JP2001152193A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2001152193A
JP2001152193A JP33119499A JP33119499A JP2001152193A JP 2001152193 A JP2001152193 A JP 2001152193A JP 33119499 A JP33119499 A JP 33119499A JP 33119499 A JP33119499 A JP 33119499A JP 2001152193 A JP2001152193 A JP 2001152193A
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fatty acid
soap
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Masaki Nakamura
正樹 中村
Daisuke Ono
大助 小野
Motohiro Shizuma
基博 静間
Rie Kakehashi
理枝 懸橋
Shingo Yamamura
伸吾 山村
Tokuji Takeda
徳司 武田
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Osaka City
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Osaka City
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性及び環境保全性に優れる上に、洗浄力向
上効果にも優れる石けん系の洗浄剤組成物を提供するこ
と。 【解決手段】脂肪酸と対カチオンからなる石けん(該脂
肪酸は炭素数10〜22の直鎖又は分岐鎖構造を有する
飽和又は不飽和の脂肪酸であり、該直鎖又は分岐鎖は水
酸基を有していても良い。また、対カチオンはアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム等である。)が
99〜60重量%、及びポリグリセリン脂肪酸エステル
(このポリグリセリン脂肪酸エステルはグリセリンが2
〜20個脱水縮合した構造を有するポリグリセリンに脂
肪酸が1〜4個エステル結合したものであり、該脂肪酸
は石けんにおける脂肪酸と同じである。)が1〜40重
量%である界面活性剤混合物を含有することを特徴とす
る洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全性と環境保全
性を考慮した、人体用、動物用、衣料用、台所用、住居
用等の多用途に使用可能な新規洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の大気汚染や水質汚濁、オゾン層の
破壊等地球を取り巻く環境が悪化するにつれ、環境保全
意識が日増しに高まってきている。環境保全意識の高ま
りは、又我々人類が食料とする食品や日ごろ使用する洗
剤等の化成品に対する安全性の意識の高まりをも助長す
るようになってきている。
【0003】ところで、日常生活に欠かせない洗浄剤
は、衣類の洗濯用や手や顔や身体を洗う身体洗浄剤ある
いは住居用や洗車用等、日々の生活と直結した非常に使
用機会の多い化成品である。これらの洗浄剤分野では大
半が合成系の洗浄剤によって洗浄が行われており、わず
かに身体洗浄剤の分野で石けんを主体とする洗浄剤が使
われているのが現状である。
【0004】而して、人体への安全性や環境保全を考慮
すると、合成洗剤に比べて石けんの優位性が高いことは
その長い使用の歴史からも明らかである。洗浄剤として
の石けんは、合成洗剤に比べて、洗浄力をはじめとして
低温溶解性や耐硬水性、使用濃度、臭気や黄変等の保存
安定性等、合成洗剤に比べて物性的に劣るところが多い
のが欠点としてあげられる。特に、衣料用洗浄剤の分野
では粉末石けんが水や冷水に溶けにくいため、電気洗濯
機を使用する洗浄に不向きな事からも合成洗剤中心の洗
浄が行われている。
【0005】安全性や環境保全性を考えると石けんの使
用を推進すべきであるが、洗浄性に劣る石けんは使用量
の点からも合成洗剤に比べて数倍多く使用される等、根
本的な欠点を有していることから、その解決策として、
石けんにある種の界面活性剤を添加した複合石けんが提
案されている。
【0006】しかしながら、石けんに石けん以外の界面
活性剤を添加した複合石けんは、耐硬水性や低温溶解性
が改善され、洗浄力も向上することから石けんを使用す
る際の不便さを改善できるが、その改善の程度は十分な
ものではない。例えば、現在、市販されている複合石け
んは、石けんにポリオキシエチレンアルキルエーテルや
脂肪酸アルキロールアミド等の界面活性剤を配合したも
のであるが、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは生
分解性が非常に悪く、又脂肪酸アルキロールアミドを配
合したものでは洗浄力がそれほど向上しないという欠点
を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安全
性及び環境保全性に優れる上に、洗浄力向上効果にも優
れる石けん系の洗浄剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、複合石けん
において添加する界面活性剤について、安全性や環境保
全性の立場から、石けんと同等以上の安全性や環境に排
出された際の生分解性に優れたものを鋭意検討した。そ
の結果、洗浄力向上効果に優れ、かつ食品添加物として
も認められている安全性の高いポリグリセリン脂肪酸エ
ステルが、優れた石けん添加剤となりうることを発見
し、これに基づき本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、下記の洗浄剤組成物を提
供するものである。
【0010】1.脂肪酸と対カチオンからなる石けん
(ここで、石けんにおける脂肪酸は炭素数10〜22の
直鎖又は分岐鎖構造を有する飽和又は不飽和の脂肪酸を
示し、該直鎖又は分岐鎖は水酸基を有していても良い。
また、対カチオンはアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム、炭素数2〜3のモノ、ジ若しくはトリア
ルカノールアンモニウム、又は炭素数1〜5のアルキル
基が1〜3個置換したアンモニウムを示す。)が99〜
60重量%、及びポリグリセリン脂肪酸エステル(ここ
で、ポリグリセリン脂肪酸エステルはグリセリンが2〜
20個脱水縮合した構造を有するポリグリセリンに脂肪
酸が1〜4個エステル結合したものを示し、該脂肪酸は
炭素数10〜22の直鎖又は分岐鎖構造を有する飽和又
は不飽和の脂肪酸を示し、該直鎖又は分岐鎖は水酸基を
有していても良い。)が1〜40重量%である界面活性
剤混合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
【0011】2.ポリグリセリン脂肪酸エステルが、グ
リセリンを2〜15個脱水縮合した構造を有するポリグ
リセリンに脂肪酸が1〜4個エステル結合したものであ
る上記項1に記載の組成物。
【0012】3.ポリグリセリン脂肪酸エステルが、グ
リセリンを2〜10個脱水縮合した構造を有するポリグ
リセリンに脂肪酸が1〜4個エステル結合したものであ
る上記項2に記載の組成物。
【0013】4.上記界面活性剤混合物を5〜100重
量%含有する上記項1に記載の洗浄剤組成物。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物における石
けんは、脂肪酸と対カチオンからなるものであり、該脂
肪酸は炭素数10〜22の直鎖又は分岐鎖構造を有する
飽和又は不飽和の脂肪酸であり、該直鎖又は分岐鎖は水
酸基を有していても良い。ここで、飽和脂肪酸として
は、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、
カプリン酸、2−エチルヘキサン酸等を例示できる。ま
た、不飽和脂肪酸は、二重結合、三重結合等の不飽和結
合を1〜3個程度有する脂肪酸であり、具体的には、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸、パルミトオレイン
酸等を例示できる。また、炭素鎖に水酸基を有する飽和
脂肪酸としては、12−ヒドロキシステアリン酸等のオ
キシ酸を例示でき、炭素鎖に水酸基を有する不飽和脂肪
酸としては、リシノール酸等のオキシ不飽和酸を例示で
きる。
【0015】また、上記対カチオンは、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウム、炭素数2〜3のモ
ノ、ジ若しくはトリアルカノールアンモニウム、又は炭
素数1〜5のアルキル基が1〜3個置換したアンモニウ
ムである。ここで、アルカリ金属としては、ナトリウ
ム、カリウム等を例示できる。アルカリ土類金属として
は、カルシウム、マグネシウム等を例示できる。炭素数
2〜3のモノ、ジ若しくはトリアルカノールアンモニウ
ムとしては、モノエタノールアンモニウム、ジエタノー
ルアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、モノイ
ソプロパノールアンモニウム等を例示できる。炭素数1
〜5のアルキル基が1〜3個置換したアンモニウムとし
ては、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウ
ム、ジエチルアンモニウム、モノエチルアンモニウム等
を例示できる。
【0016】上記石けんは、一種を単独で使用しても良
いし、又二種以上の混合物を使用しても良い。
【0017】また、本発明の洗浄剤組成物におけるポリ
グリセリン脂肪酸エステルは、従来は食品添加物として
知られており、食材の風味改良や乳化物の混合安定性の
向上又は食塩の析出の防止や食品の粘性調整等に使用さ
れており、このポリグリセリン脂肪酸エステルは食品用
としてのイメージや価格的に他の工業用界面活性剤に比
べて高価なことから、石けんに配合すること等は考えら
れもしなかった。本発明者は、安全性を考慮して、複合
型の石けんに添加する界面活性剤について、種々の条件
下における洗浄力を検討し、グリセリンの重合度が2〜
20個である本発明特定の前記ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルが、石けんに配合した場合の洗浄力向上効果が高
いことを見出したのである。
【0018】本発明組成物におけるポリグリセリン脂肪
酸エステルは、グリセリンが2〜20個、好ましくは2
〜15個、より好ましくは2〜10個脱水縮合した構造
を有するポリグリセリンに脂肪酸が1〜4個エステル結
合したものであり、該脂肪酸は炭素数10〜22の直鎖
又は分岐鎖構造を有する飽和又は不飽和の脂肪酸であ
り、該直鎖又は分岐鎖は水酸基を有していても良い。こ
こで、ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸
は、それ自体、上記の石けんを構成する脂肪酸と同じで
ある。
【0019】本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸エス
テルは、例えば、グリセリンを酸又は塩基触媒存在下に
加熱脱水縮合することにより得られるポリグリセリン、
エピクロルヒドリンにより合成的にグリセリンを高分子
化したポリグリセリン等を、脂肪酸エステル化すること
により調製できる。エステル化に用いる脂肪酸として
は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の炭素数10
から22個の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸等の
炭素数10から22個の不飽和脂肪酸、12−ヒドロキ
システアリン酸等のオキシ酸、リシノール酸等のオキシ
不飽和酸等が好ましい。また、エステル化の数は、1〜
4個であり、モノエステル化物のみでなく、ビスエステ
ル、トリエステル等の多価エステル化物も含む。特に洗
浄力向上効果が高く、好適なポリグリセリン脂肪酸エス
テルとしては、ジグリセリンモノラウレート、ヘキサグ
リセリンモノラウレート、デカグリセリンモノラウレー
ト、デカグリセリンモノオレエート等やこれらの二種以
上の組合せが挙げられる。
【0020】ポリグリセリン脂肪酸エステルの市販品と
しては、種々の重合度を持つものやエステル化される脂
肪酸の種類も多種類存在するが、本発明の範囲内に属す
るものは、いずれも使用できる。かかる市販品は、例え
ば、理研ビタミン株式会社、坂本薬品工業株式会社、太
陽化学株式会社等から製品が供給されている。
【0021】上記ポリグリセリン脂肪酸エステルは、一
種を単独で使用しても良いし、又二種以上の混合物を使
用しても良い。
【0022】本発明の洗浄剤組成物は、上記石けん99
〜60重量%及び上記ポリグリセリン脂肪酸エステル1
〜40重量%からなる界面活性剤混合物を含有する組成
物である。該界面活性剤混合物の混合割合がこの範囲内
であれば、本発明所期の効果が十分に達成できる。該洗
浄剤組成物の形態としては、特に限定されず、例えば、
固形、粒状、粉状、液状、ゲル状等いずれの形態のもの
であって良い。
【0023】本発明の洗浄剤組成物は、上記界面活性剤
混合物を、通常5〜100重量%、好ましくは10〜9
8重量%含有するのが適当である。この洗浄剤組成物
は、添加剤として、アニオン性、ノニオン性、カチオン
性、両性等の通常使用される他の界面活性剤を含有して
もよく、又炭酸塩、珪酸塩、カセイソーダ等の通常洗浄
剤に使用されるアルカリ剤やEDTA、クエン酸塩、ゼ
オライト等の硬水軟化剤、ポリアクリル酸塩、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩等の汚垢分散剤、着色
剤、香料、溶剤等通常洗浄剤に配合される可能性のある
成分を含んでいても良い。また、これらの添加剤を含ん
だ場合の洗浄剤組成物の形態としても、特に限定され
ず、例えば、固形、粒状、粉状、液状、ゲル状等いずれ
の形態のものであって良い。
【0024】本発明の洗浄剤組成物は、安全性と環境保
全性が十分に考慮されており、手や顔や身体を洗う人体
用や、動物用、衣料の洗濯用、台所用、住居用、洗車用
等の多用途に、好適に使用できる。
【0025】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より一層具体的に説明する。
【0026】実施例1〜10 石けんとして、蒸留パーム脂肪酸(日本油脂(株)製)
を水酸化ナトリウムにて中和し、減圧下に乾燥した後、
乳鉢にて細かく粉砕したもの(以下「パーム石けん」と
いう)を用いた。パーム脂肪酸の脂肪酸組成は、ラウリ
ン酸0.2重量%、ミリスチン酸1.1重量%、パルミ
チン酸43.5重量%、ステアリン酸4.5重量%、オ
レイン酸41.6重量%、リノール酸8.4重量%、及
びその他0.7重量%である。
【0027】上記パーム石けん、炭酸ナトリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、及び「ポエムJ−6021」(商品
名、理研ビタミン(株)製、ヘキサグリセリンモノラウ
レート)、「ポエムJ−0021」(商品名、理研ビタ
ミン(株)製、デカグリセリンモノラウレート)又は
「リケマールDL−100」(商品名、理研ビタミン
(株)製、ジグリセリンモノラウレート)を、下記表1
に示す割合(重量%)で配合して、本発明の衣料用洗浄
剤組成物を得た。
【0028】
【表1】
【0029】比較例1〜6 前記パーム石けん、炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリ
ウム、及び「アミゾールCDE」(商品名、川研ファイ
ンケミカル(株)製、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド)
を、下記表2に示す割合(重量%)で配合して、比較用
の衣料用洗浄剤組成物を得た。
【0030】
【表2】
【0031】次に、実施例及び比較例で得られた各洗浄
剤組成物の洗浄力を、下記評価試験により、調べた。
【0032】洗浄力評価試験 試験用布として、市販綿布(綿金巾3号白布)を下記に
示す人工汚垢により均一に汚染した人工汚垢布を用い
た。
【0033】人工汚垢組成 ミリスチン酸 6.64g オレイン酸 6.64g トリステアリン 6.64g トリオレイン 6.64g ステアリン酸コレステロール 0.88g パラフィンワックス(mp 48-50℃) 4.40g スクワレン 4.40g コレステロール 3.52g カーボンブラック 0.48g クレイ(関東ローム) 39.76g クロロホルム 2.5L。
【0034】洗浄試験は、ターゴトメーター型撹拌式洗
浄力試験機を用い、1リットルの洗浄液に対して10×
10cmの人工汚垢布5枚と、10×10cmの白布5
枚の計10枚を入れて、下記洗浄条件で、洗浄した。
【0035】洗浄条件は、石けんの洗浄力は冬期の低温
水において問題となるため、冬期の低温水に相当する1
0℃で行い、100ppm人工硬水(Ca:Mg=3:
2/モル比)を用いて、8分洗浄(撹拌速度120rp
m)、2分すすぎ(撹拌速度120rpm)を2回行っ
た。その後、風乾を行い、アイロンがけを行った後、測
色色差計(日本電色工業(株)製、「ND−1001D
P」)にて白色度を測定し、下記式により、洗浄力
(%)を算出した。
【0036】
【数1】
【0037】得られた結果(5枚)の平均値より洗浄力
(%)を求めた。試験結果を、表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】この結果より、従来の洗浄剤組成物に比し
て、本発明洗浄剤組成物は、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを3〜30重量%含有する石けんとポリグリセリン
脂肪酸エステルとからなる界面活性剤混合物を含有する
場合、該脂肪酸エステルの量にほぼ比例して大きく洗浄
力が向上することが明らかとなった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、安全性及び環境保全性
に優れる上に、洗浄力向上効果にも優れる石けん系の洗
浄剤組成物が提供されるという顕著な効果が得られる。
【0041】即ち、本発明洗浄剤組成物は、界面活性剤
として石けんに添加されているポリグリセリン脂肪酸エ
ステルが食品添加物として認められ、市販されているこ
とから安全性については化成品の域を超えており安全で
ある。このため、石けんを愛用される自然派指向の消費
者にとっても受け入れられやすい製品と考えられる。
【0042】また、ポリグリセリン脂肪酸エステルを配
合することにより洗浄力が向上した本発明の洗浄剤組成
物は、今後、石けんの使用を検討している消費者にとっ
ても、使用を促すことができる商品である。例えば、衣
料用粉石けんに配合した場合を考えると、性能向上によ
り使用量が削減できるとともに、冬期の冷水使用時に見
られる粉石けんの低洗浄力を改善できる。また、使用量
の削減により、省資源化が達成されるとともに、洗浄排
液による環境負荷を低減できるため、環境保護に多いに
貢献しうる技術である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 静間 基博 大阪府大阪市城東区森之宮1−6−50 大 阪市立工業研究所内 (72)発明者 懸橋 理枝 大阪府大阪市城東区森之宮1−6−50 大 阪市立工業研究所内 (72)発明者 山村 伸吾 大阪府大阪市城東区森之宮1−6−50 大 阪市立工業研究所内 (72)発明者 武田 徳司 大阪府大阪市城東区森之宮1−6−50 大 阪市立工業研究所内 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB44 AB45 AB46 AC03 DA01 DA02 DA05 DA11 DA17 EA15 EA16 FA01 FA02 FA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸と対カチオンからなる石けん(ここ
    で、石けんにおける脂肪酸は炭素数10〜22の直鎖又
    は分岐鎖構造を有する飽和又は不飽和の脂肪酸を示し、
    該直鎖又は分岐鎖は水酸基を有していても良い。また、
    対カチオンはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
    ニウム、炭素数2〜3のモノ、ジ若しくはトリアルカノ
    ールアンモニウム、又は炭素数1〜5のアルキル基が1
    〜3個置換したアンモニウムを示す。)が99〜60重
    量%、及びポリグリセリン脂肪酸エステル(ここで、ポ
    リグリセリン脂肪酸エステルはグリセリンが2〜20個
    脱水縮合した構造を有するポリグリセリンに脂肪酸が1
    〜4個エステル結合したものを示し、該脂肪酸は炭素数
    10〜22の直鎖又は分岐鎖構造を有する飽和又は不飽
    和の脂肪酸を示し、該直鎖又は分岐鎖は水酸基を有して
    いても良い。)が1〜40重量%である界面活性剤混合
    物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】ポリグリセリン脂肪酸エステルが、グリセ
    リンを2〜15個脱水縮合した構造を有するポリグリセ
    リンに脂肪酸が1〜4個エステル結合したものである請
    求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】ポリグリセリン脂肪酸エステルが、グリセ
    リンを2〜10個脱水縮合した構造を有するポリグリセ
    リンに脂肪酸が1〜4個エステル結合したものである請
    求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】該界面活性剤混合物を5〜100重量%含
    有する請求項1に記載の洗浄剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8466100B2 (en) 2008-08-15 2013-06-18 The Procter & Gamble Company Benefit compositions comprising polyglycerol esters
JP2015091992A (ja) * 2015-01-27 2015-05-14 三浦工業株式会社 殺菌性洗浄剤

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