JP2007107563A - 防音管体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管体12の外周面に設けられた防音機能材13の表面、すなわち被覆フィルム16の表面には、複数の短繊維17aよりなる短繊維層17が接合されている。この短繊維層17は、管体12の周方向に亘って設けられている。すなわち、本実施形態における短繊維層17は、防音機能材13(被覆フィルム16)の外周面全体を被覆するように接合されている。これにより、防音管体11の外周面全体に亘って短繊維層17が設けられており、防音管体11の最外層が短繊維層17により構成されている。
【選択図】図2
Description
上記構成によれば、管体の周方向にわたって短繊維層を設けることで、セメント類と防音管体との接着性が、同防音管体の周方向に亘って高められるようになる。その結果、防音管体の支持状態が極めて良好なものとなる。
上記構成によれば、防音管体との接着性を好適に高めることのできる適度な量のセメント類が、短繊維間に入り込むこととなる。
図1及び図2に示すように、防音管体11は、防音管体11の本体となる管体12と、その管体12の外周面を被覆する防音機能材13とを備えている。そして、この防音機能材13の表面には複数の短繊維17aが植毛されている。本実施形態の防音管体11は、図2に示すように、建築物の壁、床、間仕切り等の区画部21に形成された貫通孔22(貫通部)に挿通された状態で支持される。そして、防音管体11の外面と貫通孔22の内周面との間の隙間には、モルタル、コンクリート、セメント等のセメント類25が充填されている。なお、本実施形態では、セメント類としてモルタル25を採用している。これにより、万一火災が発生したとしても、区画部21を境界とする一方の空間で発生した熱、煙、火炎等が他方の空間へ移動するのが抑制されるため、火災の拡大を抑制することができる。
管体12は、各種硬質材料や軟質材料から形成され、その内部を流体が流通する筒状をなしている。管体12を形成する材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂、金属等が挙げられる。これらの材料は、単独又は組み合わせて使用される。すなわち管体12は、硬質及び軟質のいずれであってもよい。さらに、管体12の一部を硬質材料から構成するとともに、管体12の他部を軟質材料から構成することにより、管体12が部分的に屈曲自在に構成されていてもよい。
防音管体11を製造する場合、まず被覆フィルム16の表面に上記接着剤を塗布して接着膜18を形成する(第1工程)。この接着剤を塗布する方法としては、スプレー法、ディップ法、カーテンフローコーター法、バーコーター法、ロールコーター法等の他、刷毛、ブラシ、ローラ、ナイフ等を用いて手作業によって塗布する方法が挙げられる。なお、この第1工程における被覆フィルム16の形態としては、特に限定されるものではなく、2つ折りの状態であってもよく、折り目がなく広げられた状態であってもよく、或いは筒状であってもよい。
(1) 本実施形態の防音管体11は、最外層が短繊維層17により構成されている。このため、貫通孔22の内周面と防音管体11との間の隙間Sにモルタル25を充填する場合、そのモルタル25は短繊維層17を形成する短繊維17a間に入り込むようになる。そして、モルタル25は、短繊維層17を形成する各短繊維17aを包み込む状態で硬化する。その結果、モルタル25は短繊維層17に強固に接着される。
(3) 短繊維17aの植毛密度は10〜500g/m2であることが好ましい。このように構成した場合、防音管体11との接着性を好適に高めることのできる適度な量のモルタル25を短繊維17a間に入り込ませることが可能となる。
・ 被覆フィルム16は省略されてもよい。この場合、遮音層15の表面に短繊維層17が設けられることとなる。すなわち、遮音層15の表面に接着剤を塗布して接着膜18を設けた後、その接着膜18上に短繊維17aを静電植毛する。
・ 前記短繊維は、前記防音機能材の表面上において静電植毛処理により植毛されてなることを特徴とする防音管体。この構成によれば、防音機能材の表面の全体にわたって短繊維を均一に植毛させることができる。
Claims (6)
- 管体と、同管体の外周面を被覆する防音機能材とを備えてなる防音管体であって、
前記防音機能材の表面上には、複数の短繊維よりなる短繊維層が接合されてなり、同短繊維層を最外層として構成したことを特徴とする防音管体。 - 前記短繊維層は、前記管体の周方向にわたって設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の防音管体。
- 前記短繊維の植毛密度は、10〜500g/m2であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防音管体。
- 前記短繊維は、太さが0.1〜5デシテックスであり、長さが0.1〜2mmであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防音管体。
- 前記防音機能材は、前記管体の外周面を被覆する吸音層と、同吸音層の外周面を被覆する遮音層と、同遮音層の外周面を被覆する被覆フィルムとを備えてなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防音管体。
- 管体と、同管体の外周面を被覆する吸音層と、同吸音層の外周面を被覆する遮音層と、同遮音層の外周面を被覆する被覆フィルムとを備えてなる防音管体の製造方法であって、前記被覆フィルムの表面に接着剤を塗布して接着膜を形成する第1工程と、同接着膜に短繊維を静電植毛する第2工程と、同第2工程後の被覆フィルムを前記遮音層の外周面に被覆して同被覆フィルムを熱収縮させる第3工程とを備えることを特徴とする防音管体の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010025337A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-02-04 | Showa Denko Kenzai Kk | 防音材、防音性合成樹脂管部材及びその製造方法 |
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