JP2001151019A - 車両用インナミラー装置 - Google Patents

車両用インナミラー装置

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JP2001151019A
JP2001151019A JP33443499A JP33443499A JP2001151019A JP 2001151019 A JP2001151019 A JP 2001151019A JP 33443499 A JP33443499 A JP 33443499A JP 33443499 A JP33443499 A JP 33443499A JP 2001151019 A JP2001151019 A JP 2001151019A
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茂樹 吉田
Masatsugu Ohashi
正継 大橋
Kazuyuki Noda
和幸 野田
Yoshihiro Fujikawa
吉弘 藤川
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
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  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナミラーに所定荷重以上の荷重が作用す
ると、その荷重の作用方向に拘らずインナミラーが脱落
可能な車両用インナミラー装置を得る。 【解決手段】 車両用インナミラー装置10ではインナ
ミラー14のステー12に4つの付勢脚24を有するス
プリング20を固定し、車室内に固定したベース26に
付勢脚24に対応した保持爪34を形成する。付勢脚2
4を保持爪34に係合させてステー12をベース26に
所定荷重で保持させる。スプリング20に付勢脚24を
4つ設けたため各付勢脚24の付勢力を小さくでき、か
つ、付勢脚24の撓みが他の部材により阻害されない。
したがって、インナミラー14に所定荷重以上の荷重が
作用すると、その作用方向に対応した付勢脚24がスラ
イドして全ての付勢脚24の保持爪34との係合が解除
される。このため、上記荷重の作用方向に拘らずインナ
ミラー14を脱落させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に設けられ
る車両用インナミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用インナミラー装置には、例
えば、図13に示す如き車両用インナミラー装置50が
ある。この車両用インナミラー装置50は、ベース52
を備えており、ベース52は車両前方側及び下方側へ開
口した箱状とされている。ベース52は車室内のフロン
トガラス(図示省略)に固定されており、ベース52の
内部には略U字状の板ばね54が配置されている。板ば
ね54はベース52の側壁へ向う方向への付勢力を有し
ており、この付勢力により板ばね54の両端とベース5
2の側壁との間にボール56が挟持された状態でベース
52に板ばね54が保持されている。板ばね54の内部
にはベースインナ58が配置されており、ベースインナ
58は、車両後方視認用のインナミラー60に設けられ
たステー62にボルト64によって固定されている。ま
た、板ばね54の両端には挟持板66が設けられてお
り、上述の如くベースインナ58がステー62に固定さ
れることにより、ベースインナ58とステー62との間
に板ばね54がこの挟持板66において挟持されてい
る。
【0003】この車両用インナミラー装置50では、上
述の如く、ベース52が板ばね54を保持すると共に、
この板ばね54をベースインナ58とステー62との間
に挟持することにより、ベース52にステー62(イン
ナミラー60)が保持されている。
【0004】ところで、一般に、車両用インナミラー装
置においては、車両後方視認用のインナミラーに所定荷
重以上の荷重が作用すると、その荷重の作用方向に拘ら
ず、インナミラーが脱落することが要求されている。
【0005】ここで、上述の如き、車両用インナミラー
装置50においては、インナミラー60に車両前後方向
(または車両上下方向)へ所定荷重以上の荷重が作用し
た場合には、板ばね54が内側に撓むことによりベース
52から板ばね54が外れ、これにより、ベース52か
らインナミラー60(ステー62)が脱落する。
【0006】しかしながら、このような車両用インナミ
ラー装置50では、ベース52にステー62が板ばね5
4の両端の2点のみで支持されており、この板ばね54
の両端の2点支持のみでベース52のステー62保持力
を所定荷重に維持すべく、板ばね54の付勢力が大きく
されている。しかも、板ばね54の両端がベース52の
側壁やベースインナ58に当接することにより、板ばね
54の捩じれが阻害される。このため、インナミラー6
0に車両幅方向へ所定荷重以上の荷重が作用した場合に
は、板ばね54がベース52から外れにくく、これによ
り、ベース52からインナミラー60(ステー62)が
脱落しにくいという問題がある。
【0007】また、この車両用インナミラー装置50を
組み付ける際には、ベース52内部の所定位置に板ばね
54、ボール56及びベースインナ58を配置して位置
合せし、この状態を維持しつつボルト64を締結するこ
とによってベースインナ58をステー62に固定しなけ
ればならない。このように、ボール56及びベースイン
ナ58が必要であり部品点数が多くなると共に、多部品
を位置合せしてボルト64を締結しなければならないた
め組み付け作業が困難になるのみならず、組み付け時間
に多くを費やさなくてはならず、これにより、組付性が
悪く、しかも、コスト高にもなるという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、インナミラーに所定荷重以上の荷重が作用する
と、その荷重の作用方向に拘らずインナミラーが脱落可
能な車両用インナミラー装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
インナミラー装置は、車両の後方を視認するためのイン
ナミラーと、前記インナミラーに設けられたステーと、
車室内に固定されたベースと、前記ベースに設けられた
保持突起と、前記ステーに固定されると共に前記保持突
起に対応して付勢力を有する少なくとも3つの付勢脚が
周方向に略等間隔に設けられ、前記付勢脚の付勢力によ
って前記保持突起に係合して前記ベースに前記ステーを
所定荷重で保持する保持部材と、を備えている。
【0010】請求項1に記載の車両用インナミラー装置
によれば、ベースに設けられた保持突起に、ステーに固
定された保持部材の付勢脚が付勢力によって係合するこ
とにより、ベースにステー(インナミラー)が所定荷重
で保持されている。
【0011】ここで、保持部材には少なくとも3つの付
勢脚が設けられているため、ベースにステーが少なくと
も3点で支持されており、したがって、ベースのステー
保持力を所定荷重に維持するために、付勢脚の付勢力を
従来の板ばね程大きくする必要がない。しかも、付勢脚
の撓みが他の部材により阻害されることはない。
【0012】したがって、インナミラーに所定荷重以上
の荷重が作用した場合には、その荷重の作用方向に対応
した少なくとも1つの付勢脚がベースからステーに向う
方向へスライドし、これにより、全ての付勢脚の保持突
起との係合が解除される。このため、上記荷重の作用方
向に拘らず、ベースからインナミラー(ステー)を脱落
させることができる。
【0013】また、車両用インナミラー装置が組み付け
られる際には、保持部材の付勢脚が弾性変形された状態
でベースの保持突起に係合されることにより、ベースに
ステー(インナミラー)が保持される。このため、従来
のボール及びベースインナが不要となり部品点数を少な
くできると共に多部品を位置合せしてボルトを締結する
必要がなくなるため組み付け作業を容易にでき、しか
も、組み付け時間を短くすることができる。これによ
り、組付性を向上できると共にコストを低減できる。
【0014】請求項2に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項1に記載の車両用インナミラー装置におい
て、前記付勢脚は前記保持突起に線接触する、ことを特
徴としている。
【0015】請求項2に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚は保持突起に線接触するため、付勢脚
の保持突起への付勢力を一定値に安定させることができ
る。これにより、ベースのステー保持力を所定荷重に安
定させることができ、インナミラーに所定荷重以上の荷
重が作用した場合に、確実にベースからインナミラー
(ステー)を脱落させることができる。
【0016】請求項3に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項1に記載の車両用インナミラー装置におい
て、前記付勢脚に設けられ、前記ベースから前記ステー
へ向う方向に対して略垂直とされた接触部と、前記接触
部に対応して前記保持突起に形成され、前記ベースから
前記ステーへ向う方向に対して略垂直とされて前記接触
部が面接触することで前記ステーを前記ベースに圧着さ
せる受部と、を備えたことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚に設けられた接触部及び接触部に対応
して前記保持突起に形成された受部は、共にベースから
ステーへ向う方向に対して略垂直とされており、接触部
が受部に面接触している。これにより、付勢脚の付勢力
によってステーがベースへ向う方向へ付勢されること
で、ステーがベースに圧着されている。このため、ステ
ーとベースとの間のひびり防止性能を向上させることが
できる。
【0018】請求項4に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両用
インナミラー装置において、前記付勢脚を屈曲させた、
ことを特徴としている。
【0019】請求項4に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚が屈曲されているため、付勢脚が屈曲
されていない場合に比し、付勢脚の付勢力を倍増させる
ことができる。このため、容易にベースのステー保持力
を所定荷重に設定することができると共に、例えば請求
項3に記載の車両用インナミラー装置の如くステーがベ
ースに圧着される場合には、ステーのベースへの圧着力
を倍増させてステーとベースとの間のひびり防止性能を
一層向上させることができる。
【0020】さらに、付勢脚が屈曲されているため、付
勢脚の占有空間を小さくでき、これにより、ベース及び
ステーの省スペース化を図ることができる。
【0021】また、インナミラーに所定荷重以上の荷重
が作用した場合には、付勢脚はその屈曲部位において撓
みやすいため、容易にベースからインナミラー(ステ
ー)を脱落させることができる。
【0022】請求項5に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用
インナミラー装置において、前記保持突起と隣接して前
記ベースに設けられ、付勢力を生じない自然状態の前記
付勢脚をそのまま挿入して前記保持突起に係合可能とす
る挿入孔を備えた、ことを特徴としている。
【0023】請求項5に記載の車両用インナミラー装置
によれば、車両用インナミラー装置を組み付ける際に
は、ベースの保持突起に隣接する挿入孔に、付勢力を生
じない自然状態の付勢脚をそのまま挿入すれば、保持突
起に付勢脚を係合できる。
【0024】このように、付勢脚を手操作等で弾性変形
させた状態で保持突起に係合させるといった手順を要し
ないため、容易に付勢脚を保持突起に係合でき、したが
って、組み付け作業を一層容易にできると共に組み付け
時間を一層短くすることができ、組付性を一層向上でき
ると共にコストを一層低減できる。
【0025】請求項6に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項5に記載の車両用インナミラー装置におい
て、前記保持突起と前記挿入孔との隣接部位に設けら
れ、前記挿入孔から前記保持突起に向けて傾斜する案内
傾斜部を備えた、ことを特徴としている。
【0026】請求項6に記載の車両用インナミラー装置
によれば、保持突起と挿入孔との隣接部位に設けられた
案内傾斜部はベースの挿入孔から保持突起に向けて傾斜
しているため、案内傾斜部によって付勢脚の保持突起へ
の係合が案内される。これにより、付勢脚を保持突起に
一層容易に係合でき、組み付け作業をさらに一層容易に
できると共に組み付け時間をさらに一層短くすることが
できる。したがって、組付性をさらに一層向上できると
共にコストをさらに一層低減できる。
【0027】請求項7に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項5または請求項6に記載の車両用インナミラ
ー装置において、前記付勢脚の前記保持部材周方向側端
部に設けられ、前記挿入孔から前記保持突起に向かう方
向に平行に傾斜する案内テーパ部を備えた、ことを特徴
としている。
【0028】請求項7に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚の保持部材周方向側端部に設けられた
案内テーパ部は挿入孔から保持突起の受部に向かう方向
に平行に傾斜しているため、案内テーパ部によって付勢
脚の保持突起への係合が案内される。これにより、付勢
脚を保持突起に一層容易に係合でき、組み付け作業をさ
らに一層容易にできると共に組み付け時間をさらに一層
短くすることができる。したがって、組付性をさらに一
層向上できると共にコストをさらに一層低減できる。
【0029】請求項8に記載の車両用インナミラー装置
は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の車両用
インナミラー装置において、前記保持突起の端部に設け
られ、前記保持部材周方向への前記付勢脚のスライドを
係止するストッパを備えた、ことを特徴としている。
【0030】請求項8に記載の車両用インナミラー装置
によれば、保持突起の端部に設けられたストッパが、保
持部材周方向への付勢脚のスライドを係止するため、付
勢脚が保持突起から保持部材周方向へずれて付勢脚の保
持突起との係合が不要に解除されることを防止できる。
これにより、インナミラーに所定荷重以上の荷重が作用
した場合以外に、ベースからインナミラー(ステー)が
脱落することを防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には、
本発明の第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置10が分解斜視図にて示されており、図2には、車両
用インナミラー装置10の主要部品が斜視図にて示され
ている。また、図3には、車両用インナミラー装置10
の主要部品が平面図にて示されており、図4には、車両
用インナミラー装置10の主要部が断面図にて示されて
いる。
【0032】本発明の第1の実施の形態に係る車両用イ
ンナミラー装置10は、車両後方視認用のインナミラー
14を備えている。インナミラー14の車両前方側には
ステー12が設けられており、ステー12の車両前方側
には中空部16が形成されている。中空部16の中央部
分には、車両前方側に突出した固定突起18が形成され
ている。
【0033】ステー12の中空部16内には保持部材と
してのスプリング20が設けられている。スプリング2
0の中央部分はステー12の固定突起18にスクリュウ
22によって固定されており、これにより、ステー12
にスプリング20が固定されている。スプリング20は
弾性材料で略十字状に形成されており、これにより、ス
プリング20には4つの付勢脚24が周方向に等間隔に
設けられている。各付勢脚24は、末端において車両後
方側へ屈曲されると共に、略中央部分において車両前方
側へV字状に屈曲されており、これにより、各付勢脚2
4はステー12の中空部16外周方向への付勢力を有し
ている。また、前述の如く、付勢脚24の略中央部分を
V字状に屈曲させることにより、付勢脚24の付勢力を
この部分が屈曲されていない場合に比し倍増させてい
る。
【0034】ステー12の車両前方側にはベース26が
設けられている。ベース26は、略円柱状とされてお
り、ベース26の車両前方側の壁面は車室内のフロント
ガラス(図示省略)に固定されている。ベース26には
略円柱状の中空部分が設けられて中空孔28が形成され
ており、この中空孔28はベース26の車両後方側から
開口している。
【0035】中空孔28の外周壁には複数(本実施の形
態では4つ)の保持壁30が形成されており、各保持壁
30は前述のスプリング20の各付勢脚24に対応して
いる。各保持壁30の車両後方側端部にはそれぞれ保持
突起としての保持爪34が形成されており、保持爪34
は中空孔28内側へ突出している。この保持爪34に
は、スプリング20の付勢脚24が付勢力によって係合
しており、これにより、ベース26にステー12(イン
ナミラー14)が所定荷重で保持されている。また、付
勢脚24は保持爪34に線接触しており、これにより、
付勢脚24の保持爪34への付勢力を一定値に安定させ
ている。
【0036】各保持壁30のベース26周方向における
両端部(各保持爪34の両端部)にはストッパ36が形
成されている。ストッパ36は、保持壁30の壁面から
ベース26中心側へ突出すると共に前述のスプリング2
0の付勢脚24に隣接しており、これにより、スプリン
グ20周方向への付勢脚24のスライドを係止してい
る。
【0037】中空孔28の外周壁には複数(本実施の形
態では4つ)の挿入壁38が形成されており、挿入壁3
8によって複数(本実施の形態では4つ)の挿入孔40
が形成されている。各挿入壁38は、前述の保持壁30
(保持爪34)にそれぞれ隣接すると共に保持壁30よ
りもベース26外周側に配置されている。これにより、
各挿入孔40を前述のスプリング20の各付勢脚24に
対応させており、各挿入孔40にはそれぞれ付勢力を生
じない自然状態の各付勢脚24をそのまま挿入可能とさ
れている。さらに、各挿入孔40と保持爪34との隣接
部位にはそれぞれ案内傾斜部42が形成されており、案
内傾斜部42は挿入孔40(挿入壁38)から保持爪3
4に向けて傾斜している。このため、図5に示す如く、
挿入孔40に付勢力を生じない自然状態の付勢脚24を
そのまま挿入した後、ステー12(スプリング20)を
ベース26に対し回転させて付勢脚24を案内傾斜部4
2に沿って保持爪34までスライドさせることにより、
案内傾斜部42によって付勢脚24が弾性変形(内側に
押圧)されて付勢脚24を保持爪34に係合させてい
る。
【0038】ここで、図6に示す如く、インナミラー1
4に所定荷重以上の荷重が作用した場合には、その荷重
の作用方向に対応した少なくとも1つの付勢脚24がベ
ース26の保持壁30に沿ってベース26からステー1
2に向う方向へスライドし、これにより、全ての付勢脚
24の保持爪34との係合が解除される。このため、上
記荷重の作用方向に拘らず、ベース26からインナミラ
ー14(ステー12)が脱落する構成である。
【0039】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】以上の構成の車両用インナミラー装置10
では、図4に示す如く、ベース26の保持壁30に形成
された保持爪34に、ステー12に固定されたスプリン
グ20の付勢脚24が付勢力によって係合することによ
り、ベース26にステー12(インナミラー14)が所
定荷重で保持されている。
【0041】ここで、スプリング20の付勢脚24の略
中央部分は屈曲されているため、付勢脚24のこの部分
が屈曲されていない場合に比し、付勢脚24の付勢力を
倍増させることができる。このため、容易にベース26
のステー12保持力を所定荷重に設定することができ
る。さらに、この付勢脚24の末端及び略中央部分が屈
曲されているため、付勢脚24の占有空間を小さくで
き、これにより、ベース26及びステー12の省スペー
ス化を図ることができる。
【0042】ところで、スプリング20には4つの付勢
脚24が設けられているため、ベース26にステー12
が4点で支持されており、したがって、ベース26のス
テー12保持力を所定荷重に維持するために、付勢脚2
4の付勢力を従来の板ばね程大きくする必要がない。し
かも、付勢脚24の撓みが他の部材により阻害されるこ
とはない。このため、図6に示す如く、インナミラー1
4に所定荷重以上の荷重が作用した場合には、その荷重
の作用方向に対応した少なくとも1つの付勢脚24が保
持壁30に沿ってベース26からステー12に向う方向
へスライドし、これにより、全ての付勢脚24の保持爪
34との係合が解除される。したがって、上記荷重の作
用方向に拘らず、ベース26からインナミラー14(ス
テー12)を脱落させることができる。
【0043】また、付勢脚24はその屈曲部位(付勢脚
24の末端と略中央部分)において撓みやすいため、容
易にベース26からインナミラー14(ステー12)を
脱落させることができる。
【0044】さらに、スプリング20の付勢脚24はベ
ース26の保持爪34に線接触するため、付勢脚24の
保持爪34への付勢力を一定値に安定させることができ
る。これにより、ベース26のステー12保持力を所定
荷重に安定させることができ、インナミラー14に所定
荷重以上の荷重が作用した場合に、確実にベース26か
らインナミラー14(ステー12)を脱落させることが
できる。
【0045】さらにまた、保持爪34の両端部に設けら
れたストッパ36が、スプリング20周方向への付勢脚
24のスライドを係止するため、付勢脚24が保持爪3
4から挿入孔40側(スプリング20周方向)へずれ
て、付勢脚24の保持爪34との係合が不要に解除され
ることを防止できる。これにより、インナミラー14に
所定荷重以上の荷重が作用した場合以外に、ベース26
からインナミラー14(ステー12)が脱落することを
防止することができる。
【0046】またここで、図5に示す如く、車両用イン
ナミラー装置10を組み付ける際には、ベース26の保
持爪34に隣接する挿入孔40に、スプリング20の付
勢脚24を付勢力を生じない自然状態でそのまま挿入し
た後、ステー12(スプリング20)をベース26に対
し回転させて付勢脚24を案内傾斜部42に沿って保持
爪34までスライドさせる。このため、案内傾斜部42
によって付勢脚24が弾性変形(内側に押圧)された状
態で付勢脚24が保持爪34に係合され、これにより、
ベース26にステー12を保持させることができる。
【0047】したがって、従来のボール及びベースイン
ナが不要となり部品点数を少なくすることができると共
に多部品を位置合せしてボルトを締結する必要がなくな
るため組み付け作業を容易にでき、しかも、組み付け時
間を短くすることができる。これにより、組付性を向上
できると共にコストを低減できる。
【0048】また、付勢脚24を手操作等で弾性変形さ
せた状態で保持突起に係合させるといった手順を伴わな
くとも、上述の如く、付勢力を生じない自然状態の付勢
脚24をそのまま挿入孔40に挿入した後ステー12
(スプリング20)をベース26に対し回転させるのみ
で、案内傾斜部42によって付勢脚24が弾性変形(内
側へ押圧)されて付勢脚24を保持爪34に係合させる
ことができる。このように、容易に保持爪34に付勢脚
24を係合できるため、組み付け作業を一層容易にでき
ると共に組み付け時間を一層短くすることができ、組付
性を一層向上できると共にコストを一層低減できる。
【0049】さらに、挿入孔40と保持爪34との隣接
部位に設けられた案内傾斜部42は挿入孔40から保持
爪34に向けて傾斜しているため、案内傾斜部42によ
って保持爪34への付勢脚24の係合が案内される。こ
れにより、一層容易に保持爪34に付勢脚24を係合で
きるため、組み付け作業をさらに一層容易にできると共
に組み付け時間をさらに一層短くすることができ、組付
性をさらに一層向上できると共にコストをさらに一層低
減できる。
【0050】なお、本実施の形態では、ベース26の保
持爪34にスプリング20の付勢脚24が係合する構成
としたが、これに限らず、ベース26の保持壁30にス
プリング20の付勢脚24が係合する(線接触する場合
を含む)構成としてもよい。 [第2の実施の形態]図7には、本発明の第2の実施の
形態に係る車両用インナミラー装置100が分解斜視図
にて示されており、図8には、車両用インナミラー装置
100の主要部が断面図にて示されている。また、図9
(A)には、車両用インナミラー装置100の主要部が
平面図にて示されており、図9(B)には、車両用イン
ナミラー装置100の主要部が断面図(図9(A)のB
−B線断面図)にて示されている。
【0051】本発明の第2の実施の形態に係る車両用イ
ンナミラー装置100は、車両後方視認用のインナミラ
ー102を備えている。インナミラー102の車両前方
側にはステー104が設けられており、ステー104の
車両前方側には中空部106が形成されている。中空部
106の中央部分には、車両前方側に突出した固定突起
108が形成されている。
【0052】ステー104の中空部106内には保持部
材としてのスプリング110が設けられている。スプリ
ング110の中央部分はステー104の固定突起108
にスクリュウ112によって固定されており、これによ
り、ステー104にスプリング110が固定されてい
る。スプリング110は弾性材料で略十字状に形成され
ており、これにより、スプリング110には付勢力を有
する4つの付勢脚114が周方向に等間隔に設けられて
いる。各付勢脚114は、末端において車両後方側へ屈
曲されると共に、略中央部分において車両前方側へV字
状に屈曲されており、これにより、付勢脚114の略中
央部分が屈曲されていない場合に比し付勢脚114の付
勢力を倍増させている。各付勢脚114の先端には接触
部116が形成されており、接触部116はステー10
4から後記ベース120に向う方向に対して垂直とされ
ている。
【0053】各接触部116のスプリング110周方向
片側端部には、案内テーパ部118が形成されている。
案内テーパ部118は接触部116に対し折り曲げられ
ており、これにより、案内テーパ部118は後述のベー
ス120の挿入孔130から保持突起124の受部12
6に向かう方向に平行に傾斜している。
【0054】ステー104の車両前方側にはベース12
0が設けられている。ベース120は、略円柱状とされ
ており、ベース120の車両前方側の壁面は車室内のフ
ロントガラス(図示省略)に固定されている。ベース1
20には略円柱状の中空部分が設けられて中空孔122
が形成されており、この中空孔122はベース120の
車両後方側から開口している。
【0055】中空孔122の外周壁には複数(本実施の
形態では4つ)の保持突起124が形成されており、保
持突起124は中空孔122内側へ突出している。さら
に、各保持突起124の車両前方側には受部126が形
成されている。受部126は前述の接触部116に対応
してベース120からステー104に向う方向に対して
垂直とされており、この受部126に接触部116が面
接触することで、スプリング110の付勢脚114が付
勢力によって保持突起124に係合している。これによ
り、付勢脚114の付勢力によってステー104がベー
ス120へ向う方向へ付勢されることで、ベース120
にステー104(インナミラー102)が所定荷重で保
持されると共に、ステー104がベース120に圧着さ
れている。
【0056】保持突起124(受部126)のベース1
20周方向(スプリング110周方向)における端部に
は複数(本実施の形態では合計2つ)のストッパ128
が形成されている。ストッパ128は、保持突起124
からベース120中心側へ突出すると共に前述のスプリ
ング110の付勢脚114に隣接しており、これによ
り、スプリング110周方向への付勢脚114のスライ
ドを係止している。
【0057】中空孔122の保持突起124に隣接する
部位には、複数(本実施の形態では4つ)の挿入孔13
0が形成されている。各挿入孔130はスプリング11
0の各付勢脚114に対応しており、各挿入孔130に
はそれぞれ付勢力を生じない自然状態の各付勢脚114
をそのまま挿入可能とされている。さらに、各挿入孔1
30と各保持突起124(受部126)との隣接部位に
はそれぞれ案内傾斜部132が形成されており、案内傾
斜部132は挿入孔130から保持突起124の受部1
26に向けて傾斜している。このため、図10、図11
(A)及び図11(B)に示す如く、挿入孔130に付
勢力を生じない自然状態の付勢脚114をそのまま挿入
した後、図12(A)及び図12(B)に示す如く、ス
テー104(スプリング110)をベース120に対し
回転させて付勢脚114の接触部116を案内傾斜部1
32及び案内テーパ部118により案内して保持突起1
24の受部126までスライドさせることにより、案内
傾斜部132及び案内テーパ部118によって付勢脚1
14が弾性変形(ステー104からベース120に向う
方向に押圧)されて付勢脚114を保持突起124に係
合(接触部116を受部126に面接触)させている。
【0058】ここで、インナミラー102に所定荷重以
上の荷重が作用した場合には、その荷重の作用方向に対
応した少なくとも1つの付勢脚114がベース120の
保持突起124から脱落してベース120からステー1
04に向う方向へスライドし、これにより、全ての付勢
脚114の保持突起124との係合が解除される。この
ため、上記荷重の作用方向に拘らず、ベース120から
インナミラー102(ステー104)が脱落する構成で
ある。
【0059】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0060】以上の構成の車両用インナミラー装置10
0では、図8、図9(A)及び図9(B)に示す如く、
ベース120に形成された保持突起124にステー10
4に固定されたスプリング110の付勢脚114が付勢
力によって係合している。
【0061】ここで、付勢脚114に設けられた接触部
116及び接触部116に対応して保持突起124に形
成された受部126は、共にベース120からステー1
04へ向う方向に対して略垂直とされており、接触部1
16が受部126に面接触している。これにより、付勢
脚114の付勢力によってステー104がベース120
へ向う方向へ付勢されることで、ベース120にステー
104(インナミラー102)が所定荷重で保持される
のみならず、ステー104がベース120に圧着されて
ステー104とベース120との間のひびり防止性能を
向上させることができる。
【0062】また、スプリング110の付勢脚114の
略中央部分は屈曲されているため、付勢脚114のこの
部分が屈曲されていない場合に比し、付勢脚114の付
勢力を倍増させることができる。このため、容易にベー
ス120のステー104保持力を所定荷重に設定するこ
とができると共に、ステー104のベース120への圧
着力を倍増させてステー104とベース120との間の
ひびり防止性能を一層向上させることができる。さら
に、この付勢脚114の末端及び略中央部分が屈曲され
ているため、付勢脚114の占有空間を小さくでき、こ
れにより、ベース120及びステー104の省スペース
化を図ることができる。
【0063】ところで、スプリング110には4つの付
勢脚114が設けられているため、ベース120にステ
ー104が4点で支持されており、したがって、ベース
120のステー104保持力を所定荷重に維持するため
に、付勢脚114の付勢力を従来の板ばね程大きくする
必要がない。しかも、付勢脚114の撓みが他の部材に
より阻害されることはない。このため、インナミラー1
02に所定荷重以上の荷重が作用した場合には、その荷
重の作用方向に対応した少なくとも1つの付勢脚114
が保持突起124から脱落してベース120からステー
104に向う方向へスライドし、これにより、全ての付
勢脚114の保持突起124との係合が解除される。し
たがって、上記荷重の作用方向に拘らず、ベース120
からインナミラー102(ステー104)を脱落させる
ことができる。
【0064】また、付勢脚114はその屈曲部位(付勢
脚114の末端と略中央部分)において撓みやすいた
め、容易にベース120からインナミラー102(ステ
ー104)を脱落させることができる。
【0065】さらに、保持突起124の端部に設けられ
たストッパ128が、スプリング110周方向への付勢
脚114のスライドを係止するため、付勢脚114が保
持突起124から挿入孔130側(スプリング110周
方向)へずれて、付勢脚114の保持突起124との係
合が不要に解除されることを防止できる。これにより、
インナミラー102に所定荷重以上の荷重が作用した場
合以外に、ベース120からインナミラー102(ステ
ー104)が脱落することを防止することができる。
【0066】またここで、車両用インナミラー装置10
0を組み付ける際には、図10、図11(A)及び図1
1(B)に示す如く、挿入孔130に付勢力を生じない
自然状態の付勢脚114をそのまま挿入した後、図12
(A)及び図12(B)に示す如く、ステー104(ス
プリング110)をベース120に対し回転させて付勢
脚114の接触部116を案内傾斜部132及び案内テ
ーパ部118により案内して保持突起124の受部12
6までスライドさせることにより、案内傾斜部132及
び案内テーパ部118によって付勢脚114が弾性変形
(ステー104からベース120に向う方向に押圧)さ
れて付勢脚114が保持突起124に係合(接触部11
6が受部126に面接触)される。これにより、ベース
120にステー104を保持させることができる。
【0067】したがって、従来のボール及びベースイン
ナが不要となり部品点数を少なくすることができると共
に多部品を位置合せしてボルトを締結する必要がなくな
るため組み付け作業を容易にでき、しかも、組み付け時
間を短くすることができる。これにより、組付性を向上
できると共にコストを低減できる。
【0068】また、付勢脚114を手操作等で弾性変形
させた状態で保持突起に係合させるといった手順を伴わ
なくとも、上述の如く、付勢力を生じない自然状態の付
勢脚114をそのまま挿入孔130に挿入した後ステー
104(スプリング110)をベース120に対し回転
させるのみで、案内傾斜部132及び案内テーパ部11
8によって付勢脚114が弾性変形(ステー104から
ベース120に向う方向に押圧)されて付勢脚114の
接触部116を保持突起124の受部126に係合(面
接触)させることができる。このように、容易に保持突
起124に付勢脚114を係合できるため、組み付け作
業を一層容易にできると共に組み付け時間を一層短くす
ることができ、組付性を一層向上できると共にコストを
一層低減できる。
【0069】さらに、挿入孔130と保持突起124と
の隣接部位に設けられた案内傾斜部132は挿入孔13
0から保持突起124の受部126に向けて傾斜すると
共に、付勢脚114のスプリング110周方向片側端部
に設けられた案内テーパ部118は挿入孔130から保
持突起124の受部126に向かう方向に平行に傾斜し
ているため、案内傾斜部132及び案内テーパ部118
によって保持突起124への付勢脚114の係合(接触
部116の受部126への面接触)が案内される。これ
により、一層容易に保持突起124に付勢脚114を係
合できるため、組み付け作業をさらに一層容易にできる
と共に組み付け時間をさらに一層短くすることができ、
組付性をさらに一層向上できると共にコストをさらに一
層低減できる。
【0070】なお、以上の実施の形態では、スプリング
20、110に付勢脚24、114を4つ設けた構成と
したが、これに限らず、スプリングに付勢脚を3つ以上
設けた構成とすればよい。
【0071】さらに、ベース26、120を車室内のフ
ロントガラスに固定した構成としたが、これに限らず、
ベースを車室内の天井に固定した構成としてもよい。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載の車両用インナミラー装
置によれば、インナミラーに所定荷重以上の荷重が作用
した場合には、その荷重の作用方向に対応した少なくと
も1つの付勢脚がベースからステーに向う方向へスライ
ドし、これにより、全ての付勢脚の保持突起との係合が
解除される。このため、上記荷重の作用方向に拘らず、
ベースからインナミラー(ステー)を脱落させることが
できる。
【0073】また、従来のボール及びベースインナが不
要となり部品点数を少なくできると共に多部品を位置合
せしてボルトを締結する必要がなくなるため組み付け作
業を容易にでき、しかも、組み付け時間を短くすること
ができる。これにより、組付性を向上できると共にコス
トを低減できる。
【0074】請求項2に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚は保持突起に線接触するため、ベース
のステー保持力を所定荷重に安定させることができ、イ
ンナミラーに所定荷重以上の荷重が作用した場合に、確
実にベースからインナミラー(ステー)を脱落させるこ
とができる。
【0075】請求項3に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚の接触部が保持突起の受部に面接触し
ているため、付勢脚の付勢力によってステーがベースへ
向う方向へ付勢されることで、ステーがベースに圧着さ
れている。このため、ステーとベースとの間のひびり防
止性能を向上させることができる。
【0076】請求項4に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚が屈曲されているため、付勢脚が屈曲
されていない場合に比し、付勢脚の付勢力を倍増させる
ことができる。このため、容易にベースのステー保持力
を所定荷重に設定することができると共に、ベースのス
テーへの圧着力を倍増させてびびり防止性能を一層向上
させることができる。
【0077】さらに、付勢脚が屈曲されているため、付
勢脚の占有空間を小さくでき、これにより、ベース及び
ステーの省スペース化を図ることができる。
【0078】また、インナミラーに所定荷重以上の荷重
が作用した場合には、付勢脚はその屈曲部位において撓
みやすいため、容易にベースからインナミラー(ステ
ー)を脱落させることができる。
【0079】請求項5に記載の車両用インナミラー装置
によれば、付勢脚を手操作等で弾性変形させた状態で保
持突起に係合させるといった手順を要しないため、容易
に付勢脚を保持突起に係合でき、したがって、組み付け
作業を一層容易にできると共に組み付け時間を一層短く
することができ、組付性を一層向上できると共にコスト
を一層低減できる。
【0080】請求項6に記載の車両用インナミラー装置
によれば、案内傾斜部によって付勢脚の保持突起への係
合が案内される。これにより、付勢脚を保持突起に一層
容易に係合でき、組み付け作業をさらに一層容易にでき
ると共に組み付け時間をさらに一層短くすることができ
る。したがって、組付性をさらに一層向上できると共に
コストをさらに一層低減できる。
【0081】請求項7に記載の車両用インナミラー装置
によれば、案内テーパ部によって付勢脚の保持突起への
係合が案内される。これにより、付勢脚を保持突起に一
層容易に係合でき、組み付け作業をさらに一層容易にで
きると共に組み付け時間をさらに一層短くすることがで
きる。したがって、組付性をさらに一層向上できると共
にコストをさらに一層低減できる。
【0082】請求項8に記載の車両用インナミラー装置
によれば、保持突起の端部に設けられたストッパが、保
持部材周方向への付勢脚のスライドを係止するため、付
勢脚が保持突起から保持部材周方向へずれて付勢脚の保
持突起との係合が不要に解除されることを防止できる。
これにより、インナミラーに所定荷重以上の荷重が作用
した場合以外に、ベースからインナミラー(ステー)が
脱落することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置の分解斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置のスプリングの斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置のベースの平面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置の主要部の断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置を組み付ける際の断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置のインナミラー(ステー)がベースから脱落する際の
断面図である。
【図7】第2の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置の分解斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係る車両用インナミラー装
置の主要部の断面図(図9(A)の8−8線に沿った断
面図)である。
【図9】(A)は、第2の実施の形態に係る車両用イン
ナミラー装置の主要部の平面図であり、(B)は、この
車両用インナミラー装置の主要部の平面図((A)のB
−B線に沿った断面図)である。
【図10】第2の実施の形態に係る車両用インナミラー
装置のステーをベースに挿入した際の断面図(図11
(A)の10−10線に沿った断面図)である。
【図11】(A)は、第2の実施の形態に係る車両用イ
ンナミラー装置のステーをベースに挿入した際の平面図
であり、(B)は、(A)のB−B線に沿った断面図で
ある。
【図12】(A)は、第2の実施の形態に係る車両用イ
ンナミラー装置のステーをベースに対し回転させる際の
平面図であり、(B)は、(A)のB−B線に沿った断
面図である。
【図13】従来の車両用インナミラー装置の分解斜視図
である。
【符号の説明】
10 車両用インナミラー装置 12 ステー 14 インナミラー 20 スプリング(保持部材) 24 付勢脚 26 ベース 34 保持爪(保持突起) 36 ストッパ 40 挿入孔 42 案内傾斜部 100 車両用インナミラー装置 102 インナミラー 104 ステー 110 スプリング(保持部材) 114 付勢脚 116 接触部 118 案内テーパ部 120 ベース 124 保持突起 126 受部 128 ストッパ 130 挿入孔 132 案内傾斜部
フロントページの続き (72)発明者 大橋 正継 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 野田 和幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 藤川 吉弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2H043 CA03 CA08 CE02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後方を視認するためのインナミラ
    ーと、 前記インナミラーに設けられたステーと、 車室内に固定されたベースと、 前記ベースに設けられた保持突起と、 前記ステーに固定されると共に前記保持突起に対応して
    付勢力を有する少なくとも3つの付勢脚が周方向に略等
    間隔に設けられ、前記付勢脚の付勢力によって前記保持
    突起に係合して前記ベースに前記ステーを所定荷重で保
    持する保持部材と、 を備えた車両用インナミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢脚は前記保持突起に線接触す
    る、ことを特徴とする請求項1記載の車両用インナミラ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢脚に設けられ、前記ベースから
    前記ステーへ向う方向に対して略垂直とされた接触部
    と、 前記接触部に対応して前記保持突起に形成され、前記ベ
    ースから前記ステーへ向う方向に対して略垂直とされて
    前記接触部が面接触することで前記ステーを前記ベース
    に圧着させる受部と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用インナ
    ミラー装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢脚を屈曲させた、ことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の車両用イ
    ンナミラー装置。
  5. 【請求項5】 前記保持突起と隣接して前記ベースに設
    けられ、付勢力を生じない自然状態の前記付勢脚をその
    まま挿入して前記保持突起に係合可能とする挿入孔を備
    えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか
    1項記載の車両用インナミラー装置。
  6. 【請求項6】 前記保持突起と前記挿入孔との隣接部位
    に設けられ、前記挿入孔から前記保持突起に向けて傾斜
    する案内傾斜部を備えた、ことを特徴とする請求項5記
    載の車両用インナミラー装置。
  7. 【請求項7】 前記付勢脚の前記保持部材周方向側端部
    に設けられ、前記挿入孔から前記保持突起に向かう方向
    に平行に傾斜する案内テーパ部を備えた、ことを特徴と
    する請求項5または請求項6記載の車両用インナミラー
    装置。
  8. 【請求項8】 前記保持突起の端部に設けられ、前記保
    持部材周方向への前記付勢脚のスライドを係止するスト
    ッパを備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7
    の何れか1項記載の車両用インナミラー装置。
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