JP2001152717A - 車両用制御装置および車両用解錠装置 - Google Patents

車両用制御装置および車両用解錠装置

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JP2001152717A
JP2001152717A JP33931299A JP33931299A JP2001152717A JP 2001152717 A JP2001152717 A JP 2001152717A JP 33931299 A JP33931299 A JP 33931299A JP 33931299 A JP33931299 A JP 33931299A JP 2001152717 A JP2001152717 A JP 2001152717A
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signal
vehicle
frequency
unlock
unlocking
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JP33931299A
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English (en)
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Shoichi Kamata
正一 釜田
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】無線電話周波数帯で携帯機と車載制御手段との
間でドアの解錠のための信号(解錠リクエスト信号参照)
を通信するに際して、無線電話基地局からの制御信号に
よる通信信頼性の悪化が極小化でき、また無線電話基地
局の制御を混乱させることも抑止することができる車両
用解錠装置の提供を目的とする。 【解決手段】所定条件下で無線電話周波数帯にて直接携
帯機P2に解錠リクエスト信号を送信する車載制御手段
P1と、上記解錠リクエスト信号を受信した時に解錠信
号を直接車載制御手段P1に送信する携帯機P2とを備
え、上記車載制御手段P1は上記解錠信号を受信した
時、ドアP3を解錠する車両用解錠装置であって、上記
車載制御手段P1は、無線電話基地局P4からの制御信
号を受信して、その制御信号の周波数faとは異なる周
波数frを選択して、選択された周波数frで解錠リク
エスト信号を送信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話(携帯
電話とPHS電話機とを含む)などの携帯機を用いてエ
ンジンスタート、エンジンストップ、警報作動を行なっ
たり或は車両ドアを解錠(アンロック)するような車両用
制御装置及び車両用解錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両装備品を遠隔操作するような
車両用制御装置または車両用解錠装置としては特開平8
−232524号公報および特開平11−44136号
公報に記載の装置がある。前者の特開平8−23252
4号公報に記載のドアロック解錠装置は、公衆回線網を
介して外部電話機から送信された解錠信号により、車両
ドアの解錠(アンロック)を行なうものであるが、ドアの
アンロック毎に通話料金がかかる問題点があった。
【0003】後者の特開平11−44136号公報に記
載のキーレスエントリシステムは、自動車内に設けられ
たPHS基地局と、PHS通信機とを備え、PHS通信
機から直接車両に送信されたロック装置解除信号(アン
ロック信号)により、車両ドアの解錠を行なうものであ
る。
【0004】このキーレスエントリシステムによれば、
専用のIDカード、エンジンキーまたはキーレス送受信
機を用いることなくPHS通信機(携帯機)にて車両ドア
をアンロックすることができる利点がある反面、無線電
話周波数帯でPHS通信機(携帯機)と車室側のPHS基
地局(車載制御手段)との間でドアの解錠のための信号を
通信するに当たり、無線電話基地局からの制御信号によ
り通信の信頼性に悪影響を受ける問題点があった。
【0005】つまり、無線電話基地局と携帯電話との間
の通信形態は、一般的に、地上に複数の無線電話基地局
と離間して設け、1つの無線電話基地局からの電波が届
く範囲に基づいて通話エリア(いわゆるセル)が区画設定
されており、無線電話基地局は、制御信号を出力して携
帯電話の存在位置を確認し、上述の無線電話基地局から
の制御信号の周波数は基地局毎(換言すれば区画された
セル毎)に異なる値に設定されている。
【0006】しかも、車両は特定の1つのセル内に留ま
ることなく、複数のセル間を移動するので、上述の携帯
機と車載制御手段との間のドア解錠のための通信信号の
周波数が、無線電話基地局からの制御信号の周波数と同
一の場合、または近接する値の場合には、無線電話基地
局からの制御信号により携帯機と車載機制御手段との間
の通信の信頼性が阻害されると共に、無線電話基地局の
制御が混乱する問題点があった。
【0007】このような問題点はドアの解錠のための信
号(通信信号)のみならず、携帯機から車載電装品制御信
号を車両側へ送信して、車載電装品を制御するような場
合についても同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、無線電話
周波数帯にて携帯機に解錠リクエスト信号を送信し、こ
の解錠リクエスト信号の受信時に携帯機が車載制御手段
に対して解錠信号を送信し、解錠信号を受信した車載制
御手段がドアを解錠するものにおいて、車載制御手段が
無線電話基地局からの制御信号を受信し、この制御信号
の周波数とは異なる周波数を選択して、選択された周波
数で解錠リクエスト信号を送信することで、無線電話周
波数帯で携帯機と車載制御手段との間でドアの解錠のた
めの信号(解錠リクエスト信号参照)を通信するに際し
て、無線電話基地局からの制御信号による通信信頼性の
悪化が極小化でき、また無線電話基地局の制御を混乱さ
せることも抑止することができる車両用解錠装置の提供
を目的とする。
【0009】この発明はまた、携帯機が無線電話周波数
帯にて車両に解錠信号を送信し、解錠信号を受信した車
載制御手段がドアを解錠するものにおいて、携帯機が無
線電話基地局からの制御信号を受信し、この制御信号の
周波数とは異なる周波数を選択して、選択された周波数
で解錠信号を送信することで、無線電話周波数帯で携帯
機と車載制御手段との間でドアの解錠のための信号(解
錠信号参照)を通信するに際して、無線電話基地局から
の制御信号による通信信頼性の悪化が極小化でき、また
無線電話基地局の制御を混乱させることも抑制すること
ができる車両用解錠装置の提供を目的とする。
【0010】この発明はさらに、携帯機および車載制御
手段の少なくとも一方が無線電話機能を備えることで、
新たな構成を追加することなく既設の無線電話機能を有
効利用して、車両ドアのアンロックを行なうことができ
る車両用解錠装置の提供を目的とする。
【0011】この発明はさらに、解錠リクエスト信号ま
たは解錠信号を、無線電話のための制御信号に対する返
答信号よりも弱い強度で送信することにより、解錠リク
エスト信号または解錠信号が無線電話基地局で受信され
ることのない車両用解錠装置の提供を目的とする。
【0012】この発明はさらに、携帯機は受信した解錠
リクエスト信号と同一の周波数で上記解錠信号を送信す
ることで、制御の省力化を図りつつ、無線電話基地局か
らの制御信号による通信信頼性の悪化を極小化すること
ができる車両用解錠装置の提供を目的とする。
【0013】この発明はさらに、携帯機が無線電話周波
数帯にて車両に車載電装品制御信号を送信し、この車載
電装品制御信号を受信した車載制御手段が電装品を制御
するものにおいて、携帯機が無線電話基地局からの制御
信号を受信し、この制御信号の周波数とは異なる周波数
を選択して、選択された周波数で車載電装品制御信号を
送信することで、無線電話周波数帯で携帯機から車載制
御手段へ車載電装品制御信号を送信するに際して、無線
電話基地局からの制御信号による送信信頼性の悪化を極
小化でき、また無線電話基地局の制御を混乱させること
も抑止することができる車両用制御装置の提供を目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明による車両用解
錠装置は、所定条件下で無線電話周波数帯にて直接携帯
機に解錠リクエスト信号を送信する車載制御手段と、上
記解錠リクエスト信号を受信した時に解錠信号を直接車
載制御手段に送信する携帯機とを備え、上記車載制御手
段は上記解錠信号を受信した時、ドアを解錠する車両用
解錠装置であって、上記車載制御手段は、無線電話基地
局からの制御信号を受信して、その制御信号の周波数と
は異なる周波数を選択して、選択された周波数で解錠リ
クエスト信号を送信するものである。
【0015】この発明による車両用解錠装置はまた、所
定条件下で無線電話周波数帯にて直接車両に解錠信号を
送信する携帯機と、上記解錠信号を受信した時にドアを
解錠する車載制御手段とを備えた車両用解錠装置であっ
て、上記携帯機は、無線電話基地局からの制御信号を受
信して、その制御信号の周波数とは異なる周波数を選択
して、選択された周波数で上記解錠信号を送信するもの
である。
【0016】この発明の一実施態様においては、上記携
帯機および車載制御手段の少なくとも一方は無線電話機
能を備えたものである。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記解
錠リクエスト信号または上記解錠信号は、無線電話のた
めの制御信号に対する返答信号よりも弱い強度で送信さ
れるものである。
【0018】この発明の一実施態様においては、上記携
帯機は、受信した解錠リクエスト信号と同一の周波数で
上記解錠信号を送信するものである。
【0019】この発明による車両制御装置は、所有者の
操作により無線電話周波数帯にて直接車両に車載電装品
制御信号を送信する携帯機と、上記車載電装品制御信号
を受信した時、該電装品を制御する車載制御手段とを備
えた車両用制御装置であって、上記携帯機は、無線電話
基地局からの制御信号を受信して、その制御信号の周波
数とは異なる周波数を選択して、選択された周波数で車
載電装品制御信号を送信するものである。
【0020】この発明のさらに好ましい一実施態様にお
いては、所定条件下で無線電話周波数帯にて直接携帯機
に解錠リクエスト信号を送信する車載制御手段と、上記
解錠リクエスト信号を受信した時に解錠信号を直接車載
制御手段に送信する携帯機とを備え、上記車載制御手段
は上記解錠信号を受信した時、ドアを解錠する車両用解
錠装置であって、上記車載制御手段および携帯機は、無
線電話基地局からの制御信号を受信して、その制御信号
の周波数とは異なる周波数を選択して、選択された周波
数で解錠リクエスト信号および解錠信号を送信するもの
である。上述の制御信号の周波数とは異なる周波数の選
択は、所定周波数以上異なる周波数を選択することが、
さらに好ましい。
【0021】
【作用】この発明の車両用解錠装置によると、図16に
構成図で示すように、車載制御手段P1は、所定条件下
で無線電話周波数帯にて直接携帯機P2に解錠リクエス
ト信号を送信し、携帯機P2は上述の解錠リクエスト信
号を受信した時に解錠信号を直接車載制御手段P1に送
信し、車載制御手段P1は上述の解錠信号を受信した
時、ドアP3を解錠するが、上述の車載制御手段P1は
無線電話基地局P4からの制御信号を受信して、その制
御信号の周波数faとは異なる周波数frを選択して、
この選択された周波数frで解錠リクエスト信号を送信
する。
【0022】このため、無線電話周波数帯で車載制御手
段P1から携帯機P2へドアP3の解錠のための解錠リ
クエスト信号を送信する際、無線電話基地局P4からの
制御信号による通信信頼性の悪化が極小化でき、また無
線電話基地局P4の制御を混乱させることも抑止するこ
とができる。
【0023】この発明の車両用解錠装置によると、図1
7に構成図で示すように、携帯機P2は所定条件下で無
線電話周波数帯にて直接車両に解錠信号を送信し、この
解錠信号を受信した車載制御手段P1は、その受信時に
ドアP3を解錠するが、上述の携帯機P2は無線電話基
地局P4からの制御信号を受信して、その制御信号の周
波数faとは異なる周波数fbを選択して、選択された
周波数fbで上述の解錠信号を送信する。
【0024】この結果、無線電話周波数帯で携帯機P2
から車載制御手段P1へドアの解錠のための解除信号を
送信する際、無線電話基地局P4からの制御信号による
通信信頼性の悪化が極小化でき、また無線電話基地局P
4の制御を混乱させることも抑止できる。
【0025】この発明の一実施態様によると、携帯機お
よび車載制御手段の少なくとも一方が、無線電話機能を
備えているので、新たな構成を追加することなく、既設
の無線電話機能を有効利用して、車両ドアのアンロック
を行なうことができる。
【0026】この発明の一実施態様によると、解錠リク
エスト信号(図16参照)または解錠信号(図17参照)
は、無線電話のための制御信号に対する返答信号よりも
弱い強度で送信されるので、これら解錠リクエスト信号
または解錠信号が無線電話基地局で受信されることがな
く、該基地局の制御の混乱をより一層抑止することがで
きる。
【0027】この発明の一実施態様によると、携帯機は
受信した解錠リクエスト信号(図16参照)と同一の周波
数で上記解錠信号を送信するので、携帯機側での制御処
理の省力化を図りつつ、無線電話基地局からの制御信号
による通信信頼性の悪化を極小化することができる。
【0028】この発明の車両用制御装置によると、図1
8に構成図で示すように、携帯機P2は、所有者の操作
により無線電話周波数帯にて直接車用に車載電装品制御
信号を送信し、車載制御信号P1は上述の車載電装品制
御信号を受信した時、該電装品P5を制御するが、携帯
機P2は、無線電話基地局P4からの制御信号を受信し
て、その制御信号の周波数faとは異なる周波数fcを
選択して、選択された周波数fcで車載電装品制御信号
を送信する。
【0029】この結果、無線電話周波数帯で携帯機P2
から車載制御手段P1へ車載電装品制御信号を送信する
に際して、無線電話基地局P4からの制御信号による送
信信頼性の悪化が極小化でき、また無線電話基地局P4
の制御を混乱させることも抑止できる。
【0030】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用制御装置および車両用解錠装置を
示すが、まず図1を参照して無線電話基地局とその制御
信号との関係について説明する。
【0031】地上に複数の無線電話基地局B…を離間し
て設け、1つの無線電話基地局Bからの電波が届く範囲
に基づいて通話エリアいわゆるセルe1,e2,e3,
e4…が区画設定されている。
【0032】上述の無線電話基地局Bは制御信号を出力
して携帯電話の存在位置を確認するが、この無線電話基
地局Bからの制御信号の周波数f1,f2,f3,f4
…は基地局毎、換言すれば区画されたセルe1,e2,
e3,e4…毎にそれぞれ異なる値に設定されている。
【0033】図2は車両用解錠装置の制御回路ブロック
図を示す。この車両用解除装置は車載機Aと、携帯機と
しての携帯電話Xと、キーレス送受信機Yとを備えてい
る。
【0034】車載機A側のCPU10は、送受信部1、
キーシリンダ2、送受信部3、イグニッションスイッチ
4、ドアロック検出センサ5、アウタドアハンドルスイ
ッチ6からの入力に基づいて、ROM7に格納されたプ
ログラムに従って、送受信部1、自動車電話8、送受信
部3、ドアロックアクチュエータ9を駆動制御し、また
RAM11は必要なデータを記憶する。
【0035】携帯電話X側のCPU20は、操作スイッ
チ12、送受信部13、送話手段としてのマイク14か
らの入力に基づいて、ROM15に格納されたプログラ
ムに従って、受話手段としてのスピーカ16、表示手段
としてのディスプレイ17、報知手段としてのブザー1
8および送受信部13を駆動制御し、またRAM19は
必要なデータを記憶する。
【0036】上述の操作スイッチ12は複数の機能キー
を有し、例えば「#」キーと「1」キー(数字キー)とで
アンロックスイッチを構成することができ、また「#」
キーと「2」キー(数字キー)とでロックスイッチを構成
することができる。
【0037】キーレス送受信機Y側のCPU30は、ア
ンロックスイッチ21、ロックスイッチ22、送受信部
23からの入力に基づいて、ROM24に格納されたプ
ログラムに従って、表示手段としてのディスプレイ2
5、報知手段としてのブザー26および送受信部23を
駆動制御し、またRAM27は必要なデータを記憶す
る。
【0038】ここで、上述のCPU10は所定条件下で
無線電話周波数帯にて直接携帯電話Xに解錠リクエスト
信号(アンロックリクエスト信号)を送信する車載制御手
段である。
【0039】また上述の携帯電話Xは、アンロックリク
エスト信号を受信した時に解錠信号(アンロック信号)を
直接車載制御手段(CPU10参照)に送信する携帯機で
ある。さらに上述の車載制御手段(CPU10参照)は上
述の解錠信号(アンロック信号)を受信した時、ドアを解
錠するように構成している。
【0040】しかも、車載機AのCPU10は、無線電
話基地局Bからの制御信号を受信する制御信号受信手段
(図5に示すサブルーチンの第1ステップS1参照)と、
受信した制御信号の周波数とは異なる周波数を選択する
周波数選択手段(図5に示すサブルーチンの第2ステッ
プS2参照)と、選択された周波数でアンロックリクエ
スト信号を送信する解錠リクエスト信号送信手段(図4
に示すメインルーチンの第5ステップG5参照)と、上
述のアンロックリクエスト信号を、無線電話のための制
御信号に対する返答信号よりも弱い強度で送信すべく、
アンロックリクエスト信号の送信強度を設定する送信強
度設定手段(図5に示すサブルーチンの第3ステップS
3参照)と、を兼ねる。
【0041】同様に、携帯電話XのCPU20は、無線
電話基地局Bからの制御信号を受信する制御信号受信手
段(図5に示すサブルーチンの第1ステップS1参照)
と、受信した制御信号の周波数とは異なる周波数を選択
する周波数選択手段(図5に示すサブルーチンの第2ス
テップS2参照)と、選択された周波数で解錠信号(プレ
アンロック信号参照)を送信する解錠信号送信手段(図3
に示すメインルーチンの第3ステップD3参照)と、上
述の解錠信号を、無線電話のための制御信号に対する返
答信号よりも弱い強度で送信すべく、解錠信号の送信強
度を設定する送信強度設定手段(図5に示すサブルーチ
ンの第3ステップS3参照)と、を兼ねる。
【0042】このように構成した車両用解錠装置の作用
を、図3〜図6に示すフローチャートを参照して、以下
に詳述する。まず図3のメインルーチンを参照して、携
帯電話X側の処理について説明する。
【0043】第1ステップD1で、CPU20はアンロ
ックスイッチが操作(所定条件)されたか否かを判定し、
YES判定時には次の第2ステップD2に移行する一
方、NO判定時には第4ステップD4にスキップする。
【0044】上述のアンロックスイッチは複数の機能キ
ーを有する操作スイッチ12において、例えば「#」キ
ーと「1」キーとで構成することができるので、上述の
第1ステップD1では「#」キー、「1」キーがこの順
に操作されたか否かを判定する。
【0045】第1ステップD1でYES判定されると第
2ステップD2に移行するが、この第2ステップD2の
内容は図5のサブルーチンに示す。この図5のサブルー
チンにおける第1ステップS1で、CPU20は基地局
Bからの制御信号の受信状態を検出する。
【0046】次に第2ステップS2で、CPU20は送
信周波数の選択、設定を実行するが、この場合、図7に
示す制御信号の周波数帯中で、所定時間以内に受信した
制御信号とは所定周波数以上異なる周波数を選択して、
設定する。
【0047】例えば、図7に示すように現在使用中の制
御信号の周波数がf3で、直前に使用した制御信号の周
波数がf1で、以前に使用した制御信号の周波数がf4
の場合、送信周波数をf5に選択して、設定する。つま
り可及的最近受信した制御信号の周波数f1,f4を外
し、かつ周波数f3とは所定周波数以上異なる周波数f
5に設定する。
【0048】次に第3ステップS3で、CPU20は送
信強度を通常の携帯電話制御における送信強度の1/1
000に設定するが、周期送信を行なう場合にはバッテ
リ消耗を低減する目的で送信強度を1/2000に設定
するとよい。
【0049】ここで、上述の第3ステップS3にて送信
強度を1/1000とするのは次の理由による。つまり
通常の送信強度の場合には2〜5kmの通信ができるが、
意図して携帯電話を操作せずにアンロック動作またはロ
ック動作(但し、この場合はアンロック操作)を行なう場
合、ドアハンドル操作が携帯電話をもっている人の行為
と判別されるための届く距離を車両周囲約2〜5mとし
たいため、セキュリティ性を考慮して1/1000の微
弱電波に設定するものである。以上がサブルーチンでの
処理であり、このサブルーチンでの処理を終了すると図
3のメインルーチンの第3ステップD3に移行する。
【0050】この第3ステップD3で、CPU20は送
受信部13を駆動して、設定された周波数f5および送
信強度でプレアンロック信号を車載機Aへ送信する。次
に第4ステップD4で、CPU20は車載機A側からの
アンロックリクエスト信号(図4の第5ステップG5参
照)を受信したか否かを判定し、YES判定時には第5
ステップD5に移行する一方、NO判定時には第7ステ
ップD7にスキップする。
【0051】この第5ステップD5の内容は図6のサブ
ルーチンに示す。この図6のサブルーチンにおける第1
ステップQ1で、CPU20は基地局Bからの制御信号
の受信状態を検出する。
【0052】第2ステップQ2で、CPU20は送信周
波数の選択、設定を実行するが、この場合、図7に示す
制御信号の周波数帯中で、所定時間以内に受信した制御
信号とは所定周波数以上異なる周波数を選択して、設定
する。
【0053】例えば、図7に示すように現在使用中の制
御信号の周波数がf3で、直前に使用した制御信号の周
波数がf1で、以前に使用した制御信号の周波数がf4
の場合、送信周波数をf5に選択して、設定する。つま
り可及的最近受信した制御信号の周波数f1,f4を外
し、かつ周波数f3とは所定周波数以上異なる周波数f
5に設定する。
【0054】次に第3ステップQ3で、CPU20は送
信強度を通常の携帯電話制御における送信強度の1/1
000に設定する。以上がサブルーチンでの処理であ
り、このサブルーチンでの処理を終了すると図3のメイ
ンルーチンの第6ステップD6に移行する。
【0055】この第6ステップD6で、CPU20は送
受信部13を駆動して、設定された周波数f5および送
信強度でアンロック信号を車載機Aへ送信する。次に第
7ステップD7で、CPU20は車載機A側からのアン
ロック確認信号(図4の第18ステップG18参照)を受
信したか否かを判定し、YES判定時には第8ステップ
D8に移行する一方、NO判定時には第9ステップD9
にスキップする。
【0056】上述の第8ステップD8で、CPU20は
ディスプレイ17を駆動して、車両ドアがアンロックさ
れたことを表示すると共に、ブザー18を作動して、そ
の旨を報知する。
【0057】次に第9ステップD9で、CPU20はロ
ックスイッチが操作されたか否かを判定し、YES判定
時には第10ステップD10に移行する一方、NO判定
時には第12ステップD12にスキップする。
【0058】上述のロックスイッチは複数の機能キーを
有する操作スイッチ12において、例えば「#」キーと
「2」キーとで構成することができるので、上述の第9
ステップD9では「#」キー、「2」キーがこの順に操
作されたか否かを判定する。
【0059】上述の第10ステップD10で、CPU2
0は送信信号の周波数および強度設定を実行する(図5
のサブルーチン参照)。次に第11ステップD11で、
CPU20は送受信部13を駆動して、設定された周波
数および送信強度でプレロック信号を車載機Aに送信す
る。
【0060】次に第12ステップD12で、CPU20
は車載機A側からのロックリクエスト信号(図4の第1
1ステップG11参照)を受信したか否かを判定し、Y
ES判定時には第13ステップD13に移行する一方、
NO判定時には第15ステップD15にスキップする。
【0061】上述の第13ステップD13で、CPU2
0は送信信号の周波数および強度設定を実行する(図6
のサブルーチン参照)。次に第14ステップD14で、
CPU20は送受信部13を駆動して、設定された周波
数および送信強度でロック信号を車載機Aに送信する。
【0062】次に第15ステップD15で、CPU20
は車載機A側からのロック確認信号(図4の第21ステ
ップG21参照)を受信したか否かを判定し、YES判
定時には第16ステップD16に移行する一方、NO判
定時には第17ステップD17にスキップする。
【0063】上述の第16ステップD16で、CPU2
0はディスプレイ17を駆動して、車両ドアがロックさ
れたことを表示すると共に、ブザー18を作動して、そ
の旨を報知する。
【0064】次に第17ステップD17で、CPU20
は通常の携帯電話制御を実行した後に、第1ステップD
1にリターンする。なお車載機A側から携帯電話X側へ
送信されるアンロックリクエスト信号、アンロック確認
信号、ロックリクエスト信号、ロック確認信号と、携帯
電話X側から車載機A側へ送信されるプレアンロック信
号、アンロック信号、プレロック信号、ロック信号には
固有識別情報としてのIDコードが併せて送信され、信
号受信の有無を判定するステップでは、IDコードの一
致、不一致も併せて判定される。以上が携帯電話X側で
の処理であるが、次に図4を参照して車載機A側での処
理について説明する。
【0065】第1ステップG1で、CPU10はイグニ
ッションスイッチ4がOFFか否かを判定し、YES判
定時にのみ次の第2ステップG2に移行する。この第2
ステップG2で、CPU10はドアロック検出センサ5
の出力に基づいて、車両ドアがロック状態にあるか否か
を判定し、NO判定時には第6ステップG6にスキップ
する一方、YES判定時には次の第3ステップG3に移
行する。
【0066】この第3ステップG3で、CPU10はア
ウタドアハンドルスイッチ6の出力に基づいて車外から
アウタドアハンドルが操作(所定条件)されたか否かを判
定し、YES判定時には第4ステップG4に移行する一
方、NO判定時には第6ステップG6にスキップする。
【0067】上述の第4ステップG4で、CPU10は
送信信号(この場合はアンロックリクエスト信号)の周波
数および送信強度を設定する(図5のサブルーチン参
照)。次に第5ステップG5で、CPU10は設定され
た周波数および送信強度にて、アンロックリクエスト信
号を携帯電話Xへ送信する。
【0068】次に第6ステップG6で、CPU10は携
帯電話X側からプレアンロック信号(図3の第3ステッ
プD3参照)を受信したか否かを判定し、YES判定時
には第7ステップG7に移行する一方、NO判定時には
第9ステップG9にスキップする。
【0069】上述の第7ステップG7で、CPU10は
送信信号(この場合はアンロックリクエスト信号)の周波
数および送信強度を設定する(図6のサブルーチン参
照)。次に第8ステップG8で、CPU10は設定され
た周波数および送信強度にて、アンロックリクエスト信
号を携帯電話Xへ送信する。
【0070】次に第9ステップG9で、CPU10は携
帯電話X側からのプレロック信号(図3の第11ステッ
プD11参照)を受信したか否かを判定し、YES判定
時には第10ステップG10に移行する一方、NO判定
時には第12ステップG12にスキップする。
【0071】上述の第10ステップG10で、CPU1
0は送信信号(この場合はロックリクエスト信号)の周波
数および送信強度を設定する(図6のサブルーチン参
照)。次に第11ステップG11で、CPU10は設定
された周波数および送信強度にて、ロックリクエスト信
号を携帯電話Xへ送信する。
【0072】次に第12ステップG12で、CPU10
はキーシリンダ2によるドアロック操作があったか否か
を判定し、YES判定時には第19ステップG19に、
NO判定時には第13ステップG13にそれぞれ移行す
る。
【0073】上述の第13ステップG13で、CPU1
0はキーシリンダ2によるドアアンロック操作があった
か否かを判定し、YES判定時には第16ステップG1
6に、NO判定時には第14ステップG14にそれぞれ
移行する。
【0074】この第14ステップG14で、CPU10
は携帯電話X側からのアンロック信号(図3の第6ステ
ップD6参照)を受信したか否かを判定し、YES判定
時には第16ステップG16に、NO判定時には第15
ステップG15にそれぞれ移行する。
【0075】この第15ステップG15で、CPU10
は携帯電話X側からのロック信号(図3の第14ステッ
プD14参照)を受信したか否かを判定し、YES判定
時には第19ステップG19に移行する一方、NO判定
時には第1ステップG1にリターンする。
【0076】上述の第16ステップG16で、CPU1
0はキーシリンダ2によるドアアンロック操作または携
帯電話X側からのアンロック信号の受信に対応して、現
状の車両ドアがロック状態であるならば、ドアロックア
クチュエータ9を介して車両ドアをアンロック作動させ
る。
【0077】次に第17ステップG17で、CPU10
は送信信号(この場合はアンロック確認信号)の周波数お
よび送信強度を図5または図6に示すサブルーチンに基
づいて設定する。ここで、キーシリンダ2によるドアア
ンロック操作時には図5のサブルーチンを用い、アンロ
ック信号受信時には図6のサブルーチンを用いる。
【0078】次に第18ステップG18で、CPU10
はドアアンロック作動の直後に、設定された周波数およ
び送信強度にてアンロック確認信号を携帯電話Xへ送信
する。一方、上述の第19ステップG19で、CPU1
0はキーシリンダ2によるドアロック操作または携帯電
話X側からのロック信号の受信に対応して、現状の車両
ドアがアンロック状態であるならば、ドアロックアクチ
ュエータ9を介して車両ドアのロック作動させる。
【0079】次に第20ステップG20で、CPU10
は送信信号(この場合はロック確認信号)の周波数および
送信強度を図5または図6に示すサブルーチンに基づい
て設定する。ここで、キーシリンダ2によるドアロック
操作時には図5のサブルーチンを用い、ロック信号受信
時には図6のサブルーチンを用いる。次に第21ステッ
プG21で、CPU10はドアロック作動の直後に、設
定された周波数および送信強度にてロック確認信号を携
帯電話Xへ送信する。
【0080】なお車載機A側から携帯電話X側へ送信さ
れるアンロックリクエスト信号、アンロック確認信号、
ロックリクエスト信号、ロック確認信号と、携帯電話X
側から車載機A側へ送信されるプレアンロック信号、ア
ンロック信号、プレロック信号、ロック信号には固有識
別情報としてのIDコードが併せて送信され、信号受信
の有無を判定するステップでは、IDコードの一致、不
一致も併せて判定される。
【0081】このように図1〜図7で示した実施例によ
ると、車載制御手段(CPU10参照)は、所定条件下
(例えば、ドアハンドル操作)で無線電話周波数帯にて直
接携帯機(携帯電話X参照)に解錠リクエスト信号(アン
ロックリクエスト信号)を送信し、携帯機(携帯電話X参
照)は上述の解錠リクエスト信号(アンロックリクエスト
信号)を受信した時に解錠信号(アンロック信号)を直接
車載制御手段(CPU10参照)に送信し、車載制御手段
(CPU10参照)は上述の解錠信号(アンロック信号)を
受信した時、ドアを解錠するが、上述の車載制御手段
(CPU10参照)は無線電話基地局Bからの制御信号を
受信して、その制御信号の周波数とは異なる周波数(例
えば図7に示す周波数f5)を選択して、この選択され
た周波数で解錠リクエスト信号(アンロックリクエスト
信号)を送信する。
【0082】このため、無線電話周波数帯で車載制御手
段(CPU10参照)から携帯機(携帯電話X参照)へドア
の解錠のための解錠リクエスト信号(アンロックリクエ
スト信号)を送信する際、無線電話基地局Bからの制御
信号による通信信頼性の悪化が極小化でき(周波数f5
で送信するアンロックリクエスト信号が現在使用の制御
信号、周波数f3にて妨害されないことを意味する)、
また無線電話基地局Bの制御を混乱させることも抑止す
ることができる。
【0083】また、携帯機(携帯電話X参照)は所定条件
下(例えばアンロックスイッチの操作)で無線電話周波数
帯にて直接車両に解錠信号(プレアンロック信号参照)を
送信し、この解錠信号を受信した車載制御手段(CPU
10参照)は、その受信時にドアを解錠するが、上述の
携帯機(携帯電話X参照)は無線電話基地局Bからの制御
信号を受信して、その制御信号の周波数とは異なる周波
数(例えば図7に示す周波数f5)を選択して、選択され
た周波数で上述の解錠信号(プレアンロック信号参照)を
送信する。
【0084】この結果、無線電話周波数帯で携帯機(携
帯電話X参照)から車載制御手段(CPU10参照)へド
アの解錠のための解錠信号(プレアンロック信号参照)を
送信する際、無線電話基地局Bからの制御信号による通
信信頼性の悪化が極小化でき(周波数f5で送信するプ
レアンロック信号が現在使用の制御信号、周波数f3に
て妨害されないことを意味する)、また無線電話基地局
Bの制御を混乱させることも抑止できる。
【0085】さらに、携帯機(携帯電話X参照)および車
載制御手段(CPU10参照)の少なくとも一方が(但
し、この実施例では双方とも)、無線電話機能を備えて
いるので、新たな構成を追加することなく、既設の無線
電話機能を有効利用して、車両ドアのアンロックを行な
うことができる。
【0086】加えて、解錠リクエスト信号(アンロック
リクエスト信号)または解錠信号(プレアンロック信号)
は、無線電話のための制御信号に対する返答信号よりも
弱い強度(図5のサブルーチンにおける第3ステップS
3参照)で送信されるので、これら解錠リクエスト信号
(アンロックリクエスト信号)または解錠信号(プレアン
ロック信号参照)が無線電話基地局Bで受信されること
がなく、該基地局Bの制御の混乱をより一層抑止するこ
とができる。
【0087】なお、以上の実施例においては携帯電話X
と車載機Aとの間の信号の授受について説明したが、図
3のフローチャートの各ステップD2,D5,D10,
D13,D17、並びに図4のフローチャートの各ステ
ップG4,G7,G10,G17,G20を省略する
と、残りのフローチャートをそのまま使用して、携帯機
としてのキーレス送受信機Yと車載機Aとの間の信号の
授受を行なうことができる。
【0088】図8は図3の各ステップD5,D13、図
4の各ステップG7,G10,G17,G20に相当す
る周波数設定、強度設定サブルーチンの他の実施例を示
す。すなわち、このサブルーチンでは、その第1ステッ
プU1(周波数設定手段)で、送信周波数を受信した周波
数(アンロックリクエスト信号の受信周波数、ロックリ
クエスト信号の受信周波数、プレアンロック信号の受信
周波数、プレロック信号の受信周波数、アンロック信号
の受信周波数、ロック信号の受信周波数)と同一に設定
し、次の第2ステップU2(送信強度設定手段)で、送信
強度を通常の携帯電話制御における送信強度の1/10
00または受信した強度と同一に設定(但し、周期的送
信を実行する際には、バッテリ消耗の防止を考慮して1
/2000に設定)するものである。
【0089】このように、携帯機としての携帯電話Xが
受信した解錠リクエスト信号(アンロックリクエスト信
号)と同一の周波数(図7に示す周波数f5参照)で上記
解錠信号(図3の第6ステップD6におけるアンロック
信号参照)を送信すべく構成すると、携帯機側での制御
処理の省力化を図りつつ、無線電話基地局Bからの制御
信号による通信信頼性の悪化を極小化することができ
る。
【0090】図9は車両用解錠装置の他の実施例を示す
制御回路ブロック図で、この実施例では車載機A側にお
いてアウタドアハンドルスイッチ6を省略すると共に、
キーレス送受信機Y側においては所定周期毎に信号を送
りつづける自動アンロックスイッチ28を設けている。
つまり、キーレス送受信機Yを所謂操作レス・スマート
キーレスに設定したものである。
【0091】また携帯電話X側においては、複数の機能
キーをもった操作スイッチ12において、例えば「#」
キーと「3」キーとで上述同様の自動アンロックスイッ
チを構成している。なお、その他の構成については図2
と同様であるから、図9において図2と同一の部分には
同一符号を付けして、その詳しい説明を省略している。
【0092】この実施例(請求項2,3,4に相当)にお
いても、携帯電話XのCPU20は、無線電話基地局B
からの制御信号を受信する制御信号受信手段(図5に示
すサブルーチンの第1ステップS1参照)と、受信した
制御信号の周波数とは異なる周波数を選択する周波数選
択手段(図5に示すサブルーチンの第2ステップS2参
照)と、選択された周波数で解錠信号(プレアンロック信
号参照)を送信する解錠信号送信手段(図10に示すメイ
ンルーチンの第5ステップJ5参照)と、上述の解錠信
号を、無線電話のための制御信号に対する返答信号より
も弱い強度で送信すべく、解錠信号の送信強度を設定す
る送信強度設定手段(図5に示すサブルーチンの第3ス
テップS3参照)と、を兼ねる。
【0093】このように構成した車両用解錠装置の作用
を図10、図11に示すフローチャートを参照して、以
下に詳述する。まず、図10に示すフローチャートを参
照して携帯電話X側の処理について述べる。
【0094】第1ステップJ1で、CPU20は自動ア
ンロックスイッチがON操作されたか否かを判定し、Y
ES判定時には第2ステップJ2に移行する一方、NO
判定時には第3ステップJ3に移行する。
【0095】携帯電話Xの操作スイッチ12は複数の機
能キーを有し、例えば「#」キーと「3」キーとでプレ
アンロック信号を周期的に送信しつづける自動アンロッ
クスイッチを構成することができるので、上述の第1ス
テップJ1では「#」キーと「3」キーとがこの順に操
作されたか否かを判定する。
【0096】上述の第2ステップJ2で、CPU20は
所定周期経過か否かを判定し、NO判定時には第3ステ
ップJ3に、YES判定時には第4ステップJ4にそれ
ぞれ移行する。
【0097】上述の第3ステップJ3で、CPU20は
アンロックスイッチが操作(所定条件)されたか否かを判
定し、YES判定時には次の第4ステップJ4に移行す
る一方、NO判定時には第6ステップJ6にスキップす
る。
【0098】上述のアンロックスイッチは複数の機能キ
ーを有する操作スイッチ12において、例えば「#」キ
ーと「1」キーとで構成することができるので、上述の
第3ステップJ3は「#」キー、「1」キーがこの順に
操作されたか否かを判定する。
【0099】第3ステップJ3でYES判定されると第
4ステップJ4に移行するが、この第4ステップJ4の
内容は図5のサブルーチンに示す通りである。すなわ
ち、この図5のサブルーチンにおける第1ステップS1
で、CPU20は基地局Bからの制御信号の受信状態を
検出する。
【0100】次に第2ステップS2で、CPU20は送
信周波数の選択、設定を実行するが、この場合、図7に
示す制御信号の周波数帯中で、所定時間以内に受信した
制御信号とは所定周波数以上異なる周波数を選択して、
設定する。
【0101】例えば、図7に示すように現在使用中の制
御信号の周波数がf3で、直前に使用した制御信号の周
波数がf1で、以前に使用した制御信号の周波数がf4
の場合、送信周波数をf5に選択して、設定する。つま
り可及的最近受信した制御信号の周波数f1,f4を外
し、かつ周波数f3とは所定周波数以上異なる周波数f
5に設定する。
【0102】次に第3ステップS3で、CPU20は送
信強度を通常の携帯電話制御における送信強度の1/1
000に設定するが、周期送信を行なう場合(自動アン
ロックスイッチが操作された場合)にはバッテリ消耗を
低減する目的で送信強度を1/2000に設定する。以
上がサブルーチンでの処理であり、このサブルーチンで
の処理を終了すると図10のメインルーチンの第5ステ
ップJ5に移行する。
【0103】この第5ステップJ5で、CPU20は送
受信部13を駆動して、設定された周波数f5および送
信強度でプレアンロック信号を車載機Aへ送信する。次
に第6ステップJ6で、CPU20は車載機A側からの
アンロックリクエスト信号(図11の第4ステップL4
参照)を受信したか否かを判定し、YES判定時には第
7ステップJ7に移行する一方、NO判定時には第9ス
テップJ9にスキップする。
【0104】上述の第7ステップJ7の内容は図6のサ
ブルーチンに示す通りである。すなわち、この図6のサ
ブルーチンにおける第1ステップQ1で、CPU20は
基地局Bからの制御信号の受信状態を検出する。
【0105】第2ステップQ2で、CPU20は送信周
波数の選択、設定を実行するが、この場合、図7に示す
制御信号の周波数帯中で、所定時間以内に受信した制御
信号とは所定周波数以上異なる周波数を選択して、設定
する。
【0106】例えば、図7に示すように現在使用中の制
御信号の周波数がf3で、直前に使用した制御信号の周
波数がf1で、以前に使用した制御信号の周波数がf4
の場合、送信周波数をf5に選択して、設定する。つま
り可及的最近受信した制御信号の周波数f1,f4を外
し、かつ周波数f3とは所定周波数以上異なる周波数f
5に設定する。
【0107】次に第3ステップQ3で、CPU20は送
信強度を通常の携帯電話制御における送信強度の1/1
000に設定する。以上がサブルーチンでの処理であ
り、このサブルーチンでの処理を終了すると図10のメ
インルーチンの第8ステップJ8に移行する。
【0108】この第8ステップJ8で、CPU20は送
受信部13を駆動して、設定された周波数f5および送
信強度でアンロック信号を車載機Aへ送信する。次に第
9ステップJ9で、CPU20は車載機A側からのアン
ロック確認信号(図11の第17ステップL17参照)を
受信したか否かを判定し、YES判定時には第10ステ
ップJ10に移行する一方、NO判定時には第11ステ
ップJ11にスキップする。
【0109】上述の第10ステップJ10で、CPU2
0はディスプレイ17を駆動して、車両ドアがアンロッ
クされたことを表示すると共に、ブザー18を作動し
て、その旨を報知する。
【0110】次に第11ステップJ11で、CPU20
はロックスイッチが操作されたか否かを判定し、YES
判定時には第12ステップJ12に移行する一方、NO
判定時には第15ステップJ15にスキップする。
【0111】上述のロックスイッチは複数の機能キーを
有する操作スイッチ12において、例えば「#」キーと
「2」キーとで構成することができるので、上述の第1
1ステップJ11では「#」キー、「2」キーがこの順
に操作されたか否かを判定する。
【0112】上述の第12ステップJ12で、CPU2
0は送信信号の周波数および強度設定を実行する(図5
のサブルーチン参照)。次に第13ステップJ13で、
CPU20は送受信部13を駆動して、設定された周波
数および送信強度でプレロック信号を車載機Aに送信
し、次の第14ステップJ14で、CPU20は所定時
間周期的なアンロック信号の送信を禁止する。
【0113】次に第15ステップJ15で、CPU20
は車載機A側からのロックリクエスト信号(図11の第
7ステップL7参照)を受信したか否かを判定し、YE
S判定時には第16ステップJ16に移行する一方、N
O判定時には第18ステップJ18にスキップする。
【0114】上述の第16ステップJ16で、CPU2
0は送信信号の周波数および強度設定を実行する(図6
のサブルーチン参照)。次に第17ステップJ17で、
CPU20は送受信部13を駆動して、設定された周波
数および送信強度でロック信号を車載機Aに送信する。
【0115】次に第18ステップJ18で、CPU20
は車載機A側からのロック確認信号(図11の第20ス
テップL20参照)を受信したか否かを判定し、YES
判定時には第19ステップJ19に移行する一方、NO
判定時には第20ステップJ20にスキップする。
【0116】上述の第19ステップJ19で、CPU2
0はディスプレイ17を駆動して、車両ドアがロックさ
れたことを表示すると共に、ブザー18を作動して、そ
の旨を報知する。
【0117】次に第20ステップJ20で、CPU20
は通常の携帯電話制御を実行した後に、第1ステップJ
1にリターンする。なお車載機A側から携帯電話X側へ
送信されるアンロックリクエスト信号、アンロック確認
信号、ロックリクエスト信号、ロック確認信号と、携帯
電話X側から車載機A側へ送信されるプレアンロック信
号、アンロック信号、プレロック信号、ロック信号には
固有識別情報としてのIDコードが併せて送信され、信
号受信の有無を判定するステップでは、IDコードの一
致、不一致も併せて判定される。以上が携帯電話X側で
の処理であるが、次に図11を参照して車載機A側での
処理について説明する。
【0118】第1ステップL1で、CPU10はイグニ
ッションスイッチ4がOFFか否かを判定し、YES判
定時にのみ次の第2ステップL2に移行する。この第2
ステップL2で、CPU10は携帯電話X側からプレア
ンロック信号(図10の第5ステップJ5参照)を受信し
たか否かを判定し、YES判定時には第3ステップL3
に移行する一方、NO判定時には第5ステップL5にス
キップする。
【0119】上述の第3ステップL3で、CPU10は
送信信号(この場合はアンロックリクエスト信号)の周波
数および送信強度を設定する(図6のサブルーチン参
照)。次に第4ステップL4で、CPU10は設定され
た周波数および送信強度にて、アンロックリクエスト信
号を携帯電話Xへ送信する。
【0120】次に第5ステップL5で、CPU10は携
帯電話X側からのプレロック信号(図10の第13ステ
ップJ13参照)を受信したか否かを判定し、YES判
定時には第6ステップL6に移行する一方、NO判定時
には第8ステップL8にスキップする。
【0121】上述の第6ステップL6で、CPU10は
送信信号(この場合はロックリクエスト信号)の周波数お
よび送信強度を設定する(図6のサブルーチン参照)。次
に第7ステップL7で、CPU10は設定された周波数
および送信強度にて、ロックリクエスト信号を携帯電話
Xへ送信する。
【0122】次に第8ステップL8で、CPU10はキ
ーシリンダ2によるドアロック操作があったか否かを判
定し、YES判定時には第18ステップL18に、NO
判定時には第9ステップL9にそれぞれ移行する。
【0123】上述の第9ステップL9で、CPU10は
キーシリンダ2によるドアアンロック操作があったか否
かを判定し、YES判定時には第15ステップL15
に、NO判定時には第10ステップL10にそれぞれ移
行する。
【0124】この第10ステップL10で、CPU10
は携帯電話X側からのアンロック信号(図10の第8ス
テップJ8参照)を受信したか否かを判定し、YES判
定時には第11ステップL11に、NO判定時には第1
2ステップL12にそれぞれ移行する。
【0125】上述の第11ステップL11で、CPU1
0は受信信号の電界強度が所定レベルよりも大か否かを
判定し、YES判定時には第15ステップL15に、N
O判定時には第12ステップL12にそれぞれ移行す
る。
【0126】この第12ステップL12で、CPU10
は携帯電話X側からのロック信号(図10の第17ステ
ップJ17参照)を受信したか否かを判定し、YES判
定時には第18ステップL18に移行する一方、NO判
定時には次の第13ステップL13に移行する。
【0127】この第13ステップL13で、CUP10
は所定時間以内に所定レベル(電界強度のレベル)以上の
アンロック信号を受信したか否かを判定する。つまり、
自動アンロックスイッチがONの場合には所定周期毎に
信号が送信され、信号がない部分が生ずるので、これを
対策するために同ステップL13の処理を行なう。而し
て、YES判定時には次の第14ステップL14に移行
し、NO判定時には第18ステップL18に移行する。
【0128】上述の第14ステップL14で、CPU1
0はアンロック信号(所定時間以内に所定レベル以上の
信号受信が認められたアンロック信号)より後にロック
信号(図10の第17ステップJ17参照)の受信があっ
たか否かを判定し、NO判定時には第15ステップL1
5に移行し、YES判定時には第18ステップL18に
移行する。
【0129】上述の第15ステップL15で、CPU1
0はキーシリンダ2によるドアアンロック操作または携
帯電話X側からのアンロック信号の受信に対応して、現
状の車両ドアがロック状態であるならば、ドアロックア
クチュエータ9を介して車両ドアをアンロック作動させ
る。
【0130】次に第16ステップL16で、CPU10
は送信信号(この場合はアンロック確認信号)の周波数お
よび送信強度を図5または図6に示すサブルーチンに基
づいて設定する。ここで、キーシリンダ2によるドアア
ンロック操作時には図5のサブルーチンを用い、アンロ
ック信号受信時には図6のサブルーチンを用いる。
【0131】次に第17ステップL17で、CPU10
はドアアンロック作動の直後に、設定された周波数およ
び送信強度にてアンロック確認信号を携帯電話Xへ送信
する。一方、上述の第18ステップL18で、CPU1
0はキーシリンダ2によるドアロック操作または携帯電
話X側からのロック信号の受信に対応して、現状の車両
ドアがアンロック状態であるならば、ドアロックアクチ
ュエータ9を介して車両ドアをロック作動させる。
【0132】次に第19ステップL19で、CPU10
は送信信号(この場合はロック確認信号)の周波数および
送信強度を図5または図6に示すサブルーチンに基づい
て設定する。ここで、キーシリンダ2によるドアロック
操作時には図5のサブルーチンを用い、ロック信号受信
時には図6のサブルーチンを用いる。次に第20ステッ
プL20で、CPU10はドアロック作動の直後に、設
定された周波数および送信強度にてロック確認信号を携
帯電話Xへ送信する。
【0133】なお車載機A側から携帯電話X側へ送信さ
れるアンロックリクエスト信号、アンロック確認信号、
ロックリクエスト信号、ロック確認信号と、携帯電話X
側から車載機A側へ送信されるプレアンロック信号、ア
ンロック信号、プレロック信号、ロック信号には固有識
別情報としてのIDコードが併せて送信され、信号受信
の有無を判定するステップでは、IDコードの一致、不
一致も併せて判定される。
【0134】このように図9〜図11で示した実施例に
よると、携帯機(携帯電話X参照)は所定条件下(自動ア
ンロックスイッチ操作またはアンロックスイッチ操作参
照)で無線電話周波数帯にて直接車両に解錠信号(プレア
ンロック参照)を送信し、この解錠信号を受信した車載
制御手段(CPU10参照)は、その受信時にドアを解錠
するが、上述の携帯機(携帯電話X参照)は無線電話基地
局Bからの制御信号を受信して、その制御信号の周波数
とは異なる周波数(例えば図7の証端数f5参照)を選択
して、選択された周波数で上述の解錠信号(プレアンロ
ック参照)を送信する。
【0135】この結果、無線電話周波数帯で携帯機(携
帯電話X参照)から車載制御手段(CPU10参照)へド
アの解錠のための解錠信号(プレアンロック参照)を送信
する際、無線電話基地局Bからの制御信号による通信信
頼性の悪化が極小化でき、また無線電話基地局Bの制御
を混乱させることも抑止できる。
【0136】なお、以上の実施例においては携帯電話X
と車載機Aとの間の信号の授受について説明したが、図
10のフローチャートの各ステップJ4,J7,J1
2,J16,J20、並びに図11のフローチャートの
各ステップL3,L6,L16,L19を省略すると、
残りのフローチャートをそのまま使用して、携帯機とし
てのキーレス送受信機Yと車載機Aとの間の信号の授受
を行なうことができる。
【0137】また、図1〜図11においては、車両用解
錠装置として説明したが、これは車両用施錠装置に適用
することができる。すなわち、所定条件下で無線電話周
波数帯にて直接車両に施錠信号(図3の第11ステップ
D11におけるプレロック信号参照)を送信する携帯機
(携帯電話X参照)と、上記施錠信号を受信した時にドア
を施錠する車載制御手段(CPU10参照)とを備えた車
両用施錠装置であって、上記携帯機(携帯電話X参照)
は、無線電話基地局Bからの制御信号を受信して、その
制御信号の周波数とは異なる周波数を選択して(図3の
第10ステップD10参照)、選択された周波数で上記
施錠信号を送信する車両用施錠装置構成することができ
る。
【0138】図12は車両用制御装置を示す。但し、図
12において前図と同一の部分には同一符号を付してい
る。図12の実施例では、所有者の操作により無線電話
周波数帯にて直接車両に車載電装品制御信号(以下単に
コントロール信号と略記する)を送信する携帯機として
の携帯電話Xと、上記コントロール信号を受信した時、
車載電装品(エンジン、ハザードランプ32、ホーン3
3参照)を制御する車載制御手段(CPU10参照)を有
する車載機Aと、を備えている。
【0139】携帯電話X側のCPU20は、操作スイッ
チ12、送受信部13、送話手段としてのマイク14か
らの入力に基づいて、ROM15に格納されたプログラ
ムに従って、受話手段としてのスピーカ16、表示手段
としてのディスプレイ17、報知手段としてのブザー1
8および送受信部13を駆動制御し、またRAM19は
必要なデータを記憶する。
【0140】上述の操作スイッチ12は複数の機能キー
を有し、例えば「#」キーと「4」キーとでエンジンを
スタートさせるスタートスイッチを構成することがで
き、「#」キーと「5」キーとでエンジンをストップさ
せるストップスイッチを構成することができ、「#」キ
ーと「6」キーとでハザードランプ32、ホーン33を
作動させる報知スイッチを構成することができる。
【0141】車載機AのCPU10は、イグニッション
スイッチ4、送受信部3からの入力に基づいて、ROM
7に格納されたプログラムに従って、スタータ&ECU
(エンジン・コントロール・ユニット)31、ハザードラ
ンプ32、ホーン33、イグニッションスイッチ4、送
受信部3を駆動制御し、またRAM11は必要なデータ
を記憶する。
【0142】しかも、上述のCPU20は、無線電話基
地局Bからの制御信号を受信する受信手段(図5に示す
サブルーチンの第1ステップS1参照)と、受信した制
御信号の周波数とは異なる周波数を選択する周波数選択
手段(図5に示すサブルーチンの第2ステップS2参照)
と、選択された周波数でコントロール信号(プレスター
ト信号、プレストップ信号、プレ報知信号参照)を送信
する送信手段(図13に示すフローチャートの各ステッ
プN3,N9,N15参照)と、上記コントロール信号
を無線電話のための制御信号に対する返答信号よりも弱
い強度で送信すべく、送信強度を設定する送信強度設定
手段(図5に示すサブルーチンの第3ステップS3参照)
と、を兼ねる。
【0143】このように構成した車両用制御装置の作用
を、図13、図14に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。まず、図13に示すフローチャートを
参照して、携帯電話X側の処理について説明する。
【0144】第1ステップN1で、CPU20はスター
トスイッチが操作されたか否かを判定する。操作スイッ
チ12の「#」キーと「4」キーとでスタートスイッチ
を構成した場合には、「#」キー、「4」キーがこの順
に操作されたか否かを判定し、YES判定時には第2ス
テップN2に移行し、NO判定時には第4ステップN4
にスキップする。
【0145】上述の第2ステップN2で、CPU20は
図5に示すサブルーチンに従って送信すべきプレスター
ト信号の周波数および強度設定を実行し、次の第3ステ
ップN3で、CPU20は送受信部13を駆動して、プ
レスタート信号を車載機Aへ送信する。
【0146】この場合、プレスタート信号の送信周波数
は制御信号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf
5参照)に選択されると共に、その送信強度も通常の携
帯電話制御における強度の1/1000に設定される
(図5参照)。
【0147】次に第4ステップN4で、CPU20は車
載機A側からのスタートリクエスト信号(図14の第4
ステップZ4参照)を受信したか否かを判定し、YES
判定時には第5ステップN5に移行し、NO判定時には
第7ステップN7にスキップする。
【0148】上述の第5ステップN5で、CPU20は
図6に示すサブルーチンに従って送信すべきスタート信
号の周波数および強度設定を実行し、次の第6ステップ
N6で、CPU20は送受信部13を駆動して、スター
ト信号を車載機Aへ送信する。
【0149】この場合、スタート信号の送信周波数は制
御信号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf5参
照)に選択されると共に、その送信強度も通常の携帯電
話制御における強度の1/1000に設定される(図6
参照)。
【0150】次に第7ステップN7で、CPU20はス
トップスイッチが操作されたか否かを判定する。操作ス
イッチ12の「#」キーと「5」キーとでストップスイ
ッチを構成した場合には、「#」キー、「5」キーがこ
の順に操作されたか否かを判定し、YES判定時には第
8ステップN8に移行し、NO判定時には第10ステッ
プN10にスキップする。
【0151】上述の第8ステップN8で、CPU20は
図5に示すサブルーチンに従って送信すべきプレストッ
プ信号の周波数および強度設定を実行し、次の第9ステ
ップN9で、CPU20は送受信部13を駆動して、プ
レストップ信号を車載機Aへ送信する。
【0152】この場合、プレストップ信号の送信周波数
は制御信号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf
5参照)に選択されると共に、その送信強度も通常の携
帯電話制御における強度の1/1000に設定される
(図5参照)。
【0153】次に、第10ステップN10で、CPU2
0は車載機Aからのストップリクエスト信号(図14の
第9ステップZ9参照)を受信したか否かを判定し、Y
ES判定時には第11ステップN11に移行し、NO判
定時には第13ステップN13にスキップする。
【0154】上述の第11ステップN11で、CPU2
0は図6に示すサブルーチンに従って送信すべきストッ
プ信号の周波数および強度設定を実行し、次の第12ス
テップN12で、CPU20は送受信部13を駆動し
て、ストップ信号を車載機Aへ送信する。
【0155】この場合、ストップ信号の送信周波数は制
御信号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf5参
照)に選択されると共に、その送信強度も通常の携帯電
話制御における強度の1/1000に設定される(図6
参照)。
【0156】次に、第13ステップN13で、CPU2
0は報知スイッチが操作されたか否かを判定する。操作
スイッチ12の「#」キーと「6」キーとで報知スイッ
チを構成した場合には、「#」キー、「6」キーがこの
順に操作されたか否かを判定し、YES判定時には第1
4ステップN14に移行し、NO判定時には第16ステ
ップN16にスキップする。
【0157】上述の第14ステップN14で、CPU2
0は図5に示すサブルーチンに従って送信すべきプレ報
知信号の周波数および強度設定を実行し、次の第15ス
テップN15で、CPU20は送受信部13を駆動し
て、プレ報知信号を車載機Aへ送信する。
【0158】この場合、プレ報知信号の送信周波数は制
御信号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf5参
照)に選択されると共に、その送信強度も通常の携帯電
話制御における強度の1/1000に設定される(図5
参照)。
【0159】次に、第16ステップN16で、CPU2
0は車載機Aからの報知リクエスト信号(図14の第1
4ステップZ14参照)を受信したか否かを判定し、Y
ES判定時には第17ステップN17に移行し、NO判
定時には第19ステップN19にスキップする。
【0160】上述の第17ステップN17で、CPU2
0は図6に示すサブルーチンに従って送信すべき報知信
号の周波数および強度設定を実行し、次の第18ステッ
プN18で、CPU20は送受信部13を駆動して、報
知信号を車載機Aへ送信する。
【0161】この場合、報知信号の送信周波数は制御信
号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf5参照)に
選択されると共に、その送信強度も通常の携帯電話制御
における強度の1/1000に設定される(図6参照)。
【0162】次に、第19ステップN19で、CPU2
0は通常の携帯電話制御を実行した後に、第1ステップ
N1にリターンする。なお、車載機A側から携帯電話X
側へ送信されるスタートリクエスト信号、ストップリク
エスト信号、報知リクエスト信号と、携帯電話X側から
車載機A側へ送信されるプレスタート信号、スタート信
号、プレストップ信号、ストップ信号、プレ報知信号、
報知信号には固有識別情報としてのIDコードが併せて
送信され、信号受信の有無を判定するステップでは、I
Dコードの一致、不一致も併せて判定される。
【0163】以上が携帯電話X側での処理であるが、次
に図14を参照して車載機A側での処理について説明す
る。第1ステップZ1で、CPU10はイグニッション
スイッチ4がOFFか否かを判定し、YES判定時にの
み次の第2ステップZ2に移行する。
【0164】上述の第2ステップZ2で、CPU10は
携帯電話X側からプレスタート信号(図13の第3ステ
ップN3参照)を受信したか否かを判定し、NO判定時
には第5ステップZ5にスキップする一方、YES判定
時には次の第3ステップZ3に移行する。
【0165】この第3ステップZ3で、CPU10は図
6に示すサブルーチンに従って送信すべきスタートリク
エスト信号の周波数および送信強度を設定し、次の第4
ステップZ4で、CPU10は送受信部3を介してスタ
ートリクエスト信号を携帯電話Xへ送信する。
【0166】上述のサブルーチンでの処理により、スタ
ートリクエスト信号の送信周波数は制御信号の周波数と
は異なる周波数(例えば図7のf5参照)に選択されると
共に、その送信強度も通常の携帯電話制御における強度
の1/1000に設定される(図6参照)。
【0167】次に第5ステップZ5で、CPU10は携
帯電話X側からスタート信号(図13の第6ステップN
6参照)を受信したか否かを判定し、NO判定時には第
7ステップZ7にスキップする一方、YES判定時には
第6ステップZ6に移行する。
【0168】この第6ステップZ6で、CPU10はス
タータ&ECU31を作動させて所定時間エンジンをス
タートさせる。つまり車載電装品を制御する。
【0169】次に第7ステップZ7で、CPU10は携
帯電話X側からプレストップ信号(図13の第9ステッ
プN9参照)を受信したか否かを判定し、NO判定時に
は第10ステップZ10にスキップする一方、YES判
定時には次の第8ステップZ8に移行する。
【0170】この第8ステップZ8で、CPU10は図
6に示すサブルーチンに従って送信すべきストップリク
エスト信号の周波数および送信強度を設定し、次の第9
ステップZ9で、CPU10は送受信部3を介してスト
ップリクエスト信号を携帯電話Xへ送信する。
【0171】上述のサブルーチンでの処理により、スト
ップリクエスト信号の送信周波数は制御信号の周波数と
は異なる周波数(例えば図7のf5参照)に選択されると
共に、その送信強度も通常の携帯電話制御における強度
の1/1000に設定される(図6参照)。
【0172】次に第10ステップZ10で、CPU10
は携帯電話X側からストップ信号(図13の第12ステ
ップN12参照)を受信したか否かを判定し、NO判定
時には第12ステップZ12にスキップする一方、YE
S判定時には第11ステップZ11に移行する。この第
11ステップZ11で、CPU10はイグニッションス
イッチ4をOFF作動させてエンジンをストップさせ
る。つまり車載電装品を制御する。
【0173】次に第12ステップZ12で、CPU10
は携帯電話X側からプレ報知信号(図13の第15ステ
ップN15参照)を受信したか否かを判定し、NO判定
時には第15ステップZ15にスキップする一方、YE
S判定時には次の第13ステップZ13に移行する。
【0174】この第13ステップZ13で、CPU10
は図6に示すサブルーチンに従って送信すべき報知リク
エスト信号の周波数および送信強度を設定し、次の第1
4ステップZ14で、CPU10は送受信部3を介して
報知リクエスト信号を携帯電話Xへ送信する。
【0175】上述のサブルーチンでの処理により、報知
リクエスト信号の送信周波数は制御信号の周波数とは異
なる周波数(例えば図7のf5参照)に選択されると共
に、その送信強度も通常の携帯電話制御における強度の
1/1000に設定される(図6参照)。
【0176】次に第15ステップZ15で、CPU10
は携帯電話X側から報知信号(図13の第18ステップ
N18参照)を受信したか否かを判定し、NO判定時に
は第1ステップZ1にリターンする一方、YES判定時
には第16ステップZ16に移行する。
【0177】この第16ステップZ16で、CPU10
はハザードランプ32、ホーン33を作動させて所定時
間警報作動を実行する。つまり車載電装品を制御した後
に、第1ステップZ1にリターンする。
【0178】このように図12〜図14で示した実施例
によると、携帯機(携帯電話X参照)は、所有者の操作に
より無線電話周波数帯にて直接車用にコントロール信号
を送信し、車載制御信号(CPU10参照)は上述のコン
トロール信号を受信した時、該電装品(エンジン、ハザ
ードランプ32、ホーン33参照)を制御するが、携帯
機は、無線電話基地局Bからの制御信号を受信して、そ
の制御信号の周波数とは異なる周波数(例えば図7のf
5参照)を選択して、選択された周波数でコントロール
信号を送信する。
【0179】この結果、無線電話周波数帯で携帯機(携
帯電話X参照)から車載制御手段(CPU10参照)へコ
ントロール信号を送信するに際して、無線電話基地局B
からの制御信号による送信信頼性の悪化が極小化でき、
また無線電話基地局Bの制御を混乱させることも抑止で
きる。
【0180】図15はワイヤレスドア旋解錠装置を示
し、この装置は車両のドアロック機構34と、このドア
ロック機構34に対して電気的に接続または一体化され
て、電波が発信されていない周波数をサーチ選択し、そ
の周波数の電波を受発信することで、混信による動作不
良を防止するワイヤレスドアロック制御装置35と、所
有者たとえばドライバが携帯してワイヤレスドアロック
制御装置の発信電波をサーチ検出し自動応答するリモー
トコントローラ36とを備えている。
【0181】上述の車両のドアロック機構34は、ドア
ロックスイッチ37とドアロックリレー38と、ドアロ
ックアクチュエータ39とを備えている。また上述のワ
イヤレスドアロック制御装置35は、制御手段としての
CPU40と、情報記憶用のメモリ41と、送受信アン
テナ42および受信回路43、送信回路44を備え、C
PU40には半ドアスイッチ45、イグニッションキー
スイッチ46、ドアロックリレー38を接続している。
【0182】さらに、上述のリモートコントローラ36
は、送受信手段としてのアンテナ47と固有情報記憶部
48とを備えている。上述のリモートコントローラ36
は複数の周波数の電波を送受信可能に構成され、このリ
モートコントローラ36としては携帯電話を用いること
もできる。
【0183】上述のワイヤレスドアロック制御装置35
はリモートコントローラ36が発信出力する複数の周波
数の電波を受信することができると共に、リモートコン
トローラ36が受信可能な周波数の車両周辺のみに届く
微弱電波送信機構を内蔵している。
【0184】上述のワイヤレスドア施解錠装置のリモー
トコントローラ登録動作は次の通りである。ドライバは
ドアロック制御に用いるリモートコントローラ36をワ
イヤレスドアロック制御装置35に認識させるため、ワ
イヤレスドアロック制御装置35を登録モードに移行さ
せる。
【0185】この移行には例えばイグニッションキーを
所定時間以内(例えば10秒以内)に所定回(例えば5回)
抜き差しすることで行なう。登録モードになったワイヤ
レスドアロック制御装置35はモード移行をドライバに
報知するため、ドアロック機構34を1回作動させる。
【0186】ドライバが登録すべきリモートコントロー
ラ36の電源をOFFからONに切換えると、リモート
コントローラ36は電話番号などの固有識別情報を含む
既定周波数の電波を発信する。
【0187】ワイヤレスロック制御装置35は発信され
た電波を傍受(受信)し、その中に含まれる電話番号など
の固有識別情報をメモリ41内に登録する。この登録完
了をドライバに伝えるため再度ドアロック機構34を1
回作動させて、待機動作へ移行する。
【0188】上述のワイヤレスドア施解錠装置の待機動
作は次の通りである。イグニッションキーが挿入されて
おらず、ドアがロック状態の場合、ワイヤレスドアロッ
ク制御装置35は待機動作を行なう。
【0189】この待機動作は、まずメモリ41に登録さ
れた少なくとも1つのリモートコントローラ36を呼び
出すため、予め設定された複数のリモートコントローラ
制御用周波数を順次受信し、その電波強度を測定する。
【0190】電波が受信されない周波数がある場合はそ
の1つを選択し、全ての周波数で受信されれば電波が最
も弱い周波数を選択する。その周波数を用いて車両近辺
にのみ届く微弱電波にメモリ41に登録されたリモート
コントローラ36を呼び出す信号を乗せて繰り返し送信
し、リモートコントローラ36からの応答電波が受信さ
れるのを待つ。
【0191】但し、複数のリモートコントローラ36
(携帯電話とPHS電話など)を用いる場合において、そ
れぞれ異なる周波数帯を使用する場合には、その周波数
帯毎に微弱電波による呼び出し動作を交番して行なう。
【0192】上述のワイヤレスドア施解錠装置の解錠動
作は次の通りである。リモートコントローラ36を所有
するドライバが車両に近づき、ワイヤレスドアロック制
御装置35からの呼び出し電波をリモートコントローラ
36が受信する。
【0193】リモートコントローラ36は受信した電波
に電話番号などの固有識別情報の一致を確認すると、応
答する電波をワイヤレスドアロック制御装置35に対し
て発信(送信)する。
【0194】ワイヤレスドアロック制御装置35は応答
電波を受信し、これに含まれる電話番号などの固有識別
情報をメモリ41内の登録情報と比較し、一致した場合
にのみドアロック機構34に解錠信号(アンロック信号)
を送り、車両ドアをアンロックさせる。
【0195】アンロックのまま一定時間が経過しても車
両ドアが開かない時には、ワイヤレスドアロック制御装
置はドアロック機構34に施錠信号(ロック信号)を送
り、車両ドアをロックした後に、待機動作に移行する。
【0196】このように構成すると、ドライバは車両に
対して特別な操作を行なう必要がなく、リモートコント
ローラ36を持って近づくだけで車両ドアがアンロック
でき、また遠ざかると車両ドアをロックすることができ
る。
【0197】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の携帯機は、実施例の携帯電話Xに
対応し、以下同様に、車載制御手段は、車載機A側のC
PU10に対応し、車載電装品は、エンジンまたは警報
手段としてのハザードランプ32、ホーン33に対応す
るも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
【0198】例えば、車載機と携帯機との間の信号の送
受信に際して、IDコードを併せて送受信する時、この
IDコードを乱数等を用いて任意に変更すべく構成して
もよい。
【0199】また図1に示す隣設するセル間たとえばセ
ルe1,e2間で車載機、携帯機相互の送受信を行なう
場合には、各基地局B,Bにおける制御信号のそれぞれ
の周波数f1,f2とは異なる周波数を選択して、送受
信を行なうとよい。なお、この明細書でいう携帯電話と
は、携帯電話機とPHS電話機とを含むものである。
【0200】
【発明の効果】無線電話周波数帯で携帯機と車載制御手
段との間でドア解錠のための信号または車載電装品制御
のための信号を通信するに当り、無線電話基地局からの
制御信号による通信の信頼性悪化を極小化することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線電話基地局と制御信号との関係を示す説
明図。
【図2】 本発明の車両用解錠装置を示すブロック図。
【図3】 携帯機側の処理を示すフローチャート。
【図4】 車載機側の処理を示すフローチャート。
【図5】 周波数・強度設定処理を示すフローチャー
ト。
【図6】 周波数・強度設定処理を示すフローチャー
ト。
【図7】 周波数選択時の説明図。
【図8】 周波数・強度設定処理を示すフローチャー
ト。
【図9】 本発明の車両用解錠装置の他の実施例を示す
ブロック図。
【図10】 携帯機側の処理を示すフローチャート。
【図11】 車載機側の処理を示すフローチャート。
【図12】 本発明の車両用制御装置を示すブロック
図。
【図13】 携帯機側の処理を示すフローチャート。
【図14】 車載機側の処理を示すフローチャート。
【図15】 ワイヤレスドア施解錠装置のブロック図。
【図16】 車両解除装置の構成図。
【図17】 車両解除装置の構成図。
【図18】 車両制御装置の構成図。
【符号の説明】
10…CPU(車載制御手段) 32…ハザードランプ(車載電装品) 33…ホーン(車載電装品) B…無線電話基地局 X…携帯電話(携帯機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 BB00 BB08 BB55 BB65 CC20 DD02 EE11 FF27 FF36 HH02 JJ03 LL00 LL01 SS00 SS04 SS05 SS08 SS09 TT03 UU02 UU03 5K048 AA06 BA42 BA52 CA13 DB01 DC01 EA23 EB02 EB03 HA04 HA06 5K101 KK11 LL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定条件下で無線電話周波数帯にて直接携
    帯機に解錠リクエスト信号を送信する車載制御手段と、
    上記解錠リクエスト信号を受信した時に解錠信号を直接
    車載制御手段に送信する携帯機とを備え、上記車載制御
    手段は上記解錠信号を受信した時、ドアを解錠する車両
    用解錠装置であって、上記車載制御手段は、無線電話基
    地局からの制御信号を受信して、その制御信号の周波数
    とは異なる周波数を選択して、選択された周波数で解錠
    リクエスト信号を送信する車両用解錠装置。
  2. 【請求項2】所定条件下で無線電話周波数帯にて直接車
    両に解錠信号を送信する携帯機と、上記解錠信号を受信
    した時にドアを解錠する車載制御手段とを備えた車両用
    解錠装置であって、上記携帯機は、無線電話基地局から
    の制御信号を受信して、その制御信号の周波数とは異な
    る周波数を選択して、選択された周波数で上記解錠信号
    を送信する車両用解錠装置。
  3. 【請求項3】上記携帯機および車載制御手段の少なくと
    も一方は無線電話機能を備えた請求項1または2記載の
    車両用解錠装置。
  4. 【請求項4】上記解錠リクエスト信号または上記解錠信
    号は、無線電話のための制御信号に対する返答信号より
    も弱い強度で送信される請求項3記載の車両用解錠装
    置。
  5. 【請求項5】上記携帯機は、受信した解錠リクエスト信
    号と同一の周波数で上記解錠信号を送信する請求項1記
    載の車両用解錠装置。
  6. 【請求項6】所有者の操作により無線電話周波数帯にて
    直接車両に車載電装品制御信号を送信する携帯機と、上
    記車載電装品制御信号を受信した時、該電装品を制御す
    る車載制御手段とを備えた車両用制御装置であって、上
    記携帯機は、無線電話基地局からの制御信号を受信し
    て、その制御信号の周波数とは異なる周波数を選択し
    て、選択された周波数で車載電装品制御信号を送信する
    車両用制御装置。
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