであり、防音部材・耐火材・結合手段等の
三種類の部材が必要であった従来の防音構造に比べて、
著しく、構成部品点数を低減することができる。
【0014】そして、その耐熱性繊維層は、縛ったり、
接着する等の簡単な作業で、配管外周面に固定すること
ができることから、組付作業性も、良好となる。また、
耐熱性繊維層は、配管外周面を被覆しているだけである
ため、大きなスペースを占有することもない。
【0015】勿論、耐熱性繊維層は、それ自体、耐熱性
を有しているため、別途、耐火材を使用しなくとも良
く、また、内部の繊維間の空気層及び繊維(例えば、中
空状の繊維、その他さまざまなものを含む)自体によっ
て、配管内での排水の衝突による衝撃音を吸収すること
も可能となるため、騒音に対する防音・遮音性を低下さ
せることも無い。
【0016】さらに、耐熱性繊維層を被覆させた配管
(管継手等)を、モルタル等でスラブ内に埋め戻しをす
れば、耐熱性繊維層がクッションの役目を果たすことか
ら、本発明の防音構造では、振動を吸収することができ
て、防振効果を合わせて発揮することができる。なお、
この場合の埋め戻すモルタル等は、埋め戻した部位を完
全に遮蔽して、埋め戻し部位の防音・遮音性を高めるこ
とができるように、密度を高くして、施工することが望
ましい。
【0017】さらにまた、埋め戻し時等のモルタル等の
液状の不燃材を充填する際、耐熱性繊維層は、ある程
度、繊維間の空気層を残した状態で、モルタル等が繊維
間に充填されて固化することから、モルタル等の不燃材
と耐熱性繊維層とが耐火二層管の外管の代わりとなり、
本発明の防音構造では、容易に、耐火二層管を製造する
こともできる。
【0018】したがって、本発明に係る排水用配管の防
音構造では、騒音に対する防音・遮音性を低下させるこ
となく、かつ、耐熱性を維持して、構成部品点数を少な
くでき、組付作業性を向上させることができるととも
に、省スペースで構成することができる。そしてさら
に、モルタル等での埋め戻し等すれば、防振効果を発揮
できるとともに、耐火二層管も容易に製造することがで
きる。
【0019】そして、所定の帯状のテープ材をゲートル
巻きで配管外周面に被覆させて、耐熱性繊維層を形成す
る場合には、ゲートル巻きが、テープ材を、折り返し部
を形成しながら、配管外周面に沿って螺旋状に巻き付け
るものであり、折り返し部では、巻き付けたテープ材を
配管外周面に押圧することができるため、テープ材の緩
み止めを図って、テープ材を配管外周面に固定可能とな
る。そのため、テープ材を巻く配管がテーパ状となって
いても、ずれ落ちを防止して、安定して、配管をテープ
材で被覆することができる。勿論、テープ材を巻いて耐
熱性繊維層を形成することから、テープ材の長さや巻き
重ねる幅を調整すれば、配管の外径や長さが変更されて
も、容易に対処することができる。
【0020】また、テープ材は、巻き付ける部位に的確
に巻き付けることができるように、その巻き付ける部位
に応じた弾力性のものを使用することが望ましい。そし
て、弾力性を有したテープ材を使用すれば、現場作業中
に誤って配管を落しても、その配管の破損を防止するこ
とができる。
【0021】なお、テープ材は、配管出荷前に予め工場
で巻いておいてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0023】実施形態の防音構造に使用する排水用配管
は、図1に示すように、排水用管継手(以下、管継手と
いう)1であり、この管継手1は、スラブSの開口穴S
Aに挿入されて、上部に、上部排水用立て管(以下、上
部立て管という)3Aが接続されるとともに、下部に、
下部排水立て管(以下、下部立て管という)3Bが接続
され、さらに、側部に、排水用横枝管(以下、横枝管と
いう)5が接続されている。
【0024】管継手1には、上部に、上部立て管3Aに
接続される立て管継手口11が形成され、立て管継手口
11の下方には、継手口より内外径を大きくした膨拡部
12が形成されている。膨拡部12の外周面には、少な
くとも1個(図中では2個)の横枝管継手口13が形成
され、各横枝管継手口13には、横枝管5が接続されて
いる。なお、膨拡部12内には、上部立て管3A内から
流下された排水を衝突させて旋回流とするための図示し
ない偏流ガイドが、所定位置に設けられている。
【0025】この管継手1では、上部立て管3A内から
流下された排水が偏流ガイドに衝突する際や、横枝管5
から流入された排水が膨拡部12の内周面に衝突した際
に、衝撃音を発生させることとなる。
【0026】膨拡部12の下方には、図2に示すよう
に、下狭まりのテーパ管部14が形成され、さらにテー
パ管部14の下方には、円筒状に下方に延びる直管部1
5が形成されている。管継手1の下端部には、フランジ
部を有して下部立て管継手口16が形成され、管継手口
16には、下部立て管3Bが接続されている。
【0027】そして、管継手1は、横枝管継手口13の
直下の膨拡部12からテーパ管部14の略下端部までの
部位が、開口穴SAに挿入されて、モルタルMで埋め戻
しされている。
【0028】また、管継手1の外周面には、直管部15
から横枝管継手口13の下部に至るまでの部位に、耐熱
性繊維層19が、形成されている。実施形態の場合、耐
熱性繊維層19は、耐熱性繊維で形成された帯状のテー
プ材20をゲートル巻きにより巻き付けて、形成されて
いる。
【0029】耐熱性繊維層19は、実施形態の場合、ア
ルミナ・シリカを主成分とした原料を電気炉等で溶融さ
せて、高速の空気流で吹き飛ばして繊維化したセラミッ
ク繊維が使用されている。テープ材20は、そのセラミ
ック繊維を、布状に織成したり、あるいは、不織布のよ
うに織成し、所定の幅・厚さ・弾力性の帯状に裁断し
て、形成している。そして、繊維層19(テープ材2
0)の繊維間の空気層及び繊維が、騒音の防音・遮音の
役目を果たすこととなる。
【0030】なお、耐熱性繊維としては、セラミック繊
維の他に、炭素繊維・ガラス繊維等の1000℃以上で
の使用に耐える耐熱性・不燃性を有した無機質人造繊維
等を使用しても良い。
【0031】ゲートル巻き(綾巻き)は、図3に示すよ
うに、テープ材20の幅方向にねじった折り返し部21
を形成しながら、直管部15から、テーパ管部14を経
て、膨拡部12の下部に至るまで、管継手1の外周面
に、テープ材20を螺旋状に巻き付ける巻き方である。
なお、テープ材20の端末は、先端部に両面テープある
いは接着剤を塗布して、管継手1の外周面に止着する
か、あるいは、テー部材20自体の端末を利用して、縛
って止着する。
【0032】そして、管継手1にテープ材20をゲート
ル巻きで巻き付けた後には、上部・下部立て管3A・3
Bや横枝管5を接続させつつ、管継手1をスラブSの開
口穴SAに配置させて、開口穴SAにモルタルMを充填
すれば、配管施工と防音構造の施工とを終了させること
ができる。
【0033】実施形態の防音構造では、管継手1の外周
面が、吸音性あるいは遮音性を有するセラミック繊維層
19によって被覆されているだけであり、防音部材・耐
火材・結合手段等の三種類の部材が必要であった従来の
防音構造に比べて、著しく、構成部品点数を低減するこ
とができる。
【0034】そして、その耐熱性繊維層19は、縛った
り、接着する等の簡単な作業で、管継手1の外周面に固
定することができることから、組付作業性も、良好とな
る。また、耐熱性繊維層19は、管継手1の外周面を被
覆しているだけであるため、大きなスペースを占有する
こともない。
【0035】勿論、耐熱性繊維層19は、それ自体、1
000℃以上の耐熱性を有しているため、別途、耐火材
を使用しなくとも良く、また、内部の繊維間の空気層及
び繊維によって、管継手1内での排水の衝突による衝撃
音を吸収することも可能となるため、騒音に対する防音
・遮音性を低下させることも無い。
【0036】さらに、耐熱性繊維層19を被覆させた管
継手1を、モルタルMでスラブS内に埋め戻しており、
耐熱性繊維層19がクッションの役目を果たすことか
ら、実施形態の防音構造では、振動を吸収することがで
きて、防振効果を合わせて発揮することができる。
【0037】さらにまた、埋め戻し時のモルタルMを充
填する際、耐熱性繊維層19は、ある程度、繊維間の空
気層を残した状態で、モルタルMが繊維間に充填されて
固化することから、耐熱性繊維層19とそれに含浸され
たモルタルMとが耐火二層管の外管の代わりとなるとと
もに、別途、支持部材を使用しなくとも、管継手1が、
スラブS内で強固に保持されることとなる。
【0038】なお、確実に管継手1との間に空気層を残
した状態でモルタルMを固化させる場合には、例えば、
モルタルMの含浸を防ぐように、繊維の太さや織り目の
間隔等を適宜選択したセラミック繊維等の耐熱性繊維か
らなるテープ材、あるいは、モルタルMの含浸を防止可
能な耐火性材料を表面に塗布したセラミック繊維等の耐
熱性繊維からなるテープ材を、下地として、予め、管継
手1に対してゲートル巻き等により巻き付けておき、そ
のモルタルMの含浸を防止させて空気層を維持した層の
上から、テープ材20をゲートル巻きにしてもよい。
【0039】以上のように、実施形態の排水用管継手1
の防音構造では、騒音に対する防音・遮音性を低下させ
ることなく、かつ、耐熱性を維持して、構成部品点数を
少なくでき、組付作業性を向上させることができるとと
もに、省スペースで構成することができる。そしてさら
に、モルタルMでの埋め戻しすれば、防振効果を発揮で
きるとともに、耐火二層管も容易に製造することがで
き、さらに、別途、支持部材を使用することなく、管継
手1を安定して配設させることができる。
【0040】なお、スラブ内に埋め戻すことなく、配管
外周面を被覆した耐熱性繊維層19に、モルタル等の液
状の不燃物を含浸させて固化させれば、容易に、防音・
遮音効果(さらに、空気層による断熱効果)を備えた耐
火二層管を形成することができる。液状の不燃物は、セ
ラミック粉末をモルタル状にしたものでも良く、さら
に、液状の不燃物を耐熱性繊維層19に含浸させる際に
は、空気層を残すためには、スプレー塗布やハケ塗りが
望ましい。勿論、浸漬させて、液状の不燃物を繊維層1
9に含浸させても良い。
【0041】そして、耐熱性の十分でない塩化ビニル等
の合成樹脂製とした直管や曲り管の外周面に、テープ材
20をゲートル巻き等で巻き付け、その後、モルタル等
の液状の不燃物を所定の深さまで含浸させて固化させれ
ば、容易に、直管状や曲り管状の耐火二層管を製造する
ことができる。この製造時、耐熱性繊維層19に空気層
が無い状態まで、不燃材が充填されて固化されれば、防
音・遮音・断熱効果は薄れてしまうものの、耐火二層管
としては十分使用することができ、そのように製造して
も良い。また、耐火二層管を製造する場合には、内管
は、既述のように塩化ビニルあるいはポリエチレン等の
合成樹脂製に限定することなく、金属製としても良い。
【0042】そして、実施形態では、所定の帯状のテー
プ材20をゲートル巻きで管継手1の外周面に被覆させ
て、耐熱性繊維層19を形成しており、ゲートル巻き
が、テープ材20を、折り返し部21を形成しながら、
管継手1の外周面に沿って螺旋状に巻き付けるものであ
り、折り返し部21では、巻き付けたテープ材20を管
継手1の外周面に押圧することができるため、テープ材
20の緩み止めを図って、テープ材20を管継手1の外
周面に固定することができる。そのため、テープ材20
を巻く部位が、テーパ状のテーパ管部14を有していて
も、ずれ落ちを防止して、安定して、管継手1をテープ
材20で被覆することができる。勿論、テープ材20を
巻いて耐熱性繊維層19を形成することから、テープ材
20の長さや巻き重ねる幅を調整すれば、配管の外径や
長さが変更されても、容易に対処することができる。
【0043】なお、ゲートル巻きで巻き付けるテープ材
20を、配管の外周面に、さらに強固に固着する場合に
は、例えば、図4に示すように、テープ材20の巻き付
けられる範囲、すなわち、直管部15の下端から、テー
パ管部14を経て、膨拡部12の横枝管継手口13の下
端部までの範囲に、予め、接着層25を形成しておき、
テープ材20を接着させても良い。接着層25として
は、配管の外周面に両面テープを貼着させて形成した
り、あるいは、接着材を、接着面の全面、あるいは、所
定間隔で断続的に、塗布するようにしてもよい。
【0044】さらに、図5に示すように、テープ材20
自体の両面に、予め、両面テープ(片面に剥離シートが
被覆されているもの)27、27を貼着するか、あるい
は、粘着材を塗布して剥離シートで被覆しておくように
してもよい。そして、それらの場合、配管の外周面に巻
き付ける際には、剥離シートを剥離させて、前述と同様
にゲートル巻きで巻き付ければ良い。
【0045】そして、上述の耐熱性繊維層19は、主
に、排水の衝突による衝撃音の発生する付近を被覆させ
ることが望ましく、排水用配管においては、上述のよう
に管継手1の膨拡部12、テーパ管部14、直管部15
の外周面に、テープ材20を巻き付けて配設することが
極めて効果的である。しかし、これに限定するものでは
なく、耐熱性繊維層19は、管継手1の上部立て管3A
を含む上部立て管継手口11付近、下部立て管3Bを含
む下部立て管継手口16付近、横枝管5を含む横枝管継
手口13付近の外周面を、テープ材20を利用して、被
覆してもよく、さらに、上部立て管3A、下部立て管3
B、横枝管5自体の外周面に被覆させてもよい。例え
ば、図6に示す横枝管5の防火区画貫通部5aまたは防
火区画貫通部5aから少なくとも1mまでの延設部を含
む部位の外周面を、テープ材20を利用する等して、耐
熱性繊維層19により、被覆してもよい。
【0046】なお、管継手口付近は温排水による管の熱
膨張により異音が発生するおそれがあるため、テープ材
20を重ねて厚く巻く等して、入念に巻き付けておくこ
とが望ましい。
【0047】また、防音等の目的で、例えばスラブ厚3
00mm(普通は200mm程度)の厚スラブ仕様で施
工される場合には、スラブ下端面から突出する部位から
の放射音を防止するために、その部位及び下部立て管3
Bを含む下部立て管継手口16付近にのみ、テープ材2
0をゲートル巻きしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による排水用配管の防音構
造を示す一部断面図
【図2】図1における防音構造を示す要部拡大断面図
【図3】ゲートル巻きで巻き付けを行なうテープ材の一
部展開図
【図4】本発明の防音構造の別の形態を示す要部拡大断
面図
【図5】テープ材に両面に両面テープを貼着した形態を
示す一部断面図
【図6】横枝管の防火区画貫通部を示す簡略平面図
【符号の説明】
1…(配管)管継手 3…立て管 5…横枝管 12…膨拡部 14…テーパ管部 15…直管部 19…耐熱性繊維層 20…テープ材 21…折り返し部 S…スラブ SA…開口穴 M…モルタル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設置される排水用配管の外周面
    が、吸音性あるいは遮音性を有する耐熱性繊維層によっ
    て被覆されていることを特徴とする排水用配管の防音構
    造。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性繊維層が帯状のテープ材で構
    成され、前記排水用配管の外周面が、前記テープ材を折
    り返して巻き付けるゲートル巻きにより被覆されている
    ことを特徴とする請求項1記載の排水用配管の防音構
    造。
  3. 【請求項3】 液状の不燃材が、前記耐熱性繊維層に含
    浸されて固化されたことにより、耐火二層管とされた請
    求項1若しくは請求項2に記載の排水用配管の防音構
    造。
JP33491299A 1999-11-25 1999-11-25 排水用配管の防音構造 Pending JP2001153269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33491299A JP2001153269A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 排水用配管の防音構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33491299A JP2001153269A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 排水用配管の防音構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001153269A true JP2001153269A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18282637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33491299A Pending JP2001153269A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 排水用配管の防音構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001153269A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342908A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Cci Corp 防音管体の施工構造
JP2007002944A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Cci Corp 防音管体及びその防音管体の配設方法
JP2007107563A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Cci Corp 防音管体及びその製造方法
JP2007262713A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sekisui Chem Co Ltd 遮音防振シート、管継手または管、管継手構造または管構造ならびに排水立て管構造
JP2008064153A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Kubota Corp 排水配管構造
JP2010025337A (ja) * 2008-06-19 2010-02-04 Showa Denko Kenzai Kk 防音材、防音性合成樹脂管部材及びその製造方法
JP2012112441A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 配管材
CN114704694A (zh) * 2022-04-24 2022-07-05 南京长江都市建筑设计股份有限公司 一种用于建筑室内的排水静音管道

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342908A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Cci Corp 防音管体の施工構造
JP2007002944A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Cci Corp 防音管体及びその防音管体の配設方法
JP2007107563A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Cci Corp 防音管体及びその製造方法
JP2007262713A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sekisui Chem Co Ltd 遮音防振シート、管継手または管、管継手構造または管構造ならびに排水立て管構造
JP2008064153A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Kubota Corp 排水配管構造
JP2010025337A (ja) * 2008-06-19 2010-02-04 Showa Denko Kenzai Kk 防音材、防音性合成樹脂管部材及びその製造方法
JP2012112441A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 配管材
CN114704694A (zh) * 2022-04-24 2022-07-05 南京长江都市建筑设计股份有限公司 一种用于建筑室内的排水静音管道
CN114704694B (zh) * 2022-04-24 2024-02-23 南京长江都市建筑设计股份有限公司 一种用于建筑室内的排水静音管道

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6541212B2 (ja) 管継手構造、配管構造、建物
JP4777704B2 (ja) 防音管体及びその防音管体の配設方法
JP2001153269A (ja) 排水用配管の防音構造
JPH09262305A (ja) 防火区画体貫通部の防火処理用シート及び防火処理構造
JP6046551B2 (ja) 配管の防火構造
JP2007262713A (ja) 遮音防振シート、管継手または管、管継手構造または管構造ならびに排水立て管構造
JP6576713B2 (ja) 排水管継手の被覆材
JP4157735B2 (ja) 排水用配管の防音構造
JP4545965B2 (ja) 耐火層間材の支持装置
JP6652319B2 (ja) 排水集合継手およびその施工方法
JP6916241B2 (ja) 管継手構造
JP2001074191A (ja) 耐火三層管
JP2009156278A (ja) 内管の滑落を防止した耐火複合管
KR101949228B1 (ko) 덕트용 보온 단열재
JP2012092555A (ja) 断熱構造
KR20070084809A (ko) 코너부의 방수 보호대 및 방수용 시트와 이들을 사용한옥상 방수공법
JPH08135879A (ja) L型連結管用遮音制振部材
JP5926093B2 (ja) 遮音耐火管継手
JP7282835B2 (ja) 配管構造および管継手
JP4641118B2 (ja) 伸縮継手付耐火二層管
CN212613352U (zh) 一种建筑工程用吸音效果好的建筑外墙
JP7465708B2 (ja) 排水配管継手および排水配管継手の製造方法
CN214575250U (zh) 一种保温隔音复合型墙板系统
CN210652150U (zh) 岩棉改性复合板
JP4030752B2 (ja) 二層管

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707