JP2001151901A - セルロースエステルフィルム及び偏光板用保護フィルム - Google Patents

セルロースエステルフィルム及び偏光板用保護フィルム

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JP2001151901A
JP2001151901A JP33604099A JP33604099A JP2001151901A JP 2001151901 A JP2001151901 A JP 2001151901A JP 33604099 A JP33604099 A JP 33604099A JP 33604099 A JP33604099 A JP 33604099A JP 2001151901 A JP2001151901 A JP 2001151901A
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film
cellulose ester
ester film
plasticizer
polarizing plate
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Masato Takada
昌人 高田
Koichi Saito
浩一 齋藤
Isamu Michihashi
勇 道端
Hiroko Ueda
裕子 上田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物・欠陥が少なく、かつ、偏光板の耐久性
を劣化させることがない、偏光板用保護フィルムとして
好適なセルロースエステルフィルムを得ることにある。 【解決手段】 凝固点が25℃以上の可塑剤と、凝固点
が25℃未満の可塑剤とを各々少なくとも1種含有し、
かつ、融点が20℃未満の紫外線吸収剤を少なくとも1
種含有することを特徴とするセルロースエステルフィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に液晶表示装置
の偏光板用保護フィルムとして好適なフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置(LCD)は種々の
ところに使用されるに伴って、高精細化がますます進ん
でいる。それに伴い、偏光板に要求される品質、例え
ば、異物・欠陥等に対する要求もますます厳しいものと
なってきている。
【0003】ところで、現在、LCDに用いられている
偏光板用保護フィルムとしては主にセルローストリアセ
テート(TAC)フィルムが用いられているが、TAC
フィルムに求められる、異物・欠陥の低減に対する要求
も同じである。
【0004】ところが、TACフィルムにおいては、製
膜工程において、フィルム中に含有される、可塑剤・U
V吸収剤等の添加剤が溶剤揮発とともに析出し表面に付
着し易くなり、異物・欠陥となるという課題があった。
また、偏光板を作製する際の鹸化処理時に、TACフィ
ルムから析出する異物も同様に欠陥の原因となってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、異物・欠陥が少なく、かつ、偏光板の耐久性を劣化
させることがない、偏光板用保護フィルムとして好適な
セルロースエステルフィルムを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の手段によ
り達成される。
【0007】(1)凝固点が25℃以上の可塑剤と、凝
固点が25℃未満の可塑剤とを各々少なくとも1種含有
し、かつ、融点が20℃未満の紫外線吸収剤を少なくと
も1種含有することを特徴とするセルロースエステルフ
ィルム。
【0008】(2)凝固点が25℃以上の可塑剤と、凝
固点が0℃以上25℃未満の可塑剤とを各々少なくとも
1種含有することを特徴とする前記1に記載のセルロー
スエステルフィルム。
【0009】(3)融点が20℃以上の紫外線吸収剤を
含有することを特徴とする前記1又は2に記載のセルロ
ースエステルフィルム。
【0010】(4)紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾー
ル系化合物であることを特徴とする前記1〜3のいずれ
か1項に記載のセルロースエステルフィルム。
【0011】(5)セルロースエステルフィルムに含有
される全可塑剤量が5〜15質量%であることを特徴と
する前記1〜4のいずれか1項に記載のセルロースエス
テルフィルム。
【0012】(6)セルロースエステルフィルムに含有
される全紫外線吸収剤量が0.01〜3.0質量%であ
ることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の
セルロースエステルフィルム。
【0013】(7)セルロースエステルフィルムの膜厚
が30〜70μmであることを特徴とする前記1〜6の
いずれか1項に記載のセルロースエステルフィルム。
【0014】(8)前記1〜7に記載されたセルロース
エステルフィルムを用いたことを特徴とする偏光板用保
護フィルム。
【0015】以下、本発明について、具体的に説明す
る。本発明に係るセルロースエステルとしては、セルロ
ーストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロ
ースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロ
ピオネートなどが挙げられる。セルローストリアセテー
トの場合は、特に重合度250〜400、結合酢酸量が
54〜62.5%のセルローストリアセテートが好まし
く、結合酢酸量が58〜62.5%が機械強度が強くよ
り好ましい。セルローストリアセテートは綿花リンター
から合成されたセルローストリアセテートと木材パルプ
から合成されたセルローストリアセテートのどちらかを
単独あるいは混合して用いることができる。ベルトやド
ラムからの剥離性が良い綿花リンターから合成されたセ
ルローストリアセテートを多く使用した方が生産性効率
が高く好ましい。綿花リンターから合成されたセルロー
ストリアセテートの比率が60質量%以上で剥離性の効
果が顕著になるために、60質量%以上が好ましく、よ
り好ましくは85質量%以上、更には、単独で使用する
ことが最も好ましい。
【0016】本発明に使用するセルロースエステルの数
平均重合度は、低すぎると強度が低くなり、高すぎると
溶液の粘度が高くなりすぎる場合があるので、7000
0以上300000以下が好ましく、更に80000以
上200000以下が好ましい。
【0017】本発明に用いられるセルロースエステルの
具体的な製造方法については、例えば特開平10−45
804号公報に記載されている方法により合成できる。
【0018】また、目的の置換比率を得るには、予め各
々の種類のアシル基で一定量置換した後に、2種類以上
を混合して得ることもできる。
【0019】本発明で用いることのできる可塑剤として
は特に限定しないが、リン酸エステル系では、トリフェ
ニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジ
ルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフ
ェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオク
チルホスフェート、トリブチルホスフェート等、フタル
酸エステル系では、ジエチルフタレート、ジメトキシエ
チルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタ
レート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシル
フタレート等、グリコール酸エステル系では、トリアセ
チン、トリブチリン、ブチルフタリルブチルグリコレー
ト、エチルフタリルエチルグリコレート、メチルフタリ
ルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレ
ート等を使用するのが好ましい。
【0020】本発明においては、可塑剤を少なくとも2
種以上混合して用い、更に、凝固点が25℃以上の可塑
剤の少なくとも1種と、凝固点が25℃未満の可塑剤の
少なくとも1種とを含有することを特徴とする。好まし
い混合比率としては、凝固点が25℃以上の可塑剤の総
量をA、凝固点が25℃未満の可塑剤の総量をBとした
場合、A/(A+B)が0.1〜0.9であり、より好
ましくは0.2〜0.8、更に好ましくは0.3〜0.
7である。
【0021】この様に凝固点が25℃未満の可塑剤を一
部用いることにより、可塑剤・UV吸収剤等の添加剤が
溶剤揮発とともに析出し表面に付着し易くなり、異物・
欠陥となるという問題を大幅に軽減することが出来たも
のである。しかしながら総ての可塑剤を凝固点が25℃
未満のものに代えた場合には、可塑剤の表面へのブリー
ディングが起こりやすくなり、又、これがローラー等へ
付着したりして、これが異物の原因となったりする。ま
た、セルロースフィルムの寸法安定性が劣化し、偏光板
としての湿熱耐久性が劣化するので、全ての可塑剤を2
5℃未満にするのは好ましくない。前記のような比率で
凝固点が25℃以上の可塑剤と併用することが好まし
い。
【0022】また、可塑剤の総量としては、セルロース
エステルフィルム中の固形分総和に対して、5〜15質
量%であることが好ましく、より好ましくは、8〜13
質量%、更に好ましくは、10〜12質量%である。
【0023】本発明のセルロースエステルフィルムに
は、紫外線吸収剤を用いることが好ましく、紫外線吸収
剤としては、液晶の劣化防止の点から波長370nm以
下の紫外線の吸収能に優れ、かつ良好な液晶表示性の点
より波長400nm以上の可視光の吸収が可及的に少な
いものが好ましく用いられる。
【0024】本発明においては、特に、波長370nm
での透過率が、10%以下である必要があり、好ましく
は5%以下、より好ましくは2%以下である。
【0025】一般に用いられるものとしては、例えばオ
キシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化
合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系
化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系
化合物などがあげられるが、これらに限定されない。
【0026】これらの紫外線吸収剤においても融点が2
0℃以下のものを少なくとも1種含有することが好まし
く、析出物を減少させることに効果がある。しかしなが
らこれも総て融点20℃未満のものではなく、20℃以
上のものと併用することが工程異物発生の点から好まし
い。
【0027】本発明において、特に好ましい紫外線吸収
剤としては、不要な着色や保存時の劣化の少ないベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤をセルロースエステルフィ
ルムに添加するという態様が特に好ましい。特に、ベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤のなかでも、融点が20
℃以下のものを、少なくとも1種含有することが工程異
物発生の点から更に好ましい。
【0028】本発明における紫外線吸収剤の使用量はセ
ルロースエステルフィルムの固形分の総和に対する質量
%で、0.01〜3.0質量%、好ましくは、0.5〜
2.0質量%、より好ましくは0.8〜2.0質量%で
ある。紫外線吸収剤の使用量が3.0質量%より多いと
透明性が悪くなり、フィルムが黄色く着色する傾向があ
り好ましくない。また、工程汚染の観点から、融点が2
0℃未満の紫外線吸収剤の添加量を、紫外線吸収剤の全
量に対して、10〜100質量%の割合で用いることが
好ましく、より好ましくは50〜100質量%の割合で
用いることである。
【0029】セルロースエステルフィルムは一般に流延
製膜法と呼ばれる方法により作られるが、これは、セル
ロースエステルを溶媒に溶解したドープと呼ばれる溶解
液を例えばステンレス製のエンドレス回転ベルトまたは
回転ドラムの様な支持体上に流延することにより製膜す
るものである。
【0030】本発明に係るセルロースエステルの溶剤と
しては、例えばメタノール、エタノール、n−プロピル
アルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブタノ
ールなどの低級アルコール類、ジオキサン類、メチレン
クロライドのような低級脂肪族炭化水素塩化物類などを
用いることができる。
【0031】本発明の溶剤比率としては、メチレンクロ
ライドが88〜96質量%、その他の溶剤は4〜12質
量%が好ましい。より好ましくは、メチレンクロライド
が90〜94質量%、その他の溶剤は6〜10質量%で
ある。
【0032】また、セルロースエステルと可塑剤のドー
プ全体に対する濃度は15〜30質量%が好ましい。よ
り好ましくは、18〜25質量%である。
【0033】溶剤を添加しての加熱溶解温度は、使用溶
剤の沸点以上で、かつ該溶剤が沸騰しない範囲の温度が
好ましく例えば60℃以上、80〜110℃の範囲に設
定するのが好適である。又、圧力は設定温度において、
溶剤が沸騰しないように定められる。
【0034】溶解後は冷却しながら容器から取り出す
か、または容器からポンプ等で抜き出して熱交換器など
で冷却し、これを製膜に供する。
【0035】本発明に於けるセルロースエステルフィル
ムの流延による製造方法は特に制限はなく、当業界で一
般に用いられている方法でよく、例えば米国特許第2,
492,978号、同第2,739,070号、同第
2,739,069号、同第2,492,977号、同
第2,336,310号、同第2,367,603号、
同第2,607,704号、英国特許第64,071
号、同第735,892号、特公昭45−9074号、
同49−4554号、同49−5614号、同60−2
7562号、同61−39890号、同62−4208
号等に記載の方法を参考にすることができる。
【0036】セルロースエステルと溶剤のほかに必要な
可塑剤、紫外線吸収剤等の添加剤は、予め溶剤と混合
し、溶解または分散してからセルロースエステル溶解前
の溶剤に投入しても、セルロースエステル溶解後のドー
プへ投入しても良い。
【0037】加圧容器の種類は特に問うところではな
く、所定の圧力に耐えることができ、加圧下で加熱、攪
拌ができればよい。加圧容器はそのほか圧力計、温度計
などの計器類を適宜配設する。
【0038】加圧は窒素ガスなどの不活性気体を圧入す
る方法や、加熱による溶剤の蒸気圧の上昇によって行っ
てもよい。
【0039】加熱は外部から行うことが好ましく、例え
ばジャケットタイプのものは温度コントロールが容易で
好ましい。
【0040】溶剤を添加しての加熱温度は、使用溶剤の
沸点以上で、かつ該溶剤が沸騰しない範囲の温度が好ま
しく例えば60℃以上、80〜110℃の範囲に設定す
るのが好適である。又、圧力は設定温度において、溶剤
が沸騰しないように定められる。
【0041】溶解後は冷却しながら容器から取り出す
か、または容器からポンプ等で抜き出して熱交換器など
で冷却し、これを製膜に供するが、このときの冷却温度
は常温まで冷却してもよいが、沸点より5〜10℃低い
温度まで冷却し、その温度のままキャスティングを行う
ほうが、ドープ粘度を低減できるためより好ましい。
【0042】本発明においては、セルロースエステルを
溶解して得られるドープを支持体上に流延(キャスト工
程)した後、加熱して溶剤の一部を除去(支持体上乾燥
工程)した後、支持体から剥離し、剥離したフィルムを
乾燥(フィルム乾燥工程)して、セルロースエステルフ
ィルムを得る。
【0043】キャスト工程における支持体はベルト状も
しくはドラム状のステンレスを鏡面仕上げした支持体が
使用される。キャスト工程の支持体の温度は一般的な温
度範囲0℃〜溶剤の沸点未満の温度で、流延することが
できるが、5℃〜30℃の支持体上に流延するほうが、
ドープをゲル化させ剥離限界時間をあげられるため好ま
しく、5℃〜15℃の支持体上に流延することがさらに
好ましい。剥離限界時間とは透明で平面性の良好なフィ
ルムを連続的に得られる流延速度の限界において、流延
されたドープが支持体上にある時間をいう。剥離限界時
間は短い方が生産性に優れていて好ましい。
【0044】支持体上乾燥工程ではドープを流延し、一
旦ゲル化させた後、流延から剥離するまでの時間を10
0%としたとき、流延から30%以内にドープ温度を4
0℃〜70℃にすることで、溶剤の蒸発を促進し、それ
だけ早く支持体上から剥離することができ、さらに剥離
強度が増すため好ましく、30%以内にドープ温度を5
5℃〜70℃にすることがより好ましい。この温度を2
0%以上維持することが好ましく、40%以上がさらに
好ましい。支持体上での乾燥は残留溶媒量30%〜15
0%で支持体から剥離することが、支持体からの剥離強
度が小さくなるため好ましく、40〜120%がより好
ましく、更に好ましくは、80〜100%である。剥離
するときのドープの温度は0℃〜30℃にすることが剥
離時のベース強度をあげることができ、剥離時のベース
破断を防止できるため好ましく、5℃〜20℃がより好
ましい。
【0045】フィルム中の残留溶媒量は次式で表され
る。 残留溶媒量=残存揮発分質量/加熱処理後フィルム質量
×100% なお残存揮発分質量はフィルムを115℃で1時間加熱
処理したとき、加熱処理前のフィルム質量から加熱処理
後のフィルム質量を引いた値である。
【0046】フィルム乾燥工程においては支持体より剥
離したフィルムをさらに乾燥し、残留溶媒量を5質量%
以下、好ましくは2質量%以下、より好ましくは0.5
質量%以下であることが、寸法安定性が良好なフィルム
を得る上で好ましい。フィルム乾燥工程では一般にロー
ル懸垂方式か、ピンテンター方式または、クリップテン
ター方式でフィルムを搬送しながら乾燥する方式が採ら
れる。液晶表示用部材用としては、テンター方式で幅を
保持しながら乾燥させることが、寸法安定性を向上させ
るために好ましい。特に支持体より剥離した直後の残留
溶媒量の多いところで幅保持を行うことが、寸法安定性
向上効果をより発揮するため特に好ましい。
【0047】特に、支持体から剥離した後の乾燥工程で
は、溶媒の蒸発によってフィルムは巾方向に収縮しよう
とする。高温度で乾燥するほど収縮が大きくなる。この
収縮は可能な限り抑制しながら乾燥することが、出来上
がったフィルムの平面性を良好にする上で好ましい。こ
の点から、例えば、特開昭62−46625号公報に示
されているような乾燥全工程あるいは一部の工程を巾方
向にクリップでウェブの巾両端を巾保持しつつ乾燥させ
る方法/テンター方式が好ましい。
【0048】フィルムを乾燥させる手段は特に制限な
く、一般的に熱風、赤外線、加熱ロール、マイクロ波等
で行う。簡便さの点で熱風で行うのが好ましい。乾燥温
度は40℃〜150℃の範囲で3〜5段階の温度に分け
て、段々高くしていくことが好ましく、80℃〜140
℃の範囲で行うことが寸法安定性を良くするためさらに
好ましい。
【0049】これら流延から後乾燥までの工程は、空気
雰囲気下でもよいし窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下
でもよい。乾燥雰囲気を溶媒の爆発限界濃度を考慮して
実施することはもちろんのことである。
【0050】本発明のセルロースエステルフィルムの製
造に係わる巻き取り機は一般的に使用されているもので
よく、定テンション法、定トルク法、テーパーテンショ
ン法、内部応力一定のプログラムテンションコントロー
ル法などの巻き取り方法で巻き取ることができる。
【0051】本発明に係るセルロースエステルフィルム
の厚さは、LCDに使用される偏光板の薄肉化、軽量化
の要望から、30〜70μmであることが好ましく、よ
り好ましくは、35〜60μm、更に好ましくは35〜
50μmである。これ以上薄い場合は、フィルムの腰の
強さが低下するため、偏光板作製工程上でシワ等の発生
によるトラブルが発生しやすく、また、これ以上厚い場
合は、LCDの薄膜化に対する寄与が少ない。
【0052】本発明のセルロースエステルフィルムにつ
いて、80℃、相対湿度90%RHで50時間処理後の
寸法変化率が、縦方向・横方向ともに、−0.5〜+
0.5%であることが好ましい。より好ましくは、−
0.4〜+0.4%であり、更に好ましくは、−0.3
〜+0.3%である。
【0053】本発明のセルロースエステルフィルムにつ
いて、23℃、80%RHでのカール値が、−20〜+
40(単位:1/m)であることが好ましい。より好ま
しくは−20〜+35、更に好ましくは、−20〜+2
5である。
【0054】本発明における、このカール値は、フィル
ム試料を、幅手方向に35mm、長手方向に2mmのサ
イズでサンプルを切出し、23℃,80%RHの条件下
で1日調湿した後、サンプルの幅手方向のカールの曲率
半径をメートルで求め、その逆数でカール値を表したも
ので、その単位は1/mである。
【0055】又、本発明のセルロースエステルについ
て、40℃の水中でのカール値が、−20〜+60(単
位:1/m)であることが好ましい。より好ましくは−
20〜+50、更に好ましくは、−20〜+40であ
る。
【0056】40℃の水中でのカール値とは、フィルム
試料を、幅手方向に35mm、長手方向に2mmのサイ
ズでサンプルを切出し、40℃の温水中に60分浸水し
た後、サンプルの幅手方向のカールの曲率半径をメート
ルで求め、その逆数でカール値を表したものであり、そ
の単位は1/mである。
【0057】また本発明に係るセルロースエステルフィ
ルムには、必要ならマット剤として酸化珪素のような微
粒子などを加えても支障はない。酸化珪素のような微粒
子は有機物によって表面処理されていることが、フィル
ムのヘイズを低下できるため好ましい。表面処理で好ま
しい有機物としては、ハロシラン類、アルコキシシラン
類、シラザン、シロキサンなどがあげられる。微粒子の
平均径が大きいほうがマット効果は大きく、平均径の小
さいほうは透明性に優れるため、好ましい微粒子の一次
粒子の平均径は5〜50nmでより好ましくは7〜14
nmである。酸化珪素の微粒子としてはアエロジル
(株)製のAEROSIL200、200V、300、
R972、R972V、R974、R202、R81
2、OX50、TT600などがあげられ、好ましくは
AEROSILR972、R974、R202、R81
2などがあげられる。
【0058】セルロースエステルフィルム中には異物が
少ない方が好ましい。特に偏光クロスニコル条件下で認
識される異物が少ない方が好ましい。
【0059】偏光クロスニコル状態で認識される異物と
は、2枚の偏光板を直行(クロスニコル)状態にし、そ
の間にセルロースエステルフィルムを置いて測定される
ものをいう。このような異物は、偏光クロスニコル状態
では、暗視野中で、異物の箇所のみ光って観察されるの
で、容易にその大きさと個数を識別することができる。
【0060】異物の個数としては、面積250mm2
たり、偏光クロスニコル状態で認識される大きさが5〜
50μの異物が200個以下、50μ以上の異物が実質
0個であることが好ましい。更に好ましくは、5〜50
μの異物が100個以下、より好ましくは50個以下で
ある。
【0061】上記、異物の少ないセルロースエステルフ
ィルムを得るには、セルロースエステルを溶媒に溶解し
たドープ組成物を以下のような濾紙を用いて濾過するこ
とが好ましい。この場合、濾紙の種類としては、濾水時
間(JIS P3801 7.5に準ずる)が20se
c以上の濾紙を用い、かつ、濾過圧力を1600kPa
以下で濾過して製膜することが好ましい。より好ましく
は、30sec以上の濾紙を用いかつ濾過圧力を120
0kPa以下、更に好ましくは、40sec以上の濾紙
を用いかつ濾過圧力を1000kPa以下で濾過するこ
とである。また、上記濾紙は、2枚以上重ねて用いると
より好ましい。また、濾過圧力は、濾過流量と濾過面積
を適宜選択することで、コントロールできる。
【0062】また、本発明のセルロースエステルフィル
ムの膜厚が30〜70μmである。従来よりも、膜厚が
薄い、これらのセルロースエステルフィルムの場合、本
発明における前記の可塑剤、紫外線吸収剤等の併用及び
量的な条件がより一層必要とされる。
【0063】本発明のセルロースエステルフィルムは、
液晶表示用部材として用いることができる。
【0064】液晶表示用部材とは液晶表示装置に使用さ
れる部材のことで、例えば、偏光板、偏光板用保護フィ
ルム、位相差板、反射板、視野角向上フィルム、防眩フ
ィルム、無反射フィルム、帯電防止フィルムなどがあげ
られる。
【0065】その中でも寸法安定性に対して厳しい要求
のある偏光板、偏光板用保護フィルム、位相差板、視野
角向上フィルムにおいて、本発明を適用することがより
好ましい。
【0066】本発明に係る偏光板の作製方法は特に限定
されず、一般的な方法で作製することができる。例え
ば、セルローストリエステルフィルムをアルカリ処理
し、沃素溶液中に浸漬延伸して作製した偏光膜の両面
に、完全ケン化型ポリビニルアルコール水溶液を用いて
貼り合わせる方法がある。アルカリ処理の代わりに特開
平6−94915号,特開平6−118232号に記載
されているような接着性を高める方法を使用しても良
い。
【0067】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0068】 実施例1 〈試料1の作製〉 (分散液Aの作製) エタノール 27kg 微粒子I/二酸化ケイ素微粒子 3kg (商品名:アエロジル200V、1次粒径:12nm;日本アエロジル(株 )製) 以上を混合し、ディゾルバーにて回転数500rpmに
て30分攪拌後、マントンゴーリン型高圧分散機にて、
20MPaの圧力で分散して、分散液を作製した。 (添加液Aの作製) 分散液A 20kg 綿花リンターから合成されたセルローストリアセテート 12kg チヌビン171(チバスペシャルティケミカルズ製) 14kg (紫外線吸収剤I:融点−56℃) チヌビン327(チバスペシャルティケミカルズ製) 14kg (紫外線吸収剤II:融点157℃) メチレンクロライド 280kg (ドープ組成物A) 綿花リンターから合成されたセルローストリアセテート 77kg (酢化度61.0%) 木材パルプから合成されたセルローストリアセテート 13kg (酢化度61.0%) トリフェニルホスフェート(可塑剤A:凝固点49.9℃) 8kg エチルフタリルエチルグリコレート(可塑剤B:凝固点13.0℃) 2kg メチレンクロライド 414kg エタノール 36kg ドープ組成物Aを密封容器に投入し、70℃まで加熱
し、撹拌しながら、セルローストリアセテート(TA
C)を完全に溶解しドープを得た。溶解に要した時間は
4時間であった。ドープ組成物Aを濾過した後、ドープ
組成物Aと添加液Aとを、インラインミキサーにて混合
した後、ベルト流延装置を用い、ドープ温度35℃で2
2℃のステンレスバンド支持体上に均一に流延した。ス
テンレスバンド支持体の温度は20℃であった。この
時、ドープ組成物Aと添加液Aとの混合比率は、紫外線
吸収剤の質量%が、表1に示す量となるように調整し
た。
【0069】その後、剥離可能な範囲まで乾燥させた
後、ステンレスバンド支持体上からドープを剥離した。
このときのドープの残留溶媒量は25%であった。ドー
プ流延から剥離までに要した時間は3分であった。ステ
ンレスバンド支持体から剥離した後、幅方向に保持しな
がら120℃の乾燥させた後、幅保持を解放して、多数
のロールで搬送させながら120℃、135℃の乾燥ゾ
ーンで乾燥を終了させ、フィルム両端に幅10mm、高
さ5μのナーリング加工を施して、膜厚60μmのセル
ローストリアセテートフィルム試料1を作製した。フィ
ルム幅は1300mm、巻き取り長は3000mとし
た。巻き取り張力は、初期張力150Newton/1
300mm、最終張力100Newton/1300m
mとした。
【0070】(偏光板の作製)セルローストリアセテー
トフィルム試料1を40℃の2.5mol/l水酸化ナ
トリウム水溶液で60秒間アルカリ処理し、3分間水洗
して鹸化処理層を形成し、アルカリ処理フィルムを得
た。
【0071】次に厚さ120μmのポリビニルアルコー
ルフィルムを沃素1kg、ホウ酸4kgを含む水溶液1
00kgに浸漬し、50℃で4倍に延伸して偏光膜を作
った。この偏光膜の両面に前記アルカリ処理試料フィル
ムを完全鹸化型ポリビニルアルコール5%水溶液を粘着
剤として各々貼り合わせ偏光板試料1を作製した。
【0072】〈偏光板試料2〜14の作製〉セルロース
トリアセテートフィルム試料1の作製において、可塑剤
A、B、紫外線吸収剤I、II以外に、下記紫外線吸収剤
III、IV、ならびに、下記の可塑剤C、Dを用いて、表
1に示すように添加量を変化させ、フィルム試料2〜1
4ならびに偏光板試料2〜14を作製した。
【0073】 紫外線吸収剤III:チヌビン326:融点 141℃ 紫外線吸収剤IV:チヌビン213:融点 −40℃ 可塑剤C:ジメチルフタレート:凝固点 0℃ 可塑剤D:ブチルベンジルフタレート:凝固点 −40
【0074】
【表1】
【0075】(評価方法)以上のようにして作製したフ
ィルム試料1〜14及び偏光板試料1〜14について以
下のような性能評価を行った。
【0076】(1)カール値(23℃,80%RH環
境) フィルム試料を、幅手方向に35mm、長手方向に2m
mのサイズでサンプルを切出し、23℃,80%RHの
条件下で1日調湿した後、サンプルの幅手方向のカール
の曲率半径をメートルで求め、その逆数でカール値を表
す。単位は1/mである。
【0077】(2)カール値(40℃水中) フィルム試料を、幅手方向に35mm、長手方向に2m
mのサイズでサンプルを切出し、40℃の温水中に60
分浸水した後、サンプルの幅手方向のカールの曲率半径
をメートルで求め、その逆数でカール値を表す。単位は
1/mである。
【0078】(3)異物・欠陥評価 フィルム試料を、クリーンルームにて1m×1mのサイ
ズに切り出し、5倍のルーペにてフィルム表面を観察
し、異物・変形等の欠陥のサイズと個数をカウントし、
以下のように分類した。 ○ :50μ以上の異物0個、かつ、50μ以下の異物
0〜50個未満 ○△:50μ以上の異物0個、かつ、50μ以下の異物
50個以上 △ :50μ以上の異物1〜10個未満 × :50μ以上の異物10個以上 ○△以上であれば実技上問題ないレベルである。
【0079】(4)鹸化液への析出物(異物) 以下のようにして、鹸化処理での鹸化液中への析出物
(異物)の有無を確認した。
【0080】フィルム試料を、5cm×5cmの大きさ
に20枚断裁し、60℃に保温した8質量%のNaOH
液500ml中に入れ、30分間攪拌処理した。その
後、試料を取り出し、NaOH液中に異物が析出してい
ないか確認し、以下のように分類した。 ○:析出物は全く見られない ×:析出物が見られる。
【0081】(5)偏光板耐久性テスト 10cm×10cmの偏光板試料2枚を熱処理(条件:
80℃,90%RH、50時間)し、直行状態にした時
の縦又は横の中心線部分のどちらか大きいほうの縁の白
抜け部分の長さを測定し、下記のレベルに判定した。縁
の白抜けとは直行状態で光を通さない偏光板の縁の部分
が光を通す状態になることで、目視で判定できる。偏光
板の状態では縁の部分の表示が見えなくなる故障とな
る。 ◎:縁の白抜けが5%未満(偏光板として問題ないレベ
ル) ○:縁の白抜けが5%以上10%未満(偏光板として問
題ないレベル) △:縁の白抜けが10%以上20%未満(偏光板として
何とか使えるレベル) ×:縁の白抜けが20%以上(偏光板として問題のある
レベル) △以上であれば実技上問題ないレベルである。
【0082】性能評価の結果を以下に示す。
【0083】
【表2】
【0084】表2から分かるように、本発明の方法によ
れば、偏光板用保護フィルムに用いたときのセルロース
エステルフィルムの欠陥の原因である、異物を減少さ
せ、かつ、これを用いた偏光板自身の耐久性が劣化しな
いことが分かる。
【0085】
【発明の効果】本発明により、異物・欠陥が少なく、か
つ、偏光板の耐久性を劣化させることがない液晶表示装
置の偏光板用保護フィルムとして好適なセルロースエス
テルフィルムが得られた。
フロントページの続き (72)発明者 上田 裕子 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BB13 BB33 BC09 BC22 4F071 AA09 AC12 AE04 AE05 AE19 AF57 AH19 BA02 BB02 BC01 BC02 BC12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝固点が25℃以上の可塑剤と、凝固点
    が25℃未満の可塑剤とを各々少なくとも1種含有し、
    かつ、融点が20℃未満の紫外線吸収剤を少なくとも1
    種含有することを特徴とするセルロースエステルフィル
    ム。
  2. 【請求項2】 凝固点が25℃以上の可塑剤と、凝固点
    が0℃以上25℃未満の可塑剤とを各々少なくとも1種
    含有することを特徴とする請求項1に記載のセルロース
    エステルフィルム。
  3. 【請求項3】 融点が20℃以上の紫外線吸収剤を含有
    することを特徴とする請求項1又は2に記載のセルロー
    スエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系
    化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のセルロースエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 セルロースエステルフィルムに含有され
    る全可塑剤量が5〜15質量%であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のセルロースエステ
    ルフィルム。
  6. 【請求項6】 セルロースエステルフィルムに含有され
    る全紫外線吸収剤量が0.01〜3.0質量%であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のセ
    ルロースエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 セルロースエステルフィルムの膜厚が3
    0〜70μmであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載のセルロースエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載されたセルロースエ
    ステルフィルムを用いたことを特徴とする偏光板用保護
    フィルム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003043259A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Konica Corp 光学フィルム、偏光板及び表示装置
US7046319B2 (en) 1999-02-08 2006-05-16 Nitto Denko Corporation Polarizing member, optical member and liquid-crystal display device
US20090075048A1 (en) * 2005-05-17 2009-03-19 Yasuo Mukunoki Cellulose-mixed ester film and method for producing same
JP2015175976A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 東洋インキScホールディングス株式会社 光線反射樹脂組成物
JP2016051173A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 富士フイルム株式会社 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置

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